天久鷹央の推理カルテ7
細くて目が大きくて若いと言うより見かけは子供っぽくて、でも頭脳は天才的。集中するとまわりが見えなくなって、そのせいでまわりは振り回されっぱなし。こういうヒロインどこかにいたな。妹が貸してくれた本に・・。テレビ化されたと知った時、あたしゃてっきり久龍小春だと思ってたけど、天久鷹央の方でした。この二人何となく似てる。この番組もうそろそろ終わりなのかな。今頃まで見なかったのは他の番組とかち合ったせい。Eテレの本棚シリーズ。本棚に弱いのよ私。御子神記念病院院長の御子神氷魚(賀来千香子さん)は心臓が悪いらしい。鷹央(橋本環奈さん)の見立てでは余命半年。それより早く死んだら殺されたのだと思って欲しいと氷魚。その一ヶ月後カルテ室で死んでいるのが見つかった。氷魚の姪鮎奈は、氷魚の兄知奴が怪しいと思っている。出世主義で金の亡者で氷魚を妬んでいた。おまけに自分の医療ミスを他の外科医になすりつけて追い払った過去がある。さんざん考えた末、氷魚の命を奪ったのは・・脳梗塞を起こさせたのは・・強力な磁力だと気づく鷹央。カルテ室の隣りはMRIなのに、壁のシールドが一部なくなっていた。ペースメーカーをつけている氷魚にとっては致命的。で、知奴がつかまりそうになるが、彼はくも膜下出血で車椅子の身。鉄でできている車椅子で例の場所に近づいたら・・はあ、そういうことになるんですか。氷魚は病院の将来を考え、自分とは相容れない考えの兄を殺人者に仕立て上げるつもりだったのだ。つまり彼女は自殺したのだ。この後遺言状の公開があって、知奴は氷魚の仕かけた罠にはまり、命を落としそうになるが、鷹央が阻止。恩師の氷魚を殺人者にするわけにはいかない。ところで小鳥遊役の人どこかで見たような・・。三浦翔平氏・・あら「光る君へ」の伊周ですか。けっこう背が高いのね。
天久鷹央の推理カルテ8
議員の倉吉(高島礼子さん)が手術を受ける。執刀は院長の大鷲(柳葉敏郎氏)自身。ところが術後しばらくして容体が急変。悪化の理由がわからない。おまけに倉吉は院長に殺されると警察に助けを求める。院長は倉石に働きかけて、近くに建設予定だった総合病院の計画をつぶしたことがあり、その口封じに殺されると思い込んだらしい。小鳥遊は二人の故郷である気仙沼に飛び、ここへ来る以前の大鷲の過去を探ろうとする。一方原因や治療法がわからず苦慮した大鷲は、鷹央に助けを求める。渋々承諾した鷹央が行ってみると、ベッドはもぬけのカラ。病院内をくまなく捜すが見つからず・・。先週から見始めたばかりなので背景とか全くわからないが、今回大鷲や倉石が(鷹央が思い込んでいるような)悪人ではないことがわかる。逆に、協力して欲しけりゃ土下座しろとか、言いたい放題な鷹央の態度の方が見ていてアレだった。倉石の行方を推理するのが刑事の桜井。「スフィアの死天使」を読んだのでああ彼が刑事コロンボ似の・・と合点がいった。真鶴が鷹央の姉で。それにしても小鳥遊役三浦氏には歌舞伎の名門の御曹司みたいな雰囲気がありますな。貴公子顔と言うか。小鳥遊は本場のイギリスで学ばないかと大鷲に打診されており、迷っている。鷹央にとってはそんなこと決してあってはならないことだけど。何しろ彼は自分の下僕、自分の持ち物だからね。
天久鷹央の推理カルテ最終話
少し前鷹央は7歳の宗一郎を診察。母親桃花(奥菜恵さん)によるビタミンAの過剰摂取が原因と診断したことがあった。その宗一郎が体調を崩し、小児科病棟に入院。桃花は謝罪しなければ鷹央を医療過誤で訴えると怒りを隠さない。彼女は離婚して女手一つで息子を育てる現役ナース。宗一郎がカルバマゼピンを服用していることや、毎日フルーツジュースを飲んでいることから、「はは~ん」となる。カルバマゼピンはてんかんの薬だが、三叉神経痛の治療薬としても使われており、私も毎日お世話になっている(ちなみに服用中はグレープフルーツジュースだけでなく、飲酒も避けろと説明書に書いてあるので、私はもう何年も酒は飲んでない)。宗一郎用のフルーツジュースは各種あったが、その中にはグレープフルーツが含まれているのもあるはず。お薬手帳を見ればこんなこと簡単にわかるのに・・と、ドタバタを見ながらしらけていたら・・。鷹央は桃花が代理ミュンヒハウゼン症候群であることも見抜く。治療法はないと突き放されていたけど、そうなの?このミュンヒハウゼンというのは「ほら吹き男爵の冒険」の主人公で、実在の人物らしい。今回は統括診断部縮小の危機もプラス。ところで小鳥遊のイギリス行きは結局なし?