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●Best Album『Complete of 大黒摩季 at the Being studio』● '03/7/25 ('12/09/26) release
Beingでの活動を総括するベストアルバムシリーズ「at the Being studio」に大黒摩季が登場。大黒摩季のBeingでの華々しい功績が、この1枚に凝縮されています。 しかし、Beingから勝手に出された前作のベストアルバム「BACK BEATs #2」に引き続いて、ここでもこのアルバムに対して非難が出ましたね。 まぁ、今作もBeing側から一方的にリリースされたものに変わりないんですがね。ブックレットの作詞や作曲のクレジットが一切書かれていないという事態になっています。 前作ベストの影響でしょうね。さて、それ以外の部分を見てみると、いたって王道なんですよ。 収録曲がね。「Twisty Love」や「憂鬱は眠らない」といったレアなナンバーも収録。ある意味、これがプレミアトラックなんじゃないかと思ってしまう。 で、肝心のプレミアトラックはというと、「夏が来る」のスペイン語バージョン。サウンドととてもマッチしていて、かなり情熱的です。ただ、絶対もっとお蔵入りしているナンバーはあると思います。
13. Twisty Love
ミディアムテンポのグルーヴチューン。柔らかい雰囲気を放っていますね。 大黒摩季のヴォーカルも、どこかしら優しく包み込んでくれます。何気にメロディがいいんだよね。シンセの音もかなりぐっと来る。 ドラマ「愛と疑惑のサスペンス」主題歌集に収録されていて、大黒摩季作品では、このアルバムに初収録。
14. 憂鬱は眠らない
織田哲郎とのダブルネームでリリースされたシングルナンバー。 もうね、曲の方が織田節満載のロックテイストに仕上がっているんですよ。かなりかっ飛んでいます。 この勢いがたまらないですね。それをさらに盛り上げるかのように、ホーンの音が弾け飛んでいます。かなり熱い、情熱的なナンバーです。
16. 夏が来る (Spanish Version)
プレミアトラックは、なんと大ヒット曲「夏が来る」のスペイン語バージョンです。サウンド面では特に変化がありません。 おまけに、サビからスタート。ガラッと印象を変えてきました。言葉とサウンドが絡み合って、より熱いナンバーへと生まれ変わりました。こりゃいいね。
●Cover Album『COPY BAND GENERATION Vol.1/大黒摩季とフレンズ』● '04/3/17 release
大黒摩季が初めてのカバーアルバムをリリース。今作は、バンド世代なら誰しもが感じていたものを詰め込んで、 「コピーバンド」をテーマに、1980年代の名曲をカバー。REBECCAや佐野元春、山下久美子や麻倉未稀、THE MODSまでも、パワフルです。 それにしても、このコピーバンドがとても豪華なのですよ。ギターは土屋公平、ベースは恩田快人、ドラムスは真矢、キーボードは武部聡志。 ストレートなバンドサウンドで、大黒摩季のヴォーカルもより一層、バンドのヴォーカリスト的な味が出たトラックに変身。 “あの頃”が蘇ってきたね。もうちょっと曲数を増やして、楽しませてほしかったな。そして、CCCDでのリリースというのも、ちょっとがっかりだよね。
1. フレンズ
作詞:NOKKO 作曲:土橋安騎夫 produced by 武部 聡志 arranged by 大黒摩季とフレンズ
おなじみREBECCAの名曲を大黒摩季がコピー。やはり甲高いNOKKOのヴォーカルと大黒摩季のハスキーなヴォーカルの差が、ここでのポイントでしょうかね。 なんだか、どっしりと構えてきていますね。それでいて、何だかものすごい思いが込められているような印象です。力強い1曲。
2. 激しい雨が
作詞:森山達也 作曲:THE MODS produced by 武部 聡志 arranged by 大黒摩季とフレンズ
まさかまさかのTHE MODSに、大黒摩季が挑戦。 これがまた、本家に劣らず、随分と渋くてかっこいいじゃないですか。サウンドの方も、フレンズメンバーのダイナミックなパフォーマンスが熱く伝わってくるんだ。
3. バスルームから愛をこめて
作詞:康珍化 作曲:亀井登志夫 produced by 武部 聡志 arranged by 大黒摩季とフレンズ
大黒摩季 sings 山下久美子。ここでの注目は、フレンズメンバーによるコーラスだね。 そして、大黒摩季の変幻自在なヴォーカルスタイルも、十分に楽しかった。切なかったり、悲しかったり、この曲では巧みに聞かせてくれますよ。
4. どこまでも行こう
作詞・作曲:小林亜星 produced by 大黒摩季 & 葉山たけし arranged by 葉山たけし
名曲に大黒摩季が立ち向かった。これがまた“This is 大黒摩季”な感じで、 パワフルに聞かせてくれる。もう、勢いありきのハードロックバージョン。最後にシャウトも聞かせてくれます。とにかく葉山たけしのギターがぶっ飛んでいる。
5. 翼の折れたエンジェル
作詞・作曲:高橋研 produced by 武部聡志 arranged by 大黒摩季とフレンズ
この曲は、本家・中村あゆみに通じるハスキーヴォーカルが武器となる、大黒摩季ですね。 しっとりロッカバラードで、グイグイと引き込んでくる展開を聞かせてくれる。
6. SOMEDAY
作詞・作曲:佐野元春 produced by 武部聡志 arranged by 大黒摩季とフレンズ
佐野元春の名曲を、大黒摩季が歌います。曲が曲なだけに、ちょっと壮大というか、思いが詰まっているように聞こえるね。 バンドが一丸となって作品を届けてくれる姿勢が伝わってきます。
7. HERO
作詞:DEAN PITCHFORD 作曲:JIM STEINMAN 訳詞:売野雅勇 produced by 大黒摩季 & 本間昭光 arranged by 本間昭光
これまた麻倉未稀のカバーナンバーを、さらに大黒摩季がカバー。AMAZONSのコーラスワークとともに、パワフルなヴォーカルを聞かせてくれる。 バリバリとかき鳴るギターや、デジタルロックサウンドが大黒摩季の持つ力をぶつけてくる。かっこよすぎますね。
●11th Album『HAPPINESS』● '05/6/22 release
「R-18」ならぬ「R-MEN」と注意書がされている、オリジナルアルバムとしては11枚目の作品。やはり女性による女性のための応援歌が詰まっているんですよね。大黒姐さん、さすがです。 しかも、いきなり「THE END」で始まるんだもん。その内容もとってもどろどろしている。この表現もたまらなくいいね。このアルバム、ここから立ち上がるんだと言わんばかりのロックチューンてんこ盛り。 女性だけでなく、男性への応援歌にもなっている。恋愛だけでなく、人生を奮い立たせるアルバムだね。 先行シングル「OVER TOP」と、アテネ五輪女子ホッケーチーム応援歌「ASAHI」を含む全14曲が爆発。 しかも、CD-EXTRA仕様で、スペシャル写真集を収録。こちらも見逃せないんですよ。大黒姐さん、魅せてくれます。
1. Interlude:“Hey! Baby”
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by AKIRA NISHIHIRA
アルバムのオープニングは、大黒摩季と男性の会話。しかも、英語ですよ。何やら気になるやり取りですね。
2. THE END
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by AKIRA NISHIHIRA
タイトルがまた、インパクト大です。「終わり」ってね。しかし、「終わりは始まり」と歌うナンバーなんですよ。プログラミングビートが淡々と響き渡り、 結構深い部分を辿るミディアムトラック。秘めたる力が込められているようだね。サウンド的にはあっさり目なんだけれども、 かなりの強力パンチを放つ。間奏では語りも入るんですよ。大黒摩季の歌詞がまた、じっくりと浸透してゆく。かなり大作。
3. Do it for me 〜残照〜
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by AKIRA NISHIHIRA
キャッチーなコーラスからスタートするミディアムチューン。 グルーヴィーなトラックがまた、大黒摩季をかっこよく見せるね。サウンドがシティポップを彷彿とさせる。ちょっとおしゃれな感じだね。歌詞は意外に厳しいことを歌っている。
4. LIFE 〜episode ㈵ 〜 誕生 〜
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by AKIRA NISHIHIRA
大黒摩季の自伝的歌詞が印象的なミディアムナンバー。この曲、とっても壮大です。やはり人生を歌うとなると、かなりの覚悟が必要ですね。 この曲、ある意味このアルバム、いや、大黒摩季の人生の中でも書くとなる曲なんではないでしょうか。サビの勢いと力は迫力があります。
5. 負け犬のSHOUT!!
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by AKIRA NISHIHIRA
これ大黒摩季というような色のアップテンポナンバー。 このラテン要素がいい感じに盛り上げる。歌詞の方も、働く女性の視点から描かれており、共感を得そうだね。こういうところを見事、ツボを押さえる大黒摩季です。
6. 南風に乗って
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by AKIRA NISHIHIRA
爽やかデジタルサウンドが広がるアップテンポのナンバー。始まりがバラードっぽかったんだけれども、そういう要素も本編にはあるね。 どこかに行きたくなるような晴れたサウンドが、本当に気持ちがいいです。ただ、サビのメロディはどこかで聞いたことがあるような。そうだ、竹内まりやの「元気を出して」に似ているぞ。
7. 後遺症
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by KEIICHI OKABE
ポップなビートがパンチを加える、アップテンポのラテンチックなナンバー。これまた大黒摩季の勢いをそのままぶつけてくるようなサウンドだね。 この曲の主人公、今までの恋愛で相当傷を負ったのでしょうかね。この曲では、その昔の古傷をちょっと後悔しながらも、前に歩いています。
8. PRECIOUS PLEASURES
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by AKIRA NISHIHIRA
煌く水の音。コーラス。瑞々しいオープニングを経て、クールなビートを持ち合わせて進行するポップなナンバー。 上品なイメージが曲から出ているね。あっさりとしていて、聞きやすい。それでも大黒摩季のヴォーカルは、勢いよく出ています。
9. 黄昏
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by AKIRA NISHIHIRA
ゆったりと流れるバラードナンバー。 そしてストレートなラブソング。アルバムの流れでは、ここで夕暮れが来たような、そんな落ち着き感があります。実に味わい深い1曲ですね。
10. 瞬く星のように
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by HIBIKI HANASAKA
なんと大黒摩季とオーケストラが壮大なコラボレーション。 タイトル通りに満天の星が広がる夜空が似合う曲です。これまたストレートな愛を歌ったバラードナンバーです。 大黒摩季のヴォーカルも発揮されている。実に美しい曲ですね。ムードたっぷりで、じっくり聞いてしまいますね。
11. OVER TOP
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by AKIRA NISHIHIRA
モータースポーツのタイアップが付いているだけあって、エンジン音が聞こえてきそうな勢いのあるロックチューンです。 とにかく勢いの出まくったサウンドで、大黒摩季が荒ぶる。サビでのデジタルビートとコーラスがまた、さらに大黒摩季の力を加速させる。 この勢いに乗せた前向きな歌詞が、背中を押してくれるような応援歌。
12. リーマンブルース
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by SATOSHI TAKEBE
一変して、男性の応援歌を歌う大黒摩季。 これまた迫力があるね。それもそのはず、ギターが土屋公平、ベースが恩田快人、ドラムが真矢、キーボードが武部聡志。コピーバンドの面々が、勢いを出しまくったロックチューン。
13. Happiness
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by AKIRA NISHIHIRA
アルバムのタイトルチューンは、軽快なアコースティックギターの音が味付けされたロックチューン。幸せになるために走り続けている女性への応援歌。 それにしても、大黒摩季が歌詞に顔文字を使うとは、これまた新鮮だね。ミドルテンポがまた、底力を出して応援しているような雰囲気を出すね。 ライブではきっと、大合唱ですよ。
14. ASAHI 〜SHINE & GROOVE〜
Produced by MAKI OHGURO Sound Produced and Arranged by AKIMITSU HOMMA
大黒摩季が、応援のために一肌脱いだ。アテネ五輪出場の日本代表女子ホッケーチームの応援歌としてリリースされたシングルナンバー。 これぞ大黒摩季というような、爽快で痛快なロックチューン。この曲が、選手ならずともリスナーの力になること、間違い無しだね。 パワフルなヴォーカルとエッジの効いたサウンドが気持ちを高めます。
CD-EXTRA スペシャル写真集
大黒摩季のナレーションとともに、秘蔵写真てんこ盛りで見せてくれる。
●Best Album『weep 〜maki ohguro The Best Ballads Collection〜』● '06/3/15 release
大黒摩季が、バラードベストアルバムをリリース。でも、ただ単に今まで発表したバラード曲を寄せ集めしたものではないというところがポイント。 大黒摩季を代表するシングルナンバー「チョット」や「ら・ら・ら」が、バラードに大変身。ぐっと大人っぽく、ムードたっぷりに聞かせてくれます。 特に、「別れましょう私から 消えましょうあなたから」では、TOKUをフィーチャーして、ジャジーに大変身。 これはかっこよすぎます。そして、名曲「THE ROSE」のカバーや、新たに歌い直した「Lonely Child」、さらには新曲までも網羅しているこのアルバム。 これはもう、単なるバラードベストではありません。ちなみに、既発曲は、EMIに移籍後にリリースした4枚のオリジナルアルバムから1曲ずつチョイスされています。 パワフルなイメージを持つ大黒摩季の違った一面を覗く事ができるアルバムですね。聞き応え十分。
1. 別れましょう私から 消えましょうあなたから 〜TOKU“Jazzy Violet”ver.〜
Words by Maki Ohguro & Being Staff Songs by Maki Ohguro Arranged & Flugelhorn by TOKU
なんと、あのパンチのあった大ヒット曲が、ぐっと大人っぽくジャズバージョンに大変身。 中森明菜のごとく、小声で歌う大黒摩季です。ゲストにTOKUを迎えて、ムードたっぷりに聞かせてくれるトラックになりました。
2. チョット 〜“Drunker's Trip”ver.〜
Words by Maki Ohguro & Being Staff Songs by Maki Ohguro Arranged by Akira Nishihira
大黒摩季の大ヒット曲が、ちょっぴりダークなスローバージョンに生まれ変わった。 バージョン名を表すようなトリップ効果をうまく出して、ますますかっこよくなったね。
3. いちばん近くにいてね 〜“Key West Lime Pie”ver.〜
Words by Maki Ohguro & Being Staff Songs by Maki Ohguro Arranged by Akira Nishihira
ラテンの熱が襲い掛かってくる真夏のヒットチューンが、ぐっと熱を冷ましてボッサタッチで聞かせてくれるバージョン。 おしとやかで上品かつ、大人っぽい雰囲気を出しています。こんな風に変わってしまうとは、すごいね。
5. いけない恋
Words by Maki Ohguro Songs by Maki Ohguro Arranged by Akira Nishihira
プログラミングビートがポップに彩を加えるバラードチューン。 ちょっと今までの大黒摩季に無かったようなタイプの楽曲ですね。いけない恋というよりかは、切ない恋だよね。なんか、しみじみします。
6. I need you
Words by Maki Ohguro Songs by Maki Ohguro Arranged by Akira Nishihira
ちょっと雄大な雰囲気が広がるナンバーだね。アンビエントテイストもあり、全体を包み込んでくれるようなトラック。 大黒摩季の持つ大きな心で、愛を歌うバラードです。
11. Lonely Child 〜New Vocal!!“Strip Down”ver.〜
Words by Maki Ohguro Songs by Maki Ohguro Arranged by Satoshi Takebe & Maki Ohguro
アルバム「PRESENTs」に収録されていたナンバーを、新たに歌い直したバージョン。 ピアノを自ら奏でる大黒摩季のヴォーカルは、とってもソウルフル。
12. THE ROSE
Words & Music by Amanda McBroom Arranged by Akira Nishihira
往年の名曲を、大黒摩季がしっとりと歌い上げます。 ピアノとハモンドオルガンをバックに、力強さと儚さを表すヴォーカルが響き渡ります。大黒摩季流の「THE ROSE」が花開く。
14. ら・ら・ら 〜“Peace Out”ver.〜
Words by Maki Ohguro & Being Staff Songs by Maki Ohguro Arranged by Akira Nishihira
大黒摩季の大ヒットチューンが、爽やかアコースティックテイストに衣替え。 コーラスが重圧になり、ちょっとゴスペル要素があるかな。それでも、やっぱり大黒摩季の表現力が突出しています。
●Best Album『BEST OF BEST 1000 大黒摩季』● '07/12/12 release
B-ing創設30周年記念として、代表するアーティストのヒット曲をお手軽価格で提供するベストアルバムシリーズ。この大黒摩季盤、もちろん本人非公認で、一切かかわっておりません。 さらには、以前も賛否両論が飛び交った「ビーイングスタッフ」記載問題が再び出てきた。もう、ここまでくると、大黒摩季本人はどうでもいいと思っているでしょう。 あくまで商品と考えているビーイングスタッフには、ちょっとがっかりだね。収録曲も、代わり映えしませんね。
●12th Album『POSITIVE SPIRAL』● '08/1/30 release
デビュー15周年を記念してのオリジナルアルバムは、なんともたくましいタイトルを冠していますね。 先行の両A面シングル「コレデイイノ?!/恋の悪魔 -She's no Angel-」で、相変わらずの迫力あるヴォーカルを披露してくれたと思ったら、 ニューアルバムでも大黒摩季節が思う存分に全開。全12曲が力強く、時には優しく響き渡ってきます。 そして、いつも以上にじっくりと伝わってくる歌詞も、なかなかいいじゃないですか。また、1曲1曲が長くて、作りこまれていますね。大黒姐さんに着いて行きたくなるわけだ。 初回版は、写真集&DVD付き。これまた、豪華な内容で、DVDでしか見れない映像や聞けない楽曲も収録しています。 「ありがとうなんて絶対言わない」と歌っていた大黒摩季が、15周年を機に、「ありがとう」と届けてくれます。
1. POSITIVE SPIRAL
Written by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Akira Nishihira
アルバムのタイトルチューンから幕開け。爽やかなサビからスタートするポップなデジタルロックチューン。かなりガッツリとした攻撃的サウンドながら、 大黒摩季の朗らかな性格が前面に出たね。歌詞も随分とポジティヴだね。コーラスに松本英子が参加しているぞ。
2. Groove On 〜脱いでごらん〜
Written by Maki Ohguro Basic Track Produced and Arranged by Kei Kawano Co-Produced by Hitoshi Tachiiri for DAILY RECORDS
ラテン要素を混ぜて、情熱的なアップテンポのグルーヴチューン。 大人の恋愛を、大黒摩季が歌い上げる。かなり熱いんですよ、もう。その世界が見えてくるようだ。ギターやブラスもいい味を出していて、トコトン盛り上げてきますよ。
3. 失意のオーロラ
Written by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Akira Nishihira
うねるギターとドラマティックな入りに驚かされたけれども、さらには打ち込みのアップテンポに変身して、もう驚愕。 大黒摩季のバックを盛り上げるコーラス、やばいインパクトだね。この曲、とにかく壮大な世界を創る、ゴージャスなトラックです。
4. ROCK YOU, ROCK ME
Written by Maki Ohguro Basic Track Produced and Arranged by Larry Honda Co-Produced by Hitoshi Tachiiri for DAILY RECORDS
スパニッシュテイストをふんだんに盛り込んだ、ごり押しロックナンバー。 かなり濃い展開で、地に足が着いています。迫力あるヴォーカルといい、曲構成といい、大黒摩季の力強さが表れていてかっこいいね。 語りような、ちょっとした演出がまたいい味を出している。まさかの8分直前の壮大ナンバーです。
5. 最良の日
Written by Maki Ohguro Basic Track Produced and Arranged by Kei Kawano Co-Produced by Hitoshi Tachiiri for DAILY RECORDS
ギターのザックリサウンドに心地よさが伝わってくるバラードナンバー。 シンプルながらも大黒摩季の思いがとても込められているよね。じっくりと味わい深いナンバーです。
6. 名前もしらないキミに
Written by Maki Ohguro Basic Track Produced and Arranged by Larry Honda Co-Produced by Hitoshi Tachiiri for DAILY RECORDS
ダンストラックをベースにしたデジタルロックナンバーで勢いをぶつけてくる大黒摩季。 軽快でポップながらに、力強さを感じる1曲。でも、サビのメロディは往年のラブソング的な雰囲気で覚えやすいね。なかなかキャッチーなトラックです。
7. コレデイイノ?!
Written by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Satoshi Takebe
大黒摩季らしくもあり、大黒摩季らしからぬファンキーなミディアムナンバー。こういうトラックをシングルのメインに持ってくるところに、意外性があって面白いですな。 切ない要素が伺えるけれども、随分と弾けまくっているナンバーですよ。ラストの展開、そう来たか。極上ポップにアップテンポに変身して、さらに盛り上がった。
8. テノナルホウヘ
Written by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Akira Nishihira
大黒摩季の陽気なテイストが前面に出た躍れるナンバー。相手を立たせて、自分は影になる。控えめながらに持ち上げる主人公の気持ちを表しています。 エッジの効いたギターや派手サウンドの華やかさも曲を盛り上げるぞ。
9. GO☆
Written by Maki Ohguro Basic Track Produced and Arranged by Larry Honda Co-Produced by Hitoshi Tachiiri for DAILY RECORDS
ヘビィメタルのごとく、荒々しいロックサウンドで勢い倒すアッパーチューン。 大黒摩季の勢いが、とにかく出まくっているね。メロディの方は、大黒摩季らしいキャッチーなものだね。 歌詞は、とにかく勢いに満ち溢れた気持ちが出ている。鮮やかな演奏陣も実に素晴らしい。感服です。
10. 僕が君でキミがボクなら
Written by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Akira Nishihira
大黒摩季の優しい世界が広がるバラードナンバー。ゆったりテンポと壮大なサウンドに、 圧倒的な力を感じる。メロディも温かく柔らかく、大黒摩季のハートフルなヴォーカルが包み込んでくるようですね。
11. 栄光の金バッチ
Written by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Akira Nishihira
しっとりとした大黒摩季を聞かせてくれるバラードナンバー。シンプルイズベストな内容で、端的に大黒摩季の表現力が伝わってくる。 1番はしっとりとピアノをバックに。2番からは音数を増やして、どっしりと聞かせてくれます。とても優雅なメロディで、包み込んでくれるような曲。真矢がドラムで参加していますよ。
12. START LINE
Written by Maki Ohguro Basic Track Produced and Arranged by Larry Honda Co-Produced by Hitoshi Tachiiri for DAILY RECORDS
大黒摩季往年の応援ソング「ROCKs」や「ゲンキダシテ」のような元気を与えてくれるロックチューン。 シンプルな歌詞だからこそ、ストレートに伝わるメッセージがある。パワフルで力強い大黒摩季のヴォーカルも、力になるね。
[DVD]
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●Self Cover Best Album『LUXURY 22-24pm』● '09/2/4 release
大黒摩季、グッとアダルトに変身。今作は、CAM ENTERTAINMENTに移籍してからの初アルバムとなり、セルフカバーを試みています。 大黒摩季自身の大ヒット曲10曲を、歌い直し、しかも名立たるミュージシャン達のプロデュースで幕開ける。 「DA・KA・RA」「夏が来る」「あなただけ見つめてる」「あぁ」などなどの大ヒットナンバーを、TOKUやJazztronikの野崎良太、DEPAPEPEや仲井戸麗一などとコラボレーション。 こんな大黒摩季、聞いたことがないよね。激しく熱い曲が多い中で、今回はムードたっぷり大人テイストで渋く聞かせてくれます。ヴォーカリストとしての力を前面に出したナンバーの数々。 生まれ変わった曲たちをじっくりと堪能できます。大黒摩季自身がプロデュースを手がけた、デビュー曲「STOP MOTION」のセルフカバーは、聞き応えたっぷりですよ。 ただ、今作もすべての作詞がビーイングスタッフ表記になっていますね。「虹ヲコエテ」はEMIに移籍後の作品なのに。 初回盤は、洋楽ナンバーのカバーを収録したボーナスディスク付きの2枚組み仕様。 「SAVING ALL MY LOVE FOR YOU」「美女と野獣」「LOVIN' YOU」など、これまた西平彰やGREAT3の片寄明人、小森田実や島健などがプロデュース。 う〜ん、こちらはもうちょっと大黒摩季らしさを出して欲しかったな。歌のうまいヴォーカリストの枠に収まりすぎてしまった感じがします。
disc-1
1. Harlem Night
Music by Maki Ohguro Words by Maki Ohguro and Being Staff Sound Produced & Arranged by Ryutaro Kihara
木原龍太郎のプロデュースで聞かせるヒットチューンは、ジャズ/ボッサに大変身。なんだかムードたっぷりに、しっとりとしていながらも、 「胸キュン」なんて言葉が出てきたりするから面白いな。2番サビは6拍子に変身したり、かっこいいぞ。
2. Twisty Love
Music by Maki Ohguro Words by Maki Ohguro and Being Staff Sound Produced & Arranged by Yohey Tsukasaki
冒頭からスクラッチも登場しては、チェケラッチョな感じでびっくり。でも、本編はまったりムードたっぷりに聞かせてくれるアレンジで。 コーラスでは、光永泰一郎と亮太の兄弟が参加していたりと、注目の1曲です。
3. DA・KA・RA
Music by Maki Ohguro Words by Maki Ohguro and Being Staff Sound Produced & Arranged by TOKU
大黒摩季の大ヒットナンバーを、なんとTOKUがプロデュース。もちろん、スムースなジャズでクールに仕上げてきました。 TOKU自身も参加して、ムードたっぷりの音を聞かせてくれます。あと、小沼ようすけの見事なドラムプレイを堪能できますよ。クライマックスではリズミカルに。
4. 夏が来る
Music by Maki Ohguro Words by Maki Ohguro and Being Staff Sound Produced & Arranged by Hiroshi Sawada
夏真っ盛りのラテンチューンを、大人モードで。ラテンジャジーなサウンドをクールに聞かせてくれるけれども、 やっぱり根が熱い曲だよね。かっこいいんだ。弾むピアノに吹き荒れるフルート。そして、情熱的なパーカッションが織り成す魅惑の一時。 ラストの高音ヴォーカルも決まったね。
5. あなただけ見つめてる
Music by Maki Ohguro Words by Maki Ohguro and Being Staff Sound Produced & Arranged by Ryota Nozaki from Jazztronik
これまた、すごいコラボだね。Jazztronikの野崎良太プロデュースで、さらに夢のハイテンション。ジャジーで熱いラテンムードたっぷりに。 とにかく情熱に満ち溢れていますよ。ラストはもうお祭りだね。キーがかなりオリジナルよりも低くなっているけれども、渋さが増しているね。 やっぱりポケベルという言葉が時代を感じさせます。しみじみ。
6. 虹ヲコエテ
Music by Maki Ohguro Words by Maki Ohguro and Being Staff Sound Produced & Arranged by DEPAPEPE
なんとDEPAPEPEのプロデュースによって、サラリとしたアコースティックサウンドに変身。 優しさと柔らかさも伝わってくるけれど、なんか大黒摩季のヴォーカルが暗くて残念に思えるんだよね。この曲、前向きさを前面に出しているから、もう少々元気がよくてもいいのにね。 DEPAPEPEの2人のギター捌きはさすが鮮やかです。
7. あぁ
Music by Maki Ohguro Words by Maki Ohguro and Being Staff Sound Produced & Arranged by REICHI NAKAIDO
これまたすごいコラボレーション。仲井戸“CHABO”麗一と大黒摩季がタッグを組んだ。しかも、CHABOのギターをバックに、大黒摩季が切なく歌い上げる。 ギターの音も渋いんだよね。クールでかっこいい。
8. Stay with me baby
Music by Maki Ohguro Words by Maki Ohguro and Being Staff Sound Produced & Arranged by Satoshi Takebe
ストリングスがイントロからどっしりと構えてくるバラードナンバーを、じっくりと仕上げたのは武部聡志。ドラマティックに聞かせてくれます。 途中、プログラミングがあったけれども、生音だけでも十分に迫力があるナンバー。山元拓夫のサックスも、聞かせてくれますよ。
9. 子供の国へ
Music by Maki Ohguro Words by Maki Ohguro and Being Staff Sound Produced & Arranged by Kei Kawano
選曲チョイスがまた、驚き。カップリングナンバーからの選出は、河野圭プロデュースによるアレンジで、アコースティックベースのしっとりトラックに。 アコギは田中義人だし、ドラムがあらきゆうこだし、豪華な面子が揃っています。子守唄のようにしっとりと聞かせてくれる大黒摩季のヴォーカルもいい感じだね。
10. STOP MOTION
Music by Maki Ohguro Words by Maki Ohguro and Being Staff Sound Produced & Arranged by Maki Ohguro
大黒摩季が自身のデビュー曲をセルフカバー。しかも、セルフプロデュースと来たもんだ。さらに、ピアノのみがバックで鳴り響くんだけれども、 ピアノも大黒摩季自身の演奏。結構、弾ませては、ビリー・ジョエル風に。ムードたっぷりに、コーラスも盛り上げてくれます。
disc-2
1. SAVING ALL MY LOVE FOR YOU
Words and Music by Michael Masser / Gerald Goffin Sound Produced & Arranged by Akira Nishihira
ホイットニー・ヒューストンでおなじみの名バラードに、大黒摩季が挑戦。西平彰のプロデュースで、アダルトムードを放出。 ゴージャスかつセクシーに。大黒摩季のヴォーカルが、丁寧に流れていきます。間奏でのサックスが泣きを誘いますね。
2. ALMOST PARADISE
Words by Dean Pitchford Music by Eric Carmen Sound Produced & Arranged by Ken Matsubara
映画「フットルース」より。松原憲のプロデュースで、しかも今回は大黒摩季と中西圭三の デュエットを披露。ヴォーカリスト対決ですね。まったり愛のバラードの中にも、パワフルなヴォーカルが響いたり、かっこいいね。
3. BEAUTY AND THE BEAST
Words by Howard Ashman Music by Alan Menken Sound Produced & Arranged by Hibiki Hanasaka
ディズニー映画「美女と野獣」より。今回は、Skoop On SomebodyのTAKEとデュエットを披露。 まさしく美女と野獣?バックがまた、フルオーケストラも登場しては、とことんゴージャスに。 それに負けじと、2人のヴォーカルが高らかに響き渡ります。息がぴったり合っていますね。
4. SUMMER TIME
Word by Du Bose Heyward Music by George Gershwin Sound Produced & Arranged by Akito Katayose from Great 3
珍しいところで、GREAT3の片寄明人がプロデュースを手がけています。 大黒摩季とのコラボレーションは、舞ったりテイストながら、シンプルさを放つ1曲。渋くてかっこいいですよ。
5. A SONG FOR YOU
Words and Music by Leon Russell Sound Produced & Arranged by Ken Shima
レオン・ラッセルのナンバーを島健プロデュースでカバー。うっとりなピアノの音色にやられます。全体的にはジャジーな音を聞かせてくれる。 ここに、さらにストリングスも入ってきては、極上級バラードな仕上がりで。高貴な印象が漂いますね。島健のピアノにもうっとりですよ。 大黒摩季のヴォーカルも抑え目ながら、渋さを出して曲のムードに合った美声を披露。
6. ALWAYS
Words and Music by David E. Lewis, Jonathan Lewis & Wayne I. Lewis Sound Produced & Arranged by Minoru Comorita
まず、驚きなのがプロデュースが小森田実ということ。打ち込みの印象が強い人だから、このアレンジにはびっくり。 こういうA.O.R.な音も操れるとは。そして、光永泰一郎&亮太兄弟と、ここでもヴォーカルのコラボレーション。見事なハーモニーでうっとりですね。間奏では、台詞も入ってくるぞ。
7. LOVIN' YOU
Words & Music by Richard Rudolph and Minnie Riperton Sound Produced & Arranged by Maki Ohguro
ミニ・リパートンでおなじみのナンバー。で、大黒摩季のヴォーカルは低すぎやしないか?自ら奏でるローデスとともに、しっとりモードで包み込んできます。 うっとりモードは健在だね。
●13th Album『すっぴん』● '10/8/25 release
大黒摩季、実に2年半ぶりとなるオリジナルアルバム。40代に突入したということで、心も顔も全てをさらけ出そうというその意気込みに拍手。 タイトルも「すっぴん」。ジャケット写真も、実際にすっぴんを披露と、ある意味で挑戦的なアルバムだよね。 曲の方は、大黒摩季の全てをぶつけてくるロックだったり、じっくりと聞かせてくれるバラードだったりと、痛快チューンが揃っています。 あと、今作ではオルケスタ・デ・ラ・ルスとコラボして、お祭りラテンナンバーを披露したりと、アグレッシヴです。 他にも、Marty Friedmanや田中義人、永谷喬夫、秋山浩徳に坂田学などといった豪華ミュージシャン達も集結。強固たる大黒サウンドを構築します。 そして、やっぱり大黒摩季の歌詞が生きてくるね。応援してくれる曲や失恋ソングなど、直球なんだけれども、大黒摩季特有の言い回しだったりと、センスの光る曲が多彩に揃っています。 自身の半自伝的ナンバー「LIFE 〜episodeVII 挫折〜」は、彼女のいろいろなことを知ることができますね。シングル「IT'S ALL RIGHT」を筆頭に、大黒摩季が駆け巡った1枚です。 今作は、CDのみとCD+DVDの2バージョンを用意。CDのみのバージョンは、ボーナストラックを収録。 CD+DVDバージョンのDVDには、2005年に行われた日本武道館の公演模様を収録。あの曲もこの曲も入っている、ベストな選曲と、 インタビューを交えたTV番組からだけれども、見応えが十二分にあります。そして、PVやアルバムのセルフライナーノーツなどもあって、てんこ盛りな内容です。
1. 君は○×△□
Produced, Music, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Yoshiaki Fujisawa
アルバムのオープニングは、とにかくアグレッシヴなサウンド。エッジの効いたギターがうねりを上げては、攻めに攻めてくる。 大黒摩季のヴォーカルにエフェクトをかけたAメロパートがかっこいいね。とにかく勢いがある。さすがはアルバムのオープニングにぶつけてくるだけの曲だ。 別にテロリストって言葉、伏せなくてもよくない?
2. LEARN TO DANCE
Produced, Music, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by AKIRA
どっしりと力強さの出たパワーロックチューン。相変わらずパワフルな大黒摩季のヴォーカル&コーラス。ピコピコサウンド放つダンスチューンとロックチューンのいいとこ取り。 よく見たら、ギターが永谷喬夫(ex.SURFACE)だ。これは面白いコラボだ。こりゃ、ライブでみんなで声出し必須になりそうだ。
3. WILD FLOWER
Produced, Music, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Yusuke Itagaki
どこかしら懐かしさを覚えるイントロ。1990年代風。本編も爽やか路線を行くロックナンバーです。付き合っているカップル、女性は次なる一歩を期待しているのだ。 相手が動けずにやきもきしている気持ちが伝わってくる。そういう心情を作るのは、やっぱり得意分野の大黒摩季なんです。
4. Our Home
Produced, Music, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Yohey
ブルージーな風を吹かせるロッカバラード。じっくりと聞かせてくれる演奏も、渋いんだ。 ギターのクレジットに秋山浩徳の名が。途中では、大黒摩季がラップを披露。これにはちょっと驚いた。故郷があるっていいよね。みんなで歌いましょう。
5. ROCK&SHOUT
Produced, Music, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Kei Kawano
QUEENの「WE WILL ROCK YOU」バリのビートでガツンと聞かせるオープニングに圧倒。 しかし、本編に入るとなんだか演歌というか、歌謡ロックのような、味のあるメロディを聞かせる。大黒摩季は、タイトル通り、シャウトしています。ノリの出た勢いのあるナンバーだね。
6. TAKE OFF
Produced, Music, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Kei Kawano
ロックな面を前面に出した、ガツンとぶつけるミディアムナンバー。しかし、そこから大黒摩季の本領発揮といわんばかりに爽やか応援歌に変身。 河野圭のピアノがいい味を出していますね。ドラムでは坂田学も参加。なかなかいい感じ突き抜けたナンバーとなっています。
7. Calling You
Produced, Music, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Yohey
しっとりド直球のバラードナンバー。細かいSEを入れては、思い出を演出。ここでもギターで秋山浩徳が参加。そして、大黒摩季が切々と歌い上げるんだ。 言葉数が少ないけれども、その世界が広がってゆく。電話のやり取りとか、ムードが出まくっています。ちなみに、この電話の男性の声、シンガー・光永亮太の兄、光永太一郎です。
8. ひとりぼっち
Produced, Music, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Kei Kawano
こちらもバラード。河野圭のピアノをバックに、段々とゴージャスに。 ギターで田中義人が参加しているね。結局、人は誰にもいえないことを抱えて一人ぼっちなんだよ、と。 大黒摩季が感情を込めて歌い上げます。少々、かすれる部分がまた、いい味を出すんだ。
9. iBaila! iBaila! iBaila!
Produced, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Music & Sound Produced & Arranged by Orquesta de La Luz
大黒摩季とオルケスタ・デ・ラ・ルスがコラボ。 もちろん、ラテンチューンですよ。そして、大黒摩季とラテンの相性も抜群だけれども、今回も昼と夜とまったく違う顔を見せる感じで、熱く燃え上がっています。 デ・ラ・ルスのNoraとJinもヴォーカルで参加しては、パンチが効いてスパイスに。熱い、ヤバイ、間違いなく盛り上がる1曲。
10. IT'S ALL RIGHT
Produced, Music, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Yohey
大黒摩季、「コレデイイノ?!/恋の悪魔 -She's no Angel-」以来、3年ぶりとなるシングルナンバーは、 レコード会社移籍の力が出まくった、パンチの効いたアッパーなロックチューン。キーボードのテイストが、ちょっと古めかしく感じるけれども、 マーティー・フリードマンのギターと真矢のドラムを従えて、どこまでもロックで突き抜ける。 そして、元気いっぱい背中を押してくれるような大黒摩季の歌詞とヴォーカルが頼もしいね。とにかく、パンチが効きまくり。姐さん、かっこいいです。
11. LIFE 〜episodeVII 挫折〜
Produced, Music, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Yohey
何かを予感させるキーボード。イントロから壮大に広がる。タイトルそのまま、大黒摩季の半自伝的な歌詞が印象的な楽曲です。 それ故、歌詞からは重みが伝わってきますね。早口で語るように歌う大黒摩季の歴史を刻む1曲。 同時代を生きた人も、共感を得るような自分への応援歌だね。もうね、とにかく歌詞の世界がダイナミック。 デビュー時代を若干皮肉ったり。でもまぁ、今だから語れることなんだろうね。
12. すっぴん
Produced, Music, Words, Vocal & Chorus by Maki Ohguro Sound Produced & Arranged by Kei Kawano
アルバムのラストを飾るミディアムロックチューン。ここでも河野圭のアレンジが効いていますね。温かさもあって、包み込んでくるようだ。 大黒摩季の歌詞もすっぴんだね。飾らないで、素の自分を愛してくれる人とずっといたいという、思いが曲全体から伝わってきます。
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●Best Album『GOLDEN☆BEST EMI YEARS』● '10/10/28 ('12/11/17) release
大黒摩季が「GOLDEN☆BEST」シリーズにラインナップ。今作は、Beingから移籍しての、東芝EMIでの活動をまとめたもの。 シングル「虹ヲコエテ」から「コレデイイノ?!/恋の悪魔 〜She's no Angel〜」までのシングルを網羅。また、話題を呼んだ宇多田ヒカルとの共演作や、 セルフカバー曲なども収録されていて、うまくこの時代をまとめてきましたね。 正直、大ヒットにつながったような曲はあまりないけれども、よりシンガーとして、ミュージシャンとして、幅が広がった感じはするかな。 「勝手に決めないでよ」とか、「夏が来る、そして…」なんかは、大黒摩季ならではの世界観だよね。より成熟して、大人な女性の世界を歌にして聴かせてくれる大黒摩季。 じっくり端的に味わえるベストアルバムです。