ガリレオ第シーズン
ガリレオ第1章燃える
金属加工の時田製作所で働く金森(唐沢寿明氏)は、夜まわりが静かになると盲人のための朗読をテープに録音する。しかし今夜も暴走族が四人ほどアパートの前で騒ぎ始めた。これでは録音どころではない。住民の抗議などどこ吹く風、花火を持ち出しいっそう騒ぎ始めたが、そのうちの一人山下の髪がいきなり燃え上がる。呆然とする仲間の前で死亡。内海(柴咲コウさん)は新米で、草薙(北村一輝氏)は本庁に栄転。あら、すれ違い?草薙が栄転するのは手柄を立てたからだが、彼が言うには湯川(福山雅治氏)のおかげだと。今回の事件は花火が原因の事故とされたが、内海は納得していない。早速帝都大学の湯川を訪ねるが、もちろん相手にされない。しかし人体がいきなり発火と聞いて興味を持つ。犯人は最初からわかっているし、どういう方法を取ったかも途中で明らかに。金森に罠を仕かけ、現行犯逮捕。でも興味深いのはその後。湯川は学生達に手伝わせ、実験を重ねるが成功したのは43回目。と言うことは金森も同じくらい失敗を重ねているということ。その執念、強い殺意。金森はゴミを発火させ脅かすつもりだったと供述していたが、それがウソであることが明らかに。もっとも金森の本当の顔が暴かれたからと言って、山下達に同情できるかと言えば・・そんなことはありえませんて。金森が何回失敗したのか不明だが、それと同じか、それ以上の回数山下達はまわりの迷惑おかまいなしに騒いでいたわけで。死のレーザー光線引きつけたのはアンタら自身ですぜ。
第2章離脱(ぬけ)る
第3章騒霊(さわ)ぐ
第4章壊死(くさ)る
第5章絞殺(しめ)る
第6章夢想(ゆめみ)る
ガリレオ第7章予知(し)る
菅原(塚地武雅氏)が静子(深田恭子さん)と知り合ったのは、大学の後輩峰村の紹介。資産家だが容貌はパッとしない自分がなぜ美しい静子と結婚できたのか、今でも不思議。調子に乗った彼は冬美と浮気。その冬美には結婚を迫られている。電話が来て向かいのマンションを見ると、今にも首を吊りそうなのが見えて驚愕。彼女は芝居のつもりだったようだが、本当に死んでしまった。どうやら峰村が絡んでいるらしい。結局菅原は莫大な慰謝料を払って離婚。マンションの権利も取られた。半年後、栗林(渡辺いっけい氏)は何やら興奮している。いつもなら湯川が事件に首を突っ込むのを苦々しく思っているが、内海まで呼び出している。どうやら栗林は菅原の前では湯川のような名探偵気取っているらしい。あわよくば解決方法聞き出していい顔するつもりが当の菅原が姿を現わし・・。栗林は裏ではこんなことしてるのかいな。菅原が離婚した時にはざまあ見ろと思ったそうで、まあその気持ちはわかる。湯川にもコンプレックス感じているし。それはともかく菅原はあの件の一週間前、女性が首を吊ろうとしているのを見たらしい。栗林は菅原が自殺を予知したのだと思っている。その時は途中で電気が消えてしまったし、女性が冬美だったかどうかもはっきりしない。菅原は自分の過ちを悔いているが、湯川の興味は電気が消えたこと。彼にとっては浮気も離婚もどうでもいいのだ。もしかしたら自殺もどうでもいいのかも。彼が動き回るのは謎を解くため。失恋して自殺するならそれまでだし、美人の静子に心を動かされることも全くなし。今回内海は男どもの生態・・浮気をし、妻に隠れてAVを見る・・にうんざりする。湯川にも・・関係ないことはペラペラしゃべるくせに肝腎のことはなかなか話さない・・うんざりする。それでいてジムでスパーリングをする湯川のかっこよさにうっとりする。ここが何ともかわいい。さて、菅原を追い出した後、マンションに一人で住む静子。部屋には余計なものもなく、すっきり広々としている。彼女は働いていないのか。彼女は金に強い執着心がある。菅原と結婚したのも財産目当て。首尾よく莫大な慰謝料をせしめたが、峰村が湯川達の動きを不安がり出した。こりゃまずいとあっさり始末。原作だと静子と峰村は不倫の仲だが、こちらでは金で結びついているだけらしい。金に困っている峰村を引き込み、常に主導権を握っている。菅原が復縁を願い出てもはなも引っかけないが、あと一月の命、遺産は全部残すと言われ・・罠に引っかかる。
ガリレオ第8章霊視(みえ)る
コタツでうたたねしていた千晶(釈由美子さん)。ふと目を覚ますと窓の外に黄色いコートが見えた。姉の美鈴だ。でも窓を開けて外を見たら誰もいない。その頃美鈴の刺殺死体を警備員が見つけていた。その直前不審な男が逃げている。美鈴は料理教室をやっていて、そのビルと自宅では30キロ離れている。姉が現われてから死体が発見されるまで約10分。不審な男は窓から逃げようとして転落死。美鈴は警察にストーカー被害の届けを出しており、犯罪を未然に防げなかった警察は謝罪し、犯人死亡で手っ取り早くけりをつけたい。姉を見たなどという千晶の証言は無視されるが、内海は湯川に相談を持ちかける。湯川が興味を持ったのは10分で30キロを移動できるかどうか。テレポートでもしない限り無理。監察医城ノ内(真矢みきさん)によると致命傷になったのはふた突きで、あとの268ヶ所は死後つけられたもの。死んだ小杉は無職で引きこもり状態。情報は少ない。季節は冬で、当然暖房器具をつける。すると結露が生じる。千晶が窓の外の人影を見て姉だと思ったのは黄色いコートのせい。実際は結露で顔ははっきり見てないのだが、先入観があるので姉だと思い込んでしまった。なるほど、結露ねえ・・。関係ないけどすごい結露だな、雑巾持って駆けつけたくなっちゃった。あのままじゃカビが生えるよ!湯川は科学的な説明がついて満足したのかしら。それともテレポーテーションじゃなかったのでがっかりしたのかしら。
最終章爆ぜる前編
最終章爆ぜる後編
第2シーズン
幻惑(まどわ)す
指標(しめ)す
心聴(きこえ)る
曲球(まが)る
念波(おく)る
密室(とじ)る
偽装(よそお)う
演技(えんじ)る
攪乱(みだ)す
最終章聖女の救済前編
〃 後編