album

1st Album『volume one』● '08/3/18 release

女優のZooey DeschanelとM. Wardからなるアコースティックユニット、She & Himによる初のオリジナルアルバム。 1960年代を彷彿とさせる軽やかなフォーキーサウンドに乗せて、気だるく、ときにキュートに、ヘタウマなヴォーカルでZooeyが聞かせてくれます。 カバー曲はThe Beatlesのラインを丁寧に聞かせてくれたりと、温かさに満ち溢れた1枚になっています。 驚いたことに、オリジナル楽曲はZooey自ら手がけているところ。この人の才能、すごいね。 女優だけでなく、シンガーやソングクリエイトでも能力を発揮させては、魅力を見せつけます。 さらにピアノも自分で弾いています。M. Wardはじめバックの演奏も懐かしさと新しさを兼ね備えていて、リラックスして聞くことのできるナンバーが揃っています。 自由に舞うヴォーカルが心をくすぐるね。歌はそこまでうまくはないんだけれども、いいんです、それがZooey Deschanel。 ポップに展開し、ラストはしっとりと。中々面白さが出た1枚目ですね。

1. SENTIMENTAL HEART

(Z. Deschanel) Strings arranged by M. Ward

イントロなしでZooeyが歌を聞かせて始まるミディアムナンバー。 ヘタウマヴォーカルがクセになるね。しかも、ピアノもZooey本人が弾いていて、才能を感じさせます。 タイトル通りにセンチメンタルなメロディに乗せて、儚げに歌うZooeyが印象的。 ストリングスの音もポイント。音が厚くなり、コーラスもゴージャスになるエンディングが美しいです。

2. WHY DO YOU LET ME STAY HERE?

(Z. Deschanel)

懐かしいようなサウンドに乗せて、まったりリラックスした雰囲気を醸し出すZooeyのヴォーカルがいいね。 アコースティックギターがかき鳴り、温かさを出す。ベッタベタなコーラスがダラっとしていて、曲を盛り上げる。 そこにM. Wardのギターがエッジを効かせて響きます。ラスト、これまたコーラスで華やかに盛り上げてくるね。

3. THIS IS NOT A TEST

(Z. Deschanel)

さらっと響き渡るギターの音がおしゃれ。 そして、ヴォーカル&コーラスが入ってくると、オールディーズなテイストを出して、まったり心地の良い空間を作る。 キャッチーなサビの軽やかさが楽しさを出す。小粋なポップチューンだね。

4. CHANGE IS HARD

(Z. Deschanel)

まったりと聞かせてくれるサウンド&ヴォーカルが夢見心地にさせてくれるようなミディアムバラード。 スライドギターやスティールパンの音に加えて、煌びやかさを少々加えることで、ピンポイントの昔の輝きを表すようだ。 アナログ感のあるサウンドが親しみやすく、なんだかほっこりしているね。

5. I THOUGHT I SAW YOUR FACE TODAY

(Z. Deschanel) Strings arranged by M. Ward

Zooeyの弾き語りで聞かせるまったりバラードナンバー。 ゆったりと歌を響かせて、少々の脱力感が逆に好印象なZooey。落ち着きながらもハートフルな曲に仕上がっています。 間奏の口笛がポイントだね。ストリングスも飾ってきます。

6. TAKE IS BACK

(Z. Deschanel)

オープニングから高めのヴォーカルを響かせて、 なかなかかっこいいZooeyですね。その後もまろやかなヴォーカルでじっくりと。サウンドの方も柔らかめの温かさがにじんでいます。 ストリングスの華やかさもしっかりと曲を支えています。

7. I WAS MADE FOR YOU

(Z. Deschanel)

ガツンとドラムが弾んでは、どこか懐かしいサウンドで魅了するポップチューン。 Zooeyのヴォーカルも元気いっぱいに。オールディーズロックのようなサウンド&コーラスがいい味付けで聞かせてくれる。 ギターの音が雰囲気いいね。

8. YOU REALLY GOT A HOLD ON ME

(William Robinson, Jr. / Jobete Music Co. Inc., ASCAP)

The Beatlesのカバーもお馴染みナンバーを、She & Himの2人がカバー。 これまた、ほぼアカペラ状態。一応、ギターの音は入ってきているけれども、2人のヴォーカルが前面に出ていますね。 アナログ感たっぷりで、味が出ています。なかなか、かっこいいね。

9. BLACK HOLE

(Z. Deschanel)

イントロ無しで伸び伸びと歌うZooeyが印象的なアコースティックナンバー。 まったりテイストと、軽やかな音が夢見心地にさせてくれる。 2本のギターと、魅惑のコーラスがオールディーズな雰囲気を引き立てています。

10. GOT ME

(Z. Deschanel)

こちらもZooeyのダイナミックなヴォーカルからスタート。 ゆったりまったり、カントリー調のミディアムスローチューン。 ゆらりゆらりと、心地よさ全開で包み込んでくれる。間奏の軽やかなキーボードの音も愛らしいね。

11. I SHOULD HAVE KNOW BETTER

(Lennon / McCartney / Sony / ATV Tunes LLC / Beatles, ASCAP)

The Beatlesのナンバーをカバー。 まったりサウンドで軽やかに、Zooeyのヘタウマヴォーカルに、愛嬌たっぷり。 M. WardとのWヴォーカルで、温かい空間を作る。途中の笑い声なんか、 とってもリラックスした雰囲気を伝えてくるね。 アコースティックサウンドのなかに、スティールパンが煌めきを与える。

12. SWEET DARLIN'

(Z. Deschanel / J. Schwartzman) Stgrings arranged by M. Ward

このアルバムのなかでも、結構ロックなアプローチというか、力強さが出まくっているね。 躍動感たっぷりのビートが頼もしい1曲。手拍子よろしく、ストリングスもしなやかに曲を飾ってきます。 Zooeyのヴォーカルとコーラスが、甘いひとときを提供。ポップで華やかに盛り上げてくる。 このアルバムのクライマックスのような雰囲気だね。

13. SWING LOW, SWEET CHARIOT

(traditional)

トラディショナルソング。随分とアナログな音で聞かせてくれる。 なんとなくレコーダーに吹き込んだようなトラックが、逆に生々しさを伝えてくるね。エンジニアもZooeyが担当と、 こだわりを感じさせる。アルバムの締めで、心地よい眠りを誘うかのようなナンバーだ。

2nd Album『volume two』● '10/3/23 ('10/3/17 on Japan) release

相変わらずおしゃれサウンドが軽やかに響き渡る、Zooey DeschanelとM. Wardによるユニット、She & Himの2作目。 タイトルもそのままに、「volume two」とストレート。前作の、ちょっとした粗さが、今回では磨きがかかって、よりポップさを出してきましたね。 特にM-3「Don't Look Back」の極上のキャッチーさに、ノックアウトです。 そのほか、ほぼZooeyが手がけた楽曲を、アコースティックでフォーキーな雰囲気とともに、聞かせてくれる全14曲。 温かみとともに、まったりとした時間を過ごさせてくれる。Zooeyは作曲やヴォーカルだけでなく、ピアノも披露と、器用な面が出まくっています。 M. Wardの演奏やプロデュースワークも光ります。また、今回もカバー曲を聞かせてくれては、She & Himらしい世界観で楽しませてくれます。 選曲センスがいいし、アレンジといい、この2人、なかなかやりますね。 日本版は、ボーナストラックを1曲追加収録。

1. Thieves

(Z. Deschanel)

軽やかなフォーキーロックでスタートするオープニングナンバー。 滑らかギターの音と、まったり心地よさを届けてくれるZooeyのヴォーカルが明るく映えます。 Zooeyのヴォーカルも磨きがかかって、ラストの盛り上がりながら終わる展開がいいね。 昔懐かしのテイストを盛り込んだ良曲です。

2. In the Sun

(Z. Deschanel)

どっしりビートを刻んでは、力強さを出すけれども、その中にも温かさを覗かせるポップなナンバー。 Zooeyのヴォーカルとコーラスがまろやかに絡み合うサビは、リラックス気分に浸ることができますね。 最後はギタープレイで魅了してきます。

3. Don't Look Back

(Z. Deschanel)

イントロのピアノの音がレトロでいいね。 本編は弾んでポップポップ。リズミカルにウキウキワクワクな音を聞かせてくれるナンバー。 サビの一定の音をたどりながらも、いろんな要素を詰め込んできたZoeeyのヴォーカルが愛らしい。 とにかくキャッチーに聴かせてくれるナンバーです。

4. Ridin' in My Car

(A. Anderson)

NRBQのカバーナンバー。Zooeyのヴォーカルとコーラスが鮮やかに映えては、 M.Wardとのデュエットも鮮やかに聴かせてくれる1曲。 心地よさとアップテンポの軽快なリズムに、体も自然と揺れるね。 それでいて、瑞々しいサウンドに仕上がっています。

5. Lingering Still

(Z. Deschanel)

ギターとマンドリンの音が温かく包み込んでくれるような、まったりフォークチューン。 滑らかな音とともに、Zooeyのキュートなヴォーカルが添えられています。 間奏後はヴォーカルと分厚いコーラスが、より魅惑的に響かせてくれます。

6. Me and You

(Z. Deschanel)

ギターが優しく軽やかに響き、Zooeyのキュートなヴォーカルが舞うアコースティックチューン。 始まりはしっとりと、サビから盛り上がっていくような展開で、サビではコーラスが加わって、温かさを増します。 ストリングスの音もしなやかに聴かせてくれるね。

7. Gonna Get Along Without You Now

(M. Kellem)

いろんなアーティストがカバーしているナンバーに、She & Himも挑戦。 もっさりとした感じがアナログ感や懐かしさを出してきます。「ウフッ」とか「アハッ」とか、かわいさが出ているZooeyです。 音も軽やかに決めては、心地よいカバーに仕上がっていますね。

8. Home

(Z. Deschanel)

この曲がまたすごい。めくるめく展開で、どんどんと雰囲気が変わっていく。 Zooeyとともに、おしゃれに聴かせてくれる楽曲にノックアウトだね。 フォーキーンサウンドをゴージャスに仕立て上げ、ドリーミングな雰囲気が華やかに彩る1曲。 一瞬のマイナー調のメロディーパートがスパイス。

9. I'm Gonna Make It Better

(Z. Deschanel)

どっしりビートが頼もしいフォーキーロックチューン。 歌の入りがマイナー調だったので、若干の驚きを感じる。でも、のらりくらりとポップな楽しさ全開に。 ストリングスもいい味を出す、心地良い1曲です。ウキウキさせてくれるようなサウンドは、しなやかさもあって、 まったり気分に浸れるナンバーですね。

10. Sing

(Z. Deschanel)

渋いメロディラインは、シンガーソングライターとしての腕を見せるZooey。 芯を感じさせるヴォーカルがジ実に頼もしい。一緒に口ずさみたくなるような曲だね。

11. Over It Over Again

(Z. Deschanel)

イントロから華やかに。そして、何よりもZooeyのヴォーカルがポイントだね。 ひねりを加えたようなヴォーカルが、かわいらしいです。 コーラスと合わせて、オールディーズな雰囲気がいい感じ。Zooeyもクリエーターとして腕に磨きをかけてきましたね。 キャッチーに織りなすサビが頭の中に染み込んできます。

12. Brand New Shoes

(Z. Deschanel)

まったりギターで奏でられる3拍子ナンバー。 淡々と、切々と歌を聴かせるZooey。ちょっと寂しく儚げなところもあるけれども、 今まで元気よく歌っていた分、オッと驚かせてくれるような感じも伝わってきます。

13. If You Can't Sleep

(Z. Deschanel)

コーラスが素敵な世界へと誘ってくれるようなナンバー。 幻想的に音が広がっては、夢見心地にさせてくれます。まさしく眠れない時にこの曲を聴くと、眠りに陥るかのように、 安らぎを感じますね。

14. I Can Hear Music

(J. Barry, E. Greenwich, P. Spector)

カバーナンバー。しなやかで軽やかで、意外とあっさりとしたアコースティックサウンドに乗せて、 Zooeyがヴォーカルを聴かせてくれます。コーラスも重なっては、魅力を増していきますね。 She & Himらしさを前面に出してきました。

3rd Album『A VERY SHE & HIM CHRISTMAS』● '11/10/24 ('11/10/26 on Japan) release

どうしてもクリスマスは派手な音で飾ってくるようなイメージがあるけれども、やっぱりShe & Himは一味違うね。 スタンダードナンバーはじめ、渋いチョイスの、そしてしっとりアコースティックサウンドをベースに、本かな温かさで聞かせてくれるクリスマスアルバムです。 Zooeyのヴォーカルのまったりとした雰囲気、M. Wardの巧みな演奏さばきにほれてしまう1枚です。 みんなでワイワイというよりかは、もっと狭い関係、まさしく彼と彼女のためのクリスマスを演出するかのように。 Frank SinatraやThe Beach Boys、NRBQや映画の曲など、幅広い選曲も、すべてShe & Himワールドの中へ。 ただ、いかにもクリスマス、っていう音はしていないので、唯一鈴の音がシャンシャン響くけれども、やっぱり基本はアコースティックサウンドでしっとりと。 この味わい深さが魅力なんだよね。

1. THE CHRISTMAS WALTZ

Cahn / Styne

まったりアコースティックサウンドで聞かせてくれるのは、Frank Sinatraなどでおなじみのクリスマスナンバー。 温かいギターの音とともに、3拍子をゆったり味わえるサウンドに仕上がっています。ヴォーカルにも味があるよね。 アナログな雰囲気に包まれるような、優しさや温もりが伝わってきます。

2. CHRISTMAS DAY

Wilson

The Beach Boysのクリスマスソングをカバー。優しさいっぱいのヴォーカルと、アコースティックギターで始まり、多重コーラスで魅力を一気に増大させてきました。 懐かしさとキラキラした雰囲気が素朴ながら充実したクリスマスを過ごすような感じだね。

3. HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS

Blane / Martin

映画「若草の頃」からの1曲。しっとりと、夜中をほのかに温めるように、 いいムードを作るかのような静かなひと時を作るShe & Him。 Zooeyのヴォーカルも語りかけるような優しさで添えられています。

4. I'LL BE HOME FOR CHRISTMAS

Lent / Gannon / Ram

Bing Crosbyによるクリスマスナンバーのカバー。 軽やかながら、渋さの光るギターの音色がかっこいいね。負けじとZooeyのヴォーカルにも気持ちや思いが入っているようです。 短い曲の中に、ぎゅっとShe & Himの魅力を詰め込んできたね。

5. CHRISTMAS WISH

Spampinato

NRBQのナンバー。これぞShe & Himな選曲&カバーだね。 M. Wardがメインでヴォーカルを聴かせてくれます。サウンド同様に、温かく包み込んでくれるようだ。 後半ではドラムも入ってきて、力強くもしなやかさを携えて、それでいて幻想的に聴かせてくれる1曲です。

6. SLEIGH RIDE

Anderson / Parish

もはやクリスマスソングのスタンダードナンバーな1曲。 この軽やかさ、さすがはShe & Himな楽しい雰囲気がぴったり合っていますね。 ZooeyとM. Wardのデュエットは、和気藹々。ソリで楽しくはしゃいで遊んでいる様子が目に浮かびます。 間奏のギターも印象的です。

7. ROCKIN' AROUND THE CHRISTMAS TREE

Marks

小粋なロックな感じで、楽しさを出している。 Zooeyのヴォーカルは、どこかしらクセがあって、そこがポイントになっているね。 ギターがメインで、でもうるさ過ぎずにいい塩梅で飾ってきます。心地よさも出ているね。

8. SILVER BELLS

Livingston / Evans

映画挿入歌のカバー。なんと、ウクレレ弾き語りでZooyが聴かせてくれます。 まったりとしたヴォーカルに、クリスマスの温かさを感じる。 がっつりテイストじゃない分、親しみやすさが伝わってきますね。

9. BABY, IT'S COLD OUTSIDE

Loesser

映画の楽曲を軽快なデュエットで聞かせてくれます。 ZooeyとM. Wardの掛け合いが微笑ましい1曲だね。間奏の口笛も、温かさを出しています。

10. BLUE CHRISTMAS

Hayes / Johnson

Elvis Presleyでもおなじみのナンバーをカバー。 アコースティックギターの優しい音色と、まろやかなZooeyのヴォーカルがムードを出してきます。 2番からはいつも以上にはっきりと歌を聴かせてくれるので、ブルーな気持ちがダイレクトに伝わってきますね。

11. LITTLE SAINT NICK

Wilson / Love

軽やかにウクレレとコーラスで幻想的な味付け。 Zooeyのヴォーカルとコーラスでうっとりとした世界に連れて行ってくれるね。 シャンシャン鈴の音も雰囲気を出してきます。The Beach Boysのテイストを出しつつ。She & Himのオリジナリティをしっかりと出していますね。

12. THE CHRISTMAS SONG

Torme / Wells

クリスマスと言えばこの曲と言わんばかりに、スタンダードなナンバーをカバー。 しっとりと響き渡るギターの音をバックに、Zooeyが淡々としながらも気持ちを込めて歌います。 美しい空間に溶け込むように、クリスマスを祝ってくれるような味わい深さがあります。

4th Album『volume 3』● '13/5/7 ('13/5/2 on Japan) release

Zooey DeschanelとM. Wardによるコンビ、She & himによる、オリジナルとしては3枚目の、その名も「vol.3」が登場。 今回はZooeyによるオリジナル楽曲はじめ、愛の詰まったカバーチューンで優しい音を聞かせてくれます。 今までよりも、ストリングスによる味付けが多くなったようが気がするな。M. Wardの器用さの表れかな。 ヘタウマなヴォーカルがポイントだったZooeyもすっかり歌は上手くなっているし、すっかりShe & Himとしての地位を確立していますね。 まったりアコースティックチューンはじめ、アップテンポの楽曲も優しく奏でる楽器の音に身をゆだねてゆったりできますね。 The Beach BoysやBrondyなどのカバーも、Zooeyのヴォーカルで魅了してきます。フォーキーなオールディーズサウンドも、 心を癒してくれます。ただただ、懐かしさに浸るだけでなく、現代的発見を提供してくれるような、2人の業をトコトン味わえる作品ですね。

1. I'VE GOT YOUR NUMBER, SON

Z. DESCHANEL

オープニングから高いコーラスが映える軽やかフォークロックチューン。 軽快なサウンドは、She & Himの真骨頂だね。 ピアノの弾けっぷりもたまらないし、とにかくメロディがキャッチー。楽しさいっぱいShe & Himが音を楽しんでいます。 爽やかかつ大胆なアプローチがGoodです。

2. NEVER WANTED YOUR LOVE

Z. DESCHANEL

ポイントはストリングス。イントロからしなやかさを出して飾ってきます。 Zooeyも随分と陽気なヴォーカルを聞かせては、楽しそうだね。 ポップに弾むアコースティックナンバー。華やかさに包まれます。これまで以上にShe & Himが鮮やかに映ります。

3. BABY

J. BARRY / E. GREENWICH / G. MORTON

カバーナンバー。ハートフルなコーラスを従えて、軽やかに聴かせてくれるZooey。 そして、M. Wardもヴォーカルで魅せてくれます。 しなやかさを出して、She & Himらしさを聞かせる。オールディーズの味わい深さがダイレクトに伝わってくる良カバーですね。

4. I COULD'VE BEEN YOUR GIRL

Z. DESCHANEL

The Beach Boysよろしくな、軽やかで爽やかで、伸びやかに広がるポップチューン。 バックの演奏陣もしなやかに。サビでコーラスが加わると、よりいっそう、爽やかさに磨きがかかったね。 親しみやすいメロディが耳馴染みしやすいナンバーだね。うん、いい曲だ。

5. TURN TO WHITE

Z. DESCHANEL

まったりと聞かせてくれるスローチューン。 Zooeyはウクレレも披露して、よりしなやかさを演出。優しいサウンドと伸びやかなヴォーカルがShe & Himの世界を作る。 弦楽が入ってきて、コーラスも華を添えて、輝きを増す。ちょっと切ない歌詞にしんみりだ。

6. SOMEBODY SWEET TO TALK TO

Z. DESCHANEL

温かなサウンドに乗せて、Zooeyが大胆に歌い上げる1曲。 「あなたにいてほしい」とストレートな気持ちをぶつけるサビがいいね。 キャッチーなメロディと盛り上げるようにコーラスが入ってくる。Zooeyのキャラクターにぴったりな感じがするね。

7. SOMETHING'S HAUNTING YOU

Z. DESCHANEL

ざっくりギターで軽やかに始まるポップチューン。 まったり歌い上げるZooeyがキュートです。さらにはストリングスも入ってきて、しなやかさをプラス。 Zooeyはビブラフォンも披露し、より温かさを増した演奏で魅了してきます。

8. TOGETHER

Z. DESCHANEL

イントロのギターの音色がA.O.R.な感じを放ち、 本編も丁寧な味付けで聞かせてくれる。これまでのアコースティックなShe & Himから進化した感じだね。 次なるステージの音。でも、懐かしさも漂わせています。スウェディッシュポップにも通じるところがあるね。 ブラスの音も温かい。

9. HOLD ME, THRILL ME, KISS ME

H. NOBLE

ドリーミングなカバーチューン。 優しい音色のギターが滑らかに入ってきては、曲を盛り上げる。 ストリングスとともに飾って、より温かさを増してきますね。Zooeyのヴォーカルは意外とどっしり芯が太いね。 まったり気分に浸れる仕上がりです。

10. SNOW QUEEN

Z. DESCHANEL

サウンドが軽やかに響き渡っては、タイトルのような冷たさは全く感じさせない。 これぞShe & Himな軽やかロックチューン。テンポが変わったり、ブラスが加えられたりと、味付けが面白いね。 コーラスもドリーミング。楽しさが曲からにじみ出ています。

11. SUNDAY GIRL

C. STEIN

16ビートのリズミカルなテンポに乗せて、どっしりサウンドで魅惑のひと時。 どこかしら上品な感じのするZooeyのヴォーカルがいい味を出しているBrandyのカバーチューン。 後半に行くにつれて、生き生きしてくる感じがいいね。

12. LONDON

Z. DESCHANEL

Zooeyの1人舞台。歌もさることながら、ピアノも本人が弾いては、切々と歌い上げます。 もちろん、イギチスのロンドンについて歌っています。Zooeyらしい視点で、どんよりいつも曇っている街を、巧みに表現する小曲です。

13. SHADOW OF LOVE

Z. DESCHANEL

まったりと包み込んでくれるような、優しいメロディで聞かせてくれるミディアムスローチューン。 始まりは静かなんだけれども、途中からストリングスが入ってきて、ゴージャスな仕上がりで聞かせてくれる。

14. REPRISE (I COULD'VE BEEN YOUR GIRL)

Z. DESCHANEL

ストリングスがゴージャスに彩るリプライズ。 そこに賛美歌のようなコーラスが加わって、うっとり幻想的な空間に包まれます。 そのまま夢の世界へ連れて行ってくれそうだ。

5th Album『CLASSICS』● '14/12/2 release

Zooey DeschanelとM. Wardによるユニット、She & Himのカバーアルバムは、その名も「CLASSICS」。 故きを温めて、新しきを知る。まさしく温故知新な作品です。 選曲が本当に渋い。オールディーズやスタンダードなジャズナンバー、映画の挿入歌などから選曲された楽曲を、ハートフルでシンプルに味付け。 心温まるZooeyのヴォーカルに、優しく奏でられるM. Wardのギターが心地よい空間を作る。 時にブラスやストリングスも加わって、まるであの日が蘇ってくるような音を届けてくれる。やっぱり、この2人、ミュージシャンとしてのセンスはキラリと光っているね。 派手さがない分、シンプルに歌の良さが伝わってきます。 1曲あたり2分、3分ほどのサイズが多く、コンパクトなまとまりで清々しいね。全く古臭さを感じさせないClassicsです。

1. STARS FEEL ON ALABAMA

WRITTEN BY FRANK PERKINS & MITCHELL PARISH

優しく柔らかく、アコースティックでジャズ風味を加えたサウンドに乗せて、軽やかに歌い上げるZooey。 スタンダードナンバーなだけに、まったりとした味わい深さが出ていますね。時折、フワッとする感じがいいな。 これぞShe & Himな味付けでお届け。

2. OH NO, NOT MY BABY

WRITTEN BY CAROLE KING & GERRY GOFFIN

Carole Kingのナンバーのカバー。 スィートでライトな味付けに、Zooeyのヴォーカルもどこかしら上品に響き渡ります。落ち着いたヴォーカルと、うっとりさせてくれるサウンドに、惹かれますね。 ストリングスや管楽器も大きな役割を果たしています。何気にゴージャスだな。

3. IT'S NOT FOR ME TO SAY

WRITTEN BY ROBERT ALLEN & AL STILLMAN

映画「Lizzy」より、Johnny Mathisによるナンバーのカバー。 淡々と落ち着いた雰囲気を放ちつつ、甘くスィートなzooeyのヴォーカルに味わい深さを感じさせるね。 さすがは映画挿入歌なだけあって、ストリングスが映えます。かっこいいしゴージャスだ。

4. STAY A WHILE

WRITTEN BY MIKE HAWKER & IVOR RAYMONDE

Dusty Springfieldのナンバーに、She & Himが挑戦。 軽やかなアコースティックサウンドが心地よいアレンジで、Zooeyのヴォーカルもどこかしらクラシック。 ほんわかブラスの音も手伝って、オールディーズが蘇る。コーラスも花を添えてきますね。

5. THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU

WRITTEN BY BURT BACHARACH & HAL DAVID

Herb Alpertのカバー。 さすがはBurt Bacharachな上品な味わいを、She & Hipが再現。まったり落ち着いたZooeyのヴォーカルからも、ムードが出ていますね。 全体的にジャジーでクールな味付けで、かっこいいです。

6. TIME AFTER TIME

WRITTEN BY SAMMY CAHN & JULE STYNE

これまた、ジャズのスタンダードナンバーで、ZooeyとM. wardがまったりデュエットで聞かせてくれます。 淡いジャズサウンドに、トロンボーンも間奏で入ってきては、よりまったり気分にさせてくれます。 極上のリラックスなひと時を味わえますね。

7. SHE

WRITTEN BY CHARLES AZNAVOUR & HERBERT KRETZMER

Elvis Costelloでおなじみのナンバーを、 M. Wardのヴォーカルで聞かせてくれるカバー。まったりアコースティックギターと、淡いコーラスが温かく幻想的な空間を作り上げる。 彼女のコーラス、麗しく響いてきます。優しさいっぱいでお届け。

8. TEACH ME TONIGHT

WRITTEN BY SAMMY CAHN & GENE DE PAUL

Frank Sinatraで有名な曲。小粋なギターが踊り、ブラスが温かく添えられるサウンド。 「教えて」とZooeyは歌っているけれども、Zooeyが何か教えてくれるかのように熱唱。時に優しく、時にスパルタな感じがいいね。 なんだかんだで、まったりとしたひと時。

9. IT'S ALWAYS YOU

WRITTEN BY JAMES VAN HEUSEN & JOHNNY BURKE

おなじくFrank Sinatraでおなじみのナンバー。 ジャジーでしっとりと仕上げて、その世界へ深く潜り込んでゆくような、味わい深さがあります。 クールなZooeyのヴォーカルに引き込まれるね。木管や金管の優しい音色もいい感じ。

10. UNCHAINED MALODY FEAT. CHAPIN SISTERS

WRITTEN BY ALEX NORTH & HY ZARET

映画「Ghost」のイメージが強いこのナンバーに、 挑戦したShe & Him。M. Wardの音色をバックに、ZooeyとChapin Sistersのコーラスが加わって、幻想的に仕上げてきました。 声で魅了してきますね。夢見心地にさせて、ドリーミングな世界を堪能です。

11. I'LL NEVER BE FREE

WRITTEN BY BENNIE BENJAMIN & GEORGE DAVID WEISS

オリジナルがSavannah Churchill with The Red Norvo Quintetということで、 チョイスがオシャレだな。ゆったりサウンドに乗せて、Zooeyも軽やかに歌を聴かせてくれrます。コーラスも懐かしい味付けだな。 ブラスの音がいい味を出すんだ。全体的にまろやかな仕上がりですね。

12. WOULD YOU LIKE TO TAKE A WALK?

WRITTEN BY MORT DIXON, BILLY ROSE, & HARRY WARREN

イントロの口笛やハミングがまた、雰囲気いいんだ。 元はブロードウェイミュージカルの1曲。Zooeyのヴォーカルもいいし、M. Wardも相槌を打つかのようなヴォーカルで楽しませてくれる。 2人の仲の良さが表れているね。2分少々の短い時間がとっても長く感じてしまうくらいに温かい。

13. WE'LL MEET AGAIN

ROSS PARKER & HUGH CHARLES

Zooeyのヴォーカルがまったりと響き渡り、M. Wardのギターもまったりt。 間奏ではトロンボーンを加えて、なんだか温かさが出ているな。 そして、コーラスがたくさん登場しては、盛り上がります。 Vera Lynnのナンバーのカバーということで、選曲も渋さが出ています。

6th Album『CHRISTMAS PARTY』● '16/10/28 release

She&Himのクリスマスアルバム第2弾。今回も、アコースティックサウンドをベースに、ゆるりとした空間の中で、有名クリスマスナンバーを聞かせてくれます。 いきなりMariah Carey「All I Want for Christmas Is You」のカバーときたもんだ。その後「Let it snow」「Winter Wonderland」 など、続々とクリスマスナンバーを聞かせてくれる全12曲。今回も、アコースティックなサウンドが心地よく、コーラスもバックで彩りを加えたりと、 華やかに展開。M. Wardもギターだけでなく、ピアノを弾いたりメインヴォーカルを務めたりと、大活躍。 Zooeyはウクレレを披露してくれます。ただ、Zooeyのヴォーカル、随分と低くてたくましくなっていないかい? 兎にも角にも、今回も多彩なパフォーマンスで魅了してくれます。まさしくパーティーな1曲だね。

1. All I Want for Christmas Is You

Written by Mariah Carey and Walter Afanasieff

いきなりMariah Careyお大ヒットナンバーを投入。軽やかアコースティックテイストで、ウキウキワクワク。 あれ、Zooeyのヴォーカル、やけに低くて野太く感じるけれども、狙っているのかな?どっしりサックスや分厚いコーラスも加わって、 彼女と彼のクリスマスが華やぎます。

2. Let It Snow

Written by Sammy Cahn and Jule Styne

こちらも、おなじみクリスマスソング。ジャジーなアレンジでクールに。「Let it snow」と3回続けるけれども、 1回目の伸びがなんとも言えないね。Zooeyらしい味付け。軽やかで、心地よさげでうっとり。

3. Must Be Santa

Written by Hal Moore and Bill Fredericks

アコーディオンやトランペットなどを加えて、カントリーな味付けで。みんなで楽しく歌いましょう。 とにかく音が、軽やかに弾んで、みんなのクリスマスだね。音も楽しく響き渡ります。

4. Happy Holiday

Written by Irving Berlin

まったりテイストでHappyに聞かせてくれます。淡く温かいM. Wardのギターと、オルガンをバックに、 軽やかに歌い上げるZooeyが可愛くておしゃれ。最後に鈴の音で余韻をつける。

5. Mele Kalikimaka

Written by R. Alex Anderson

オープニングのアカペラがまたいい感じだね。その後もZooeyのヴォーカルとのハーモニーが際立つ1曲に仕上がっています。 スティールギターの滑らかな味付けに、うっとり。

6. Christmas Memories

Written by Domenick Casta, Alan Bergman and Marilyn Bergman

まったりした味付けで、心地よいZooeyのヴォーカルが広がるナンバー。 ジャジーな編成で、ゆっくり落ち着いた雰囲気で流れます。

7. Run Run Rudolph

Written by Johnny Marks and Marvin Brodie

M. Wardがメーンヴォーカルを務めるナンバー。Zooeyはピアノとコーラスで華を添える。 みんなで手拍子をして、盛り上がるようなパーティーチューンだね。楽しさが伝わってきます。エレキなギターもカッコ良く、渋く響いています。

8. Winter Wonderland

Written by Felix Bernard and Richard B. Smith

クリスマスソングとしておなじみのナンバーだね。まったりヴォーカル&コーラスで、夢見心地な世界へ連れて行ってくれます。 ギターとスティールギターの温かさも際立ちますね。

9. The Coldest Night of the Year

Written by Cynthia Weil and Barry Mann

滑らかなヴォーカルが心地よく、そしてハーモニーでうっとりとさせてくれます。 全く寒さを感じさせない、温かなナンバーだね。ZooeyとM. Ward、Wヴォーカルでほんわかと。

10. A Marshmallow World

Written by Carl Sigman and Peter DeRose

ウキウキワクワクなアコースティックアレンジで聞かせてくれるナンバー。 マシュマロのように柔らかく、Zooeyのヴォーカルも楽しさが伝わってきますね。M. Wardのギターの音も、前面に出ています。 コーラスも華やいでいるんだ。

11. The Man with the Bag

Written by Dudley Brooks, Hal Stanley and Irving Taylor

ゆったりと、そしてまったりと。ギターの音、ベースの音も、温かさを出してきます。ジャジーでクールで、淡く優しく。 Zooeyのヴォーカルも心地よく、伸びやかに響き渡ります。

12. Christmas Don't Be Late

Written by Ross Bagdasarian

Zooey自らウクレレを弾いて、まったりと味付けされた淡いクリスマスナンバー。 どこかしら眠たそうな歌い方もご愛嬌。まろやかで、夢見心地にさせてくれるような1曲だね。

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