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Best Album『LOVE IS THE DEVIL』● '99/4/21 ('10/3/17) release

映画「愛の悪魔/LOVE IS THE DEVIL」のサウンドトラックを坂本龍一が担当。 ピアノやシンセサイザーで聞かせてくれるんだけれども、いわゆる綺麗な旋律をたどって1つのメロディをしっかりと聴かせてくれるような曲ではなく、 ノイズミュージックやエレクトロニカサウンドに通じるようなトラックで、曲を構成。 どちらかというと、実験的な音使いが印象的だな。その場面その場面で即興的に奏でられたようなトラックが、坂本龍一の才能をより一層深化させて聴かせてくれるような展開だね。 効果音でもあるけれども、ただ単なる音に終わらない、この絶妙なバランスが味わいを与える。 もはや、サウンドトラックの域を超えた、坂本龍一のソロ作品でもあるね。

再発盤には、よりディープに聴かせてくれるTaylor Deupreeのリミックスを追加収録。