シン・ツイスター
「ツイスターズ」公開に合わせて大急ぎで作ったんだろうなあ。海洋大気庁ではエヴァンズとジェームズがやり合ってる。ジェームズが開発したのが竜巻検出アプリTINA。でも、データ重視のエヴァンズは取り合わない。そんなことしてるうちに(おしゃべりで時間稼いでいるうちに)竜巻発生。コロッと態度が変わって協力的になるエヴァンズ。今までの口論は何だったのか。もちろんこの時の竜巻で恩師(たぶん)のベネット教授死亡。中西部で竜巻が発生し、甚大な被害が出るおそれ。もちろんこれに家庭内の竜巻・・不和・・もくっつけられる。今回は兄と妹。被害を防ぐにはTINAだけでなく、妹エリカの構築するネットワークが必要。しかし以前彼女が止めたのにジェームズや仲間は無謀な行動を取り、チームは全滅。その中にはエリカの婚約者ダンも。以来兄妹は疎遠に。しかし非常時の今、そんなことも言ってられず協力することに。ちょうど彼女を取材中のテレビクルーがいて。カメラマンのスティーヴはパニクって早々に死亡。残りのクローディアとダグが二人に協力。テレビ中継車があったおかげで、あとあと助かることに。例によって一般市民は出てこない。被害の様子はニュース映像を流用。竜巻が通り過ぎた後にテレビ中継車が何事もなかったように残っていたり。あるいはいくつかの地点にエリカの装置を設置するんだけど、どう見たって吹き飛ばされるでしょと思えたり。途中で竜巻を弱めるためか何かでヨウ化銀を空中散布するけど、どうなったか不明だったり。一番アレなのはクローディアの退場。四人は地下駐車場に避難するけど閉じ込められてしまう。で、ある時クローディアが瓦礫の下敷きになってしまうのだが、そこらへんの描写が何だかおかしいのよ。クローディアとダグの会話も意味不明。87分と短いわりにはいろいろ詰め込んであって、暇つぶしにはなるけどね。ジェームズ役はマーク・ジャスティス、エリカ役はケイラ・フィールズでどちらも知らない人。クローディア役ソフィア・リバは口のあたりがイザベル・アジャーニ風。ダグ役はポール・ローガン。1973年生まれだからまだ若いのね。エヴァンズ役はティファニー。「メガ・パイソンVSギガント・ゲイタ-」でも太めだったけど、10数年たってますます太めに。今回は引っつめ髪にメガネ、白衣と、ただのオバチャンになっております。