ライブリポート

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ネット配信だのライブ配信だの時間制限だのとなると、チャカチャカと忙しい映像見せられるんだろうな。それと何か起きるとみんなスマホかざして近寄ってくるとか、オレってカッコイイとうれしがったり、通りすがりにがんばれよ~と無責任に声かけたり。それと正義とか信念とか報道の自由とか振りかざしたり。あたしゃそういうのあまり好きじゃないんですの。でもアーロン・エッカートが出ているから見ないわけにはいきませんの。冒頭目が覚めて、運動して、朝食作って、新聞読みながら食べて身支度して・・でも、指輪をはめようとして思い直して置いていく。てことは結婚生活破綻したのか。ここまではきちんとした生活ぶりに見える。でも仕事は・・黒人の少年と無駄話してる。相棒もいないようで。何だかさっきのと違ってだらけた感じ。このちぐはぐ感は他にもある。事件が起きてシリアスな展開の一方、途中で一緒になったレポーター、エイヴァ(コートニー・イートン)との珍道中ぶりも描かれ、内容重いんだか軽いんだか。変にコメディーっぽくせず、ペニー(エッカート)をクールなキャラにして欲しかった気も。彼は二年前の出来事が原因でマスコミにたたかれ、たぶん妻と別れるはめに。今回その時の相棒で、今は署長のヴォルクの娘クローディアが誘拐される。身代金の受け渡しに失敗し、逃走する容疑者を、近くにいたペニーが追跡、撃ち殺すはめに。共犯がいるらしく、クローディアの動画が送られてくる。あと64分で彼女は溺死させられる。それまでに助けられるか。発砲した警官は二日間の停職、銃も没収される。それでもペニーは動き回る。途中で手がかりをつかみヴォルクに知らせても無視される。様々なこと・・背景などはバッサリカットされ、次から次へと進む。1時間の間になんて無理でしょと思うが、そこは映画。疾走暴走空も飛ぶ。カーチェイスはもう古いとばかりに走る走る。ラスト、もちろんクローディアは助かるけど、そこへ行き着くまでにいったい何人の警官が死んだことやら。無茶苦茶な映画なのでありました。チャンネル13のディレクターか何かの女性は見覚えがある。「NCIS」にゲストで出ていたディナ・メイヤーだ。美人だな。どうせなら実は彼女はペニーの元奥さんでしたぐらいのひねりきかせて欲しかった。