ジャグラー ニューヨーク25時
ジャグラー ニューヨーク25時
ジャグラー ニューヨーク25時
私はなぜかこれを映画館で見ている。1980年製作だから45年ぶりくらいに見ることになる。この映画館へ来るのはおととしの暮れ以来。お客は私も含めて二人。こういうのを見にくるのは男の人が多いと思うが、女性だった。ファーストシーンは印象に残るはずだが、全然覚えていない。娘を誘拐された父親がニューヨーク中を駆け回るという内容なのは覚えているが、あとはきれいさっぱり忘れてる。ボイドは元警官で今はトラック運転手。妻バーバラとは離婚したのか娘のキャシーと二人暮らし。バーバラはキャシーを呼び寄せて一緒に暮らしたい。ニューヨークは治安が悪すぎる。でもキャシーは行きたくない。そりゃそうだろう、父親は彼女を溺愛している。貧乏なのは確かだが、気ままに暮らせる。母親のところへ行ったら厳しい躾が待ってる。この映画は愛する娘を助け出すため、あらゆる困難を乗り越える父親の必死な姿が描かれる。彼は追跡者だが、途中から逃亡者にもなる。警察から、ストリートギャングから。スクリーンには人があふれ、映画館はものすごい騒音に満たされる。カーチェイスもあるが、走るシーンが多い。こんなに忙しく、やかましい映画も珍しい。この映画、公開当時は日本ではあまりヒットしなかったのでは?巨大トラックで豪快に追跡ってのなら・・娘がチリチリ頭の太ったコではなく美少女だったら・・少しは違ったかも。でもそっちの方がよかったなんて言ってるんじゃありませんよ。ボイド役はジェームズ・ブローリン。テレビの「ドクター・ウェルビー」では医者役だから髪はきちんとなでつけ、ヒゲもなし。それがこっちではボサボサ頭にヒゲ面。しかも娘にはデレデレ。バーバラが娘の将来を心配するのも当然だ。犯人アルソック・・じゃない、ソルティック役はクリフ・ゴーマン。「ゴースト・ドッグ」に出ていたらしい。マリア役ジュリー・カーメンはきれいな人だ。ジーナ・ローランズ版「グロリア」に出ていたけど、すぐ殺されちゃってアレレ。元相棒でボイドを深く恨んでいるバーンズがダン・ヘダヤ。あ、そうそう彼を見て少し思い出した。ブローリンより彼の方が印象強烈。町中でショットガンをぶっぱなすシーンには驚いた。でも映画で一番印象に残ったのはポルノ店で働くスージー。私は気づかなかったけど、彼女はソルティックが落とした犬の鑑札を拾ったらしい。それが犯人特定の手がかりとなった。演じているのはシャロン・ミッチェルとかいう人。顔だけ見ると細面の男性に見える。パンフにはちゃんと写真が載っていて、買ってよかった。こういうふうに脇に印象的な人がいると、それだけで映画への好感度も上がる。