斉木楠雄のψ難
斉木楠雄は高校生だが、実はとんでもない超能力の持ち主。赤ん坊の頃からそうだったが、父親の國春と母親の久留美はノーテンキなバカップルなので気にしない。國春役は田辺誠一氏だが、エンドクレジットを見るまで気がつかなかった。メガネのせいかな。久留美役は内田有紀さん。楠雄の能力はテレパシー、サイコキネシスなど多岐にわたる。テレポーテーションもできるし、時間を越えることも。頭には妙なものが刺さっているが、これは彼の能力を制御するためのもの。抜いてしまうと地球が滅びるほどの異変が起きてしまう(らしい)。勉強にしろ運動にしろ楠雄が本来の力を発揮することはない。とにかく目立たないこと、それが彼のモットー。見ていて思い出すのは「アトムの子ら」という小説。13歳のティモシーは自分の能力を隠して生きている。成績は判で押したようにB。全く目立たない少年。ティモシーの場合はずば抜けた知力であって、超能力ではないけれど、目立たないよう生きているのは同じ。さて、高校ではもうすぐPK祭が・・文化祭がある。楠雄は毎年人の出入りが多くて自分がいなくても気づかれないことを利用し、日帰り旅行を楽しんでいる。トラブルが起きて来年からは文化祭中止なんてことになったら困る。それでトラブルが起きないよう、でも自分の能力は知られないようにという困難な一日が始まる。これはコミックが原作か。だから登場人物にしろ、起きる事柄にせよメチャクチャと言うかバカバカしいと言うか。正直に言うと見始めたことを後悔していたりして。セリフの半分は心の中でのツッコミ。学園のブリッコアイドル心美が出てくると、その心の声。楠雄役は山﨑賢人氏。ってことは「陰陽師0」の人かね。ほとんどポーカーフェイスのままだが、能力使いすぎて目を回している時は違う表情。心美が橋本環奈さん。鼻の穴おっぴろげたり大口開けたりオーバーな演技。楠雄につきまとう燃堂が新井浩文氏、元ヤンキーの窪谷須が賀来賢人氏、暑苦しい灰呂が笠原秀幸氏。この三人は知らない人。一人で謎の組織と戦ってるみたいな海藤が吉沢亮氏。この人「国宝」に出ている人かな。まだ見てないのよ、シネコン遠すぎて。今気がついたけどアイリスオーヤマのCMに出ている人なんだな。結局海藤と対峙していた連中何だったんですか?彼だけ何か目的があると言うか、独自に突き進んでいると言うか、そこらへんが印象に残った。楠雄が醒めてるから余計にね。