album

1st Album『Behind the Front』● '98/6/30 ('98/8/21 on Japan) release

アメリカからのデビュー3人組。ちょっと異色なテイストを出しながらも、HIP-HOP / R&Bの路線で仕掛けてくる1枚目。 アーバンソウルな濃い目の音に、3人の勢いあるラップがどっしりと叩き込まれて、ガツガツ攻めてくる。時にゲストに女性ヴォーカリスト(Kim HillやMacy Grey)を迎えては、華麗な雰囲気もちりばめて。 でも、基本的には濃いラップだね。そして、トラックの魔術にはまります。柱となるwill.i.amのプロデュース能力が出まくっていますね。 まだまだ1枚目ながら、この先どんな業を仕掛けてくるのかが楽しみになってきます。

1. fallin' up

produced by will adams for will.i.am music

クールなビートにさりげないギターの音が加わっては、魅力的な音へと変えていくミディアムグルーヴチューン。 ジャジーナテイストも醸し出して、ラップを聴かせてくれます。サビではグループ名が入って効いてきますね。ラストはTVショー的なスキットも展開。

2. clap your hands

produced by will adams for will.i.am music

ベースの音がとにかく重たい。じっくりと脳に響いてくるね。その中で3人のラップリレーをクールに展開。 the meters「hand clapping song」をサンプリング。

3. joints & jam

produced by paul poli co-produced by will adams

軽やかにジャムっている軽快チューン。「love till the end of time」「one two shit」などをサプリングしながら、 BEPとしての魅力をトラックやラップで展開。なかなかスムースでクールに決めてくる。

4. the way u make me feel

produced by c-los co-produced by will adams

ジャジーでクールな1曲。Angela Winbush「Something in the way you make me feel」を下地に、 BEPらしいラップを加えてくる。さらにKim Hillがクールなヴォーカルを聞かせてくれるんだ。グルーヴ溢れるナンバーに仕上がっています。

5. movement

produced by will adams for will.i.am music

ベースのラインが実に気持ちいいグルーヴチューン。そこにガッツリ生ドラムがパンチを加えては、軽やかに。 そして、三者三様のラップを加えて、ムービングする1曲。ラストはインターミッション的にクイズショーのスキットが展開。

6. karma

produced by will adams for will.i.am music

妖しさたっぷりのミディアムグルーヴチューン。Blondie「One Way Or Another」をサンプリング。 トラック自体はまったりまったりと展開。ベースのラインもクセがあって、なかなか面白いね。サビのフックのだらっとした感じがまた、なんとも言えんな。

7. be free

produced by will adams for will.i.am music

Laid Back「White Horse」をサンプリングしたナンバー。まさしく自由気ままなテイストがあって、楽しさを伝えてくる弾むビート。 ウキウキワクワクさせてくれるような音に乗せて、3人のラップ、そしてKim Hillの優雅なヴォーカルが広がります。

8. say goodbye

produced by will adams for will.i.am music

ファンクな音とスクラッチが交差するトラック。サンプリングも手伝っては、随分と軽やかさを示してくる。 そこに3人のマイクリレーが展開しては、口業で圧倒してくる。そこまで弾けてはいない音だけれども、低い位置でヒートアップしているような感じだね。

9. duet

produced by will adams for will.i.am music co-produced by brian lapin

タイトルがいいね。別に誰と一緒に歌うというわけではないけれども、メロウなトラック、そこがまたいいんだな。 will.i.amがマリンバも演奏しているって?何だかずいぶんと面白さも出てきましたね。ラップだけではなく、トラックの面からもアプローチしてくる1曲。

10. communication

produced by will adams for will.i.am music

メロウなイントロ、そして濃い目のラップでどっぷり、じっくりと展開するナンバー。まさしく言葉のコミュニケーションで、BEPの3人がラップで攻めてくるんだ。 シャバダバスキャットがおしゃれだね。ラストにスキット。これまた、クイズショーが展開。

11. what it is

produced by will adams for will.i.am music

フルートが舞うナンバー。こちらはTom Browne「Funkin' for Jamaica」のナンバーを引用しては、ファンキーにラップを繰り広げるトラック。 ヴォーカルでは、Kim Hillが華麗に歌い上げる。

12. que dices

produced by will adams for will.i.am music

妖しい雰囲気の中、どっぷりビートとザックリラップが交差するHIP-HOPなチューン。 なんでも、この曲ではwill.i.amがテルミンを操っているということで、そっちにも興味が入ってしまうよね。

13. a8

produced by will adams for will.i.am music

ギターの音がメランコリックな雰囲気を出してくるHIP-HOPチューン。ビートもなかなか強力で、ラップがガツガツと攻めてきます。 それ以上に、やっぱりバックのメロディがいい感じだね。

14. love won't wait

produced by will adams for will.i.am music

冒頭、歌を聞かせてくれたのは、Macy Greyということで、温かくもソウルフルに。 そして、鮮やかなアルペジオギターにうっとりさせられるのも束の間、ガツガツドラムビートとラップで畳みかけてくるんだ。この差がまたいいんだな。

15. head bobs

produced by brian lapin co-produced by will adams

前曲からいきなり入ってくる流れで、びっくり。ガツガツのラップとジャカジャカギターが織りなす濃いナンバー。 サビでのスクラッチ、そして掛け合いの「Ha!!」のインパクトが強いね。その後のしっとりラララ、このギャップがすごいんだ。

16. positivity

produced by will adams for will.i.am music

ゆったりビートを武器に、じっくりどっぷりビートとラップで聞かせてるアルバムのラストチューン。 意外と心地の良いトラック。体もゆったりと揺れますね。和み系。後半はちょっとクールに。

Secret Track.

アーバンポップなインストナンバー。どっぷりトリップ。夢見心地な気分にさせて、このアルバムを締めてくるわけですね。

2nd Album『Bridging the Gap』● '00/9/26 ('00/10/10 on Japan) release

デビューアルバムの「Behind the Front」から2年、BLACK EYED PEASの2枚目となるアルバムが登場。 今回は、よりファンキーでよりグルーヴィーな音に乗せて、より攻撃を仕掛けてくるかのように、三者のラップが押し寄せてくる。 そして、BEPにフィーチャーされたゲストも、Kim HillやDe La Soul、Les NubiansやMos Def、Macy Grayなど、多彩な顔ぶれ。 濃さをうまくバランスよ聴かせて、BEPワールドへと引き込んで来ます。 サンプリングを多用し、元ネタとうまくBEP流に仕上げて面白さを出してきましたね。アルバムからは「BEP Empire」「Weekends」「Request + Line」などがシングルカットされ、 勢いに乗るBEPを肌で感じることのできるアルバムです。日本盤はボーナストラックを2曲収録。さらにはシークレットトラックも入っていて、聞き応えがありますね。

1. BEP EMPIRE

(Will Adams for will.i.am Music, Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, C. Martin for Gifted Pearl Music/EMI April Music, Jaime Gomez for Nawasha Networks) PRODUCED BY DJ Premier for Works Of Mart, Inc.

DJ Premierをフィーチャーしたナンバーは、イントロからファンク&ソウルでべらぼうにかっこいいサウンドをバックに、 軽快にライムが広がるナンバー。程よいカッティングやスクラッチを取り入れては、かなり上げてくるね。

2. WEEKENDS

(Will Adams for will.i.am Music, Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, Jaime Gomez for Nawasha Networks, Tony Butler/Sylvester Stewart for Whooping Crane Music Inc., Captan Music/Mijac Music) PRODUCED BY Will Adams for will.i.am Music

「Lord of the Golden Baboon」「Look-out Weekend」「Family Affair」をサンプリングした、クールなHIP-HOPチューン。 軽めのビートと勢いあるラップ、さらにEstheroのヴォーカルが軽やかに舞います。ラストのギターが渋いんだ。

3. GET ORIGINAL

(Will Adams for will.i.am Music, Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, George Pajon Jr. for El Cubano Music, Chali 2na Manphibian Music, Cliford Smith, Haldane Browne for Greensleeves Publishing/Gunsmoke Music) PRODUCED BY Will Adams for will.i.am Music

Chali2naをフィーチャーした1曲。「Heads high」をサンプリングしては、いい感じにアナログ感も出して、 クールにラップが展開。どっしりのっしり、重量感のあるトラックです。そして、言葉が押し寄せてくる。

4. HOT

(Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, Will Adams for will.i.am Music) PRODUCED BY apl.de.ap for Jeepney Music Publishing

淡々と響き渡るブレイクビーツうをバックに、ラップが響き渡る1曲。 タイトル通りにHOTにさせてくれるアゲアゲトラック。でも、じっくりとクールに聴かせる。スクラッチも鳴りまくっては、盛り上げてくるね。

5. CALI TO NEW YORK

(Will Adams for will.i.am Music, Kelvin Mercer for Kricetspit Publishing, Dave Jolicoevr, Daisey Age/T-Girl Music, George Pajon Jr. for El Cubano Music) PRODUCED BY Will Adams for will.i.am Music

カリって、カリフォルニアのことなんだね。てっきり、コロンビアのカリかと思った。 ということで、クールなブレイクビーツをバックに、何かを狙うかのようなラップで雰囲気を出して来ます。De La Soulをフィーチャーしたアングラ系なトラックでどっぷりどっぷりと展開して来ます。 ギターの音で、少々スパニッシュな雰囲気を出すラストはなかなかいい感じ。

6. LIL' LIL'

(Will Adams for will.i.am Music, Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, George Pajon Jr. for El Cubano Music, Michael Fratantuno for Tuono Music) PRODUCED BY Will Adams for will.i.am Music

ドップリビートと掛け合いのようなラップでクールに展開するラップチューン。 重たくどっしりと決めるパートと、軽やかに聴かせるパートとあって、この波にうまく乗せてくる。

7. ON MY OWN

(Will Adams for will.i.am Music, Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, Helene and Celia Faussart, Dante Smith for Medina Sound Music, Kim Hill for Hillucinashuns Music) PRODUCED BY Will Adams for will.i.am Music

Les NubiansとMos Defを迎えたナンバー。ボコスカビートをバックに、クールなヴォーカル、そして鋭いラップが交差するHIP-HOPチューン。 全体的にアングラな雰囲気で、でも熱を出してくる音使いがかっこいいね。

8. RELEASE

(Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, Will Adams for will.i.am Music, Jaime Gomez for Nawasha Networks) PRODUCED BY apl.de.ap for Jeepney Music Publishing

個性あるSEを加えつつ、クールで熱いライムを繰り広げるラップチューン。 途中で入ってくる叫び声のインパクトがありますね。BEPの濃い面がどっしりと出ている。とにかく感情を解き放て、みたいなアグレッシヴさを出す1曲。

9. BRIDGING THE GAPS

(Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, Will Adams for will.i.am Music, George Pajon Jr. for El Cubano Music, John Collins/Bill Withers for Golden Withers Music) PRODUCED BY apl.de.ap for Jeepney Music Publishing

アルバムのタイトルチューンでもあるナンバーは、ブレイクビーツに乗せて、三者三様のラップを聴かせるナンバー。 「Hello Like Before」をサンプリングしたトラックは、どこかソウルフルでクール。サビのフックもメロウな感じがして滑らかに聴かせてくれる。スムースな仕上がりですね。

10. GO GO

(Will Adams for will.i.am Music, Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, Michelangelo Fratantuno for Tuono Music, Arther Baker, John Robie, Afrika Bambaata, Robert Allen, Ellis Williams, Ralf Rutter, Emil Schultz for Shakin Baker Music) PRODUCED BY Will Adams for will.i.am Music

イントロはソフトだったけれども、中身はどっぷりと濃い展開を聴かせる1曲。どっしりドシドシビートを打ち込んで、攻撃的なラップで彼らの圧を加えてくる。 サビのフックでは、ヴォーカルにエフェクトをかけて、ちょっと奇妙なテイストを盛り込んで来た。日本語にも注目。

11. RAP SONG

(Wyclef Jean, Jerry“Wonder”Duplessis for R.G.E, Will Adams for will.i.am Music, Jaime Gomez for Nawasha Networks, Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, James Brown/Charles Bobbit/Bob Byrd for Cried Music, Inc.) PRODUCED BY Wyclef Jean, Jerry“Wonder”Duplessis for R.G.E

こちらは、Wyclef Jeanを迎えたラップソング。弾けるというよりかは、じっくりと聴かせてくれるライムだけれども、 トラックは随分とクールだね。「I Know You Got Soul」をサンプリング。さらっとバックで流れるストリングスも、いい味を出す。

12. BRINGING IT BACK

(Will Adams for will.i.am Music, Allen Pineda for Jeepney Music Publishing) PRODUCED BY Will Adams for will.i.am Music

どしりビートをガツガツとぶつけてくるラップチューン。 音もパンチが効いているし、それぞれのラップも鋭く突き刺してくるようにぶつけてくる。ストレートにHIP-HOPを感じさせてくれるトラックだね。

13. TELL YOUR MAMA COME

(Will Adams for will.i.am Music, Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, Jaime Gomez for Nawasha Networks, George Pajon Jr. for El Cubano Music) PRODUCED BY Will Adams for will.i.am Music

言葉巧みにどんどんとライムが押し寄せるラップチューン。 サビでのHookのキャチーさにノックアウト。バックで響くブラスの音もファンキー&ソウルで、かっこいいね。

14. REQUEST+LINE

(Will Adams for will.i.am Music, Allen Pineda for Jeepney Music Publishing, Michelangelo Fratantuno for Tuono Music, George Pajon Jr. for El Cubano Music and Rhett Lawrence for Rhettrhyme Music, Natalie Hinds for Happy Melboopys Cocktail Lounge & Music / ZombaMusic) PRODUCED BY Rhett Lawrence for Rhett Lawrence Productions and Will Adams for will.i.am Music

Macy Grayをフィーチャーしたナンバーは、ぴこぴこプログラミングビートも手伝って、ポップでキャチーさを出すグルーヴィーなHIP-HOPチューン。 でもって、3人のラップが以外にも、Macy Grayのファンキーソウルなヴォーカルがかっこいいんだ。

15. MAGIC

ベースの音がグルーヴィーに始まるトラック。その後ろで、軽やかにギターも響き渡る。まさしくマジックな感じで聴かせるHIP-HOPチューン。 ビーツも濃く、それでいて力強く攻めて来ます。サビでのHookのポップでキャッチーなところもポイントが高いね。

16. BRIDGING THE GAPS - VERSION 2

どっしりどっしり、オリジナルとはまた違った雰囲気できかせるバージョン。 ビートを深く濃く、ライムも深くクールに、縦ノリよろしく、みんなでハンズアップ。でも、じっくり聴かせてくれるタイプの曲だね。

Secret Track. EMPIRE STRIKE BLACK

どっぷりグルーヴィーナトラックをじっくり、エッジの効いたラップが畳み掛けてくるHIP-HOPチューン。 M-1のリミックスで、こちらもスクラッチが効いています。

3rd Album『Elephunk』● '03/6/24 release

雑色HIP-HOPを展開するThe Black Eyed Peasの3枚目となるオリジナルアルバム。前作「Bridging the Gap」から 2年半、1番の変化は、やはり女性ヴォーカルFergieの加入ですね。男一色だったBEPに1人女性が加わるだけで、素敵な反応が示されています。 ただ、Fergie一色というわけではなく、濃さをバランスよく据えて、HIP-HOPをベースに、ファンキーなロックだったり、ラテンやレゲトンなどたっぷりと、 こちらも多種多様なサウンドで魅了してくるアルバムとなりました。 そして、やはりこのアルバムの中では、シングルカットもされた「where is the love」の存在が大きいね。くさいながらも、真剣に訴える歌詞が突き刺して来ます。 そのほか、「hey mama」「shut up」「let's get retarded」改め「let's get it started」などのシングルもカットされ、大ヒットにつながりました。 大きくBEPのブレイクを実感できるアルバムで、内容も濃いですね。

1. hands up

(will adams, allan pineda, jaime gomez, george pajon jr., michael fratantuno, jean baptiste & billy may) produced by: will.i.am

様々なSEを加えては、のっしりビートでhey what's up?なHIP-HOPトラックでスタート。早口ラップが勢いを出して圧倒して来ます。 「Bo Mama」をサンプリングして、ファンキーグルーヴよろしく、これぞBEPな濃いナンバーに仕上がっています。アルバムのオープニングからやってくれるね。

2. labor day (it's a holiday)

(will adams, allan pineda, thomas van musser, james brown, phelps catfish collins, williams earl collins, john griggs, clayton gunnels, darrel jamison, rober mccullough, clyde stubblefield, fran clifford waddy) produced by: will.i.am

アグレッシヴな音使いと、ファンキーなブラスの音が熱く吹き荒れるサウンドでがっつり。 Fergieのヴォーカルも、力強くて堂々としています。「The Grunt」をサンプリングして、アゲアゲに聴かせるソウルフルなHIP-HOPチューン。

3. let's get retarded

(will adams, allan pineda, jaime gomez, terence yoshiaki, mike fratantuno & george pajon jr.) produced by: will.i.am

高らかにFergieが聴かせた後は、ファンキーなベースの音をグルーヴィーに放ち、ラップが攻めてくる。このメロディラインがまた、癖にとひねりを効かせてくるね。 そんで持って、クールな1曲。ライブでもハンズアップで盛り上がりそうなナンバーだね。シングル化にあたって、歌詞を変えてリリースされた1曲。

4. hey mama

(will adams & anthony hanry) produced by: will.i.am

エスニックな風味を加えたダンスホール/レゲトンテイストで、妖しく聴かせるとっても濃いナンバーです。 激しくキャッチーというわけではないけれども、どこかしら癖になるような味を出して魅了してくる。なるほど、BEPの世界だね。そして、アルバムからシングルカットされた一品。

5. shut up

(will adams, jaime gomez, j. curtis & george pajon jr.) produced by: will.i.am

イントロからスリリングに聴かせてくるトラック。Fergieのヴォーカルも、クールでスパイシー。 3人のラップもメロディに合わせるかのように、流れるかのように。とにかくかっこいいんだな。 キャチーというよりかは、引き込む力があるナンバーだね。やっぱりFergieのヴォーカルの力に惹かれます。黙って聞けと。 ラストのギターとFergieのヴォーカルのコンビなんて、最高にかっこいい。

6. smells like funk

(will adams, allan pineda, mike fratantuno & george pajon jr.) produced by: will.i.am

どっぷりどっぷり、ビートを叩き込んではエッジを効かせてクールにギターが響き渡る。低めで妖しく漂わせるヴォーカルも、何かを狙っているかのようだね。 ベースもブンブン唸って弾けて、さらにブラスも入ったりして、なかなか変化が面白いナンバーだね。ラストも大きくガラッと変身。

7. latin girls

(will adams, allan pineda, jaime gomez, j. curtis, george pajon jr. & debbie nova) produced by: will.i.am

タイトルそのまま、ラテン熱とサウンドで熱く攻めて来るグルーヴチューン。 情熱的なギターがエキゾチック。debbie novaも参加して、パッションをぶつけて来ます。サルサなテイストも手伝って、地味に燃えていますよ。

8. sexy

(will adams, antonio carlos jobim & vinvius de moraes) produced by: will.i.am

こちらもラテンな音を加えて妖艶に聴かせるミディアムグルーヴチューン。 Antonio Carlos Jobim「in sensatez」をサンプリング。ボッサテイストも濃く仕上げています、囁くように、歌声はセクシー。

9. fly away

(stacey ferguson, will adams & ray brady) produced by: will.i.am

冒頭からチェケラッチョなどっぷりブラックチューン。 Fergieがダイナミックで伸びのあるヴォーカルを披露。サビのフックもキャッチーに仕掛けて来ます。魅力的なナンバーですね。ヴォーカルを重ねることで、より広がって来た感じ。

10. the boogie that be

(will adams, john stephens, thomas van musser) produced by: will.i.am

4つ打ちビートのぐうrーヴが曲中にうねりを加えるアップチューン。 John StephensことJohn Legendをヴォーカルに迎えて、じっくりと聴かせるヴォーカルパート。そのバックで、willやFergieが盛り上げて来ます。

11. the apl song

(allan pineda, will adams) produced by: apl.de.ap and will.i.am

apl.de.apが仕上げたトラックは、ちょっぴり切なく、メロウなHIP-HOPトラック。 渋い音を聞かせて来ますね。「Balita」をサンプリングしては、またじっくりと。曲の深い世界へ連れて行ってくれるトラックです。

12. anxiety with papa roach

(will adams, allan pineda & papa roach) produced by: will.i.am

バリバリとハードなロックサウンドをぶつけて、ちょっとビックリ。 硬質な音とラップが飛び交うパンチのある1曲。Papa Roachをフィーチャーして、攻めに入るBEPです。かっこいいね。

13. where is the love with justin timberlake

(will adams, justin timberlake, jaime gomez, allan pineda, printz board, michael fratantuno, george pajon jr. & j. curtis) produced by: will.i.am & ron fair for faircraft inc.

前作「Bridging the Gap」から2年半。待望の3枚目となるアルバムからの1st Single。 女性ヴォーカリスト、Fergieが加入し、さらにパワーアップしているのに、さらに新曲はJustin Timberlakeをフィーチャーして、Love & Peaceな曲をお届け。 心地よいソウルグルーヴに乗せて、ラッピが広がり、サビでの一体感を出すメロディに一気に引き込まれます。愛だね。ストリングスも美しいです。

14. third eye

妖しくもあり、温かくもあるベースの音にパーカッションも加わって、少々ラテンタッチのまったりミディアムチューン。 ただ、大きく盛り上がる感じではないので、シークレットトラックとしてはいい位置づけかも。

4th Album『Monkey Business』● '05/5/27 ('05/5/27 on Japan) release

大大大ヒットアルバム「Elephunk」から2年。ついに4枚目のアルバムをドロップしたBEP。このアルバムも、もはやジャンルレス。 HIP-HOPやR&Bにとらわれず、ロックやレゲトンなど、様々なサウンドを取り入れて、はたまた多くのゲストを招いては、なかなか面白いアルバムになったね。 ソウルファンクの大御所、James Brownやサンプリングネタの元になったStingはじめ、今回も参加のJustin TimberlakeやJohn LegendなどもBEPとのコラボレーションで盛り上がっています。 このアルバムからは、「Don't Phunk With My Heart」「Don't Lie」「My Humps」「Pump It」の4曲がシングルカットされています。 このアルバム、世界各国で制作されたようで、中でも「Pump It」は、日本の新幹線の中で製作されたって本当?これはすごいね。 猿でも楽しめる1枚にノックアウト。インターナショナル盤は、16曲。UK版はさらに1曲追加、そして日本版はさらにさらに1曲追加の18曲と盛り沢山。豪華に仕掛けて来ます。

1. Pump It

Written by: William Adams, Allan Pineda, Thomas Van Mussrer, Stacy Ferguson & Nicholas Roubanis Produced by: will.i.am

いきなりイントロから映画「Pulp Fiction」のテーマとして知られる「Misirlou」を引用しては、一気にその世界に引き込むHIP-HOPチューン。キャッチーに聞かせてくれますね。 レトロな雰囲気も一気に最先端ミュージックに変えてしまうBEPマジック。かっこよすぎます。しかも、日本の新幹線の中で制作されたというのもすごいね。

2. Don't Phunk With My Heart

Written by: William Adams, Stacy Ferguson, Printz Board, George Pajon, Jr., Full Force, Kalyanji Anandji & Indeewar Produced by: will.i.am

大大大ヒットアルバム「Elephunk」に続くアルバムからの1st Singleは、妖しさたっぷりのトラックで、4人のヴォーカル&コーラスで魅了するファンクなブラックチューン。 アグレッシヴなビートも手伝って、アゲアゲに聴かせてくれます。「I wonder if I take you home」を取り入れたり、「Ae Naujawan Sab Kuchh Yahan」をサンプリングしたり、 「Yeh Mera Dil Yaar Ka Dimana」をサンプリングしたり、エスニックな音で勝負して来ました。面白いね。病みつきになる力をぶつけて来ました。

3. My Style pheaturing Justin Timberlake

Written by: William Adams, Allan Pineda, Stacy Ferguson, Thomas Van Mussrer, Justin Timberlake, Timothy Mosley & Ante Hills Produced by: Timbaland for Timbaland Productions Co-Produced by: Danja for Danjahanz Productions

前作アルバムに引き続いて、今回もJustin Timberlakeをフィーチャーしたトラック。この曲がまた、いい感じにアングラファンクでポップに押し上げて来そうなトラックです。 濃い音とビートを叩き込んでは、ヒートアップしてゆくグルーヴチューン。Timbaland制作のアゲナンバーです。

4. Don't Lie

Written by: William Adams, Jaime Gomez, Allen Pineda, Stacy Ferguson, Chris Peters, Drew Peters & Ricky Walters Produced by: will.i.am Additional Production; Ron Fair

アコースティックサウンドが心地よく音を届けて来るポップなグルーヴチューン。どこかしら爽やかに聞こえる。サビもFergieが伸び伸びとヴォーカルを聴かせてくれます。 「The Ruler's Back」をサンプリングして、BEPのオーガニックな面を出して来たトラックです。アルバムから2枚目のシングルとしてカット。

5. My Humps

Written by: William Adams & David Payton Produced by: will.i.am

大ヒットアルバム「Monkey Business」から3枚目のシングルとして、カットされたエレクトロチューン。 「I Need A Freak」をサンプリングしては、また独自の世界を出して来た。Fergieの歌い方が、どことなく淡々としているというのが、あえてそうしているのかな。なかなか面白い。

6. Like That

Featuring Q-Tip, Talib Kweli, Cee-Lo & John Legend Written by: William Adams, Allen Pineda, Jaime Gomez, Kamaal Fareed, Talib Kweli Greene, Anthony Newley & Leslie Bricusse Produced by: will.i.am

こちらもかなり濃いね。Q-Tip、Talib Kweli、Cee-Lo、そしてJohn Legendを迎えて、ラップリレーを繰り広げるHIP-HOPチューン。 「Who Can I Turn To? (When Nobody Needs Me)」をサンプリングして、効果を出してくるけれども、やっぱり言葉の波がこれでもかというくらいに押し寄せて来る。ノックアウト。

7. Dum Diddly pheaturing Dante Santiago

Written by: William Adams, Allen Pineda, Ray Brady, Printz Board, George Bennett, Benjamin Brown, Lloyd Ferguson, Robert Lyn, Donat Mittoo, Leroy Sibblis & Fitzroy Simpson Produced by: will.i.am

Dante Santiagoをフィーチャーしたレゲトンチューン。いやぁ、熱く聴かせてくれます。 「Pass the Dutch」を取り入れては、熱を上げて魅了して来ます。とにかくリズムに乗っているという感じが伝わって来るね。歌詞しかり、ノリがあります。

8. Feel It

Written by: William Adams, Allen Pineda & Stacy Ferguson Produced by: apl.de.ap Co-Produced by: Printz Board for Beets & Produce, Inc. & will.i.am

冒頭のFergieのヴォーカルが伸びやかでいいね。 ゴージャスな音使いで、ストリングスの効果が出まくっています。生音で魅了するナンバーは、まさしく感じる1曲。ポップでじっくりと味わい深さも出たトラックです。

9. Gone Going

Written by: William Adam & Jack Johnson Produced by: will.i.am

オーガニックなギターの音が印象的なミディアムナンバー。 なんと、Jack Johnsonがフィーチャーされていますが、なるほど、Jack Johnson「Gone」をサンプリングしているわけですね。 will.i.amのソロナンバーとかしているけれども、ラップと歌のバランスものよく、ストリングスも心地よさを出しています。

10. They Don't Want Music pheaturing James Brown

Written by: William Adams, James Brown, Stacy Ferguson, Printz Board, Timothy Orindgreff, Greg Mays & Darryl Barnes Produced by: will.i.am

なんとソウルの大御所、James Brownの共演で驚かせてくれます。 ブンブン。「Let's Make It Funky」を取り入れては、まさしくソウルフルでファンキーな楽曲をぶつけて来る。 ブンブン。ブラスも熱く吹き荒れています。それ以上に、JBのヴォーカルがファンキーですごいね。ブンブン。

11. Disco Club

Written by: William Adams, Allan Pineda, Jean Baptiste, Melvin J. Lewis, Michael Matthews & Anthony Tidd Produced by: Noize Trip

どっしりビートを打ちはなっているけれども、まったく「ディスコ」な雰囲気はなし。 レゲトン的濃いサウンドをぶつけて来ます。Noize Tripプロデュースのトラックは、BEPをどこまでも掘り下げるように、魅力を出して来ます。Fergieのヴォーカルも妖艶に。

12. Bebot

Written by: William Adams & Allan Pineda Produced by: will.i.am

フィリピンのアイデンティティを反映したラップで魅了して来るHI-HOPチューン。 apl.de.apの思いがストレートに出ているのかもね。トラックは、どっぷり濃いビートチューン。どっしりと、ディープにね。

13. Ba Bump

Written by: William Adams, Printz Board, Larry Blackmon & Thomas Jenkins Produced by: Printz Board for Beets & Produce, Inc. Co-Produced by: will.i.am

ストレートなHIP-HOPチューン。弾けんばかりの言葉の波。妖しさを漂わせるサウンド。サックスやフルートがさらにムードを引き立たせる。 サビでのフックはゴージャスに。この部分はキャッチーさが出ているね。「Candy」をうまくサンプリングしている模様。

14. Audio Delite at Low Fidelity

Written by: William Adams, Allan Pineda, Keith Harris & Rick James Produced by: will.i.am

will.i.imとapl.de.apの2人で聴かせるラップチューン。 クールなブレイクビーツをバックに、淡々と。それでいて、熱を出すラップ。「All Night Long」をサンプリングして印象付けて来ました。まさしくブラックなBEPを味わえますね。

15. Union pheaturing Sting

Written by: William Adams, Sting, Stacy Ferguson & George Pajon Jr. Produced by: will.i.am

もう、ずるいね。Sting「Englishman In New York」をサンプリングしては、メロディアスな音をバックに、ラップを披露。 しかも、Sting本人がサビフックでヴォーカルを聴かせてくれるんだもん。かっこよすぎます。 「where is the love」のようなメッセージ性のあるアップで、BEPが訴えかけて来ます。うん、面白いしかっこいいコラボだね。

16. Do What You Want

エッジの効いたギターのざっくり音。そして、妖しげな打ち込みビートで、ものすごく濃い音をぶつけて来た。 いやぁ、これは火傷するね。拍もつかみづらくて、ものすごく惑わせてくれます。ラップも吠えるように聴かせる。なんか、とんでもない曲だね。

17. If You Want Love

ざっくりとギターが入って来ては、熱を帯びたトラックをぶつけて来る。 しかし、弾けるというよりかは秘めたる熱のように。クールなテイストも出して、軽やかに聴かせる。妖艶に届けてくれる1曲。

18. Make Them Hear You

ベースの音使いやエッジの効いたギターといい、ロックなアプローチでガッツリと聴かせてくれるアッパーチューン。 そこにラップとFergieのヴォーカルが絡み合い、唯一無二のBEPワールドが展開する。中々面白いナンバーだね。

EP『Renegotiations: The Remixes』● '06/3/31 ('06/5/17 on Japan) release

BEP、好調なアルバム「Monkey Business」の楽曲をリミックスした変則盤をリリース。もともと、本国では配信のみの扱いのところ、日本では特別にCDでリリース。 さて、収録されている楽曲は、BEPの裏面といいますか、今まで表でやって来たものが、いつの間にか裏扱いになってしまっていたのがよく分かります。 今回はHIP-HOP色の強いトラックをさらに上げて濃く仕上げたリミックスで聴かせてくれます。 リミキサーも、ERICK SERMONやDJ PREMIERなど、まさしくな人選で面白いね。より濃さを引き出して、BEPの攻めを感じさせる1枚となっています。

1. LIKE THAT ALBUM VERSION FEATURING Q-TIP, TALIB KWELI, CEE-LO & JOHN LEGEND

WRITTEN BY: WILLIAM ADAMS, ALLEN PIENDA, JAIME GOME, KAMAAL FAREED, TALIB KWELI GREENE, ANTHONY NEWLEY & LESLIE BRICUSSE PRODUCED BY: WILL.I.AM

2. BA BUMP ERICK SERMON REMIX

REMIX PRODUCED BY: ERICK SERMON FOR FUNKLORD PRODUCTIONS

ERICK SERMONによるリミックスは、派手な音使いとビートをうまく使ったHIP-HOPトラックに仕上げて来ました。 スクラッチも刻みまくって、激しく聴かせるね。

3. MY STYLE (FEAT. JUSTIN TIMBERLAKE) DJ PREMIER REMIX

PRODUCED BY DJ PREMIER FOR WORKS OF MART INC.

JUSTIN TIMBERLAKEをフィーチャーしたナンバーをDJ PREMIERがリミックス。 音使いにセンスを感じさせるトラックは軽やかに進行。濃いながらにあっさりめ。このバランス。

4. THEY DON'T WANT MUSIC (FEAT. JAMES BROWN) PETE ROCK REMIX

REMIXED BY: PETE ROCK

ビートを強調させて、よりクールに仕上げて来たリミックス。 JBのヴォーカルよりも、迫力を増して来た感じだね。シャカシャカと音も加えて、パンチを効かせてはたっぷりと聴かせてくれる6分半。

5. FEEL IT JAZZY JEFF SOULFUL REMIX

REMIXED BY: JEFF TOWNS FOR J TOWN MUSIC

いきなりFergieのヴォーカルを刻んで来たので、インパクト大だね。 クールでかっこいい音なのに、よく聞くと結構攻めた音使いで、ニヤリとさせるリミックスチューン。そして、曲中でもスクラッチが飛び交います。

6. AUDIO DELITE ALBUM VERSION

WRITTEN BY: WILLIAM ADAMS, ALLEN PIENDA, KEITH HARRIS & RICK JAMES PRODUCED BY: WILL.I.AM

7. DISCO CLUB LARGE PRO PEAS REMIX

REMIXED BY: THE LARGE PROFESSOR

THE LARGE PROFESSORが手がけたリミックス。HIP-HOPな要素をぶrつけては、ラップでまくしたてて来ます。 BEPのラップを引き立たせては、軽やかに聴かせます。

CD-EXTRA. LIKE THAT

グラフィックアートみたいな、淡いPV。次から次へとラッパーが登場し、 個性あふれるパフォーマンスで魅せる。やっぱりラップを前面に出している分、クールな雰囲気。なんか、BEPの本領発揮みたいな姿を見ることができます。

5th Album『The E.N.D』● '09/6/3 ('09/6/3 on Japan) release

The Black Eyed Peasが「Monkey Business」以来となるフルアルバムを発表。タイトルが意味深だけれども、「The Energy Never Dies」という意味らしいです。 確かに彼らのエネルギーが思いきり伝わってくるような作品になっていますね。何せ、これまでのR&BやHIP-HOPといったサウンドと一線を画して、エレクトロなサウンドを大胆に取り入れての展開。 プロデューサーにDavid Guettaが参加している時点で、ただ事じゃないね。そんな感じで、「BOOM BOO POW」「I GOTTA FEELING」「IMMA BE」などのシングルナンバーも、 いろいろな様相を見せるけれども、エレクトロなんですね。そこに4人のラップが炸裂しては、なかなか面白い世界を聞かせてくれます。 さて、ただでは終わらないBEPの次なる一手がまた、楽しみになってきます。 日本版は、ボーナストラックを2曲収録。限定版は「BOOM BOO POW」ビデオクリップを収録したDVDも付属。

1. BOOM BOO POW

Produced by will.i.am / Co-Produced by Jean Bapiste and Poet Name Life Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson

ずいぶんと深いビートでエレクトロな要素を見せつけるブンブンチューン。しかも、この曲をシングルとしてカットするんだ。 すごいな、BEP。さらに彼らにとって初の全米No.1ヒットになったって。次第にビートも加わっては、大盛り上がりな展開となるぞブンブン。

2. ROCK THAT BODY

Produced by David Guetta and will.i.am / Co-produced by Mark Knight and Funkagenda Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, David Guetta, Mark Knight, Adam Walder, Jean Baptiste, Jaime L. Munson, Robert Ginyard, Jr.

この曲、なんとDavid Guettaとwill.i.amの共演ということで、いつもとは違ったBEPを味わえますね。 アゲアゲのビートにエフェクトヴォーカルも加えて、ガッツリ4つ打ちを放つデジタルチューン。 Rob Base & DJ EZ ROCK「It Takes Two」やLynn Collins「Think (About It)」などをサンプリング。

3. MEET ME HALFWAY

Produced by Keith Harris and will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Keith Harris, Jean Bapiste, Sylvia Gordon

前曲から流れるように入ってくるナンバーは、軽やか4つ打ちビートを操って、スタイリッシュに聞かせてくれるトラック。 こちらはKeith Harrisとwill.i.amのプロデュース。意外とドカドカとした音ながら、さっくりとBEPの4人の味がいい感じに広がる。

4. IMMA BE

Produced by Keith Harris and will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Keith Harris, J. Tankel, D. Foder, T. Brenneck, M. Deller

どっぷりビートで妖しく仕掛けてくるラップチューン。The Budos Band「Ride or Die」をサンプリングしては、濃く仕掛けてくるトラック。 今までのBEP、そしてエレクトロ要素を取り入れた新しいBEPが味わえるトラックだね。後半はテンポアップして、変身だ。

5. I GOTTA FEELING

Produced by David Guetta / Co-produced by Frederick Riesterer Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, David Guetta, Frederick Riesterer

新しいBEPの勢いを決定づけたようなエレクトロチューン。何せDavid Guettaがプロデュースですよ。今までのR&B/HIP-HOPとは一線を画す、 4つ打ちエレクトロビートで、新しいBEPの幕開けですね。とにかく勢いある4つ打ちに、アゲアゲ。さすが、わかってらっしゃるDavid Guetta。 そして話題になったのが、フラッシュモブのようなPV。あの一体感はすごかったな。

6. ALIVE

Produced by will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Jean Bapiste

メロウなテイストを注ぎ込んでくるミディアムチューン。楽器の音づかいがA.O.R.やファンクテイストもあって、なかなかかっこいいんだ。 ベースやピアノの音がいい感じだね。中盤はエレクトロにかなモードで、グイグイと攻めてきますよ。

7. MISSING YOU

Produced by Printz Board and will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Printz Board, Jean Bapiste

冒頭からFergieが歌い上げて、魅力放出なデジタルチューン。手拍子のようなビートがまた、耳に残るね。 とにかくサビのFergieですよ。とにかくあなたが愛しい恋しい、という気持ちがダイレクトに伝わってきます。

8. RING-A-LING

Produced by Keith Harris Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Keith Harris

電話のシチュエーションをBEPらしさを出して表現。リグリグリンリンと口で表現してきます。かなりアグレッシヴなコーリングだね。 どっぷりどっぷりビートを加えては、軽やかに広がるエレクトロサウンドで、圧倒してくる流れです。

9. PARTY ALL THE TIME

Produced by will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson

パーティーパーティーな4つ打ちエレクトロチューン。最初は静か目だったけれども、途中から音をボコスかとピコピコと、いろいろと加えて行った。 タイトルよろしく、パーリーパーリーな1曲で、大盛り上がりだ。

10. OUT OF MY HEAD

Produced by Printz Board and will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Printz Board, Keith Harris, George Pajon, Tim“Izo”Orindgreff

グルーヴィーなベースの音が気持ちの良いミディアムチューン。そこにFergieのファンキーなヴォーカルが加わってはヒートアップ。 ずいぶんとキレッキレなヴォーカルだ。ブラスも加わっては、パンチをぶつけてくる。かっこいいんだ、これがまた。

11. ELECTRIC CITY

Produced by will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Bert Berns, Robert Feldman, Gerald Goldstein, Richard Gottehrer

アフリカンなテイストも出たビートがまた、濃いね。ゆったりじっくり忍び寄るかのようなFergieのヴォーカルもまた、いい感じ。 Bow wow wow「I want candy」をサンプリングしては、リズミカルに展開。あまりエレクトロニカな感じはしないかな。淡々とした印象が強くて、そこまでキャッチーさがないのが残念。

12. SHOWDOWN

Produced by apl.de.ap and DJ Replay Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Ryan Buendia

こちらはapl.de.apがプロデュースを手掛けた4つ打ちエレクトロチューン。アップテンポのトラックをバックに、4者のヴォーカルが自由気ままに踊り出す。 所々で濃さを出し、所々でじっくりと聞かせるこのバランスが、いい感じにできているね。

13. NOW GENERATION

Produced by will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, George Pajon, Tim“Izo”Orindgreff

ザックリとした音が、またカラッとした雰囲気で、BEPの新しい面のような気がするね。なんでも、彼らが言いたいことを曲にしているそうで。 社会はBEPがここに登場しているわけですよ。アコースティック/カントリーロックな味付けがまた、いいね。

14. ONE TRIBE

Produced by will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Printz Board

見事なハーモニーコーラスの後は、タイトルよろしくトライバルな4つ打ちビートを加えて、勢いよくラップ。 どしどしと音と言葉をぶつけてきては、上げてきました。

15. ROCKIN TO THE BEAT

Produced by will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Printz Board, George Pajon, Jr.

アルバム本編のラストを飾るトラックは、カッティングが決まっているね。ドコドコビートとエフェクトヴォーカルをミックスさせて聞かせるリズミカルなグルーヴチューン。 ファンクのような、ディスコのような、ラップの勢いとともに、軽やかに展開する流れです。でもって、サンプリングのように弄り倒すような流れになりました。

16. SIMPLE LITTLE MELODY

Produced by Boys Noize Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Jean Bapiste, Alexander Ridha

この曲も面白いなぁ。Boys Noizeがプロデュースを担当したバッキバキのエレクトロチューン。ガツガツと決めてくるサウンドに、ドンドンと呑み込まれていく。 全くシンプルさは出ていないのに、これがBEPの持ち味なんだとぶつけてくるわけで。

17. MARE

Produced by apl.de.ap and DJ Replay Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson and A R Rahman

こちらもapl.de.apのプロデュースナンバー。アフリカンなビートがどしどしと押し寄せては、圧倒してきます。とにかくクセが強くて濃いんだ。 Samantha and Hariharan「Hai Rama」をサンプリングしています。

[DISC 2:DVD]

こちらへ→☆☆☆

6th Album『The Beginning』● '10/11/26 ('10/12/1 on Japan) release

「The E.N.D.」の次は、「The Beginning」ということで、BEPの6枚目となるオリジナルアルバムは、前作から約1年半ぶり。 前作がとにかく大ヒットを記録したもんだから、その勢いをそのまま新たな作品にぶつけてきたようなもんだね。 今作もエレクトロなサウンドを武器に、4人のラップやヴォーカルで楽しませてくれる。ジャケットのような8bit的なテイストもちょっとは感じられるかな。 シンセの使い方など、1980年代のテイストをうまく出しては楽しませてくれます。サンプリングも多用。まさかCHICを持ってくるとはね。 でもって、プロデューサー陣も、メンバーのwill.i.amやapl.de.apはじめ、前作からのDavid Guetta、DJ Ammo、Free School、さらにはRodney Jerkinsなども登場。いい感じだね。 日本版はボーナストラックを3曲も収録だ。

1. THE TIME (DIRTY BIT)

Produced by will.i.am and DJ Ammo Written by William Adams, Alan Pineda, Damien LeRoy, Franke Previte, John De Nicola, Donald Markowitz

BEPが始動。アルバムタイトルが「The Beginning」=始まりということで、また新しいことを始めてくる。 そのアルバムからの先行シングルは、妖しげなビートを加えたダンスチューン。ピコピコな音を使っては、4人が自由なヴォーカルを聞かせてくれます。 ちなみに「(I've Had The)Time of My Life」をサンプリング。うまい使い方だね。

2. LIGHT UP THE NIGHT

Produced by will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Keith Harris, Ricky Walters

will.i.amのプロデュースの1曲。どっしりビートと「エーオー」なコーラスを加えてスタート。鮮やかなメロディのちょっとエスニックやラテンの薫りも感じますね。 この曲はSlick Rick「Children's Story」をサンプリング。ほどよくゆったりとさせてくれる1曲です。

3. LOVE YOU LONG TIME

Produced by will.i.am Written by William Adams, Stacy Ferguson and Joshua Alvarez

シンセの使い方、さらにエフェクトをかけたヴォーカルの使い方が、どこかしら1980年代風で、懐かしさを漂わせてきますね。 デジタルポップな音と、どっぷりビートがうまく絡み合うミディアムチューンです。「ずっと愛してね」という気持ちも表れているね。

4. XOXOXO

Produced by will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda and Jean Bapiste

ハグとキスをテーマにしたタイトルですよ。ゆったりビートとシンセの軽やかな音が絡み合う1曲。 手拍子したくなるリズム、そして自然に体がリズムに乗るんだね。ちょいとセクシーに展開する歌詞です。

5. SOMEDAY

Produced by will.i.am Co-produced by Free School Written by William Adams, Jean Bapiste, Alan Pineda, Jaime Gomez

4つ打ちビートをガツガツ打ち放つアップチューン。ギターが意外にエッジを効かせて、響かせてくるんだ。 鋭い音がカッコよさを放ちます。ヴォーカルも伸びやかに、ラップは鋭く刺してきます。

6. WHENEVER

Produced by will.i.am Written by William Adams, Stacy Ferguson

エレクトロなパンチビートを打ち放つ1曲。そのバックで時折広がるギターの音の滑らかな感じがまたいいね。 ピアノの優しい音も温かく包み込んできます。「君をいつまでも愛していたいんだ」だってさ。

7. FASHION BEATS

Produced by will.i.am and DJ Ammo Written by William Adams, Stacy Ferguson, Keith Harris, Nile Rodgers, Bernard Edwards

ソウルファンクな雰囲気でF.I.。その後、随分と強力な4つ打ちビートを放ち、フロアはきらびやかに。 ミラーボールもお似合いな1曲だね。この曲はCHIC「My Forbidden Lover」をサンプリングしては、うまくBEP色に染めてくる。

8. DON'T STOP THE PARTY

Produced by DJ Ammo Co-produced by will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Joshua Alvarez, Damien LeRoy

「パーティーを止めるな」というBEPからのメッセージ。まさしくな4つ打ちピコピコビートに、ノリノリにさせてくれる1曲。 時にアグレッシヴに、時にディスコファンクに、時にアンビエントに。いろいろな要素をぶつけては、パーティーを止めさせない彼らの音を味わえます。 なかなかの濃さを持つ6分。

9. DO IT LIKE THIS

Produced by DJ Ammo Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Damien LeRoy

久しぶりにR&B/HIP-HOPなBEPの登場だ。ゆったりビートと手拍子にラップ。Hey, what's Up?な感じがいいね。 本領発揮のラップで、BEP節を聞かせてくれますよ。そしたら後半は、なんとエレクトロに変身ですよ。これにはびっくりだ。

10. THE SITUATION

Produced by apl.de.ap and DJ Replay & DJ Ammo Written by William Adams, Alan Pineda, Stacy Ferguson, Ryan Buendia

こちらはapl.de.apがプロデュースを手掛けたデジロックな1曲。パンチの効いた音がガツガツと攻めてきます。 Fergieのヴォーカルがまた、いい具合に飛んでいるね。かっこいいし、はち切れているし。ギターの音をもっと前に出して、ギュインギュイン聞かせてもいいよね。

11. THE COMING

Produced by will.i.am Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Jean Bapiste, Joshua Alvarez, Barrington Levy, Paul Love

ボコスカビートがインパクトを出すミディアムチューン。この曲では、Barrington Levy「Here I Come」をサンプリングしては、 ダンスホールな味も加えてBEPが弾ける。「行くぜ!」とやる気がダイレクトに伝わってくるね。

12. OWN IT

Produced by will.i.am Written by William Adams

なんだこの美しいイントロダクションは。一気に世界へと引き込んできたじゃないか。 そこからはボコスカビートも加わって、どっしりと構えていい感じに。ピアノやストリングスがダイナミックに盛り上げてきます。will.i.am、渾身の熱唱ですね。

13. THE BEST ONE YET (THE BOY)

Produced by will.i.am and David Guetta & Giorgio Tuinfort for What A Music Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, David Guetta, Giorgio Tuinfort, Sylvia Gordon, Jean Bapiste

David Guettaがプロデューサーに名を連ねた作品。さすがなエレクトロポップビートでウネウネと攻めてきます。 もっと弾けてくるかと思いきや、結構じっくりと聞かせてくれるラインを行く。

14. JUST CAN'T GET ENOUGH

Produced by will.i.am / End Beat Production by DJ Ammo / Co-produced by Rodney“Darkchild”Jerkins Written by William Adams, Alan Pineda, Jaime Gomez, Stacy Ferguson, Joshua Alvarez, Stephen Shadowen, Rodney Jerkins

イントロ無しで、しっとりピアノをバックに歌を聞かせてくれる始まり。 蓋を開けると、R&Bテイストのどっぷりミディアムチューン。この曲、あのRodney Jerkinsがプロデュースに参加しているとのことで、なるほどかっこいい仕上がりだね。 サビ/フックの歌パートが、とにかくいい。でもって、まさかのラスト。エレクトロバリバリになるとはね。

15. PLAY IT LOUD

Produced by Free School Written by William Adams, Michael McHenry, Jean Bapiste

アルバムのラストチューン。このタイトル、まだまだBEPの勢いが出ている証拠だね。この曲はFree Schoolに任せて、 メンバーは歌にラップに徹しています。4つ打ちのダンスチューンで、聞く者を奮い立たせるための曲だね。とにかく4つ打ちバリバリノリノリで楽しむことができます。

7th Album『Masters of the Sun Vol. 1』● '18/10/26 release

The Black Eyed Peasが久しぶりに表舞台に出てきました。「The Beginning」リリースから8年、この間、歌姫Fergieがチームから抜けて、再び男3人のチームに戻ったBEP。 その再開第1弾アルバムは、原点回帰のようなHIP-HOPの面を強めた作品となりました。どっぷりビートに乗せて、3人のマイクリレー。そして、時にゲストを招いての濃いパフォーマンス。 Nasはじめ、ESTHEROやCL、NICOLE SCHERZINGERなどが参加しては、盛り上げてきます。曲によっては、曲中でガラッと雰囲気を変えてくる曲などもあって、面白いんだ。 個人的には、ヒットチューン「Where is the Love」に通じるような「Big Love」がいいね。

1. BACK 2 HIPHOP (FEAT. NAS)

Produced by: Paperboy & will.i.am Written by: will.i.am, Apl.de.ap, Taboo, N. Jones, Joshua“Mooky”Alvarez, Mike McHenry

タイトルがそのまま表しているね。HIP-HOPをストレートに聴かせるディープでドープなトラック。初期BEPのトライアングルがうまく成り立っている。 でもって、ここではNASをフィーチャーしては、攻撃性も加えてくる。女性ヴォーカルの緩やかなテイストも加わって、心地よく聴かせてくれた。

2. YES OR NO

Produced by: will.i.am & U.N.I. Written by: will.i.am, Taboo, Apl.de.ap

イントロでのピアノの音がまた、力強くてかっこいい。そこにブレイクビーツと「Yes or No」のコーラスを繰り返し挿入。 なかなかクールだ。中盤では、Jessica Reynosoのヴォーカルがいいんだ。「Are You Ready on the Right?」「My Philosophy」をサンプリングしているところにも注目。

3. GET READY

Produced by: will.i.am & High P Written by: will.i.am, Taboo, Apl.de.ap, Lauren Evans

イントロのピアノがいい味を出す。そして、メロディアス。Lauren Evansのヴォーカルも、泣きを誘ってきますね。 でもって、The Jacksons「That's What You Get (For Being Polite)」、Joe Henderson「Black Narcissist」をサンプリングしては、器用に聴かせてくれるんだ。

4. 4EVER (FEAT. ESTHERO)

Produced by: will.i.am Written by: will.i.am, Apl.de.ap, Taboo, Joshua“Mooky”Alvarez

Estheroとのコラボ。ゆったりまったりのグルーヴに乗せて、聴かせるHIP-HOPチューン。ディープでドープなトラックを操っては、 時に力強く、時に優しさを出して包み込む。いい具合にどっぷりどっぷり、グルーヴの波に呑み込まれる。

5. CONSTANT pt.1 pt.2 (FEAT. SLICK RICK)

pt.1 Produced by: U.N.I. pt.2 Produced by: Ammo & will.i.am Additional Production: Keith Harris Written by: will.i.am, Apl.de.ap, Taboo, U.N.I., Damien Leroy, Keith Harris, Lauren Evans, David Quinones

これぞThe Black Eyed PeasなHIP-HOPチューン。さらにゲストにSlick Rickを迎えての濃いトラック。 ブレイクビーツもクールに決めて、Good Vibrationを届けてくれます。なるほど、Slick Rick「Ladidadi」をサンプリングしているわけだ。 そして、pt.2へシフトすると、なんとUSハウスよろしく、ポップな4つ打ちビートを放って軽やかに聴かせてくれます。

6. DOPENESS (FEAT. CL)

Produced by: will.i.am Written by: will.i.am, Apl.de.ap, Taboo, Joshua“Mooky”Alvarez

CLをフィーチャーしたどっぷりナンバー。歌詞にもあるように、とってもドープな1曲だね。Beasty Boys「Paul Revere」をサンプリングしては、 濃厚HIP-HOPのトラックが展開。後半はとにかく深いぞ。

7. ALL AROUND THE WORLD (FEAT. PHIFE DAWG, ALI SHAHEED MUHAMMAD, POSDNUOS)

Produced by: Ali Shaheed Muhammad & David Luke Co-Produced by: will.i.am Additional Production by: Joshua“Mooky”Alvarez Written by: Phife Dawg, Apl.de.ap, Taboo, will.i.am. Posdnuos, Joshua“Mooky”Alvarez, Keith Harris, Karlina Alexandra Covington

ゲストをたくさん招いてのナンバー。トラックはとってもクール。A.O.R.を彷彿とさせるトラック。こちらはRaymond Scott「Night & Day」、 Gigi Masin 「Call Me」をサンプリングして、マイクリレー。ラスト手前がまた、メロウなんだな。

8. NEW WAVE

Produced by: will.i.am Co-Produced by: Ammo & Keith Harris Written by: will.i.am, Apl.de.ap, Taboo, Keith Harris, Ammo

こちらもまた濃いんだな。BEPの新しい波がやってくる。「New Style!」の掛け声は、こちらもBeasty Boys「New Style」をサンプリングということで。 そのほか、The Meteres「Hand Clapping Song」、Bob James「Nautilus」などをサンプリングしては、どっぷりどっぷりと聴かせてくれます。

9. VIBRATIONS pt.1 pt.2

pt.1 Produced by: U.N.I. pt.2 Produced by: Double X Written by: will.i.am, Apl.de.ap, Taboo, Keith Harris, U.N.I.

見事な揺らぎ。バイブレーションを感じさせるゆったりグルーヴチューン。こちらもブレイクビーツをうまく使っては、ストレートなHIP-HOPを聞かせてくれる。 pt.1はそんなグルーヴ、pt.2は、濃厚にドープなビートでWhat's upな勢い。

10. WINGS (FEAT. NICOLE SCHERZINGER)

Produced by: will.i.am Written by: will.i.am, Apl.de.ap, Taboo

イントロでのスクラッチもまた、インパクトを出してきたね。ゲストヴォーカルにNicole Scherzingerを迎えて、伸びやかなヴォーカルを響かせてくれます。 この曲がまた、面白いな。Suzanne Vega「Tom's Dinner」をサンプリングして、アンニュイなテイストを出してくるんだ。 そのほか、Public Enemy、Raymond Scottのナンバーなどもサンプリング。

11. RING THE ALARM pt.1 pt.2 pt.3

Produced by: will.i.am & DJ Motiv8 Written by: will.i.am, Apl.de.ap, Taboo, Rita Ekwere, Jean-Baptiste, Joshua“Mooky”Alvarez, DJ Motiv8

ファンキーでグルーヴィーなHIP-HOPトラック。熱のこもったラップ炸裂。そして、Jessica Reynosoのヴォーカルが華麗に舞います。 こちら、pt.3まであって、目まぐるしい変化で楽しませてくれます。特にラストパートのジャジーな雰囲気は、クールでかっこいいんだ。 本当にコロコロと変身させて、面白いなぁ。

12. BIG LOVE

Produced by: will.i.am Written by: will.i.am, Anders Grahn, James Flannigan, Aeon“Step”Manahan, Taboo, Joshua“Mooky”Alvarez, Apl.de.ap, Benjamin“Beyond”Mor

これまでのBEP、そして新しいBEPをミックスさせたような1曲。タイトルも「大きな愛」ですよ。 ゆったりどっぷり、ビートに乗せて、軽やかにラップを聴かせてくれます。どこかしら「Where is the Love?」に通じるような感じもあるよね。Love & Peace。

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