黒い絨氈
黒い絨氈
黒い絨氈
これはウン十年前に一度見たことがあるけど、あんまり怖くなかったという印象しかない。細かいことは全く覚えてない。1901年の南アメリカ。代理人を通じて結婚したジョアンナ(エリノア・パーカー)は、夫クリストファー(チャールトン・ヘストン)に会うためニューオーリンズからはるばるやってきた。クリストファーはカカオ農園をやっている。彼は子供が欲しくて新聞広告を出したらしい。応募者はたくさんいたけど、ジョアンナは応募したわけではない。たぶんクリストファーの兄に気に入られたのだろう。彼女はクリストファーが兄にあてた手紙を読み、彼の孤独を感じ取ったらしい。しかし実際に会ってみると、どうもうまくいかない。ジョアンナの誠意が通じない。それが決定的になったのは、彼女が再婚だとわかった時。ジョアンナは知らなかったが、クリストファーの兄はそのことを伝えていなかったのだ。映画はいつまでたっても二人のぐじぐじした関係の描写に費やされる。ぐじぐじしているのはクリストファーの方で、ジョアンナは最初の結婚で苦労しているだけに忍耐強い。結婚していたのは1年で、夫はたぶん性格の弱さから酒に溺れていたらしい。死因は事故か病気か不明だが、ジョアンナはそんな夫を愛していたようだ。借金もあったがたぶん支度金で精算できたのだろう。次の相手は強い人がいいと思っている。それに比べクリストファーの方は「他の男のお下がりはいやだ」とか「新品でなきゃいやだ」とか。1950年代だし、セクシーなヘストンだからそれでも女性ファンはステキ・・となるのだろうが、今はそうならない。何このアホ男は・・となる。パーカーは美人だ。胸が広くあいたドレスを着ることが多いが(虫に刺されるよ)、細いウエストに目が行く。コルセットでギュウギュウに締めつけているのだろうが、あれじゃごはん食べても途中で引っかかりそう。意地の張り合いの合間に強引にキスをしたりするが、そのうち帰れということになる。荷物じゃあるまいしクーリングオフかよ。で、やっとマラブンタ・・グンタイアリの襲撃ということになる。100年に一度大発生してあらゆるものを食べ尽くすらしいが、見ていても食べ残しばっかりじゃん・・となる。クリストファーは苦労して築き上げた農園を失い、屋敷もメチャメチャだが、これからジョアンナと力を合わせて再建していくのだろう。やれやれ、最初から仲良くすりゃいいのに。弁務官役ウィリアム・コンラッドはテレビシリーズ「探偵キャノン」の人。