album
●1st Mini Album『TWILIGHT CITY』● '97/2/19 release
TimeSlip-Rendezvous、デビューからの勢いをそのままにパッケージした作品が早くも登場。今作は、ミニアルバムということで、インスト1曲+7曲で構成された作品。 シングル「針にかかった魚が自由を求めるように」「AGGRESSIVE WORLD」で見せるような不思議な世界観と、近藤金吾のヴォーカルが、とにかくこれでもかというくらいに広がります。 新人バンドながら、力を感じるね。アコースティックテイストの音を軸に、どっしりと聴かせたり、優しく聴かせたりと、 そこはプロデューサーの笹路正徳の力も大きく出ているね。この世界観は、さらに大きく化ける感じがします。
1. [dask]
music:Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
アンビエントな雰囲気を作り出すインストナンバー。美しきピアノの音が幻想的に響き渡って、心地よさが伝わってきますね。
2. TWILIGHT CITY
words and music:Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
前曲から続けて入ってくるアルバムのタイトルチューン。疾走感溢れた軽快ロックチューン。ギターも滑るように、軽やかに響いています。 クセのある近藤金吾のヴォーカルが、スペイシーな歌詞を高らかに歌い上げます。
3. 1/100秒
words and music:Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Strings Arranged by Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
まろやか柔らかさのあるポップロックチューン。近藤金吾のヴォーカルの後ろで響き渡るコーラスワークが、なかなかいい感じだね。 アットホームな雰囲気が広がるラブソング。君を抱きしめていたいという気持ちが鮮やかになる。
4. 針にかかった魚が自由を求めるように
words and music:Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous with Tadashi Ueda, Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
かき鳴るアコースティックギターが、どこかしらアイリッシュな冷たさを届けてくるデビュー曲。ゆったり優雅な流れの中で、ハイトーンのヴォーカルが浮かんできます。 でも、少々の粘り気がきになるな。現代社会を遠回しに斬るような歌詞は、正直わかりにくい。タイトルはインパクトがあるんだけどね。
5. CELEBRATION
words and music:Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
まったりとしていながらも、濃さを出すロックチューン。不思議な世界を示す歌詞だね。「マシュマロみたいな夜」って、どんな夜だ?
6. WHY?
words and music:Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous with Tadashi Ueda, Masanori Sasaji Strings & Brass Arranged by Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
さらっとアコースティックサウンドで聞かせてくれるポップなロックチューン。 ストリングスとブラスが華やかに広がっては、カラフルに染まっていく。Cメロのリズミカルになるパートが、いいね。楽しい音なのに、別れの歌です。
7. 四丁目カフェで会いましょう
words and music:Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
深夜ドラマの主題歌として起用された軽快ロックチューン。 こっちの方が、彼らの魅力が伝わってくるような感じがするね。ネオアコラインを辿るような雰囲気が、若さや青さの出た音を出して、親しみやすさもあっていい感じ。何よりメロディがキャッチーだしね。 3分にも満たない曲なんだけれども、ぎゅっと魅力が詰まっていてコンパクトな感じもちょうどいい。
8. AGGRESSIVE WORLD
words and music:Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
デビュー曲「針にかかった魚が自由を求めるように」に続くシングルが、早くも登場のTimeSlip-Rendezvous。 イントロでは牧歌的な雰囲気があったけれども、どっしりと重たいロックサウンドで魅了してきます。 異国の祭りのような音が間奏で舞っていますね。ラストに向かってのコーラスも、重なっては大きな世界を見せる。まさしく、アグレッシヴなナンバーだね。
●1st Album『SPUTNIK』● '97/10/8 release
TimeSlip-Rendezvousの初となるフルアルバム。前作ミニアルバムでも、その魅力を思う存分に放って個性を出してきたけれども、 今作はそれ以上にTimeSlip-Rendezvousというバンドを、そして近藤金吾というキャラクターを味わえる1枚になっています。 先行シングル「架空の思い出」からして、彼らのセンスが光っているけれども、今作も笹路正徳との共同プロデュースで、アコースティックサウンド寄りの ポップなロックを展開。親しみやすいメロディと、幻想的な歌詞が織りなす世界にうっとりだね。ただ、近藤金吾のヴォーカルが、よりいっそう、粘り気が出てきたような気がするな。
1. FREEDOM
written by Kingo Kondo arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
オープニングチューンは、地に足をつけて、どっしりとした音を伝えるミディアムロックチューン。 息の詰まった現代社会から解き放たれるように、自由を求める1曲。サビのタイトルパートは、まるで叫びのように突き刺してきますね。ただ、最後だけは陳腐になっちゃったな。
2. WASTING MY TIME
written by Kingo Kondo arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
どっしりヘビィに、色濃い音をまとってくるミディアムロックチューン。 ちょっと妄想ワールドがやけに広がっているような歌詞だな。それゆえ、ちょっとサビパートでは怖さも感じる。
3. 架空の想い出
written by Kingo Kondo arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
アコースティックギターとメトロノームのようなビートが絡み合うTimeSlip-Rendezvousの3枚目となるシングルナンバー。 タイトルからして、彼らの世界が出ているね。ゆったりとしていながらも、力のあるミディアムロックチューンです。 メロディはキャッチーなんだけれども、あともう1つ、何かが欲しいんだよな。
4. ラジオ局まで
written by Kingo Kondo arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
アコースティックギターをかき鳴らして、軽快に聞かせてくれるポップチューン。 あぁ、こういうラインを行く音って、女子高校生とかわーきゃーしそうな感じだな。当時のポップなバンドテイストをふんだんに盛り込んだ1曲。 それにしても、いったいどこのラジオ局へ向かってるのかな。
5. DREAM OF A MIRACLE
written by Kingo Kondo arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
ゆったりと聴かせるミディアムスローのロックチューン。 近藤金吾のヴォーカルが、気になってしまうHey Hey Hey。サビでは「ディームアミラコー」と、不思議な発音を聞かせてくれる。終始、粘り気が気になってしまうな。
6. DON'T FORGET ME
written by Kingo Kondo arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
ノイジーなギターの音がポイントとなる始まり。 その後は、軽快ギターがかきなって始まり、近藤金吾の少々粘り気のあるメロディパート、そこからのサビの爽快感が程よく広がっていきます。
7. 金魚鉢から愛をこめて
written by Kingo Kondo arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
タイトルがまた、ひとひねりあるね。曲の方は、さらっと響かせるアコースティックロックチューン。 金魚の主人公の気持ちが歌に表れています。それにしても、切ないね。金魚鉢の中での思い出が切なく展開します。
8. コメット
written by Kingo Kondo arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
ピコピコポップな打ち込みトラックで、グルーヴィーに攻めるナンバー。 なんだか今までの彼らにはなかった新しいタイプの曲だね。そして、サビのメロディも弾けているけれども、まさか、そういうラインで飛び出すとはびっくりだ。
9. MONDAY MORNING ANGEL
written by Kingo Kondo arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji strings arranged by Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
アコースティックギターを鳴らしてスタート。 まったりテイストで進行するバラードナンバー。ストリングスも飾って、華やかに聞かせてくれるものの、キャッチーさがないね。じっくりと世界を聞かせる1曲だ。
10. 君が抱きしめてくれる
written by Kingo Kondo arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
TimeSlip-Rendezvousの世界をじっくりと堪能できる1曲。 ゆったりと、それでいてじっくりと聴かせるロッカバラードです。君への愛情表現が、ちょっと変わっているね。
11. 春風
written by Kingo Kondo arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
アルバムのラストを飾るポップチューン。タイトルさながら、春先の雰囲気の表れたギターの軽やかさが風に乗って流れてくるようだ。 サビでアップテンポなテイストで軽やかに変身。なかなかキャッチーでポイントが高いね。
●2nd Album『REALITY!』● '99/1/21 release
TimeSlip-Rendezvous、待望の2nd Album。シングル「僕の車で」「君を忘れない」を含む全11曲。 前作よりも、やはり技術が長けてきたし、歌詞の内容も身近なものからファンタジックなものまで、表現力が豊かになっています。これが約1年ちょっとのインターバルの成長です。 相変わらずな特徴的なヴォーカルを放つ近藤金吾は、今作でも効かせていますよ。 4ピースバンドならではの演奏を筆頭に、アコースティックナンバーや、ストリングスを取り入れて聞かせてくれるバラードチューン、 さらにはブラスなどで華やかに仕上げたトラックなど、サウンドもヴァラエティ豊かだ。これが、今のTimeSlip-Rendezvousのリアルですね。
1. 愛する人よ
Written by Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
アコースティックサウンドをベースにしたロックチューン。心地よいミディアムテンポのグルーヴがバンドらしさを出している。 しかし、なんだこの盛り上がらない展開は。ただただ、淡々と過ぎてゆく。最後は愛の表れか?
2. LONG TIME NO SEE
Written by Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
ファンタジックなイントロ。そこからポップで温かさを出すロックチューンは、味わい深く、 それでいて右や左の音のバランスをうまく使って、各パートの音をフィーチャー。なかなか工夫に溢れた1曲で、楽しませてくれる。
3. 失われた青空
Written by Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
しっとりアコースティックギターを軸に聞かせてくれるバラードナンバー。 タイトルからして、ちょっと切なくて悲しさが漂ってくるね。2番からは音数が増えて、ピアノの繊細な音が訴えかけてくるようだ。
4. 君を忘れない
Written by Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
「僕の車で」に続くTimeSlip-Rendezvousのシングルナンバーは、 軽快なアコースティックサウンドとストリングスが飾る、思い出に浸るアップテンポチューン。メロディが美しいんだけれども、どこかしら君のことを引きずっている感じだね。
5. ロボットシンドローム
Written by Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
淡々としたビートを振りまくロックチューン。ロボットであるということがばれないように、行動に注意する主人公の物語。切り口は面白いね。
6. CHANGE
Written by Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
ざっくりギターとともに聞かせるミディアムロックチューン。TimeSlip-Rendezvousの王道な感じのナンバーで、落ち着いて聞いていられるかな。
7. DEAR MY FUTURE
Written by Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
これぞロックンロールな疾走アップチューン。歌詞の内容は、ありきたりなんだけれども、この勢いに乗って、駆け抜けていく様がいいね。
8. HAPPY DAYS ARE HERE
Written by Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
ブラスも華やかに広がるどっしりロックチューン。 ストリングスとの組み合わせもあって、なんだか不思議テイスト溢れる1曲。Bメロのタイトルフレーズがインパクトあります。それが買いだね。
9. 真冬のエレメンツ
Written by Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
ゆったりとまろやかに流れてゆく1曲。味わい深く浸み込んでゆくような、じっくり進んでいくミディアムナンバー。 タイトルさながら、冷たさやクールな雰囲気を少々感じますね。
10. 僕の車で
Written by Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
どっしりとしたベースと軽やかギターが絡み合うロックチューンで、かき鳴るギターが若干の疾走感を生み出し、ポップな印象も放ってきます。 ヴォーカルをバックアップするコーラスもポイントが高い。でも、サビが思いの外、つまらないな。でもって、ラストで大きく盛り上がるんだけれども、このテンションはう~ん。
11. 2025年
Written by Kingo Kondo Arranged by TimeSlip-Rendezvous & Masanori Sasaji Produced by Masanori Sasaji & TimeSlip-Rendezvous
アコースティックギターが軽やかに舞う、カントリーロックな1曲。 近藤金吾のヴォーカルにエフェクトをかけては、未来と過去の要素を出してくる。まったりテイストを堪能できますね。
●3rd Album『ELMIRAGE ~ HERE TODAY, HERE AGAIN』● '00/1/21 release
通算3作目となるフルのオリジナルアルバム。前作より1年ぶり。今回は、ロックバンドTimeSlip-Rendezvousとしての姿勢をダイレクトに見せる。 かっこいい姿をぶつけてくる。とにかくヘビィで、とにかくアグレッシヴ。鋭く太い音をじっくりとぶつけながら、近藤金吾の少々軽めのヴォーカルがついてくる。 特に歌詞は前向きなものが多く、背中を押してくれるような一級品です。何かしがらみを抜けて、自由なスタイルを手にしたような作品です。
1. ELMIRAGE
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
アルバムのオープニングを飾るタイトルチューン。ざっくりギターに甘ったるい近藤金吾のヴォーカルが映える1曲。 全編英語詩というのもまた、興味深い。アルバムの世界へと導入してきます。
2. BETTER THAN YESTERDAY
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
間髪入れずに、どっしりとエッジを効かせて始まるロックチューン。昨日よりも良くなる、昨日なんか気にしない。 いいね、この前向きな感じ。
3. IT'S GONE NOW
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
深いベースの音がイントロから響き渡ります。新しい幕開けを予感させる1曲。どの曲もエッジが効いていて、鋭い音を放つ。 近藤金吾のヴォーカルは、どこかしら軽くてどこかまっすぐ。サビはシンプルなメロデイながら、力は感じます。
4. DILEMMA MONSTER
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
この曲も、振り切れた感じ。とにかく近藤金吾のヴォーカルが吠えまくり。何が彼をそうさせるのか。とにかく音がヘビィで分厚く、 圧倒してきます。まさしくモンスターな1曲。
5. OPEN THE GATE
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
躍動するビートがダイナミック。そこからフォークっぽく詞を畳み掛けてくる近藤金吾のヴォーカルにインパクトがあるね。 悩んでいる様子、そこから前へと進む姿勢が伝わってくる。メロディパートの歌詞が多いからこそ、サビのシンプルさが浮き出てくるね。ラストはエッジを効かせてハードに。
6. BRAVO HUMAN
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
激しくガレージ系なギターがえぐってくるロックチューン。随分と重装備な音を出してきては、ガツンと良さを出してくる。 個性を尊重し、そのままでいいんだ、生きていこうという前向きソングです。ブラボー。
7. MOONLIGHT DRIVE
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
ヒリヒリするようなバンドサウンド、ヴォーカルもなんだかギリギリ。情念が詰まっているかのようで、ちょっと怖い。 そして、サビでは大きく歌をぶつけてくる。別れの歌なんです。
8. REAL LIFE
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
悩ましきヴォーカルを聞かせるミディアムロックチューン。しがらみを振り払って、自らの道を行くスタイルの歌詞で、訴えかけてくる。 ただ、随分と粘り気があるな。
9. ANYWHERE
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
アップテンポで、重たさと軽さをうまく操るロックチューン。ヘビィな楽器群の音と、じっくりと聞かせる近藤金吾のヴォーカルがダイレクトに届いてきます。 この道は必ずどこかへと続く、そんな前向きソング。
10. BE MY WAY
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
アコースティックテイストのロッカバラード。そして、ストリングスも加わっては繊細さを出してくる。 1人じゃない、自分を信じて歩いて行けと背中を押してくれる。
11. 約束の地
Produced by TIME-SLIP RENDEZVOUS Arranged by TIME-SLIP RENDEZVOUS & TADASHI UEDA Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
まろやかなサウンドとヴォーカルが印象的なシングルナンバー。でも、どこかしら不安と希望が入り混じっているような、近藤金吾のヴォーカル。 そして、前へと進む、約束の地へと。最終的には成長した姿を見せてくれるようです。最後なんて、ヴォーカルが背中を押してくれますよ。
12. GOOD LUCK TO YOU
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
いい感じに暴れまくっているロックチューン。「ダメなときは遊べばいい」と軽やかに歌い切る近藤金吾。この気持ち良さときたら。 ノリで突き抜けていくような1曲かな。
13. ONE VISION
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO Co-Produced & Engineered by RYOICHI FUKUMOTO (BAD MAN)
アルバムのラストに位置するロックチューン。こちらも前向きな歌詞が並ぶ勢いあるミディアムトラック。 閉ざされている部分からの脱出感が出ていますね。今の彼らの現状とリンクするかのごとく。
●4th Album『BANANA PROJECT』● '01/3/23 release
まず、タイトルにツッコミを入れたくなる。そんな4枚目のオリジナルアルバム。前作「ELMIRAGE」である種、TimeSlip-Rendezvousの最高峰に到達したかのような感じが出ていて、 そこからメンバーが1人脱退。この先どうなるかわからないままに、今回のアルバムの登場。また振り切った感が実に気持ちがいいんだな。 でもって、今作は音的にも前作の延長を行くような、がっつり系のナンバーを揃えています。近藤兄弟の弟、泰次が初めて手がけた楽曲があったり、 TimeSlip-Rendezvous節の出たドラマティックな歌詞が躍る曲があったりと、このプロジェクトが見事に完遂されているようだ。
1. WOLF GANG
Produced & Arranged by TIMESLIP-RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO
いきなりガツンと音を放って、アングラ衝動まっしぐらなヘビィなロックチューン。もう何があったんだと、疑いたくなるような音に圧倒される。 暗闇感、暗黒感たっぷりのミディアムチューン。アルバムのオープニングからとにかく濃さを出してきました。
2. GREEN FLASH
Produced & Arranged by TIME-SLIP RENDEZVOUS Songs Written by TAIJI KONDO
一転して、疾走感がたまらないロックチューン。近藤泰次が初めて作曲を手がけたナンバー。 近藤金吾以外の曲が登場するのは初めてだね。音は骨太だけれども、歌詞はストーリー性があってロマンティック。
3. STILL ALIVE
Produced & Arranged by TIME-SLIP RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO
しっとり目の音をまとって、じっくりと聞かせるロックチューン。サビに入ると、一気にロックモードに突入。 近藤金吾のヴォーカルがちょっとフライング気味だったり、ファルセットを聞かせたりと、特徴的。
4. LOVEゲノム
Produced & Arranged by TIME-SLIP RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO
This is TimeSlip-Rendezvousな1曲。ロマンあふれるドラマティックな歌詞が生きるミディアムロックチューン。 爽やかなヴォーカルとともに、「君の手を握りたい」という欲がストレートに出ています。
5. AMBITIOUS
Produced & Arranged by TIME-SLIP RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO
パヤパヤなオープニングを経た後は、スピーディーなロックチューン。ドラムがガツガツと、ベースもブンブンと、 そしてギターがエッジを効かせる1曲。この音をパワーにして、みるみる勇気が湧いてくるようだ。
6. I KNOW YOU
Produced & Arranged by TIME-SLIP RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO
こちらも圧倒してくるように、激しく疾走してゆくアップテンポのロックチューン。 ストレートに音と言葉をぶつけてきました。もう、彼らを止められないごとく。
7. RUN FOR YOURSELF
Produced & Arranged by TIME-SLIP RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO
ガツガツと音がほとばしる1曲。こちらもかっこよさたっぷりのアップテンポチューン。歌詞は前向きさたっぷりのTimeSlip-Rendezvous節。 エネルギッシュに盛り上げてきます。
8. ぜんまい
Produced & Arranged by TIME-SLIP RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO
ノイジーなギターがイントロからインパクトを出してきます。いいね、鋭さがあるね。 そして、どっしりとバンドサウンドをぶつけてきます。じっくりと聞かせてくれるロッカバラード。
9. ミッシェル ウィズ マスタッシュ
Produced & Arranged by TIME-SLIP RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO
アングラ感たっぷりのアグレッシヴなロックチューン。とにかく意味不明の歌詞が逆にインパクトを出してくるね。 もう、いい具合に突き抜けまくったかな、拍手です。
10. BANANA
Produced & Arranged by TIME-SLIP RENDEZVOUS Songs Written by KINGO KONDO
アルバムのラストを飾るフォーキーな1曲。近藤金吾の切々と語るように歌う姿が印象的なんですね。 ざっくりギターと広がるサウンドにうっとりです。
Secret Track.
ノイジーギターと幻想的なコーラスが織りなす魅惑のひと時です。
●5th Album『TIME CAPSULE』● '02/3/20 release
●Best Album『情熱の星 ~masterpiece chronicle 96-03~』● '03/11/19 release
TimeSlip-Rendezvous、初となるベストアルバムが登場。デビューしてから独自の路線を行く彼らのこれまでリリースしてきたシングルナンバーを中心に、 代表曲をギュッと凝縮。ソフトなサウンドの前半、そして後半のエッジの効き方が異常なほどにアグレッシヴ。この音の違いを楽しむことがでいますね。 そして、新曲も用意されていて、これまでとギュッと凝縮したような楽曲で楽しませてくれます。個人的には、やっぱり「四丁目カフェで会いましょう」のイメージが強いせいか、 後半の音の変化には、ただただびっくり。でも、歌詞はずっとぶれていないんだよね。ファンタジックながら、前向きな姿勢で聞かせてくれます。
1. 情熱の星
作詞:近藤金吾 作曲:近藤金吾 編曲:TIMESLIP-RENDEZVOUS
ベストアルバム用に用意された新曲。これまでの紆余曲折があってのTimeSlip-Rendezvousらしいロックチューンに仕上がっています。 夢を叶えてくれという思いをダイレクトにぶつけてくるアップテンポのナンバー。全てが詰まっている感じがするね。
●Best Album『HAPPINESS FOR YOU ~10TH ANNIVERSARY SELLECTION 96-06~』● '06/9/20 release
TimeSlip-Rendezvous、デビュー10周年を記念して、ベストアルバムが登場。って、この前のリリースもベストアルバムだったよね。ひとまず、メンバーの思い入れがあるが曲を中心に セレクトされていて、そこで差別化を図っているようだね。でも、代表曲が揃っていますね。 冒頭を飾るのが新曲。4人で久しぶりにレコーディングされていて、これまでを凝縮したような1曲です。さらには未発表曲も蔵出し。なかなか興味深い作品となりました。 さらにはジャケットをいつもここからの菊池が描いているところにも注目だね。一体どういう縁だ?
1. UNDER ONE SKY
作詞:近藤金吾 作曲:近藤金吾 編曲:TIMESLIP-RENDEZVOUS
記念すべき新曲。10周年、そしてメンバー4人でレコーディングされたナンバーは、これぞTimeSlip-Rendezvous。 優しさと力強さが混ざる1曲。アコースティックなサウンドと、エッジを効かせた1曲。近藤金吾の言葉がどんどんと押し寄せてくる。うん、いい曲だ。
BONUS TRACK. 占い師
作詞:近藤金吾 作曲:近藤金吾 編曲:TIMESLIP-RENDEZVOUS
「REALITY!」の頃にレコーディングされたものの、お蔵入りになっていた曲だそうで。 これまた、若いよね。声も演奏も。そして歌詞のシチュエーションも。ビートルズへのオマージュのような、She loves you yeah yeahな1曲。
●6th Album『Re'TIMES』● '08/2/13 release
10周年を迎えて、さらに勢いを出すTimeSlip-Rendezvousが、オリジナルアルバムをリリース。4人の結束力を感じさせるような、これまでとこれからを感じさせるような、1枚に仕上がっています。 イントロダクションを経ての、オープニングナンバーでは、近藤兄弟が楽曲を手がけていたりして、多少の変化もあり、これまでのTimeSlip-Rendezvousらしいドラマティックだったり、 ロマンティックだったり、前向きな要素を持つ作品です。ここから再び始まるRe-TimeSlip-Rendezvous。 どんな気分にさせてくれるんだろうか。これからの楽しみが溢れ出てきます。
1. (Entrance of) Re'Times
オープニングを飾るインストナンバー。幻想的な音を放ちます。
2. Invisible World
作詞:近藤金吾 作曲:近藤金吾、近藤泰次
前曲から間髪入れずに、どっしりガツガツぶつけてくるTimeSlip-Rendezvousらしいロックチューン。 そこまで熱くはないけれども、見どころ聴きどころがたくさんあります。近藤兄弟のタッグで製作された楽曲です。
3. 歌はマジック
作詞・作曲:近藤金吾
アップテンポのロックチューン。イントロが、ちょっと「ラジオスターの悲劇」だけれども、曲本編はTimeSlip-Rendezvousらしさが出ているね。 「歌はマジック」というタイトルが、またドリーミングだこと。サビはコーラスワークで聞かせてくれる。キャッチーに仕上がっていますね。
4. 春雷
作詞・作曲:近藤金吾
ギターが染み渡るように響いてくるミディアムロックチューン。 フォーキーな雰囲気を出すアコースティックナンバー。なかなか歌詞が溶け込んでいますね。
5. WISH COMES TRUE
作詞・作曲:近藤金吾
アカペラでスタート。聞き入ってしまう始まり。前向きな歌詞も頼もしいね。 アコースティクベースのナンバーで、ヴォーカルは所々でファルセットも登場。親しみやすさがあります。
6. 流れ星を待って
作詞・作曲:近藤金吾
ミディアムテンポのロッカバラード。素朴な感じが余計にはっきりと伝わってくるようだね。 懐かしさを漂わせる歌詞もじんわりとしみ込んでくる。
7. 夏宙 ~ナツゾラ~
作詞・作曲:近藤金吾
スタイリッシュに聞かせるアップテンポのロックチューン。瑞々しいサウンドやヴォーカルからは、爽やかさが伝わってきます。 タイトル通り、夏らしさもあって、瑞々しさがいい感じ。激しさがありながらも、聴きやすいね。
8. BOY
作詞・作曲:近藤金吾
シンプルさの出たタイトル。そして、歌詞も直球に聞かせてくれるアップテンポナンバー。 悩んだ幼年、まっすぐ進め、みたいなメッセージを聞かせてくれる爽やかロックチューンです。
9. ヒステリックサマー
作詞・作曲:近藤金吾
ひねりを効かせたアップテンポのロックチューン。イントロはじめ、メロディパートは爽やかさを放ち、 じっくりと引き込んでくる。どこかしら突き抜けた清々しさもあって、いい感じだね。 一転して、サビではマイナー調のメロディで、キリッとさせて、カッコイイ仕上がりです。
10. Mahorova ~時の彼方へ~
作詞・作曲:近藤金吾
アコースティックな優しさや柔らかさを出したポップチューン。まろやかさと華やかさがうまく絡み合って、面白さを出してきます。 「アブラカダブラ」なんて歌詞も登場。
11. 三輪車
作詞・作曲:近藤金吾
アルバムのラストを飾るバラードナンバー。この歌詞の世界、TimeSlip-Rendezvous、近藤金吾の世界がうまく出ていて、 ロマンティク。そしてドリーミング。幻想的に包み込んでくれます。