第3シーズン
遺留捜査3の2ルビーの指輪
拘束されていた大森恵が爆発のため重傷を負う。現場に落ちていたルビーらしき宝石に目をつけた糸村。しかし本物ではなく、価値のない合成物。オフィスシーガルのモデル、絵里はいつも同じ宝石・・指輪をつけて写真にうつっていたが、少し前に自殺していた。同じくモデルの麻美が、彼女を突き落としてケガをさせ、顔の傷などで前途を悲観して自殺したらしい。大森はそのこと(突き落としたこと)を知って麻美をゆすっていた。次から次へと若い女性が出てきて、何が何やらわからんし、相馬とか麻里子って誰?1話目に出てくる人?まだ見てないのよ。浮かんだのが麻里子の付き人涼子(高岡早紀さん)。実は彼女は絵里の生みの親。育てることができず手放し、絵里は医者に引き取られるが、親子関係はうまくいってなかった。彼女が撮影時いつもあの指輪をはめていたのは、写真を見た母親が気づいてくれることを期待して。涼子は気づいていたけどなぜか名乗り出ず、そのうち絵里は死んじゃった。涼子は娘の復讐のため恵と麻美を・・そういうことのようです。これは2013年の放送のようで、まだ若い眞島秀和氏(遠山役)に目がいく。もっとうつって欲しいなあ。課長水沢役が斉藤由貴さん。
遺留捜査3の3赤の香水
姪を訪ねた咲枝が見つけたのは首を吊っている栞。それだけでもショックなのにもう一人男性の死体が・・。遺書もあり、どう見ても心中。事件性はないからと解剖もせず、調書にまとめてそれでおしまい・・のはずが。栞はクラブのホステス。男性は大手商社マンの汐見。大きなプロジェクトを任され、千晶という女性との結婚も決まっていた。ポケットにはプレゼント用に包装されたままのバラの香水。プレゼントなら開けるはずだが。汐見の祖父の話では、母親をなくしたばかり。男女のケンカの仲裁に入ろうとして突き落とされて死亡。犯人はまだ見つかっていない。糸村は汐見の部屋で見つけた写真に目をとめる。赤ん坊を抱いた母親。遠くにうつっているのは東京タワーか。でも汐見は名古屋で生まれたはずだが。もちろんこんなことにこだわるのは糸村だけ。ただ祖父の話から、この赤ん坊は汐見の前に生まれた子だとわかる。栞の方は先端恐怖症であること、ストーカーに悩まされていたことがわかる。どうもこのストーカー、汐見だったらしいのだが。栞の叔父は印章店をやっている。栞を養子にし、店を継がせたいと思っていて、その死にひどく落ち込んでいる。栞にはホストの新庄という男がいて、事件当日から行方をくらますなど怪しいが、結局アリバイがあって無関係。そのうち例の赤ん坊が栞だったことがわかる。夫の暴力が原因で母親は家を出たが、その時妊娠していたのが汐見。姉の栞の方は夫が手放そうとせずそのままに。栞が生き別れの姉だと知った汐見はプレゼントを持って部屋を訪れたのだ。解剖の結果栞は自殺だが汐見は殺されたとわかってる。誰かが心中に偽装したのだ。もちろん犯人の目星はすぐにつく。いろいろ寄り道するけど結局は戻ってくる。他の女性に浮気を・・なんて悲しんでいた千晶を、糸村はこれこれこうだったんですよと慰める。それはいいのだが、何かいろいろ忘れ物してないか?新庄は自殺の件には無関係だが、母親を突き落として殺した犯人。はい、でもその時アンタ女性とケンカしていたんですよねえ、その女性って誰だったの?それと汐見は栞にはストーカーだと思われていたんでしょ?ああやってマンション訪ねてきても会ってもらえるわけないじゃん。と言うか汐見が来た時には彼女はすでにぶら下がっていたわけで、汐見にとってはショックだったことだろう。知る前に殺されちゃったけど。
遺留捜査3の4ふたつの茶杯
カリスマ高校教師安西が殺される。彼はエリートを育てることで知られ、この青葉女子高等学校には五年前引き抜かれた。糸村は現場で中国茶用の茶碗に目をつける。茶葉が見当たらないし、安西はコーヒー党だ。もちろん他の者は茶碗になど目もくれない。安西は妻をなくし、息子の和也とはもう15年も絶縁状態。和也が受験に失敗するともう彼のこと失敗作と切り捨てる。彼は今フリースクールの教師をやっている。落ちこぼれの気持ちは彼にはよくわかる。最近の安西がよく会っていたのは出版社の営業久保と、生徒の香菜。香菜は落第し、父親大橋が取り消すよう安西に言ってきたりしていた。香菜は防犯カメラにもうつっていたので、一時疑われるが、その後意外なことがわかる。パティシエになりたい彼女は、一流大学への進学を望む両親と対立している。わざと落第し、バイトでためたお金でフランスへ修行に行こうと計画。安西に協力を頼んでいた。そのバイト先で売っていたのがあの茶碗。店主の雨宮は後でわかるが和也の教え子。結局犯人は久保なのだが、彼は高校時代安西にひどい仕打ちを受ける。仕事で偶然再会するが、安西は彼のことなど忘れていて。それだけならまだがまんもできたが、安西は突然契約の一方的打ち切りを言い出してきた。このままではクビになってしまう。彼が過去のことを持ち出しても、考えを変えてくれるよう土下座して頼んでもだめ。そりゃあ爆発しますわな。自分の人生をいいように狂わされて。後で糸村が和也に、実はお父さんは何たらかんたら、そのために茶碗を二つ買ったとか言ってもダメ。和也はともかく見ている人は安西にはこれっぽちも同情できません!和也役は黄川田将也(雅哉)氏。
第4シーズン
遺留捜査4の7身代金1億と消えた万年筆!?かすれた文字に父子5年間の涙!!
これも今頃になって録画し始めて。いや~それにしてもこの時間の放送ってCMが多いなあ。終わったかと思うとまた次のが延々と。舞台は京都らしい。いや、前知識も後知識(←?)も全くないもんで。ただ上川隆也氏が出ているから見てみようと思っただけで。小説家の尾上が殺される。なぜか五年前に断筆し、離婚し、今では路上生活者。近くで目撃されたのがテレビによく出ている心療内科医の小沼(大和田獏氏)。しかし小沼は否定。妻は死に、息子の尊(桜田通氏)は引きこもり。尾上は出版社社長野崎から1億円の借金をしていたが、そのうちそれが娘美波の身代金だったことがわかる。一時怪しく思えた野崎だが、彼は尾上を殺したのは五年前の誘拐犯だと思っている。誘拐のことは警察には知らせていない。それにしても尾上は作品を書いて少しでも野崎に返済しようとは思わなかったのかね。離婚したのは借金に妻子を巻き込みたくないからだと思うけど。せっかく生還したのに両親が離婚したのでは、美波は自分のせいで・・と思い込んで傷ついたと思うよ。そのうち遺書めいたものを残して尊が転落死。尾上を殺した犯人が、彼に顔を見られたので口封じに。尊の本当の思いも知らず、突き放していた小沼だが、死んでしまった後であれこれ気づかされ、深く後悔することとなる。この部分はちょっとくどいかな。上川氏扮する糸村は、普通の人とは違うところに気づき、目をつけ、動き回るタイプらしい。まあ頭の悪い私にはどっちの万年筆がどうとかいうのはついていけませんでしたけど。結局この事件は尾上の盗作が根底にあるんだけど、全然気にしてなかったな。巻き込まれた尊が気の毒。
遺留捜査4の8折れたヒールを履いた悪魔!?汚れた靴に悪女の秘密!?
イベント会社社長の柴田(小沢真珠さん)は、ハイヒールをはいた悪魔と言われている。今度のイベントの担当者川嶋へのパワハラも凄まじい。その彼女が絞殺された。手口は最近起こった連続通り魔事件に似ているが、殺人は初めて。糸村が目をつけたのは、柴田のトレードマークにもなっているハイヒール。発見されたのは山の中。9センチのピンヒールはおかしいのでは?しかもそのヒールが折れていて。彼女は多くの人から恨まれている。取引先を横取りされた森島、不倫を理由にクビになった絵理、ストレスの捌け口にされていた川嶋。絵理によれば柴田の履歴はデタラメもいいとこ。いわゆる経歴詐称というやつ。結局犯人はディスプレイ会社の三好。あんなサディストみたいな態度取っていりゃ殺されたって文句言えませんてば。もちろん犯人がつかまって終わりじゃない。実は柴田には裏の顔があった。実は川嶋のことをちゃんと考えてた。彼女には貧しくつらい過去があり、懸命に努力して這い上がり、今日の地位を築いたのだ。彼女は心の温かいいい人だったのだ。いやいや、誰もそう思いませんてば。経歴をウソで固めても許されるんでしょうか。汚い手を使って業績伸ばしても問題ないんでしょうか。相手の人格を否定するほど傷つけてもいいんでしょうか。靴屋の主人役で清水章吾氏が出ていた。
遺留捜査4の9最終話 糸村最後の3分間!!祝儀泥棒の母が集めた涙のレシート!?
結婚式場のトイレで女性の死体が見つかる。持っていた保険証から、石井望美とわかるが、何と本人は生きていた!どうやら殺されていた女性はご祝儀泥棒の前科のある坂口真代らしい。今回も留め袖を着、客にまぎれて盗みを働くつもりだったのか。行なわれていた二組の結婚式のうち、片方は神崎(栗山千明さん)の学校時代の友人なので、気分は複雑。真代がパートをしていたのが石井のクリーニング店。彼女によると盗みが発覚したためクビにしたとのこと。しかし佐倉(戸田恵子さん)が調べてみると、金を盗んでいたのは石井の方で、退職金・・口止め料として50万払ったが、その際保険証を貸してくれと頼まれたとか。石井には手に引っかき傷があったようだが、あれって結局は無関係?真代がかとうかずこさんで、石井が岡まゆみさん。二人ともポーラテレビ小説に出ていたよなあ・・何十年前の話だ?真代の娘史香によると、母親には迷惑のかけられっぱなし。泉・・真代にとっては孫・・にケガをさせたり、男に夢中になったり。銀行員だった夫(浜田学氏)はご祝儀泥棒の件のせいで、今はタクシー運転手。夫婦仲も悪化したのか、史香は離婚も考えている。それを知った時の泉の表情が印象的。彼女は両親には内緒で祖母とは度々会っていた。まあ中ほどまで来ると今回はこうなるな・・と予想つく。見ながら「はは~ん」と思ってしまう。迷惑のかけられっぱなしで、死んでも少しも悲しくない。どうせ今回もご祝儀泥棒するつもりだったんでしょ・・それが実は違ってて。たくさん集めたドラッグストアのレシートの意味するものは・・。それにしても糸村と神崎、なぜ真代が結婚式場にいたのか説明してないぞ。