album

1st Album『The Fame』● '08/10/28 release

LADY GAGA、記念すべきデビューアルバム。圧倒的なヴォーカルパフォーマンスとキャッチーなダンスサウンドを操り、歌と言葉、そして映像や衣装など、目と耳で楽しませる。 アルバムは、流行のダンスサウンドを取り入れて、時に激しくアッパーに、時にじっくりと聴かせてくれるなど、あらゆる手段を使って魅了してきます。 「JUST DANCE」「POKER FACE」「EH, EH」「LOVEGAME」「PAPARAZZI」などのシングルを放っては、どんどんとリスナーを取り込んでいった。 まさしくモンスターなヴォーカルスタイルは、とにかく表現力に長けている。時にレトロに、そしてポップに。目が離せないくらいに話題を振りまく彼女にノックアウト。 また、ピアノの腕も披露したり、何気に器用な面も見せてくれます。なにかと話題先行だけれども、その実力は本物ですね。 ボーナストラックのディスコテイスト溢れるナンバーも、ポップでキャチー。リスナーのハートを鷲掴みにしたLADY GAGA。この先どんな風に化けるのか、全世界のリトルモンスター達が注目です。

1. JUST DANCE Feat. Colby O'Donis

Written by Lady Gaga, RedOne, Aliaune Thiam Stefani Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by RedOne for RedOne/Konvict

LADY GAGA、デビューシングルは、Colby O'Donisをフィーチャーしてのダンストラック。リズミカルなビートを携えては、攻めのスタイルを聴かせる。 サビに入ると、ビートの圧が加わって、より強力に。キャッチーさもあるけれども、音だけ聴くとそこまでひねりがあるわけではないんだよね。やっぱり、パフォーマンスありきのアーティストなのかな? 中盤で入ってくるColby O'Donisのラップがいい感じ。

2. LOVEGAME

Written by Lady Gaga, RedOne Stefani Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by RedOne for RedOne/Konvict

LADY GAGAがのっけから早口で攻め立てるナンバーは、どっぷりビートがクセになるミディアムダンスチューン。 GAGAが愛のゲームをしようじゃないかと挑発してくるように、妖艶な世界を作る。サウンドはエレクトロ路線満載のグルーヴが駆け巡る。さすがはRedOne。 好調デビューアルバムから4枚目のシングルナンバーとしてカットされました。

3. PAPARAZZI

Written by Lady Gaga, Rob Susari Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by Rob Fusari Additional Co-Production by Lady Gaga

ボコスカビートを携えて、攻めの姿勢を見せるLADY GAGA。妖艶なサウンドを操り、巧みに仕掛けてきます。あなたの1番のファンは私。 だから、パパラッチ。追いかけられる側だからこそ、追いかける側の様子を生々しく描けるんだろうな。有名人も大変だよね。

4. POKER FACE

Written by Lady Gaga, RedOne Stefani Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by RedOne for RedOne/Konvict

LADY GAGAが放つ2枚目のシングルナンバーは、妖しさたっぷりのポップなダンスチューン。冒頭のコーラスから妖しさたっぷり。 淡々とした雰囲気から、腰を打つビートに乗せて、サビでは超キャッチーなメロディをぶっ放す。覚えやすくて口ずさみたくなるね。さらには、ポポポポポポポと、フレーズが頭の中を駆け巡る。 これはヒットするよね。ただ意外と、シンプルなんだよね、楽曲自体は。ひねりを加えず、直球なダンスポップトラックで攻勢を仕掛けてきています。

5. EH, EH (NOTHING ELSE I CAN SAY)

Written by Lady Gaga, Martin Kierszenbaum Stefani Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by Martin Kierszenbaum

リラックスモードたっぷりのレゲエビートを取り入れたグルーヴチューン。 LADY GAGAのイメージからはちょっと離れているような気もするけれども、これも立派なGAGAなのであります。 キャッチーなメロディが展開するサビは、みんなで一緒に歌いたくなるような力を持っているね。

6. BEAUTIFUL, DIRTY, RICH

Written by Lady Gaga, Rob Susari Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by Rob Fusari

ボコスカビートを従えて、がっちりと聴かせるドップリグルーヴチューン。 サビ直前から勢いが増して、まるでファンクな音を入れてきました。かなりキレッキレに展開していますね。この曲、もっと尖ってもいいくらいに飛ばしても良かったんじゃないかな。

7. THE FAME

Written by Lady Gaga, Martin Kierszenbaum Stefani Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by Martin Kierszenbaum

アルバムのタイトルチューン。こちらもグルーヴたっぷりのダンスチューン。 手拍子もしたくなるような軽快なリズムで、聞いているこっちも楽しくなってきます。リズミカルに決める曲は、ディスコ歌謡に通じるものがあるね。

8. MONEY HONEY

Written by Lady Gaga, RedOne, Bilal Hajji Stefani Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by RedOne for RedOne/Konvict

うねるビートをまとって、LADY GAGAがどうどうと練り歩く。お金をテーマに、鋭い切り口でたたみかけてきます。

9. STARSTRUCK Featuring Space Cowboy and Flo Rida

Written by Lady Gaga, Martin Kierszenbaum, Nick Dresti, Tramar Dillard Stefani Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by Martin Kierszenbaum and Space Cowboy

Space CowboyとFlo Ridaを迎えてのコラボレーション。R&Bアプローチのどっぷりビートを従えてきたかと思えば、 エフェクトヴォーカルがあらゆる方向から入ってきて、エレクトロテイスト色に染まってきた。ただ、終始落ち着いた雰囲気で進行するのがもったいないな。

10. BOYS BOYS BOYS

Written by Lady Gaga, RedOne Stefani Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by RedOne for RedOne/Konvict

ダークな雰囲気で始まり、エレクトロサウンドがグイグイと攻めてくるナンバー。下の方から攻めてくるようなテイストがクセになってくるね。 サビでは一転して、極上キャッチーサウンドを放って、1つになるようなメロディを放つ。ちょっとノリで突き抜ける感じはするけれども、なかなかいいね。

11. PAPER GANGSTA

Written by Lady Gaga, RedOne Stefani Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by RedOne for RedOne/Konvict

イントロがレトロなのに、新たしさを出してきては、GAGAのヴォーカルにエフェクトを掛ける。 エレクトロ要素を出して、攻めてきますよ。妖しさと力強さを兼ね備えて、LADY GAGAがじっくりと聴かせます。

12. BROWN EYES

Written by Lady Gaga, Rob Susari Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by Rob Fusari Additional Co-Production by Lady Gaga

バラードナンバー。どっしりビートとピアノの繊細な音を従えて、LADY GAGAが心を込めたヴォーカルを聴かせてくれます。 元気なイメージも、ここでは抑えて、じっくりと歌声を聴かせてくれます。時に感情を出しては、熱の入ったヴォーカルがいい味を出す。LADY GAGAもピアノ&シンセを弾いています。

13. I LIKE IT ROUGH

Written by Lady Gaga, Martin Kierszenbaum Stefani Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by Martin Kierszenbaum

デジタルサウンド放出で、力をぶつけてくるグルーヴチューン。でもって歌詞は随分とエロさを出しているね。それがLADY GAGA。なんら不思議でもないね。

14. SUMMERBOY

Written by Lady Gaga, Brian Kierulf, Josh Schwartz Stefani Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by Brian & Josh for KNS Productions

アルバム本編のラストを飾るファンクディスコチューン。ギターのリフ音がとってもかっこいいね。LADY GAGAも艶やかで艶かしかったり、キリッとした歌声を聴かせてくれます。 あまり音からは夏らしさを感じないけれども、サビのキャッチーさでノックアウトだね。ディスコ要素が好ポイントな1曲。

15. DISCO HEAVEN

Written by Lady Gaga, Rob Susari, Tom Kafafian Germanotta p/k/a Lady Gaga Produced by Rob Fusari

タイトルそのままディスコな1曲。ビートを聴かせてかき鳴るギターとともに、キャッチーに。LADY GAGAも、攻めのヴォーカルでグイグイと入ってくる。 さらにはピアノも弾いていますよ。とにかく超キャッチーな仕上がりで魅了してきます。ミラーボールがキラキラと輝くフロアがピッタリお似合いだね。

EP『The Fame Monster』● '09/11/18 release

「THE FAME」に続くLADY GAGAの作品は、その後の世界を表現。2枚目のアルバムというよりかは、前作の続編に位置するような作品で、それでも、“これぞLADY GAGA”の世界なんだな。 冒頭から「BAD ROMANCE」で畳み掛けてくるデジタルビートにノックアウト。この作品からは、そのほかにも「TELEPHONE」「ALEJANDRO」などがシングルカットされていて、 強力なんだけれども、そのほか収録曲も結構気合が入っています。 特に「SPEECHLESS」はすごいぞ。これまでのアグレッシヴなアプローチを、別角度からのぞかせるロッカバラードで、GAGA自らピアノを弾いて魅了します。 じっくり染み渡っては、もう1つのGAGAの世界ですね。「 THE FAME」のような楽曲を聴かせるけれども、いろんな意味でモンスター級の作品であります。これまた、ノックアウト。

1. BAD ROMANCE

WRITTEN BY REDONE, LDAY GAGA STEFANI GERMANOTTA P/K/A LADY GAGA PRODUCED BY REDONE FOR REDONE PRODUCTIONS CO-PRODUCED BY LADY GAGA

イントロから唸るように、吠えるように攻めてくるLADY GAGA。ヴォーカルも、いつも以上にドスを効かせているようで、随分と悪さを出してきたね。 キャッチーなフレーズも手伝って、アグレッシヴでアングラなのに、ポップ全開。「THE FAME MONSTER」からのシングルカット作で、もちろん大ヒットですよ。

2. ALEJANDRO

WRITTEN BY REDONE, LDAY GAGA STEFANI GERMANOTTA P/K/A LADY GAGA PRODUCED BY REDONE FOR REDONE PRODUCTIONS CO-PRODUCED BY LADY GAGA

しなやかなヴァイオリンの音色と、GAGAのセリフからスタート。 その後は怪しい雰囲気とともに、どっぷりとビートを打ち込んできて、がっつり圧をかけて歌を聴かせてくれます。それでいて、サビもキャッチーに聴かせる。 アレアレハンドロ、このフレーズが病みつきになるね。シングルカットされるほどの力のあるナンバーです。

3. MONSTER

WRITTEN BY REDONE, LDAY GAGA, SPACE COWBOY STEFANI GERMANOTTA P/K/A LADY GAGA PRODUCED BY REDONE FOR REDONE PRODUCTIONS CO-PRODUCED BY LADY GAGA

冒頭で「GAGAと呼ばないで」なんて語りかけてから始まるから、びっくり。どっしりビートを放つも、ちょっとレトロなエレクトロサウンドに包まれるEPタイトルチューン。 この怪物楽曲も、かなり強力だね。キャッチーさを持ったメロディとフレーズで、ノックアウト。躍動感にあふれていて、このモンスターに食われそうだ。

4. SPEECHLESS

WRITTEN BY LDAY GAGA STEFANI GERMANOTTA P/K/A LADY GAGA PRODUCED BY RON FAIR CO-PRODUCED BY LADY GAGA ARRANGED & CONDUCTED BY RON FAIR CO-PRODUCED BY TAL HERZBERG

イントロから驚かされます。どっしりロックサウンドで聴かせるバラードチューン。しかも、GAGAがピアノを弾いての熱唱。 これはこれまでのLADY GAGAのイメージを変えてくるね。ここまで生音をフィーチャーして、生を感じさせるとはね。魂の歌声を感じます。

5. DANCE IN THE DARK

WRITTEN BY LDAY GAGA, FERNANDO GARIBAY STEFANI GERMANOTTA P/K/A LADY GAGA PRODUCED BY FERNANDO GARIBAY CO-PRODUCED BY LADY GAGA

どっしりビートを打ち放つ、GAGA十八番のチューン。ダークな雰囲気と強力ビートで圧倒してきます。 ヴォーカルもメロディも、惹きつける力はあるんだけれども、とにかくビートの圧力がいつも以上でハンパない。これはパンチが効きまくっています。

6. TELEPHONE (FEATURING BEYONCE)

WRITTEN BY LDAY GAGA, R. JERKINS, LASHAWN DANIELS, LAZONATE FRANKLIN, BEYONCE STEFANI GERMANOTTA P/K/A LADY GAGA PRODUCED BY RODNERY“DARKCHILD”JERKINS FOR DARKCHILD.COM CO-PRODUCED BY LADY GAGA

静かな始まりと思いきや、やっぱり強力デジタルビートを持ってきては、GAGAワールドが展開。 しかも、Beyonceとの共演ということもあって、かなり強力なトラックを仕掛けてきました。両者のヴォーカルバトルもさることながら、キャッチーさとアッパーなトラックに、もうノックアウトです。 テテテテテテテテ、これだけでパンチがあります。

7. SO HAPPY I COULD DIE

WRITTEN BY LDAY GAGA, REDONE AND SPACE COWBOY STEFANI GERMANOTTA P/K/A LADY GAGA PRODUCED BY REDONE FOR REDONE PRODUCTIONS, LADY GAGA AND SPACE COWBOY

どっしりビートともに、壮大な世界を聴かせるデジタルチューン。 死を取り扱うにしても、暗さは全面的に出ていない分、GAGAの深い部分がヴォーカルに出てきている感じだかな。

8. TEETH

WRITTEN BY LDAY GAGA, TAJA RILEY STEFANI GERMANOTTA P/K/A LADY GAGA PRODUCED BY TEDDY RILEY CO-PRODUCED BY LADY GAGA

どっしりビートと鈴の音。アコースティックテイストとデジタルビートが絡み合うミディアムチューン。 ファンキーなノリもあって、歌い方も他のデジタルチューンと比べると、随分と荒々しく、ドスが効いていてかっこいいね。レトロダンスなテイストがポイント。

Remix Album『The Remix』● '10/3/3 on Japan release

LADY GAGA、初となるリミックスアルバムは、「The Fame」「The Monster」に収録されていたシングルナンバーのリミックスチューンを中心に聴かせてくれます。 よりアグレッシヴさを出して、LADY GAGAの新たな一面を引き出してきます。また、リミックスを担当したアーティストが結構豪華なんだな。 Space CowboyやRedOneはじめ、大御所Stuart PriceやPet Shop Boys、Passion PitにKascadeなどなど、多彩な面が顔を揃えています。これが本当に面白いんだ。 オリジナルもパンチがあったダンストラックが多かったけれども、リミキサーに料理された楽曲も、かなりインパクトがあり、 4つ打ちビートやアグレイッシヴなサウンドで、テクノやハウス、ブースト入れてアゲアゲモード。その中でも特にインパクトがあるのは、「Eh, Eh」のヒューマンビートボックスバージョン。 ピアノとともに聴かせるバージョンは、とっても生々しくて、音がダイレクトにぶつかってきます。全体的に、かなり濃厚な仕上がりとなっています。 日本盤は、ボーナストラック1曲を収録。

1. Just Dance - Space Cowboy Remix

Remix and additional production by Space Cowboy

ビートを効かせてグルーヴィーに仕上げるリミックス。 吸い付き方にはまるようなビートだね。Space Cowboyが操る器用なトラックは、オリジナルよりも若干クールになってかっこいい仕上がりです。

2. Just Dance - RedOne Remix Featuring Kardinal Offishall

Remixed by RedOne

オリジナルのプロデュースを手がけたredOneによるリミックスは、R&Bなアプローチを届けるミディアムグルーヴなリミックス。 でも、オリジナルをスタイリッシュに削ぎ落とした感じだね。意外とあっさりと感じる。

3. Poker Face - Space Cowboy Remix

Remix and additional production by Space Cowboy

Space Cowboyが手がけたリミックスは、ジャカジャカ音を立てたり、 ビープ音を加えたりと、随分とトリッキーに聴かせる始まり。コテコテに、しっかりと味付けされた高カロリーなリミックスで、なんだか圧がすごくかかっています。

4. Poker Face - LLG Vs GLG Radio Mix

Additional remix and additional production by Guena LG

疾走感たっぷりに4つ打ちビートを放つクラブリミックス。 がっつりがっつりと攻めてきながらも、オリジナルの持つキャッチーさはきちんと残して、パワーアップ。躍動感を身につけて、バージョンアップです。

5. Eh, Eh (Nothing Else I Can Say) (Electric Piano Human Beat Box Version) - The Cherrytree Sessions Version

Produced by Martin Kierszenbaum

冒頭からとにかく驚く。ヒューマンビートボックスがとっても生々しい。 でもって、そのビートとエレピのみで聴かせるバージョン。音数が少ない分、“声”に耳が行きます。

6. Eh, Eh (Nothing Else I Can Say) - Pet Shop Boys Remix

REMIX AND PRODUCTION BY PET SHOP BOYS

御大Pet Shop Boysが手がけたリミックスチューンは、彼らのフィールドで味付けされたエレクトロチューン。彼ら自身が発表してもおかしくないね。 ピコピコテクノ要素を振りまいて、スタイリッシュ&キャッチーに。魅力的なサウンドで包みこんでくる。

7. LoveGame - Space Cowboy Remix

Remix and additional production by Space Cowboy

Space Cowboyのリミックスは、特徴的なシャカシャカビートを携えたと思ったら、電子音を投入してきて、スリリングに展開。 GAGAのヴォーカルは、エフェクトをかけたり刻んだりと、リミキサーらしい仕上がり。この音、なかなか引きが強いね。

8. LoveGame - Chew Fu Ghettohouse Fix Featuring Marilyn Manson

Produced by CHEW FU for YOUNGSTER mbc

なんとMarilyn Mansonを迎えてのコラボリミックス。ディスコティークなビートを持ちながらもアッパーに攻めてくるリミックスチューン。 ほどよいグルーヴを巻き込んで展開します。Marilyn Mansonもラップしたり、あのテイストのヴォーカルを聴かせてくれたりします。 ただ、ダンストラックよりも、ハードロックなアプローチの方が似合うような気がするんだよな。

9. Paparazzi - Yuksek Remix

Remixed by Yuksek

もっさりどっしりと、特異なビートをぶつけては、インパクトを与えるリミックスチューン。 サイバーテイストを加えて、鋭さを加える。途中から、より鮮明になった感じで、濃く仕上がっています。

10. Paparazzi - Stuart Price Remix

Remixed by Stuart Price

なんだこれは、GAGAのヴォーカルのピッチを上げたり下げたりして、音程を変化させたリミックス。 これがあの、Stuart Priceのリミックスだ。大御所はやっぱり、一味違うよね。サビパートはヴォーカルは同じ音程なんだけれども、全体を通して聴くと、全く別物に聞こえるね。

11. Bad Romance - Skrillex Radio Remix

Remix and additional production by Skrillex

きらびやかさをまとったエレクトロリミックス。オリジナルのポップさを引き出して、グイグイと攻めてきます。

12. Bad Romance - Starsmith Remix

Remix and additional production by Starsmith

GAGAのヴォーカルにエフェクトをかけて、少々近未来的な音。その後は煌めくグルーヴとともに、華麗に舞う。力強くもしなやかに決めるリミックスチューン。

13. Bad Romance - Kaskade Main Remix

Remix and additional production by Kaskade

うねるエナジービートがアグレッシヴに攻めてくる。深い部分には行かないものの、随分とぎりぎりなラインで仕掛けてくる。 フロアに向いたトラックで、結構鋭さを出したデジタルサウンドだね。

14. Telephone feat. Beyonce - Alphabeat Remix

Remixed by Alphabeat

ブーストを効かせたようなトラックで攻める4つ打ちダンスチューン。 時に静かだったり、時に濃さをぶつけたりと、Alphabeatの巧みな構成で、攻勢を仕掛けてくる。サビ前のため方も、まだかまだかと期待をかけてしまう展開に惹かれますね。

15. Telephone feat. Beyonce - Passion Pit Remix

Remixed by Passion Pit

新進気鋭のエレクトロバンド、Passion Pitが手がけたリミックスは、2STEP風味の味付けで、軽やかにはじけまくったトラックで勝負。 と思っていたら、今度はPassion Pitらしいシンセ音が濃厚に流し込まれています。なかなか攻めたトラックで、勢いがすごいね。

16. Telephone feat. Beyonce - Crookers Vocal Remix

Remixed by Crookers

広い空間を抜けた後は、シャカシャカビートを携えて、クールに展開。どっぷりバストラックで展開するリミックス。 なんだか、恰幅がいいといいますか、後半はビートとともに、きらびやかに舞うSEを加えて、不思議な温度で展開してくる1曲。

2nd Album『Born This Way』● '11/5/23 release

その勢いがとどまることを知らないLADY GAGA、待望のフルアルバムが登場。バイクと化すジャケットが話題となりましたが、曲の方も随分と濃いです。 タイトルチューンでもある「BORN THIS WAY」の前向きな雰囲気だダイレクトに伝わってくる。「JUDAS」「THE EDGE OF GLORY」「YOU AND I」などヒット曲もたくさん生まれています。 そして、やっぱりLADY GAGAの思いが詞に込められていて、それがダイレクトに届くわけだ。それゆえ、「LITTLE MONSTER」たちも、ますます彼女に惹かれていくわけだよね。 パフォーマンスやアートワークは過激だけれども、そのまっすぐな思いがぎゅっと詰まっています。基本は4つ打ちダンスチューンで、どうだと言わんばかりのトラックで、圧をかけてきます。 DJ White ShadowやRedOneなどが起用されていますが、ヒットプロデューサー、Mutt Langeの起用にはちょっと驚きだね。でも、今作はもちろん、世界中で大ヒットを記録するわけですよ。 スペシャルエディションは、リミックスチューンを収録したボーナスディスクを付属した2枚組仕様。こちらも、ZEDDが参加していたりと、面白いんだな。

1. MARRY THE NIGHT

Written by Lady Gaga and Fernando Garibay Produced by Lady Gaga and Fernando Garibay

冒頭からヴォーカルで魅了するLADY GAGA。静かな始まりからスタートも、サビで一気に爆発。 エレクトロサウンドをぶっ放しては、4つ打ちバチコント打ち込んで、圧倒してくる。かなり激しくも、訴えかけてくるようなヴォーカルが印象的。

2. BORN THIS WAY

Written by Lady Gaga and Jeppe Lauren Produced by Lady Gaga, Jeppe Laursen, Fernando Garibay and Paul Blair aka DJ White Shadow

我が道を行くLADY GAGA、待望のフルアルバムからの先行ナンバーでもあるタイトルチューン。 勇ましさを兼ね備えて、この道を行くために生まれたと自分を誇るポジティブソング。4つ打ちビートがこれまた、躍動感を掻き立てる。 自身も色々と経験したからこそ、説得力のある言葉がとても心強いね。一方で、Madonna「Express Yourself」に似ているという問題もありましたがね。

3. GOVERNMENT HOOKER

Written by Lady Gaga, Fernando Garibay and Paul Blair aka DJ White Shadow Produced by Lady Gaga and Paul Blair aka DJ White Shadow Co-Produced by Fernando Garibay and DJ Snake

ピコピコな音をぶつけては、濃いめのアレンジで圧倒してくるミディアムナンバー。 どこかしら1980年代のエレクトロサウンドを彷彿とさせるね。ピー音が強烈です。流石にLADY GAGAなテイストで聞かせてくれました。

4. JUDAS

Written by Lady Gaga and RedOne Produced by Lady Gaga and RedOne for RedOne Productions

「ジューダ、ジューダアア、ジューダ、ジューダアア」と、インパクトを放つナンバーです。こちらも強烈な4つ打ちビートをバチコンバチコンと打ち込んで来ては、圧倒して来ます。 なるほど、勢いに乗っているRedOneとのコラボですね。とにかく生き生きしたLADY GAGAが、ビートを畳み掛けて来ます。アルバムからもシングルカットされた1曲。

5. AMERICANO

Written by Lady Gaga, Fernando Garibay and Paul Blair aka DJ White Shadow, Cheche Alara Produced by Lady Gaga, Jeppe Laursen and Paul Blair aka DJ White Shadow Co-Produced by Fernando Garibay and DJ Snake

レトロな雰囲気で始まり始まるのイントロダクション。らららとアコースティックな音を加えつつ、 4つ打ちビートで仕上げる歌い方が、ミュージカル調というか、劇的なテイスト。パフォーマンスが光る1曲。さすがエンターテイナーですね。弦だホーンだ、暴れっぷりもたまりませんな。

6. HAIR

Written by Lady Gaga and RedOne Produced by Lady Gaga and RedOne for RedOne Productions

イントロでサックスが響いたから、ジャジーに行くと思いきや、ドカドカとビートを打ち込んで来ました。 メロディパートのピアノは美しさを放つ。でも、LADY GAGAのヴォーカルは、激しさよりも丁寧さが光りますね。なるほど、RedOneの楽曲か。ここまで激しく行くのも平常運転だね。

7. SCHEISSE

Written by Lady Gaga and RedOne Produced by Lady Gaga and RedOne for RedOne Productions

「アオ!」とシャウトから始まり、語りに語っては、ダンスポップの王道をゆく4つ打ちトラックで、世界を創るLADY GAGA。 ドイツ語をタイトルにしながらも、メッセージを届けようとする。

8. BLOODY MARY

Written by Lady Gaga, Fernando Garibay and Paul Blair aka DJ White Shadow Produced by Lady Gaga and Paul Blair aka DJ White Shadow Co-Produced by Fernando Garibay and Clinton Sparks

妖しげな雰囲気を出しては、どっしりと音をぶつけてくる1曲。 「Bloody Mary」と言えば、これまた残虐な歴史を作った人物ですが、LADY GAGAがそんな人物をタイトルにしたとはね。「あなたのために泣かない」と、強気な歌詞が光る。

9. BLACK JESUS + AMEN FASHION

Written by Lady Gaga and Paul Blair aka DJ White Shadow Produced by Lady Gaga and Paul Blair aka DJ White Shadow

力強いデジタルビートがインパクトを出す。マイナー調なイントロだったけれども、歌が始まるとメジャーコードでの明るさを出して来た。 それでも、音はエッジを効かせて圧倒して来ます。エフェクトヴォーカルの効果も大きい1曲だ。

10. BAD KIDS

Written by Lady Gaga, Jeppe Lauren, Fernando Garibay and Paul Blair aka DJ White Shadow Produced by Lady Gaga, Jeppe Laursen, Fernando Garibay and Paul Blair aka DJ White Shadow

イントロから語りが入っては、どっしりビートを携えての熱唱ダンスナンバー。 少々1980年代風な味わいもあって、懐かしくも新しいこのバランスがLADY GAGAだね。この音使いにもノックアウト。

11. FASHION OF HIS LOVE

Written by Lady Gag and Fernando Garibay Produced by Lady Gaga and Fernando Garibay

静かな始まりから、こちらも1980年代風の音使い。 どこかしらCyndi Lauperなファッショナブルな1曲。晴れやかで眩しいね。後半はちょっと「BORN THIS WAY」みたいな展開も。

12. HIGHWAY UNICORN [ROAD TO LOVE]

Written by Lady Gaga, Fernando Garibay and Paul Blair aka DJ White Shadow Produced by Lady Gaga, Fernando Garibay and Paul Blair aka DJ White Shadow

ガツガツとした音使いで攻めて来ては、なんか色々な要素をぶちまけてくるような1曲。 さすがなLADY GAGAな圧の強い曲だね。もう、何が何だか、不思議な曲なんだな。

13. HEAVY METAL LOVER

Written by Lady Gag and Fernando Garibay Produced by Lady Gaga and Fernando Garibay

妖しげなエレクトロビートがじわじわと押し寄せて、パンチを効かせては、 バチコンバチコンと展開。ヘビィメタルなテイストはあまりないけれども、通じるような熱い想いが伝わって来ます。

14. ELECTRIC CHAPEL

Written by Lady Gaga and Paul Blair aka DJ White Shadow Produced by Lady Gaga and Paul Blair aka DJ White Shadow

こちらの方が、逆にヘビメタ要素を感じるイントロだな。でも、その後はヘビィな4つ打ちでガッツリと攻めるダンストラック。 パイプオルガンのような音が教会らしさを出してくるとともに、エッジの聞いたギターが鋭さを加えてくる。いやはや、かっこいいね。後半のしゃがれたヴォーカルもいい味が出ている。

15. THE QUEEN

Written by Lady Gag and Fernando Garibay Produced by Lady Gaga and Fernando Garibay

タイトルが直球でかっこいいね。「女王様」。シンセの音が飾っては、LADY GAGAが伸びやかなヴォーカルを聴かせる ポップなナンバー。ダイナミックなのに包容力があって、たくましさも伝わって来ます。

16. YOU AND I

Written by Lady Gag Produced by Lady Gaga and Robert John“Mutt”Lange

LADY GAGA自身が曲を手がけたナンバーは、どっしりビートを取り入れたバラードナンバー。 このリズム、そうQUEENの「We Will Rock You」をサンプリングしています。力強いね。 でもって、この曲、Shania Tweinの元夫でもある名プロデューサー、Mutt Langeが手がけているところにも注目。かっこいいトラックなんだな。

17. THE EDGE OF GLORY

Written by Lady Gaga, Fernando Garibay and Paul Blair aka DJ White Shadow Produced by Lady Gaga and Fernando Garibay

伸びやかに広がるLADY GAGAのヴォーカルに引き込まれるダンサブルな1曲。サビの爽快感や突き抜けた感じが、まさしく輝きを放つようなポップチューン。 ドカドカと音をぶつけてくるけれども、一緒になって前へ進み出すような、みなぎる1曲だね。 アルバムからもシングルカットされた1曲。シングルでは1分ほど短くなって、エディットバージョンにて収録。

2-1. BORN THIS WAY - COUNTRY ROAD VERSION

カントリーバージョン。でも、どちらかというと、ロッカバラードなテイストだね。 ハーモニカの音が、いかにもカントリーな味を出すけれども、圧のかかった音が、とにかくすごい。

2-2. JUDAS - DJ WHITE SHADOW REMIX

始まりからメタメタ感がたまらないね。ビートの圧がハンパないEDMの世界。バチコンバチコンと4つ打ちビートで、アッと言わせるリミックストラックです。

2-3. MARRY THE NIGHT - ZEDD REMIX

ZEDDがやってくれます。溜めに溜めてからの大放出で、アッパーに聞かせるEDMチューン。ものすごくきつく捻るような音が耳に突き刺してくる。

2-4. SCHEISSE - DJ WHITE SHADOW MUGLER

静かな始まり。LADY GAGAのヴォーカルを前面に出して聞かせるトラック。 ものすごくダークなまま展開して、後半へと進むにつれて、サウンドが鮮やかになってゆく流れです。

2-5. FASHION OF HIS LOVE - FERNANDO GARIBAY REMIX

始まりが1980年代な雰囲気を感じたけれども、聞きやすいダンスリミックス。音の圧はあるけれども、どっしり骨太に支えて、がっつり聞かせてくれます。

2-6. BORN THIS WAY - JOST & NAAF REMIX [BONUS TRACK]

全くラインを変えて、オリジナルの雰囲気が消えたね。ヴォーカルラインは、全く違い、別の曲として仕上げてきた。 ここまで変わるかね。逆に面白さが出ているダンスリミックスです。

Remix Album『Born This Way: The Remix』● '11/11/18 release

LADY GAGAのリミックスアルバム。「BORN THIS WAY」のトラックが、あんな人やこんな人がリミックス。錚々たる面子が揃っているのも、やはりLADY GAGAだからだろうね。 ZEDDやFOSTER THE PEOPLE、The WeekendやTwo Door Cinema Club、おなじみDJ White Shadowなどが参加。 オリジナルが4つ打ちベースの強力ダンストラックだけあって、一工夫しないとオリジナルと肩を並べられないような。 なんて思っていたら大間違いで、クラブよろしく、1980年代のエレクトロなど、様々なアプローチで楽しませてくれる。

1. BORN THIS WAY - ZEDD REMIX

REMIX PRODUCTION AND MIXING BY ZEDD

世界的DJ、ZEDDが仕掛けるリミックス。ポコポコとした始まりが、期待を膨らませます。そこからLADY GAGAのヴォーカルがF.I.してきては、鮮やかリミックスに変身。 エナジービートを振りまくっては、アッパーに仕掛けてノックアウト。濃いねぇ。フューチャーベースも採用して、さすが時代の先をゆくDJだ。

2. JUDAS - GOLDFRAPP REMIX

REMIX BY GOLDFRAPP

聴衆の注目を集めるような、のっしりのっしりと聞かせるリミックス。重量が半端ないね。 そして、アッパーに、エナジーたっぷりに勇ましさを備えて、どうだと言わんばかりに攻めて来る。

3. THE EDGE OF GLORY - FOSTER THE PEOPLE REMIX

REMIX BY FOSTER THE PEOPLE

ピコピコとボコスカが融合して、いきなり詰め込みすぎのサウンドで驚かされる。その後は、バチコン4つ打ちビートを打っての進行。熱いです、やけどしそう。

4. YOU AND I - WILD BEASTS REMIX

REMIX AND ADDITIONAL PRODUCTION BY WILD BEASTS

深くのっしりとした雰囲気をまとって進行するリミックス。メロディアスに響き渡るピアノの音が、強調された感じだね。アンビエント効果もあり、引き込まれます。

5. MARRY THE NIGHT - THE WEEKEND & ILLANGELO REMIX

REMIX BY THE WEEKEND AND ILLANGELO

The Weekendがリミックスとヴォーカルで参加しているところが興味深いね。HIP-HOPのようなテンポで攻めて来る。サビでは美しさを際立たせて。

6. BLACK JESUS + AMEN FASHION - MICHAEL WOOD REMIX

REMIX, ADDITIONAL PRODUCTION AND KEYBOARDS BY MICHAEL WOOD

じわじわと音をぶつけてきては、タメからの解放が見事な流れを生み出すリミックス。 ただ、その後はディープなビートで展開。ちょっと物足りなさが生じる。

7. BLOODY MARY - THE HORRORS REMIX

REMIX BY THE HORRORS

おどろおどろしさで、逆に魅力を増して来るリミックス。LADY GAGAのキャラクターにもあっているトラックだね。ただ、あまり面白い感じではない。

8. SCHEISSE - GUENA LG CLUB REMIX

REMIX AND ADDITIONAL PRODUCTION BY GURNA LG.

冒頭からドシドシと言葉が攻めてきては、少々粘着性のある4つ打ちビートを打ち込んできたリミックス。 エレクトロ要素を出して聞かせる音使い、聞きやすい仕上がりですね。

9. AMERICANO - GREGORI KLOSMAN REMIX

REMIX PRODUCED BY GREGORI KLOSMAN

しゃかりきビートでスパイスを出してきては、「ラララー」というコーラスがまた、インパクトを放つ。 エナジー系ビートを溜めて放って、リミキサー技が冴えるトラックです。

10. ELECTRIC CHAPEL - TWO DOOR CINEMA CLUB REMIX

REMIX BY TWO DOOR CINEMA CLUB

TWO DOOR CINEMA CLUBがリミックスとは、これまた興味深いね。 エレクトロビートをウネウネ響かせては、クールさ全開で聞かせるリミックス。1980年代のディスコ風味がいい味を出す。ウキウキでノリノリに聞かせてくれますよ。

11. YOU AND I - METRONOMY REMIX

REMIX AND ADDITIONAL PRODUCTION BY JOSEPH MOUNT

ヴォーカルにエフェクトをかぶせて聞かせる。まったりとまろやかに。幻想的な雰囲気を響かせるリミックスチューンですね。

12. JUDAS - HURTS REMIX

REMIX BY HURTS

これまた豪華に、HURTSは手がけたリミックス。アナログノイズやチキチキサウンドがひねりを加えています。 圧がかかっているのに、メロディをじっくりと聞かせるタイプのトラックは、ラストがメランコリックなギターパートがいい味を出した。

13. BORN THIS WAY - TWIN SHADOW REMIX

REMIX PRODUCTION BY TWIN SHADOW

がっつりロックテイストなどっしりリミックス。サビパートも鮮やかな仕上がりなんだけれども、う~ん、ちょっとイマイチ感が漂いますな。ラストは鮮やかに輝いた。

14. THE EDGE OF GLORY - SULTAN & NED SHEPARD REMIX

REMIX PRODUCTION BY SULTAN & NED SHEPARD

ひねりを加えたSEが、インパクトを与えて来るバチコンエレクトロリミックス。 クセが強くて、時に激しく、時にディープに展開。クライマックスの盛り上がりがハンパないね。

3rd Album『Artpop』● '13/11/6 on release

LADY GAGA、通算3枚目のフルアルバムがついに登場。前作「BORN THIS WAY」のとてつもないヒットのプレッシャーもなんのその、どうだと言わんばかりに堂々としています。 今作は、DJ White ShadowとZEDDを中心に製作され、まさしくアートなテイストで様々なLADY GAGAが登場。 シングルにもなった「APPLAUSE」をリードトラックにして、その勢いそのままに強力ダンストラックが中心となっています。 ただ、サウンドは力強く、そしてLADY GAGAの紡ぐ言葉がまた、頼もしいんだ。やはり、どこを切ってもLADY GAGAですね。前作以上に並々ならぬ力が出ている。 DVDには、iTunesライブの模様を収録。アルバム「Artpop」収録曲のパフォーマンスで、迫力たっぷりです。 デラックスエディションはじめ、日本版にはボーナストラックとして、「APPLAUSE」のリミックスを収録。また、DVDに日本に向けたメッセージも収録と豪華です。

1. AURA

Written by Lady Gaga, Anton Zaslavski, Amit Duvfevani and Erez Eisen Produced by Zedd, Infected Mushroom and Lady Gaga

アルバムのオープニングを飾るナンバーは、いきなりヴォーカルにエフェクトをかけては、癖を出して来るし、ギターのメランコリックでスパニッシュなテイストにも驚きだし。 とにかくびっくりしまくり。プロデュースを手掛けているのがZEDDか、なかなかやるな。あらゆる方向から音が飛んで来る感じで、ノックアウトです。

2. VENUS

Written by Lady Gaga, Paul“DJ White Shadow”Blair, Hugo Leclercq, Dino Zisis, Nick Monson and Sun Ra Produced by Lady Gaga Co-Produced by Hugo Leclercq

随分と面白いかし。ロケットが飛ぶなんて。でもって、力強い4つ打ちビートを放って、 ドスの効いたヴォーカルが響き渡ります。「Venus = 女神」でもあり、「金星」の意味もあって、どこかしらスペイシーな雰囲気も出ていますね。

3. G.U.Y.

Written by Lady Gaga and Anton Zaslavski Produced by Zedd and Lady Gaga

エッジの加わってデジタルビートで、キリッと聞かせるトラックは、ZEDDによるもの。鮮やかに変身を遂げるダンスポップは、 自由気ままな雰囲気で、流れてゆく。強烈な音だけれども、なかなかメロディアスな曲だね。

4. SEXXX DREAMS

Written by Lady Gaga, Paul“DJ White Shadow”Blair, Martin Bresso and William Grigahcine Produced by Paul“DJ White Shadow”Blair and Lady Gaga

タイトルが直球だな。ディープな4つ打ちをかましては、高らかなヴォーカルが響き渡る。 それでいて、正々堂々としていて、かっこいいんだ。音もエレクトロサウンドを直球に、サイバーでドカドカと攻めてきます。

5. JEWELS N' DRUGS FEATURING T.I., TOO $HORT AND TWISTA

Written by Lady Gaga, Paul“DJ White Shadow”Blair, Nick Monson, Dino Zisis, Twista, Too $hort and Clifford Harris Jr. Produced by Paul“DJ White Shadow”Blair and Lady Gaga Co-Produced by Nick Monson and Dino Zisis

T.I.、TOO $HORT、そしてTGWISTAを迎えた、どっぷりHIP-HOPチューン。 冒頭からラップが攻めてきては、濃いね。宝石じゃなくて、ドラッグを頂戴と、ちょっと挑発的な歌詞です。

6. MANiCURE

Written by Lady Gaga, Paul“DJ White Shadow”Blair, Dino Zisis and Nick Monson Produced by Paul“DJ White Shadow”Blair and Lady Gaga Co-Produced by Nick Monson and Dino Zisis

手拍子したくなるようなビートを叩き込んで、ドシドシと攻めて来る1曲。 とにかく、サビの勢いがハンパなくて、勢いに飲み込まれて行きます。それでいて、とてもキャッチーな曲だね。

7. DO WHAT U WANT FEATURING R. KELLY

Written by Lady Gaga, Paul“DJ White Shadow”Blair, Martin Bresso, William Grigahcine and R. Kelly Produced by Paul“DJ White Shadow”Blair and Lady Gaga

これまた、濃い組み合わせだなぁ。エロの伝道師、R. Kellyとのコラボナンバー。サウンドはLADY GAGAに寄せてがっちりダンストラックを聞かせます。 「私の体をあなたの好きなようにして」「君の体を俺の好きなようにする」と、お互いのキャラクターが見事に表れた歌詞だね。

8. ARTPOP

Written by Lady Gaga, Paul“DJ White Shadow”Blair, Dino Zisis and Nick Monson Produced by Paul“DJ White Shadow”Blair and Lady Gaga Co-Produced by Nick Monson and Dino Zisis

アルバムのタイトルチューン。ゆったりと忍び寄るような4つ打ちビートが滑らかに響き渡るデジタルトラック。LADY GAGAのヴォーカルも伸びやかに。

9. SWINE

Written by Lady Gaga, Paul“DJ White Shadow”Blair, Dino Zisis and Nick Monson Produced by Paul“DJ White Shadow”Blair and Lady Gaga Co-Produced by Nick Monson and Dino Zisis

一転して、グイグイと攻めてくる4つ打ちダンスポップチューン。「ブタ野郎」とか「ムカつく」とか、とにかくお怒りモードのGAGA様です。 もう、ひれ伏すしかないね。どうもすみませんと、謝ってしまうほどの1曲。勢いたっぷりのエレクトロサウンドもかっこいいな。

10. DONATELLA

Written by Lady Gaga and Anton Zaslavski Produced by Zedd and Lady Gaga

ZEDDならではのビートとサウンドで聞かせるエレクトロチューン。ドナテラという女性の物語。 とにかく、いい女。サビの「ドナテラ!」ファインパクトあるけれども、ちょっと今ひとつだな。

11. FASHION!

Written by Lady Gaga, Giorgio Tuinfort, William Adams, David Guetta and Paul“DJ White Shadow”Blair Produced by Giorgio Tuinfort for Piano Music/What A Music, Will.i.am for will.i.am music, Ilc & David Guetta for What A Music and Lady Gaga

イントロのピアノがまさしくファッショナブル。でも、本編はファンクグルーヴよろしな1曲だね。 懐かしくもあり、新しくもある。まさしくキャットウォークしては、ランウェイするにぴったりなパンチのある曲です。

12. MARY JANE HOLLAND

Written by Lady Gaga and Hugo Leclercq Produced by Hugo Leclercq and Lady gaga

圧の強いデジタルビートを叩き込んできては、LADY GAGAの強さをダイレクトにぶつけてくる1曲。 ミディアムテンポのトラックが、とにかく熱くほとばしる。後半でドラマティックな部分が出てきては、聞き入ってしまった。

13. DOPE

Written by Lady Gaga, Paul“DJ White Shadow”Blair, Dino Zisis and Nick Monson Produced by Rick Rubin and Lady Gaga

曲名は「DOPE」ながら、じっくりと聞かせるバラードです。LADY GAGA、渾身の熱唱です。 とにかく、すごいね、この声量は。このペースで展開するなら、デジタルサウンド、いらなかったんじゃないかな。

14. GYPSY

Written by Lady Gaga, RedOne, Hugo Leclercq and Paul“DJ White Shadow”Blair Produced by Hugo Leclercq and Lady gaga

この曲も歌い上げるタイプの曲だね。そして、次第に生き生きしていゆくダンストラックに。 サビ前に、キタキタキタと言わんばかりに、溜めて、サビで一気に4つ打ちビートを放つ。もうかっこいいの一言に尽きるダンスチューンです。

15. APPLAUSE

Written by Lady Gaga, Paul“DJ White Shadow”Blair, Dino Zisis,Nick Monson, Nicolas Mercier, Julien Arias and William Grigahcine Produced by Rick Rubin and Lady Gaga

待望のアルバム「ArtPop」からの先行ナンバー。「拍手喝采」を意味するタイトルをつけて、LADY GAGAがたくましく歌い上げるダンストラック。 みなぎるデジタルビートを背負って、生き生きと歌い上げます。「賞賛こそが生きがい」と、承認欲求を歌っています。 人間の根底を突いてきますね。それでいて、キャッチーなメロディで惹きつけるんだ。

16. APPLAUSE - DJ WHITE SHADOW ELECTROTECH REMIX

DJ White Shadowによるリミックス。静かながら、底力を見せつけるような展開が、かっこいいね。 そして、デジタルビートをまとっては、軽やかでカラフルに聞かせてくれます。

17. APPLAUSE - VICEROY REMIX

レゲエな感じが面白さを出してくるリミックス。4つ打ちではないアプローチで、このテイストも嫌いじゃない。より熱が出てきたリミックスだね。

18. APPLAUSE - EMPIRE OF THE SUN REMIX

深い味わいのするビートがクール。Bメロパートがまた、まさかそう来るとはね、と不意を突かれます。 サビはまぁ、読める展開だけれども、力強さアップで、かっこいいね。なかなかたくましさの出たリミックスチューン。

iTunes FESTIVAL 2013 LIVE

ライブはM-1からスタート。「Hollywood」と書かれたナイフを突き刺したりと、いきなりインパクトを出して来るパフォーマンスだ。そして、くくりつけられて、宙に浮いての熱唱。再びステージに立って、ダンサーたちとカッコよく踊るんだ。

MC。さらに衣装チェンジを。

激しいダンスとともにM-2。後半では紙吹雪も舞って、盛り上がります。なんか幻想的だね。

ステージ上でウィッグチェンジ、衣装チェンジ、お化粧タイムと、なんでもありだな。

M-3をダイナミックに見せて聞かせる。そして、妖艶で華麗に舞います。

MC。会いたかったと。そして、ぬいぐるみの首をひねる衝撃場面。

M-4。T.I. は入国拒否されたって?TOO SHORTは登場。ハンズアップで大盛り上がりだ。さらにTWISTAも登場。圧巻だね。 ゆったりエレクトロサウンドのインタルード。そして、球体オブジェに乗って登場のM-5。妖しい世界をパフォーマンス。見入ってしまう。

じっくりと聞かせるMC。

豚の仮面をしてM-6。でもって、豚ダンサー登場で、カオスなステージ。GAGAもアグレッシヴにドラムを叩いたり。

MC。口紅を塗って語ります。

そしてM-7をじっくりと聞かせるGAGA。魂の熱唱だ。クライマックスでは、手をあげることを煽って、1つになる。一礼をして、ステージを去っていった。

アンコールM-8。バンドが演奏で引っ張ります。そして、ダンサーたちともに、おしゃれなLADY GAGAが登場で、盛り上がるステージ。そして、見事なダンスで見せるんだ。最後はやり切った感たっぷりで、笑顔。メンバーで礼をしてさようなら。

Collaboration Album『Cheek to Cheek / Tony Bennett and Lady Gaga』● '14/9/19 ('14/9/24 on Japan) release

大御所ジャズシンガー、Tony Bennettと、あのLADY GAGAがまさかのデュエットアルバムを発表。といっても、以前Tonyのアルバム「Duet II」で共演済みな訳でして。 今回は、大々的にLADY GAGAがフィーチャーされたわけですね。Tony Bennettのヴォーカルはもう、渋くてベテラン風を大いに吹かせていますよ。 対して、LADY GAGAは、どこかしら落ち着いている感じ。もっとハードに、それこそ特徴あるハスキーヴォーカルをもう少し生かして聞かせてくれても良かったんじゃないかなと思ってしまう。 まぁ、いずれにせよ、ジャズのスタンダードカバーがこれほどまでに楽しく伝わってくるんだもん。歌っている2人も本当に生き生きしていますね。それぞれのソロパフォーマンスもあって、聞き応えあります。

1. Anything Goes

(Cole Porter)

LADY GAGAのヴォーカルがまた、突き抜けているね。それに比べて、Tony Bennettの大人の魅力あふれる渋いヴォーカルにはうっとりだ。 ジャジーなサウンドもいい感じにスィングして盛り上がります。

2. Cheek To Cheek

(Irving Berlin) Arrangement by Marion Evans

アルバムのタイトルチューンに起用されたナンバー。まずはLADY GAGAがしっとりと歌い上げる。 そして、ポップに楽しいアレンジに変身しては、LADY GAGAとTony Bennettが踊るように、見事なデュエットを聞かせてくれるんだ。なんとも楽しそうな雰囲気が伝わってきますね。

3. Don't Wait Too Long

(Sunny Skylar)

Tony Bennettのソロ。大人の余裕を感じさせるヴォーカルで、包み込まれるように。バックを飾るストリングスの美しさにもうっとりなんだな。

4. I Can't Give You Anything But Love

(Dorothy Fields / Jimmy McHugh) Arrangement by Brian Newman, Alex Smith and Steve Kortyka

LADY GAGAの本領発揮と言わんばかりに迫力あるヴォーカルが広がる1曲。間奏でのトランペットも負けじと響きまくっているじゃないですか。

5. Nature Boy

(Eden Ahbez)

美しきオーケストラのサウンドに対して、丁寧に歌い上げるLADY GAGAのヴォーカル、無難かな。 もうちょっと彼女の特性でもあるハスキーな部分を出してきても良かったんじゃないかな。Tony Bennettは流石です。

6. Goody Goody

(Matt Malneck / John Mercer)

タイトルよろしく、音もGoodyなナンバーを歌い上げるTony Bennett。LADY GAGAはコーラスというか、茶々入れのようなヴォーカルで楽しませてくれます。 スィングジャズな音も盛り上げてきますね。

7. Ev'ry Time We Say Goodbye

(Cole Porter) Arrangement by Alex Smith

LADY GAGAのソロパフォーマンス。しっとりと歌い上げては、染み渡るような、滴るようなヴォーカルにうっとりですな。 そして、進むにつれて、瑞々しく、LADY GAGAらしい力強さも兼ね備えて聞かせてくれるんだな。

8. Firefly

(Cy Coleman / Carolyn Leigh) Arrangement by Steve Kortyka

Tony Bennettが言葉巧みに歌い上げる1曲。元々はミュージカルのオーディション用に作られたナンバーということもあり、随分と楽しさが伝わってくる。 LADY GAGAも負けじと、陽気で迫力のあるパフォーマンスで熱く聞かせてくれる。

9. I Won't Dance

(Dorothy Fields / Jimmy McHugh / Oscar Hammerstein II)

ジャズスタンダートを軽やかに、そして渋く聞かせてくれます。ブラスの華やかさを従えては、美しく、そしてゴージャスに展開。 2人のヴォーカルも曲を盛り上げるような華やかさがあるね。

10. They All Laughed

(George Gershwin / Ira Gershwin) Additional Arrangement by Alex Smith & Steve Kortyka

2人の掛け合いのようなヴォーカルがワクワクさせてくれるナンバー。おしゃれなジャズサウンド。 時折、厚く飾ってくるブラスの迫力もダイナミックに。

11. Lush Life

(Billy Strayhorn)

LADY GAGAソロで聞かせるジャズスタンダードナンバーのカバー。しっとりピアノをバックに、高らかな歌い上げるLADY GAGAのヴォーカルがカッコいいね。 1つのドラマが展開するように。

12. Sophisticated Lady

(Edward Kennedy Ellington / Irving Mills / Mitchell Parish)

こちらはTony Bennettのソロで聞かせてくれるソロパフォーマンス。同じくジャズのスタンダードを、大人のしぶさで染め上げるパフォーマンス。 バックのピアノはじめ、楽器の上品さもダイレクトに伝わってきます。

13. Let's Face The Music And Dance

(Irving Berlin) Arrangement by Alex Smith

2人のヴォーカルもウキウキワクワク聞かせてくれるアップチューン。ジャズに少々のラテンな要素も出しては、楽しさをたくさん届けてくれる。

14. But Beautiful

(Johnny Burke / Jimmy Van Heusen)

もう、タイトルそのまま美しさを引き出すTony Bennettのヴォーカル。バックのストリングスといい、うっとり気分の世界へと連れて行ってくれます。 LADY GAGAのヴォーカルも、どこかしら夢の国のよう。極上の時間を味わえますね。

15. It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing)

(Edward Kennedy Ellington / Irving Mills)

スタンダードなジャズナンバー「スィングしなけりゃ意味がない」のパフォーマンス。もうウキウキなリズムに乗せて、2人のヴォーカルも楽しさいっぱいだね。 ウキウキワクワクだね。2人のヴォーカルの脂のノリ具合がハンパないんだ。

16. On A Clear Day (You Can See Forever)

(Burton Lane / Alan Jay Lerner)

Tony Bennettのソロパフォーパフォーマンス。大人な味を出す、スィングジャズの世界。とにかく渋さたっぷりですね。

17. Bewitched, Bothered And Bewildered (Live from Jazz At Lincoln Center)

(Richard Rogers / Lorenz Hart) Arrangement by Steve Kortyka

こちらはライブパフォーマンス。LADY GAGAのソロで聞かせてくれます。どっしりと、そして美しくおしゃれに響き渡るヴォーカルです。

18. Lady's In Love With You (Live from Jazz At Lincoln Center)

(Burton Lane / Frank Loesser) Arrangement by Marion Evans

同じくライブパフォーマンスより。Tony Bennettのソロパフォーマンス。おしゃれで静かなスィングジャズの世界に、うっとりさせてくれますね。 そして、バックの音もゴージャスに飾ってきます。

19. The Lady Is A Tramp (From Tony Bennett Duets II)

(Richard Rodgers / Lorenz Hart) Produced by Phil Ramone & Dae Bennett Arranged & Conducted by Marion Evans

Tony Bennett、まさかのLADY GAGAとのデュエットを披露。2人の瑞々しいヴォーカルも手伝って、楽しく華やかなカバーに仕上がりました。

4th Album『Joanne』● '16/10/21 release

LADY GAGA、通算4枚目となるオリジナルアルバム。Tony Bennettとのデュエット作を挟んで、約3年ぶりのリリース。 タイトルに自身の本名を名付けたことにより、よりパーソナルな雰囲気が曲に表れている感じかな。 プロデューサーにMark Ronsonなどを迎えていながら、サウンドはロックなど生音、生楽器をベースにしたものが多い。 先行ナンバー「PERFECT ILLUSION」はダンスサウンド、今までのLADY GAGAらしさを出しているけれども、そのほかは、どちらかといえば ブルースやカントリーなテイストで、より深みのある音を届けてくれます。LADY GAGAの歌い方もどちらかというと、情がこもっているというか、心の奥から声を出しているような感じ。 心境の変化もダイレクトに表れた1作ですね。日本版はボーナストラックを1曲収録。

1. DIAMOND HEART

Written by Stefani Germanotta, Mark Ronson, Josh Homme Produced by Mark Ronson, Lady Gaga, BloodPop and Co-Produced by Josh Homme, Jeff Bhasker

随分と歌い方がワイルドですね。アルバムのオープニングを飾るナンバーは、ロックなアプローチで音をガツガツとぶつけてきて、 かっこいいんだな。私はダイヤの心を持っている、というたくましさに引かれますね。本当にかっこいい。

2. A-YO

Written by Stefani Germanotta, Hillary Lindsey, Mark Ronson, M. Tucker Produced by Mark Ronson, BloodPop, Lady Gaga

古き良きロックを彷彿とさせるような音使いとヴォーカルで魅了する1曲。弾けるミディアムチューン。 ブラスもさることながら、LADY GAGAもパーカッションを叩いては盛り上がりを聞かせます。

3. JOANNE

Written by Stefani Germanotta, Mark Ronson Produced by Mark Ronson, Lady Gaga, BloodPop

アルバムのタイトルチューンであり、LADY GAGAの本名でもある1曲。 アコースティックギターの音が優しく注がれるミディアムチューン。自分自身に対して語りかけるように歌っているかのようだね。優しく包み込んでいるような温かさを感じます。

4. JOHN WAYNE

Written by Stefani Germanotta, Mark Ronson, M. Tucker, Josh Homme Produced by Mark Ronson, BloodPop, Lady Gaga

どっしりビートがたくましいミディアムチューン。ロックとエレクトロをうまく融合させては、どっしりと聞かせてくれるナンバー。 LADY GAGAの歌い方もたくましいね。

5. DANCIN' I CIRCLES

Written by Stefani Germanotta, Beck Hansen, M. Tucker, Mark Ronson, Produced by Mark Ronson, Lady Gaga, BloodPop

ちょっとエスニックな雰囲気を出して、軽やかに舞うように聞かせてくれるミディアムナンバー。 妖艶で華麗なトラックが、どっぷりどっぷり展開しています。どこかしら優しさを感じさせますね。ヴォーカルはたくましいけれども。

6. PERFECT ILLUSION

Written by Kevin Parker, Stefani Germanotta, Mark Ronson, M. Tucker Produced by Mark Ronson, Kevin Parker, Lady Gaga, BloodPop

ついに動き出したLADY GAGA。新作アルバムからのシングルナンバーは、たくましいサウンドとヴォーカルで、聴くものを虜にさせる1曲。 とにかくビートの躍動感がたまらないね。そして、後半では転調する展開。GAGAにしては珍しいスタイルで、織り上がりに拍車をかけてきたね。完璧な幻に、惑わされる主人公のお話です。

7. MILLION REASONS

Written by Stefani Germanotta, Hillary Lindsey, Mark Ronson Produced by Mark Ronson, Lady Gaga, BloodPop

しっとりテイストを醸し出すバラードナンバー。アコースティックテイストのサウンドが、温かさを呼んできます。 LADY GAGAもピアノを弾いて、華を添えてきます。別れの歌なんだけれども、引き止めて欲しいという思いを伝える。

8. SINNER'S PRAYER

Written by Stefani Germanotta, Josh Tillman, Mark Ronson, Thomas Brenneck Produced by Mark Ronson, Lady Gaga, BloodPop

メランコリックなギターの音が印象的なミディアムナンバー。 語るように、説得するかのようなLADY GAGAのヴォーカル。ロックでもあり、ブルースでもあるようなサウンドが、意外にも瑞々しく映える曲だね。

9. COME TO MAMA

Written by Josh Tillman, Stefani Germanotta, Emile Haynie Produced by Mark Ronson, Emile Haynie, Lady Gaga, BloodPop

ブルースな1曲。誰かに傷つけられたなら、ままのところへいらっしゃい。 大きな包容力で包み込んでくれるLADY GAGAが、聖母のように映る1曲。弾けすぎないドラムの音と、ブラスの重厚さが輝くナンバーだね。

10. HEY GIRL FT. FLORENCE WELCH

Written by Stefani Germanotta, Florence Welch, Mark Ronson Produced by Mark Ronson, Lady Gaga, BloodPop

Florence Welchを迎えたナンバー。シンセの音使いといい、少々1980年代風のシティポップなテイストがキラキラ眩しいね。 でも、2人のヴォーカルはたくましく、ちょとブルージーな風味。古きを温めて、新しきを知るナンバーだね。少女に導きの手を差し伸べる、心温まる1曲。

11. ANGEL DOWN

Written by Stefani Germanotta, Nadir Khayat Produced by Mark Ronson, Lady Gaga, BloodPop

随分とヴォーカルが渋いね。アコースティックギターの音もスパイスに、じっくりと聞かせてくれるバラードナンバー。 「私たちのリーダーはどこにいるの?」。LADY GAGAが訴える1曲。傍観者にとどまらず、自ら行動を起こせというメッセージのようだ。

12. GRIGIO GIRLS

Written by Stefani Germanotta, Hillary Lindsey, Mark Ronson, M. Tucker Produced by Mark Ronson, Lady Gaga, BloodPop

リズムトラックが特徴的な1曲。そこに、さすらい感たっぷりのギターも加わって、まるでカウガールになったLADY GAGA。 「あなたのブルースが賞金に変わる」なんて、素晴らしいね。なるほど、Pinotはワインのことで、とにかく飲みまくれと。

13. JUST ANOTHER DAY

Written by Stefani Germanotta Produced by Mark Ronson, Lady Gaga

LADY GAGA単独の曲。音使いが、親しみを感じさせるね。 どこかしら懐かしく、心が温まります。自ら奏でるピアノの音と言い、レトロなキーボードの味わいも半端ないね。そして、ブラスもほんわかさせてくれます。

14. ANGEL DOWN (WORK TAPE)

Written by Stefani Germanotta, Nadir Khayat Produced by Red One for RedOne Productions, Lady Gaga

WORK TAPE。まるでセッションなトラックは、並々ならぬ迫力がダイレクトに伝わってくるバージョン。LADY GAGAのヴォーカルも半端ないな。

15. MILLION REASONS (WORK TAPE)

アコースティックバージョンよろしく、引き語りのように切々と奏でられる中で、LADY GAGAのヴォーカルが まっすぐに突き刺してくるバージョン。不思議に惹かれ、引き込まれるトラックです。

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