album

1st Album『nobuchikaeri』● '05/12/21 release

大沢伸一に見出されてデビューした信近エリが、1st Albumをドロップ。大沢伸一が全面プロデュースしており、類まれなる才能を信近エリに注いでおります。 お得意のハウスサウンドだけでなく、アコースティックテイストの楽曲やバラードなど、様々なサウンドを聞かせてくれます。 その音にシンクロするかのように、信近エリもパワフルなヴォーカルだったり、せつなく感情のこもったヴォーカルだったりと、表現力豊かに聞かせてくれる。 さらに、信近エリの作詞能力も開花しており、若いながらに説得力のある詞には驚かされます。そのほかにも、チバユウスケやMonday満ちるなども参加した、強力な1st Albumとなっております。 ジャケットの信近エリからは、目力を感じる。初回版はデジパック仕様です。

1. Forest of Dreams (Intro)

Music:Shinichi Osawa Produced & arranged by Shinichi Osawa

アルバムのオープニングを飾るインストナンバー。タイトル通りに森の中をさまようなアンビエント要素があります。次曲への見事な流れを作り上げたトラック。

2. Lights

Words:Eri Nobuchika Music:Shinichi Osawa Produced & arranged by Shinichi Osawa Strings arranged by Shinichi Osawa & Tatsuya Murayama

記念すべき信近エリのデビュー曲。静かな幕開けで、じっくりと彼女のヴォーカルを感じることの出来るトラック。 ストリングスの入りが、ちょっとスリリングだね。サビ直前から、力が集中。そしてサビで一気に爆発。大沢伸一の得意とするハウスサウンドと、美しいメロディライン。 そこに情緒豊かな仕上がりのヴォーカルが融合する。これは本当にいい曲だ。間奏でのストリングスが本当に美しいこと。静と動が見事に組み合わさった1曲です。

3. SING A SONG

Words:Yusuke Chiba Music:Shinichi Osawa Produced & arranged by Shinichi Osawa

デジタルサウンドと4つ打ちビートが眩しいダンスナンバー。注目すべきは、やっぱり作詞がチバユウスケというところだね。詞からはチバワールドが伝わってきます。 大沢伸一の作るトラックも、かなりアゲアゲモード。サビに向かって盛り上がりを聞かせてくれます。サビでの信近エリのファルセットが、なかなかセクシーじゃありませんか。

4. Sketch for Summer

Words:Eri Nobuchika & Quest Lovers Music:Shinichi Osawa & Brian Lynch Produced & arranged by Shinichi Osawa

信近エリの3rd Singleは、夏の終わりを切なく歌い上げるバラードチューン。 ピアノでしっとりと奏でられたサウンドをバックに、時にはかなく、時に感情が高ぶるようなヴォーカルで魅了させてくれる。 ベースをプロデューサーの大沢伸一が、アコースティックギターを田中義人が担当するなど、 強力な体制となっていますね。静かながらに、奥底にはやはり秘められた力があるね。歌い上げる信近エリに拍手です。

5. 靴を鳴らそう

Words:Eri Nobuchika Music:Shinichi Osawa Produced & arranged by Shinichi Osawa

ギターを大沢伸一が奏でるミディアムナンバー。しっとりモードで、信近エリのヴォーカルを感じることの出来る1曲。 っていうか、バックはギターとコーラスのみなんだね。それでこのヴォーカルの表現力。とてもデビューしたてのアーティストとは思えませんね。歌詞は等身大ですかね。

6. Inner Grow

Words:Monday Michiru Music:Shinichi Osawa Produced & arranged by Shinichi Osawa

全編英語詞のナンバー。歌詞を書いたMonday満ちるは、コーラスも担当しています。クールな4つ打ちナンバーで、曲の大きさが伝わってくるね。 大物相手に信近エリも見事な歌声を披露。表面では熱さを出していないものの、内に秘めたる力が解き放たれている。まさに「Inner Grow」な1曲です。すごいよな、大沢伸一は。

7. I hear the music in my soul

Music:Shinichi Osawa Produced & arranged by Shinichi Osawa

いかにも大沢伸一なダンストラック。ファンキーでアッパーながら、おしゃれ要素も逃さない。しかし、これを信近エリの楽曲として扱っていいものなのか。 これはMONDO GROSSOでやるべきだったんではないでしょうか。信近エリをフィーチャーしたトラックといった感じですが、かなり効き目がありますね。

アルバムでは、若干エディットをかけてコンパクトサイズとなっております。

8. Voice

Words:Eri Nobuchika Music:Shinichi Osawa Produced & arranged by Shinichi Osawa

デビュー曲「LIGHTS」で圧倒的なヴォーカルパフォーマンスを聞かせてくれた信近エリが放つ2nd Single。ギターのラテンフレーバーが情熱的なナンバー。 さすがは大沢伸一だ。そこにハードハウストラックがグツグツ煮えたぎるかのごとく入り混じります。サビでのヴォーカルがまた、抑揚があってたまらないね。

9. 鼓動

Words:Eri Nobuchika & Magara Sugaya Music:Shinichi Osawa Produced & arranged by Shinichi Osawa

1st Album「nobuchikaeri」からの先行シングル。極上かつ力の入ったバラードナンバー。 始まりは静かに。サビで信近エリの持つ力を見せ付けるかのように、音が増しては広がってゆく。 バックのサウンドも、実にゴージャスだ。生音オンパレード。ホーン部隊に田中義人のギターに、Monday満ちるのコーラスと、豪華なトラックです。

10. Desert of Dreams (Interlude)

Music:Shinichi Osawa Produced & arranged by Shinichi Osawa

インタルードナンバー。軽い打ち込みトラックとアコースティックギターがからみあいます。そして、静かに消えてゆく。

11. 夢のかけら

Words:Magara Sugaya Music:Shinichi Osawa Produced & arranged by Shinichi Osawa Strings arranged by Shinichi Osawa & Tatsuya Murayama

クールな打ち込みトラックで進行するミディアムナンバー。しばらくは複雑な展開で難しいね。しかし、やっぱりサビで決まった。 信近エリの力を放つかのような広がりを聞かせてくれるメロディ。キーが高めなんだけれども、伸びやかなヴォーカルを聞かせてくれる。壮大なナンバーとなりました。

12. 陽だまり

Words:Eri Nobuchika Music:Shinichi Osawa Produced & arranged by Shinichi Osawa

アルバムのラストを飾るナンバーは、大沢伸一のギターをバックに、しっとりと歌い上げるバラードチューン。 3拍子ながら、難なく歌ってしまう信近エリに圧倒されます。

Remix Album『nobuchikaeri.rx』● '06/5/10 release

大沢伸一の秘蔵ディーヴァ、信近エリが、1st Album「nobuchikaeri」に続いて、初となるリミックスアルバムを発表。 全7曲と少ないながらに、彼女のパンチのある楽曲を、多彩なアーティスト達がリミックして、楽しませてくれる。 Fantastic Plastic MachineやRoyksopp、Matthew Herbertなど、国内外のアーティスト達が集合するところが、大沢伸一の持つ力のすごいところだね。 パワフルかつダンサブル。信近エリの力をフルに生かしたトラックが集まりました。初回版はデジパック仕様となっております。

1. Lights “FPM obsession mix”

Remix and additional production by Fantastic Plastic Machine (Tomoyuki Tanaka)

信近エリのデビュー曲が、Fantastic Plastic Machineの手によって、様変わり。 オリジナルの持つ緊迫感はそのままに、F.P.M.の持つポップさを加えたりミックスチューンです。 独特のビートとSEで味付けされたトラックで、力が増大されているね。聞き応えたっぷりの8分半。

2. SING A SONG “Royksopp i kramsnφ remix”

Remix and additional production by Royksopp

煌びやかなイントロから始まり、いきなりノイズのようないびつな音が入るという展開に驚かされるリミックスチューン。 オリジナルよりも若干遅いテンポで、印象も随分変わったね。独特のデジタルビートで味付けを施したロイクソップ、かっこよすぎます。

3. I hear the music in my soul “Mutiny's ‘special edition' remix”

Remix and additional production by Mutiny

なんか、これまた不思議なビートを叩きつけているね。 そして、信近エリのヴォーカルを加工して、不思議な世界へ。もっさりとしたクラブフロア対応トラックです。

4. Voice “Azzido Da Bass remix”

Remix and additional production by Azzido Da Bas and Andre Winter

ヘビィなロックアレンジで、よりかっこよくなったシングルナンバーのリミックスチューン。 ここまで攻撃的なトラックになるとはね。これはおもしろいし、かっこいいよ。サビももっとロックしていたらよかったな。

5. 鼓動 “Herber't pikey remix”

remix and additional production by Matthew“pikey in the car park”Herbert

奇妙な声がスパイスとなるリミックスチューン。 独特のビートは、サビでようやく姿を明らかにする。ちょっとしたラテン要素を含む。だけど、浮いたり沈んだりと、自由気ままなトラックだよね。

6. 夢のかけら “Linus Loves remix”

Remix and additional production by Linus Loves and John Clarke

ピコピコとデジタルビートが放たれたりミックスチューン。 冷たくクールな雰囲気が進行します。パンチの効いたビートと、ストリングスがこれまた絶妙なハーモニーを生み出しているね。

7. 陽だまり “Akufen clueless mix”

Revisited by Marc Leclair at“La Chinque Risquee”

アコースティックギターの音色と、独特のビートが絡み合うリミックスチューン。 切なさと儚さの中に、力強さも加えられて、不思議なトラックへと変身した。

2nd Album『hands』● '09/6/3 release

信近エリがついに再始動。オリジナルアルバム「nobuchikaeri」から3年半。随分と待ちました。 その間、プロデューサーの大沢伸一の元を離れ、アーティストのプロジェクトにゲストで参加したり、細々と活動していましたが、新しい道を切り開いた。 今作は、実に優しさを感じさせるトラックの数々。全8曲ながらに、信近エリの現在が詰め込まれています。 さらには作家陣も何気に豪華なんだよね。大橋トリオやさかいゆう、高田蓮といいた名前があって、信近エリが先取りしています。このアーティスト達とのコラボレーションが、とても新鮮に映る作品。 信近エリ自身、やっぱりヴォーカルに変化が表れているね。これまでは、声を張るディーヴァタイプのヴォーカルスタイルだったけれども、より表現豊かに情緒深く、 気持ちがこもっています。これからどう変化していくか、実に楽しみですね。

1. Melody

Words:Eri Nobuchika Music:Ryuichiro Yamaki Produced, Arranged & Programming by Ryuichiro Yamaki

アコースティックギターの音色が優しさを生むミディアムナンバー。 信近エリのヴォーカルは、温かく包み込んでくれるような柔らかさがありますね。そして、どこかしらヴォーカルに余裕も感じられる。長い間、待っていた甲斐があります。

2. きみなんだ

Words & Music:Yu Sakai Produced, Programming & all performed by Yu Sakai

新進気鋭のミュージシャン、さかいゆうが手がけたジャジーなナンバー。意外にパンチのあるバックの音に、信近エリのヴォーカルも負けじと個性を出してくる。 ヴォーカリストとしての力を思う存分に発揮している。バックコーラスで参加しているさかいゆうも、いい味を出しているな。

3. タシカナモノ

Words:RYOTA Music:THE COMPANY Produced & Arranged by THE COMPANY

アコースティックギターをバックに、心地よく聞かせてくれるミディアムバラード。 信近エリのヴォーカルも生き生きしていて、どこかオーガニック。そしてどこか真っ直ぐで芯が強い。トラックプロデュースはTHE COMPANY。信近エリをおいしく料理しています。

4. Calling you

Words:Eri Nobuchika Music:Daisuke Kojima Produced & Arranged by Daisuke Kojima

ジャングル/ドラムンベースのような高速ビートをまとって聞かせてくれるミディアムナンバー。 でも、信近エリはじっくりと落ち着いたヴォーカルを聞かせてくれる。主人公の気持ちの表れだね。

5. せせらぎ

Words & Music:Eri Nobuchika Produced & Arranged by Ren Takada

作詞ならず作曲までも信近エリが手がけた意欲作。 ゆったりミディアムナンバーです。アレンジ、プロデュース、さらにギターで高田蓮が参加しています。ジワリジワリと温もりが伝わってくるようなサウンドですね。

6. つなぐみらい

Words:Toshiko Ezaki Music:Jin Oki Produced & Arranged by Jin Oki

アコースティックセッションのようなミディアムナンバー。 ヴァイオリンの音色もポイントになっていますね。信近エリのヴォーカルは、どこかしら低音が効いているような感じで味付けられている。音が優雅に舞う。

7. STEP

Words:Eri Nobuchika Music:Jin Oki Produced & Arranged by Jin Oki

笛や手拍子、信近エリのコーラスが情熱的に響くラテンナンバー。 若干、ハスキーな信近エリのヴォーカルがいいね。息遣いも聞こえてきます。熱い。秘めたる熱を解き放つ1曲。

8. DEEP BLUE

Words & Music:Yoshinori Ohashi Produced by Yoshinori Ohashi

大橋トリオこと大橋好規のプロデュースナンバー。しっとりピアノがゆったり響き渡るバラードに仕上がっております。 どっしり、しっかりとしたヴォーカルが突き刺してくるかのよう。それでいて、滑らかに滑るように、変幻自在の信近エリが聞かせてくれる。

3rd Album『III』● '16/11/2 release

ヴォーカリスト、信近エリの久しぶりとなる作品。アルバムとしては3作目。全7曲、どれもが濃密な仕上がりのトラックです。 主にi-depのナカムラヒロシとGENTOUKIの田中潤がプロデュースを手掛けています。やはり、この人の持ち味でもあるヴォーカルを思う存分に味わうことができますね。 ゴスペルテイストを出してきたかと思えば、ジャジーなテイストを出したトラックもあり、また親への想いを綴った感動的なバラードなど、本当にヴァラエティ豊かな表現力て聞くものを虜にさせる。 そして、TVで披露して話題となった、カバーナンバー「Woman “Wの悲劇”より」も収録。これはかなりドラマに仕上がっていますね。 何はともあれ、ますますの活躍、そしてアイテムのリリースに期待したいシンガーです。

1. Everybody needs love

Lyrics:nobuchikaeri Music:Hiroshi Nakamura (i-dep) Sound Produced by Hiroshi Nakamura (i-dep)

弾んだ音遣いで、ウキウキワクワクなテイストを出してくる。どこかしらモータウン風なメロディパート。 サビではさらにヒートアップして、ゴスペルテイストも出てきた。ストリングスの力とヴォーカルの力で一気に世界へと引き込んできますね。 タイトとる通りに愛に満ち溢れています。

2. アァモウイッソ

Lyrics:nobuchikaeri Music:Jun Tanaka (GENTOUKI) Sound Produced by Jun Tanaka (GENTOUKI)

ピアノの美しさがイントロで飾ってきました。その後は瑞々しさのある信近エリのヴォーカルとピアノペースのロックチューンが展開。 タイトルのような、勢いがうまく出ているけれども、丁寧すぎる感じもするかな。サビはもっと弾けてもいいくらい。

3. たったひとつの恋

Lyrics:nobuchikaeri Music:Jun Tanaka (GENTOUKI) Sound Produced by Jun Tanaka (GENTOUKI)

オシャレなピアノジャズなテイストでまったりと始まり始まり。でも、歌詞は裏腹に少々切ない。 そして、信近エリのヴォーカルがまたパワフルで、ヴォリュームがあるんだな。あの日のあなたと私に戻りたいと、回顧する歌です。

4. Hello

Lyrics:nobuchikaeri Music:Hiroshi Nakamura (i-dep) Sound Produced by Hiroshi Nakamura (i-dep)

シンプルなタイトル。しっとりテイストも出ているバラードチューンです。 サビでは一気に音がガツンとぶつかったバンドサウンドで、しかもストリングスも加えてゴージャスな世界へと変身です。 親との別れをテーマに、どっしりストレートに気持ちがぶつかってきます。

5. 君の声を

Lyrics:nobuchikaeri Music:Jun Tanaka (GENTOUKI) Sound Produced by Jun Tanaka (GENTOUKI)

ピアノがイントロで飾ってくるシンプルなバラード。冒頭からの信近エリのヴォーカルパフォーマンスに、一気に引き込まれるね。 サビではストリングスも加わって、丁寧なロックチューンに。冨田ラボ的な雰囲気の中、君のことを見ていたいと歌います。

6. Beautiful

Lyrics:nobuchikaeri Music:Jun Tanaka (GENTOUKI) Sound Produced by Jun Tanaka (GENTOUKI)

この曲もピアノの音が生き生き伝わってくるね。力強い信近エリのヴォーカルが展開する中、美しさと力強さを兼ね備えて、サビで展開。 あなたを必要とする人がいると、背中を押してくれます。

7. Woman “Wの悲劇”より

Lyrics:Takashi Matsumoto Music:Karuho Kureta Sound Produced by Jun Tanaka (GENTOUKI)

薬師丸ひろ子のナンバーのカバー。力強さのある信近エリのヴォーカルから伝わる説得力と安心感。 アレンジも大人ロックな味わいで、上品ですね。信近エリの世界として、見事聞かせてくれました。

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