album

34th Album『C'mon In~』● '17/10/9 release

Eason Chanの2017年の作品は、北京語で歌われた楽曲。よりどりみどりな楽曲で、楽しませてくれる全10曲。 4つ打ちナンバーを聴かせてくれたり、じっくりバラードを聞かせてくれたり、はたまた香港のバンド、Rubberbandとコラボしたりと、とてもヴァラエティ豊かな内容です。 また、制作にあたっては色々な曲を参考にしたとのことで、Daniel Powter「Bad Day」のような曲や、Madonna「Live To Tell」のような曲、Jamiroquai的な曲だったり、 The Garbageなテイストの曲など、様々なスタイルで聞かせてくれます。 聞いていて面白さが伝わって来ますね。ジャケットにも工夫があって、日本のミニチュア作家、タナカタツヤが手掛けているところにも注目。

1. 放/Relax

曲:Jerald 詞:葛大為 編曲:Jerald Produced by Jerald Arranged by Jerald

ウキウキワクワクなビートを投入。小粋なギターとノリノリのヴォーカルがディスコティークな一面を覗かせるナンバー。 派手になりすぎず、楽しく盛り上げてくる1曲だね。ライトなグルーヴで、Jamiroquai的なクールさも放ってくる。

2. 收心操/Ready

曲:Jerald 詞:葛大為 編曲:Jerald Produced by Jerald Arranged by Jerald

ゆったりミディアムナンバー。軽やかなアコースティックギターに、ブラスも加わって、淡く世界が広がります。 コーラスも加わって、温かくてほんわかした雰囲気が心地よいね。

3. 海膽/Sigh

曲:Jerald 詞:葛大為 編曲:Jerald Produced by Jerald Arranged by Jerald

4つ打ちビートをクールに放つディスコティークな始まり。早口で捲し立てては、グイグイと引き込んでくる。 このグルーヴがまた、いい感じだけれども、Daft Punk「Get Lucky」を参考にしたというのもうなずける。

4. 誰來剪月光/Miss

曲:馮穎王其 詞:易家揚 編曲:陳永良 Produced by Jerald Arranged by Wing Leung Chan

バラードナンバー。オリエンタルなメロディと優しいヴォーカル、そしてストリングスが加わっては、まろやかに聞かせてくれる曲です。 そして、ピアノの美しい音色が物を言うね。

5. 床上的黒洞

曲:RubberBand & Jerald 詞:6號@RubberBand & Tim Lui 編曲:Jerald Produced by Jerald Arranged by Jerald

香港のバンド、Rubberbandとのコラボで聴かせてくれるポップなミディアムロックチューン。 音使いもファンキーグルーヴな路線を行き、軽やかに聴かせてくれます。

6. 右上角/Notice

曲:Jerald 詞:葛大為 編曲:Jerald Produced by Jerald Arranged by Jerald

しゃかりきビートで聞かせるダンスポップチューン。バックのコーラスも強力ですね。 「Hey! Hey!」と、みんなで盛り上がるような曲だな。間奏の近未来的な音使いも効果的。

7. 之外/Apart

曲:徐繼宗 詞:易家揚 編曲:Jerald Produced by Jerald Arranged by Jerald

じっくりバラードナンバー。しっとりバンドウサンドと共に、華やかに広がるストリングスの音にうっとり。 こちらはDaniel Powter「Bad Day」的に仕上げたと言うことで、なるほど通じるものがあるかな。

8. 傅科擺/Leap

曲:C. Y. Kong & Jerald 詞:葛大為 編曲:Jerald Produced by Jerald Arranged by Jerald

パワーロックな感じで、かっこいい音をぶつけて来ました。1970年代、1980年代、中国歌劇だったり、The Garbage「The world is not enough」を参考にしたり、 色々な要素をミックスさせて完成。ヴォーカルにエフェクトをかけて、どことなく無機的にも感じるね。

9. 零下幾分鐘/Freeze

曲:藍奕邦 詞:易家揚 編曲:Jerald Produced by Jerald Arranged by Jerald

瑞々しい音で聴かせてくれるミディアムバラード。この曲はGeorge Michael「Jesus to Child」、Madonna「Live To Tell」などの曲を参考にしたとのこと。 水が滴り落ちるようなアレンジが心地よいんだな。

10. 披風/Soar

曲:譚傑明 MJ & Jerald 詞:易家揚 編曲:Jerald Produced by Jerald Arranged by Jerald

アルバムのラストを飾るナンバーもバラードトラック。ジャジーなテイストもあって、なかなかかっこいいんだな。 ストリングスもおしゃれに飾って来ます。ちなみに、ギターはRubberbandの馮庭正。全体的に、とってもアダルトな1曲を聞かせてくれました。

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