フェイシズ

フェイシズ

録画しておいたのを今頃になって。途中からは5分おきにCM入るけど、今となってはそれも懐かしい。こっちでもやって欲しいなあ「午後のロードショー」。だってこっちじゃどのチャンネル回してもくっだらないワイドショーやってるんだもの。102分だから少しはカットされているんだろうな。あのホームレスとか何で殺されるのかよくわからん。アンナ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)はブライス(マイケル・シャンクス)と同棲中。たぶんもうすぐプロポーズしてくれるだろう。運命が暗転したのは、今巷を騒がせている連続殺人犯”涙のジャック”の犯行現場を目撃してしまったため。命は助かったものの、頭を打ったせいで相貌失認・・いわゆる失顔症に。まばたきする度に、自分の顔も含めまわりの人の顔が違って見える。それだけでもショックなのに、犯人は自分を狙うかも。たいていの人は「バイオハザード」みたいな強い女性期待して見ると思うけど、こちらのアンナは普通の女性。ミラはこういうキャラやっても十分魅力的。見る度に顔が違って見えるということで、一人のキャラを数人の俳優が演じており、見ているこっちも混乱する。精神科医ランゲンカンプ役は何とマリアンヌ・フェイスフル。どうもこの病気は治るのが難しいらしく、受け入れるよう言われる。ホクロやヒゲ、髪型、ネクタイ、仕草などで区別する。ランゲンカンプ自身耳が聞こえないが、読唇術で補っていると。てなわけで、別に連続殺人絡めなくてもよさそうな内容だけど、それだとお客来ませんわな。この映画の欠点は、犯人がすぐわかること。しかも反則やってること(警察関係が犯人)。ケレスト(ジュリアン・マクマホン)の態度の変化(出てきた時はよそよそしいのに、いつの間にか軟化)。人を区別するのに声のこと全然考えてないことなど。ケレストが死んじゃうのにもびっくりだ。別にハッピーエンドでもよかったと思うが。まあミラが出ずっぱりで熱演していて、それなりに楽しめたけど。アンナの友人ニーナのどれかでサンドリーヌ・ホルトが出ていたらしい。一番びっくりしたのは区別がつくかと医者に見せられた写真の一枚目。ありゃどう見てもウォーレン・コールだよな、関係ないけど。