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●Remix Album『YMO IN THE '90s THE PETE LORIMER REMIX』● '90/9/25 release
アルファ商法でリリースされたリミックスアルバム。 Pete Lorimerが手がけたリミックスをつないだメガミックス。どっしりビートを加えては、所々にカッティングの効いたギター音を加えたりと、なかなか面白さは出ているね。 「Firecracker」「Behind The Mask」「Technopolis」「Computer Game」「Cosmic Surfin」などの代表曲、ヒット曲をうまい具合に料理しては、繋げてきました。 13分超えのロングバージョンと、端的にまとめたショートバージョンの2トラックでお届け。
1. Long
PRODUCE / REMIXER:PETE LORIMAR
2. Edit
PRODUCE / REMIXER:PETE LORIMAR
●Remix Album『HI-TECH / NO CRIME THE Y.M.O. REMIX ALBUM』● '92/6/21 release
アルファ商法でリリースされたリミックスアルバム。ハイテクを駆使したリミキサーたちの人選もなかなか通だね。 それぞれの解説もついているし、作品としてはなかなかいいものに仕上がっていると感じますが。トラックの方も、リミキサー色を出して魅了してきたり、別のものと化すようなトラックなどもあって様々。 これぞリミックスな味付けなので、まぁ、商法は置いといて、作品としては聞き応えはあると思います。
1. CAMOUFLAGE MARK GAMBLE MICRO-MIX [I]
編曲:YMO/MARK GAMBLE
ドカドカボコスカピコピコと、音をぶつけてくるMark Gambleによるリミックス。次第に音のスピードを緩めて、消えてゆく流れです。
2. FIRECRACKER THE SHAMEN REMIX
編曲:YMO/SHAMEN
USハウスな4つ打ちビートをバシッと打ち込んでいては、ピコピコな音も投入。 そこにオリジナルの持つオリエンタルピコピコが入ってきて、グツグツグルーヴィーに展開。あまり崩し過ぎていないので、聴きやすい5分半。
3. MULTIPLIES THE ALTERN 8 REMIX
編曲:YMO/ALTERN 8
ピコピコから始まった後は、ダイナミックなビートが襲いかかってくるリミックスチューン。めくるめくアグレッシヴな音の波に呑み込まれていきそうな1曲だね。
4. LIGHT IN DARKNESS THE 808 STATE REMIX
編曲:YMO/808 STATE
ピコピコと音が漂い、ビートがどっしりと入ってきたと思ったら、一気にアンビエントな世界へと大変身な1曲。 その後もじっくりと音が進行してゆくトラックで、じわりじわりとしみ込んでくるようだ。
5. BEHIND THE MASK THE ORBITAL REMIX
編曲:YMO/ORBITAL
Orbitalがリミックスを手がけたときたもんだ。オリジナルを崩さずに、彼らしい軽いタッチのテクノに仕上げたトラック。 所々でダークに、かつアグレッシヴな面を覗かせて、なかなか面白い1曲に仕上がっている。
6. LOOM MARK GAMBLE MICRO-MIX [II]
編曲:YMO/MARK GAMBLE
Mark Gambleによるリミックス。ジャングル/ドラムンベースな高速ビートを畳み掛けては、 上昇音を効果的に使用。短いながらに、面白さを一気に凝縮してお届け。
7. TECHNOPOLIS THE RHYTHMATIC REMIX
編曲:YMO/RHYTHMATIC
「TOKIO」のヴォーカルをサンプリングした始まりがインパクト大。どっしりビートを叩き込んできながらも、 オリジナルの持つ煌びやかさも手伝って、不思議なリミックスの誕生だ。
8. LA FEMME CHINOISE THE LFO REMIX
編曲:YMO/LFO
モノローグのセリフを料理しながら、強力ビートを叩き込んでくるリミックスに仕上げてきた。 どっぷりとボコスカと、リミキサーの味を出しては、どんどんと引き込んでくる作品。
9. CASTALIA MARK GAMBLE MICRO-MIX [III]
編曲:YMO/MARK GAMBLE
ディープでドープなアンビエントの音の中を、美しくピアノの音が泳ぐトラック。まったりと心地よく、音が広がってゆく。
10. TIGHTEN UP THE ROBERT GORDON REMIX (JAPANESE GENTLEMEN STAND UP PLEASE!)
編曲:YMO/ROBERT GORDON
濃さを出したビートをベースに、軽やかに音を作る1曲。じわりじわりとパンチを効かせては、ポップに展開。
11. SHADOWS ON THE GROUND THE SWEET EXORCIST REMIX
編曲:YMO/SWEET EXORCIST
静かながらに、どっしりとビートを放つトラック。アンビエントな雰囲気、クラブミックス、色々な要素を盛り込んで聴かせてくれる仕上がり。約6分をじっくりと。
12. RYDEEN THE GRAHAM MASSEY REMIX
編曲:YMO/GRAHAM MASSEY
おなじみの大ヒット曲。オリジナルの音を放っては、独自の解釈で再構築。キーボードのメロディラインを排除して、リミキサーが業で聴かせてくる。 ほぼほぼ別曲と化していたりも。でもって、まさか途中でF.O、F.Iという流れに、びっくりなんだな。
●Best Album『キョーレツナリズム』● '92/7/21 release
海外向けのYMOのベストアルバム。日本向けとはほぼ違うセンスでの選曲ということで、面白さを感じさせる内容だね。 あの大ヒット曲「TECHNOPOLIS」や「BEHIND MASK」が収録されていなかったり、「LOTUS LOVE」「CHAOS PANIC」など通なナンバーが収録されていたり、 はたまたスネークマンショーが収録されていたり。もうね、何が何だかの状態です。いろんな意味でのキョーレツな内容でタイトルまんまですね。とにかくこの音楽たち、キョーレツです。 日本版には、「NICE AGE」のリミックスを収録。
15. NICE AGE THE TF Production REMIX
編曲:YMO/TF Production
TF Productionによるリミックス。もっさりビートでボコスカと聞かせてくれるクラブミックスですね。 原曲のテイストを残しつつ、ピコピコと音を加えてきて、アップデートされたような雰囲気を放っています。