問題物件1奇妙な不動産ミステリー!借りたら必ず死ぬ部屋
ネットで無料で見ることができるのは3話まで?それ以降は再放送を待つしかないのかな。希望に胸をふくらませ、大島不動産販売本社へやってきた若宮。しかし彼女が働くのは販売特別室。室長大島雅弘は前社長の遺児で、まだはたちくらいの若者。両親は事故で死亡。彼は生き残ったものの車椅子生活。パソコンでホラーやオカルトを見る毎日。と言うか、事故物件オタク?会社を実質的に動かしているのは前社長の弟高丸。雅弘にとっては叔父。社内には前社長派と、現社長派がいて・・という原作の勢力争いムードはテレビではまだ希薄。雅弘を室長という地位に据え、クレーム処理という難問を押しつけ、失策をしでかすよう持っていき、追い出そうというのが高丸達の狙い。ところがどんな難題押しつけてもなぜか若宮達は解決してしまう。犬頭という正体不明の男が現われ、不思議な力を発揮するからだ。原作での雅弘は難病で、しばしば危機的状況に陥る。それに比べるとこちらの雅弘は足以外は問題ないようで。ただ、未来の社長は無理でしょって感じ?大会社を背負って立つなら今のうちから勉強しとかないと間に合わないぞ。原作での若宮は家政婦とか介護士的役割を担っているが、こちらではなし。いちおう宅建士の資格持ってる。一番違うのは犬太がぬいぐるみではなく、本物の犬であること。仕事を持ってくる片山は出てくるが、若宮達をカゲで支える篠崎は(今のところ)出てこない。・・グランドハウスの101号室はこれまでに五人の死者が出ている。配信をやってる相田は再生数を稼ごうとこの部屋へ入居することに。しかしパートナーの志田はこんな不吉な部屋には入りたくないと、調査を依頼。そこで若宮が調べるはめになったのだが、彼女はこういう呪いとか心霊現象は大の苦手。雅弘はこういうの大好きだし、あの状態なら動き回れそうに思えるが、彼と犬頭は出会っちゃいけないのだろう。犬の犬太だけ見てりゃいいのだろう。原作を読んだ感じではああいうシェパード系の大型の犬を出してくるとは思わなくて。シェパード系のぬいぐるみってあんまり・・。でもぬいぐるみはニューヨークのデパートで見つけたことになってるからそっち系・・洋犬になるのかな。犬頭役上川隆也氏はもうちょっと若けりゃもっと適役に思えたことだろう。背が高くて鼻が高くて目が細くてまつ毛が長くて・・若い頃の江口洋介氏なんか似合いそう。若宮役内名里央さんは目が大きくて元気いっぱい。言動はちょっとオーバーだけど軽薄そうに見えてなかみは案外まとも。まあ犬頭の横にいたらまともにならざるをえないけどね。高丸役は船越英一郎氏。
問題物件2ポルターガイストが起こる部屋
今回は騒音トラブル。若宮が行ってみると、管理人の熱海は対応が遅いと怒る。505号室の滝野は錯乱状態で病院へ運ばれた後。彼が訴えていたのはいわゆるポルターガイスト現象。部屋の中はメチャメチャになっている。彼が騒ぎ始めたのは一ヶ月前から。犬頭と共に調べてみると、美容師の滝野がスナックで働くアケミと親しくなったのも一ヶ月前。滝野からはアルコール、睡眠薬の他に覚醒剤も検出された。彼の部屋の窓からは廃工場の屋上が見える。この屋上で行なわれていたのがやばい組織の麻薬取引。こっちから見えるということは、あっち(滝野)の方からもよく見えるのでは・・。取引を目撃されたのでは・・。いやいや、滝野の部屋からだけでなく、他からもよく見えると思うが。普通屋上ではやらないと思うが。工場の中で取引すると思うが。いろいろ言い訳していたけど、やっぱり屋上は変だと思うが。それと、覚醒剤を使っちゃうと警察の捜査も厳しくなると思うが。1話目に続き、今回も管理人が出てくる。住人からの苦情、中には筋違いのものまで受けなきゃならないのだから大変だね。1話目に続き元刑事で今探偵の有村が出てくる。原作だと刑事を退職した63歳だが、こちらはまだ若い。原作では出てくるのは一回だけだが、こちらはレギュラーなのかな。犬頭とはどういう関係なのかな。古い付き合いって・・犬頭は犬の化身でしょ?以前も(雅弘を助けるため)出現したことがあるのかな。あたしゃ有村自身も犬の化身でいいと思うんだけど。
問題物件3ゴミだらけの家
今回は呪いや心霊現象ではないので、若宮もホッとしていたら・・考えが甘かった。近づくにつれて猛烈な悪臭。前島の家の周囲には生ゴミの袋がいっぱい。妻は亡くなり、息子の猛は転勤で家を離れ、今は前島が一人暮らし。ゴミをため始めたのは一年ほど前からだが、生ゴミによる悪臭はわりと最近になってから。警官の倉岳、クレームをつけてきた伊藤、町内会長の勝山らの話の中で、犬頭の興味を引いたのは一年前に近くの公園で起きた事件。若い警官多田が、ホームレスに銃を奪われ射殺される。そのホームレスも転落死。多田は倉岳の後輩。そのうちゴミのうち、生ゴミの方は立ち退きを拒否している前島に対する地上げ屋のいやがらせだとわかる。前島がため込んでいるのは資源ゴミで、きちんと整理はされている。ところが家の中のある部分・・二階への階段からはまとまりのないゴミが・・。元エリートの父、その期待にこたえられず引きこもりとなり、ゴミをため込み始めた猛。前島は例の事件の犯人が猛なのではと思い込み、彼を守るため家をゴミ屋敷に。近所付き合いをなくし、猛は転勤して家にはいないことに。生ゴミが置かれるまでは悪臭も発生せず、ゴミ屋敷と言ってもさほど問題にもされずにいたけど。多田の死は自殺なんだけど、それだけだと説得力に欠けるので、テレビではいろいろくっつけてある。