album

1st Single『不器用なラブソング』● '96/8/21 release

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不器用なラブソング

不器用なラブソング (Backing Track)

CX系ドラマ「ナースのお仕事」劇中歌

不器用なラブソング

作詞:松本隆 作曲・編曲:佐久間正英 *1st Album 「HIP 88」 収録*

1st Album『HIP 88』● '96/11/1 release

To Be Continuedの岡田浩暉がソロデビュー。このアルバムは、ソロとして初のアルバムです。 T.B.C.よりも、よりコアに、よりポップに、そしてよりロックに。岡田個人としての活動ということもあって、T.B.C.では見せなかったようなサウンドアプローチが含まれています。 結構サウンドが、ヴァラエティーに富んでいるんだよね。歌詞のほうは、いつもの岡田節が健在。 俗っぽいというか、身近というか。わかりやすい表現が、また親近感を沸かせる。 ヴォーカルも、またT.B.C.の時とは一味違っていて、よりヴォーカリストとしての表現力を発揮している。 全編において、佐久間正英によるアレンジが効いているんだよね。 なお、CD-EXTRA仕様となっており、シングル「不器用なラブソング」のPVを見ることができます。

1. ここにいな

作詞:岡田浩暉 作曲:岡田浩暉 編曲:佐久間正英

軽快なアコースティックギターのサウンドに、勝負を仕掛けてくるようにエレキギターがうねるミディアムテンポのロックチューン。 岡田節の出まくっている歌詞を活かすかのように、ロックサウンドでこの曲を見事魅せてくれる。 アルバムのオープニングということもあって、今後の展開をと問えも興味深くさせられるような導入曲だね。

2. 働き者な毎日 ~僕を説得して~

作詞:岡田浩暉・ERIKO 作曲:岡田浩暉 編曲:佐久間正英

ミディアムテンポのアコースティックなロックナンバー。この曲は、今までのT.B.C.を随分とコンパクトにしたような雰囲気を持ち合わせているね。 爽やかサウンドと、岡田のセンスが出ている歌詞が、この曲でよく表されている。

3. Easy Mercy No.3

作詞:児島隆 作曲:岡田浩暉 編曲:佐久間正英

高速テンポに濃いロックサウンドで突き抜ける。岡田自身の作曲によるナンバーは、キャッチーな部分も覗かせている。 全体的には、ロカビリーテイストあふれるような曲だね。岡田の歌い方も、それらしくなっています。こういう俗っぽい歌も、似合っちゃうから不思議だよね。

4. LONG RUNNING

作詞:岡田浩暉・高島秀直 作曲:石原慎一郎 編曲:佐久間正英

サビ入りで、少々大人テイストを含んだロックナンバーを展開。でも、十分にJ-POP内に収まっていますがね。 結構ギターが絡んでいるし、サビでのコーラスも重圧だし、岡田らしさが出ているといえば出ている曲かな。 歌詞のテーマもそうなんだけれども、ドライブミュージックとしてぴったりな爽快感があります。なかなかいいんじゃない?

5. 不器用なラブソング

作詞:松本隆 作曲:佐久間正英 編曲:佐久間正英

ソロとしてのデビュー曲でもあるシングルナンバー。古臭さを醸し出す、ギターロックチューンです。 さすがにT.B.C.とは、ちょっと趣向が違うので、ソロとしての自由な音楽が表現されていますね。作詞には、大御所の松本隆を。 そして、作・編曲にはGLAYなどでおなじみの佐久間正英を迎えています。さすがにT.B.C.とは違う展開を聞かせてくれる。 これでもかというくらいのロックサウンドで聞かせてくれる。松本ワールドの出ている歌詞も、なかなか素敵なんですね。 一方、岡田のヴォーカルは晴れ晴れとしているような気持ちが伝わってきます。なんかとっても清々しいね。ソロとしていいスタートを切ったナンバーでした。

6. BACK OF DREAM

作詞:児島隆 作曲:佐久間正英 編曲:佐久間正英

マイナー調のロックナンバー。かなり濃い印象があります。そして、強さもあり、結構かっこいい仕上がりなんだ。 勢いを放出しているナンバーだね。さすがは佐久間正英のお仕事です。クールな面とポップな面をうまく融合させ、岡田の魅力を引き出している。 岡田のヴォーカルには、男の色気を感じさせるような部分もあるんじゃないでしょうか。渋く切ないメロディー、サウンドにやられます。

7. 100分の1の確率

作詞:ERIKO 作曲:岡田浩暉 編曲:佐久間正英

イントロからアンビエントな雰囲気を醸し出し、曲の世界へと引き込まれてゆく・ 神秘的なサウンドを生み出し、岡田のヴォーカルも、絶妙な絡みを聞かせてくれる。A.O.R.に近いアレンジで、かっこよく仕上がっています。 サビでの不思議な印象が、またいい感じなんだな。コーラスとサウンドがとってもいい感じに映えています。

8. ~prayer~

作詞:岡田浩暉・ERIKO 作曲:園部アキラ・岡田浩暉 編曲:佐久間正英

イントロから、仏教的な雰囲気が漂ってきました。タイトルもずばり「prayer」ですからね。 そういったイメージを彷彿とさせるミディアムスローのナンバー。低音ビートがまた、独特の雰囲気を作り上げる。短い曲ながらも、ものすごく強いインパクトを与えているかのようだ。

9. STRESSとDIET

作詞:高島秀直 作曲:園部アキラ 編曲:佐久間正英

ノイジーなSEと、ギターが絡み合う高カロリーなナンバー。 その中dも、ピアノの音色が前面に出ていることで、少々暑苦しさを拭い去っているね。 印象が違って聞こえてくるよ。サビのメロディーもなかなかいいじゃないですか。クセになるマイナー調のメロディーです。 タイトルからはちょっと想像しがたい展開に、聞きほれてしまいますね、

10. 孤独という名の毒薬

作詞:松本隆 作曲:佐久間正英 編曲:佐久間正英

非常に疾走感のあるアップテンポのロックナンバー。こちらも作詞を松本隆が担当。 独特の譜割りと、歌詞の世界がまた斬新なんだ。岡田のヴォーカルも、どこかしら大きなものを背負っているような印象。 曲自体がちょっと壮大な雰囲気出ているからね。間奏のギター音も、また切ないし。

11. sleep through the night

作詞:岡田浩暉 作曲:岡田浩暉 編曲:佐久間正英

アルバムの締めはバラードで来ました。岡田自身の作詞・作曲で、イントロから流れるピアノの音色にぐっと来る。 シンプルなメロディーながら、佐久間正英のアレンジがまた良い仕上がりなんだ。1番はしっとりと。2番からはざっくりとギター音を導入。 一気に雰囲気を変えて、ロッカバラードへと転進した。6分という大作なだけあるラストナンバーでした。

CD-EXTRA. 不器用なラブソング

白黒映像がかっこいい。街の雑踏に置かれた椅子に座って一息つく岡田。 ラジオから聞こえてくる歌に合わせ、ギターを弾き始め、そして一緒に歌う。大雨に打たれながらも、たたずんでいたり、 電話ボックスに入って歌ったり。最後に傘を持った女性が登場して、はい、終わりです。

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