album

1st Album『Meja』● '96 ('96/4/21、'96/7/1 on Japan) release

1990年代を彩ったスウェディッシュポップ。その中でも、群を抜いて大ヒットを記録した女性シンガー、MEJAのデビューアルバム。 もともとバンドのヴォーカリストとしてフィーチャーされていただけあって、実力がダイレクトに伝わってきますね。何はともあれ、最高で最強のキャッチーソング 「How Crazy Are You?」が全てを物語ります。これぞスウェディッシュポップの決定版。そのほか、シングルにもなった「Rainbow」や「Welcome To The Funclub Of Love」なども、 色々な角度からスウェディッシュポップを味わせてくれます。時に爽やかに、時にじっくりとバラードを聴かせたり、ヴァラエティ豊かな内容です。 日本だけでなく、世界中で大ヒットを記録した、とっても親しみのある1枚ですね。日本版はボーナストラックを2曲収録。

1. Welcome To The Funclub Of Love

D. Carr / J. Taneli / Meja Produced by Douglas Carr for LeMon Productions

ヴォーカルを聴かせて始まるミディアムチューン。とっても清々しいギターの音使いで魅了してくるしなやかロックチューン。 親しみやすさと温かさがダイレクtに伝わってくるね。ポジティヴな歌詞も光るし、MEJAのヴォーカルも明るいです。

2. How Crazy Are You?

D. Carr / J. Taneli Produced by Douglas Carr for LeMon Productions

これぞスウェディッシュポップの決定版。そして、MEJAの名を一躍世に知らしめた最強のキャチーソング。 軽快なギターやドラムの音がときめいて、心躍るナンバーですね。パラッポンのスキャットもウキウキワクワクさせてくれるんだよ。 まさしくやみつき、クレイジーにさせてくれる1曲です。

3. I Wanna Make Love

Jonas“Joker”Berggren / D. Carr / Meja Produced by Douglas Carr for LeMon Productions & Jonas“Joker”Berggren

クールで妖しさも感じさせるナンバーは、同郷ACE OF BASEのJokerが手がけた1曲。 確かにイントロからしてACE OF BASEの世界が出ているよね。優雅に舞う感じながら、どっぷりどっぷりと展開。

4. Invisible

D. Carr / Meja Produced by Douglas Carr for LeMon Productions

随分と渋さを漂わせるイントロ。ちょっとブルージーな音使いが、かっこよさを生み出してきます。 MEJAの迫力あるヴォーカルで魅了してくる1曲。こういう面も持っているんだなぁ、と、ちょっと驚いてしまうね。

5. I Don't Know

Ben Watt / Tracey Thorne Produced by Douglas Carr for LeMon Productions

Everything but the Girlのカバーチューンときたもんだ。ピコピコSEを加えてダンサブルに行くかと思いきや、 思わせぶりでアコースティックな滑らかサウンドで聴かせてくれます。アレンジがいいね。

6. Rainbow

D. Carr / B. Steinberg / Meja Produced by Douglas Carr for LeMon Productions

ざっくりギターが気持ち良いナンバー。爽快感を放ちながら、クールさも漂わせる1曲。このバランスが面白くていいんだな。 MEJAならではの世界。そして、前向きな歌詞とたくましいMEJAのヴォーカルが舞います。

7. My Best Friend

A. Kronlund / Meja Produced by Douglas Carr for LeMon Productions, BAG & Slick for LeMon Productions & BAG Production

優しく柔らかながら、壮大な雰囲気も漂わせるバラードチューン。教会などに響き渡りそうなクラシカルなアレンジで、 MEJAのヴォーカルも美しく舞います。中盤からは、ピアノが美しく飾ってきました。

8. Daniellas Eyes

A. Kronlund / Meja Produced by Douglas Carr for LeMon Productions

始まりはまた浮遊感があって、ちょっと奇妙な感じ。その後はカントリーテイストで進行。こちらは電子音を加えたりしては、独特のリズムでどんどん 魅了してくるポップチューンです。

9. April Love

A. Kronlund / Meja Produced by Douglas Carr for LeMon Productions

タイトル通り、春らしさたっぷりのアコースティックベースなロックチューン。瑞々しさが心地よいし、ギターの音も瑞々しくて心地いいんだな。 フォーキーな音を軽やかに操って、MEJAも温かさとともにお届け。

10. It Ain't Over

D. Carr / J. Taneli Produced by Douglas Carr for LeMon Productions

イントロからホーンがほんわか温かさを届けてくれるポップチューン。とっても華やかで軽やか。 MEJAのヴォーカルも帯び伸び気持ちよく広がります。特に、サビがとっても突き抜けているね。あなたに夢中という気持ちがよく表れています。

11. I'm Missing You

D. Carr / T. Ekman / P. Adebratt / Meja Produced by A.C.E. - Par Adebratt, Douglas Carr & Tommy Ekman for LeMon Productions

しっとりバラードチューン。元気なMEJAのイメージとちょっと離れて、じっくりと味わい深さとともに届けてくれます。 これはもう、タイトル通り、あなたが恋しいという気持ちを歌ったナンバーです。

12. Flower Girl

D. Carr Produced by Douglas Carr for LeMon Productions

イントロから爽やかさが伝わってくるね。アコーディオンも踊るキャッチーなアップチューン。 派手さのあるサウンド、でも、MEJAのヴォーカルは落ち着いていて、聞いていて、どこかしら頼もしさが伝わってくるよね。伸びやかさも心地よい。

13. I'd Run Away

D. Carr / J. Taneli / Meja

ギターの音がとっても印象的なミディアムチューン。ざっくりとした音とざらりとした音が交差する。 そこにMEJAのヴォーカルが気持ちよき響き渡る。シングルのB面のままでは、なんだか勿体無いね。

14. How Crazy Are you? (Acoustic Version)

大ヒットナンバーのアコースティックバージョン。このままメインに持っていってもいいくらいの軽快さを 前面に出してきました。とっても気持ちよく、MEJAのヴォーカルも広がっていきます。

Live Album『Live In Japan - The Flower Girl Jam』● '97/8/1 on Japan release

MEJA、初となるライブアルバムが登場。2019年現在、この1作のみというライブアルバムの舞台はなんと日本。日本でのツアーの中から各地の公演模様を収録しています。 つなぎがスムースで、まるで1つの公演を聞いているようだね。アルバムと同じく、「Welcome To The Funclub Of Love」からスタート。1st Albumのナンバーを中心に聴かせてくれます。 とっても伸び伸びと、時にパワフルに、そしてバックバンドとの息のぴったりあったパフォーマンスで楽しませてくれます。 そして、なんと鈴木蘭々のナンバー「Kiss」のカバーを日本語で聞かせてくれたりするサービスも。何はともあれ、アンコールで披露した大ヒット曲「How Crazy Are You?」の力は、 やはりハンパないね。MEJAの全てが詰まっています。

イントロから心地良く、川のせせらぎの音が、アコースティックな音が、心を癒してくれるかのようなM-1。そして、MEJA登場で会場がより温かさを増す。そして、どっしりとしたヴォーカルで伝えてくる。ライブでファンとのつながりを示すようなナンバーだね。 新曲のM-2。テーマはラジオで、こちらも強い音ながら、しっかりと伝えるMEJAのヴォーカルが印象的だね。 手拍子が自然に沸き起こるM-3。とってもポップで、楽しそうだね。MEJAも心地良く歌っています。そして、バンドメンバーたちのコーラスも温かいね。 情熱ラテンサウンドのM-4は、会場からワーキャー声が上がるほど、熱く燃え上がる。パッション溢れるMEJAのヴォーカル。最後は日本語で「どうもありがとう」。 Everything But GirlのカバーM-5。どこかしら幻想的に、MEJAの味付けで新しい世界を聞かせてくれます。アンビエントテイストもあって、うっとりと。ラストはバンドメンバーが演奏で魅了してきます。そして、また「どうもありがとう」とあいさつ。 なんと鈴木蘭々のカバーM-6。丁寧な日本語で聞かせてくれるところが新鮮だね。そして、意外とロックなアレンジがかっこいいです。 続いては、スウェーデン語のナンバーM-7。ジャジーなテイストのバラードナンバー。うっとりしっとりと、ムードを出して飾っては、包み込んできます。 曲の思い出、そして神戸について語ってM-8。これがまた、ものすごく明るくさわやかでポップに。弾けまくるMEJAが印象的です。なんて楽しそうなんだ。歌い終わって「ありがとう!」と日本語であいさつ。 Elvis PresleyのカバーM-9。手拍子を誘って、アコースティックサウンドで聞かせてくれます。 続いてもカバーのM-10。どっしりバンドサウンドをバックに、たくましく歌い上げるMEJAがかっこいいね。ヴォーカルも伸び伸び広がりまくりです。 MCのM-11。続いてはラストソングのアナウンス。そして、いろいろな人たちへ「ありがとう」の言葉を。とってもハートフルだね。 ざっくりとギターの音を奏でて聞かせてくれるM-12。自然を感じさせてくれるMEJAを感じることができる。聞いていて、本当に心地いいんです。そして拍手喝采。

MEJAコールに誘われて、MEJA再登場。そして、やっぱりこの曲を聴きたいよね、ということでM-13。大ヒットナンバーは、会場からも手拍子が沸き起こり、コールアンドレスポンスもあったりで楽しさいっぱいだ。バンド紹介パートもあったり、楽しそうな空間だ。 さわやかに聞かせてくれるM-14。爽快感たっぷり、清々しいね。 さらにオーディエンスの声に応えてM-15。「チョットマッテクダサイ」と微笑ましいね。カバーナンバーで、うっとりしっとりと。アコースティックサウンドが心地良いんだ。

シークレットトラックは色々と。

2nd Album『Seven Sisters』● '98/2/5 ('98/2/11 on Japan) release

パラッポンな「How Crazy Are You?」、そして1st Albumが大ヒットを記録したMEJA。待望の2nd Albumが約2年ぶりに登場。今作も、スウェディッシュポップの王道を行くような、 ポップでキャッチーな曲が揃っています。特に、1st Singleになった「All 'bout The Money」は、「How Crazy Are You?」に匹敵するくらいのキャッチーさがあって、ついつい口ずさみたくなるね。 ダンダンダラダンダン。そのほか、キャッチーな「Pop & Television」や、じっくりバラード「Intimacy」など、サウンドの幅も豊かになり、MEJAらしさをダイレクトに伝えてきます。 とにかく安心して聞くことができるし、おしゃれだし、可愛いし、もう言うことなしだね。スウェディッシュポップの華やかな雰囲気そのまま、MEJAが輝く1枚。 日本版はボーナストラックを2曲収録しています。

1. Lay Me Down

Written by D. Carr / B. Steinberg / Meja Produced and Arranged by Douglas Car

ざっくりギターが心地良く響き渡りながら、疾走感もあるポップチューン。 これぞMEJAなスウェディッシュポップが展開しては、キャッチーに引き込んできます。Bメロの伸びやかなメロディも気持ちがいいね。 コーラスも華やかだ。軽快なトラックに惹かれます。

2. All 'bout The Money

Written by D. Carr / Meja Produced and Arranged by Douglas Car

MEJA待望の2nd Albumからの1st Single。オープニングで響き渡るギターの音が印象的なナンバーで、 この曲も「How Crazy Are You?」に匹敵するくらいにポップでキャッチーに聞かせてくれるナンバーなんだな。ダンダンダラダンダン。口ずさみたくなるパートでノックアウトだよね。 資本主義にちょっとメスを入れるような歌詞だけれども、MEJAの思いが伝わってきます。

3. Are You Ready?

Written by D. Carr / Meja Produced and Arranged by Douglas Car & Janne Taneli

日本版のボーナストラックなんだけれども、この場所に挿入してくるとはなんだかな。 こちらも心地良いバンドサウンドで、ポップに聞かせてくれます。同時に、カラフルポップなSEを加えて、MEJAらしい楽しい曲に仕上がっています。

4. Too Many Nights Late

Written by D. Carr / Meja Produced and Arranged by Douglas Car and John Amatiello

ざっくりギターの鋭さに加えて、ロックなアプローチで聞かせてくれるミディアムチューン。 MEJAのヴォーカルもどこかしらぶつけてくるように、カッコ良さが伝わってくるね。途中でリズムが変わって、トリッキーにも感じさせる。

5. Beautiful Girl

Written by D. Carr / J.“Joker”Berggren / Meja Produced and Arranged by Douglas Car and John Amatiello

ピコピコドラムマシーンを導入するとは、面白い試み。とってもリラックスした雰囲気が伝わってくるボッサタッチのナンバー。 ほんわかさせてくれる温かいトラックで、MEJAらしい眩しさがあるね。ホルンやヴォイスパーカッションんも楽しさを伝えてくる。

6. Intimacy

Written by B. Steinberg / R. Nowels / N. Geraldo Produced and Arranged by Douglas Car and John Amatiello

アコースティックな音づがいが印象的なバラードチューン。MEJAの優しいヴォーカルが溶け込んでいくように、メロウな世界が広がっていきます。 なんだか情で訴えかけてくるような曲ですね。ピアノの音色も美しく響き渡る。

7. Luxury

Written by D. Carr / J. Taneli / Meja Produced and Arranged by Douglas Car

いきなりMEJAのヴォーカルにヴォーコーダーを加えてくるとは、ひねりを加えた1曲。 ロックなのにポップさやキャッチーさもきちんと兼ね備えた1曲。シャララコーラスもとっても楽しそうで、爽快感もたっぷり。でも、MEJAのヴォーカルもかっこいいぞ。

8. Pop & Television

Written by J. Taneli Produced and Arranged by Douglas Car

イントロが華やかさを出してくるけれども、じっくりと伝えてくるミディアムロックチューン。 少々のレトロなサウンドが味わい深さを増します。いつの時代も魅了させてくれるポップミュージックとテレビのことを歌ったナンバー。 もちろん、スウェディッシュポップ特有のキャッチーなメロディラインが心に染み渡ります。

9. Daughter Of Mornin'

Written by D. Carr / J. Taneli / Meja Produced and Arranged by Douglas Car

イントロからして、なんだかハッピー。そして、MEJAのヴォーカルが入ってきては、さらに安らぎをくれるかのように響き渡ります。 シンプルな雰囲気なのに、すべての音、そして声が瑞々しく輝いています。

10. Caught Up In The Middle

Written by D. Carr / Meja Produced and Arranged by Douglas Car

イントロからホーンが華やいでいます。さらには、ピアノも滑らかで、美しく響き渡る。 アップテンポの中にも、抑揚をつけて、まるで空を旅するかのようなテイストを聞かせてくれるんです。そう、これがスウェディッシュポップの力だよね。とにかく爽やか。

11. Lullaby Song

Written by D. Carr / J. Taneli / Meja Produced and Arranged by Douglas Car

MEJA曰く、日本公演時に出会った、闘病している日本人に向けられたナンバー。MEJAの持つ優しさを凝縮して届けてくれるバラードです。 子守唄であり、追悼歌のような側面も見せる1曲です。

12. Seven Sisters Road

Written by D. Carr / J. Taneli / T. Cox / Meja Produced and Arranged by Douglas Car

アルバムの核を担うような1曲。イントロからして、ゴージャスに飾ってきましたね。 でも、中身は結構ロックしているんだ。そこにストリングスも加わって、華やかに広がっていきます。間奏パートが特にいいんだな。

13. Don't Push The River

Written by J. Elofsson / T. Cox / Meja Produced and Arranged by Douglas Car

随分と癖のある音で引き込んでくるイントロにびっくりだ。 どっしりのっしりと、ドラム&ベースが響き渡りながらも、ギターの音が軽やかに仕上げてくるミディアムロック。MEJAが人生の教訓を教えてくれるような1曲。

14. Do The Angels Have A Home?

Written by J. Elofsson / L. Karlsson Produced and Arranged by Douglas Car & Meja

アルバムのラストを締めるバラードナンバー。ピアノの音が優しさを届けてくれると同時に、ムードのあるジャジーな雰囲気も加えて、うっとり展開。 どうかしら感傷的な雰囲気もあるけれども、美しく包み込んでくれる部分に、安心を覚えます。

3rd Album『Realitales』● '00 ('01/1/31 on Japan) release

MEJA、前作「Seven Sisters」から2年ぶりとなる3枚目のオリジナルアルバムの登場。まずあ、ビジュアルに驚きだ。ブロンドヘアーが特徴的だったのに、黒髪に大胆チェンジ。 MEJAが渋くてかっこいいいのなんのって。これまでハッピーでキャッチーなスウェディッシュポップを聞かせてくれたけれども、今作はエッジを効かせたギターをメインに、 ハードなロックサウンドをがっつりと聞かせてくれる。MEJAの奥底に持っていたものが、覚醒されたような雰囲気で、かっこいいのなんのって。 それでいて、キャッチーさを持ったシングル「Hippies In The 60's」はじめ、エスニックな「Spirits」、じっくりバラードなどなど、多彩なサウンドで楽しませてくれます。 こうなると、この先、MEJAはどうなるのか、ものすごく楽しみなりますね。ちなみに、日本版は、ボーナストラックを2曲収録。

1. Hippies In The 60's

(Meja / B. Steinberg / M. Frederiksen) Produced and arranged by Douglas Carr and Uric Johansson for LaCarr

冒頭から濃ゆいギターを鳴らしては、アッと驚かせる。これがMEJAなのか?エッジを効かせて、ハードなサウンドで展開。 でも、サビに入ると爽やかさを兼ね備えたメロディが流れては、スウェディッシュポップの真髄を見た。なかなかかっこいいね。 アルバムから先行となったシングルでもあります。

2. Present Delay

(Meja / S. Lipson / D. Carr) Produced and arranged by Stephen Lipson for the Aquarium Studios, London and Douglas Carr for LaCarr, Stockholm

こちらもまた、渋さ全開。イントロからブルージーな香りを漂わせて、MEJAがクールに歌い上げるミディアムロックチューン。 そして、サビパートはがっつりと。なんだ、このかっこよさは。いつも以上にハードなMEJAを聞かせてくれる。

3. Spirits

(Meja / D. Carr) Produced and arranged by Douglas Carr and Uric Johansson for LaCarr

イントロはシタールなのか?妖しさいっぱいのエスニック風味を加えて、華麗に舞うMEJA。どこかしらスピリチュアルな世界を聞かせてくれるのは、 タイトルから想像できますね。不思議な世界が漂うサウンドが、逆に癖になる。

4. Land Of Makebelieve

(D. Pop / D. Carr) Produced and arranged by Douglas Carr and Uric Johansson for LaCarr

冒頭を飾るゴスペルコーラスにこれまたびっくりな1曲。独特のプログラミングを使っては、グルーヴィーに。 どっしりどっぷり展開する中で、MEJAのヴォーカルが舞います。ちょっと精神世界な1曲だね。

5. Ready

(Meja / S. Lipson / D. Carr) Produced and arranged by Stephen Lipson for the Aquarium Studios, London and Douglas Carr for LaCarr, Stockholm

R&Bのようなテイストで始まり、クールに展開。サビに入ると、ポップなロックチューンで、ピアノが印象的。 この変化が面白いね。ラストサビパートなんかは、レトロでいい感じ。

6. Babysteps

(Meja) Produced by Michael Pietile and Kasper Lindgren

エレクトリックな、アンビエントな雰囲気の中を泳ぐような1曲。心地よい中で、MEJAのヴォーカルとコーラスが華麗に舞う。 どっぷりと心地の良いビートに身を委ねたくなるような1曲です。

7. Under The Sun

(Meja / D. Carr) Produced and arranged by Douglas Carr and Uric Johansson for LaCarr

アコースティックギターに誘われる1曲。その後はエッジの効いたギターががっつりと入ってきては、ドラムもガツンと。 かなりかっこいいいMEJAが展開します。ヴォーカルも、どうかしら鋭さを感じさせるね。

8. Scum Like Me

(Meja / M. Pietile / K. Lindgren) Produced by Michael Pietile and Kasper Lindgren

ピコピコサウンドとざっくりロックが組み合わさったかのような1曲。サビでは一気に清々しさを届けてくれる、とっても心地の良いナンバーだね。 どこかしらMEJAにとってもFuture Popなテイストを感じさせる。

9. Runnin' Hiding

(Meja / M. Pietile / K. Lindgren) Produced by Michael Pietile and Kasper Lindgren

こちらもエスニック要素たっぷりのロックチューンだね。がっつりギターも入ってきては、妖艶で華麗に舞います。 どこかしらMadonna「Ray Of Light」期を思わせるようなサウンドアプローチ。

10. Hippies In The 60's -Acoustic Version

ざっくりギターをかき鳴らして聞かせてくれるアコースティックバージョン。 オリジナルのざらっとした感じも良かったけれども、こちらの重たさと軽さをうまく組み合わせたトラックもいい感じだね。

11. Spirits -Acoustic Version

アコースティックバージョンに変わって、より情が出てきたというか、どこかしら叙情的な歌になった感じかな。 妖しさは相変わらずです。

12. If (You Weren't There)

(Meja / A. Kronlund) Produced by Jonas von der Burg for VDB Music Production

ふわっとした音が舞うミディアム調のバラードナンバー。どこかしらドリーミングで、ハートフルな音が包み込んでくれるようだ。 とっても温かい1曲だね。

13. Awakening

(Meja / J. Norberg) Produced by Jonas Norberg

静かな雰囲気で展開するバラードナンバー。しっとりと、ゆっくりと、これがMEJAなのか。もうスウェディッシュポップという看板を外して、 世界で活躍するアーティストの振る舞いですね。ソフトな歌い方も、どうかしらMadonnaのように。そして、コーラスにうっとりだ。

14. Atlantis Outro

(Meja / J. Norberg / D. Osterberg) Produced by Jonas Norberg

アウトロ。波の音とラジオのチューニングで見せる一時。そして美しきコーラスが押し寄せてきました。

Secret Track

テクノアプローチのどっぷりトラック。幻想的なサウンド、そしてMEJAの優雅なヴォーカルが交差する1曲です。

Compilation Album『my best』● '02/1/23 on Japan release

北欧の歌姫、MEJAの初となるベストアルバムが、日本限定でリリース。これまでリリースした3枚のアルバムの中から、シングルナンバーを中心に大ヒット曲のオンパレード。 ポップでキャッチーさを放つナンバー「how crazy are you?」で魅了して、「rainbow」「all 'bout the money」「hippies in the 60's」など明るいナンバーや、 3枚目のガラッと変わった雰囲気で聞かせてくれる「spirits」、日本限定でのシングル「radio radio」や矢井田瞳のカバー「I'm here saying nothing」などなど、 これまでのMEJAをギュッと凝縮。とにかく北欧ポップスがここにぎっちりと詰まっているわけですよ。 さらにはCD-EXTRA仕様で、「how crazy are you?」「all 'bout the money」「hippies in the 60's」の3曲のビデオクリップを収録。 まだまだ、MEJAの魅力をキャッチーに聞かせてもらいたいね。

CD-EXTRA1. How Crazy Are You?

風を受けながら、屋上で歌うMejaが気持ちよさそうなPV。赤煉瓦の屋根が印象的ですが、ここはどこでしょうか。

CD-EXTRA2. All 'Bout The Money

モノクロMejaと、バックのブルーな映像が印象的なPV。時折カラーになっては鮮やかに。でも、全体的にはシックな雰囲気。

CD-EXTRA3. Hippies In The 60's

中世騎士の恰好をしたMejaが森の中で歌う。一方で、洋館の中でドレスに身を包んだMejaが美しいのなんのって。

4th Album『Mellow』● '04 ('04/2/18 on Japan) release

MEJA、約3年ぶりとなるオリジナルアルバムが登場。今回は、カバーとオリジナル曲を交えて聞かせてくれるんだけれども、 タイトル通り、メロウなテイストでお届け。特に、カバーナンバーで、ボサノヴァをチョイスしてくるところにはびっくりだ。 そのほか、Carol KingやJonny Mitchなどの選曲でいい感じ。オリジナル曲もゆったり、じっくりと聞かせてくれるナンバーで、みずみずしさを届けてくれます。こんなMEJAも、なかなかいいね。 日本版は、ボーナストラックとして、前作オリジナルに収録されていたリードチューン「Hippie in the 60's」のニューバージョンを収録。こちらもメロウです。

1. Life is a river

Meja / C Reeves / S Jordan Produced by Hamish Stuart

ラテンなテイストを振りまく軽快なミディアムチューン。ヴォーカルも軽やかに、そしてサビではコーラスも加わって、ゴージャスなテイストを出してきたぞ。 人生を川に例えて、MEJAが教訓を説く1曲。でも、曲同様、重たくなりすぎず。

2. Agua de Beber

V de Moraes / A C Jobim Produced by Hamish Stuart

ジョビン「おいしい水」のカバー。まったり軽やかなボッササウンドに乗せて、MEJAがしなやかに歌い上げるナンバーです。ギターの音も心地よいね。

3. Kiss me again

Meja / J Norberg Produced by Hamish Stuart

イントロのギターが優しく奏でる3拍子のバラードナンバー。夢見心地な気分にさせてくれるような音使いにうっとりだね。 メロディはバカラック風だそうだけれども、なるほど、ドラマティックに仕上がっています。

4. O Leaozinho (Little Lion)

Caetano Velso English lyrics: Meja Produced by Hamish Stuart

Caetano Velsoのカバーチューン。ゆったりテンポに乗せて、心地よく聞かせてくれます。英語詞は、本人に許可を得て、MEJAが書き上げています。

5. Red Light

Meja / O Valeskog Produced by Hamish Stuart

ムードたっぷりに聞かせてくれるジャジーなボッサチューン。MEJAのヴォーカルも、どこかしらセクシーに響いています。

6. Wake up call

Meja / Maia Sharp Produced by Hamish Stuart

優しい音づかいでスタート。瑞々しいギターの音はじめゆったりまったりと聞かせる展開。でも、サビになるとアップテンポに。 心地よいカントリーなテイストで楽しませてくれます。大人になれと、MEJAの鋭い歌詞が響き渡ります。

7. Too Late

C King / T Stern Produced by Hamish Stuart

Carol Kingのカバー。ゆったりビートとサックスがムードを作るイントロにうっとりですね。その後もボッサタッチで、ゆったりと繰り広げられるテイストを聞かせます。 MEJAのヴォーカルも熟した感じがいいね。

8. The One

Meja / J Norberg Produced by Hamish Stuart

イントロなしでスタート。 瑞々しいギターの音が響いたり、ストリングスの音がしなやかに飾ってきたり、A.O.R.テイストのキーボードが優しさを届けてくれたりと、様々なテイストを盛り込んできました。 ちょっと切ない世界を歌っています。中盤での雷雨のSEには驚いた。

9. Dindi

A de Oliveira / C A Jobim / English: R Gilbert Produced by Hamish Stuart

こちらもアントニオ・カルロス・ジョビンの作品。ゆったりまったりのボッサナンバーで、心地よさたっぷり。 MEJAもリラックスした雰囲気が伝わってくるね。コーラスもムードをつくりますね。

10. The Circle Game

J Mitchell Produced by Hamish Stuart

こちらもカバーチューン。ギターの音が本当に鮮やかだね。そして、軽やかリズムトラックを加えてのボッサチューンな仕上がりで聞かせてくれます。 さらにストリングスのダイナミックでしなやかな動きがたまらないんだな。

11. Hippies In The 60's (Mellow Version)

Meja / B Steinberg / M Frederiksen Produced by Hamish Stuart

日本版のボーナストラックは、3rd Albumに収録されていたリードチューンを新たなバージョンで。オリジナルとアコースティックバージョンの中間に位置するような、 ざっくりアレンジが、心地よさを生み出すトラックだね。サビでのコーラスも鮮やかで映えています。 タブラやシタールなどの音も加わっては、やっぱりスピリチュアルでエスニックな雰囲気がたまらないね。

Compilation Album『The Nu Essential』● '05/1/19 on Japan release

すっかりお久しぶりな感じの北欧の歌姫、MEJAがベストアルバムをリリース。通算2枚目のベスト盤は、これまた日本でのみの李リールとなっております。 よっぽど日本に愛されているんだなと感じさせますね。前作ベスト「my best」とかぶる曲はあるものの、ほとんど大ヒットナンバーだし、耳に馴染むんだよね。 また、前作オリジナル「mellow」収録曲やRicky Martinとのデュエットナンバーなどを追加しては、新しさを演出。 そして、松尾潔プロデュースの新曲が、これまたかっこいいんですよ。作曲が筒美京平で、アレンジで鷺巣詩郎が参加って、一体なんだこの豪華さは。 これだけでも聞き応えがあって価値のある1枚となっております。

8. PRIVATE EMOTION W/ R. MARTIN

Written by E. Bazilian / R. Hyman

Ricky Martinがなんと、北欧ポップスの女王、MEJAとデュエットを果たすだなんて。 実に面白いコンビネーションですね。情熱のこもったRickyのヴォーカルに、負けじとMEJAもヴォーカルを美し聞かせてくれる。 メロディ自体にも熱があって、なかなか聞き応えのあるバラードチューン。パッションがとにかくダイレクトに伝わってくるんだな。

17. SIMPLE DASY ~ WALKING THE DISTANCE

Written by Meja / Kiyoshi Matsuo / Kyohei Tsutsumi Produced and Organized by Kiyoshi“KC”Matsuo for Never Too Much Productions

久しぶりとなる新曲は、豪華な作家陣が登場ですよ。作詞とプロデュースを松尾潔、作曲を筒美京平が手がけたバラードナンバー。 映画の主題歌ということで、とってもドラマティックなバラードに仕上がっています。ストリングスがとっても豪華なんだけれども、なるほど、鷺巣詩郎がアレンジな訳で。 とにかく素晴らしい1曲。

Cover Album『Animeja - Ghibli Songs』● '10/7/21 on Japan release

北欧の歌姫、MEJAの久しぶりの音源が登場。これがまた、びっくりカバーアルバム。しかも、日本の、ジブリ映画のテーマソングのカバーときたもんだ。 「となりのトトロ」「君をのせて(天空の城ラピュタ)」「風の谷のナウシカ」などのおなじみのナンバーから、「テルーの唄(ゲド戦記)」「Arrietty's Song (借りぐらしアリエッティ)」などの近年の作品まで、 幅広くカバー。オリジナルの雰囲気を残しつつも、MEJA流にアレンジを施して、北欧ロックだったり、じっくりバラードだったり、ラテンだったりと、なかなか面白い作品となりました。 おしゃれカフェミュージックにも最適な1枚。「ポニョポニョ」と可愛く歌っていたり、日本語で「カントリーロード」を披露したりと、サービス精神もたっぷりですね。

1. となりのトトロ

作詞:宮崎駿 作曲:久石譲 編曲:TATOO

ざっくりギターが北欧ポップ/北欧ロックな雰囲気を振りまく1曲。単なるアニメソングに終わらず、 爽やかな風を吹かせては、しっかりとMEJAの味で聞かせてくれます。

2. Arrietty's Song

作詞:Cecile Corbel 作曲:Simon Caby, Cecile Corbel 編曲:磯貝サイモン

もともと洋楽的な曲だから、こちらもすんなりMEJAの色に染まりますね。 どこかしら切なく、フォルクローレのような、フォークのようなテイストで、じっくりと聞かせてくれます。

3. もののけ姫

作詞:宮崎駿 作曲:久石譲 編曲:TATOO

あの「もののけ姫」が、こんなに変身するとは、誰が思って見ていたことか。 イントロはピアノでうっとりと、その後はざっくりギターが軽やかに彩るを加えてロックチューンに変身。斬新だなぁ。

4. ルージュの伝言

作詞:荒井由実 作曲:荒井由実 編曲:TATOO

オリジナルのモータウンテイストをそのままに、ざっくりギターが雰囲気を出すポップなロックチューン。 とにかく軽快で、楽しそうだね。コーラスも舞っては華やぎます。

5. テルーの唄

作詞:宮崎吾朗 作曲:谷山浩子 編曲:TATOO

アカペラで聞かせてくれる1番から、もう世界に引き込まれていきます。その後はピアノがしっとりと響き渡っては、 神秘性をさらに出してくる。チェロの音がいいじゃないですか。

6. 君をのせて

作詞:宮崎駿 作曲:久石譲 編曲:TATOO

これまた、ゴリゴリなロックで聞かせてくれるとはね。北欧といえばメタル、そんな印象をちらつかせるような、 鋼質なテイストを醸し出して、MEJAが歌い上げます。間奏なんか、とにかくギターが激しいんだ。

7. 崖の上のポニョ

作詞:近藤勝也 補作詞:宮崎駿 作曲:久石譲 編曲:目木とーる

A.O.R.テイストで滑らかな音を響かせるんだけれども、「ポニョポニョポニョ」と歌われると、 ちょっと力が抜けてしまうね。向こうの童謡なテイストなんでしょう。

8. 風の谷のナウシカ

作詞:松本隆 作曲:細野晴臣 編曲:TATOO

まさかこう来るか、というようなミディアムロックチューン。どこかしらファンクでサルサでラテンなテイストもあって、 なかなかおしゃれだね。リズムもよく、踊りたくなるような1曲です。ちなみに、この歌詞の訳詞が、LEO今井なので、是非ともブックレットにも注目。

9. カントリー・ロード

作詞:B. Danoff, T. Nivert & J. Denver 作曲:B. Danoff, T. Nivert & J. Denver 編曲:磯貝サイモン

アナログな雰囲気。しかも、日本語で聞かせてくれるMEJAがまた、いいね。まさしくカントリーなロックで、元気いっぱいに聞かせてくれます。 日本語も滑らかで、なんだか愛おしいね。

10. いつも何度でも

作詞:覚和歌子 作曲:木村弓 編曲:TATOO

オリジナルのような優しさが伝わってくるカバーナンバー。ギターの音も神々しい。MEJAのヴォーカルが鮮やかに舞います。

11. 世界の約束

作詞:谷川俊太郎 作曲:木村弓 編曲:田上陽一

イントロは幻想的に。でも、歌が始まると、ギターをかき鳴らしては、まさしく北欧ポップ感を出して、爽やかに聞かせてくれます。 MEJAのヴォーカルも生き生きしていますね。

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