album

1st Album『CHIN UP』● '07/5/29 release

GMMグラミーのJ-JRから、ソロデビューを果たしたCHINの1st Album。 アイドルグループの多い事務所だけに、コテコテのタイポップで来るかと思いきや、R&BやHIP-HOPをベースとした ブラックミュージックを聞かせてくれるCHINです。 でもって、結構ヴォーカルもしっかりとしていて、華々しいソロデビューになったんじゃないかな。 歌のうまさもさることながら、ビデオで見せるダンスもかなりキレッキレだしね。 さらにヒューマンビートボックスも披露するなど、随分と器用な面を見せてくれます。 どんだけかっこいいんだ。バラードナンバーも、優しくじっくりと心を込めて聞かせたりと、様々なスタイルで聴くものを虜にさせます。 VCD付きのバージョンもあり、M-1「Park mai trong gub jai」のPVやCHINが話しまくるスクリーンテスト、さらにはフォトギャラリーなどを収録と、 CHINの魅力がたくさん詰まっています。

VCD

1.

Park mai trong gub jai VIDEO

1. Park mai trong gub jai

どっしりビートを携えて聞かせれくる直球R&Bチューン。 意外と芯のある太いヴォーカルで、じっくりと歌声を披露するCHIN。 ストリングスも入ってきたりと、後半のクライマックス感が異様に豪華な仕上がりでびっくりさせられます

2. Body language

ヒューマンビートボックスを披露しては、 器用な面を見せるCHIN。 まぁ、タイトルがタイトルなだけに、体全身で表現ですね。エッジの効いたビートを武器に、 かっこよく決めてくれました。ブラック要素を出したアプローチで攻めてきます。かっこいいね。

3. Kard ruk ter

「愛の欠如」というタイトルのナンバー。ギターの音をメインに、 じっくりと聴かせてくれるR&Bチューン。 タイ語が甘く乗って、ゆったりCHINもヴォーカルを披露。 爽やかなアピールで、清々しいナンバーですね。

4. Chun jah pai gub ter

「君と行く」という曲名。瑞々しくキラキラ輝くイントロに、眩しさを感じるミディアムバラードチューン。 CHINの爽やかなヴォーカルも軽やかに、伸び伸びと舞う。 ギターの音も爽やかさを出してくるね。

5. My way

スペイシーなサウンドと、ヒューマンビートボックスでイントロから引き込む。 その後はどっしりと打ち込みサウンドを駆使しては、攻めた音を聞かせる。 かなりアグレッシヴにCHINがアッパーに仕掛けてきます。

6. Jao khong hua jai

「僕の心」というタイトルで、ギターの切ないサウンドと、どっぷり打ち込みビートが織りなすミディアムバラードチューン。 CHINのヴォーカルがまた、瑞々しいね。サビでコーラスが加わってくると、 もう魅力度アップです。

7. Hey beautiful

4つ打ちビートをバックに、「Hey! What’s up?」 な感じのブラックミュージック。 縦ノリよろしく、どっぷりどっぷり攻めてきます。かなりアゲアゲ路線で、CHINもノリがいいね。

8. Roo chai mhai wah ruk

「僕は知っている」という曲名。 ギターが爽やかに響き渡るナンバーです。中盤からはビートが加わって、よりポップに。 CHINは爽やかさアップで、サラッと歌い上げる。非常に聴きやすいナンバーだね。

9. Term mai kuey tem

「完璧にはならない」というタイトルの曲は、 ピアノをメインにCHINがじっくりと聴かせてくれるバラードナンバー。 その後、ビートも加わり、よりいっそう力強さを増した。CHINのヴォーカルは、相変わらず甘く魅了してきます。

10. Ying soong ying suay

「かなり高く」というナンバーは、 妖しい音がF.I.してきたと思ったら、ジャカジャンとギターの音が入ってきて、少々Justin Timberlake「Rock Your Body」を彷彿とさせる。 本編は、どっぷりビートをまとって、CHINがクールに歌い上げるアップチューン。 ヴォーカルが濃いですね。

11. Kor kwarm jark kon ruk gao (Feat. Koh Mr. Saxman)

「別れた彼女からの手紙」という曲名。 アルバムのラストチューンは、これまたストレートにバラードを聞かせてくれます。 しかも、6拍子という変化球で、若干リズミカルな展開も見せてくれる。 CHINの伸びのあるヴォーカルとともに。また、途中で入ってくるサックスがムードを出すんだな。

Park mai trong gub jai VIDEO

見事なダンスを披露するCHIN。 はだけた胸もセクシーに。帽子を使って器用に操ったり。なぜか器用に手品をこなすのが面白いね。 最後は女の子に手品を披露しては、ケーキをプレゼント。

2nd Album『Maybe I'm Bad』● '08/12/16 release

さて、華々しくソロデビューを果たしたCHINが、待望の2nd Albumを発表。 前作から約1年半、今作ではよりヴォーカルに磨きがかかっているね。 とにかくうまくなっているのが明らか。R&bベースのバラードや、縦ノリHIP-HOPな曲もあり、 CHINの得意なトラックを、見事に自分のものにしている。 特に、バラードとなると、よりいっそう歌のうまさが伝わってくるね。 全体的にはバラードのイメージが強いアルバムになっているかな。 M-6のピアノバージョンなど、様々なアプリーチで聞かせる全12曲。 CD-EXTRA仕様で、M-1「Kuen tee nueng」とM-4「Too Fast, Too Serious」のPVを見せてくれます。 さらには、New York訪問時の写真を収録。結構、豪華な内容になっていますね。

1. Kuen tee nueng

どストレートなR&Bチューンで、タイトルは「ある夜」。 最初に聞いたときは、R. Kellyか?なんて思ったくらいに、雰囲気を出してきた。 随分とムードが出た歌を聴かせてくれるCHINです。 やっぱりヴォーカルから実力が伝わってくる。ヴォーカリストとして大きく成長したね。

2. Maybe I'm Bad

ギターの爽やかな音と、どっぷりビートが絡むアルバムのタイトルチューン。 R&Bのかっこよさが出ていて、CHINがクールに歌いこなします。 ストリングスの音もポイントだな。「KISS」の発音が、タイ人らしい愛嬌がありますね。

3. Hua jai mai chai kra-dard

「紙のこころ」というナンバーは、ピアノの音色がドラマティックな雰囲気を醸し出すミディアムバラードチューン。 中盤からは、打ち込みビートが入って、より力強さを出してグルーヴィーなCHINがクールに歌を聴かせてくれます。 語り入り。

4. Too Fast, Too Serious

イントロからはじけまくりの、ファンキーでノリが出ているグルーヴチューン。 ビートも躍動感たっぷりと、がっつり攻めの姿勢でかっこいい。 CHINが吠えるように歌う。スクラッチも入って、クラブアプローチなトラックで勝負だ。

5. Let Me Call (feat. Southside)

どっぷりアングラビートでディープなCHIN。 Southsideを迎えての濃厚なHIP-HOPトラック。ただ、なんか無難すぎてつまらないかな。

6. Kong kwan tee wang plao

「空白の贈り物」というタイトルの曲は、ムードたっぷりのバラードチューン。 ピアノのしっとりとした音と、どっしり力強いゆったりビート、そしてサラッとなり響くギターの音がそれぞれポイントに。 CHINのヴォーカルも、その世界に浸っています。コーラスと重なるサビパートと、切なさアップですね。

7. Kwam jum suem

ミディアムテンポのポップチューンは、「記憶喪失」というナンバー。 高めのヴォーカルも器用にこなすCHINです。 ピアノの音が印象的だね。

8. Koo keng

「カップル」という曲名。ざっくりギターがスパイスになるミディアムチューン。 女性コーラスも入ってきて、ちょっとした新しさを見せるCHINです。 そつなくこなしているようだ。意外と爽やかな仕上がりだったり。

9. Yark kord nang fa

エスニックというか、レゲトン風味のトラックは、「私は天使を抱きしめる」というタイトル。 激アツなトラック。冒頭から「Check 1、2」とテンション高めで攻めてきます。 What’s upなノリで、濃いグルーヴをまとって、これまたかっこいいね。

10. Parb tid ta

「永遠のイメージ」という曲名。妖艶なピアノの音色に、 手拍子が合わさって、不思議なトラックで展開。 バックはどっしりしているけれども、意外とサラッとして仕上がっているね。

11. Kong kwan tee wang plao (Piano Version)

M-6のピアノバージョン。さすがピアノ1本だと、ヴォーカルにじっくりと焦点が当たりますね。 よりいっそう、バラードの味を堪能。CHINも心を込めて、歌っている様子が伝わってくる。

12. Mai mee krai hai bork ruk

「誰も愛さない」というタイトルのナンバーが、アルバムのラストを飾ります。 静かな展開から、音が広がってゆくように聞かせてくれる。 このサウンドだと、バラード→アップテンポで弾ける展開がお似合いだけれども、 バラード路線1本で収まったね。

CD-EXTRA. Kuen tee nueng

がっつり魅せます、CHINのダンス。 いい感じのCGの味付けで、ちょっと幻想的にも見えますね。相変わらず、クールに歌い踊っています。

Too Fast, Too Serious

こちらもHIP-HOPなアプローチでアグレッシヴなダンスを見せるCHIN。 ただ、バックが黒というので、はっきりと姿が見えないのが残念だね。

3rd Album『I Believe』● '11/10/28 release

タイのシンガー、SHINの3枚目となるオリジナルアルバム。HIP-HOPとR&Bを得意としているCHIN。今作もどっぷりブラックチューンや、優しいアコースティックナンバーなどをじっくりと聞かせてくれる。 そして、新たに4つ打ちビートのナンバーを華麗に聞かせてくれるなど、世界が広がっています。 すっかりアダルトムードを振りまいて、かっこよさに磨きのかかるCHINです。とにかく歌がうまいし、ラップのスキルもかっこいいし、ずるいなぁ。 全11曲ということで、ヴァラエティ豊かな楽曲が揃っています。

1. NEVER GIVE UP

イントロからアメリカナイズなクールな打ち込みで圧倒してきます。 そして、英語詞を華麗に操るCHINにノックアウト。タイ語のたくましいヴォーカルをぶつけてきては、器用に歌いこなします。 ブラック要素たっぷりのファンクポップチューンで、とにかくかっこいいんだな。

2. LUNLA Feat. Bankk

縦ノリよろしく、タイHIP-HOPを軽やかに聞かせてくれるナンバー。 オイ!オイ!な感じで、Hey, What's up?なトラックをバックに、CHINも楽しくラップをかましてくる。 親しみやすさたっぷりの曲です。

3. NA TEE KONG HUA JAI

アコースティックギターの優しい音で始まったと思ったら、キラキラシンセサウンドをまとって、華麗なR&Bチューンに変身。 伸び伸びヴォーカルで、そのパフォーマンスがクールでかっこいい。染み込んでくるような濃厚チューン。

4. MEE ARAI HAI TUM EAK MAI

味わいのあるゆったりバラード。とにかく優しい感じで、CHINがまったりと歌声を聞かせてくれます。 中盤は力強さも垣間見せて、サビでキリッと歌い上げる。なかなかかっこいい展開です。生音演奏にしびれますよ。

5. KUEN NEE YARK DAI TEE KRUNG

ピコピコ4つ打ちビートを華麗に決めるCHIN。ノリでかましてくるダンスチューン。 こういうサウンドも華麗に歌いこなしてしまう。むしろ、こっちの音の方がしっくりくるようにも思えてしまうな。

6. TA CHUN

こちらもイントロからパーティーよろしくあの理で、楽しさいっぱいのEDMチューン。 4つ打ちビートを決め込んで、軽やかに展開。楽しそうに歌うCHINがクールに決める。キャッチーなメロディも手伝って、盛り上がりに拍車がかかってきます。

7. NUENG KUM TARM SONG KUM TORB

イントロからムードたっぷりに聞かせてくれるバラードナンバー。 CHINの切なくも力強いヴォーカルを聴かせてくれます。優しく包み込んでくれるようで、曲の世界に吸い込まれていく。

8. KWAM TUNG JAI KONG PUEAN KAO

アコースティックギターの音を切なく響かせて、切々と歌を聴かせるバラードナンバー。 Bメロパートからは打ち込みを主体にして、サビでコーラスもプラスして、スムースに聴かせてくれる。 優しさを前面に出して、ドラマティックでクールだね。

9. CHART TEE LEAW

クールな打ち込みビートを軽やかに放つグルーヴィーチュン。 CHINの十八番と言わんばかりに、器用に歌いこなして楽しそう。ポップなダンストラックもお手の物。 シンセの音使いが1990年代の日本的て、親しみを感じます。

10. MAI TAI YANG NAE NORN

淡く軽やかに、R&Bテイストを放つ温かなミディアムバラードチューン。ゆったりまったり、テンポが心地よく、 うっとりと展開。リラックスできるようなナンバーだね。

11. DON'T WAKE ME UP

コインの落ちる音。ヒューマンビートボックスも入ってきては、サイバーな音をがっつりとぶつけてきて、驚きだ。 タイ語のラップと英語の組み合わせで、CHINの今のスタイルをストレートにぶつけてくるブラックチューン。 タイポップということを完全に忘れさせてしまうほどに、インパクトがあります。

Compilation Album『Best Collection』● '13/4/24 release

CHINのベストアルバム。これまでリリースした3枚のアルバム、およびサントラなどのナンバー中心に、2枚組全24曲を届けてくれます。 デビューの頃からブラック路線でHIP-HOPやR&Bのどっぷりトラックを聴かせてくれては、タイポップのイメージを大きく変えてきたCHIN。 これまでの功績をギュッと凝縮しています。近年では4つ打ちEDMなトラックを聴かせてくれるなど、新たなサウンドに挑戦するなど、CHINの飽くなき探究心を感じることができますね。 とにかく歌がうまいしラップも華麗にこなしちゃうし、英語も器用だしかっこいいし。 CHIN凄さを改めて知ることのできるベストなアルバムです。さて、こうなると、次の新作はいつになるのかな?

1ー2. My Bad Habit

4つ打ちビートをベースに、ウネウネとディープが交差するダンスポップチューン。 伸びやかなCHINのヴォーカル、Bメロのアジアンでオリエンタルな展開から、サビでの妖しさときたら。 CHINの新たな世界も覗かせるナンバー。

1ー6. Khon roo jai

サントラからの1曲は、CHINの優しさがストレートに伝わってくるバラードナンバー。 アコースティックの優しさを添えながら、打ち込みの力強さも合わせて、濃厚な仕上がりです。

2ー9. My Love My Code

妖しいデジタルビートに包まれて、CHINがクールに歌い上げるナンバー。 アングラ感たっぷりで、かっこいいね。各国の言葉で「愛してる」と囁いてきます。

2ー10. Hai ruk dern tang ma jer kun

ドラマティックなバラード。サントラからの1曲ということもあり、CHINの優しいヴォーカルが温かく響き渡ります。 シンプルなメロディを心地よく、コーラスも淡く添えられて、優しい1曲です。

2-11. Khon tummada

オーガニックな雰囲気を出すバラードナンバー。 優しい音使いとともに、CHINの優しいヴォーカルが包み込んでくれます。伸びやかなヴォーカルは、とってもたくましく、包容力がありますね。

2ー12. Ter ja yoo nai jai chun samuer

こちらもしっかりと聴かせるタイプのバラードナンバー。 どっしりと力強いアレンジをバックに、男女ヴォーカルで美しく飾ってきます。世界を出してきましたね。

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