ランボー 最後の戦場

ランボー 最後の戦場

まるでホラーかスプラッターという批評を見ていたので、覚悟して(?)見に行った。お客は七人・・とちょっとさびしい。一作目にはすごく感動させられ、映画館に通いまくった。四作目が作られると知った時には驚いた。60になったランボー?うーん、ちょっと複雑。彼はそんな長生きしちゃだめ・・という気がする。あ~でも見に行ってあげなくちゃ。ぐだぐだ考えて迷っているうちに公開終了も近づき(←いつの話?)、パンフは売り切れ。したがって詳しいことはわかりましぇん。この映画を見て感じるのは、人間の愚かさ。いったいなぜ殺し合うの?その殺し合いのシーンがこの映画のキモ。まさにホラー、スプラッター。私自身は「エクソシスト・ビギニング」のイギリス軍と原住民との戦い思い出していた。両者はそのうち味方どうしで殺し合いを始め、最後には全滅する。冒頭でも戦闘で全滅したおびただしい数の死者がうつされる。この映画では悪魔がかかわっている。「ランボー」は悪魔は出てこないが、悪魔がかかわっていなくても人間は殺し合う。見ていてやりきれない。自分がこの地に生を受けなくてよかった・・そう思うばかりである。スタローンは思ったより見苦しくなかったが、最初のセリフがののしりの言葉だったのが残念。サラ役ジュリー・ベンツ(マリア・ベロ似)は「ジャングル・ジョージ2」とか「8MM2」、マイケル役ポール・シュルツは「ミミック2」、スクールボーイ役マシュー・マースデンは「アナコンダ2」とか「バイオハザード3」。そういう2とか3にしかお呼びがかからないような俳優達が出ている。でもみんながんばっていたけどね。特にスクールボーイはとってもまともで好感が持てた。エンドクレジットで3-Dアニメとか出てきたから、体がばらばらになるシーンなどはアニメなんだろう。今まで見たこともないような凄まじさで、こんなのアニメの助けでも借りなきゃとってもムリですってば。最初と最後にあの懐かしいテーマ曲が流れ、じーんとさせられる。もっとたっぷり聞きたかったけど、元々はジェリー・ゴールドスミスの曲だから無理かな。音楽担当はブライアン・タイラーで、私はこの人の曲好きだけど、最近のはきんきんとかじゃんじゃんとかとがった感じがする(「エイリアンズVS.プレデター」とか)。で、見た感想だけど、多くの人が「潔い」と形容しているのはわかる気がしたな。私もそう感じたもん。