白頭山大噴火

白頭山(ペクトゥサン)大噴火

これは韓国で大ヒットしたのだそうな。2時間以上あって、さぞかし・・。でもビョン様が出てるからなあ。他にも韓国の人気スターが出ているらしいが、あたしゃそっちはうといもんで。ビョン様とヨン様しかわからん。アメリカの主導で北朝鮮の核廃棄が最終段階に。ところが北朝鮮と中国の境にある白頭山が大噴火。三年前から警告していたのに全く無視され、アメリカへ戻ろうとしていたのがカン(マ・ドンソク)。毎日新聞の批評ではドンソクのこと”何をやらせても愛くるしい”と書いてあったな。四回目の噴火が起きると、朝鮮半島は大変なことになる。唯一の解決法は近くの鉱山で核爆発起こして、マグマを他へ流すこと。それには北朝鮮のICBMが・・となって、召集されたのが爆弾処理チームのチョ大尉(ハ・ジョンウ)ら。ジョンウは高倉健氏と加山雄三氏をミックスしたような感じ。もちろんうんと若い頃のだけど。見ていて不思議に思うのは、どの国にとっても大事件なのに、全然協力し合っていないこと。何でこんな時に殺し合いやらなきゃならないのか。もっとも北と南とアメリカと中国が一致団結して・・では映画にならないのだろう。お客が熱狂してくれない。最初の地震でもうビルが倒れまくる。チョの奥さんチェは臨月で、クライマックスの阿鼻叫喚の状態で出産する。まあ、お約束ですな。途中でビョン様が登場すると、他の人はかすんでしまう。リは二重スパイとして強制収容所に入れられている。信用できないところがある。それでいて彼の助力がなければ任務は達成できない。何しろ本来主導的な役割をするはずだったチームが全滅してしまい、にわかにチョが指揮をとることになってしまった。爆弾ならお任せだが、他のことは・・。リに腰抜け野郎と言われたりするが、そのうちリーダーとして成長するのはお約束。リには生き別れの娘がいて、ここでお客の涙をしぼる。でも私は彼を密告した奥さんの方が印象に残ったな。クライマックスではリが残り、命をかけて爆発させる。ラストはチョがリの娘を引き取り、自分の赤ん坊と妻と四人で楽しく暮らす。火山灰とかであんなにすぐには復興できないと思うけど、そこは映画ですから。ビョン様はステキだったけど、お尻丸出しで野✕✕とか立ちションは見たくなかったな。映画はパワー全開大噴火。細かいことなんかほじくっちゃいけません。見て楽しみましょう。