ヘアスプレー
私はミュージカル映画はめったに見ない。何と言うかじれったいし、見ているの疲れるし。見るとしたら○○が出ているからとかそういう場合だけ。ジェラルド・バトラーが出ているから「オペラ座の怪人」見るとか。今回もジョン・トラボルタが出ているから見たんだし。しっかしよく作ったわねえ、今のこの時代にフロンガスまき散らし映画をさ。当時(1960年代)は何とも思っていなかったんだよな。それにしても見るのも聞くのも疲れる映画だな。こういうのって体力必要。私は年かな、いい歌だとは思うけど鬱陶しい。クリストファー・ウォーケンとトラボルタのダンスくらいがちょうどいい。人種を越えた愛とか、自分の目標に向かってがんばるとか、そういうことを感想に書くべきなんだろうけど、そういうのは他の人にまかせます。太っているのはいいことだ、年を取るのはいいことだ、おなかにたまるものを食べよう・・まあそういう考え方はよかったな。ミシェル・ファイファーが女の魅力駆使して迫るけど、ウォーケンパパが全く無反応というのが笑える。トラボルタママが怒るんだけど、夫の弁解がおかしい。君の色目に気づくのに五年かかった、そんな私が浮気するわけないだろ・・とか。ラスト近くでパパが娘のトレーシーに変装するのもおかしい(意外と似合ってるし!)。残念なのはヒロインのトレーシー(ニッキー・ブロンスキー)。明るく元気いっぱいなのはいいけど、学校の授業にはまるで熱がない。早く時間が過ぎますように・・ってそればっかり考えてる。ヒロインは愛らしくてダンスや歌がうまいだけじゃダメ。勉強も一生懸命やらなくては。ファイファーはバーバラ・ベインにそっくり。ジェームズ・マーズデンは歌もダンスもうまいのね。それとあのさわやかさ、すっごくよかったわ!他にブリタニー・スノウ、クイーン・ラティファ、ザック・エフロン。トラボルタは何でこの役をやったのかな。彼にやらせるというのは誰のアイデアなのかな。女装や特殊メイクが合ってるかどうかは人によって意見が分かれると思うけど、私は別に気持ち悪いとも思わなかったな。ただ、あれくらいの巨体だと、胸とかお尻がもう少しゆれると思うが。私にはたっぽんたっぽん感がちょっと不足しているように思えた。