ピクニックatハンギング・ロック
1900年、オーストラリアで実際に起きた事件なんだそうな。アップルヤード女学校の生徒が、岩山へピクニックに行く。時計が12時で止まるなど不思議な出来事が。昼過ぎにマリオン、ミランダ、アーマ、イディスの四人が岩山の頂上へ。途中彼女達はマイケル(ドミニク・ガード)とアルバートに目撃されていた。昼寝の後、イディス以外の三人はさらに上へ。怖くなって戻ってきたイディスは、後で妙な証言をする。駆け下りる途中で、引率の教師マクロウとすれ違ったが、下着姿だったと。山狩りが行なわれるが、手がかりはなし。一週間後マイケルはアルバートと共に岩山へ。夜になっても帰ろうとしない。実は彼はミランダを見てその美しさに恋してしまっていた。翌朝アルバートが見つけたマイケルは、憔悴し、レースの切れ端を握りしめていた。彼が収容された後、残ったアルバートが捜すと、失神しているアーマが見つかった。すり傷など軽傷ですんでいたが、頭を打った形跡があり、そのせいか記憶をなくしていて、何の手がかりも得られずじまい。また、不思議なことに着衣のうち、コルセットがなくなっていた。事件のせいで、親の中には学校をやめさせる者も。教師の中には退職する者も。校長(レイチェル・ロバーツ)はだんだん酒に溺れるようになる。ミランダと同室だったセーラは施設の出身。後見人が学費を滞納しているせいで、校長から退学するよう言い渡される。崇拝していたミランダを失い、行き場をなくした(彼女は施設では虐待されていたので、戻りたくない)彼女は、飛び降り自殺を図る。実はアルバートは彼女の生き別れの兄。しかし近くにいることは二人とも知らなかった。アルバートは妙な夢を見たが、どうやら正夢だったようで。その一ヶ月後、今度は校長の死体が岩山で見つかる。生徒三人と教師一人の行方は結局わからずじまい。・・こういう、何も解決しないまま終わる映画って苦手。時間無駄にしたように思えて。途中マリオンが岩の間から下を見て、あの人達は何をしているのかしらとか言うので、さてはオカルト集団かジプシーでもいるのかと思ったが、よく見たら下に残っていた生徒達でした。つまりまわりには誰も怪しい連中はいなかったってこと。そうなると何が起こったのかさっぱりわからない。時計が止まったことと、捜索の時警察犬が吠えるくらい。わんこが何で吠えたのか・・人語をしゃべってくれればねえ。ミランダ役はサラ・ランバート。彼女の美しさや、画面の美しさ(だけ)は印象に残る。