プロジェクト・タイタン
宇宙船オデッセイ1は土星の衛星タイタンに向かっている。クルーは船長のフランクス(ローレンス・フィッシュバーン)、ジョン(ケイシー・アフレック)、ナッシュ(トマ-・カポネ)の三人。長旅なので、人工冬眠をくり返す。三ヶ月眠って、起きたらいろいろチェックや報告をし、また冬眠。睡眠誘発剤には軽度の副作用がある。いくら軽度でも何度も使えば体に悪そう。ある時を境に計画が狂い始める。異状があるのに計器の数値では異状なし。幻聴や幻覚。ヒューストンと連絡が取れない。ナッシュは計画中止を言い出す。木星付近での重力アシストには成功。登場人物は少なく、エイリアンが出てくるわけでもない。ジョンとゾーイ(エミリー・ビーチャム)とのあれこれがひんぱんにはさまれる。出会い、偶然の再会、またまた偶然の再会、深い仲に。ジョンはこの任務に選ばれたいと思っているし、自信もある。ゾーイは採用チームの一人だ。彼が選ばれた時、彼女は落胆する。別れたくない。でもジョンは任務の方を選んだ。こういうぐじゅぐじゅしたパートは早送りしたくなる。ジョンにはいるはずのないゾーイの声が聞こえる。姿も見える。誘発剤のせいでおかしくなっているのか。何があっても動じないフランクスはナッシュを殺す。ジョンはフランクスを倒す。自分はとうとう一人だ。途中からこれって何かのテストなのでは・・と思えてくる。実際は宇宙へなんか行っていないのでは。冬眠なんかしていないのでは。長旅で精神がどうなるか調べているのでは?あるいは誘発剤が人体に及ぼす影響。調べられているのはジョンで、ナッシュやフランクスは芝居をしているのでは?船外活動でもすりゃ一発でわかるけど、外には出てないし。結局船内にいるのはジョン一人で、他の二人は存在していないようだけど、薬でそこまで行く?薬のためだったら血液検査とかしてデータ取るはずだがそういうのなし。それとも眠ってる間に採取?結局船がいるのは深宇宙ではなく地下深く。地震のせいでいろんな障害が起きてこんなことに。ラストはちょっとあいまいだけど、ジョンは助かるの?まあどうでもいいか。アフレックはいつも今にも「うぇ~ん」と泣き出しそうな顔をしていてちょっと苦手。ビーチャムは「リトル・ジョー」に出ていた人らしい。あと、「リーピング」に出ていたデヴィッド・モリッシー。ふなっしーみたいな名前だな。