アイ・アム・ナンバー4
この映画のことは何も知らなかったのだが、ふとアレックス・ぺティファーの名前が目にとまり・・。「アレックス・ライダー」に出ていた美少年だ。それで見る気に。ありがたいことに3-Dじゃないし。私3-D嫌い。お客は二人。この頃ちょうどテレビで「世界水泳」やってて。選手として活躍する一方モデルも・・なんて紹介される美男美女も何人か。そりゃのっぺり顔のフェルプス見てるより美ロクテ君見てた方がよっぽどいいですけど。いやとにかくぺティファー君見ていて思ったのよ。美形の水泳選手みたいだな・・と。世界水泳に出場していてもちっともおかしくないよな~って。逆に言うと役者としては素人っぽいと言うか。そりゃまあくさい芝居見せられるよりいいけど。・・どっかの星に命狙われている九人の子供がいて、地球に逃げてきて、でもナンバー3まではやられてしまった。次はナンバー4、ボクの番なんでちゅ~!でも逃げてばっかの暮らしはもう嫌なんでちゅ~!九人にはそれぞれ守り人がいて、ボク・・ジョンの場合はヘンリーなんだけど、あれこれ指図されるのは嫌なんでちゅ~!ボクもそろそろお年頃ッ。見ていて自分の置かれている立場わかってないと言うか。危機感が薄いと言うか。ま、それも無理ないんだけど。昔と違って今はすぐネットに写真や動画が流れる。それらを消すだけでも手間なのに、今度は学校へ行きたいと言い出す。行けばサラという少女に恋しちゃうし、マークという悪ガキに目をつけられるし、いじめられっ子のサムとも関わる。・・タイプとしては「ジャンパー」とか「ファンタスティック・フォー」に似ているかな。人並みはずれた能力持ってると言っても、「ジャンパー」の主人公ほど愚かでもなく、その点はマシ。明らかにシリーズ化目論んでいるけど、さしてヒットもしなかったようで、これで終わりかも。「ジャンパー」続編も作られる気配ないし、変なところが似ちゃったね。ハイスクール、転校生、初恋、いじめなど、前半は特にこれって何の話?と思ってしまう。異星人、特殊能力、仲間捜し・・のはずだが。トカゲとか犬の出し方はいい。モンスターは出さなくても・・手がかかるわりには(エサとか)役に立たない。アクションシーンは大揺れで、何が何だかさっぱりわかりましぇん。アクションシーンになっておもしろくなったと書いてる人いるけど、私はそうは思わない。
アイ・アム・ナンバー4 2
唐突に現われるナンバー6は、きりっとしていてカッコいい。念力バリアのところは「ファンタスティック」ぽい。ナンバー6がジェシカ・アルバに見える。彼女が登場すると、サラはかすんでしまう。私は人を盗撮しまくりの彼女には好感持てない。うつされた教師がすごく怒っていたけど、気の毒。注意されてもサラは何とも思ってなくて、同じことくり返す。あたしゃこういう人に迷惑かけても平気な、無神経な女(女でなくても)嫌い。ヘンリー役はティモシー・オリファント。「ヒットマン」に比べるとちょっとやせたように見える。髪もあるので、最初誰だか気づかなかった。途中でジョンをかばって命落とすの見え見えの役なので、いつまで持つかと思いながら見ていた。ふわふわした頼りないガキばっかりの中に、大人の彼がいるからこそ、映画が引き締まるんでしょ?彼を失うことでジョンはひとまわり成長するんでしょ?未知数の能力持ってるジョンに比べ、ヘンリーは・・。守り人にしちゃ弱いよな、何だか簡単に(素人に)誘拐されちゃってるし。ジョンを守るだけで、自分個人の人生ないも同然なのがちょっと気の毒。ところで最初の方で、夜浅瀬で女のコといちゃついていたら、ジョンに突然異変が起きる。足に焼印みたいなのが現われる。ナンバー3がやられたっていう印なんだけど、痛さにもがいている彼を気味悪がって女のコは逃げちゃう。薄情と言うよりこの場合利口。次のシーンでは朝になってる。半裸の美女が浜辺に打ち上げられ、目を覚ますと目つきの悪い正体不明の男が見下ろしている。キャッ、貞操の危機か・・と思ったら・・男はヘンリー、ジョンの父親代わりで。いやもちろんジョンはがっちりした体形の青年だけど、このシーンでは何となく頼りなげで、色っぽさ全開の美女に見えるんですよ。意識してるかどうか知らんが妙なシーン。ヘンリーは父親代わりにしては若いけど(兄に見える)、考えてみりゃオリファントは1968年生まれ。ぺティファーは1990年生まれだから別に親子でもおかしくないんですよ。特にぺティファーは高校生役でもちっともおかしくない。見かけがちょっと老けてるってだけ。それに比べるとサラ役ダイアナ・アグロンは高校生役はきついな。前にも書いたけど私は彼女には全然魅力感じない。
アイ・アム・ナンバー4 3
彼女のせいでジョンはどんどん危険な目に会う。彼女は事情知らないから、気楽に考えてる。マークの父は警察署長で、ヘンリーやジョンのことテロリストだと思い込む。警察の手が迫っても、明らかにジョンが逃げなきゃやばいと思える状況でも、彼女は軽く考えてる。一緒に来て・・と言うから、うまく逃がしてくれるのかと思ったら・・自分のとった写真見せる。アホか!あたしゃこの時点でサラは敵の回し者!と確信いたしました。ウブなジョンを引っかけ、引き止めている間に敵・・モガモガ・・モガドリアンが来るんだと。あわや・・という時に颯爽と現われたナンバー6によって正体暴かれ、ぶっ殺されるんだと。そしたら・・違うんですのチェッ!ラスト、仲間捜しに旅立つジョンはサラと別れるんだけど、ジョンの一族(←?)は一生に一度一人の女性しか愛さないんですと。だからサラに恋したジョンは他の女・・例えばナンバー6に恋したりはしないんです。イケメンが一人の女性を生涯思い続ける・・作り手の意図(女性集客計画)見え見えですな。いつか必ず戻ってくるからそれまで待っていてくれ・・ジョンはそれでいいでしょうけど、サラは?元々マークの彼女だったけど、嫌気がさして別れちゃった。でも今回あれこれ信じられない経験したせいでマークは変わった。人間的に成長していいやつになった。ジョンが不在の間彼がそばにいて、焼けぼっくいに火がつかないと誰が言い切れましょうや。それでなくてもマークは今でもサラのことが好きで・・。マーク役ジェイク・アベルは・・彼を見てるとケヴィン・ベーコン思い出す。鼻持ちならない嫌なやつだけど、いいやつにも変われる。ナンバー6役テリーサ・パーマーは「魔法使いの弟子」に出ていた人だ。ホントにカッコよくて、サラよりずっと印象的。いじめられっ子、UFOオタクのサム役はカラン・マッコーリフ。普段内にこもってるせいで、機会があると弾けてしまう。ジョンの秘密、宇宙人の存在・・誰にも言うなと口止めされたって、黙ってられないだろうなあ。銃は撃つし、ナンバー6をナンパしにかかるし。モガドリアン役はケヴィン・デュランド・・とパンフにあるけど、どれがそう?メイクのせいで何が何やら、誰が誰やら。待てよ・・デュランドって・・「レギオン」の?やっぱりそうだわ「美形のはずなのに何でこんなオッサンなのだガブリエル」じゃないの!やっぱりガブリエルをやるのは無理なのよ。と言うか、せっせとイケメン出してきてるんだから、モガモガフガフガも超美形集団にすればよかったのよ!