midi

Sound Track『戦場のメリークリスマス』● '83/5/1 release

坂本龍一初となる映画出演作品で、なんと映画音楽も担当という、これまた活発な活動を見せます。そして、何はともあれ、坂本龍一の代名詞ともなった、 名曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」がここで誕生しているわけで。もう、涙涙の名曲な訳ですよ、この美しい旋律に。 そのほか、映画のシーンに合う曲など、多様な曲を坂本龍一が紡いでくるサウンドトラック。役割も大きいし、映画抜きにしても坂本龍一の作品として、 大きな足跡を残した感じかな。ちなみに、この後、ピアノパージョンということで、「Coda」という作品がリリースされています。

Album『Coda』● '83/12/10 ('13/12/11) release

坂本龍一が手がけた映画のサウンドトラック「戦場のメリークリスマス」をピアノのみで演奏し直した作品。どこもかしこも「戦メリ」ばかりが取り上げたれたことに終止符を打つということで、このタイトル。 それでも坂本龍一の持つ繊細なピアノさばきせ、その世界観をじっくりと堪能させてくれます。オリジナルではゴージャスに変身するメインテーマも、ピアノのみだと強弱が思う存分に味わえますね。 また、メインテーマ以外にも染み渡るトラックの数々があるわけですよ。さらに、追加トラックとしてシンセナンバーも収録しているけれども、まさしく終焉を迎えるようなトラック。 坂本龍一のこだわりを感じさせますね。

Album『音楽図鑑』● '84/10/24 release

坂本龍一のソロ4作目となるアルバム。この作品のレコーディングと同時に、YMO「君に、胸キュン。」の制作も始まったということで、アルバムにはレコーディングに約2年近くかかり、 さらにYMOが散開した後でのリリースとなりました。その費やした期間からもわかるように、とにかく作りが緻密なんだな。 どんな音が入っているのか、事細かく聴きたくなるほどに、制作過程に興味が湧きます。全体的には、どこかしらオリエンタルだったり、アジアンテイストだったりを感じさせる。 冒頭「TIBETAN DANCE」から始まり、「PARADISE LOST」や「SELF PORTRAIT」など、じっくりと聞かせてくれる、そして、何よりも演奏ミュージシャン達が豪華なんだ。 盟友の細野晴臣や高橋幸宏はじめ、大村憲司やヤン富田、そして山下達郎などもクレジットに入っていて、ギターやヴォーカルサンプリングなどで聞かせてくれます。 おそるべし、坂本龍一の世界。なお、このアルバムの後に、「完全版」「完璧版」など、形態を変えていきました。

Live Album『Media Bahn Live』● '86/9/21 release

坂本龍一のソロとしての初のライブアルバム。渋谷公会堂での公演模様を収録していますが、とにかく選曲がベストのようで、魅了してきます。 オープニングからアグレッシヴに、そして名曲「BALLET MECHANIQUE」をじっくりと聴かせてくれたり、はたまたサティ「GYMNOPEDIES」を披露したり、 代表曲「MERRY CHRISTMAS MR. LAWRENCE」「BEHIND THE MASK」「SELF PORTRAIT」などをパフォーマンスしたりと、 とにかく素晴らしいんです。音もなかなか厚くてアグレッシヴ。がっつりドラムやブンブンベース、ギュイーンと鳴り響くギターに負けじと、 シンセやピアノが踊ります。最後の最後まで、楽しませてくれますね。

ブレーキのSEからスタートするM-1。躍動するビートがたまらない。そして、小原礼のベースもブンブンとうねる。コーラスもソウルフルに伝えてきて、かっこいいね。 名曲のM-2。じっくり聴き入ってしまいます。ヴォーカルパフォーマンスがスタジオバージョンと違うから、これぞライブな感じが伝わってくるね。 ピアノの音が鮮やかに広がるM-3。そして、魅惑のコーラスで会場内が色鮮やかに、ゆったりと、まろやかに展開。 アグレッシヴな音を放つM-4。コーラスはソフトに、そしてピアノ演奏は優しく広がる。メロディアスでいいね。

ここにきて、なんとサティの名曲ジムノペディM-5。じっくりとした演奏に惹きこまれていきます。 そしてM-6。同じくピアノの演奏にうっとりとさせられるひと時ですね。 さらにピアノが踊るM-7。アグレッシヴな動きに、とにかく圧倒されるひと時ですね。そこからポップで華やかに。 メロディアスに聴かせてくれるM-8。美しいのなんのって、うっとりです。ピアノとシンセの組み合わせで、より一層ドラマティックに。最後のやりきった感がまたいいね。 淡い音使い、シンセでまろやかに聴かせてくれるM-9。さらにヴォーカルも披露のパフォーマンス。オリジナルはとっても淡々とした印象だったけれども、ライブは随分とドラマティックな仕上がりだね。

そして、代表曲M-10。イントロから拍手喝采で、聴き入ってしまう演奏。そして、後半のより一層に厚くなる演奏に、胸が熱くなる。 ピコピコな感じで、シンセメインで披露されるM-11。随分とアップテンポで、ポップですね。そして、とにかく躍動感に満ち溢れている。 ギターがイントロで響き渡るM-12。ガツガツした音をぶつけては、迫力あるステージを展開。 ピコピコポップに弾けて、ドラムも踊るYMOナンバーM-13。聞いているだけで楽しくなってくるね。だんだんと躍動感が出てきては、アグレッシヴに。

ドラマティックなM-14。ゴスペル風のコーラスが広がり、圧巻の様相を見せる。最後は拍手喝采のステージ。 ピアノとギターのイントロにびっくりなM-15。そして、ドラムがガツガツと入ってきて、アップテンポに展開。ドラマティックなサウンドに引き込まれていく。 淡くも野太いような音で魅了してくるM-16。 ピアノで魅了してくるM-17。美しいメロディを染み渡るように聴かせてくれます。そして、拍手が湧き起こります。そして、後半は「ETUDE」。コールアンドレスポンスのように「教授」コールが響き渡る。そして、アグレッシヴなシンセの演奏で、あっと言わせますね。

Best Album『Groppo Miusicale』● '89/9/22 ('92/7/21、'93/3/1) release

坂本龍一、初となるベストアルバムが登場です。ソロデビュー作「千のナイフ」から「B2-UNIT」「戦場のメリークリスマス」「音楽図鑑」など、いろいろな作品を発表してきた彼の、 これまでの功績をまとめてきました。もちろん代表曲のオンパレードですよ。それこそ「Merry Christmas Mr. Lawrence」や「Self Portrait」、 異色の「Steppin' Into Asia」や「Thatness And Thereness」、名曲「Ballet Mecanique」「Behind The Mask」などなど、代表曲は数あれど、 選りすぐりの楽曲たちが一堂を会しています。坂本龍一のありとあらゆる姿を聞かせてくれますね。 ポップだったりキャッチーだったり、アングラだったりアンビエントだったり、この才能溢れるメロディに浸りまくりですよ。

Best Album『Groppo Miusicale II』● '93/6/21 release

坂本龍一のベストアルバム第2弾。今作も坂本龍一本人による選曲とのことらしいけれども、一応初のソロ作品からこの時点での一番最新作「Heartbeat」までの中から、 厳選されたナンバーをチョイス。ただ、ほとんどの代表曲は第1弾の方に収録してしまっているので、今回はちょっと影が薄い感じなんだよね。 一応、名曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」も「Coda」から収録はされていたり、「Field Work」「Tibetan Dance」「riot in Lagos」や、 「オネアミスの翼」「子猫物語」などのテーマ曲などを収録しています。 ただ、全体的に見ても、どこか地味目。サントラの派手さもさることながら、とにかくサウンドバリエーションが広すぎて、つかみにくなってしまったかな。

Best Album『OPERA』● '93/11/21 release

坂本龍一のベストアルバム。って、ついこの間「Groppo Miusicale II」がリリースされたばかりなんだけれども、どういうことだ? 今作は一応、コンセプトがあるみたいで、坂本龍一のクラシカルな面を出した楽曲を中心に選曲された、その名も「OPERA」というベストアルバムなんです。 まぁ、よくまとまっているかなと。「MERRY CHRISTMAS Mr. LAWRENCE」や「THE LAST EMPEROR -THEME」、「オネアミスの翼」「子猫物語」の楽曲をはじめ、 「BEFORE LONG」「PARADISE LOST」などの渋いナンバーも収録。ただ、ジャケットが随分と簡素だよね。

Best Album『WORKS I -CM』● '02/11/20 release

MIDIから、坂本龍一の蔵出し音源CDが2枚同時にリリース。ワーナーから発売されたソロデビュー25周年記念のベスト盤に続けとばかりに出てきました。 そのワーナーーのベスト「CM / TV」に似たような感じの内容で、2匹目のどじょうを狙っていますね。 さて、本作は主に坂本龍一が1980年から1984年ごろを中心に手がけたCMソングやテーマソングが収録されています。 レアトラックも収録されていることから、坂本マニアにはたまらない1枚となったのではないでしょうか。 時代を表すシンセサイザーの音が、当時の近未来に向けた情熱を表しているようだ。さすがは坂本龍一とばかりのメロディで魅了させてくれますね。 CMソングだけれども、3分や4分の長さがあり、聞き応え十分な作品がそろっています。特にM-17の専売公社のCMソングなんて、フルで10分もあるんだよ。すごいよな。 高見一樹氏によるライナーノーツも読み応えがあります。

Best Album『WORKS II -TV & Inst』● '02/11/20 release

MIDIから発売された、TV番組のテーマソングなどを集めたコンピレーションアルバムです。 同時発売となった「WORKSⅠ」のインストを収録したり、未発表曲が収録されていたりと、何気に貴重な作品となっております。 ただ、「WORKSⅠ」に比べると、ヴォリュームが足りないというか、力がないというかね。 まぁ、1980年~1984年頃に坂本龍一が手がけたテーマソングが限られていたということでしょうかね。しかも、ほとんどがNHKじゃないですか。 時代が音を表すというか、シンセサイザーの音が当時の最先端を表しているようで、かっこいいですね。 今沢裕によるライナーノーツも読み応えがあり、当時の坂本龍一のアプローチを知ることが出来ますね。

Sound Track『戦場のメリークリスマス -30th Anniversary Edition-』● '13/11/271 release

坂本龍一の初となる映画サントラ「戦場のメリークリスマス」の発売30周年を記念した、リマスタリング作品が登場。 しかも、2枚組のSHM-CD&紙ジャケ仕様で、豪華に仕上げてきました。より音の決め込まなが世界を味わうことができるようになっています。 ライナーノーツには、制作過程やリマスターの過程などが掲載されており、この作品に生まれた経緯についても知ることができます。 音の1つ1つをじっくり聞かせては、より世界の中へと入り込むような仕上がりになっていますね。

Album『左うでの夢 -2015 Edition-』● '15/1/21 release

坂本龍一の3枚目となるソロアルバム「左うでの夢」がリマスターされ、2015年に再発。緻密な音作りとバランスで整えられた世界に味わいがより出てきますね。 「音が小さい」と一部では意見もあるようだけれども、作り手側からのメッセージがきちんと発せられているので、ご賞味を。 さて、今作では、2枚組仕様となり、2枚目のディスクには、各曲のインストを収録。各演奏をじっくりと味わえるので、音作りの世界を楽しむことができますね。 そう考えると、坂本龍一のヴォーカルは、あってもなくても、どっちでもよかったのかもしれないな。

Mini Album『THE ARRANGEMENT / RYUICHI SAKAMOTO & ROBIN SCOTT』● '15/1/21 release

1. THE LEFT BANK

(Robin Scott / Ryuichi Sakamoto) Produced by Ryuichi Sakamoto

坂本龍一のオリジナルトラック「Venezia」の明るくポップな音に、Robin Scottが語りのように歌を聞かせてくれる。 自由を謳歌するかのような伸びやかさがいい感じだね。

2. THE ARRANGEMENT

(Nick Plytas / Ryuichi Sakamoto) Produced by Ryuichi Sakamoto

こちらは元々CM曲として作ったナンバー。そこにRobin Scottのヴォーカルを乗せて、あらまぁ随分と印象が変わります。 どっしりじっくり、低めの渋いヴォーカルが光りますね。時折ポエトリーリーディング。そんなわけで、アルバム「左腕の夢」の延長を行くような作品としてカットされたわけで。

3. JUST ABOUT ENOUGH

(Robin Scott, Nick Plytas / Ryuichi Sakamoto, Robin Scott, Adrian Belew) Produced by Ryuichi Sakamoto

「Relache」をヴォーカルバージョンで。ノリというか、勢い任せというか、なんかとんでもない感じがするな。 でも、いい具合にポップに弾んでいます。何はともあれ、Robin Scottが楽しそうに歌っているわけですよ。

4. ONCE ON A LIFETIME

(Robin Scott / Ryuichi Sakamoto) Produced by Ryuichi Sakamoto

原曲は「Tell'em To Me」。アンビエントなテイストの中で、男女ヴォーカルが泳ぐように展開。妖しく耽美的、それが坂本龍一の世界。

Album『音楽図鑑 -2015 Edition-』● '15/3/25 release

坂本龍一のリマスターシリーズ。ソロ4作目の「音楽図鑑」がリマスタリングされて登場。方向性なしで取り掛かったというこの作品の、 より緻密な音が輝きだした感じが出ているようだね。新たな楽器を取り入れては作品の色を決めたというこの図鑑。 坂本龍一のこだわりがより感じられてきたかな。DISC-1には、完全版、完璧版を合わせたような全15曲を収録。さらに数あるアウトテイクや制作途中の段階でのトラックを厳選して、 DISC-2に収録と、ファンが喜びそうな仕様になっています。さらには紙ジャケ仕様で、こだわりを感じさせる作品となりました。

1. TIBETAN DANCE

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

アジアンテイスト、オリエンタル風味を加えては、聞かせるポップチューン。心地よいリズムに自然と体が揺れる1曲です。 高橋幸宏がドラムで参加しているし、細野晴臣はベースを弾いているし、ほぼYMOな感じで、キャッチーなメロディを放つ。 二胡のような音は、ヴァイオリンがしなやかに表現しているんだそうで。

2. ETUDE

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

跳ねたリズムが元気に響き渡る。その中で木管、金管それぞれの楽器が緊迫感を出して、ポップに聞かせる。 しばらくゆったりしているAメロパート、Bメロパート。しかし、中盤でピアノの音が極めいて、鮮やかに変身。さらにジャズモードに変身してはびっくりさせるじゃないですか。

3. PARADISE LOST

Words by Ryuichi Sakamoto and Peter Barakan Produced by Ryuichi Sakamoto

イントロがとっても幻想的で夢見心地。そして、ゆったりグルーヴを加えて、まったりと展開していくんだな。 レゲエのような裏打ちリズムが心地よさを出すんだよ。そして、ここでギターを弾いているのが、なんと山下達郎。ヴォイスサンプリングも挿入して、 かなり面白いトラックを聞かせてくれますね。でも、山下達ろうと坂本龍一が繋がるのも、なんだか不思議な。そこに驚きだな。

4. SELF PORTRAIT

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

ピコピコした音を加えながら、ポップでキャッチーに、それでいて勇ましく展開する姿は、まるで冒険ドラマを見ているようだ。 「自画像」と名付けられたこの曲、その描かれた本人は、とてつもない人生を送ってきたかのようだ。ここでは高橋幸宏がドラムを、山下達郎がギターを弾いています。 中盤のピアノの音の弾けっぷりが、とってもポップだね。

5. 旅の極北

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

イントロからガツガツドラムをぶっ込んできては、重量感たっぷりに。それでも、メロディラインは繊細で、この不思議な融合がまさしく坂本龍一な1曲。 なんか、すごいよ。こういうのも自然と奏でてしまうんだ。サックスが入ってくるパートの鮮やかさときたら。

6. M.A.Y. IN THE BACKYARD

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

マリンバをメインにしたトラック。リズム重視な趣で、なんとも不思議な世界。M.A.Y.というタイトルは、 それぞれ飼い猫の名前の頭文字をとているとのこの。

7. 羽の林で

Ryuichi Sakamoto Words translated by Peter Barakan Produced by Ryuichi Sakamoto

ミディアムテンポのナンバー。Peter Barakanの歌詞を語るように、歌う坂本龍一。鮮やかなのに、コンパクトなテイスト。 ここでもギターで山下達郎が参加しているということで、注目の音ですね。

8. 森の人

Music by Ryuichi Sakamoto words by Akiko Yano Produced by Ryuichi Sakamoto

安らぎを与えてくれるようなメロディライン。そして、坂本龍一もヴォーカルを添えて、じっくり聞かせてくれます。 時にエフェクトをかけて幻想的に。どこかしらエスニックなテイストで、魅惑のひと時ですね。歌詞は矢野顕子が手がけています。 メロディはぐるぐると繰り返しのように、渡り歩いていく。

9. A TRIBUTE TO N.J.P.

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

サックスが冒頭から魅了してくるトラック。アダルトムードたっぷりで、不思議で心地良く、浸ってしまう1曲。 N.J.P.とは、現代芸術家のNam June Paikのことだそうで。鮮やかな@いあのの音のバックで、彼の声を挿入させたりと、坂本龍一ならではの手法で魅了してきます。

10. REPLICA

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

不安になりそうなアレンジ。そして、サプリングで構成されるミディアムトラック。シンセのフレーズもループしてきたりと、 なんだか不思議の海へと深く沈んでいきそうだ。中盤では鮮やかさが加わってきた。

11. マ・メール・ロワ

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

コーラスを担当したのは、ひばり児童合唱団。オリエンタルなメロディに乗せて、響き渡る幼き子供達の声が、 どこか癒しのような雰囲気も。バランスの良さもあって、突出しすぎず、地味になりすぎず。

12. きみについて・・・・・・。

music by Ryuichi Sakamoto words by Shigeato Itoi Produced by Ryuichi Sakamoto

坂本龍一がヴォーカルやキーボードのみならず、ベース弾いているナンバー。いい感じのピコピコ感、そしてパーカッションのリズミカルな音も印象的だね。 悩ましげなヴォーカルを聴かせてくれる坂本龍一は、さすがですね。

13. 夜のガスパール

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

随分とフュージョンテイストを出しては、クールでかっこいいんだな。ピコピコな音と、ベースのブンブンという音が交差して、襲いかかってきます。 ちなみに、ドラムは高橋幸宏ということで。

14. 青ペンキの中の僕の涙

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

しっとりメロディとグルーヴィーなビートが交差する不思議な1曲。力強さと柔らかさが交差して、まったりと聞き入ってしまいます。

15. TIBETAN DANCE (VERSION)

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

リミックスバージョン。オリジナルよりもリズムビートをメインに。鮮やかさは抑えめで、よりどっぷりとした音をメインに聞かせてくれます。 ヴァイオリンやベースの音が前に出てきた感じだね。オリジナルと迫力が違います。

2ー1. M2 BILL

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

ムードたっぷりのナンバー。メロウなサウンドが都会っぽく、おしゃれに響き渡ります。そして、山下達郎のコーラスが強力なこと強力なこと。 ここで一気には華やいできますね。これが未発表曲だったなんて、もったいない感じだな。

2ー2. M4 TOD

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

シティポップよろしく、瑞々しいメロディアスラインと明るめのシンセアレンジが心温めるトラック。ポップでキャチーさもあって、親しみやすい1曲だね。

2ー3. SELF PORTRAIT -04A FEATURING MINAKO YOSHIDA

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

未発表バージョン。いや、もう完成しているじゃんと言いたくなるほどの出来ですよ。 こちらは吉田美奈子がコーラスを担当し、麗しのひと時を聞かせてくれます。

2ー4. 両眼微笑 - 0011-02

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

軽やかでピコピコ。吉川忠英のギターも快適さを出して、かき鳴っていますね。その後は心地よく展開。

2ー5. M11 BRUC

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

ウキウキポップな1曲。サックスやクラリネットなどの音をメインに、華やぐナンバーです。心が晴れるような楽しさが曲から出てきますね。

2ー6. M16 UNTITLED

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

坂本龍一のキーボードのみで、ただただビートが打ち放たれるだけのトラック。これは曲と言っていいのか?ここから肉付けされるのかな?

2ー7. 旅の極北 - 0016-03

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

坂本龍一のソロで、迫力がありながらも、やっぱりまだ一歩手前感が出ているね。でも、この先どう鳴っていくか予想されているような音使い。

2ー8. M23 BALLAD

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

リズミカルで鮮やか。それでいて、まだラフなスケッチ状態が新鮮に映える1曲。 ここからどんな変身を遂げるんだろう。と、ワクワクさせてくれる1曲。

2ー9. 羽の林で - 0013-04A

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

どこかしらアジアンテイスト、オリエンタルな雰囲気を漂わせて、まったりまったりと展開するインストナンバー。 この曲も、この後の肉付けされているんだろうなという過程が見え隠れしている。

2ー10. マ・メール・ロワ - 0014--2-MAY16

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

印象的なメロディの繰り返し。この時点で、すでに重みがあるというか、説得力があるというか。 これが坂本龍一の世界なんだというのが、ビシビシ伝わってくる。途中のしなやかなパートも、いいスパイスとなる。

2ー11. M31 TOKYO MELODY

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

ピコピコと弾むキーボードと、サックスの音が絡むという、これまたオリエンタルな味わいを醸し出すインストナンバー。 みるみるうちに、世界が出来上がってゆく。

2ー12. M33 UNTITLED

Ryuichi Sakamoto Produced by Ryuichi Sakamoto

ダイナミックなシンセの音が、ブワーッと広がってゆく。アンビエントでもあり、狂気でもあり、近未来でもあるね。麗しの世界ですよ。

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