不連続殺人事件
原作は読んだことなし。登場人物がやたら多く、最後まで誰だかわからない人も。設定は昭和22年。富豪の歌川一馬(瑳川哲朗氏)に招かれ、田舎の邸宅に集まった人々。作家や詩人が多い。矢代(田村高廣氏)は一馬の友人。妻京子役は桜井浩子さんだ。すっきりと清潔な感じ。一馬の妻あやか役は夏純子さん。昔テレビでけっこう見かけたけど早くに引退したらしい。この映画ではヌードも見せる。あらまあ。あやかの元夫土居が内田裕也氏。上半身裸のことが多い。詩人の内海が何と内海賢二氏。声優以外で見るのは初めて。最初に殺される望月役内田良平氏とよく似ている。仏文学者三宅が石浜朗氏。悪役が多いけどハンサムな人だ。弁護士神山が神田隆氏、医師海老塚が松橋登氏。松橋氏は「ヒドゥン」でカイル・マクラクランあてていて、声優としても印象的な人だ。びっくりしたのは探偵役巨勢が小坂一也氏だったこと。眉や目が垂れていてやさしそうな感じで、見る度にジミー・ウォングに似ているなあと。歌手としても甘くていい声していて。関係ないけど歌手のイメージ強かった彼が、どの番組だったか麻薬中毒者の役やってて。禁断症状とか大熱演していて。さて、この映画では次から次へと人が死ぬ。望月、珠緒、内海、千草(伊佐山ひろ子さん)、加代子、一馬の父多門(金田龍之介氏)、秋子。ここまで来たところで巨勢は旅に出る。途中で旅に出るのは金田一の専売特許じゃないんだ。その間に一馬が殺される。殺される予定のが全部死んだところで巨勢が一同を集め、謎解き。もちろんその席上で犯人は服毒死。犯人の目星は途中でつく。土居とあやかが途中で大立ち回りをやって、あやかは自室へ逃げ込み、土居はドア前に居座る。殺人が起きても、二人にはアリバイがあると除外される。いやいや憎み合ってるとされる二人が共謀してたらどうなるの。あやかが姿を見せない時点で見ている者は「はは~ん」となる。結局は財産狙い。何で殺されるのかよくわからないのがまじってるからややこしく見えるだけで、よく見りゃ歌川一家皆殺し。実は元夫と・・というのは「迷路荘の惨劇」思い出す。他に木村元氏、宮下順子さん、泉じゅんさん、初井言栄さん、桑山正一氏、根岸とし江さんなど。食事のシーンが多く、おいしそうだな・・と。謎解きよりもそっちに興味いった。