1氷柱の美女
2浴室の美女
3死刑台の美女
4白い人魚の美女
5黒水仙の美女
6妖精の美女
7宝石の美女
8悪魔のような美女
9赤いさそりの美女
10大時計の美女
11桜の園の美女
12エマニュエルの美女
13魅せられた美女
14五重塔の美女
15鏡地獄の美女
16白い乳房の美女
17天国と地獄の美女
18化粧台の美女(1982)
原作は「蜘蛛男」。まだ読んでないと思う。雨の夜、明智と小林は美しい女性を車で四ッ谷へ送る。彼女令子(萩尾みどりさん)はヘアードレッサー。映画「恐怖の蜘蛛男」のヒロイン洋子(蜷川有紀さん)のヘアーを担当している。小道具として使われる毒蜘蛛を提供しているのが横堀(中尾彬氏)。彼の研究所には蜘蛛の他、蛇やサソリ、イグアナなどが飼育されている。横堀は情婦だったマキ(志麻いづみさん)とよりを戻したく思っていたが、彼女は山際(中村竹弥氏)というパトロンができたので、その気はなし。そのマキが入浴中毒蜘蛛に噛まれて死亡。恒例のヌードシーンが出てくるが、お風呂に浮いているところは、「は~い、息止めて~」って感じ?山際は恵子・洋子姉妹の父親。彼は妻を早くになくしているので、マキとのことも不倫などではなく、したがって大したスキャンダルにもならないですむ。恵子(早乙女愛さん)も予定通り挙式。しかし式の途中、毒蜘蛛に噛まれて死亡。映画は厳重な警備のもと、撮影が進む。黒柳(山本學氏)という医師がまわりをウロチョロし、自分の推理を述べるので犯人はバレバレ。彼は盛んに横堀が犯人だと言い立てるが、要するに明智に挑戦しているわけで。どうだオレはこんなに頭がいいんだぞと自慢したくてたまらないのだ。そのうち令子の助手美奈子が殺されるのだが、検視でびっくり。何と美奈子は男だった!令子も全く気づいていなくて。男だったらどうということもないし、なぜ彼が女装していたのかも不明だが、ここは思いがけなくてよかった。美奈子役は松原留美子さん。今頃どうしているかな?今回も明智は鋭い推理するわけでもなくボケーッとしている感じ。クライマックスで横堀に化け、続いて黒柳に化けるけど、アンタいつの間にマスク作ったの?しかも二つも。衣装も二人分用意してあるし。
19湖底の美女(1982)
原作は「湖畔亭事件」で、読んだことなし。蜘蛛男事件を解決した明智は、小林と文代を連れて信州へ休暇に出かける。オッ、特急あずさだ。茅野駅で弁護士の上村(平田昭彦氏)が声をかけてきた。画家の河野(高橋昌也氏)に呼び出されたらしい。結局みんな同じホテルに泊まる。河野の妻忍(野川由美子さん)は、河野の弟子野崎(伊東達広氏)に言い寄られ、ベッドを共にしているところを河野達に見られてしまう。野崎に恋していた河野の娘陽子は大ショック。河野は不貞を理由に離婚を言い渡すが、忍は自分が罠にかけられたことに気づく。野崎は陽子と結婚させてやると言われて仕方なく忍を誘惑したが、河野は約束を翻す。弁解したけど陽子には拒否されるしでさんざん。その陽子が殺される。元々心臓が悪い河野は発作を起こして倒れてしまう。忍は自分を陥れたのは陽子だと思っていた。継母の自分とはうまくいっておらず、絵のモデルのゆかり(松原千明さん)と仲がよかった。河野は忍を追い出し、ゆかりと結婚するつもりだ。もっともゆかりには全くその気はない。そのうちなぜか上村と忍が関係を持つようになる。上村は河野のために働くのをやめ、離婚届を握りつぶしたから、忍は今でも河野の妻だ。河野が死ねば莫大な遺産は・・。そのうちマリンガールのマキが殺される。彼女は陽子が殺されるところを目撃したらしい。サラ金に借金のある彼女は、犯人をゆすって逆に殺されたのだ。休暇だからとなかなか腰を上げなかった明智だが、それだと話にならないので動き始める。途中で落石に巻き込まれ、行方不明になって小林達が悲しむが、もちろん隠れていただけ。今回もなぜか河野のマスクをかぶって登場。犯人を名指しする。ん~だからいつの間にマスク用意したんだ?それはともかく前半くり広げられるドロドロした人間関係は結局は無関係。河野は別のことで深い深い恨みを買っていたのだった。するとどうなるんだろう。河野は植物人間になったようだけど、遺産は忍が相続するのかしら。陽子は死んじゃったし。ホテルの支配人が茶川一郎氏、他に牟田悌三氏、草薙幸二郎氏。陽子役林未来さんは「太陽のきずあと」に出ていたらしい。私この映画見ています。「少林寺木人拳」と二本立てだったから仕方なく。私はジャッキー・チェンの映画の中でもこの作品は一番好きで何回見たかわからないほど。だから「きずあと」の方も何回も見てるはず。その頃は入れ替えなしだったから「木人拳」見て「きずあと」見て「木人拳」見てという感じになるのよん。でも「きずあと」の方は内容全く覚えていないのよん。
20天使と悪魔の美女(1983)
原作は「白昼夢」。図書館にあったので見たが、チョー短編。しかも内容全然違う。明智も出ていない。第一部が「黒髪の麗人」、第二部が「エロスの白い肌」。CM込みで2時間半もある。ヌードやラブシーン、エログロシーン、最後の方は宝塚みたいな・・「カルメン」を延々と見せられる。まずはクリスマスイヴの仮装パーティ。明智は大富豪青木(中村嘉葎雄氏)から妻芳江(高田美和さん)の様子がおかしいので探るよう依頼される。パーティの出席者は青木の姪かおる(美保純さん)、青木の主治医三田村(鰐淵晴子さん)、舞台演出家の九鬼(勝部演之氏)、秘書の佐川(草川祐馬氏)など。青木は人生に退屈し、刺激を求めている。足が不自由だが理由は不明。明智に調査を依頼しておきながら自分でも動き回る。よっぽどヒマらしい。二人して芳江と九鬼の浮気現場を目撃するが、家に帰るとちゃんと芳江がいる。外出していないことは家政婦やかおるが証言する。芳江と三田村は歌劇のスターだったが、三田村のケガでコンビ解消。芳江はカムバックを考えているが、青木はせせら笑う。青木は三田村とサドマゾ行為にふけり、芳江に見せつけて喜ぶ。不健全な描写が次々出てくる。なぜ芳江はすっぱり離婚しないのか。青木に離婚の意思がなくても別居は可能だと思うが。彼女が耐え続ける理由はそのうちわかる。九鬼が殺され、佐川が殺され、さらには青木も殺される。莫大な遺産は芳江の手に。カムバックするには・・舞台をやるには大金が必要。彼女はこれを待っていたのだ。と言うことは青木は全財産を妻に?あの性格からしてそんな遺言しそうにないが。芳江の身代わりとなる女性のことが全く説明されてないし、明智はモタモタしてるだけ。ストーリーそのものはいいかげん。その代わり高田さんや美保さんが景気よく脱いでくれる。変に隠したりせず、堂々としているのはいいけど、明智まで上半身裸で手術台に乗せられているのには笑ってしまった。誰も見たくないって!しかも蝋を垂らされていて。ところで、甘さと精悍さが同居してカッコよかった草川氏。こんな役やってたんだ・・びっくり~。現在の彼をネットで見たらもっとびっくり~。高田さんのヌードは・・あたしゃ胸よりおなかに目が行きました。中年になるとすっきり細いウエストなんか行方不明になっちゃうものだけど、さすがは女優さん。贅肉のぜの字もありません。偉いな~。
21白い素肌の美女
22禁断の実の美女
23炎の中の美女
24妖しい傷あとの美女
25黒真珠の美女