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●Mini Album『Love Tribe』● '07/1/1 release
野崎良太のプロジェクト、Jazztronikがレコード会社をKnife Edgeに移籍。その第1弾となる作品が今作のミニアルバムです。 タイトルチューンのキャッチーさの破壊力がとにかくハンパない。クラブライクな楽曲とJ-POPのキャッチーさを兼ね備えては、聴きやすくのめり込みやすい作品となっています。 そのほか、シングルだった「Tiger Eyes」のMonday満ちるによる英語バージョンもかっこいいんだ。 2枚組仕様で、2枚目には恒例ミックスシリーズ「Jazztronica!!」の新作を。8トラックのみだけれども、十分に濃さを出してうまくまとめてきました。
1. Love Tribe <Main Mix> feat. Miss Vehna from Soul Trip!!
Music:Ryota Nozaki Words:Shoko Fujibayashi Arrangement:Jazztronik
JazztronikがKnife Edgeにレコード会社を移籍して、最初に放つナンバーは、4つ打ちビート炸裂のハウスチューン。 軽やかな4つ打ちビート、おしゃれなサウンドとストリングスが織りなす魅惑のジャズトロワールド。 Miss Vehnaのソウルフルなヴォーカルも手伝って、キャッチーに引き込んできます。Jazztronikのアンセムと化したナンバーだね。
2. The King of Dance
Music:Ryota Nozaki Arrangement:Jazztronik
前曲からノンストップで突入。うねるベースと4つ打ちビートに引き込まれるナンバーは、Yuraiのコラースも待って、魅惑のひと時が広がる。 さらにサックスも入ってきて、カッコ良さがアップだ。たっぷり8分半超え。
3. Life Syncopation
Music:Ryota Nozaki Arrangement:Jazztronik
ピコピコなプログラミング的トラック。あまりJazztronikな感じがしない逸品。 クールながらに、次第にピアノの音が入ってくると、ドリーミングになってきた。ドラマティックな音色にうっとりです。
4. Festalica!! <Clap Ya Hands!!>
Music:Ryota Nozaki Arrangement:Jazztronik
ラテンな1曲。いやもう、フルートがいい味を出していますよ。パーカッションよろしく、Yuraiのコーラスも手伝って、楽しくハッピーな1曲の出来上がり。 ギターは田中義人だ。
5. Tiger Eyes <English Ver.> feat. Monday Michiru
Music:Ryota Nozaki Words:Fukko English Translation:Monday Michiru Arrangement:Jazztronik
ヒットチューンの英語バージョン。しかも、ヴォーカルはMonday満ちるですよ。冒頭の始まりからもう、ガラッと印象が違いますね。 ドラマティックなピアノの音色も手伝って、素晴らしい様変わりだ。2STEPよろしくな軽やかビートも心地よいです。
6. Dust To Dust feat. Robert Gallagher & cro-magnon
Music:Ryota Nozaki, Robert Gallagher Words:Robert Gallagher Arrangement:Jazztronik
cro-magnonの縁面がガッツリと演奏して聞かせてくれるトラック。 そこにRobert Gallagherの渋いヴォーカルが加わっては、超絶かっこいいトラックの誕生です。
●Mini Album『Beauty-Flow』● '07/3/14 release
Jazztronik、「Love Tribe」 に続くミニアルバム。第2弾は、これまたグルーヴィーでメロウな楽曲を投入。このタイトルチューンが心地良くて、 第1弾のポップさと相反しながらも、独自の色を出してくる。それに比べると、「Love Tribe」の英語バージョンは、ちょっと狙いすぎる雰囲気も漂ってくるかな。 今作も2枚組仕様。2枚目のDVDには、JZ Brat SOUND OF TOKYOでのライブを凝縮ダイジェストでお届け。これもフルで見せてほしいよね。
<“Jazztronica !! 1st Anniversary Live”Digest>
@JZ Brat SOUND OF TOKYO on July 29th 2006
1. Beauty-Flow <Main Mix> feat. Sonomi Tameoka
Music:Ryota Nozaki Words:Shoko Fujibayashi Arrangement:Jazztronik
イントロのスリリングなストリングスを経た後は、グルーヴィーなリズムでクールに聞かせてくれるミディアムナンバー。 為岡そのみがヴォーカルを務めては、高らかにパワフルに聞かせてくれます。タイトル通りに、Beautyな流れを生み出すトラック。本当におしゃれだ。
2. Mista Swing <Club Mix>
Music:Ryota Nozaki Arrangement:Jazztronik
アグレッシヴなビートに、フルートとピアノがこれでもかと言わんばかりに舞を見せるトラック。 とっても華麗で、とっても情熱的なインストチューンです。
3. Love Tribe <The Incognito Vibe Mix> feat. Imaani
Music:Ryota Nozaki Words:Shoko Fujibayashi Additional Words:Jean-Paul Maunick Arrangement:Jazztronik
前作リードナンバーを英語バージョンで聞かせてくれます。ヴォーカルを務めるのはImaani。 滑らかな発音で、上げてきますよ。ただ、おしゃれすぎて、逆にオリジナルの日本語バージョンの方がしっくりくるかな。
4. Samurai <Redsoul Mix>
Music:Ryota Nozaki Arrangement:Jazztronik Additional Arrangement:Redsoul
ザックリ4つ打ちで聞かせてくれる、代表曲の別ミックス。巧みなピアノプレイと、トライバルな4つ打ちビートが交差しては、 新たな魂(ソウル)を注入。
5. 'on a tokyo bathroom wall feat. Robert Gallagher
Music:Ryota Nozaki, Robert Gallagher Words:Robert Gallagher Arrangement:Jazztronik
メロウなメロディラインにのせて、Robert Gallagherの哀愁漂うヴォーカルが見事にマッチするミディアムスローチューン。 しっとりと、じわじわと染み渡ってきますね。
[DISC 2:DVD]
こちらへ→☆☆☆
●7th Album『Grand Blue』● '07/6/27 release
「Love Tribe」「Beauty-Flow」とミニアルバムを続けてリリースしてきた野崎良太=Jazztronikが、Knife Edgeに移籍してから初となるフルアルバムをリリース。 これがまた、豪華アーティストとのコラボもたくさんあって、実に楽しく、時に意外に聞かせてくれます。 まさかの今井美樹、まさかの山崎まさよし、まさかの大貫妙子と、この人選はなかなかないよね。さらに、SOIL“PIMP”& SESSIONSの社長や、m-foのVerbal、 為岡そのみなどなど、実に豪華に彩るコラボ。曲は、Jazztronikさすがな4つ打ちグルーヴチューンはじめ、クールなサウンドで魅了してきます。 クラブライクなJ-POPトラックに変化していた感じかな。親しみやすさも手伝って、楽しさいっぱいですね。 初回盤は、PV3曲を収録したDVDとの2枚組仕様となっています。
1. Voyage <Main Mix> feat. Sonomi Tameoka
Music:Ryota Nozaki Words:Shoko Fujibayashi Arrangement:Jazztronik
サンバよろしく、4つうちの軽やかなビートとフルートの音色がとっても華やか。 さらにブラスも加わって、一気に世界を作ってきます。そして、為岡そのみのクールでソウルふるなヴォーカルが自由気ままに広がります。見事なまでの旅へと連れて行ってくれます。
2. Heat feat. SHACHO <SOIL“PIMP”& SESSIONS>
Music:Ryota Nozaki Arrangement:Jazztronik
こういうコラボが面白い。SOILの社長を迎えてのトラック。しかも、煽動役として迎えているわけですよ。 いかにもなJazztronikトラックで、ヒートアップ。ホーンにパーカッションにピアノも燃えています。まさしく「Heat」な1曲。
3. Sanctuary feat. Mika Arisaka
Music:Ryota Nozaki Words:Mika Arisaka Arrangement:Jazztronik
美しいピアノのイントロに、もううっとりだね。そして、シャバダバなラテンチューンへと一気に誘ってきます。 有坂美香が優雅に英語詞を歌い上げます。
4. Mista Swing <Album Mix> feat. Monday Michiru
Music:Ryota Nozaki Words:Monday Michiru Re Arrangement:Jazztronik
インストではすでに発表していたナンバーに、ヴォーカルが加わったトラック。 これまた、Monday満ちるのヴォーカルが華麗に舞っては、情熱的に広がる。それでいて、おしゃれなんだな。中盤の語りなんか、盛り上がるじゃないですか。
5. Jazztronik Had a Party feat. Robert Gallagher
Music:Ryota Nozaki, Robert Gallagher Words:Robert Gallagher Arrangement:Jazztronik
一転して、ゆったりビートでディープで、じっくり。妖しさと軽やかさも加えて聞かせてくれるグルーヴチューン。 ラップ炸裂で、ハンズアップな1曲に仕上がっています。でもって、ピアノの演奏が鮮やかなんだな。
6. Rising in My Heart feat. Yurai
Music:Ryota Nozaki Words:Yurai Arrangement:Jazztronik
ジャジーに聞かせるグルーヴチューン。落ち着いた雰囲気の中で、Yuraiのヴォーカルが軽やかに舞います。 超絶クールなサウンドをキリッと聞かせては、決めてきますよ。
7. 雨音 feat. Taeko Onuki
Music:Ryota Nozaki Words:bebe, Shoko Fujibayashi Arrangement:Jazztronik
これまた豪華に、大貫妙子を迎えてのコラボナンバー。ジャジーな3連チューンで、ゆったり静かに広がる音の中を泳ぐように。 大貫妙子のまろやかなヴォーカルがトラックを色付けてきました。おしゃれだなぁ。途中からは4拍子になって、これまたびっくり。
8. Under The Moonlight feat. Miki Imai
Music:Ryota Nozaki Words:Isabelle Antena Additinoal Words:Shoko Fujibayashi Arrangement:Jazztronik
まさかまさかの今井美樹の参加という驚き。タイトルからして、ときめきたっぷりのまろやかナンバー。 ただ、田中義人のギターがいい味を出しているけれども、Jazztronikとしての魅力はそこまで出ていないような気がするんだよな。う~ん、普通にJ-POPナンバーに終わってしまった感。
9. Interlude
Music:Ryota Nozaki Arrangement:Jazztronik
ここで小休憩。インタルードは、ほんわかキーボードが入っては、添えて淡く。
10. BRA. Step
Music & Arrangement:Jazztronik
パンチのあるビートをベースに、アグレッシヴに聞かせてくれるビートチューン。 濃さも出ていて、ガッツリと展開。ラテンな熱をダイレクトにぶつけてきます。
11. Soul Hood feat. Masayoshi Yamazaki
Music:Ryota Nozaki Arrangement:Jazztronik
ソウルあふれる1曲は、なんと山崎まさよしが参加した軽快チューン。 歌詞はあってないようなものだね。ブルースハープを華麗に披露。スキャットで彩る山崎まさよしが、かっこいいのなんのって。
12. Life Syncopation / Interlude
Music:Ryota Nozaki Arrangement:Jazztronik
ピコピコリズムのシンコペーションで彩るインタルード。「Love Tribe」に収録されていたナンバーを、編集したトラックです。ラストは美しく。
13. Wave Rave feat. VERBAL <m-flo>
Music:Ryota Nozaki Words:VERBAL Arrangement:Jazztronik
これまた面白いね。m-floのVerbalが参加したラテンなトラック。薄めのビートと共にVerbalが熱いラップをかましてきます。 中盤では、Yuraiがコーラスで参加してきて、瑞々しさを出してくる部分がGoodだね。
14. Love Tribe <Main Mix> feat. Miss Vehna <Soul Trip!!>
Music:Ryota Nozaki Words:Shoko Fujibayashi Arrangement:Jazztronik
15. Beauty-Flow <Incognito Session> feat. Lorraine Cato
Music:Ryota Nozaki Words:Jean Paul Maunick, Shoko Fujibayashi Re Arrangement:Jean Pau“Bluey” Maunick & Ski Oakenfull
第2弾のミニアルバムタイトルチューンが、装いも新たに登場。ヴォーカルもLorraine Catoに代わって、よりソウルフルなセッションモードで。 ゴスペルよろしく、分厚いヴォーカル&コーラスが、これまたかっこいい仕上がりなんだな。
16. Sunshine
Music:Ryota Nozaki Arrangement:Jazztronik
アルバムのラストを飾るソウルフレーバーな4つ打ちチューン。パンチの効いたビートと、手拍子がよく絡むんだな。 そして、コーラスが分厚く添えられてきます。為岡そのみ&Yuraiがいい仕事をしていますね。タイトル通り、日差しが降り注ぐような眩しいトラック。
[DISC 2:DVD]
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●Mix Album『In The House』● ’07/8/26 release
ハウスレーベル「Defected」から、Jazztronikのミックス盤が登場です。なんともすごいね。 2枚組のCDにたっぷりと詰め込まれた楽曲を、巧みにつなぎ合わせては盛り上げてくるJazztronik=野崎良太。 正直、自身のミックスシリーズ「Jazztronika!」の方がJazztronikらしさみたいなものが伝わってくる。 こちらのハウスミックスも、おしゃれなんだけれども、Jazztronikらしらみたいなものが見えづらいのが残念かな。
●Mini Album『Repro.』● '08/7/16 release
Jazztronik、デビュー10周年の記念プロダクト第1弾を飾るミニアルバムの登場です。今作は、これまでTVや映画、CMなどで発表してきた作品集で、しかもリアレンジを施してきた。 さらに、嬉しい新曲も登場と、ミニアルバムながらに、実に濃密な作品となっています。そして、このミニアルバムを布石に、10周年をどんなふうに祝うのかが楽しみなりますね。
1. Sweet Rain
(R. Nozaki, J.P. Maunick)
イントロからまぁ、おしゃれおしゃれ。ストリングスが飾ってきては、クールなクラブハウスナンバーを聞かせてくれます。 ブラスもいい感じに吹き荒れていて、アグレッシヴに。さらにImaaniのヴォーカルがソウルフルでかっこいい。
2. I like it
(R. DeBarge, E. DeBarge)
こちらもまた、イントロからムードを出してきます。ホーンの音が味わい深いね。 DeBrageのナンバーのカバーですか。有坂美香が、これまたソウルフルに歌を聞かせてくれますよ。
3. Rising in My Heart <New Ver.>
(R. Nozaki, Yurai)
前作アルバム「Grand Blue」の収録ナンバーのニューバージョンです。モロにジャズテイストで超絶クールに展開していきます。 Emi Meyerのヴォーカルがよりソウルフルで、もうおしゃれおしゃれ。ノックアウトですね。
4. MIYAGINO <Main Theme Alternative Ver.>
(R. Nozaki)
映画のテーマ曲。アグレッシヴなテンポに加えて、サックスが物を言うトラック。 太くどっしりとした音に加えて、ジャズサウンドでたっぷり攻めてきました。
5. MEGURU <Main Theme Jyuku-Cho Mix>
(R. Nozaki)
とってもポップに彩りを加えてくるホーンに加えて、フルートがおしゃれに仕上げてくるポップチューン。 華麗で華やかに、どんどんと音色を変えながら進行。
6. Street Walkin' Woman <Bonus Track>
(M. Shaw, L. McGlohon)
ボーナストラック。ベースの音の躍動感がハンパないんだよね。とにかくアグレッシcう。 こちらはMarlena Shawのカバー。楽しいのに渋い。このバランスがモノを言うんだ。
●8th Album『JTK』● '08/12/17 release
Jazztronik、10周年記念ブロダクトということで、ミニアルバムに続いては、フルアルバムのお目見えです。 今作は、実に多彩なコラボレーションで聞かせてくれるナンバーが目白押しです。お馴染み為岡そのみに有坂美香、Emi Meyerに加えて、 なんと今作では、小泉今日子だ!JUJUだ!サックスで武田真治だ!と、豪華すぎるコラボを聞かせてくれるじゃないですか。 もちろん、野崎良太自身が奏でるピアノやキーボードも華やかに彩ってくるので、10周年を濃くスタイリッシュに、おしゃれに飾ってきました。 タイトルもセルフタイトルにしていることから、自身が表れているようだね。
1. Oneness
Music:Ryota Nozaki Words:Sonomi Tameoka, Shoko Fujibayashi
イントロの超絶な美しさはなんなんでしょうか。息をする暇もなく、即4つ打ちビートが入ってきては、ヴォーカルで魅力を飛ばしてくる。 為岡そのみ、そして有坂美香のパンチあるヴォーカル&コーラスが、Jazztronikを華やかに盛り上げてきます。
2. Click Clock
Music:Ryota Nozaki Words:Shoko Fujibayashi
もうヴォーカルを聞いただけでお分かりですね。小泉今日子ですよ。まさかこういうコラボを果たすとは、驚きですね。 ストリングスの音が飾ってくると共に、ピコピコポップなテイストで、あまりJazztronikらしさという部分は少ない感じかな。世界を旅するようだ。
3. Black Dragon
Music:Ryota Nozaki
ダイナミックでドラマティックな、ストリングスがまるでAerosmith「Miss a Thing」みたいだな。 黒い龍。かっこいいタイトルをつけてきました。タイトルに負けじと、クールで滑らかなピアノの音がまるで龍のようなしなやかさで舞います。ストリングスもスリリングでかっこいい。
4. L.E.A.P.
Music:Ryota Nozaki Words:Mika Arisaka
冒頭からサックスがかっこいいね。って、武田真治じゃないか。さすがサックスは一味違います。 その後は有坂美香がソウルふるなヴォーカル&コーラスを加えて展開するファンクなナンバーです。中盤では、いかにもJazztronikなビートを前面に。
5. Peach Mignon <Album Mix>
Music:Ryota Nozaki
イントロがまた、かっこよくてゴージャスで、どこかしら「ルパン三世」な雰囲気も出して、クールに聞かせてくれるジャズナンバー。 ストリングスも加わって、さらりと流れるところがまたおしゃれなんだな。
6. Real Clothes <Album Mix>
Music:Ryota Nozaki
パンチのあるビートとストリングスが絡み合うアップチューン。シャバダバコーラスと共に、とってもおしゃれな味を加えて楽しく華麗に聞かせてくれるナンバー。 まさしく、その世界を演出しているかのようだ。
7. 情熱
Music:Ryota Nozaki
とっても濃厚で、渋いジャズチューン。深いサックス、そして、ピアノの優雅な音に酔いしれるひと時。 じっくり大人な時間が流れます。
8. For You
Music:Ryota Nozaki Words:Emi Meyer
こちらもじっくりジャジーなナンバーを聞かせてくれます。Emi Meyerのヴォーカルがうっとり、おしゃれに響き渡ります。 ハスキーなヴォーカルと、スモーキーな感じが見事に重なり合います。
9. Room #204
Music:Ryota Nozaki
まったりナンバー。これまたリズムビートとフェンダーRhodesのいい味わいを届けてくれるんだな。 まったりと心地よく包み込んでくれます。
10. ユメノツヅキ
Music:Ryota Nozaki Words:Miyako Hasegawa, Mika Arisaka
ほんわかぱっぱなテイストがYMO的な音使いで、なんか心が温まるね。そして、ここでヴォーカルを務めるのが、JUJUということで、これまた面白いコラボだ。 ただ、全体的にはJ-POPな雰囲気が漂うかな。
11. Hayabusa
Music:Ryota Nozaki
ハヤブサのような勇ましさを体現した、これまたアグレッシヴなジャズナンバーだな。 とにかく動きまくるピアノの音使いに、圧倒されます。やるなぁ、野崎良太。とにかく熱く、盛り上がるナンバーです。
12. Reminiscing
Music:Ryota Nozaki Words:Emi Meyer
これまた美しいオープニングだ。Emi Meyerのヴォーカルを最大限に生かしたバラードナンバー。 ストリングスとピアノの音が映えるね。
13. JTK
Music:Ryota Nozaki
これまた不思議な曲だなぁ。4つ打ちのプログラミングビートよろしく、それでいていろいろなSEも加わってくるアグレッシヴな4つ打ちチューンでノックアウト。 アルバムのタイトルチューンでアルバムを締めてくるとはね。結果的にカオスなんだ。9分たっぷりと。
●Best Album『Early Years Best 2003-2006 -Pathway Through The Decade-』● '09/1/28 release
Jazztronikのベストアルバムは、徳間ジャパン時代の作品からのチョイス。「Horizon」「七色」「CANNIBAL ROCK」「en:Code」と言った作品の中から、珠玉の名曲たちを2枚組で収録した作品。 disc-1は、ヴォーカルものを中心にコンパイル。「アオイアサガオ」や「七色」、今井美樹をヴォーカルに迎えた「SEARCHING FOR LOVE」などを収録。 対してdisc-2は、インストものを中心に収録。代表曲「侍」や「鳳凰 - PHOENIX」、「MADRUGADA」など、どっぷりじっくり聞き応えのあるトラックを収録。 やっぱり、この時期にJazztronikという名が世間一般に広まったからか、キャッチーでポップなトラックを中心に聴かせてくれますね。 クラブ、ハウス、テクノをベースに、ラテンやボッサなどのアプローチも仕掛けては、クロスオーバーな音で魅了して来るJazztronik。 まぁ、この作品はあからさまにレコード会社主導のようなものだけれども、Jazztronik入門編としても役割を果たしてくれる気がしますね。