album
●3rd Album『月球背面的日光 another face of the moon』● '13/8/16 release
香港の5人組バンド、Killersoapの3作目となるアルバムは、これまで発表してきたナンバーを別の角度から味わうためのアコースティックアルバム。 がっつりロックで聞かせてくれたナンバーも、しっとりと、じっくりと、しなやかに。そして、切なく聞かせてくれるんだな。 アレンジがとにかくシンプルだし、その中で響き渡るRockyのヴォーカルがまた、いい感じだね。もちろん既発曲以外にも、新曲やインストナンバーを収録したりと、 しっかり新作のように味わえる1枚です。
1. Distance
Produced by KillerSoap Co-Produced by Anton Wong written and arranged by KillerSoap lyrics written by KillerSoap
アコースティックギターをしっとりと奏でて始まるまったりミディアムチューン。 ちょっとハスキーなRockyのヴォーカル、スモーキーながら、味わいのある優しいナンバーです。心温まる1曲ですね。
2. 不翼而飛
Produced by KillerSoap Co-Produced by Anton Wong written and arranged by KillerSoap lyrics written by KillerSoap
アコースティックサウンドとハーモニーが奏でるオープニングにうっとり。そして、優しいメロディとRockyの歌声が包み込んでくれるように。 感情のこもったヴォーカルが熱いんだ。
3. π
Produced by KillerSoap Co-Produced by Anton Wong written and arranged by KillerSoap lyrics written by KillerSoap
3拍子のリズムで器用に聞かせてきたと思ったら、途中から4拍子になる変化に富んだ1曲も、アコースティクバージョンで。 躍動感たっぷりで、がっつりと聞かせてくれます。めまぐるしく移る様がかっこいいね。
4. Sophia Sophia
Produced by KillerSoap Co-Produced by Anton Wong written and arranged by KillerSoap lyrics written by KillerSoap
間髪入れずに入ってくるアコースティックベースのロックチューン。躍動感たっぷりのサウンド。英語詞を滑らかに歌い上げるRockyが印象的。
5. 時針與分針
Produced by KillerSoap Co-Produced by Anton Wong written and arranged by KillerSoap lyrics written by KillerSoap
アコースティックギターをざっくりと響かせて、切々と歌い上げるRocky。 味わい深さがグッと伝わってくるね。切なさいっぱいです。ところどころでヴォーカルもかすれて、雰囲気を出してくる。
6. 愛上晨光的禍
Produced by KillerSoap Co-Produced by Anton Wong written and arranged by KillerSoap lyrics written by KillerSoap
Rockyのヴォーカルがどこまでもハイトーンで、ファルセットを使って魅了してくる。 そして、サビに差し掛かると、これでもかと感情を表に出すように熱唱です。
7. Good Thing Are Worth The Wait
Produced by KillerSoap Co-Produced by Anton Wong written and arranged by KillerSoap lyrics written by KillerSoap
かき鳴るギターとパーカッションのリズムの躍動感が半端ない、軽快なリズムトラック。 みんなんで楽しくセッションするかのような、楽しさがそのまま伝わってくるナンバーです。
8. Get Rid Of You
Produced by KillerSoap Co-Produced by Anton Wong written and arranged by KillerSoap lyrics written by KillerSoap
こちらも軽快なパーカッションとギターが弾む中で、Rockyもクセを出しながら歌を聞かせてくれます。 歌が進むにつれて、ノリが出てくるね。
9. Singing In The Rain
Produced by KillerSoap Co-Produced by Anton Wong written and arranged by KillerSoap lyrics written by KillerSoap
まるで子守唄のように、まろやかにまったりと聞かせてくれるバラードナンバー。 優しさいっぱい満ち溢れています。雨のように、湿り気のあるサウンドでじっくりと染み渡ってくるように。
10. 月球背面的日光浴
Produced by KillerSoap Co-Produced by Anton Wong written and arranged by KillerSoap lyrics written by KillerSoap
インストナンバー。滑らかな音が巧みな演奏によって押し寄せてくる。 どこかしら情熱的なラテン熱も彷彿とさせながら、楽しく軽快に聞かせてくれます。
11. 不知不覺
Produced by KillerSoap Co-Produced by Anton Wong written and arranged by KillerSoap lyrics written by KillerSoap
前作アルバムのタイトルチューンもじっくり、どっしりと。そして、しっとりと。 染み渡ってくるRockyのヴォーカル。歌声で包み込んでくれるようだ。
●4th Album『長大就是這樣』● '15/10/26 release
香港のバンド、Killersoapの4枚目となる作品は、4曲入りミニサイズのアルバム。 ゴリゴリロックのM-1「What's going on」、じっくりバラードの「長大就是這樣」「告訴我」、そしてテクニカルなロックチューン「我們的時代」と、様々なスタイルでアプローチ。 4曲という少ないながらに、このアルバムに詰めた思いが濃くて、かなりインパクトはありますね。彼らの成長ぶりも伺える作品です。なによりも、ジャケットがおしゃれでかっこいいね。
1. What's going on
作曲:劉健文 填詞:劉健文、陳楽基、韓陽 編曲:劉健文 製作人:韓陽
いいねぇ、イントロからギターががっつりと入ってきては、エッジが効いています。 ちょっとエモさのある音は、ヘビィでがっつりと。タイトルをそのまま投げかけるような、力強さでぶつけてくる。 キャッチーなテイストもあって、なかなか作り込まれた曲だね。ラストのジャーンという音が、余韻を出してくる。
2. 長大就是這樣
作曲:劉健文、韓陽 填詞:劉健文 編曲:殺手金間 製作人:韓陽
アコースティックテイストで、ゆったりと聴かせてくれるバラードナンバー。 深く染み渡るような音とヴォーカルにうっとりさせられるひと時。ストリングスを入れてくるなど、 中盤の盛り上がりがいいね。ざっくりと音も増えて、訴えかけてくるようなスタイルです。ラストは合唱スタイルで、シンガロングです。
3. 告訴我
作曲:陳楽基 填詞:陳楽基 編曲:殺手金間 製作人:韓陽
こちらもアコースティックスタイルのバラードチューン。 アコースティックギターをじっくり、そして、伸びやかなヴォーカルが広がる3拍子のナンバー。しみじみとさせてくれます。
4. 我們的時代
作曲:劉健文 填詞:劉健文 編曲:殺手金間 製作人:韓陽
軽快にギターがかき鳴るポップロックチューン。弾けるサウンドと、16ビートが織りなすノリの良いナンバーだね。 疾走感たっぷり、ギターも間奏で楽しく暴れています。ラストはまた、こちらも合唱スタイルで、一緒に歌って盛り上がりそうな1曲です。
●5th Album『伍 FIVE』● '18/1/18 release
Killersoap、前作より約2年の時を経て、5曲入りの新作を発表。タイトルもそのまま「伍」と来たもんだ。すでに先行で配信されていたナンバー 「風鈴的味道」「未完成的夢」などもここに収録。じっくりバラードで聞かせてくれたり、はたまたバンドとしてどっしりアグレッシヴな面を見せてくれるナンバーなどもあり、 5曲だけながら、魅力たっぷり詰まっています。どの曲もRockyのヴォーカルが伸びやかに響き渡っていますね。 ただ、前作は4曲、今回も5曲と、もっともっと作品を期待したくなるんだよな。そういた意味では、まだまだたくさんの可能性を秘めたバンドだよね。
1. 風鈴的味道
作詞:陳楽基 作曲:陳楽基 編曲:殺手金間 監製:Adrian Chan
ピアノの美しき音色、そしてストリングスも入って、なんともゴージャスだ。そして、しっとりとRockyが歌声を聴かせる始まり。 サビに入ると、丁寧な音使いの元、瑞々しいロッカバラードが展開。心のこもったヴォーカルに、うっとりさせられる1曲です。Killersoapの世界を随分と出してきましたね。
2. 普通人
作詞:文文 作曲:陳楽基 編曲:殺手金間 監製:Adrian Chan
HIP-HOPのようなリズムに乗せて、がっつりバンドサウンドを聴かせる。ミクスチャーロックよろしく、クールにかっこいい音で勝負。 バラードとはまた違った表情を見せて、鋭さをぶつけてくる。ただ、メロディ後のサビの音がちょっと軽いかな。もっとゴリゴリした音使いでもよかった感じ。
3. 未完成的夢
作詞:陳楽基 作曲:陳楽基 編曲:殺手金間 監製:殺手金間
まったりテイストで聴かせるロッカバラードナンバー。滑らかで、煌びやかで、ちょっとざらついた音がバンドらしさを出してきます。 ラストのサビがちょっと勢いを出してきたね。
4. 撞柱
作詞:文文 作曲:文文 編曲:殺手金間 監製:Adrian Chan
デジタルサウンドをちりばめて、弾けるロックチューン。Rockyのヴォーカルもかっこよく、ノリを出してきているね。 サビではビートを展開させて、リズミカルに展開。キャッチーさだけでなく、聴かせる力もある。特に間奏ではエッジを効かせて聴かせてきます。
5. 無色無味
作詞:文文 作曲:文文 編曲:殺手金間 監製:Adrian Chan
しっとりと聴かせるバラードナンバー。渋さと繊細さを兼ね備えた曲は、じっくりと心の奥底に訴えかけてくるようだ。 サビもメロディアスで、親しみがあって、なかなか心地いいね。