album

1st Album『w-inds. ~1st message~』● '01/12/19 release

RISIG PRODUCTIONからデビューした3人組ボーイズグループ、w-inds.のデビューアルバム。 「Forever Memories」「Feel The Fate」「Paradox」の3曲シングルを筆頭に、ポップでキャッチーなダンストラックを収録。葉山拓亮の作る、ちょっと大人びた世界を伸びやかに歌う慶太が印象的。 一方で、T2yaの作トラックは、ちょっと雄な面を出してきて、カッコよく聴かせてくれます。また、意外やHIP-HOPテイストの曲を投入しては、Hey What's up?なノリも様になるんだな。 まぁ、何はともあれ、慶太のヴォーカルの成長過程が味わえる作品でもありますね。声変わりを果たして、表現力もちょっと変わってくることでしょう。 初回盤は三方背ボックス仕様&写真集付きということで、ファンには嬉しいところですね。

1. You can't get away

Lyrics:Kentaro Akutsu Music:Masakazu Osabe Arrangement:Banana Ice

アルバムのオープニングを飾るファンキーグルーヴチューン。作詞は阿久津健太郎。編曲はBANAN ICEが手がけたクールな1曲。 幼さの残る声で、甘くも大人な恋愛模様を歌うギャップにやられるんだろうな。

2. Winding Road

Lyrics, Music & Arrangement:T2ya

T2yaが作詞、作曲、編曲までも手がけたグルーヴチューン。やっぱり葉山拓亮とはちょっとテイストが違って、よりクールな雄っぽさを出してくるね。 どこかしら不安な気持ちがありながらも、先へと進む意気込みを感じられる1曲。

3. Feel The Fate

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

w-inds.の2枚目となるシングルナンバー。もう始まりのヴォーカルで橘慶太のヴォーカルも声変わりが完了しつつあるかなといった具合かな。 トラックの方は、今回も葉山拓亮が手がけたグルーヴィーなミディアムトラック。君と出会えたことに運命を感じるというラブソングです。 A、Bメロとサビのテイストが少々違うところも曲を盛り上げてくるポイントかな。

4. Winter Story

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

ハウスなテイストに冬モードをプラス。軽やかなグルーヴトラックを慶太がクールに歌い上げる1曲。 イントロがドラマティックなんだけれども、サビは平凡というか、ポップでキャッチーさはでているけれども、もう1つ何かが欲しいところかな。

5. Give you my heart

Lyrics, Music & Arrangement:T2ya

メロウなテイストで聞かせてくれるミディアムスローチューン。慶太のヴォーカルに包まれるように、優しさがいっぱい出ているね。 とにかく僕の愛を君にあげる、伝えるという思いが、溢れているんだな。女子はもう、メロメロですな

6. Paradox (rumor style)

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

w-inds.の3枚目のシングルナンバー。イントロなしで始まっては、真剣なヴォーカルが突き刺してくる。 今までにはなく、とっても大人っぽい慶太のヴォーカルに引き込まれてゆく。AメロからBメロへのサウンドの変化も随分と唐突な印象。 Bメロとサビのアレンジも、もうちょっと差別化を図った欲しかったかな。

アルバムでは、イントロでピアノがドラマティックに飾ってきました。

7. The New Generation

Lyrics, Music & Arrangement:T2ya

ちょっと異質なのは、こういうHIP-HOPなテイストがあまり想像つかなかったからかな。 ということで、ラップを披露。Hey, What's up?な1曲。とにかく、このアングラな濃いトラックに着いていくのもやっとということで。

8. Forever Memories

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

w-inds.にとってのデビューシングル。D-LOOPなどでお馴染みの葉山拓亮の楽曲をクールに歌い上げる、幼さの残る橘慶太のヴォーカル。 声変わりの前ということもあって、キーがピッタリあっている曲だね。ちなみに歌詞は女性視点の1番、男性視点の2番という構成です。 軽やかに仕上げてくるダンスポップチューンで、口ずさみやすいナンバーですね。

9. Love you anymore

Lyrics:Kentaro Akutsu Music & Arrangement:Kazuhiro Hara

これまた面白い組み合わせ。作詞を阿久津健太郎、作曲と編曲を原一博というコンビネーションでお届けするミディアムグルーヴチューン。 どこか軟派なんだけれども、クールです。失恋から仲直りを目指す主人公のお話をドラマティックに演出。

10. ROUND & ROUND

Lyrics, Music & Arrangement:T2ya

パンチの効いた4つ打ちビートも手伝って、キャッチーなダンストラックをお届け。しかし、Aメロパートは、まさかラップで来るとはね。 さすがT2yaな味付けだ。サビはキャッチーで、クールで、かっこいい仕上がり。

11. Endless Moment

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

オリエンタルな音。エッジの効いた音を加えつつ、ポップに弾けるダンストラック。葉山拓亮の引き出しの多さに驚かされるな。 前へと進む気持ちを素直に、ストレートに届けてくれる。特にサビの頭の英語フレーズの見事なリズムがポイント高いんだ。アルバムの後半で見事な1曲を投下してきたね。

12. New-age Dreams

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

アルバムのラストを飾る優しいバラードナンバー。アコースティックな音遣いも心を洗ってくれるかのような清々しさを伝えてくる。 やるべきことは困難だけれども、昨日今日の糧を明日へと生かして進もう。今を頑張ろうという心強いメッセージを届けて歌ってくれます。

2nd Album『w-inds. ~THE SYSTEM OF ALIVE~』● '02/12/18 release

3人組ユニット、w-inds.の2枚目となるアルバム。今作は、「try your emotion」「Another World」「Because of you」「NEW PARADISE」の4曲のシングルを収録した強力アルバムとなっています。 1stで培ってきたものを、思い切り表現しては成長が窺える作品に仕上がっていますね。制作陣もお馴染みの葉山拓亮はじめ、今作では海外クリエーターなども参加しては、w-inds,.を盛り上げています。 グルーヴあふれるナンバーや、HIP-HOPテイストあるナンバーなど、今を見事に表す楽曲を巧みにパフォーマンス。声変わりも終わり、橘慶太も伸びやかなヴォーカルで魅了してきます。 バラードナンバーも、心に染み渡るんだな。まだまだグループとしては成長過程のような感じかな。ヴォーカルとラップの掛け合いも様になってきては、ますます今後が楽しみなグループであります。 初回盤は三方背ボックス仕様&見応えありの写真集付きです。

1. Break Down, Build Up

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

デジタルサウンドの中で、ギターが鋭く刺してくるミディアムチューン。言葉がこれでもかというくらいに押し寄せてくるメロディパート。 ヴォーカルとラップがいい掛け合いを生み出す。サビは爽やかに仕上げてきました。壊して新しく建て直す。前向きな気持ちを表現しています。

2. NEW PARADISE

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama Rap Lyrics:Kentaro Akutsu

グルーヴィーなテイストあふれるシングルナンバー。この曲をよくシングルに持ってきたなと、この姿勢に拍手だね。 ギターの音がラテンな熱を放ってきてかっこいいんだ。Aメロパートはまさかのラプが展開する構成。サビキャッチーというよりかは、じっくりと聞かせてくれる感じかな。 全体的にはクールでかっこいい、ちょっと新しい面を覗かせてくるw-inds.です。

3. SOMEHOW

Lyrics:shungo. Music:Laila Samuelsen / Bilger Eikemo Arrangement:Banana Ice

イントロのギターが爽やかさを生み出すミディアムナンバー。爽やかに歌い上げる慶太のヴォーカルは、どこまでも突き抜けてゆく。 心地よさは、海外勢が作り上げたメロディだからか、意外とサクッと終わり。しかもフェイドアウトですか。

4. fever

Lyrics:shungo. Music:Marc Nelkin / Jamie Hartman / Debbie Gibson Arrangement:Banana Ice

こちらお海外勢の作曲なんだけれども、BANANA ICEのアレンジで、ちょっとUSっぽい音になっているかな。 BSBや'N SYNC、Britneyのようなクールなトラックに、w-inds.も挑戦。日本語の載せ方も、ちょっと独特だよね。

5. Baby Maybe

Lyrics:shungo. Music:Steve Kipner / David Kopatz / Cutfather&Joe Arrangement:Banana Ice

爽やかさを漂わせるR&Bアプローチなミディアムチューン。でも、歌詞の内容は君と別れて、それぞれ旅立つというお話。 悲しさよりも前向きな気持ちが出ているね。空港でのシチュエーションが具体的すぎる。

6. THE SYSTEM OF ALIVE

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

アルバムのタイトルチューンは、まさかの2STEP仕様。軽やかに打ち込まれたビートを相手に、慶太が軽やかに歌い上げる。 歌詞は随分と真面目といか、説教臭くもあるけれども、核になるだけあって、しっかりと真の強さを伝えてくる感じで。

7. Because of you

Lyrics:shungo. Music & Arrangement:Kazuhiro Hara

「Another Days」に続くシングルナンバー。力強いデジタルサウンドに乗せて、一夏の恋を切なく歌い聞かせてくれます。 Bメロでラップをフィーチャーして、濃いめのw-inds.に仕上げています。ただ、この曲が一部ではBackstreet Boys「Don't want you back」にそっくりだということで。 まぁ、聞いてみてください。確かに似てはいるかな。

8. try your emotion ~next side version~

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

1st Album発表後のシングルナンバー。とにかく勢いあふれるテイストが曲に出ているね。軽やかな味つのついたギターが、ファンクな色をのぞかせる。 曲はアップテンポのグルーヴチューンで、少々言葉数が多くて、慶太が忙しそうに歌っているようにも思える。しかし、サビの超絶キャッチーさはもうノックアウトものだね。 毎日は思い通りにはいかない、と歌います。そう、その通りだ。でも、1つ1つを経験して、前へと進むわけですよ。

アルバムでは、アップデートされたバージョンで、より音を整えて聞かせてくれた。クールさも増して、かっこいいね。

9. THANK YOU

Lyrics, Music & Arrangement:T.M.O

サックリとかき鳴る音をバックに、「ありがとう」の感謝の気持ちを込めて聞かせるナンバー。サラッと軽やかに聞かせてくれたと思ったら、サビではどっしりビートを加えてきた。 T.M.Oのトラックは、これまでとは違ったw-inds.を聞かせてくれたね。

10. I still love you

Lyrics, Music & Arrangement:T.M.O

R&B/HIP-HOPテイストが展開するミディアムグルーヴチューン。これまた、濃いラップと伸びやかな慶太のヴォーカルのギャップがいいね。 ファルセットも伸び伸びと響き渡るんだ。いつまでも忘れられないあなたを思う歌。

11. Find Myself

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

イントロ無しで始まるポップチューン。ラップとヴォーカルのバランスもいいね。それよりも耳を傾けたくなるのは、サビのメロディ。 キャッチーではないけれども、なんともクセになるラインをいく。なんだこれは。いい意味で引っかかるよね。Cメロでのラップの勢いには拍手です。

12. Another Days

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

「try your emotion」に続くシングルナンバー。とにかく慶太のヴォーカルが優しく切なく伝わってくるんだ。ソフトなんだけれども、芯が強くてストレートに。 葉山拓亮のメロディおmアレンジも、淡い感じだね。AメロとBメロと、まったり温かく、サビではより切なさを出すメロディと力強いアレンジに引き込まれてゆく。 オリエンタルな雰囲気も香ばしいね。

13. This Time ~願い~

Lyrics, Music & Arrangement:Hiroaki Hayama

メロウなR&Bバラードナンバー。思いの丈をぶつけるように、しっとり伸びやかな慶太のヴォーカルに包み込まれる1曲。 ストレートに、2人で一緒に過ごして生きていこうと伝えるナンバーです。優しく淡く、w-inds.のソフトな部分で聞かせてくれます。

14. Top of the world

Lyrics, Music & Arrangement:T.M.O

最初のどっぷりした音は、いかにもHIP-HOPなんだけれども、そこを明るく軽やかに、ポップに仕上げてきたナンバー。 アルバムのラストを飾るトラックは、これからのw-inds.を表すような前向きソング。ラップも聞かせてくれるけれども、やっぱり慶太のヴォーカルが伸びやかで聞き応えがあるんだな。 頂点を目指して、まだまだ進む思いを伝えてきます。

3rd Album『w-inds. ~PRIME OF LIFE~』● '03/12/17 release

3人組ユニット、w-inds.のアルバムもついに3枚目。 「SUPER LOVER ~I need you tonight~」「Love is message」「Long Road」と、異なるタイプのシングル3枚を筆頭に、さまざまなタイプの曲を収録。 海外クリエーターの曲も多く収録されるようになっては、またひねりのあるサウンドを器用に歌いこなす慶太です。 また、ラップパートをフィーチャーするような曲も多くなり、涼平、龍一それぞれに個性を出したライムでさらに勢いを出してきます。 ポップな曲、HIP-HOPメインの曲、そしてバラードナンバーなど、色々なジャンルの曲も、実に成長したパフォーマンスで魅了してくるんだ。 特にバラードナンバー「Dedicated to You」なんて、感動一直線だね。 初回盤と通常盤と、ジャケットが異なっているので注目。ただ、CCCDでのリリースというのがちょっと残念に感じるね。

1. Love Train

Lyrics:shungo. Music:Jonas Blees / Hakan Lundberg / Peter Bjorklund / Tobias Lindell Arrangement:Hayabusa / Takafumi Hoshino

ざっくりアレンジがようものテイストを出してくるけれども、制作陣も作曲が海外クリエーターならではの味を出してくる。 w-inds.のもつ爽やかさが全面に出ていて、心地よいね。サビでは一気に突き出るような慶太のヴォーカルの力を感じます。

2. SUPER LOVER ~I need you tonight~

Lyrics:shungo. Music:Giorgio Vanni / Massimo Longhi Arrangement:Haya10

2nd Album発表後のシングルナンバー。今回は、DJ Spaventoのトラックのカバーに挑戦。 4つ打ちビートが軽快に弾けるディスコチューン。ハウステイストの軽やかさがポップに映えるね。 サビは超絶キャッチーなんだけれども、メロディパートからの店長があって、あまりこの繋がりがマッチしないと感じてしまったな。歌詞の内容は直球ラブソングです。

3. whose is that girl?

Lyrics:H.U.B. Rap Lyrics:LOWARTH Music & Arrangement:Ryosuke Nakanishi

HIP-HOPテイストのナンバー。Hey, What's Up?なノリで軽やかにラップとヴォーカルを組み合わせて、w-inds.スタイルを聞かせてくれます。 ラブソングなのに、チャラく聞こえるのはやっぱりラップだからかな。

4. W.O.L. (Wonder Of Love)

Lyrics:shungo. Music:Paul Rein / Graham Stack Arrangement:Hayabusa

どっぷりどっしり、R&Bテイストのナンバー。メロディアスで、慶太のヴォーカルも伸びやかに広がる1曲。 出会った奇跡、特別な君のそないを歌うラブソング。ツンデレなテイストを取り入れた歌詞が親しみを生むのかな。

5. Long Road

Lyrics:shungo. Music:Ryoki Matsumoto Arrangement:Sadahiro Nakano

「Love is message」に続くシングルナンバー。シャカリキ元気で爽やかな4つ打ちトラック。 とにかくウキウキワクワクなテイストのビートが力をみなぎらせるような勢いのあるトラックなんだ。作曲は松本良喜ということで、繊細さと大胆さをうまく組み合わせた感じがったわってくるね。 とにかく、前へ前へ、前向きソングです。

6. 空から降りてきた白い星

Lyrics:H.U.B. Music & Arrangement:Ryoki Matsumoto

ゴスペル風コーラスが冒頭から飾るバラードチューン。松本良喜が手がけたR&Bなトラックがまた、クールでかっこいいね。 慶太のヴォーカルも、空に届くくらいに伸びやかだね。ピアノとオルガンで安部潤が参加。渾身のバラードに仕上がっています。

7. GAME

Lyrics:shungo. Music:Troy Johnson / Ralph Churchwell IV / Allen Sovory / Michael Nielsen / Josh Dabear Arrangement:Takafumi Hoshino

前曲から一転して、どっぷりディープに、ドープにアングラに。洋楽テイストあふれるクールな1曲。w-inds.のサウンドの幅も広がりまくりだね。 音がそうさせるのか、ラップもいつも以上にクールなテイストを感じさせて、かっこいいじゃないですか。

8. so what?

Lyrics:shungo. Music:Paul Rein / Johan Aberg Arrangement:Hayabusa

ラテンテイスト満載の情熱ソング。冒頭からラップ投入で、熱いね。とにかく、心も体も燃え上がるような1曲。 ただ、shungo.の歌詞はよくわらないな。ラブソングなんだけれども、この関係、うん、よくわからない。so what?

9. Love is message

Lyrics:Kentaro Akutsu Music:Moz. Arrangement:Hayabusa

「SUPER LOVER ~I need you tonight~」に続くw-inds.のシングルナンバー。イントロから爽やかさを漂わせるR&Bアプローチの1曲。 やっぱり心地よさを作りギターの音色がいい感じなんだな。こんな落ち着いたナンバーでも、しっかりとw-inds.の世界を作り上げてしまうんだな。 ラップも挿入されるほどに、熱いメッセージを届けてくれるラブソングです。

10. Ex-Girlfriend

Lyrics:shungo. Music:Remy Arrangement:Ryosuke Nakanishi

デジタルサウンドで、軽やかに仕上げてくるミディアムナンバー。クールでR&Bな味わいを出しつつ、ギターの音でスパイスを加える1曲。 別れた相手をまだ思っている主人公の歌。結局は、元カノとして友達に戻ることを選択するんだ。

11. Dedicated to You

Lyrics:shungo. Music & Arrangement:Hayabusa Strings Arrangement:Takafumi Hoshino

美しきバラードナンバー。打ち込みとストリングスの融合で、クールに展開する。君を思う歌なんだけれども、また、なんだか切ない世界を歌ってくるね。 その世界を見事に表現する慶太のヴォーカルがまた、いい感じです。

12. INFINITY

Lyrics:shungo. Music:Ryoki Matsumoto Arrangement:Ryosuke Nakanishi

イントロから随分とスリリングな雰囲気を出してくるね。サイバーでエレクトロで、クールなミディアムグルーヴチューン。 ゆったりじっくりと展開するメロディパートから、なんと2STEP風のアップテンポに変身する流れは読めなかったな。 こちらも松本良喜の作曲。メロディパートとサビパートが、妙にしっくりこないかな。

13. Deny

Lyrics:shungo. Music:Solveig Sandnes / Chris O'brien / Graham Murphy Arrangement:Hayabusa

メロウな雰囲気を漂わせるバラードナンバー。ギターの音も瑞々しく、心地よさを注いでくるね。慶太のヴォーカルも寄り添うような感じが温かい。 真実の愛を見つけたのか、もう君一筋だという歌。龍一と涼平も、今回は歌に参加してじっくりと聞かせてくれます。

14. SUPER LOVER ~movin' pleasure mix~

Arrangement:Ryosuke Nakanishi

シングルナンバーの新たなリミックスチューン。メロディパートは2STEP風の軽やかな味付け。 サビはオリジナルのような4つ打ちナンバーで、仕上げたトラックです。全体的に濃さが増しているかな。面白さは伝わってくるね。

Best Album『winds ~bestracks~』● '04/7/14 release

w-inds.、初となるベストアルバム。デビュー曲「Forever Memories」から、これまでリリースした全シングルを筆頭に、3枚のアルバム収録曲からもチョイスしてラインナップ。 最新シングル「キレイだ」までの活動を一気に凝縮したベストアルバムになっています。まぁ、何はともあれ、慶太のヴォーカル変遷でもありますね。 初々しく、まだ声変わりが終わっていない過程から、成長していく様子を見守ってきたような感じがしますね。サウンドの方も、ダンスポップを軸に、HIP-HOPテイストを加えては、 意外とアグレッシヴな面も見せてくるようになりました。慶太だけでなく、涼平や龍一のラップパフォーマンスの変遷も、もちろん楽しめますね。 正直、まだベストには早いかと思っていたけれども、まだまだこれから勢いに乗っていくんだろうな、と思えるグループになりましたね。 初回盤は、これまでの活動を振り返るインタビューを収録したDVDとの2枚組仕様です。