マダム・ウェブ
オールスターのは見る気しないけど、単品ならマシかな・・と思って。1973年のアマゾン。コンスタンスは身重でありながら、あるクモを探し求めていた。やっと見つけて喜んだのもつかの間、エゼキエル(タハール・ラヒム)に奪われてしまう。クモを渡すまいと抵抗した理由は後でわかる。撃たれたコンスタンスは出産直後に死亡。30年後のニューヨーク、救命士として忙しい日々を送るキャシー(ダコタ・ジョンソン)。あるきっかけで彼女は未来が見えるように。ただ最初はとまどうし、能力のコントロールもできない。一方エゼキエルはクモ人間としての能力を得、たぶん大金持ちに。しかし毎晩のように悪夢を見る。三人の若い女性によって殺される夢。イメージははっきりしているのでモンタージュを作り、監視システムで見つけようとする。今のうちに芽を摘んでおくのだ。その結果、三人が同じ列車に乗るとわかり・・。そこには偶然キャシーもいて。彼女は行きがかり上三人の面倒を見るはめに。と言って彼女には荷が重すぎる。・・まず不思議なのは、キャシーの父親について全く触れられないこと。エゼキエルの背景も不明。三人が彼を殺すのは未来のことで、今の彼女達は自分達がスパイダーウーマンになるなんて思いもしない。家族との縁が薄いという共通点はあるが、あの列車に乗るまでは会ったこともなかった。後でキャシーは三人を同僚のベン(アダム・スコット)に預け、ペルーへ飛ぶ。今の状態では情報が少なすぎる。行った先で出会ったのがサンティアゴ。瀕死のコンスタンスから自分を取り上げてくれた人物。コンスタンスは医師から赤ん坊には神経系の病気があって、長くは生きられないと告げられていた。それを治療する唯一の方法が、ある種のクモの毒。身重の彼女がアマゾンくんだりまで出かけていったのは、何とかして赤ん坊を救いたかったから。心の重荷が取れたので、キャシーの能力はさらに・・。例によってクライマックスは何が何やら。大変なことになってるけど、もとはと言えばエゼキエルをやっつけるために自分達が作り出した状況なんでしょ?彼を倒したものの、キャシーは盲目に?車椅子生活に?敵がエゼキエル一人というのはちょっとしょぼいかな。途中ベンの義妹メアリーが出産するが、この赤ん坊が「スパイダーマン」のピーターなんだそうな。メアリー役エマ・ロバーツはエリック・ロバーツの娘。三人娘のうちマティには見覚えあるが、「ゴーストバスターズ」の新シリーズのラッキーらしい。エンドクレジットで流れる曲には聞き覚えがある。確か「ユー・ガット・メール」でも使われていた。クランベリーズの「ドリーム」という曲らしい。ジョンソンは「サスペリア」に出ていた人。今回は黒髪で、年齢も30代ということで三人娘のような浮ついたところはなく、よかった。