CSI:NY8

CSI:NY8の1 9月11日の記憶

マックがやめたので、ジョーが臨時のボスやってる。ラニガンという男がやってる店に強盗が入り、入口で見張っていたショーンが殺されてしまう。強盗の少し前に店を出たデヴォンの話によると、白人と黒人の二人組が店の前にいたのが気になったと。それにしてもショーンはなぜ、二人組が金を奪い、店から出ていった後で撃ち殺されたのか。二人はわりと簡単に見つかり、楽勝と思われたが、強盗は認めたものの、殺人は否定。もちろんショーンを殺したのはデヴォン。彼女は、ジョーの手違いという言葉に飛びつく。強盗の手引きをしたけど、殺すつもりなんかなかった。うまくいくはずだったのに手違いでショーンに、自分が仲間だと知られてしまった。それにしても彼女はなぜ銃を持っていたの?まあ、いいや。今回のメインは9.11から10年たったということ。マックはパイパー・ペラーボ・・じゃない、パイパー・ラボというところで働いている。テロの犠牲者のうち、1121名がいまだに未確認・・つまり身元不明ということか。ラボで働くハンナは、この一年半で一人しか・・と嘆く。それくらい成果が上がらない。ところでこのハンナ、「ザ・フォロイング」でエマ役やってたヴァロリー・カリーだな。マックの妻クレアは、遺体どころか何も見つかっていないらしい。あの日は夜、オペラへ行くはずだった。いつものように仕事へ行くため同じバスに乗り、マックが先に下りた。最初に飛行機がビルに激突した後、クレアから電話があった。だからその時点では彼女は無事だった。でも会話の途中で二機目が・・。マックと彼女のベタベタぶりは、アメリカ人には普通なんだろうけど、私から見るとどうもねえ。クレア役ジェイミー・レイ・ニューマンは美人。ジョーはFBIで全員に招集をかけ、その一方で子供達のことを心配していた。ドンとダニーは混乱の中で出会い、シドとホークスは次々に運び込まれるケガ人の手当てに追われていた。アダムは前の晩飲みすぎて、何も気づかず眠っていたらしい。人に聞かれるともっともらしいことを言ってごまかしていたけど、実は・・とリンジーに告白する。あの日アメリカは前代未聞の惨劇に見舞われたが、かつてないほど国民が団結し、助け合った日でもあった。息子ジミーをなくした元消防士ヴィンセント役でロバート・フォースターが出ていた。

CSI:NY8の2 ロックな恋人

ライブハウスで歌うミランダに熱い視線を送るマイケル。彼女の方も脈がありそう。ところが・・幸せな夜は一変。マイケルは殺され、ミランダは呆然。死体のまわりには20ドル札が散らばっていた。ルームメイトのジョシュはなぜか連絡が取れない。後でこの20ドル札がニセ札とわかる。5ドル札を20ドル札に。しかもジョシュはあちこちで使いまくっていた。マイケルとミランダが出会ったのはランディ・ロック・ショップ。彼女はそこで働いている。ランディ役がジェイク・ビジーなので、こりゃただではすみませんな。絶対後で絡んできますな。マイケルは2000ドルもするギブソンのギターをミランダにプレゼント。その金を貸してくれたのはジョシュ。マイケルは何も知らなかったけど、金はニセ札だった。銀行に預けた売り上げ金のことでCSIから聴取を受けるランディ。でもその時にはもうニセ札だったと知っていた。借金を返そうとしたら、ニセ札に気づいた相手に殴られたから。それでマイケルのところへねじ込んだ。代金払ったのはマイケルだったから。もみ合いの最中に銃が暴発して、マイケルは死ぬ。ジョシュの方は、無二の親友を殺された、復讐だ・・となって、闇で銃を手に入れる。その代金もニセ札だ。結局マック達がランディの店に踏み込み、ジョシュを思いとどまらせる。戻れるものなら戻りたいと涙で後悔するジョシュ。しかしさすがはマック、こんなやつに同情なんかしません。「真人間を巻き込むな」と、冷たく言い放つ。いや、よくぞ言ってくれました。ジョシュはいつだってやめることができた。でもやめなかった。それでも自分一人で使っているうちはよかったが、マイケルに渡したことで悲劇を招いた。あれは友情ではなく、ただのええかっこしい。ミランダとマイケルはお互い一目ぼれ。二人には幸せが待っていたはずなのだ。マイケル役ショーン・デイヴィスは目がくりっとして、ほっそりしていて、清潔感が漂う容姿。誰かに似ているなあと思ったら・・若い頃のマイケル・ビーン。でもこういう天使みたいな若者は長生きできずに死んじゃう。ジョシュみたいなお調子者の身代わりになって・・。

CSI:NY8の3 跳ね馬の秘密

跳ね馬ってフェラーリのエンブレムのことかな。こちらで跳ね馬と言えば、雪どけの頃某山に現われる模様のことだけど。妙高はねうまラインと鉄道路線の名前にもなってる。さてミッシェルとニコールの美人姉妹は、高級車専門の車泥棒。最近ではもっぱらフェラーリを狙う。いつの間にかダニーは巡査部長になっていて、相棒のローレンと組んでパトロール。駐車場で見つけた、エンジンかかりっぱなしの赤いフェラーリ。トランクにはミッシェルの死体。車を盗まれた被害者が復讐したのか。何人かに話を聞くが、そのうちの一人パデューがティム・ギニーなので、今回の犯人は決まりで~す。見つかったのはパデューのフェラーリかと思われたが、調べた結果別の車。今は車は電子キーということも多いが、それを解除する電子機器が壊れた状態で現場から見つかる。アダムが復元し、部品についていた指紋からヌーナンという車泥棒が浮かび上がる。家へ行ってみると彼は病人で、末娘のオードリーが世話をしていた。姉達がどこに住んでいるのかは知らない。ニコールは姿をくらましている。あの電子機器はヌーナンが作って娘に与えたもの。オードリーだけは泥棒に手を出さない。ミッシェルの死因がやっとわかる。クラヴマガという格闘術による打ち身と、改造したスタンガンによる感電死。この二点から・・この二点だけで・・マックはヤノスという犯罪者の仕業と断定する。話飛びすぎだってば。FBIもインターポールも追っているが手がかりなし。船の火災で死んだという説もあるが、生き延びて今は実業家パデューになってるのだと。聴取の時太陽がまぶしくて目をちょっとすがめたってだけで、ヤケドの再生医療のコラーゲンの副作用ってことになる。ヌーナンは殺され、オードリーは拉致される。隠れているニコールをおびき出すためだ。パデューはどうしても自分の車を取り返したいらしい。盗んだ車はパーツにばらして売り払った後だから、同じ赤いフェラーリでごまかそうとしたが、それがばれてミッシェルは殺された。そのためニコールはフェラーリを盗みまくって元の車を組み立てたってこと?ここらへん何だかよくわからない。パデューがつかまるところも拍子抜け。結局彼は正体はばれていないものの、パデューでいることが危うくなってきたため国外へ逃亡しようと、偽造パスポートなど一式を車に隠していたのだった。フェラーリなんかに乗ってるから盗まれるのよ。ポンコツに乗ってればよかったのよ。

CSI:NY8の4 疑惑の銃弾

ダニーが気がつくと、ローレンが彼の銃持っていて、ピートという男が撃たれて死んでいた。シフトが終わり、ダニーはローレン、フォーリー、ケイツの三人とバーで飲んでいた。ただしダニーはアルコールは飲んでいない。途中、ローレンにしつこく絡んできたピートを、店からつまみ出す。数時間後、一行がバーから出てきた時、ダニーは頭をビンで殴られ・・だからその後何があったのかはわからない。ローレンはピートが銃を向けてきたので撃った。銃を持っていたのはダニーだけなので、彼の銃で。でも、ピートが先に撃ったのだとしたら、その銃は?向こうは三人組だったというから、あとの二人が持って逃げたのか。内部調査のアドラー警部補が調べ始める。この仕事はさぞ警官に嫌われることだろう。と言って、手かげんは許されない。アドラー役はディーン・ノリス。貫禄がある。そのうちハーツという男が殺される。弾からみて、ローレンに向けて撃った銃と同じ。ローレンもダニーも苦しい立場にいる。アドラーからは不倫を疑われる。ローレンは人を殺したショックをじわじわ感じ始めている。リンジーは関係者なのでこの事件には加われない。そのうちローレンを撃ったのはピートではないことがわかる。撃ったのはトラヴィスという男。彼女は誤って丸腰のピートを撃ったのだ。でも彼女にウソの証言するよう示唆したのはダニー。彼女の将来を考えて。でもリンジーはローレンの証言を疑う。本当にダニーはそんなこと言ったのか。結局ローレンは良心の呵責に耐えられず、証言を取り消す。彼女も、口裏を合わせたフォーリー達も免職だ。ダニーは巡査部長から元の刑事に。彼は黙っていたけど、部下に裏切られたことには内心ショック受けていたようで。ラボで、信頼できる仲間と一緒にいた方がいい。まあ彼は明らかに無理をしていた。他の三人の酒代を払うなど、面倒見のいい話のわかるボスになろうとしていた。ローレンの才能を伸ばそうと善意で接していた。それなのに・・。トラヴィスはつかまったけど、アブサンのせいで正常じゃなかったなんて弁護士が言い立てそうだ。

CSI:NY8の5 コートに描く夢

ニューヨークバスケの注目選手ライリー。兄のハンクはドラッグでムショに入っている。最初、囚人達が示し合わせて、暴動か脱走でもするのかと見る者に思わせといて実は・・。仲間の協力でラジオを手に入れ、弟の試合の中継を聴くことができたと・・いい話じゃん!ハンクにはアンジェラという恋人がいて、出所後は一緒に住んでいたけど、そのアンジェラが殺されてしまった。部屋にはコカインがあり、ハンクにもコカインの反応が・・。しかもアンジェラは自分の血でハンクと書き残していた。こういう場合彼女が本当に自分で書いたのか、まず疑ってみるのがスジだけど。瀕死の状態で書いたにしては字が整いすぎてるし。ライリーの話では、ハンクもバスケやっていたが、ケガで夢を断たれ、痛み止め飲んでいるうちに依存症に。それを聞いてマックはドンにサマンサのその後を尋ねる。ドンも気になり、妹を訪ねる。ちゃんとやってるようだが、それでも気になってあとをつける。どうやら彼女は職探しをしているらしい。クスリの前科があるせいで、どこも雇ってくれないらしい。さて、いろいろ調べた結果、アンジェラ殺害はいろいろ偽装されていることがわかる。包丁での刺し傷は多くが偽装、血文字も偽装、それと誰のものかわからない一滴の血。そのうちアンジェラの勤め先のニックが浮かび上がる。彼女の爪の間にあったDNAは彼のもの、凶器の包丁も見つかった。しかし逃走しようとしたニックは車にはねられ昏睡状態に。しかし例の血は彼のものではない。そうなると残りはライリーのコーチ、ギャヴィン。実はハンクはアンジェラの仇を討とうとギャヴィンを殺す機会をうかがっていたが、その前にギャヴィンは逮捕されてしまう。それにしても・・あんな大勢の人がいる前で襲おうとするかね。結局殺したのはニックだが、やらせたのはギャヴィン。ライリーのような有望選手だと、大学へ進むのにも大金が動く。ハンクとギャヴィンでは行かせたい大学が違っていて。だからギャヴィンは邪魔なハンクを陥れようとニックにコカインを仕込むよう指示。そこへ運悪くアンジェラが帰ってきてしまったと。ラスト・・ドンはサマンサにNYPD広報部の仕事を世話する。いい兄貴だな。今回は・・ライリー、ハンク、ニック・・みんな似たような顔で、見ていて混乱した。

CSI:NY8の6 墓穴

墓地で鬼ごっこをしていた高校生が墓穴で見つけたのは男の死体。なぜかケータイを四つも持ってる。墓地の責任者フィッシャーによると、毎年ハロウィンにはガキどもが忍び込むとのこと。死体は大学生ポールで、頭部を殴られたのが死因。それとヒ素が検出された。彼は大学のサークルの教育係で、新入りをしごくのが役目。そのせいで新入りには嫌われている。ケータイの持ち主サド、アンソニー、カーティスは行方不明。どうやらアンソニーはどこかへ閉じ込められ、他の二人は彼の居場所を突き止めるべく、ニューヨーク中の墓地を駆けずり回っているらしい。6缶パックチャレンジとかいうゲームで、ビール缶の底に書かれた暗号が、次の墓地の手がかりとなる。サドとカーティスは途中で立ち往生。答を知っているポールは死んでしまった。パニクっている二人は気づかなかったが、五番目の缶の中には鍵のようなものが入っていた。ところでポールから検出されたヒ素だが、昔は遺体の腐敗防止に使われていて、土を汚染するからと今では禁止されている。ポールは殴られてその汚染された土に埋められたものの、這い出し、よろめき歩いているうちに墓穴に落っこちたのだ。土のサンプルを取って調べたところ、新しい区画からもヒ素が・・。このことからフィッシャーが、用地が足りなくなると血筋の絶えた古い墓を掘り起こし、骨をひとまとめにして埋め、空いたところを新しい区画として売っていたことがわかる。そのせいで彼もヒ素中毒になっていたが、気づいていない。ポールはフィッシャーやその仲間が深夜、作業をしているところを偶然目撃してしまったわけ。とは言え、フィッシャーはアンソニーのことは何も知らない。結局アンソニーはポールの家の埋葬室で見つかる。脱水症状くらいですんだけど、精神的後遺症は残るだろうな。彼が入れられていたのは大きな石棺。ごていねいにフタの上には重しまで。いくら何でもやりすぎで、ポールの死を気の毒とはとても思えない。関係ないけど大きな石棺は「ミス・マープル」の「パディントン発4時50分」思い出す。フィッシャー役デヴィッド・バークはどこかで見たような顔だ。

CSI:NY8の7 毒牙

例によってやかましい音楽と大勢の若者・・と言うか、バカモノ。リビーは親が留守なのをいいことに、家でパーティを開いている。ところがそのうち、招いた覚えのない連中が次々に押しかけ始めた。と言って帰れとも言えない。招かれた連中は勝手にネット上にパーティをやっていると投稿。どうせ自分の家じゃないし、アルコールも入っているから、無責任に発信。最終的に700人くらい集まったらしいが、家や庭が広いからそれだけ集まれるのだろう。日本じゃそうはいかない。あっちでもこっちでも浮かれ騒ぎ、そのうちそこらを壊し始める。二階のバルコニーが落ちたのも当然の結果だろう。大勢乗った上に、調子に乗ったのが重い大理石のテーブルまで持ち出した。いやはや何てバカなのか。ケガ人多数、死者一人。その死者がリビーだった。死因は窒息死。重いものの下敷きになったのだから不思議じゃないが、そのうち、バルコニーが崩落する前に死んでいた・・つまり殺されていたと判明する。メチャクチャになった家の中を見て、ダニーだったか「ジョーのオフィスみたい」って言うのが笑える。テレビなのでわりと簡単に手がかりが見つかる。「言葉は死んだ」というハッシュタグがいくつも見つかる。こういうパーティ騒ぎに乗じて泥棒を働くのがいて、それが警備員やってるミッキー。すごく太っているので走って逃げることもできず、すぐつかまる。しかし殺人は否定。いくら騒いでいたってこんな場違いなオッサン見かければ覚えている。第一太って動作の鈍い彼に、忍び込むとかできる?どうしてこんなキャラ出してきたのかな。逃げようとするミッキーを見て、ダニーとドンが楽勝とゆうゆうと構えていたけど、そんなことしている間に車盗まれるんじゃないの?鍵もかけずとめておいて・・。リビーの死が殺人とわかってからは、大理石のテーブル持ち込んだ張本人達の追及はスルー。大勢の負傷者が出たんだから、スルーするわけにはいかないと思うが。犯人の一人はわかってるけど、一人じゃあんな重いもの動かせない。結局リビーには殺されるだけの理由はあった。恋人ジェイクらと組んで、あまりさえない女のコ達をだまして、ひどいことをしていた。人の心をもてあそび、さんざん傷つけて楽しむという異常な性格。もう一つの事件はアリー(ボー・ガレット)という女性のレイプ被害。相手はジョーの仇敵ジョン・カーティス(ジェイソン・ワイルズ)。

CSI:NY8の8 奪われた人生

やれやれ何が何だかわからなくなってきたぞ。一つの事件に集中してくれないかな。そりゃ一度に複数の事件抱えてるのが普通だろうけどさ。夜、陪審員達が犯罪の現場を確認しているところへ、自転車が突っ込んできて、コルシカ判事が撃たれて死ぬ。彼は少し前不凍液を飲まされたが、その時は助かった。ロシアン・マフィアのマーコフの仕業か。職業柄狙われても不思議じゃない。一方ジョーはカーティスの事件捜査からはずされる。リンジーが主に担当する。マシューズ上院議員は、前回FBIに圧力をかけ、そのせいでジョーはやめるはめに。今回は検事達に圧力かけているらしい。娘のセリーナは今でも心の傷が癒えないが、父親の行動がやり過ぎだと思うくらいの常識はある。ジョーのことも気の毒だと思っている。今度こそぶち込んでやると自信持ってるジョーだが、カーティスはなぜかアリーを当てにするなと謎めいたことを言う。コルシカの件では、まず薬莢についていた指紋から、バーシェイという男が浮かび上がる。自宅へ急行すると、ちょうど彼は家族と共に旅行から帰ってきたところ。どうやら留守中に泥棒が入り、銃を盗まれたようで。その銃が闇で売買され、今回の犯人の手に入ったのだろう。ちなみに泥棒の捜査はスルーされていたな。次に現場で見つかった自転車から、前科のあるニックが浮上。彼が自転車を乗り捨てたのは、アウディと衝突したため。アウディを運転していたのがマーコフの手下ダンショフなので、やっぱり・・と思われたが、彼はシロ。コルシカの私生活が給料のわりには豪勢なので、こりゃ汚職をしているに違いない、機会があれば金で動くのではと見張っていただけ。彼に指摘され、マックはマーコフは今回の殺人には関係ないのではと思い始め、コルシカを調べることにする。で、あれこれあって浮かんだのがトミー。ニックもトミーもコルシカのせいでフォレスト・ブロックという施設に送られた過去があった。本来なら社会奉仕活動ですむ微罪だったのに。施設を手に入れたネルソンと組んで、2000人も送り込み、稼いでいたと。トミーやニックは訴えたくても相手が判事では信じてもらえない、勝ち目はないと。ところがコルシカとネルソンがニック達の働いているレストランに。人生を奪われた復讐のチャンスだ。不凍液では失敗したが、次は・・。ニックは止めたけどトミーは聞かず・・。ネルソンは自殺。こんなやつらのせいで、ニックはともかくトミーはまた刑務所行きだ。

CSI:NY8の9 最後の手段

これで三回目。なかなかしぶといジョン・カーティス。アリーのウソのせいで、カーティスは保釈されてしまう。さすがのセリーナもジョーを責める。マシューズはそれ以上だ。前回はジョーのせいで、今回はリンジーのせいで。いや別にリンジーのせいじゃないんだけど、人は誰かのせいにしたい。クスリの件は弁護士に突っ込まれりゃおしまいとわかっているのだから、延期とかすればいいのに、そういうわけにはいかないのか。そのうち、殴られた時間もウソとわかる。アリーは訴えを取り下げると言い出すが、それを決めるのは検事らしい。そのうちアリーの死体が見つかる。この頃になると、見ている者はマシューズを疑い出す。アリーはエスコート嬢・・売春婦なので、カーティスと寝て、後でクスリ飲んでマシューズが殴ってニセの証拠作って。でもクスリの量を間違えてしまった。それもこれも娘セリーナの仇を討ちたいからだ。FBIはだめだったし、今回のニューヨーク警察も当てにはできない。気持ちはわかるけどそのせいで自分は殺人犯に。一方ジョーは元同僚フランクがウロウロしているのに気づく。会って話すと、どうしたって会話は平行線をたどる。ジョーは自分は正しいことをしたと思っているし、フランクはジョーの石頭のせいでFBIを追われたと思っている。そのせいで家庭も壊れたようだ。そのフランクは一人でカーティスを調べていたようだ。アリーを殺したのはフランクだと思われていたが、彼は自殺してしまう。前に書いたように、カーティスをはめるためにマシューズはアリーを雇った。しかし証言がウソとばれ、アリーは動揺。この件から下りると言い出す。それじゃあ困るとマシューズは・・。さて、フランクの部屋は資料や写真でいっぱい。その中からアマンダという女性が浮かび上がる。彼女も被害者だが届は出していない。しかし証拠となるワイングラスや衣類をきちんと保存していた。早速ジョーは彼女の部屋へ。ところがカーティスが現われ・・。ってことは、カーティスには何にも尾行とかついていなかったわけね。ピンチになっても冷静なジョーはカーティスを返り討ち。アマンダも生きていたし、よかったね。それにしても・・フランクがもっと早くジョーに自分の調べたこと知らせ、二人で協力していたら・・。でも、フランクがジョーと協力したくない気持ちもわかる。彼女といると腹が立つ。絶対協力なんかするもんか。でも何で自殺したの?フランク役マイケル・ウェストンは「エレメンタリー」でオスカーやってた人。

CSI:NY8の10 消された関係

今回はよく練られたストーリー。冒頭はワーワー、ぐるぐる。何と言うか・・みんな血や汗を見て熱狂したいんでしょうなあ。ケージ・ファイティングとかいうのの試合やっていて、勝ったのはライアン。相手のペトロフは反則だと怒る。翌朝、焼かれてほとんど骨になった死体が見つかる。血と免許証から、ライアンだと思われた。妻のリサは妊娠中で、犯人の心当たりとして、コロラドにいた時のストーカーを挙げる。警察は何もできず、二人はニューヨークへ移るしかなかった。一時やんでいたが、最近また脅迫メールが。いろいろ調べた結果、コリンズという男が浮かび上がる。彼は、ファイターになる夢をライアンにつぶされたと恨んでいるが、アリバイがあってシロ。一方骨を調べていたシドは、足首の骨折がおかしいと首をひねる。職業柄ライアンは体中骨折していたが、足首は記録がない。で、骨から取り出したボルトの製造番号から、死体はライアンではなく、海軍復員兵チャーリーだとわかる。一方ドンのいる分署に、マーティという若者が現われる。前夜誕生日でしたたか飲んで記憶が飛んでいるが、朝起きたら衣服に血がついているし、ガソリンの臭いも。それで心配になって出頭してきた。たいていの人なら怖くてそのままにするところだが、マーティはずいぶん良心的だ。調べた結果血はライアンのものじゃないし、ガソリンもライアンに使われたものとは違う種類。そのうち彼は、酔って迷い込んだ建物にホームレスがいたことを思い出す。梁が崩れてホームレスは下敷きに。これがチャーリーだった。驚いたマーティが逃げた後、瀕死のチャーリーを見つけたライアンは、病院へ運ぼうとするが、途中で死んでしまう。で、ライアンはストーカーをやめさせるために、自分は死んだことにしようと思いつく。ライアンはボランティア活動に熱心で、チャーリーとは顔見知りだった。妻の妊娠、ストーカー被害、チャーリーは事故死とくりゃ、ライアンは死体損壊くらいですみそうだが、それを決めるのはマックじゃない。すべての元凶はコリンズだが、こういうタイプは何かあっても人のせいにして恨み、自分のストーカー行為も当然だと思っているから始末が悪い。マックやマーティが、アスベストの舞う建物にマスクもなしで入るのが気になった。

CSI:NY8の11 仮面の下

不動産王のロンが妻のエリザベスと夕食をとっていると、目出し帽をかぶった二人組に襲われる。ロンは殺され、エリザベスは拘束されながらも911に通報。娘のメーガンは映画を見に行っていて不在。エリザベスは賊の一人の顔を見ており、マークという男がつかまる。しかし彼は何か隠しているようだ。顔を見られたのにそのままにしておくなんて普通はありえない。また、こういうのではメーガンが実は・・となるのが普通。展開が予測できちゃう。そのため真相はひとひねりしてある。さて、ロンとエリザベスの仲は冷えており、ロンは共同経営者ロスの言うことも聞かず、破産への道をまっしぐら。離婚する時にエリザベスへは一銭も渡したくない。ロスにとってはいい迷惑だ。一方エリザベスは離婚裁判の際、自分に有利になるよう、ロンがエヴァという若い女性と浮気し、二人して彼女を殺そうとしていた・・というふうに細工する。利用したのはプロフィールページ。リンジーやジョーは勝手にマックのプロフィールページを作ってネットへ。つまり作ろうと思えば他人でも簡単にページが作れてしまうということ。ただエリザベスはIPアドレスとか、履歴を削除しても復元できることとかは知らなかったようで。一方シドはロンの死因の特定に手間取る。鈍器による頭部への殴打は致命傷ではなく、窒息死のように思えるのだ。そのうちメーガンのアリバイが崩れ、彼女がボーイフレンドであるマークと一緒に侵入したのだとわかる。メーガンは両親の争いにいたたまれず・・ということだが、泥棒に入って、その後どうなって欲しかったのかな?いちおう金庫から何やら盗んだが、二人で逃げる時の足しにしたかったのかな。あるいは怖い思いをすることによって、両親に少しは考えを改めて欲しかったのかな。どちらにせよ貧乏くじを引いたのはマークだ。でも、殺人犯にはならずにすみそう。二人が逃げた時点ではロンはまだ死んでおらず、とどめを刺したのはエリザベス。ロンの顔に背中でおおいかぶさって、窒息死させた。その痕跡が彼女の衣類にはっきり残っていて。まあこういうドジばかりやらかす犯人だと、捜査も簡単でいいけどね。

NCIS8の12 ブルックリンに死す

カジノで大勝ちしたジュニア。相手のトゥッチはもう一勝負と言うけど、チップをばらまいて、そのスキにミッシェルと裏口から逃げる。誰も追ってこないと思ったら、二人の男が現われた。ミッシェルは隠していた銃で・・。でも翌朝見つかったのはミッシェルの死体。FBIのニセIDに、ニセの銃。こりゃどうなっているのか。姿を消した男の方も同様で、後でヘッジファンド帝国の億万長者セヴィルの息子ジュニアとわかる。カジノを突き止めて行ってみると、トゥッチは役者で、ゴーゲームとやらをやっていたと。二人ともFBI捜査官という設定で、なり切って楽しむ。銃や口紅に仕込まれたカメラ、ニセのお金など小道具も揃っている。ミッシェルは幼稚園の先生だが、ジュニアはこの日のために高いドレスも用意した。そのうちセヴィルのところへジュニアの指が送られてくる。400万の身代金を要求する電話も。セヴィルには敵が多すぎて思いあたるのはいないし、そもそも身代金要求に応じる気もない。息子との仲はうまくいっていなかった。仕方なくマック達はニセの金を用意し、指定された四ヶ所にバッグを置いて見張る。いきなりFBIのブランソンとやらが現われるので、こりゃ怪しいと思うが、別に何もなかったな。警官を分散させ、手薄になったセヴィルの前に護衛を装って犯人が現われ、金を振り込ませようとするが失敗。どうも犯人はいろいろ証拠を残して頭の悪いところを見せるかと思えば、今回のように手際のよいところも見せたりする。後でわかるがジュニアも知恵を貸していたようで。本来の犯人達は頭の悪い方。泥棒が専門。あの時ミッシェルが銃で撃とうとしたのがまずかった。相手は本物の銃だと思って撃ち返した。まさかニセの銃だとはわかるわけもなく。ジュニアは助かるけど、彼女が死んだのは自分のせいと落ち込む。さて、マックのプロフィールページ。削除もせずそのままになっていて、メールが来る。相手は昔の同僚の妹クリスティーン。演じているのはミーガン・ドッズ。「エバーアフター」や「ザ・スナイパー」の頃に比べると少し太ったようだ。

CSI:NY8の13 不運の悪戯

今回の題名は「連鎖犯罪」にしたら?自転車での配達が仕事のグレッグ。その彼が階段の下で死んでいた。自分で踏みはずしたのか、誰かに突き落とされたのか。彼を追いかける男が目撃されている。街頭にはテロ対策としてカメラが取りつけられているので、それを利用する。「パトリオット・デイ」を思い出す。男が目立つ赤い服装だったのが幸いした。浮かび上がったのは麻薬で逮捕状も出ているスコット。彼の部屋から見つかったのはニセのコカイン。ニセモノをつかまされた彼は怒ってグレッグを追いかけた。逃げる途中階段でグレッグは足を踏みはずし、下まで転がり落ちて死ぬ。スコットは金を取り返し、そのまま立ち去った。それにしてもグレッグの自転車はどこへ行ったのか。公園で見つかったのはジミーの死体。矢で射られていたが、首を絞められたあとも。リンジーが木に登って調べると「中」の字が彫ってあって・・って違います!そりゃ「レッド・ドラゴン」ですがな。見つかったのは薬の包装用らしいアルミ箔。矢を射ったのは公園で密猟をしているニコラス。鹿を狙ったはずがくしゃみのせいで矢はジミーに当たってしまった。しかし射られなくても彼は窒息死していた。こちらの犯人はアーティスト達が集うアパートの管理人トビー。建物が危険と判定され、住人は立ち退きを迫られている。それで住人達から金を集め、ジミーに何とかしてくれるよう頼んだのに・・。こりゃジミーが金をネコババしたのに違いない。一連の事件は解決したように見えたけど、どうもスッキリしないところがある。冒頭チェーンソーを持った男が出てきて、街路樹を切り倒したことが見ている者はずっと気になっている。彼はなぜそんなことをし、その後どうなったのか。彼は街路樹につないであったグレッグの自転車を盗んだ。そのせいでグレッグは走って逃げるはめになった。彼が死んだため、小切手は配達されず、トビーの集めた賄賂が届かなかった。そのためトビーは怒ってジミーを殺した。つまりチェーンソー男のせいでいろんな事件が起きたのだ。その彼の描写がないまま終わられてもこっちは困る。他に枕の特許を取って2700万ドルも手に入れたシドは、舞い上がっている。クリスティーンのレストランは閑古鳥が鳴いているが、次には満員になっている。きっとマックが宣伝したのだろう。

CSI:NY8の14 ラナ・グレゴリーの瞳

雪の夜、まだ仕事しているマック。疲れて帰ろうとしたらケータイに写真が送られてきた。1957年に起きた未解決のラナ・グレゴリー殺人事件。その事件とそっくり同じに再現された現場。マックだけでなくジョーにも写真が送られていて、犯人はラボ内部の人間か。今回の被害者ジェシカはラボで夜間働いていた。マックが彼女を覚えていたのは、彼女が右と左で瞳の色が違うという珍しい体質だったから。それ以外はよく知らない。ラナも左右の瞳の色が違った。場所も今は空き家だが、ラナが殺された場所。今と違い1957年当時は、指紋の照合は手作業だし、DNAなどという観念もない。事件の捜査主任はバートン。時々現代と過去が入りまじり、これが今回の趣向か。ジェシカが親しかったハーランは銃器ラボにいる。ラナ事件を卒論のテーマに取り上げたとかで、事件に詳しい。ジェシカの手首には強くつかまれたことによる、指輪のあとがあったが、ハーランがしているのと同じ。いよいよ怪しいが、結局はシロ。ジェシカは同僚のキムと飲みに行き、二人して浮かれ騒ぐ。ジェシカを止めようとしたハーランだが、ちょっと手に力が入ってしまった。二人は帰ってしまい、彼はジェシカに愛してると告白する機会を逃してしまった。次の機会は永遠に来ない。さて、ラボ内部で働く人間が怪しいのでは、捜査はチーム内部の者でするしかない。アダムはラボ寄りの立場だから、心境は複雑だ。途中でバートンが出てくる。オオッ、リー・メジャースだ!バートンまだ生きてたのか。57年当時彼は22歳。ずいぶん若くして事件任されたのねえ。てことはたぶん1935年生まれ。今は2011年か12年だから77歳くらいか。退職したのは10年前。ラナ事件は未解決だから、彼も忘れられない。協力したい。当時の写真は白黒だから、ラナがつけていた口紅の色は写真ではわからない。新聞記事にも出ていない。もしジェシカも同じ色の口紅だったら・・というわけで、キムが犯人。彼女の祖母が当時警察の秘書課にいて、口紅の色のこと知っていた。動機は嫉妬。まわりに好かれるジェシカが妬ましい。彼女がいなければ上のポストにつける。それにしても・・ラナ事件に似せる必要あるのかね。マックやジョーに写真送る必要あるのかね。わざわざ捜査の目をラボに向けてる。バートンの出番は今回だけのようだ。ついでにラナ事件解決の回設ければいいのに。

CSI:NY8の15 キル・スクリーン

私はゲームには全く興味がない。目を悪くするし、指を痛めるし、肩や腰にも悪そう。ゲームに何時間も費やすくらいなら、本の一冊、映画の一本も見た方がマシ。ウォルターという男が殺される。頭を何かで殴られたのが死因。彼は召喚状を届ける仕事をしていた。その夜もバイクショップやってるゴーランドに届けたばかり。彼はそのせいで投資の話が流れてしまい、怒ってウォルターの車の窓ガラスを割った。しかし殺してはいないと言う。ゴーランド役の人はジョシュ・ブローリンに少し似ている。もっと絡んでくるかと思ったら、召喚状自体が事件とは無関係。そのうちウォルターの車が見つかる。トランクには血のあと。どうやら犯人はどこか別の場所でウォルターを殺した後、この車を使って死体を移動させたようで。駐車券が見つかり、コンベンションセンターへ行くとゲーム大会でにぎわっていて。ウォルターはチャンピオンゲーマーだったが、親指を痛めたせいでゲームができなくなった。今では大会を企画する方に回っている。彼の車にはエナジー・ソルトとやらがあったが、会場でも売られていて。売り子のヴェラは美人で、ドンの好みだが、先頃禁止された合成ドラッグが使われていて。ウォルターはこれに気づき、販売をやめさせようとしてトラブルになったのでは?しかしこの時点で犯人がわかるわけがないのだ。もっと番組の終わりの方になってからでないと。てなわけでヴェラはシロ。次に疑われたのは優勝したゲーマーのミッチ。車にあったコード表のようなものは、ハッキング用。ゲームに細工・・つまりインチキが行なわれていたのだ。ところがミッチが言うには、細工したのはウォルター自身。結局犯人は準優勝の・・インチキのせいで負けた・・スティーヴ。彼は妻に捨てられ、息子とは週に一回しか会えない。何をやってもだめな彼が唯一息子に誇れるのがゲーム。インチキを見つけ出したのなら公にすればいいのに、殺す方へ行ってしまう。傷ついた息子のこと思うと見ている我々の心は痛むが、ラストはゲームに興じるチームのメンバー達。何でこんな無神経なラストにするのかね。

CSI:NY8の16 ヘルズ・キッチンの掟

朝、配達のトラック。通行人に、何か引きずってるぞと言われ、調べてみると・・。他にも二ヶ所から・・バラバラ殺人事件だ!頭部はまだ見つかっていないが、被害者は前科のあるバーン。今は堅気になって、ヘルズ・キッチンで店をやっていて、娘のモリーがいる。死体は店の地下で切断されたようだ。マックは死体が見つかった三ヶ所から、頭部が捨てられた場所を割り出し、見つける。死因は頭部を後ろから撃たれたことによるもの。頬にはサインがあって、土地開発業者コールマンのものだ。彼は一帯を買い取っていたが、バーンは立ち退きに応じない。頬にあったのは小切手のサインがうつったもの。もちろんコールマンはシロ。そんな明確なしるし、残しておくはずがない。銃弾からは七件の事件が浮かび上がる。どれもだいぶ古いものらしい。そのうちドンの目の前でバンが爆発。彼は無事だったが、ゾーロフという男が死ぬ。彼はロシアン・マフィアの使い走りで、バンに積んであったのはニセタバコ。ニセタバコはかなり儲かるらしい。爆弾についていた指紋から、キアランがつかまる。彼は、ゾーロフがバーンを殺したと誰かに吹き込まれ、復讐したようだ。彼はバーンには恩義を感じていた。彼をそそのかしたのはバーをやってるデクランだろうが、キアランが協力してくれない以上、つかまえるにはもっと証拠が必要。デクランが父親の銃や(死体切断に使った)丸ノコを持っていることを突き止め、キアランが協力するよう持っていく。今回はショッキングなバラバラ殺人事件に始まり、途中で車が爆発と、一見スケールが大きく見えるが、何とも尻すぼみな結末。もうひとひねり・・デクランと見せて実は・・となるかと思ったら、何もなかったのが物足りない。それとバラバラ死体が軽そうだったな。胴体などもっと重いんじゃないの?それにしてもバラバラになんかせず、すぐ近くにある川に投げ込めばよかったのに。死体を地下へ運んだり切断したり、血のあとを掃除したり・・何かすればするほど証拠が残ってしまうのに。一方クリスティーンは、マックが自分のことどう思っているのか聞いてくる。そりゃ宙ぶらりんはいやだからね。それにしても彼女はクレアとよく似ている。マックが彼女に引かれるのはそれもあるのかな。

CSI:NY8の17 哀しいギフト

会計士のケルヴィンと妻のエレインは、エレインの妹アリシアのアパートを訪ねる。ところが、入口でケルヴィンが何者かに撃たれて死亡する。現場を調べると、エレインの証言と食い違うことがいくつか。おまけに彼女の元カレ、ウィリスが仮釈放になって、関係が復活していた。こりゃどう見たってウィリスが疑われますな。自分が刑務所へ行ってる間に恋人を取られ、嫉妬して・・となる。もちろんエレインもウィリスもケルヴィンはいい人、殺すなんてとんでもないと否定。ただ、エレインは何か隠しているようだ。アパートは少し前、ガサ入れがあった。アリシアの向かいに住む麻薬の売人ウェブスター兄弟は、彼女に2キロのコカインを強引に預ける。警察が来てパニックになったアリシアは、コカインをトイレに流してしまう。そのため兄弟にブツを返せと脅され、娘のミッシェルを人質にされる。エレインは妹のピンチを救うため、つてを頼りにブツを入手。彼女にはそれだけの大金を用意できたわけだが、ケルヴィンは何も知らない。何で相談しないのかね。ブツは招き猫に入っている。それを奪われたわけだ。ん?待てよ・・最初の2キロはトイレでしょ?次の2キロは奪われたでしょ?それでまた2キロ用意して兄弟に渡し、ミッシェルを取り返そうとしたけど警察に邪魔されたと。エレインはつごう4キロ用意するはめになったわけですな。今回びっくりするのは招き猫。寝そべった形をしているのが珍しい。底に「ネコ」とあるけど、ホークスは中国、日本、韓国の文字じゃなかったとアダムに言うのだ。結局ある会社のロゴマークだったことがわかるんだけど、ネコは日本の文字ですぜ・・と、日本の視聴者全員が思ったことだろう。一つの漢字と思い込んでさんざん検索し、時間を無駄にしたわけだ。あと、「日本の字にいくつバリエーションがあると思う?」とホークスに聞かれたアダムが、「四つであろう、コオロギよ」と答えると、もっとたくさんあると言われるのも・・。平仮名、片仮名、漢字、ローマ字で、四つで合っているんじゃないの?アダムがテレビシリーズの「燃えよ!カンフー」を見ていることがこのセリフでわかる。主人公ケインは少年時代・・少林寺で修行している時、お師匠様にコオロギと呼ばれていた。ウィリス役モー・マクレーの黒々とした鋭い目が印象的。

18 死の淵にて