album

1st Album『new world』● '08/3/26 release

Monkey Majikのヴォーカル&ギターでもあるMaynardのソロプロジェクトが始動、1st Albumをリリース。 これまでいろいろなアーティストの作品に参加していたけれども、 その流れで初のオリジナル作品をリリース。 Monkey Majikでのイメージをいい意味で裏切り、blanc.としての音を届けてくれる。 打ち込みをベースにしたハウスサウンドを持ってくるとは、驚きだね。 そこにアコースティックギターの音が優しさや素朴さを加える。それと同時に、滑らかなblanc.のヴォーカルが花を添えたり、 音と同化したり。 なかなか面白いサウンドアプローチだね。時に淡々と、時にアンビエントに響き渡り、心地良い音を届ける。 Maynardがやりたいことを思う存分やっている、ということが感じられる作品だね。 まさしくblanc.のnew world。 Monkey Majikにはなかった世界が広がります。 弟のBlaiseもリミキサーなどで参加したりと、兄弟の絆も感じられますよ。

1. new world

written, produced and mixed by blanc.

ヴォーカルにエフェクトをかけて、エレクトロ要素を前面に。 アコースティックギターの音と4つ打ちビートが加わっては、より広がるサウンドに呑み込まれます。 無機と有機、どちらも感じさせるトラックに。blanc.としてのセンスが出ているね。 全体的にはクール。アルバムのタイトルチューンということもあり、それなりに力が感じられる。 新しい世界へ。blanc.が誘ってくれます。

2. discovery

written, produced and mixed by blanc. co-written by Blaise Plant

美しいピアノの音とアコースティックギター。 そして、4つ打ちビートが織り成すアンビエントハウスチューン。美しさが際立ちながらも、 切なさを出すblanc.のヴォーカルにうっとりです。派手さはないけれども、ジワジワと染み込んでくるようなナンバーだね。

3. odyssey

written, produced and mixed by blanc.

かき鳴るアコースティックギターとエレクトロビートの組み合わせが、 心地良いポップなダンストラック。ヴォーカルにエフェクトをかけて、デジタル感も出してきたので、クールでかっこいい。 サラッと聞くことができます。

4. rendez-vous

written, produced and mixed by blanc.

寂しさが漂うしっとり系の打ち込みナンバー。 静かに淡々と。アコースティックギターの音も切なさを出す。 そこから次第に色をまとっていくかのように、鮮やかに変身する。

5. high tide

written, produced and mixed by blanc.

リズミカルなビートと、アコースティックギターの音が絡んで、 やけにトリッキーなサウンドに聞こえるね。 クールで上品な大人ハウスのような、かっこよさがにじみ出ています。 押し寄せる波のごとく、フックで仕掛けてくるといった感じかな。 でも、全体的には落ち着き感がありますね。

6. some days

written, produced and mixed by blanc.

アコースティックギター主体のゆったりナンバー。 まったりとした空気が流れるカフェミュージックのような、優しさ、温かさを感じる1曲。 キーボードの滑らかな音もポイントとなる。

7. cruise

written, produced and mixed by blanc.

ギターのかき鳴る始まりに、躍動感を感じるナンバー。 blanc.のヴォーカルは淡々としていながらも、打ち込みビートが入ってくると、クールにハーモニーを聞かせる。 どこかしらトランシーで、冷たさが心地いいですね。

8. only words

written, produced and mixed by blanc.

静かな始まりからの4つ打ちハウス。 巧みな業を仕掛けてくるblanc.が面白いですね。 サビでは様々な音が加わって、華やかに変身。おしゃれでクールで、ポップでキャッチー。 あらゆる要素を詰め込んで、楽しませてくれます。 ただ、カットアウトで終わるのでびっくり。F.O.で余韻を残してもよかったんじゃないかな。

9. deep sleep

written, produced and mixed by blanc.

淡々としていながらも、細かい音を放つミディアムチューン。 blanc.のヴォーカルは淡々としていて、クールで、サウンドが派手なので、そのギャップを楽しむトラックなのかな。

10. morning departure

written, produced and mixed by blanc.

駆け抜けるアコースティックギターの音色にほれぼれする1曲。 ちょっとラテンが入っているね。間奏ではピアノも躍る。 ディープなビートはなく、全体的には軽やかでしなやかに。

11. new world

remixed by Blaise Plant

Monkey MajikのBlaise Plantがリミックスを手がけたチューン。 ボコスカ系のアグレッシヴな面を見せるとともに、8bitの雰囲気も醸し出す、ごった煮リミックス。 う~ん、なんだか詰め込み過ぎたような感じで、ちょっとカオスなトラックといった具合いだな。

CD-EXTRA. new world music video

Producer & director & editor:Minol Fujimoto

ゆっくりゆっくり、蛇口を捻る手。そして、水が蛇口から出てくる様子をスロー映像で見せる。 また、色のついた水がふわっと広がる様子が美しい。アーティスティックなPVです。 blanc.の目のアップも。

2nd Album『canvas』● '09/6/21 release

Monkey MajikのMaynard = blanc.が放つ2枚目のオリジナルアルバム。 今作も、前作同様にクラブアプローチで打ち込みを使用しつつ、アコースティックギターを投入。 冷たさ、温かさをうまくミックスさせるblanc.ワールドが展開します。 そして、今作では女性ヴォーカリストを2名ゲストに迎えて、プロデューサー的な面も見せるblan.であります。 ただ、女性のヴォーカルとblanc.のトラックが合うかどうかと言えば、正直微妙なところであり、 なかなか難しいようですな。 前作よりかはポップな面に寄っていて、打ち込み主体なんだけれども、より優しさや柔らかさみたいなものが出ているね。 しなやかなblanc.の手腕が発揮されている。 この経験も、Monkey Majikに生かされているんだろうね。

1. coast

written, produced and mixed by blanc.

かき鳴るギターに疾走感があっていいね。 その後、4つ打ちビートが加わって、軽やかに聞かせてくれるハウスチューン。 blan.のヴォーカルもサラリと聞かせてくれる。 サビでは伸びやかに広がります。ピアノの音もアンビエントな要素を持っていて、美しく染み渡る。

2. there shine goes

written, produced and mixed by blanc.

Sayuleeをゲストに迎えたナンバー。 ヴォーカルはとってもパンチがあって強力だね。トラックの方もパンチのあるビートをバチコン打ち込んできました。 それ故、いつものアンビエント要素のあるblanc.のトラックに比べると、力強さが際立っているね。

3. she levitates

written, produced and mixed by blanc.

こちらは2STEPのような軽やかテイストをぶつけてくるダンストラック。 巧みなビートとともに、巧みなヴォーカルで魅了する。 細いところに力が入っているね。それ故、ちょっと引きが弱いかな。

4. canvas

written, produced and mixed by blanc.

冷たさを感じさせるアルバムのタイトルチューン。 クールなピアノの音とともに、4つ打ちビートが無機的に響き渡る。 淡々としたトラックをバックに、ヴォーカルをサラリと聞かせてくれます。 派手さはないけれども、かっこよさは伝わってくるね。

5. fait accompli

written, produced and mixed by blanc.

こちらもSayuleeをゲストヴォーカルに迎えたダンストラック。 blanc.のプロデューススキルが光るナンバーだね。 どこかしら俗っぽいイメージのするサビメロディ。やっぱりSayuleeのヴォーカルが力強いので、トラック自体力強さを感じるね。

6. papagaio

written, produced and mixed by blanc.

ちょっとラテン要素を出した軽快ハウスチューン。 ポップな4つ打ちビートとともに、クールなblanc.のヴォーカルが広がります。 盛り上がるトラックと冷たさのあるヴォーカルが組み合わさって、いい味が出ています。

7. shade of gray

written, produced and mixed by blanc.

ザックリかき鳴るギター。そしてゲストヴォーカリストのAMWEの伸びやかな声が絡むアップテンポナンバー。 爽快感とともに、ポップに響くサウンドとヴォーカルが意外にマッチしているね。 4つ打ちのサウンドもどっしりとしていながら、軽やかさを放っています。

8. past present future

written, produced and mixed by blanc.

少々ひねりが加えられた4つ打ちビートのダンストラック。 blanc.も優雅にヴォーカルを聞かせてくれます。 ポップさを前面に出して、軽快に進行。

9. victory

written, produced and mixed by blanc.

まったりボッサタッチのミディアムチューン。 ここまで4つ打ちビートの数々だったので、ここに来て落ち着きのあるまったりサウンドを持ってきました。 美しく繊細な音とヴォーカルが広がっては、癒されますね。

10. summer affair

written, produced and mixed by blanc.

ポップな打ち込みのトラックとかき鳴るギターが陽気な雰囲気を出すナンバー。 タイトルのような夏らしさはそこまで強くないね。爽やかながら、クールでかっこよかったり。 blanc.のセンスの出たトラックで、かっこいいですね。

11. only human

written, produced and mixed by blanc.

打ち込み炸裂の4つ打ちダンスチューン。 エレクトロ要素を前面に出して、どこかしらラテンのようなノリもあって、熱い。 blanc.のヴォーカルはクールなんだけれども、いい感じにエフェクトがかかったり、いじくっていますね。 それなのに、かっこいい仕上がりです。

12. solstice

written, produced and mixed by blanc.

AMWEをヴォーカルに迎えたナンバー。 無機的でクールなトラックとヴォーカルが絡み合う。エレクトロチューン。 淡々としていながらも、どこかしらかっこよくクール。冷たさと鋭さが疾走感のあるビートと絡み合う。

前へ戻る