ザ・ロストシティ
ロレッタ(サンドラ・ブロック)はラブモアとダッシュを主人公としたロマンス小説を書いている。死んだ夫ジョンは考古学者だった。新作の宣伝ツアーの会場から彼女を拉致したのはフェアファックス(ダニエル・ラドクリフ)。富豪の実業家だが、メディア王の弟レズリーを見返してやりたいと思っているらしく、大西洋の孤島にあるカラマンの墓を見つけ、炎の王冠を手に入れたいと思っている。作品の内容からしてロレッタならそっち方面の知識があるだろうと勝手に思い込み、誘拐したわけ。手がかりは羊皮紙の切れっぱしだけ。いつもダッシュとして本の表紙を飾っているモデルのアラン(チャニング・テイタム)は、ロレッタを助け出そうと奮闘。ただ、彼はガタイはいいが頭空っぽで、全然頼りにならない。彼が助けを求めたのがジャックで、何とブラット・ピットが登場。最初彼を見たロレッタは「爆イケ」と驚くが、確かに年を取ってもピットはステキだ。ただ途中で彼はあっさり退場。銃で撃たれ、アランは血しぶきを浴びるが、本当に死んだかどうかははっきりさせない。エンドクレジットの途中で何事もなかったように出てくるが、妙な会話かわすより、(生きてる)理由をはっきりさせて欲しかった。そう言えばジャックは敵地に乗り込む時防弾ベストを着けていたな・・と思い出す。でも撃たれたの頭みたいだし・・と、もやもや。さて、ロレッタのようなキャラはブロックが得意とするもの。体もよく動く。だから安心して見ていられる。ストーリーは・・ロレッタだって遺跡があるなら火山の噴火で埋もれてしまう前に何とかしたいと思っている。その点ではフェアファックスと同じなのだから、何をややこしくしているのかね・・という感じ。都合よく墓は見つかるが、フェアファックスが期待したような宝物はなし。だいたい宝ってその人によって違う。宝石とは限らない。夫婦の愛情だったり貝殻だったり。まあここらへんはロマンチックでよかったけど。テイタムはさすがに40過ぎてシワも出てきたけど、体つきは相変わらず見事。お尻も見せてくれるけど、本人?軽い内容だけどなるべく死人は出さないようにしてるのはよかった。敵と戦ってもジャックは相手を気絶させるだけで殺さないしね。