album

●1st Album『numero uno』● '99/8/21 ('02/5/7) release

Jazztronik、初の作品となるアナログ盤をCDバージョンとして復刻。何はともあれ、Jazztronikというプロジェクトの世界を端的に現すような曲が揃っています。 「Brisa」や「Siesta」など、タイトルからしておしゃれなんだけれども。 曲の方も、随分とおしゃれだね。プログラミングビートと共に、Jazztronik=野崎良太の奏でるピアノやキーボードの音が本当に心地よくて、 おしゃれに彩る。ヴォーカル曲も数曲あるけれども、うーん、この段階ではイマイチかな。ジャズを下地にして、ハウスやクラブテイストをふんだんに盛り込んだポップチューンで魅了してきます。 まぁ、まだまだ出始めなので、試行錯誤な面もあるとは思いますが、Jazztronikらしさというものが伝わってくる作品ですね。野崎良太の才能が開花しようとする。

1. Brisa

music by Ryota Nozaki words by Bebe & Eliana

静かな幕開け。まったりとしながら、サンバ/ボッサテイストのサンドと心地よいヴォーカルが入ってきました。とにかくおしゃれ。 タイトル通りに心地の良い風を送ってきました。ラストはまったりテイストで、8分強のロングラン。Jazztronikのセンスが光る作品ですね。

2. Song of Babe!

music by Ryota Nozaki & Bebe

美しきピアノの音で始まり、サンバテイストのビートが入ってきては、躍動感が出てきた。 そこに入ってきたBebeのヴォーカルが、あまりにロリータ系に聞こえてしまったので、ひっくり返った。うーむ、ヴォーカル以外はいい雰囲気なんだけどね。サックスの音が深くてかっこいい。

3. From the picture

music by Ryota Nozaki

イントロからどしどしとビートを打ち込んでくる。サンバホイッスルも入っては、 躍動感溢れるナンバー。おしゃれなギターの音と、ピアノやキーボードの優雅な音が絡み合っては、うっとりさせてくれるトラックへと変身する。

4. Now or never

music by Ryota Nozaki words by Kaoru Mlfaume

6拍子のリズムで聞かせるジャズナンバー。KAORIのヴォーカルもおしゃれに響いては、 さすがJazztronikな複雑な世界を聞かせてくれる。いいね、華麗な音楽の世界を体現しています。

5. すき

music by Ryota Nozaki words by Bebe

タイトルがいいね。「すき」って、シンプルなところが好印象。まったりミディアムスローのトラックに乗せて、Bebeが優雅に歌を披露する。 そして、ストリングスも美しさを彩る。かっこいいね。

6. Siesta

music by Ryota Nozaki

まったりビートで展開するトラック。優雅に舞うピアノの音は、さすが野崎良太です。そして、これまたダイナミックなトランペットの音が響き渡ります。 まるで「金曜ロードショー」のごとく。心地よく休ませてくれる音楽ですね。

7. Red Line

music by Ryota Nozaki & Kaoru Mlfaume words by Kaoru Mlfaume

スキャットヴォーカルが舞いながらも、結構どっしりと音を聞かせてくれるミディアムグルーヴチューン。終始クールな雰囲気を振りまいて、かっこいいね。

8. Turn the key in the lock

music by Ryota Nozaki

アップテンポのビートを解き放つクラブジャズチューン。この曲も躍動感のあるトランペットが勇ましく吹き荒れているね。 そこに勝負を挑むかのようなベースの音もたくましい。大人のかっこよさを醸し出すナンバーです。

9. Now or Never (remix)

Remixed by Jazztronik

ジャジーに聞かせてくれたトラックのリミックスチューン。Jazztronik自らが手がけたトラックは、おしゃれな雰囲気を残しつつ、 リミックスらしくガラッと変わったり、テンポが変化することなく、より魅力を引き出すナンバーに変身しています。どこかしらフュージョンのような世界だね。

●Mini Album『Nu Balance session 1』● ’00/6/21 release

Jazztronikが心地のよいアルバムを2枚同時リリース。こちらはヴォーカルをフィーチャーした1枚で、女性ヴォーカルが軽やかに舞ったり、アッパーで熱く聞かせてくれたりと、 様々なアプローチで攻めてきます。そこに野崎良太が奏でるピアノやプログラミング加わることで、トラックだけでなく声にも力強さが心地良さに拍車がかかるね。 優しいラテンな雰囲気をベースに、ゆったりボッサチューンもあり、心地の良いトラックでノックアウトです。特に、リミックスM-5のヴォーカルは、聞いてきて気持ちがいいね。 のちに、この2枚を1枚にコンパイルした再発盤が登場し、「Feel the air」をニューバージョンで収録。

1. Feel the air

Music by Ryota Nozaki Words by Kaoru Mfaume Produced by Jazztronik

軽やかなプログラミングビートと、踊るキーボードが心地良さを生み出すナンバー。ベースの音がグルーヴを奏で、KAORIのヴォーカルも伸びやかに聞かせてくれる。 まさしく風を感じるような気持ちの良いトラックで、Jazztronikが魅了してきます。渋すぎず、聞きやすいセッションナンバーでかっこいいね。

2. sunshine in his eyes

Music by Ryota Nozaki Words by Babe & Robin Produced by Jazztronik

ギターがボッサの雰囲気を出しては、心地良さ120%のまったりチューン。 そんなリラックステイスト溢れるサウンドをバックに、Babeが、これまた癒しのヴォーカルで、まったりと聴かせてくれます。うっとりとさせてくれるね。

3. The jelly bean man

Words by Kaoru Mfaume Music by Kaoru Mfaume & Ryota Nozaki Produced by Jazztronik

いきなりどっぷり濃いラップをガツンと聞かせるから、前曲のリラックスムードから一転、衝撃度が半端ないね。 トラック自体はアグレッシヴな身でミディアムグルーヴチューンなんだけれども、いろいろとびっくりだ。女性ヴォーカルが入ってくると、心地よい風が吹き始めた。

4. Don’t hold in your tears

Music by Ryota Nozaki Words by KAORI & Kaoru Mlfaume Produced by Jazztronik

これまたKAORIのヴォーカルが、とっても気持ちの良いラテンアプローチな1曲。 まったりテイストからのアップテンポへの流れで、よりいっそうムードが出てくる。伸びのあるヴォーカルが包み込んでくれる。

5. Feel the air (e-disco vocal mix)

Produced by Jazztronik

ベースのうねり具合が半端ないね。そこに4つ打ちビートが加わって、ものすごくノリの出たミックスに仕上がっています。いやぁ、聞いていてとっても楽しくなるね。 ウキウキワクワクな気分にさせてくれます。ヴォーカルも実に楽しそうだ。かなり力があるし、パンチも効いています。後半のラップも絡んできては、よりいっそう熱を上げてくる。

●Mini Album『Nu Balance session 2』● ’00/6/21 release

Jazztronikが心地のよいアルバムを2枚同時リリース。こちらはヴォーカルが入っていない1枚で、トラックで勝負を仕掛けてきます。 リズミカルなビートを基調に、野崎良太のピアノが華麗に舞ったり、プログラミングビートが躍ったり、アップテンポナンバーからスローチューンまで、多様に音を操っています。 特にラストのリミックスチューンは、怪しくダークかつ躍動感たっぷりで、とことん楽しめますね。のちに、この2枚を1枚にコンパイルした再発盤が登場し、「Feel the air」をニューバージョンで収録。

1. For a long time after

Music by Ryota Nozaki Produced by Jazztronik

軽快なリズムに乗せて、エレピが軽やかに舞うポップチューン。 密かな情熱が燃えたぎるように、ラテン熱がふつふつと湧き上がってくるアップテンポのトラックです。

2. Dizzin’

Music by Ryota Nozaki Produced by Jazztronik

巧みなベースの音色と、フワッと広がるキーボードの音が、インパクトを与えるグルーヴチューン。ドラムのビートにもジャジーでおしゃれに広がって行きます。 途中のピアノがまたおしゃれで、うっとり。さすがは野崎良太、煌めく世界へ連れて行ってくれます。フルートの音色もおしゃれに飾ってきます。

3. Zoology

Music by Ryota Nozaki Produced by Jazztronik

リズミカルなビートで奮い立たせるアップテンポナンバー。ベースはまたグルーヴィー。そして、Babeのコーラスがおしゃれに響き渡ります。 この曲のポイントは、途中から鋭く入ってくるヴァイオリンの音だね。キリッと引き締めてくれるようだ。

4. Spur

Music by Ryota Nozaki Produced by Jazztronik

ギターの音色が優しく響き、ウッドベースとともにどっぷりと響き渡るプログラミングに大きく包まれてゆくミディアムスローチューン。 途中からはドラムンベースばりのビートを打ち込んでくるんだけれども、どこかしらおおらかな感じだね。フルートの音色も優雅だ。

5. inner flight

Music by Ryota Nozaki Produced by Jazztronik

静かに、奥底からやってくるような、音を届けてくれるトラック。次第にリズムビートがアグレッシヴになって踊り出す。 ベースの音が入ってくると、よりいっそう躍動感が増したね。トランペットがまた、情熱的な音を聞かせてくれるんだ。

6. LE MODELE AUX TROIS VISAGES

Music by Ryota Nozaki Produced by Jazztronik

野崎良太のピアノがじっくりと響き渡るオープニングにうっとりさせられます。 その後も巧みなピアノプレイで、ドラマティックに。Babeのコーラスも程よく、2分半の夢見心地。

7. Turn the key in the lock (remix)

Remixed by SANDMARKS

「numero one」に収録トラックをSANDMARKSがリミックス。どっぷりビートで展開し、ダークで妖しい雰囲気を作る。 その中で、トランペットが吹き荒れたり、ピアノが躍ったりと、眩しく輝く。なかなか素敵なリミックスに仕上がっています。

●Remix Album『Tender Vision Remixes+2』● '01/10/25 release

Jazztronik、初期の作品をリミックしたトラックと新曲で構成された変則アルバム。須永辰緒や福富幸宏など、結構、有名どころのリミキサーが参加しては、初期Jazztronikの楽曲が鮮やかに映えます。 でも、そこまでガッツリと変身はしておらず、聞きやすい仕上がりになっているかな。オリジナルの持つ躍動感を、さらに飾ったりクールなトラックを引き出したり、野崎良太のピアノを前面に押し出したりと、 いろいろな工夫を凝らしたトラックで楽しませてくれます。 そして新曲。ヴォーカルナンバーも聞き応えのある作品。心地よさとポップな雰囲気が、Jazztronikの新たな世界を作り上げる。 ただ、初期の楽曲特有の物足りなさが生じては、全体的に後もう少し何かが欲しい1枚となっているね。

1. Tender vision

[Ryota Nozaki / Yurai]

yuraiのヴォーカルがフェイク/スキャットのごとく舞う始まり。その後はアグレッシヴなビートとクールなベースが空間を作る。 中盤では、キーボードの音が鮮やかに染めてゆく。そして、その後はゆったりテンポに変わって、じっくりと聞かせてくれたり。 優しさを感じさせるトラックですね。でもって、再びアップテンポに変身です。フルートも優雅に舞う10分。

2. Song of Babe (Sunaga t Experience's jet set mix)

Remixed by Sunaga t Experience

須永辰緒によるリミックスは、パーカッションも軽快に響き渡るジャジートラック。イントロで鳥のさえずりが聞こえると、どこかしら熱帯地域にいるようだ。 オリジナルに程近いような軽快ジャジーチューンの仕上がり。トランペットとヴォーカルがメインに出てきては、色を染めてくる。やっぱり生音はかっこいいね。

3. Brisa (At Jazz remix)

Remixed and Produced by M. Iveson@The Branch Studio

4つ打ちの淡々としたビートをバックに繰り広げるリミックスチューン。 オリジナルの心地よさが躍動感に変わったね。おしゃれながらにクールな雰囲気を漂わせます。

4. Dizzin' (SOW remix)

Additional Production & Remixed by Shuji Hirose & Johnny Degerous for Soundmen On Wax

シトシト雨の音とともに、ピアノの音色が美しく響き渡る。そこから4つ打ちビートが入ってきては、クールなクラブトラックを聞かせる。 キーボードの音も深くなっては、妖しさを漂わせる。さらには、太鼓のような音も入ってきて、なんだかアグレッシヴだね。

5. Feel the air (Yukihiro Fukutomi remix)

Remixed by Yukihiro Fukutomi

福富幸宏によるリミックスチューン。ハウスベースの軽やかなトラックで弾みます。 伸びやかなヴォーカルも手伝って、より巧みな音と共に聞こえてきますね。やはりベテランの音使いは、一味違うね。

6. Don't hold in your tears (Central Living remix)

Remix and Additional Production by Dave Warin for Naked Music

心地の良いリミックス。夜の都会なんかが似合いそう。 しばらくしてから入ってくるビートも、どこかしら軽さがありますね。ライトな仕上がりだ。そして、後半ではビートも押さえて、クールな音が広がる。

7. Spur (Little Big Bee remix)

Remixed by Little Big Bee

Little Big Beeによるリミックス。アコギの音を前面に出して、心地よさを感じさせる。 男性ヴォーカルも入っては、まったりと。ゆったりした雰囲気が、リラックスムードを漂わせるね。

8. 忍 Shinobi (Two Banks of Four remix)

Remixed by Two Banks of Four

様々な音が集合しては、不思議な雰囲気を漂わせる始まり。そして、次第にリズムビートが入ってくる。 淡々としたビートと、煌びやかなSEが絡み合う。全体的にはシュール。

9. Zoology (Su-paka-pooh remix)

Remixed by Su-paka-pooh

ポップなプログラミングビートとアンビエントなキーボードサウンドが絡み合うリミックスチューン。 でも、全体を通して聞くと、あっさりしているね。

10. 忍 Shinobi (Original 12' mix)

[Ryota Nozaki]

4つ打ちビートで始まる12インチバージョン。サンバのリズムで盛り上がるように、弾んでは、フルートの音も華麗に舞う。 さらに中へ入ると、ベースの音の巧みな動きに耳を奪われます。9分半の心地よい旅です。

●3rd Album『SET FREE』● '03/4/2 release

Jazztronik、待望の2nd Albumは、前作「numero one」から実に4年ぶりとなる作品。もちろん、その間も精力的に活動を行っていて、その力を集約させたアルバムと言えましょうか。 タイトルチューンでもある「SET FREE」をはじめ、何曲かは生音スタイルでスタイリッシュな音を届けてくれる。 野崎良太のピアノも躍る。また、女性ヴォーカルがフィーチャーされている曲も、時に心地よく流れ、時に情熱的に燃え上がる。 ジャズやラテン、クラブミュージックを上手くミックスさせて、クールでポップでおしゃれに盛り上げてきます。 冒頭からの流れも、とってもいいんだ。野崎良太の類まれなる力を思う存分味わえる2枚目です。この先も実に楽しみだ。

1. Livin' High Part 1

Music Composed by Ryota Nozaki

電子音が響き渡るオープニングチューン。これ、「ダニ」って喋ってる?しばらくすると、リズミカルなビートが入ってきては、ピアノやパーカッションが弾け飛ぶ。 その後、語りが入ってきては、おしゃれ要素爆発。クールながらに躍動感とムードが出ていますね。

2. Livin' High Part 2

Music Composed by Ryota Nozaki Words:arvin homa aya

前曲から流れて入ってくる後編。弾むピアノとパーカッションをバックに、 華麗なヴォーカル&コーラスが華開く。たっぷりのジャジーサウンドの中にも、ポップでキャッチーな面を覗かせる。

3. Future Talk

Music Composed by Ryota Nozaki

間髪入れずに突入。ムードの出たコーラスや、和を意識したSEが入ってきたり。パーカッションが弾け飛んだりと、 様々な面を見せるアップテンポチューン。ここでは野崎良太のローズピアノがポイントになっています。

4. Colors of Days

Music Composed by Ryota Nozaki Words:Yurai

まさしくジャズサウンドで魅了するトラック。Yuraiのヴォーカルも、優雅に響き渡ります。野崎良太のピアノも、心地よく弾んでいますね。 さらにムードを出すのが間奏でのサックス。クールでかっこいいね。スィング感もたまらない6拍子ナンバーです。

5. Walking Blue

Music Composed by Ryota Nozaki

イントロから舞うフルートの音色にうっとりですね。その後はダブのように、浮遊する感じで展開。心地の良いリズムビートで湯足り気分にさせてくれます。 ちょっと淡々とした雰囲気の中で、ピコピコSEが煌びやかに映える。

6. Set Free intro

Music Composed by Ryota Nozaki

野崎良太のピアノが優雅に響き渡る、次曲へのイントロダクション。 メロウな雰囲気で、幻想的な空気を醸し出しては、うっとりさせてくれます。

7. Set Free

Music Composed by Ryota Nozaki

前曲からスムースに流れてきては、同じく野崎良太のピアノの音色がムードを出す。その後にラテンモードへと変身しては、情熱テイストをぶつけてくるミドルチューン。 フルートとサックスが華麗に絡み合い、軽やかながらアグレッシヴに染め上げる。熱のこもった8分強のタイトルチューンです。

8. Muddy Muddy

Music Composed by Ryota Nozaki Words:Yurai

重厚なコーラスが曲中を彩る美しきバラードチューン。 パーカッションの軽やかさと、ピアノのムードの出た音。金属のようなプログラミングが合わさっては、クールな世界を作り上げる。

9. The Piano

Music Composed by Ryota Nozaki

淡々としたプログラミングビートに乗せて、美しきピアノがうっとりと響き渡る。 その名も「The Piano」。野崎良太の器用さが伺える1曲。途中ではピコピコな音が飛び交っていたけれども、この繊細な空気はさすがだな。

10. Things We Like

Music Composed by Ryota Nozaki Words:Yurai & arvin homa aya

ラップというか、会話というか、女性2人が声を聞かせてくれるHIP-HOP寄りのトラック。 プログラミングビートの、この独特さにちょっと着いていくの大変かも。淡々としている中にも躍動感があったりと、とにかく不思議な空気が漂う。

11. Froro

Music Composed by Ryota Nozaki

前曲のHIP-HOPテイストから一転、軽やか鮮やかなダンスポプチューンへ。 その後はYuraiのスキャットコーラスとパーカッション、サックスの音が縦横無尽に絡み合う。なんか、前曲とはまた別の濃さがあるね。ノリもあって、躍動感が伝わってきます。

12. Andromeda

Music Composed by Ryota Nozaki Words:Yurai

うっとりバラードナンバー。タイトルからしてロマンティックな雰囲気を漂わせてきます。Yuraiのヴォーカルも、美しく響き渡る。 まるで夜空に輝く星のように。その星の輝きのようなピコピコプログラミングが入ってきては、Jazztronikの独特な世界を出してきた。

13. Just as Me

Music Composed by Ryota Nozaki Words:arvin homa aya

アルバムのラストを締めるミドルバラードチューン。まずは女性ヴォーカルと共にジャジーなサウンドがゆったりと進行。 後半に行くにつれて、音数も増えたりして、ゴージャスに。サビでのたたみかけてくるような勢いもいいね。 時々聞こえる和の音も、スパイスになる。ラストはコーラスの大円団。ラストながらのクライマックスな力を感じさせる。

●Mini Album『Horizon』● ’03/6/25 release

野崎良太のプロジェクト、Jazztronikがメジャーデビュー。今作は、ブラジリアンサウンドをベースに、ジャズやボッサをからめつつ、ハウスサウンドを展開という、 とにかく力の入れようが半端ないミニアルバムに仕上がっています。 オープニングのインストからのM-2「アオイアサガオ」は、見事なリズムとキャッチーなメロディ&ヴォーカルに引き込まれます。見事、Jazztronikを代表する曲となりました。 そして、続くM-3「RITA」の躍動感とコーラスの一体感で完全ノックアウト。ポップなサウンドに情熱的なビートを乗せて、Jazztronikが舞い上がる。 野崎良太のピアノはじめ、ギターやパーカッション、そしてフルートにサックスと、意外と生音主体の構成も味わいを感じさせます。 特にアルバムタイトルチューンのM-6「Horizon」は、じっくりとゆったりまったり聞かせてくれます。ジャケットと合わせて、おしゃれですね。野崎良太の持つカメラが見つめる、その先の未来は。

1. Intro

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

アルバムのオープニングを飾るイントロ。 F.I.してきたリズムが、心地良さを味わせてくれます。そしてF.O.。次曲へと導く簡単な流れです。

2. アオイアサガオ

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik) Words:bebe

イントロから鮮やかなピアノ業で野崎良太が魅了してきます。その後はリズミカルなビートで心地よいハウストラックを聞かせてくれる。 Myeのヴォーカルも、のびのび気持ちよさそうだね。熱くも爽やかに展開するトラックで、 Jazztronikが持つ魅力を解き放つ。サックスやホルン、ストリングスが清々しさを飾ってきます。キャッチーさで引き込む1曲だね。

3. RITA

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

アグレッシヴなビートと鮮やかなピアノで決めるアップテンポのラテンチューン。そこにフルートの音色が響き渡り、さらに躍動感たっぷりに。 濃厚ながら、軽やかさで駆け抜けてゆくトラック。やっぱり野崎良太のピアノにやられますね。8分半のロングランを、じっくりと堪能できます。

4. Interlude

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

インタルードも心地よく。サンセットやトワイライト、サンライズでのビーチタイム。 お似合いです。チルアウトな1曲で、ゆったり包み込んでくれる。

5. Dance with me

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik) Words:arvin homa aya

冒頭からアグレッシヴに攻めて攻めて攻めまくるアップテンポナンバー。躍動感たっぷりのリズムトラックに、麗しのヴォーカルとサックス&フルートの音色が舞います。 タイトル通りの踊りまくりな1曲ですね。ギターの音色と合わせてラテンモードで熱いです。

6. Horizon

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik) Piano & Strings Arrangement:Ryota Nozaki

タイトルチューンは、ボッサ/ジャジーなラインを行くまったりテンポチューン。心地よいギターの音にフルートの音色も軽やかに。 野崎良太のピアノもムードたっぷりに彩られて、おしゃれなサウンドを聴かせてくれます。さらにストリングスが追加されては、心休まる1曲の仕上がりを見せる。

7. Estar Com Voce

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik) Words:Fany

まったりビートにパーカッション、そしてスキャットヴォーカルが心地よい1曲。独特のグルーヴが生み出す心地よさが流れてきます。 そこから変身。躍動感たっぷりのビートと野崎良太渾身のピアノの音が煌びやかに輝く。 コーラスパートのメロディがまた、いいじゃないですか。おしゃれです。約12分。濃厚なのに軽やかに聞かせてくれました。

8. Estar Com Voce <Samba ver.>

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

一転して、こちらは冒頭からサンバのリズムで躍動感たっぷり。 ホイッスルも吹き荒れては、アグレッシヴに。Jazztgronikファミリー大集合なコーラスもいいね。こちらは7分半、たっぷりと聴かせてくれます。

●4th Album『七色』● ’04/2/4 release

Jazztronik、メジャーでは2作目で、初のフルアルバムをリリース。前作「Horizon」の延長を行くような、心地よいハウスベースのポップチューンを展開。 特に、冒頭タイトルナンバー「七色」は、前作収録「アオイアサガオ」に匹敵するくらいのポップでキャッチーなヴォーカルナンバーだね。 そのほか、ブラジリアンサウンド/ジャズ/ボッサテイストを醸し出して、ピアノでしっとり聴かせてくれたりと、まさしくいろいろな色の楽曲が収録されていてます。 クラブアプローチだけでなく、初心者にも聴きやすい仕上がりで、Jazztronikの世界をお届け。海外クラブでもヒットした「侍」、いい味を出して聴かせてくれる。 固定のメンバーを持たない分、自由気ままで捉えどころのないサウンドとグルーヴが新鮮だね。とってもしなやかな1枚です。 軽やかさやスムースなサウンドを手にとって、心地よさを堪能できる作品です。

1.

購入特典CD

ナマリタ

1. 七色

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik) Programming, Piano & Strings Arrangement:Ryota Nozaki Words:Miyako Hasegawa

イントロからストリングスが輝き、野崎良太のピアノが鮮やかに煌めいては魅了してきます。 そこにハウスビートの軽やかなリズムと、Myeのヴォーカルが舞うアルバムタイトルチューン。 とにかくポップでキャッチー。Jazztronikの歌モノ決定版に仕上がった1曲で、どんどんとその世界に惹かれて行きます。ハウスミュージックの入門編に適した、親しみやすいナンバーだよなぁ。 タイトルの通り、輝き色づいたトラックが鮮やかに包み込んでくれます。

2. 鳳凰 -PHOENIX

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

ビートが前曲からそのまま流れていっては始まるハウスチューン。軽やかビートとストリングスが絡み合い、どっぷりと進行。 煌びやかさと力強さを兼ね備えて、大空へと羽ばたく不死鳥のごとく。約6分半。やっぱり前曲と1組になるような感じだね。

3. Arabesque

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

サンバテイストを取り入れたアグレッシヴなビートを聞かせるアップテンポチューン。また、野崎良太のピアノとともに飾るチェロの力強い音がかっこいいね。 そこにフルートも加わって、とっても不思議で妖艶な世界が繰り広げられます。約8分。躍動感たっぷりの情熱ナンバー。パッションが溢れています。

4. Magic Lady (Interlude)

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

プログラミングがどっぷりと。そこに2人のコーラスが巧みに絡み合っては、心地よさも出してくるインタルード。 瑞々しく、とっても艶やかに進行。

5. Don’t hold in your tears

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik) Words:KAORI & Kaoru Mfaume

ギターの音色に心地よさを感じる、ボッサテイストのナンバー。 軽やかなリズムとフルート、そしてサックスの音色に美しきヴォーカルも加わって、極上のリラックスタイムを飾る曲です。 爽やかさでノックアウト。これまので躍動感たっぷりの流れを、ここで一時休みを挟んでくるようだね。

6. Nana

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

これまた、サンバモード大放出の小粋なナンバー。軽快なリズムとともに、サックスがおしゃれに飾り、野崎良太はRhodesで応戦。 柔らかさと躍動感が見事にマッチしたトラックをバックに、コーラスがスムースに響き渡る。これぞJazztronikなおしゃれナンバーを聞かせてくれます。約8分。

7. Sky Fallin’

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik) Words & Vocal:arvin home aya

美しく滑らかなピアノの音色がとってもおしゃれな1曲。ジャジーモードで、おしゃれなヴォーカルも広がる。 こちらもムードたっぷりなJazztronikですね。伸びやかでおしゃれに。とにかくピアノの音色が頭の中を駆け巡る。

8. Someday (Etude For The Right)

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

こちらも艶やかなピアノでグッと引き込んでくるナンバー。引き続き、スィングな風味でドラム&ベースもおしゃれにジャジーな味付けを。 後半のダイナミックな演奏に惹きつけられます。ピアノがとにかく生き生きしていますね。

9.

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

ピアノとプログラミングで、淡々とした雰囲気を作り上げるナンバー。すーっと吸い込まれるような、すーっと染み渡るような。 ダークかつソフトに聞かせてくれます。

10. SAMURAI -侍 (Album Version)

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

アグレッシヴなビートをぶつけてきては、ピアノの音を加えて、独特の世界を繰り広げる野崎良太。 その後も鮮やかで力強いピアノを聞かせては魅了してきます。時より聞かせてくれる、ほっと切ないメロディがポイントだね。 サンプリングされたヴォーカルをスパイスに、どこかしら和の感じもぶつけてくるナンバーです。

11. Walk into the Memory

Music & Produced by Ryota Nozaki (Jazztronik)

アルバムのラストを飾る野崎良太のピアノが奏でるセンチメンタルトラック。 ピアノ1本で、情緒豊かな風景を彩るかのようなバラードに仕上がっています。思いがとことん詰まったような演奏で、その世界へ一気に引き込まれますね。

特典CD. ナマリタ

アルバム「七色」をタワーレコードで購入するともらえる特典CD。 ミニアルバム「Horizon」でリズミカルに聞かせてくれた、あの「RITA」を生演奏で聞かせてくれるから「ナマリタ」。 よりアグレッシッヴな生演奏は、とってもかっこいい1曲に仕上がったね。セッションのような、勝負をかけた音をダイレクトにぶつけ合っているみたい。

●Mix Album『Jazztronik presents JAZZTRONICA!!』● ’05/2/9 release

Jazztronik、初となるミックスCDの登場。これまた野崎良太の選曲が光る。 Jazztronikの世界を体現するかのようなラテン/サンバ/ボッサテイスト溢れる楽曲を器用につなげては、心地よい流れを作ります。 Jazztronikの楽曲も、そのほかの楽曲とうまく溶け込んで、フロアライクな仕上がりを聞かせてくれます。 この1枚で1曲のような、本当に自然な切り替えで、どんどんと呑み込まれてゆく。Jazztronikの今を切り取るようなセンスを、このミックスCDに詰め込んでいる感じだね。 ジャケットの子犬、パグもまたかわいいよね。これはジャケ買いしたくなるくらいに、手に取りやすい。

●5th Album『CANNIBAL ROCK』● '05/8/31 release

野崎良太=Jazztronikの5枚目となるオリジナルアルバム。前作「七色」から1年半ぶりとなる今作は、 クラブミュージックからなんとラテンサウンドへとシフトチェンジを計るところを見事に表現しているアルバムです。意外と思いきや、しっくり来るトラックは貪欲肉食サウンドでがっつりと攻めてきます。 冒頭小曲のオープニングを経て始まる楽曲にフィーチャーされたのは、なんと今井美樹。「流星」ではゴスペラーズの黒沢薫がフィーチャーされたりと、豪華に聴かせてくれるアルバムです。 そのほか、ヴォーカリストたちと野崎良太が作り上げるクラブ/ラテンサウンドを華麗にまとって聴かせてくれます。先行シングル「MADRUGADA/VERDADES」も収録された、躍動する1枚。

1. PRELUDE

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI

美しきピアノの音色が響き渡るオープニングナンバー。さすが野崎良太な麗しのピアノプレイ。小曲で、次へと導きます。

2. SEARCHING FOR LOVE

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS BY DAISUKE KAWAGUCHI

前曲インストから流れて始まるナンバーは、なんとヴォーカルに今井美樹がフィーチャーされています。 鮮やかなストリングス、そして重厚ソウルフルコーラスとともに、4打ちビートが襲いかかってきては、柔らかな今井美樹のヴォーカルが華麗に舞う。 あまり躍動的なトラックとの絡みが想像しにくいんだけれども、意外とあっているんです。ラテン熱をストレートにぶつけてきます。

3. CANNIBAL ROCK

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS BY YURAI

アルバムのタイトルチューンは、アグレッシヴなビートが襲いかかって来る激アツラテンチューン。 ノリも良く、ブラジリアンなテイストで血湧き肉躍るようなトラックに仕上がっています。 中盤ではラララのコーラスが加わって、ちょっとサウダージな味付けもなかなか面白い8分。

4. SOUTH OF THE BORDER

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS & VOCAL BY ROBERT GALLAGHER

ブレイクビーツを彷彿とさせるトラックとともに、ディープでドープなサウンド&ヴォーカルで魅了する妖しげグルーヴチューン。 中盤では若干テンポが上がって、より熱が放たれる。

5. DENTRO MI ALMA

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS BY DAVIDE GIOVANNINI

ストレートなラテンナンバー。軽やかに弾むピアノとパーカッションに負けじと、 情熱的なヴォーカルで魅了するナンバーです。かっこいいねぇ。さすがのギターは沖仁だ。さらに熱を届けてくれる、6分半の旅。

6. MADRUGADA

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI

波のSEからスタート。そして、ギターの音が情熱的に響きます。さすが沖仁だね。そこから一気にラテンモードに突入。コーラスと手拍子で燃え上がるこの心。 誰にも止められやしない。踊るピアノと、ほとばしる情熱コーラスが、大地を揺るがします。

7. REMINISCE ON JOY

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS & VOCAL BY PAUL BRUNDTLAND

ムードたっぷりな大人のラテンを聴かせてくれるミディアムスローのナンバー。 深い音と渋いヴォーカルが絡み、アダルトフレーバーで魅了してきます。しかし、後半ではなんと、ドラムンベースに変身。 さらに激しさをまといながらも、おしゃれで情熱的に聴かせてくれます。沖仁のギターがここでもかっこいいんだ。

8. VERDADES

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS BY DAVIDE GIOVANNINI

ラテンなリズムに踊るピアノが絡まって、情熱的に聞かせてくれる熱いナンバー。 一気にサンバモードに突入すると、すべての音がぶつかってくる。熱い、このリズムに、乗れ。

9. BEEPING

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS BY YURAI

オープニングからガシガシとビートを打ち付けて激しく聴かせるダイナミックなトラック。 とにかく攻めて攻めて攻めまくり。ガツガツした音に心も体も躍らされます。

10. 流星

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS & VOCAL BY KAORU KUROSAWA, YURAI

濃さ全開のファンク/ラテンな要素の出たグルーヴチューン。 なんと、ゲストヴォーカルはゴスペラーズの黒沢薫だ。伸びやかで色の出たヴォーカルに引き込まれてゆく。歌詞にも出て来る、夜に似合う、通夜の出た1曲。

11. INTERLUDE

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI

ピアノで魅了するインタルード。一聴、不協和音のような妖しさが漂っているけれども、 何かを狙っているかのように、どっしりと構えて聴かせてくれる小曲です。

12. DENTRO DE MIM

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS BY FLORA PURIM, AIRTO MOREIRA & DIANA BOOKER

躍動するビートをボコスカ打ち込んできては、ブラスも華やぐアグレッシヴなラテングルーヴを投入。 軽やかなヴォーカルがおしゃれに舞っては、熱を伴って、バチバチと聴かせてくれます。このグルーヴがたまらないね。取り囲まれて、一緒に昇天して行くように。

13. PREDICTION (SKETCH)

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI

しっとりとピアノが、まるで熱を冷ますかのように、ゆったりと聴かせてくれるアルバムのラストナンバー。 哀愁を漂わせるかのような、郷愁に浸るように、なめらかなピアノを響かせます。うっとり。

●6th Album『en:Code』● '05/12/7 release

前作「CANNIBAL ROCK」でラテンアプローチへとシフトチェンジしてきたJazztronik=野崎良太が、早くもオリジナルアルバムをドロップ。 3ヶ月ぶりとなる今作は、前作と2つで1つをなすかのような作品で、こちらもラテンをベースに、エレクトロあり、美しきミディアムバラードありと、ヴァラエティ豊かな作りになっています。 そして、今回もゲストが豪華で、MARCOS VALLEが作詞やヴォーカルで参加していたり、葉加瀬太郎がヴァイオリンで参加していたりと、 これまた魅力溢れるコラボレーションで楽しませてくれます。熱を帯びたJazztronik流のラテンサウンドで、心も体も踊らせる魅惑のひと時を堪能あれ。

1. PATHWAYS [JAZZTRONIK THEME]

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS BY ROBERT GALLAGHER

アルバムのオープニングを飾るナンバーは、Jazztronikのテーマソング。 ソウルフルな女性ヴォーカルと、弾むピアノ、そしてストリングスが華麗に舞うミディアムチューンです。そして、じっくりと聞き入ってはアジワイブアックなって行くトラック。魔法に包み込まれていきますね。 囁きラップもクセになる、約10分の濃厚なトラック。

2. ALL INSIDE

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI CO-PRODUCED BY YOSHIHIRO HANNO LYRICS & VOCAL BY YURAI

半野喜弘がCo-producerとして参加しているナンバー。 イントロからおしゃれで、ストリングスが飾ります。そして、アナログノイズをちりばめては、どっぷりと展開。アンビエントなテイストも手伝って、美しさが際立ちます。

3. en:Code

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI

アルバムのタイトルチューン。ピアノがイントロから飾っては、野崎良太節で魅了。しかし、その後入って来る音は、なんと太鼓。 ここでは鼓童とのコラボレーションで、不思議と和とのタッグで聴かせてくれます。4つ打ちビートを打ちはなっては、躍動感あるトラック。竹笛も華麗に舞います。がっつり13分。

4. CITY OF RIVERS [RIDING THE B TRAIN]

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS & VOCAL BY ROBERT GALLAGHER

ボコスカトパーカッションとビートが絡み合い、躍動感をぶつけて来るナンバー。 ドシドシビシバシと、とってもアグレッシヴなトラックです。ブラスも加わって、情熱的なヴォーカルがより輝きを増す。低音が効いていますね。

5. RIO. SOL E MAR

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS, VOCALS, RHODES & KEYBORDS BY MARCOS VALLE (RECORDED IN RIO)

かき鳴るスパニッシュギターがとても情熱的な、ラテングルーヴチューン。 それでいて、メロディアスでクールに、さらにヴォーカルが入って来ると、より一層、熱が伝わって来る。 ストリングスもしなやかで、繊細ながら、キリッと聴かせてくれる。作詞とヴォーカル、RodesでMarcos Valleも参加した、豪華な1曲です。

6. LISTEN TO YOUR LOVE

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS & VOCAL BY YURAI

随分とどっぷりした深い世界を聴かせてくれるミディアムスローのチューン。 YURAIのヴォーカルも、じっくりと絡みつくように、うっとり聴かせてくれます。キラキラ、そして濃厚。このグルーヴに惹かれてきます。

7. DEEP INTO YOUR THROAT

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI STRINGS ARRANGEMENT BY RYOTA NOZAKI

フェイドインして来るリズムと、4つ打ちビートでワクワクさせてくれる。 なるほど、福富幸宏も参加しているみたいです。心地の良いインストナンバーで、箸休め的な2分ちょっとのインタルード。

8. WORKING DAYS

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS BY SONIA SANTANA

ラテンファンクな1曲。クールかつ大胆にビートを打ち込みながらも、ヴォーカル&コーラスが華麗に聴かせる。 そして、中盤からはグルーヴィーになって、躍動感を増してきたぞ。ノリが出て、体を動かしたくなるトラックです。

9. GET IT RIGHT

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS, VOCALS & ELECTRIC GUITAR BY JUSTIN CHAPMAN

この曲もラテンファンクなインストで、濃さ全開。ドシドシと押し寄せて来るビートが絡み合い、熱を出してきます。 がっつりグルーヴにノックアウト。

10. TIME

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI STRINGS ARRANGEMENT BY RYOTA NOZAKI

ゆったりビートに乗せて、ピアノの音色とストリングスが美しく響き渡るナンバー。 これぞJazztronikなおしゃれな世界観が出まくっていますね。うん、うっとり。麗しの時間が流れます。

11. LITTLE TREE

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI

なんと、この美しきヴァイオリンは、葉加瀬太郎が奏でているんです。 ゆったり3拍子のナンバーは、ラテン要素がありながらも、じっくりと聴かせてくれるグルーヴチューン。安らぎと情熱を与えるかのように、華麗にトラックが進行。かっこいい曲です。

12. LOST BEGINNING

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS & VOCALS BY ARVIN HOMA AYA

どっぷりどっぷり、ビートを打ち込んで来るミディアムグルーヴチューン。 ディープでドープな雰囲気ながら、おしゃれに仕上がっているところは、さすがJazztronikな世界。ヴォーカルも静かで抑えめで、ささやくように、語るように。

13. TIGER EYES -CLUB VERSION-

MUSIC & PRODUCED BY RYOTA NOZAKI LYRICS & VOCAL BY FUKKO (CORE OF SOUL)

CLUB VERSIONは、エクステンデッドに近い感じ。 イントロを伸ばしたりしては、トラックをより一層味わえるようナンバーに仕上がっています。9分超えでたっぷりと。

●Remix Album『the REMIXES PART:I』● '06/3/29 release

「CANNIBAL ROCK」「en:Code」と立て続けにアルバムをリリースしたJazztronikが、さらに勢いに乗ってリミックスアルバムを2枚同時発売。 どちらのサイドも、リミキサーの色に味付けられたトラックで楽しませてくれるので、2枚組でも良かったんじゃないかなと思ってしまう。どちらも10トラックずつ収録。 こちらの「PART:I」は、Rasmus Faberや福富幸宏、DJ SpinnaやSleep Walkerなどの面々が登場。 ラテンベースのJazztronikトラックを、エレクトロな雰囲気に仕上げたり、ファンクに仕上げたり、オリジナルのトラックをうまく引き出しては、よりグルーヴィーな世界で鮮やかに変身させます。 どの曲も濃厚で、クラブやフロアに見事対応したスタイル。かっこいいんだ、とにかく。

1. PRELUDE grooveman Spot a.k.a. DJ KOU-G absolutely finest remix

Remix produced by DJ KOU-G & Jazzy Sport Productions

ピアノが麗しかった小曲ナンバーが、グッと大人っぽくアーバンな音でグルーヴィーに仕上げてきたクールな1曲。 ピアノの音をうまく残しては、ビートを加えて、スパイスに。なかなかかっこいい変身を遂げたね。後半はガラッと様変わりの約9分。

2. DENTRO MI ALMA Yoruba Soul remix

Created by Osunlade

どっぷりどっぷり、ディープなビートを打ち込んでは呑み込まれるような世界を作り出す1曲。 Osunladeが仕掛けるエレクトロラテンな1曲です。情熱的ながら、音を選別してスタイリッシュに聴かせう。そして、約10分の旅を終えます。

3. VERDADES Recloose's Ironic Funk remix

All additional production by Matthew Chicoine

エレクトロでピコピコなのに、どっしりとビシバシビートを打ち込んで、クールでヒートするファンクで魅了してきます。 いろいろな方向から音が攻めてきて、なかなかかっこいいね。

4. SEARCHING FOR LOVE Rasmus Faber remix

Remixed and Reaaranged by Rasmus Faber for Farplane Records

今井美樹がヴォーカルを務めたことに驚きのナンバーを、 今度はRasmus Faberがリミックスということで、こちらも驚き。オリジナルのラテン要素をうまくエレクトロな世界へとシフトチェンジしては、 スムースでクールに。サビパートの今井美樹のヴォーカルが無くなっているのが残念だぞ。それでも濃厚な7分半。

5. SAMURAI Yukihiro Fukutomi remix

Remixed by Yukihiro Fukutomi at equalize lab.

福富幸宏が仕掛けるリミックスチューン。冒頭から4つ打ちビートを繰り出しては、がっつりと攻めてきます。鮮やかでグルーヴィー。 丁寧なリミックスで、原曲のテイストもうまく残しつつ、自分色を出してきました。特に中盤から後半にかけてのパーカッションがかっこいい。

6. WORKING DAYS DJ Spinna remix

Remixed by DJ Spinna for Beyond Real Productions.

ラテンファンクだったトラックを、DJ Spinnaがリミックス。ピコピコな音を加えたエレクトロハウス仕様で、軽やかに聴かせてくれます。 スタイリッシュでクール。そして、より味わい深さが出ている。コーラスを排し、ヴォーカルにスポットを当てています。

7. CITY OF RIVERS “Riding The B Train” Franck Roger remix

Remixed by Franck Roger at Real Tone Studio (Paris)

4つ打ちビート炸裂で、ドシドシと攻めて来るリミックスチューン。 オリジナルはファンク要素もあったけれども、リミックスされて、よりアグレッシヴになったね。ベースとドラムを差し替えて、リミキサーの色を出してきました。

8. GET IT RIGHT Isoul 8 remix

Remix and additional production by Isoul8 for Neroli productions

冒頭から4つ打ちビートがインパクトを放ちます。その後はベースのグルーヴも加わり、ディープかつセクシーに聴かせてくれるハウストラックで魅了してきます。 ヴォーカルの使い方がなかなかいいね。

9. EN:CODE AS ONE remix

Remix and additional production by Kirk Degiorgio

オリジナルのどっしりと和トライブな音を大胆に作り変えては、 ピコピコグルーヴィーに、音で楽しませるリミックス。スタイリッシュで、おしゃれな雰囲気がたまらないね。鮮やかに音が流れてゆきます。

10. PATHWAYS “Jazztronik Theme” Sleep Walker remix

Remixed by Sleep Walker

Sleep Walkerによるリミックスは、がっつり演奏で見事ジャズを聴かせてくれるトラック。 オリジナルのヴォーカルやストリングスを残し、生演奏で新たな魅力を投入。かなりクールでおしゃれに。 もう、かっこよすぎますよ。ベテランの音が華麗に仕上げてきましたね。約8分、がっつりと聴かせてくれます。

●Remix Album『the REMIXES PART:II』● '06/3/29 release

「CANNIBAL ROCK」「en:Code」と立て続けにアルバムをリリースしたJazztronikが、さらに勢いに乗ってリミックスアルバムを2枚同時発売。 どちらのサイドも、リミキサーの色に味付けられたトラックで楽しませてくれるので、2枚組でも良かったんじゃないかなと思ってしまう。どちらも10トラックずつ収録。 こちらの「PART:II」は、やっぱりSoil & “Pimp”Sessionsの存在が大きいかな。がっつり演奏を仕上げたReworkで、魅力あるトラックを聴かせてくれます。 そのほか、半野喜弘やLouie Vega、DJ Mitsu the Beatsなど、多彩な顔ぶれ。がっつりジャズやエレクトロ、ファンクテイスト満載で、Jazztronikの世界がバージョンアップしています。

1. PATHWAYS “Jazztronik Theme” 2bo4 bi-polar re-edit by 2 Banks of 4

cut up and twiddled about a bit by 2 banks of 4

カットアップ&リエディットで楽しませてくれるトラック。オープニングは華麗で壮大に仕上げてきたけれども、その後は淡々としたビートとピコピコな音。 そしてグルーヴィーなどっぷりベースで組み合わせるトラックで仕上げてきました。遊んでいる感じが面白いね。

2. PHOENIX Terry's Voice Remix by Yoshihiro Hanno

Remix by RADIQ a.k.a. Yoshihiro Hanno

半野喜弘が手がけるリミックスは、エレクトロでハウスで、おしゃれでピコピコな音を展開。 さらには、オリジナルにはなかったヴォーカルトラックを追加しては、かっこよく聴かせてくれます。 グルーヴィーなのにくどくなく、あっさりとしながら濃厚に変身させてきました。さすがですね。

3. TIGER EYES NEEDS remix

Remixed and additional production by Marek Bartkuhn

どっぷりした印象でクールに仕上げるエレクトロハウスリミックス。 カラッとしたイメージのオリジナルも、ダークで妖しく見せる聴かせるディープなトラック。オリジナルのキャッチーさも残っています。

4. BEEPING Domu remix

Remix and Additional Production by Domu for dom-uniqueproductions

濃いめのベースを前面に押し出したエレクトロファンクに昇華させたリミックスチューン。 よりビートのアグレッシヴさが出てきては、軽やかながら重厚に聴かせてくれます。

5. DENTRO DE MIM Phil Asher's restless soul remix

Remixed by Phil Asher for restless soul productions

4つ打ちビートがクールに舞う、ちょっとハードなハウストラック。 意外と他の音はあっさりしている感じかな。ヴォーカル&コーラスがより引き立つ仕上がり。

6. DENTRO MI ALMA Reel People remix album edit

Remixed by Mike Patto & Oli Lazarus for Reel People Music

エレクトロな要素が前面に出ていながらも、ラテン要素を出して軽やかに仕上げた強力リミックスチューン。 ビート、パーカッション、そしてシンセの絡んだグルーヴが一気に襲いかかって来る鮮やかなリミックスです。

7. CANNIBAL ROCK Soil & “Pimp”Sessions rework

Performed by Soil & “Pimp”Sessions

なんと、これまた面白いコラボが実現だ。Soil & “Pimp”Sessionsがパフォーマンス。 カバーというよりかは、Reworkということで、激しいプレイで魅了して来る1曲。躍動感が半端ないね。とにかくクールでかっこいいんだ。

8. MADRUGADA Reprise remixed by Louie Vega

Remix Produced by Louie Vega For Small Wonders, INC.

イントロからピアノがいい音色を聴かせてくれるんだ。 繊細かつ大胆に始まり、しなやかな弦の音も入ってきて、次第に情熱を帯びてゆく。躍動感あふれる4つ打ちビートを加えたラテンハウスでノックアウト。

9. RIO, SOL E MAR 2000black remix

remix and additional production by Kaidi Tatham & Dego for 2000black

ブレイクビーツなテイストで聴かせるクールなリミックス。 オリジナルは随分とラテン熱が熱かったけれども、とってもクールでグルーヴィーなトラックで聴かせてくれます。クラブアプローチ満載で、かっこいいね。

10. LISTEN TO YOUR LOVE DJ Mitsu the Beats remix

remixed by DJ Mitsu the Beats (GAGLE / Jazzy Sport)

とってもメロウで、とってもディープだったスロウチューンを、DJ Mitsu the Beatsがリミックス。 若干、テンポを上げては、ボコスカト音を加えて、よりアグレシヴなアプローチで聴かせてくれます。なんか、随分と元気一杯のイメージになったな。

●Mix Album『Jazztronik presents JAZZTRONICA!!2』● ’06/8/9 release

Jazztronik=野崎良太のミックスCD第2弾。今回も、野崎良太が今流したい曲をつないでは、じっくりと堪能させてくれます。 しかも、今作は2枚組でのリリースということで、力の入れようも感じますね。 1枚目はJazz/Break Beats/Broken Beatsサイドということで、どっぷりビートをメインに力強さを感じさせるトラックの数々が押し寄せてきます。 もう一方は、Houseサイドということで、軽やかビートを武器に、ノリまくりのトラックを楽しく聞かせてくれます。 今回も可愛い犬のジャケットで、可愛さと共に訴えかけてきそうだね。しかも、この犬の飼い主が沖野修也というところにも注目だね。