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9th Album『KYO』● '19/11/6 release

m-flo、デビュー20周年の集大成。前年にLISAが戻ってきて、再びtripod=三位一体として活動し始めたm-floの9枚目のオリジナルアルバムです。 タイトルは、今を表す「今日」や、音、響きなどの「響」など、たくさんの意味を持たせては、いろいろな角度から楽しませてくれる「KYO」と名付けています。 収録曲は、先行ナンバー「No Question」「EKTO」「HUMAN LOST」などのシングルはじめ、配信リリースされていた「Toxic Sweet」などもここで登場。 また、お馴染みのインタルードでは、Lori Fineと矢島正明が盛り上げてくれます。戻って切れくれたm-flo。☆Takuの操る最先端トラックは、EDMやフューチャーベース、トラップビートなど、 手の込んだものをたくさん届けてくれる。でも、意外とミディアム~スロー系のバラードも多く感じされるかな。 そこに高速のVerbalラップと、切ないLISAヴォーカルで、もうノックアウトだね。 CDは1枚組通常版の他に、2枚組も。こちらは、20周年記念ミックスCDを付属。さらにDVDの付いた3枚組バージョンもあり、こちらはPV6曲を収録と、お祭りだね。

1. No.9

Written by m-flo

アルバムのオープニングを飾るイントロダクション。優雅なサウンドにうっとり。そして、Lori Fineのかっこいいナレーションが速攻、m-floの世界へと誘う。 Ready?

2. E.T.

Written by m-flo

アルバムの実質オープニングナンバー。「Emotional Trap」略して「E.T.」。ゆったりビートに乗せて、LISAがエモーショナルなヴォーカルを聞かせてくれる。 ミディアムテンポのトラックは、タイトルの如く、Verbalのラップでテンポが変わったり、流れをいろいろと楽しむ1曲に仕掛けてきました。

3. HUMAN LOST feat. J. Balvin

Written by m-flo, Emyli, Jose Alvaro Osorio

世界的スーパースターとのコラボレーションだ。J. Balvinを迎えてのナンバー。EDMやフューチャーベース、トラップビートをうまく使った最新型m-flo。 こんなm-foを待っていたと言わんばかりのトラックだね。英語、日本語、スペイン語の歌詞もうまく溶け込んでくる1曲だ。 タイアップもグローバルなアニメーションとのコラボということもあり、まさしくインターナショナルなm-floにもってこいです。

4. Enter the Mortal Portal

Written by m-flo

インタルード。矢島正明とLori Fineのダブルナレーションでご案内。

5. juXtapoz

Written by m-flo

ゆったりテンポでスタートのLISAパート。めくるめくアップビートへと流れるVerbalパート。 2つのタイプを見事にコンパイルしては、不思議は空間へと投げ込まれるm-floワールド。中盤では、4つ打ちビートもパンチを効かせては、面白い変身だ。

6. Toxic Sweet feat. JP THE WAVY (Album Version)

Written by m-flo & JP THE WAVY

カリビアンテイストを放つミディアムチューン。こちらはJP THE WAVYを迎えて、軽やかラップも聞かせてくれます。 地球人と火星出身の宇宙人とのやりとりを、コミカルライムで聞かせてくれる。バリアもなく、ユニバーサルな言語とか、もう関係なく愛し合えるお話です。

7. EKTO

Written by m-flo, Satoru Kurihara (Jazzin' park), JUN

「the tripod e.p. 2」で再びLISAと共に活動再開となったm-flo。次なるシングルは、バラードをメインに持ってきました。 m-floならではのスペイシーな音使いのバラードトラック。LISA曰く、エモーショナルな歌詞が胸に突き刺してくるんだ。時に切なく感じさせるSEもいいね。

8. PULSE

Written by m-flo

ゆったり始まるミディアムバラードチューン。LISAのヴォーカルも力強かったり、切なかったり、そこからよりグルーヴィーにテンポを引き出して展開。 そして、この曲はあえて歌詞がブックレットに記載されていない。感じるための1曲。

9. Sheeza feat. MIYACHI

Written by m-flo & MIYACHI

軽やかビートなエレクトロチューン。この曲では、MIYACHIを迎えてのコラボ。アングラ系で攻めなテイストも感じさせるね。 Max Romeo「Chase The Devil」をサンプリングしては、m-flo独自の世界を作り上げてしまった。時に緩やかに、時に鋭く。 変幻自在で楽しませてくれます。

10. against all gods

Written by m-flo

アニメ主題歌として書き下ろされたナンバー。m-floらしさ全開のダンストラックだね。LISAの切ないヴォーカルがとっても効いてきます。 そして、Verbalのラップも抑えめながらに力を感じさせます。何よりも、トラックの変身ぶりがすごい。まるで旅をするかのように、どんどんと変身していきます。

11. STRSTRK

Written by m-flo

バリ島のような、ガムランのような音使いが、アジアンでオリエンタルな雰囲気を醸し出すミディアムチューン。 チルトラップを取り入れた楽曲は、じっくりどっしり聞かせてくれるように展開。その中を妖しく進行していくんだ。 心地よさと鋭さがうまく絡み合ったナンバー。さすがm-floな世界を聞かせてくれます。

12. MAKE IT BREAK IT

Written by m-flo

ピコピコトラックで、近未来感をたっぷりと出してくるナンバー。これぞm-flo。ビートもアグレッシヴなドラムンベースを投入。 勢いに乗って、攻撃的に仕掛けてきましたね。「Planet Shining」「EXPO EXPO」と、tripod期のアルバムタイトルも歌詞の中に登場だ。

13. KYO-TO-KYO

Written by m-flo

これまた、美しいバラードの登場。アルバムタイトルも含まれていて、核となるナンバーかな。 ビートとピアノ、そして後半ではストリングスも入ってきては、美しさを出して盛り上げてきます。どんな「KYO」が待っているのか。m-floのメッセージが熱く響いてきます。

14. No Question

Written by m-flo & Vincent Montana Jr.

LISA is Back。そして、曲はこれぞm-flo tripod期な1曲。イントロは幻想的で、「come again」や「L.O.T.」のようだ。 そして、歌が始まると、☆TakuのトリッキーなビートとLISAの切ないヴォーカルと絡み合う。中盤は、Verbalのラップの1人舞台。早口で攻めて攻めて攻めまくる。 もうこれを待っていたと言わんばかりのトラックに、拍手ですね。

[DISC 3:DVD]

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