album

Sound Track『IN HOUR TIMES』● '97/11/19 release

スウェディッシュポップの名プローデューサー、Tore Johanssonが日本のテレビドラマのサウンドトラックを担当。これはすごいことですね。 音はもう、どこを切ってモスウェディッシュポップ。タンバリンスタジオの音ですよ。オープニングを飾るメインテーマはどこかしら切なく、異国情緒を思わせる音使いがにくいんだ。 ストリングスも美しくてはかなくて、ドラマにぴったりだね。そして、ドラマ主題歌、Le Couple「Sofa」のインストアレンジなど、10曲をコンパクトに収録しています。 おなじみの右腕、Ulf Turessonなども参加。ただ単なるサントラにしてはもったいない1枚ですね。

1. Main Theme メイン・テーマ

Music:Tore Johansson

ドラマのメインテーマ。これぞいきなり濃厚で、ストリングスの力の大きさが伺えます。 エスニックな鐘の音がスパイスとなってはしなやかさと鋭さ、重たさと繊細さをうまく絡めて聞かせてくれます。

2. Sofa (Instrumental) ソファ (インストゥルメンタル)

Music:Ulf Turesson

主題歌を歌うLe coupleの「Sofa」のインストバージョン。こちらはヴォーカルパートをトランペットで聞かせてくれます。 独特の厚み、暖かさを加えて届けてきては、まったり気分にさせてくれます。

3. Tightrope タイトロープ

Music:Sven Andersson - Jens Lindgard - Sven Andersson

ホーンがたくさん登場しては、不協和音のような不安さと暖かさをミックス。不思議な綱渡りが実践されています。

4. Sofa in Minor ソファ・イン・マイナー

Music:Ulf Turesson Lyrics:Ulf Turesson

「Sofa」のマイナーコードバージョン。切なく寂しいね、しんみりしているギターの音色がまた悲しい。 さらに、途中からUlf Turessonが歌を聞かせてくれます。

5. Resurrection レザレクション

Music:Ulf Turesson

美しきストリングスの音色。優雅に舞う音はまさしく癒しの旋律。

6. Forrest フォレスト

Music:Ulf Turesson

森の中を彷徨うような、なだらかなメロディの波に呑み込まれる曲。

7. Trick or Treat トリック・オア・トリート

Music:Sven Andersson - Jens Lindgard - Petter Lindgard

これまた、ホーンの舞台が不思議な、不協和音のような音で惹きつける小曲。

8. Resurrection (Vocal Version) レザレクション (ヴォーカル・バージョン)

Music:Ulf Turesson

アコギでまったり気分にさせてくれる音。そして、瑞々しいハミングヴォーカルも入ってきては、さらにまったり。

9. Sofa Horns ソファ・ホーンズ

Music:Ulf Turesson

スィング感もあるホーンバージョン。どこかしら、某ファストフード店のCMにも合いそうな、ほんわかトラック。

10. Suspence サスペンス

Music:Rasmus Kihlberg

パーカッションのみで表現するトラック。不思議なんだけれども、惹かれるんだな。

Self Cover Album『Romance』● '98/10/25 release

スウェーデンポップの名プロデューサー、Tore Johanssonの右腕として様々な楽曲を生み出すUlf Turessonが、ソロとして初のアルバムを発表。 今作は自身が作曲をして提供したナンバーのセルフカバー集となっています。原田知世「ロマンス」はじめ、「シンシア」「day by day」、 そしてLe Coupleやhalなどのナンバーを味わい深くセルフカバーして聞かせてくれます。 やはり、元々がおしゃれなので、セルフカバーバージョンもこちらがオリジナルでもいいくらいにおしゃれな仕上がりですね。軽快でポップで温かさいっぱい。 マイナー調のナンバーも、キリッと聞かせてくれる。そして、オリジナル曲も2曲ほど収録。こちらもメロディセンスが光るスウェディッシュポップ/ロックな味わいが見事です。

1. romance

produced by Ulf Turesson for A PING PONG PRODUCTION music & lyrics by Ulf Turesson

イントロのドカドカビートからもう、スウェーデンへと連れて行ってくれる。原田知世のオリジナルバージョンに近い、ゆったりまったりポップな仕上がり。 とにかく爽やかさたっぷりで清々しいね。

2. sincere

produced by Ulf Turesson for A PING PONG PRODUCTION music by Ulf Turesson & Johnny Dennis lyrics by Johnny Dennis

こちらも原田知世のナンバー、みずみずしくも切なさの伝わってくるバラードナンバー。 音は意外にも軽やかなんだけれども、全体的には重たさも伝わってくるね。Ulfのヴォーカルが、情を入れてきて結構激しく伝わってきます。

3. sofa

produced by Ulf Turesson for A PING PONG PRODUCTION music & lyrics by Ulf Turesson

Le Coupleのナンバーのセルフカバー。オリジナルよりも淡さや明るさを感じるトラック。 切々と語るようなヴォーカルが染み込んでくるね。聞き入ってしまうトラックです。

4. parade

produced by Ulf Turesson for A PING PONG PRODUCTION music & lyrics by Ulf Turesson

これぞスウェディッシュポップなカラッと晴れたナンバー。とっても心地よく楽しさが伝わってくるポップロック。 ブラスも晴れやかに響き渡りますよ。

5. blue moon

produced by Ulf Turesson for A PING PONG PRODUCTION music & lyrics by Ulf Turesson

原田知世のナンバーのセルフカバー。冒頭のサックスがいい味を出してきます。 全体的にはクールな味を注ぎ込むバラードチューン。どこか陰りがあって、かっこいいね。

6. day by day

produced by Ulf Turesson for A PING PONG PRODUCTION music & lyrics by Ulf Turesson

こちらも原田知世のナンバーのセルフカバー。This is スウェディッシュポップなまろやかしたロックサウンドが、心地よいね。 そして、Ulfのヴォーカルも温かいんだな。サビでの高揚感、少々エッジの効いた音がいい味を出す。

7. fun

produced by Ulf Turesson for A PING PONG PRODUCTION music & lyrics by Ulf Turesson

軽やかな音にポップさ爆発。楽しさいっぱいに届けられるナンバーは、halのセルフカバーです。 どこか懐かしさも感じるのは、「Here comes the sun」な味も出ているからかな。

8. hang up the phone

produced by Ulf Turesson for A PING PONG PRODUCTION music & lyrics by Ulf Turesson

クセのあるメロディに、少々ムードのあるクールなスウェディッシュロックチューン。ブラスやシンセからはソウル感も出ていて、なかなかいい感じ。 こちらもhalのナンバーのセルフカバーです。

9. starship

produced by Ulf Turesson for A PING PONG PRODUCTION music & lyrics by Ulf Turesson

オリジナル曲。瑞々しいギターの音、味わいあるUlfのヴォーカルで切なく、ポップだけれども落ち着き感もあって、なかなか面白いナンバーだね。

10. living together

produced by Ulf Turesson for A PING PONG PRODUCTION music & lyrics by Ulf Turesson

心地よいスウェディッシュポップ。味のあるUlfのヴォーカルも、みずみずしく輝く1曲。サビでのキャッチーさ、引き込む力が半端ないね。 懐かしさも兼ね備えた味わいを楽しめます。

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