album2

4th Album『BEAT SPACE NINE』● '05/8/24 release

m-flo待望の4th Albumが到着だ。TakuとVerbal体制としては2枚目だね。 今作も前作同様、豪華なアーティストたちと見事なコラボレーションによって作り上げられたトラックのオンパレード。 しかも、ヴォーカルの大半が女性ということですよ(WHEE SUNGは韓国人男性アーティストで、Diggy-mo'はラッパーだしね)。

その中でもやはり目玉は、というか昔からのファンには涙モノなのが最後のLisaとのlovesでしょうね。 m-flo復活か?と思わせるかのようなトラック。

LISAフレーバーとTaku& Verbalの職人トラックが見事に組み合わさって、どの曲以上にもm-floになっています。 それにしても、m-floの2人はゲストのヴォーカリストと見事に組み合わさったよね。 それぞれタイプが違うヴォーカリストなのに、変幻自在にプロデュースするのはさすがです。 ヒットシングル3枚を含んだ超豪華盤。なお、初回限定でスリーブケース仕様になっています。

1. BEAT

おなじみ「グローバル・アストロライナー号」の登場か。ナレーションのカウントダウンとともにバーバルがラップを披露するイントロダクション。

これがまたかっこいいのなんのって。頭っから聞かせてくれるじゃないですか。

2.m-flo loves BENNIE K Taste Your Stuff

written by m-flo & BENNIE K

まずはBENNIE Kを迎えたナンバー。イントロからギター音を響かせてYUKIのヴォーカルが響き渡る。

おや、歌モノか?と思いきや、その後にバーバルとCICOのラップが絡み合う。そして4つ打ちキックとともに激しいデジタルロックチューンへと変身。

これがまたかなりかっこいいテイストなんだ。ラップでは絡み合いながらもそれぞれの味を出しながら、曲を構築しています。

頭っからかなり濃く、そして引き込んでくるトラックを持ってきましたね。もう、すごいや。

3.m-flo loves EMYLI & YOSHIKA Loop In My Heart

written by m-flo & EMYLI & YOSHIKA

アルバムからの先行ナンバー。「ASTROMANTIC」後のm-floにかかせないYOSHIKAとEMYLIという2人のヴォーカリストを迎えた。

これがまたm-floお得意のトラックに、2人の伸びやかなヴォーカルが乗っかって見事な曲を聞かせてくれる。メロディー部ではバーバルとの掛け合いラップも披露。 サビでは2人のヴォーカルがしなやかに披露され、じっくり堪能できます。バーバルも負けじとラップを披露。言葉巧みに攻めてきます。 全体的には濃すぎず、あっさりめでおしゃれな仕上がりとなっている。軽いテイストで、聞きやすいトラックですね。

4.m-flo loves Sowelu SO EXCLUSIVE

written by m-flo

Sowluとのコラボレーションナンバー。これまたファンク要素を組み込んだクラップハンズトラック。かっこよくてたまらない。

バーバルのラップも飛び交っています。Soweluのヴォーカルも彼女の持ち味を十分に発揮して、トラックに上手く溶け込んでいます。

かなりあげあげチューンなので、ライブでは盛り上がること間違いないね。コールアンドレスポンスもできるので、かなりかっこいいや。

5.m-flo loves WHEE SUNG I'M DA 1

lyrics by m-flo & WHEE SUNG music by m-flo

この曲はゲストに韓国のシンガー、WHEE SUNGを迎えています。韓国語の歌詞まで登場して、さらに国際派を図るm-flo。

打ち込みビートの具合が「miss you」に通じるものがありますね。ジャングルビートチックで、とても心地よい。ギターにはbirdでおなじみ、田中義人が参加しています。 これまたいいスパイスとなっていますね。メロディーはとてもクールなので、ともかくかっこいい。洋楽テイストだしまくりの6分間です。

6.m-flo loves 加藤ミリヤ ONE DAY

written by m-flo & 加藤ミリヤ

こちらは加藤ミリヤ嬢を迎えてのトラック。加藤ミリヤお得意のミディアムテンポのR&Bトラックを、m-floがうまい具合に料理しています。

ただ、トラック的には普通じゃないか?もう少しm-floの面白い部分が出ていればよかった。ストレートにバラードナンバーと化していますね。

ま、6分もあるので、歌モノとしては聞き応えが十分です。

7.m-flo loves MONDAY満ちる A.D.D.P.

written by m-flo & MONDAY MICHIRU

アナログで先行リリースされていたトラックは、MONDAY満ちるとのコラボレーション。

もう、アナログでリリースされたということもあって、本格的なクラブ向けトラック。4つ打ちキックのハウスビートで、とにかくやられます。

弦がまた、ちょこっとした部分でいい味を出しているんだよね。この曲はフロアが大盛り上がりすること間違いない。

8.m-flo loves YOSHIKA tO yOUR bEAT

written by m-flo & YOSHIKA

YOSHIKAがヴォーカルを担当しているナンバー。ミディアムテンポのトラックに、ギターサウンドの刻みが心地よく入ってくる。

ラウンジロックでも言いましょうか、おしゃれなサウンドにYOSHIKAのヴォーカルがクリアに響き渡っています。

落ち着きのあるm-floサウンドで、こういうのもたまにはいいかな?と思える味わい深い曲です。

9. SPACE

インタルード。ナレーションによって展開される不思議なトラック。このアルバムの重要な鍵を握っている?

とにもかくにも、かなり作りこまれていますね。

10.m-flo loves EMYLI & Diggy-MO' DOPEMAN?

written by m-flo & EMYLI & Diggy-MO'

EMYLIとDiggy-MO'を迎えたアッパーチューン。これがまた濃いんだ。最初はEMYLIのクリアなヴォーカルが響くのに、その後に来たね。

バーバルの濃いラップが攻撃してくる。1番終わったあとのDiggy-MO'が、これまた本領発揮のごとく高速ラップを披露しています。

全体的な部分を高速ビートの打ち込みトラックで畳み掛けてくる曲です。

シングルバージョンはサンプリングした曲の要素が出まくったパーティーチューンです。ファンキーですね。もう遊びまくっている。

ちなみにバーバルのラップパートの歌詞は、アルバムとシングルでは異なっているので聴き比べするのが面白いかも。とにかくこの曲、弾けまくっています。

11.m-flo loves Kahimi Karie COZMO-NAUGHTY

written by m-flo

m-floとカヒミカリィとはまた不思議な組み合わせだ。低音が強調された4つ打ちキックビートに、カヒミ特有のウィスパーヴォイスが響く。

ビートが変わり、ジャジーなテイストでバーバルも負けじとウィスパーラップ。なんだかm-floの新たな挑戦か?新境地か?

テンポがころころと変わって、ものすごい展開ですね。ちょっとカヒミ主導のおしゃれな曲となっています。

フレンチポップ、ジャズ、クラブミュージックなどを組み合わせた、いい仕上がりのトラック。

12.m-flo loves EMYLI The Other Side of Love

written by Ryuichi Sakamoto rap lyrics by VERBAL

アコースティックギターとドラムンベースのビートが絡み合うトラック。EMYLIをヴォーカルに迎えて、なんと坂本龍一の「The Other Side of Love」をカバー!

あの名バラードがどう変化したかと思えば、m-flo色にお見事染められています。叙情深く、はかなげなアレンジだったあの曲が、ちょっとポップでメジャーなアレンジの曲に変わった。

バーバルのラップが新たに付け足されて、雰囲気ががらりと変わりましたね。

13.m-flo loves Rie fu Float'n Flow

written by m-flo & Rie fu

Rie fuを迎えてのナンバーは、ミディアムポップの爽やかなナンバー。ちょっとレゲエテイストを醸し出していて、心地よいビートを放っています。

Rie fuのふんわりとしたヴォーカルが上手く生かされているよね。なめらかな英語詞も違和感なく響きます。

バーバルもいつもの濃さを出さず、抑え目ラップで。タイトル通りにゆったりと流れる曲に仕上がっています。

14.m-flo loves Akiko Wada HEY!

written by m-flo Contains samples from“卒業させてよ”“夏の夜のサンバ”&“バイ・バイ・アダム”under license from HoriPro Inc.

何とあの和田アキ子をヴォーカルに迎えたファンキーなナンバー。しかも本人の曲をサンプリングしてかなり濃いナンバーに仕上がっています。

さすがはアッコさん、ヴォーカルがとてもパワフル。バーバルにTakuもラップで応戦しています。 結構サンプリングの嵐だよね。まぁ、お遊びみたいな部分もあって、面白いトラックになっています。多分究極のコラボレーション。

15.m-flo loves YOSHIKA let go

written by m-flo & YOSHIKA

m-flo、「ASTROMANTIC」後初のシングルナンバー。意外や意外、バラードを持ってくるとはね。

この曲がまた極上級の泣きが入るナンバーなんです。ヴォーカルにはYOSHIKAを迎えました。

YOSHIKAのヴォーカルがとっても感情こもっていて、ぐっと来ます。支えるがごとく、ストリングスも響き渡っています。 バーバルのラップもせつないモードに入っていますね。打ち込みバリバリというスタイルから一歩離れて、聞き応えのあるバラードに仕上げました。とにかく泣けます。

16.m-flo loves LISA TRIPOD BABY

written by m-flo & LISA

今回のアルバムで目玉の曲でしょう。LISAがヴォーカルを担当するだなんて、感涙ですね。まさにm-floと言わんばかりのトラック。

やっぱりこの3人の息はぴったりあっていますね。m-floお得意のグルーヴチューンにLISAのヴォーカルが響き渡る。

ちょいと曲展開やサウンドからして「come again」の第2章みたいな、続編みたいな曲です。

ラップパートは濃く、曲本編はせつなさフレーバーを持ったトラック。やっぱり両者はパワーアップしていますね。この3人でまたやって欲しいものだ。

17. NINE

いつものナレーション。行く先は地球、ということでどうやら到着したみたいです。まったく、インタルードもきっちり作りこんでしまうm-flo、あっぱれ。

Remix Album『DOPE SPACE NINE』● '05/11/2 release

恒例のm-floのリミックスアルバムが到着。アルバム「BEAT SPACE NINE」が装いも新たにDopneな作品へと変化。 しかも、ただ単にリミックスするだけではなく、ヴォーカルトラックを録り直したり、新たにラップを加えたりと、かなり新しい作品となっております。 リミキサー陣も大変に豪華。さすがはm-floという人から意外な人までがそろっていますね。KREVAにMONDO GROSSOの大沢親分、マボロシやトンガリニポポ(!)、Sugiuramuなどなど。 また、海外からはm-floも注目している韓国の注目グループ、Clazziquai Projectなども参加しています。 それぞれのリミキサーの色を配し、よりDopeな作品になっていますね。ただ、残念ながらm-flo的お遊びでもあるインタルードがないというのがね。オリジナルにも3トラックだけだったし、どうしたm-flo! m-floの醍醐味が味わえないのがちょっと残念。それでも、オリジナルと引けを取らないトラックの数々には、もう拍手喝采ですね。

1. ONE DAY loves 加藤ミリヤ (KREVA remix)

Remixed by KREVA Additional lyrics by KREVA

加藤ミリヤを迎えた名バラードナンバーが、ガラリと印象を変えて、HIP-HOPトラックになった。しかも、リミキサーはあのKREVAだ。かっこよすぎるよ、まったく。 本人もラップで参加して、m-floとまた見事な化学反応を示してくれた。アングラに落ちすぎてないで、結構Dopeなサウンドで楽しませてくれるじゃないですか。 Verbalのラップパートも歌詞が加えられていて、気持ちも一新のトラックとなりました。

2. SO EXCLUSIVE loves Sowel (CLAZZIQUAI PROJECT remix)

Remixed by CLAZZIQUAI PROJECT Additional lyrics by DJ CLAZZIQUAI

韓国のClazziquai Projectによるリミックス。Sowelを迎えたファンキーなトラックが、エレクトリック路線へとシフト変更。 ポップなビートときらきらしたSEが、曲を包み込む。今まで聞いたことのないような展開で、とっても面白い仕上がりに。加えられたパートも、とってもクールでかっこいい。

3. DOPEMAN? loves EMYLI & Diggy-MO' (MABOROSHI REMIX)

Remixed by マボロシ Additional lyrics by Daisuke Sakuma

ファンキーなマボロシによるDopeなリミックス。濃いナンバーが、さらに濃くなっています。なんか、今までにはない低音ビートが襲ってきます。面白すぎるぞ、この展開は。 パートが変わるたびにころころと印象も変わってきます。特に、最後にギターが加わって、さらにかっこよくなっていますね。

4. Float'n Flow loves Rie fu (Sao Paulo Tornado remix)

Remixed by DJ Marky

ゆったり流れるRie fuのトラックを、DJ MArkyがこれまた高速ドラムンベースでリミックス。 これが本当にDopeになっています。でも、Rie fuのヴォーカルが、ドラムンベースの勢いを抑える効力を持っていますね。 聞き苦しさを回避しています。それでも、オリジナルよりも数倍濃い仕上がりに。一番変わったトラックかもしれないね。

5. TRIPOD BABY loves LISA (SHINICHI OSAWA remix)

Remixed by SHINICHI OSAWA (MONDO GROSSO)

LISAとのタッグで披露されたトラックが、MONDO GROSSOの大沢伸一がリミックスを手がけた。 MONDO GROSSOの音とはやっぱり変えてきていますね。4つ打ちキックビートながらに、アングラ系に行きそうなトラックだ。 でも、サビの音がまた職人技なんだよね。リミキサーらしさが十分生かされた作品ですね。

6. The Other Side of Love loves EMYLI (cubismo grafico mix)

Remixed by Cubismo Grafico

これまた、ずいぶんとポップに仕上げたなぁ、Cubismo Grafico。もう、メロディーが成り立っておらず、新しい曲と化しています。 ここまで斬新な変化を聞かせてくれるとはね。坂本龍一のオリジナルトラックから、ずいぶんとかけ離れてしまった。 おもしろすぎるよ。これも、Cubismo Grafico、松田岳人だからこそできる技なんでしょうかね。

7. Loop In My Heart loves EMYLI & YOSHIKA (Home Grown Remix)

Remixed by Home Grown

Home Grownによる生音サウンドでリミックスされたナンバー。オリジナルのトラックが軽い打ち込みテイスト満載だったのに比べると、 まったくもって新鮮だ。Home Grownの持ち味でもあるレゲエテイストのサウンドは、そこまで濃く表れておらず、軽く仕上がっております。まぁ、彼らなりのムードが出ていますね。

8. tO yOUR bEAT loves YOSHIKA (GAGLE re-treatment remix)

Remixed by DJ Mitsu the Beats (GAGLE / Jazzy Sport) Additonal lyrics by Hunger (GAGLE)

DJ Mitsu the Beatsによるリミックス。アコースティックサウンドの軽快なトラックだったYOSHIKAを迎えたナンバーが、 Dopeにビートを効かせたR&Bナンバーに大変身。とってもディープなんで、ストレートにクールでかっこいいんだよね。リミキサーの色が十分に出ています。

9. let go loves YOSHIKA (Reggae Disco Rockers Remix)

Remixed by Reggae Disco Rockers

ロングヒットを記録した「let go」がラヴァーズ・ミックスでレゲエに大胆大変身。やっぱり印象ががらりと変わるよね。

せつなさがありながらも、曲のテイストでノリよく楽しくなってくる。バラードはハウスだけじゃなく、Lovers Rockも合うんですね。とにかく心地のよいリミックスだ。

10. Taste Your Stuff loves BENNIE K (Happy Drive)

Remixed by KEVIN BLECHDOM

ぱっとした印象ではなんらオリジナルテイクと変わっていないじゃないかというようなトラック。 でも、いろいろなところで遊びまくっていますね。♪ダ~ララッラ~というコーラスのオンパレード。ヴォイスサンプリングを多用した、愉快なリミックスナンバーです。 正直、一番オリジナルテイクに近いので、変化の面白さをあまり感じることができないなぁ。

11. COZMO-NAUGHTY loves Kahimi Karie (SUGIURUMN HOUSE MISSION MIX)

Remixed by SUGIURUMN

SUGIURUMNのリミックスにより、4つ打ちのハウスナンバーへと大変身したナンバー。 カヒミ・カリィのヴォーカルに、ハウスがまたアンバランスというかミスマッチに聞こえる。表拍子をいかに料理するかが、この曲でのポイントでしょうね。 それを難なくクリアしているから、さすがはSUGIURUMNだよね。キーボードの音色がまた煌びやかで、オシャレを演出している。

12. I'M DA 1 loves WHEE SUNG (トンガリニポポのキムチジョセヨMIX)

Remixed by トンガリニポポ Additional lyrics by NIPOPO

まさかのまさか。トンガリニポポがリミックスを担当するとはね。もう遊びまくっています。 イントロで、ミックス名の秘話が聞けるのが面白い。本編はこれまたDopeなミックスの中に、トンガリニポポのユーモアが含まれている。 かなりディープなドラムンベースで進行するトラックです。詞も、トンガリニポポが加えた空耳ですよ。爆笑。

13. A. D. D. P. loves MONDAY満ちる (MAGDARISE REMIX)

Remixed by MAGDARISE (MAAR + MASAKI TOKUNAGA)

頭から4つ打ちキックビート。MAGDARISEによるリミックスで、印象をがらりと変えてきたMONDAY満ちるを迎えたトラック。 若干、テンポを落としながらも、リミキサーの色が十分に出た作品です。オリジナルの要素をうまく残しながらも、新たな力が加わっている。

14. HEY! loves Akiko Wada (Souvenir of Little Green Men)

Remixed by CKB-Annex

ファンキーなナンバーがCKB-Annexのリミックスで、さらにファンキーに。まぁ、十分和田アキ子もCKBもファンキーだからね。 打ち込みが生音に変化しただけでも、印象が大筋変わっています。軽快なビートに乗せて、CKB-Annexならではの色で染めているリミックスです。

4th Limited Album『BEAT SPACE NINE Special Edition』● '06/1/1 release

4th Album「BEAT SPACE NINE」が大ヒットしたことを記念してリリースされた特別盤。「Special Edition」と銘打たれており、4曲のPVを収録したDVDが付けられています。 本編CDには変化なしです。これがまた、結構批判続出なんですよね。後からDVDを付属させるなんて、ひどいじゃないかという意見がね。 これっていかにもavexでもあるけれども、洋楽でも結構あるからね、後から特別編集版が出るのって。でも、消費者から見たら二度手間になりかねない事態、確かに賛否両論が出るのもわかります。 正直、DVDだけ別売りにしてくれれば早いんだよ、m-flo!

[DISC 2:DVD]

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Comipilation Album『m-flo inside -WORKS BEST 2-』● '06/7/26 release

m-floの外仕事をまとめたコンピレーションアルバムの第3弾。といっても、今作は外仕事だけに収まらない2枚組みのヴォリューム。 1枚目はメインの外仕事楽曲を中心に収録。しかし、ド頭からMINMIとlovesした新曲をかましてきたり、シングルナンバー「Summer Time Love」のリミックスを持ってきたりと、 サービス精神を忘れていないm-floに脱帽ですな。 その他、逆lovesバージョンのトラックが多数収められてリ、これはオリジナルバージョンと比べるとまた、面白いね。 それぞれのアーティストの個性がよく表れています。また、客演やプロデュースなど、m-floの多彩なお仕事振りをこの1枚で聞くことができます。 そして、2枚目はなんとMIX CDです。前期m-floの楽曲を中心に、DJ Deckstreamが華麗につなげております。 しかも、その中の数曲は新たに作り直されたニューバージョンです。こちらも聞き応え十分で、フルで聞きたいくらいですね。 ジャケットでは1枚1枚写真を使って、m-floのTaku☆、Verbakの顔を創り上げています。これまた、随分と凝っているよなぁ。 改めて、m-flo2人の音楽にかける情熱が伝わってくる作品。本当に楽しんでいるよね。

2.m-flo loves 日之内絵美 & Ryohei Summer Time Love -remix Tokyo Mode- remixed by Sunaga t experience

written by m-flo & Emi Hinouchi & Ryohei Remixed by Sunaga t experience

須永辰緒によるおしゃれなジャズ/ボッサリミックス。こてこてな打ち込みサウンドだったオリジナルのテイクが、 とってもゴージャスで大人のムード漂うトラックに大変身しました。やっぱり、生の音だと迫力が違いますね。夏の夕暮れにぴったりなトラックです。

3.野宮真貴 loves m-flo Big Bang Romance

written by m-flo

野宮真貴がm-floを逆lovesしたイケイケナンバー。 曲はm-floがすべてを担当していますが、あたかもm-floがpizzicato fiveになったような、弾けるポップナンバーとなっています。 アップテンポで、アッパーにかましてきますよ。ギターにはNONA REEVESの奥田健介が参加しています。Verbalのラップパートでは、いろいろなSEが飛び交っています。 それにしても、極上ポップでキャッチーながら、やっぱりおしゃれ要素を持っているからすごいよな。

4.加藤ミリヤ loves m-flo ONE DAY -夜空remix-

written by m-flo & Miliyah Remixed by 3rd Productions

m-floと加藤ミリヤが組んだ楽曲を、加藤ミリヤ側の視点から解釈し作り直されたリミックスチューン。 加藤ミリヤのデビュー曲でもある「夜空」をサンプリングしているわけであって。なんか、色々な要素が詰まっているわけですね。内容はなかなかいいんじゃないですか。

6.CKB feat. 野宮真貴 & m-flo Cosmic Night Run -満干全席仕様-

written by m-flo & CRAZY KEN BAND Remix:CKB-Annex

クレイジーケンバンドと野宮真貴とm-floというトライアングルで構成されたトラックの、CKBバージョンです。 かなり妖しげな雰囲気を放つサウンド。ちょっと独特の空気がいかにもCKB。m-floや野宮真紀の雰囲気とはやっぱり異質だよね。

8.DOUBLE Life is Beautiful ~DOUBLE ver.~ with m-flo & TOKU

written by TAKAKO, m-flo, TOKU

m-floとDOUBLE、そしてTOKUがコラボレートした大人のジャズナンバー。 DOUBLEの視点からのトラックは、全体的にジャズ/ビッグバンドサウンドを前面に持ってきた。 かなりかっこいいんですよ。その代わり、m-floやTOKUの姿がちょっと隠れちゃったかな。

10.YOSHIKA loves m-flo let go (acoustic version)

written by m-flo & YOSHIKA

名バラードチューンをアコースティックスタイルで。しっとりと、そしてじっくりと聴かせてくれます。 ドラマティックなアレンジのオリジナルテイクとまた一味違った感じで、じわっとしみこんでくる曲のよさがあります。 やっぱりあらためて思うんだけれども、いい曲なんだよなぁ。

11.BENNIE K with m-flo Happy Drive ~Taste Your Stuff~

written by BENNIE K & m-flo

BENNIE Kとm-floによるイケイケポップトラックをBENNIE K側からの解釈で。ロックサウンドでかなり激しく、勢いがあってかなりのアゲアゲチューンになっています。 打ち込みで攻めてくるオリジナルと引けをとらないくらい、ノリが出まくっていますね。この2組、かなり熱いです。

5th Album『COSMICOLOR』● '07/3/28 release

m-floの5枚目となるオリジナルアルバムは、これまで多彩なヴォーカルを迎えて展開してきた“loves”シリーズの最終章という衝撃作。 最後というだけあって、ゲストもこれまた豪華すぎるラインナップ。安室奈美恵に倖田來未、CharaにMONKEY MAJIK、DOPING PANDAやMINMI、BONNIE PINKなどなど。 また、m-floファミリーと言わんばかりまCrystal Kayやmelody.、Ryoheiなども参加しています。さらには、海外からもClazziquai ProjectのAlexなどが参加しており、かなりの力の入れよう。 しかも、収録されている歌ものトラックにはすべて“love”がついているところにも注目ですね。 ただ、ゲストヴォーカルは豪華なんだけれども、曲のほうは随分とのめり込んだというか、かなりディープな方向へと進んだね。万人受けというよりかは、玄人受けするような曲が多いと思います。 DVDにはシングル曲のPVやMega Mix映像などを詰め込んでいます。初回版にはLISAとVerbalの共演ライブも収録。こちらはかなり見ごたえありのパフォーマンスですよ。

1. Issue No 5

おなじみCOLDFEETのLori Fineがナレーションを担当するイントロダクション。 これがあってのm-floのアルバムですね。バックのストリングスサウンドもたまりません。というわけで、いよいよm-flo“loves”シリーズ最終章の始まり始まり。

2.m-flo loves Crystal Kay Love Don't Cry

written by m-flo & Emi Hinouchi

再タッグとなったCrystal Kayとのlovesナンバー。前回の「I LIKE IT」、「REEEWIND!」のテイストを踏まえつつ、Crystal Kayの魅力を出しまくったトラックですね。 もっさりビートがアングラとメジャーをうまく橋渡しするかのような感じだ。ポップなサビもきらきらと眩しいね。何はともあれ、イントロのチャイムがいいんだよ。

3.m-flo loves 安室奈美恵 Lovotomy

written by m-flo & Emi Hinouchi

これまた豪華に安室奈美恵との“loves”。SEとキーボードの音から、ハウスっぽい印象をイントロから与えてくる。 しかし、Verbalのラップが入ってくると、ドラムンベース/ジャングルビートを放ち、さらにはサビになるとスウィングビートと言わんばかりに独特の雰囲気で聞かせてくれる。 何だか1粒で3度美味しい曲となっています。でも、ちょっとアングラな気もするね。

4.m-flo loves melody. STUCK IN YOUR LOVE

written by m-flo

melody.との再びタッグを組んだ楽曲は、これまで以上にスムースな魅力を放つトラックとなった。 melody.の持つクリスタルヴォイスもうまく引き出されているおしゃれなナンバー。しかも、全編英語詞で聞かせてくれる。 落ち着き感がありながらも、サビメロはキャッチーに仕上がっております。グッと雰囲気を変えてきたm-floサウンドに注目。

5. Current Affairs

ニュースらしいんですが、全編韓国語を持ってくるとは。またやってくれますよ、m-floは。

6.m-flo loves 日之内エミ & Ryohei Summer Time Love

written by m-flo & Emi Hinouchi & Ryohei

m-floとm-floファミリーの日之内絵美、Ryoheiを迎えた2006年夏のリゾートチューン。 アコギのざっくりサウンドと爽やかテイストの風薫るミディアムナンバーに仕上がっております。 特に、迎えた2人のヴォーカリストがまた、いい味を出しているわけですよ。キャッチーなサビのメロディとストリングスがまた、絶妙な絡みを聞かせてくれる。 m-floだからこそ成しえる業ですね。この曲を聴きながら、浴衣を着て踊りたい気分になれます。

7.m-flo loves 倖田來未 Simple & Lovely

written by m-flo & Emi Hinouchi

倖田來未と“loves”した楽曲は、とっても愛に満ち溢れたミディアムバラード。 倖田來未とVerbalは、以前、倖田來未の1st Album「affection」で共演していますが、今回はm-floのお相手です。 HIP-HOPテイストでクールに決めていて、なかなかかっこいいじゃないですか。いつも弾けている倖田來未が、今回はとっても落ち着いた印象です。 サンプリングのエフェクトも効果的に決まっていますね。

8.m-flo loves MONKEY MAJIK Picture Perfect Love

written by m-flo & MONKEY MAJIK

まさにインターナショナルなコラボレーションとなったMONKEY MAJIKとのコラボナンバー。 オリジナルの「Picture Perfect/MONKEY MAJIK + m-flo」の持つアコースティックな部分がより引き立ちながらも、高速ドラムンベースが襲い掛かってくるパワーアップナンバー。 全編に広がる英語詞がとってもおしゃれでかっこいい。

9. Music Monopoly

DJのクリス・ペプラーが登場し、擬似ラジオチャート番組を。なんと、1アーティストがTOP 10を独占しちゃった。こんなことがありえるのか?

10.m-flo loves DOPING PANDA she loves the CREAM

written by m-flo & Yutaka Furukawa (DOPING PANDA)

こういうタッグが実現するとは、夢にも思わなかった。ロックの新鋭、DOPING PANDAとm-floが“loves”。 打ち込みベースで華やかに繰り広げられるナンバー。フルカワユタカのヴォーカルも独特だね。 前半はアップテンポのデジロック、中盤からはスローテンポになって、ロックテイストを前面に出している。 でもって、再びテンポアップ。ポップにロック、そしてダンスサウンドが見事に融合した1曲です。

11.m-flo loves Alex (CLAZZIQUAI PROJECT) Love Me After 12AM

written by m-flo & CLAZZIQUAI PROJECT

CLAZZIQUAI PROJECTのヴォーカル、Alexとのコラボレーション。両者の得意ジャンルを合わせたポップなダンスチューンで、 軽快なノリが心地よいです。 それでいて、とってもおしゃれな要素が出ていていい感じに仕上がっています。韓国語も交えた歌詞も、両者のキャラクターがよく出ていますね。

12.m-flo loves BONNIE PINK Love Song

written by m-flo & BONNIE PINK

勢いに乗りまくりのBONNIE PINKをヴォーカルに迎えたミディアムテンポのグルーヴチューン。 R&Bをベースとしたトラックに、BONNIE PINKの魅力あふれるヴォーカルが響き渡ります。 ポップでキャッチーというよりかは、ちょっとアングラ感を醸し出しながら、玄人受けしそうな計算されたナンバーだよね。 若干、マニアック路線に走りながらも、お互いをよく表した曲かもしれないね。 サンプリングのトラックも、なんか気になるところだ。ギターやストリングスも効果大な曲です。

13.m-flo loves STAR TREK Love Long and Prosper

written by m-flo

まさかm-floとSTAR TREKがコラボレートするとはね。麦人のナレーションを過ぎると、 ノイズ交じりのガレージテクノ系サウンドが走り抜ける。4つ打ちキックビート炸裂で、勢い出まくりです。とにかくかっこいい。宇宙空間を突き抜けてゆく感じだ。

14.m-flo loves Chan, Thaitanium, Edison Chen, Ryohei LOVE ME, HATE THE GAME

written by m-flo, Chan, Thaitanium, Edison Chan, Ryohei

これまた多彩なミュージシャンを招いての不思議なトラック。HIP-HOPのようなトラックが、随分と俗っぽい雰囲気を作り上げる。 これぞコラボレーションというようなムードを放っているね。マイクリレーも巧みです。

15.m-flo loves MINMI Lotta Love

written by m-flo & MINMI

m-floとMINMIが共演。頭からキーボードの音が弾けまくるハウスナンバーです。 ちょっとMINMIサイドからすると珍しいかもね、こういった音は。MINMIの歌が始まるとビートが攻めてきます。 これがまた、夏にぴったりなアッパーチューンで、勢いにノックアウトされます。m-floとMINMIの持つ音楽センスが融合して放たれているわけです。 サビがまたキャッチーだし、みんなで合唱すること間違いないね。ここまでのキラーチューンも、m-floにはあまり無いから逆に新鮮だね。

16. People of Cosmicolor

再びLori Fineがナレーションを。バックサウンドはサイモン&ガーファンクルの「59番街橋の歌」のような音色の高速ドラムンベースです。

17.m-flo loves Chara Love to Live By

written by m-flo & Chara

Charaとのコラボレーションは、なんともドリーミングな1曲に仕上がった。静かな幕開け。そしてビッグバンド風の華やかなおしゃれトラックに大変身。 Charaの個性とm-floの特徴が見事に重なり合った作品ですね。今までにないm-floサウンドで楽しませてくれる。 それでいて、CharaはCharaの存在を保っていて、これまた新たな一面が出た感じですね。

[DISC 2:DVD]

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Remix Album『ELECTRICOLOR -COMPLETE REMIX-』● '07/9/26 release

m-floのlovesシリーズ最終章となったアルバム「COSMICOLOR」をリミックスしたアルバムがリリースされました。タイトル通りに完璧な作品で、とにかくすごすぎる。 石野卓球、Funtastic Plastic Machine、須永辰緒をはじめ、RAM RIDER、口ロロ、中田ヤスタカなどなど、国内外の豪華リミキサーたちが集結。 それぞれリミキサーの持つ世界がm-floの楽曲を通して表れています。これでm-floの世界もさらに広がりました。 しかし、前作同様にインタルードが無いことがちょっと残念に思います。ここにm-floの遊び心があるんだけれどもね。 最終章なだけあって、かなり力を入れてきましたね。さらにこのアルバムは豪華な2枚組み。 disc-2は、PEDRO WINTERによるミックスCD。これまで発表したm-floのリミックスの中からベストなトラックと、 「COSMICOLOR」の収録曲をうまい具合に混ぜてきました。これまた、山あり谷あり魅惑の展開で聞かせてくれるミックスとなっております。随分と楽しいよ。

1. Lotta Love loves MINMI -yasutaka nakata capsule mix-

Remixed by 中田ヤスタカ (Capsule)

MINMIとのコラボ楽曲を、capsleの中田ヤスタカがリミックス。リミキサーの世界観が出まくっているトラックに大変身したなぁ。デジタルサウンドに包まれて、 ピコピコとSEが襲い掛かり、4つ打ちキックで攻めてきます。おしゃれ要素も醸し出し、駆け抜けてゆく。どこかしらアーバンな風が吹いていますね。

2. Picture Perfect Love loves MONKEY MAJIK -口ロロ remix-

Remixed by 口ロロ

MONKEY MAJIKとのコラボナンバーを、口ロロがリミックス。変幻自在な音を紡ぎ、愉快なトラックに仕上げた。ポップなビートを重ね、口ロロ色をつける。 煌くSEとほんのりアコースティックサウンドがポイントかな。

3. she loves the CREAM loves DOPING PANDA -DEXPISTOLS REMIX-

Remixed by DEXPISTOLS

DOPING PANDAとタッグを組んだトラックが、デジタルサウンド溢れるナンバーに変身。 ハードなビートが包み込むヴォーカルをループさせ、フロアが燃えるね。途中のファンクパートはあまり変わらず。

4. Luvotomy loves 安室奈美恵 -Camp Three-o-three remix-

Remixed by 石野卓球

これがまたすごいよな。安室奈美恵を迎えたナンバーを、石野卓球がリミックス。 この組み合わせが本当にすごくて、驚かされますね。石野卓球お得意のテクノを駆使し、ありとあらゆる腕を披露。意外にもディープなトラックだね。

5. Love Me After 12AM loves Alex (CLAZZIQUAI PROJECT) -RAM RIDER REMIX-

Remixed by RAM RIDER

これまた楽しい組み合わせだよね。CLAZZIQUAI PROJECTのAlexとのコラボナンバーをRAM RIDERがお得意のフィルターハウスでリミックス。 極上の煌びやかさと強力なビートで、RAM RIDERの世界を聞かせてくれます。ポップながらにパンチが効きまくっていますな。

6. STUCK IN YOUR LOVE loves melody. -AKAKAGE's Tropical Smile-

Remixed by AKAKAGE

melody.を迎えたスムースなナンバーをAKAKAGEが大胆にリミックス。 トロピカルなリゾートサウンドで、さらにおしゃれなトラックに変身した。軽やかで心地のよい曲ですね。

7. LOVE ME, HATE THE GAME loves Chan, Thaitanium, Edison Chen, Ryohei -DJ Deckstream Remix-

Remixed by DJ Deckstream

DJ Deckstreamが、多彩なアーティストを迎えたトラックをHIP-HOPにリミックス。 まさにワールドワイドな色が濃く表れたね。それでいて、ちょっとおしゃれな空気も漂っている。

8. Simple & Lovely loves 倖田來未 -BUZZER BEATS REMIX-

Remixed by BUZZER BEATS

BUZZER BEATSによる倖田來未を迎えたナンバーのリミックストラック。 オリジナルをさらにゴージャスにしたR&Bナンバーといった感じだね。

9. Love Don't Cry loves Crystal Kay -KGN8 Remix-

Remixed by Stephen McGregor

Crystal Kayとのポップなチューンが、渋くクールなトラックに大変身。HIP-HOPやR&B色が出て、やけにかっこいいぞ。

10. Summer Time Love loves 日之内エミ & Ryohei -Remix Tokyo Mode-

Remixed by Sunaga t experience

須永辰緒によるリミックス。彼らしい、ジャジーで大人な仕上がりで、おしゃれな夏を繰り広げる。

11. Love to Live By loves Chara -FPM eclectic electric mix-

Remixed by Fantastic Plastic Machine

Charaを迎えたビッグバンド風ジャズナンバーを、これまた大御所F.P.M.が巧みにリミックス。 ハウスではなく、テクノ寄りというのもちょっと珍しいね。それでいて、おしゃれでポップなのはリミキサーの腕ですね。

12. Love Long and Prosper loves STAR TREK -diplo's love guns and foster children remix-

Remixed by DIPLO

STAR TREKとの異色コラボレーションナンバーを、DIPLOがリミックス。 アンダーグラウンドな雰囲気を醸し出す、深いビートがインパクトあり。

13. Love Song loves BONNIE PINK -Danny Byrd Remix-

Remixed by Danny Byrd

BONNIE PINKを迎えたバラードナンバーが、なんと大胆にもドラムンベースに変身。これは本当に驚きだね。 アッパーなビートにやられますね。

Best Album『Award SuperNova -Loves Best-』● '08/2/13 release

m-flo、2枚目となるベストアルバムは、サブタイトルにもあるように、m-flo第2章の代名詞ともなったlovesシリーズを総括するもの。 2003年から始まったこのシリーズも、実に41曲も発表され、m-floの人選センスがキラリと光るものとなりました。 その中から、選びに選び抜かれた12曲とm-floファミリーで構成された新曲、そしてm-floの味を出すインタルードを含む全19曲を振るパワーでお届けするベストアルバムなのです。 もっともっとlovesされた曲を聞きたいところだけれども、これにてlovesシリーズが完結。 残念ですね。m-floにlovesされたアーティスト達は、さらなる活躍を見せてくれるし、ある意味、m-floって、アーティストを育ててるような気もします。見事なまでの化学反応だよね。 m-floは普通のグループに戻るそうです。でも普通のグループって? さて、DVD付き版は、これまで発表したlovesシリーズのPVを収録。これまた豪華ですよ。CDで味わえなかった分、このDVDで補うことが出来ますね。 m-floファミリーの新曲も撮り下ろしです。初回版のみキラキラジャケット仕様となっております。

1. The Beginning

アルバムのオープニングは、草野仁によるナレーションからスタート。 どうやら彼の研究所では、「SuperNova」を研究するとともに、lovesの歴史を探ります。

2.m-flo loves 日之内エミ & Ryohei & Emyli & YOSHIKA & LISA love comes and goes

written by m-flo, 日之内エミ, Ryohei, Emyli, YOSHIKA & LISA

今回のベストアルバムのために書き下ろされた新曲は、m-floファミリー総動員。 YOSHIKAにRyohei、日之内エミにEmyli、そしてLISAがm-floトラックを彩る。それぞれのパートは、やっぱりそれぞれアーティストの色が出ているよね。 Takuのトラックは、それをうまくまとめている凄腕を披露。キャッチーでGood。これぞm-floなのだ。

5. Chapter 5

銀河万丈によるlovesの歴史授業。渋いナレーションです。

9. Chapter 9

まだまだ歴史の講義は続きます。「どんだけ~」なんて言葉も登場。

13. Ping

Lori Fineによるインタルード。アルバムタイトルを口にするだけ。

17.

ライブで盛り上がるm-flo。このベストアルバムをアピールしています。

19. The Rest is History...

草野仁によるまとめ。これにて講義が終了いたします。

[DISC 2:DVD]

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Comipilation Album『m-flo inside -WORKS BEST III-』● '09/3/18 release

2009年に活動10周年を迎えるm-flo。アニバーサリーイヤーの先陣を切って、恒例のソトシゴト集第4弾をドロップ。しかも、またまた今回も2枚組みのヴォリュームでたっぷりと届けてくれました。 DISC 1には、Verbalが参加した楽曲をメインに、フューチャリングやプロデュース、逆ラブズや客演のナンバーを15曲も収録。 m-floのサウンドの幅の広さがよく出ていますね。アーティストの交流枠が広いと、色々なことができるし、お互いに相乗効果が生まれていることでしょう。 DISC 2は、☆TakuによるミックスCD。往年のm-floナンバーをはじめ、なんと新しいトラックまでも混ぜて聞かせれくれるという太っ腹な面も。 最後は「been so long」で終わる。しかし、終わりは始まり。10周年イヤーに突入したm-flo、これから先、もっともっと楽しませてくれることでしょう。

15.MINMI loves m-flo Lotta Love vibes mix

written by MINMI & m-flo Arranged by TSURU-KAME for ZA-REC

電話での会話からスタート。随分とおしゃれなオープニングだね。 タイトル通りに、愛のヴァイブに満ち溢れたトラックで、ポップに聞かせてくれる。やっぱり、MINMIとm-floのいい部分を出している。

Best Album『MF10 -10th ANNIVERSARY BEST-』● '09/10/07 release

祝m-floメジャーデビュー10周年ということで、活動をまとめ上げたベストアルバムが登場。m-flo「mf10」とは、タイトルビジュアルのシャレが利いています。 今回は、CD2枚組みで、LISA、VERBAL、☆Takuの三位一体“tripod期”と、様々なアーティストを招いては、いろいろなm-floを聞かせてくれた“loves期”の2枚に楽曲を分けて収録。 tripod期は、やっぱり3人の強固たるトライアングルがいいね。そしt、え何より今作唯一の新曲「SOUND BOY THRILLER」の収録もうれしい。LISAもとっても楽しそうに歌っていますね。 大ヒット曲「come again」はじめ、「flo jack」や「hands」、「How You Like Me Now?」や「L.O.T.」など名曲盛りだくさん。 一方、loves期は、ついこの間、ベストアルバム「Award SuperNova -Loves Best-」が出たばかりなので、「またベスト?」と思ってしまうのは否めないし、ちょっと新鮮味に欠けてしまうよね。 それでも、厳選されて収録された楽曲は、さすがm-flo。「come again」的な力を放った「miss you」や、クールな「Love Song」、 アゲアゲ「Luvtomy」など、m-floならではのサウンドと、迎えたヴォーカリストを輝かせる楽曲で、新たな世界を切り開いた。 さて、tripod期とloves期と経て、次はどんなm-floを聞かせてくれるのだろうか。楽しみですね。 初回盤は、これまで発表したPVを中心に、映像で見せるメガミックス。m-floのヒストリーを端的に味わえます。映像もかなり作りこまれていて、m-floの世界を堪能。 あえてPV集にしなかったのは正解だね。

including...

10 YEARS IN FLASH ~m-flo 10th YEARS SPECIAL mix DVD~

mixed by ENLIGHTENMENT

The Way We Were

The Rhyme Brokers

been so long

flo jack

Mirrorball Satellite 2012

L.O.T. (Love Or Truth)

chronopsychology

Hands

Come Back To Me

Quantum Leap

prism

come again

How You Like Me Now?

Dispatch

orbit-3

REEEWIND!

gET oN! -ugly duckling remix-

the Love Bug

WAY U MOVE

TRIPOD BABY

DOPEMAN?

Loop In My Heart

Summer Time Love

Love Song

let go

Luvotomy

Lotta Love

miss you

1-1. SOUND BOY THRILLER feeeeeeeeeat. LISA/font>

written by m-flo & LISA

m-floメジャーデビュー10周年を記念しての新曲は、やっぱりこうでなくちゃのLISAを迎えて、 最強の三位一体を築く。弾むキーボードからパンチの効いたビートが飛び交い、ハウスベースの極上ダンスチューンで展開。 そして、途中でいきなりもっさりもっさりとLISAのヴォーカルにVERBALのラップ、そしてTakuのトラックと、本当に最高で最強です。

[DISC 3:DVD]

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Comipilation Album『m-flo inside -WORKS BEST IV-』● '10/8/25 release

祝メジャーデビュー10周年を迎えたm-flo。10周年記念ベストアルバム「mf10」に続いては、恒例のソトシゴト集をリリース。 今作も☆TakuとVERBALの仕事ぶりが、かっこいいのなんのって。BoAにEXILE、Crystal KayにLISAといった面々とのコラボレーションで、本領発揮のサウンドやラップが飛び交います。 逆に、こういう人たちともコラボレーションしていたんだ、と知るきっかけにもなるから、意外とこういうアルバムって楽しいんだよね。まさしくm-floの仕事ぶりが楽しめる1枚。 コラボ相手を持ち上げながらも、自分たちの色をうまく組み込んでの相乗効果がハンパないものがあります。 そして、今作も2枚組みでのリリース。2枚目は、こちらもおなじみMIX CD。しかも、今回ミックスを担当したのは、DJケオリ~、ことDJ KAORI。 おなじみのジングル?も挿入しつつ、m-floの大ヒットナンバーオンパレードで、スムーズな流れを聞かせてくれます。 始まりとか前半の方はお見事なんだけれども、やっぱり最後の「let go」だけが浮いてしまった流れになってしまっているのが残念です。 うまくこの曲を組み込んで欲しかったな。でも、さすがJナンバーをミックスしてきただけあって、つかみはOKに。

6th Album『SQUARE ONE』● '12/3/14 release

m-flo is Back。ということで、tripod期、loves期の次は何をするのか。 期待に期待が膨らむ駆られの今回のアルバムテーマは、ずばり「原点回帰」というか、音を楽しむというコンセプトで制作されたという。まさしく音楽なわけですよ。 で、どのように楽しむかを期待しすぎたのももちろん、TakuもVerbalも、まずは自分達が楽しくないと始まらないわけであって、様々な隠し玉をぶつけてきたわけなんですよ。 特に、今回参加しているヴォーカリストを公表していないのも、先入観なしに音を楽しんでほしいという試みだそうで。 消臭力はお遊びだろうけど、ヴォーカルはともかく、サウンドの方はここ最近のクラブ音楽をちょっとポップにした感じかな。 エレクトロバリバリで、攻めの姿勢を見せるけれども、新鮮さにはちょっとかけるかな。 いち早く2STEPを取り入れた「come again」のインパクトはすごかったけれども、その頃に比べると、ちょっとm-floなら当たり前みたいな感じ。 ただ、原点回帰という意味では、tripod期でおなじみ、インタルードが復活し、あの「グローバル・アストロライナー社」が大きな変化を迎えています。 そして、この展開からいうと、「SQUARE 2」を期待していいのかな?5年のブランクはやっぱり大きかったのかなぁ。 DVDには、PV3曲を収録。なんか、笑撃で衝撃だったり、妥当な感じもして様々な印象を受ける3曲です。おまけに、BONENKAIライブも収録。これぞm-floな本領発揮パフォーマンスで楽しめます。 初回盤は、豪華特殊ジャケット仕様。なんと、7インチサイズのちょいデカジャケットなんです。これはこだわりを感じさせるね。

1. □[sayonara_2012]

イントロダクションは、ニュースの始まり。各国言語が飛び交い、 緊張感が伝わってくる。そこに、なんとLISAのヴォーカルで、おなじみ「come again」のサビがスローテンポで始まる。この確信犯的な展開。やるよなぁ、m-flo。

2. Perfect Place

written by m-flo + Minami (CREAM)

前曲から間髪いれずに突入。4つ打ちビートと広がるデジタルサウンドに華やかさを加えて、とにかく踊り狂うぞ。なんか、勢いでまくりのアッパーチューン。 まさしくm-flo、come backな1曲。ヴォーカルを務める女性の声も、軽やかに。Verbalのラップパートは相変わらず濃いですね。

3. ALIVE

written by m-flo + Minami (CREAM)

デジタルサウンド放出で、突き抜けるダンスチューン。こちらは芯の太い男性ヴォーカルが添えるアップテンポナンバー。 この展開も、いかにもなm-flo。歌パートとVerbalのラップパートの色濃さがギャップを生み出すけれども、うまく1つにまとまっているかな。トランシーな世界が突き抜けていった。

4. □[frozen_space_project]

インタルード。なななななんと、あの「グローバル・アストロライナー社」が倒産だって。金融危機のあおりを食らってしまったのですね。

5. Never Needed You

written by m-flo + Minami (CREAM)

広がるエレクトロサウンドと、ぽっこりぽっこりとエスニック風なリズムが加わったかと思えば、 いきなりダークなビートに路線変更して、ものすごく濃い流れを生み出す。この濃さは、やっぱりVerbalにぴったりだね。

6. Oh Baby

written by m-flo + Akihiro Namba + Toshiya Ohno

弾けるキーボードに力強いドラムが入ってきては、アッパーにかますアップチューン。ピコピコポコポコな音が降り注ぐ。 そこに、エフェクトヴォーカルが入ってきては、スパイスとなる。全体的に楽しんでいる様子が伝わってくるね。Verbalの言葉の波も押し寄せる。

7. □[square1_scene_1_murder_he_wrote]

グローバル・アストロライナー社倒産の続報。 と思ったら、マリンコビッチ博士とローリーを監禁しているという謎の男が登場。そして、銃声が鳴り響いた。

8. Don't Stop Me Now

written by m-flo

揺らぎを与えるエレクトロサウンドに、ギターがザックリと入ってくる。個性の出た男性ヴォーカルとVerbalのラップが絡み合う。 そこからドラムンベースバリの高速ビートとともに昇天しては、激しくトラックが変身。ギターと高速ビートの絡み、そして静と動の組み合わせで楽しませてくれる。

9. All I Want Is You

written by m-flo + Minami (CREAM) + Staxx (CREAM)

輝きに満ち溢れたサウンドと、メロディアスなトラックがポップさを前面に出す。キャッチーなメロディと女性ヴォーカルの相性もいいね。 そこからハードなビートが登場しては、心地よさのある煌びやかなエレクトロサウンドに変身。このアルバムの中では、結構、ポイントの高い曲だな。

10. Acid 02

written by m-flo

チキチキ系のトラックで、頭の中を駆け巡るナンバー。ビートも強め。ハードなサウンドで、ヴォコーダーラップと合わさって、 とにかくピコピコ感満載。フロア向けですな。

11. Call Me

written by m-flo + Minami (CREAM)

流れるように前曲からつながって入ってくる展開はいいね。イントロは、どこかしら「Lotta Love」のような雰囲気。 サビのメロディや女性ヴォーカルもいい味を出している。そこからハードなトラックへ展開し、ラップin。 Verbalのラップは、どこか狙いすぎて、面白ワードをそこまで入れなくても、かっこよかったんじゃないかな。

12. □[ok_i_called]

ナレーション。そして、Verbalからのメッセージ。

13. Sure Shot Ricky

written by m-flo

スペイシーに広がる空間。デジタルでサイバーなトラックに乗せて入ってきたのは、あの少年の声。これは遊んでいるね。ってか、ずるい。 そして、Verbalも攻撃的にラップを披露。ポップとハードが混在する。ただ、このアルバムの中では、1番浮いているような。

14. RUN

written by m-flo + Minami (CREAM)

お祭り/サンバ系な楽しい音をぶつけてきた後に、メロディアスなパートに変身。女性ヴォーカルも、じっくりと聞かせてくれます。 Verbalのラップも攻撃してきてノックアウト。こちらもソフトな面よりもハードな面を押した展開ですね。ためにためて、すべてをぶつけてくる力を感じる。

15. □[Square1_scene_2_don't_blink]

インタルード。捜査官のお話。随分と作りこんできましたね。おっ、一体何が起きているんだ?

16. So Mama I'd Love to Catch Up, OK?

written by m-flo

前トラックから流れるようにスタート。ハードな4つ打ちビートで攻める攻める。m-floのクラブな面が思う存分出でている。 Verbalの「そのまま踊って帰っちゃう系?」という声のみで、とにかく踊らされるトラック。

17. She's So (Outta Control)

written by m-flo + Minami (CREAM)

Verbalからスタートし、煌びやかなトラックをまとって輝きを増す。ちょっとウネウネするビートを携えて、複数女性ヴォーカルがっポップに聞かせてくれるナンバー。 さらに女性のラップでVerbalと掛け合って、随分とかっこよく仕上げてきましたね。

18. Yersterday

written by m-flo + Minami (CREAM)

このアルバムの中で、唯一のバラードナンバーかな。ほのかなピアノの音が、ちょっと「let go」を彷彿とさせる。 ちょっと切なく歌い上げる男性ヴォーカルも、雰囲気を出しているね。だがしかし、中盤からは、なんと高速ビートが入ってきて、 見事なまでにドラムンベースに大変身。メロディアスな要素を生かしつつも、力を出してきた。

19. □[to_be_continued...]

新番組の放送予告。ってことは、次回作へ引っ張るわけですか?ストーリーが気になるなぁ。

[DISC 2:DVD]

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Mix CD『m-flo DJ MIX“BON! ENKAI”』● '12/12/19 release

m-flo初のミックスCD。あれ、なんか意外だな、と思ってみたものの、確かにm-floの楽曲のみでのメガミックスはあったものの、こういうアイテムは今までやっていなかったね。 ということで、m-floの楽曲ならびにいろいろなアーティスト達のヒット曲をミックスしては、楽しいパーティーアルバムとなっています。 まさしく“宴”のノリで聞かせる。m-floの楽曲もリミックスして収録されていたり、新曲をブッ込んできたり、VERBALや☆Takuの魅力をたっぷりと出していますね。 また、安室奈美恵や浜崎あゆみなどといったJ-POPアーティスト、LADY GAGAやEMFAO、2NE1やBIG BANGなどといった海外勢も組み込んで、本当に楽しい流れを作っている。 素直に面白いと思えるアルバムですね。やっぱり☆Taku、うまいんだよね。 初回盤は金箔仕様の豪華ジャケットです。

Compilation Album『m-flo inside -WORKS BEST V-』● '13/3/27 release

m-flo、恒例の外仕事集も第5弾。相変わらず各方面からのオファーが絶えない2人ですね。 MINMIや加藤ミリヤ、HALCALIやヒャダイン、ROCKETMANやももいろクローバーZなどなど、とにかく超豪華なラインナップで楽しませてくれるね。 やはりサウンドの方は、時代を表すかのようで、それにm-floの2人も呼応している。 それでいて、やっぱりあくまでも客演なので、馴染みやすさを取り入れては、そのアーティストを上手く持ち上げるんだよね。これがいいわゆるフィーチャリング力ってやつですか。 さて、今作はなんと2枚組み仕様。毎回、ミックスCDが付いていたんだけれども、今回はm-floの「SQUARE ONE」をリミックスしたCDが付いています。 こちらは、各リミキサーが、かなりバッキバキに打ち込んできたり、懐かしさの出たトラックだったりと、幅広いサウンドアプローチで楽しませてくれます。 外から中から、m-floをトコトン味わえる1枚ですね。

2-1. SQUARE ONE Remixes Mega-Mix Mixed by Tachytelic

ド頭からどっしりヘビィなビートを打ち込んできて、力を感じた。そして、今回収録されているリミックスチューンをノンストップでつないでいます。 いいね、一気にこの新たなる世界を堪能できます。タイプが違う曲も、うまくスムーズにつながっている。さすがはTachytelicの業だ。

2-2. All I Want Is You (Ken Oshima Remix)

Remixed by Ken Oshima

のっけから4つ打ちビートをかましては、攻めの姿勢を感じさせるリミックスチューン。サビはオリジナルの要素を残して、 しかし、その後はリミックスらしい音の波に呑み込まれる。VERBALのラップとともに、仕掛けてきた。EDMバンザイみたいなノリだね。

2-3. Perfect Place (Booty Bronx Remix)

Remixed by Booty Bronx

キタキタキター、と畳み掛けてくるビートで、ノリにノリまくるリミックスチューン。いかにもDJのお仕事です、というような変化がかっこいいんだよね。 とにかく攻めてきます。

2-4. So Mama I'd Love To Catch Up, OK? (Norihito Ogawa Remix)

Remixed by Norihito Ogawa

バッキバキのピコピコで、ウキウキさせてくれるクラブリミックスチューン。 ビートを畳み掛けては、とにかくフロアに渦を巻き、あらゆるものを巻き込んでくる勢いだ。濃いぞ。

2-5. RUN (KNOXX Remix)

Remixed by KNOXX

高速ビートを叩き込んできては、ドラムンベースよろしくバッキバキのリミックスチューンですごいね。 縦横無尽に飛び交っては、ノックアウトです。

2-6. All I Want Is You (TT & NAVE Remix)

Remixed by TT & NAVE

同じくドラムンベースな高速ビートで畳み掛けてくるリミックス。これは前曲から続けて聞くと、ちょっと疲れるかもな。 オリジナルの切なさも昇華しては、力をつけて、新たな魅力を出してきましたね。ある意味かっこいい。

2-7. Never Needed You (Kentaro Takizawa Remix)

Remixed by Kentaro Takizawa

いろいろな効果音を付け足しては、どこかしら懐かしい感じがするトラック。 どこかしら1990年代初頭の匂いが漂うね。瀧澤賢太郎によるリミックス、なかなか乙です。

2-8. All I Want Is You (KAN TAKAHIKO Remix)

Remixed by KAN TAKAHIKO

これまた前曲のリミックス同様に、懐かしさを漂わせるリズムトラック。 こういうサウンドを持ってくると、逆に新鮮な感じになるよね。1990年代のシティポップというか、アーバンソウルな波に呑まれます。

2-9. She's So (Outta Control) (Boys Get Hurt‘Always Summer’Remix)

Remixed by Boys Get Hurt

4つ打ちビートは軽やかハウスなんだけれども、全体的にポップな仕上がりになっています。 どこかしら1980年代ディスコサウンドも彷彿とさせていて、煌いていますね。

7th Album『NEVEN』● '13/3/13 release

m-flo、前作「 SQUARE ONE」から1年というインターバルで届けられた通算7枚目のオリジナルアルバム。 「SEVEN」と「 HEAVEN」、そして「NEVERLAND」をかけて作った造語のタイトルを軸に、前作インタルードに続く物語も展開。 また、今回もゲストヴォーカリストの正体は明かされていませんが、1回聞いただけでも「あぁ、あの人か」とわかる人もいれば、「誰が歌っているんだ?」というようなトラックもあります。 こういう意味では、サウンドやヴォーカル、曲に焦点が行くのかもね。ベースとして前作の延長を行くサウンドで、m-foの要素にEDMをプラスしたような、今、m-fo自身がやりたい音を放出している。 となると、やっぱりtripod期やloves期のような音を期待していると、痛い目を見ます。このm-floのスピードについて行くのも、結構大変だね。 だからこそ、大衆向けに仕上げたクラブ用トラックで盛り上がりに拍車をかけてきます。その証拠に、CD+DVDに収録されているライブ映像で、その意向を汲み取れるような気がする。 ライブは前作アルバムの楽曲を中心に、ヒットナンバーも幾つかリミックスされてアップデート。アゲアゲモードで大バコを盛り上げるVerbalと☆Takuです。 この先のm-fo、ますますコアな部分に攻めてくるような気がするな。ともなると、好き嫌いがはっきり分かれそうだ。

DVD

1.

2.

LOVER

Live at“Reebok CLASSIC predents m-flo TOUR 2012 SQUARE ONE”

(TCY Snippet Edit)

1. #canuhearthestars?

written by 佐藤大 and Muga Takeda (Storyriders Co., Ltd)

物語の始まり始まり。ドラマティックなサウンドに乗せて、 キャラクターが喋るイントロダクション。NEVENの世界が始まる。このトーンで音楽用語が並ぶと、違和感あるね。

2. YEAH!

written by m-flo + Minami (CREAM)

弾むピアノの音が印象を放つ始まり。 しかし、その後ロッキンな激しさを携えて、どっしりと。そして4つ打ちビートのダンスナンバーに変身しては、アゲアゲモードで展開して行く、ヴァラエティに富んだ1曲。 m-floにとっても、いろいろな要素をギュッと凝縮させた、お祭りトラックな感じかな。

3. TONITE

written by m-flo + MINMI

イントロ無しでヴォーカル、そしてVerbalのラップが入ってきて、次第に盛り上がりに拍車がかかってきます。 シンセの鮮やかな音がきらびやかに展開。間奏からはドープな4つ打ちビートで進行。妖しさを携えて、ディープに。ポップでキャッチーな面も見せるけれども、う~ん、何か物足りないな。

4. #395days

written by 佐藤大 and Muga Takeda (Storyriders Co., Ltd)

物語。バックのサウンドは、まるで「 COWBOY BEBOP」のブレイクビーツのようなリズムトラック。クールに聞かせてくれる。

5. NO WAY

written by m-flo

Verbalのラップがクールに展開する始まり。そのも力強いビートとクールでドープな展開を見せる。濃いんだ、これがまた。 リズミカルな雰囲気で、ノリがいいね。途中でシンセサウンドを放出しながら展開したりと、かなり強力だ。どちらかというと、初期m-floに近いサウンドアプローチだね。

6. Das Dance (Like That)

written by m-flo + Matt Cab for STAR BASE MUSIC

タイトル通りにダンストラック。 心地の良い4つ打ちビートが展開。静と動がうまく絡み合い、バランスよく進行しては、m-floらしさをぶっこんできました。

7. Butterfly

written by m-flo + Minami (CREAM)

ショットガンの音でインパクトを与えたイントロを経て、鮮やかなデジタルサウンドが彩るミディアムグルーヴのダンスチューン。 華やかさたっぷりに、色めくm-flo。切なさとポップな雰囲気を合わせたメロディがいい味を出していますね。

8. #backinbusiness

written by 佐藤大 and Muga Takeda (Storyriders Co., Ltd)

物語。淡々と警察の捜査が進んでいる様子。バックは、これまたクールなブレイクビーツ。

9. CHANCE

written by m-flo

ためてためてのトラックで、サビで大爆発。ノリのよい4つ打ちビートと、ちょっとざらつき感のあるサウンドが鋭く攻めてきます。 ヴォーカルにもエフェクトをかけて、いじくりまくっては、m-floの遊び心をたっぷりと伝える。

10. One In A Million

written by m-flo + Minami (CREAM)

冒頭からシンセで音を飾っては、攻めの姿勢を感じる。随分と伸びやかなヴォーカルが響き渡るバックには、 バッキバキのダンスビートで力強さを増す。うん、ノリの出たトラックなんだけれども、あまりにも無難な気もして、ちょっと残念かな。

11. LOVER

written by m-flo + Miliyah

「SQUARE ONE」に続き、m-floが再び動きだす。シングルとしては、「Love song」以来、実に約6年半振りとなる通常リリースでお届け。 ゲストヴォーカルは伏せていますが、バレバレじゃん。バラードをじっくりと聴かせてくれるのも、「let go」以来かな。 切ない女性ヴォーカルとともに、ピアノをフィーチャーしたトラックがドラマティックに盛り上げてきます。 Verbalのラップはいつも通り、熱を込めてきます。「let go」は越えられないけれども、なかなか聞き応えのある作品に仕上がっていますね。

12. #anotherreality

written by 佐藤大 and Muga Takeda (Storyriders Co., Ltd)

物語。位相差空間ゲートって、やっぱりCOWBOY BEBOP的な世界観だよね。

13. FNKY ALGORTHM

written by m-flo + Minami (CREAM)

これまた、濃いな。ビートを打ち込んできては、まさかのドラムンベースなアゲアゲトラックをかまして、とにかくアグレッシヴに攻め込む1曲。 もう、なんでもありなm-flo、って感じだよ。やっぱり、この2人、とてつもないね。途中で静かになっては、再びアゲアゲまで行く流れがとってもたまらなくてかっこいい。

14. #NEVEN

written by 佐藤大 and Muga Takeda (Storyriders Co., Ltd)

前曲から続けて入る物語。なにやら、神妙な展開。

15. JOURNEY X

written by m-flo + UNICO

久しぶりに2STEPをドロップ。これは面白いな。m-flo=2STEP、「come again」みたいなところがあるから、懐かしさもあるし、新しさもある。 ただ、曲自体は、なんだか淡々と展開している感じかな。やっぱりVerbalパートだけはサウンドが変身したね。

16. TRANSFORMERZ

written by m-flo

まさしくトランスフォーマーな1曲。バッキバキのダンストラックをぶつけては、ヴォーカルとラップが熱いバトルを繰り広げる。 いい意味で先が読めないけれども、アゲアゲダンストラックで、ギュッと心をつかんできますね。

17. #back2square1

written by 佐藤大 and Muga Takeda (Storyriders Co., Ltd)

次回予告。ドラマティックなサウンドに乗せて聞かせるんだけれども、まったくストーリー展開がわからなくなってきた。

[DISC 2:DVD]

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Mix CD『m-flo DJ MIX“ASOBON! ENKAI”』● '13/11/27 release

m-floのミックスCD第2弾。前作「BONENKAI」が、ASOBISYSTEMとタッグを組んで「ASOBONENKAI」になってパワーアップ。今回も、m-floならではの選曲チョイスでメガミックス。 J-POP、K-POPの曲で構成されている流れで、所々にm-floらしい効果を付け足しています。ここでしか聞けないリミックスなどもあって、貴重だし、うまい具合に遊んでいる感じが伝わって来ますね。 ノリは出ているんだけれども、なんだか物足りないところもあるかな。 前作は洋楽ナンバーも入ってミックスされていたので、その要素がなくなったぶん、ちょっと勢いが落ち着いているかな。

8th Album『FUTURE IS WOW』● '14/3/26 release

m-flo、早くも登場のアルバムは、前作「NEVEN」から約1年、その間、カットされたシングルは「Go Crazy」を配信でリリースしているけれども、 フィジカルのCDシングルとしてカットされているものはないので、ほぼ全曲初出しみたいなものだね。 前作、前々作の流れをたどり、今作はストレートにEDMの世界、m-floというグループじゃなくても、正直成り立ってしまうような作りが、正直、残念なんだよな。 リスナーも賛否があるし、最先端を行くグループというのもわかるし、tripod期のような新鮮さも欲しいし、難しいところです。 フィーチャーされたアーティストは、大御所・浜崎あゆみはじめ、BIGBANGのSOL、[Alexandros]の川上洋平なんて面白い器用だと思う。 そのほか、Ruby ProphetやDAOKO、鷲尾伶菜やMatt Cabなんている人選は、m-floならではか。彼らのヴォーカルとEDMサウンドを絡ませて魅了してきます。 いつも楽しませてくれるインタルードのストーリーはイマイチ盛り上がりにかけるかな。こういうところも緻密な設定が面白かったんだけれどもね。 さて、Taku、Verbal、この先どんな音を使って、未来を楽しませてくれるんでしょうか。 今作は、m-flo初のBlu-ray付属バージョンも登場。DVDでは、いいとこ取りの「NEVENツアー」渋谷AX公演を、Blu-rayではフルで収録。 「SQUARE ONE」「NEVEN」収録ナンバーを中心に、ライブ会場をフロアに仕立て上げる。ゲストが加藤ミリヤだけっているのが残念。ただ、ツインドラムというバンドメンバーの起用は面白いね。 そのほか、PVを2曲収録と、盛りだくさんの内容。

1. Discovery of Wow (Intro)

Written by m-flo

イントロダクション。通信状態が悪いようですね。最後におなじみ、Lori Fineがナレーションして次へとつなぐ。

2. Spark / m-flo + Ruby Prophet

Written by m-flo, J-Hyper for ONEPEACE INC. with OPM

本領発揮と言わんばかりに、Verbalが英語でラップを畳み掛けてくるトラック。 始まりはどっぷりミディアムグルーヴだったけれども、サビ直前でヒートアップ。みるみるうちにビートを叩き込んでは、ドラムンベースでアッパー西b¥かけてきます。 Ruby Prophetも軽やかにヴォーカルを聴かせます。おしゃれでかっこいい、まさしくm-floな1曲だね。

3. Go Crazy / m-flo + SOL (from BIGBANG)

Written by m-flo, J-Hyper for ONEPEACE INC. with OPM

BIGBANGのSOLを迎えてのクールなダンスポップチューン。 まさしくEDMな静からアッパーへと流れてゆく構成は、安心して聴けますね。ただ、SOLのヴォーカルテンションはそこまで変わっていないんだな。無難に歌いこなしている感じです。

4. She Got Me

Written by m-flo

押し寄せてくるデジタルサウンドの波。そして、アッパーなビートの渦に吸い込まれてゆく。 VerbalのラップとTakuのプレイが重なる1曲。EDMサウンドの圧が強いから、Verbalのラップもいつも以上に攻撃的に感じるね。

5. Flashback to 21st Century (Interlude)

Written by m-flo

矢島正明のナレーションで始まり。バックでピコピコポップボコスカ、響き渡ります。 ただ、ナレーションはエフェクトをかけなくても良かったんじゃないかな。

6. My Way / m-flo + ayumi hamasaki

Written by m-flo, MACO for ONEPEACE INC.

ここに来て、m-floと浜崎あゆみのコラボレーションが来るとはね。ゆったりどっぷり、ビートでじっくりと聴かせるナンバー。 まるで、浜崎あゆみ自身のことを歌っているかのようだね。あたしだけのStyleは、ここでも発揮。ヴォーカルはどうしてもビブラートを効かせたくなるのか。そこばかりに、耳が行ってしまう。 そして、トラックもなんだか無難というか、あっさりというか、ワクワクはあまりしないかな。ただ、浜崎あゆみがラップを披露する、というのが話題になりました。

7. Young & Restless / m-flo + MNDR

Written by m-flo, MNDR

冒頭からの4つ打ちビートで弾けまくり。ピアノがメロディアスに聴かせるイントロに引き込まれてゆく。MNDRのヴォーカルも華麗で、鮮やかに舞う。 良くも悪くも、王道EDMの流れで、静から、溜めて、激しくなるスタイルはもちろん盛り上がりますね。Verbalのラップスタイルが、なんだかいつもと違った雰囲気。

8. Welcome to the Bassline

Written by m-flo

ドンドコドンドコ、ビートを打ち放つEDMチューン。☆Takuのお仕事ぶりが思う存分に発揮されていますね。 4つ打ちよろしく、ビープ音でスパイス。ピコピコバチコン、どっしり決めて来ます。

9. 10x Larger (Interlude)

Written by m-flo

ニュースのお時間。どこか危機感が伝わって来ます。

10. FLY / m-flo + Yoohei Kawakami

Written by m-flo, Yoohei Kawakami

川上洋平を迎えて、アコースティックギターとデジタルサウンドをバックに仕上げるナンバー。 いわゆるAvicii「Wake Me Up」的なサウンドで、温かいながらもクールに聴かせるタイプの曲。川上洋平のヴォーカルが結構激しく突き刺してくるね。後半はがっしりダンスビートで味付け。

11. IRONY / m-flo + daoko

Written by m-flo, daoko

daokoをフィーチャー。早速コーラスで魅了してきてうっとり。こちらもギターの音をざっくり。 そしてラップのように言葉を巧みに投げかけるdaokoのインパクトがあって、なかなか聞きごたえがあります。ミディアムテンポのグルーヴが心地よさを出して来ます。

12. d.w.m / m-flo + Reina Washio (Flower / E-girls)

Written by m-flo, MACO for ONEPEACE INC.

鷲尾伶菜が参加したEDMチューン。といっても、まずはVerbalがラップで盛り上げて、サビでビートをとことん叩きまくる。 歌パートは、静かに展開。う~ん、もう歌やラップよりもサビパートのビートを楽しめ、みたいな勢いに終始徹している感じかな。

13. Safe & Sound (Interlude)

Written by m-flo

21世紀の音楽について、Lori Fineからのご説明です。バックでは、ドラムンベースがいい感じに響き渡ります。

14. own the sky / m-flo + Bella Blue

Written by m-flo, Bella Blue

Bella Blueが麗しのヴォーカルを聴かせて始まるナンバー。 サビでガツンとビートを加えて魅了して来ます。いい具合にパンチを効かせて、Takuの音づかいもかなり一癖二癖出して来ます。 ヴォーカルもいじくって、随分とひねくれているね。静と動をうまく利用したEDMチューンです。

15. Show You More / m-flo + Matt Cab

Written by m-flo, Matt Cab for ONEPEACE INC., MACO for ONEPEACE INC.

イントロから電子音で魅了する。この勢いだと、一気に4つ打ちEDMに行くかと思いきや、Verbalのラップパートでどっぷりグルーヴィーに。 その後、Matt Cabが軽やかにヴォーカルを披露。後半からようやく、本領発揮なドラムンベースチューンでアッパーに畳み掛けて来ます。

16. FIND A WAY / m-flo + MACO

Written by m-flo, MACO for ONEPEACE INC.

冒頭からVerbalのラップが炸裂。かなり勢いが出ていて、圧倒される。 その後はMACOがヴォーカルを聴かせて魅了してきます。優雅に歌った後は、4つ打ちEDMで煌びやかに展開。 MACOもどこかしら余裕な雰囲気。サビでのビートが入ってくると、よりたくましさを感じるようになる。

17. Your Future Is Wow (Interlude)

Written by m-flo

再び矢島正明のナレーション。渋いよね。そしてセンスが光る。

18. 1NCE AGA1N

Written by m-flo

ピコピコ打ち放ったかと思えば、ちょっと切なさも醸し出してくる。そんなサウンドをバックに、Verbalがラップを炸裂。 ドリーミングなサウンドにうっとり。Verbal&Takuの声が不思議と胸に染み込んでくるんだな。この「2人」というのを、m-floの2人として見ると、どうなるんだ、この先は?

[DISC 2:DVD / Blu-ray]

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Compilation Album『EDM-FLO』● '14/3/26 release

アルバム「FUTURE IS WOW」と同時発売となったm-floのミックスCD。今回は、タイトル通りにEDMナンバーをつなぎ合わせて聞かせてくれます。 なんだ、てっきりm-floの楽曲をEDMにミックスして繋いでくるのかと思いきや、特にそういったわけではなかったみたい。 でも、m-floの新曲や新リミックスはじめ、世界でアゲアゲなEDMトラックをつなぎ合わせて盛り上げて来ます。 盛り上げてくるのかなぁ。途中、Aviciiのところだけ、前後に違和感があって、この曲だけ独立している感じ。流れがここで、ブツッと切れてしまうような感じなんだよな、残念。 もうちょっとm-floらしさ、Takuらしさみたいなものを感じされれば良かったかな。そう、m-floの楽曲ももうちょっと入れてミックスして欲しかった。