パニック・イン・スタジアム

パニック・イン・スタジアム

これは見るの初めて。男がホテルの窓からスコープ付きライフルで男性を狙撃。これは小手調べで、男はホテルをチェックアウトすると、車でLAのメモリアル・コロシアムへ。LAとボルチモアのフットボールの試合があり、9万人以上の観客が席を埋め尽くす。大統領などVIPも観戦予定。犯人は手や足を見せるだけ。テレビ中継のため空には飛行船。そこから送られてくる映像で男に気づいたスタッフが、支配人(マーティン・バルサム)に知らせる。彼から連絡を受け、指揮をとるのがホリー警部(チャールトン・ヘストン)。SWATのリーダーがクリス(ジョン・カサヴェテス)。お客のうちスティーヴ(デヴィッド・ジャンセン)とジャネット(ジーナ・ローランズ)は結婚していないカップル。プロポーズの直後、スティーヴは撃たれ、たぶん死亡。マイク(ボー・ブリッジス)は双眼鏡で男を見つけ、警官に知らせたがかえって身柄を拘束される。その間に妻撃たれが、幸いケガですんだ。こういう場合は難しいね。まず妻子を連れて席を離れ、それから警官を捜すべきだったのかな。借金の返済を迫られており、賭けに勝たないと命が危ないサンドマン(ジャック・クラグマン)も死亡。クラグマンはテレビシリーズ「ドクター刑事クインシー」の人。他にスリの役でウォルター・ピジョン。最初の方で選手のチャーリーが出てくるが、途中から出てこなくなる。何のために出てきたのやら。男女の恋模様だの、借金のことがあるので試合の経過に一喜一憂だのは見ていてもおもしろくない。ヘストンはいつもの俺様的態度で、偉そうにふるまう。ホリーは標的は大統領だと思っている。なかなか狙撃が始まらないのはそのせいだ。大統領の観戦は中止させたし、市長などVIPも避難させた。試合終了2分前になったら判断はクリスに任せる、それまでは指揮は自分がとる。見てる人全員はじめっからクリスに任せりゃよかったに・・と思う。ただ、SWATの方も次々に犠牲者が出るなど無能っぽい描写。狙撃が始まるとお客はパニックを起こし、出口に殺到する。狙撃よりこっちの方で死傷者たくさん出たのでは?それにしてもカサヴェテスはカッコよかったな。冷静でテキパキと。ヘストンよりずっとよかったよ。