album2

Remix Album『global trance』● '02/2/6 release

globe初のtrance remixアルバム。まぁ、ご時世がご時世だけに、avexだけに、小室哲哉も乗り出したようですね。

9曲と少なめな数ながらも、1曲1曲がものすごくヴォリュームで圧巻。リミキサーの色もかなりでまくっている模様です。

特にオリジナルの要素が全く見られない曲なんか考えさせられますね。

でも、とにかくトランスを感じることので来る作品であり、今後のglobeを予想させるようなアルバムとでも言いましょうか。

そしてこの時点では新曲で、後にシングルとしても切られるM-9を収録。ただならぬアルバムとなっています。

1. FACE (tatsumaki remix)

Remix & Additional production:tatsumaki

おぉ、あの「FACE」がちょっとテクノよりのトランスバージョンに変わった変わった。

tatsumakiによるリミックス、サビ直前の盛り上がりはさすがですなぁ。最後のほうなんて、きたきたきたきたーってな感じです、まさに。かっこいい。

2. Love again (Vincent de Moor trance vocal mix)

Remix & Additional production:Vincent de Moor

気鋭Vincent de Moorによるリミックス。ヴォーカルを捨てず、きちんと生かしているところがまたいい感じ。だから聴きやすい。

3. FREEDOM (tatsumaki remix)

Remix & Additional production:tatsumaki

なんか原曲を生かしているのか殺しているのか、ものすごい濃い。テクノ的なトランスミックスにサンバの要素も少々。

4. angel's song (DJ19 remix)

Remix & Additional production:DJ19

最初のほうはあまりトランスっぽくなく、フツーにクラブミックスのような感じ。途中でキーボードのメロディーがフューチャーされていてメロディアス。

終始トランスっぽくなかったなぁ。

5. Can't Stop Fallin' In Love (Max Graham remix)

Remix & Additional production:Max Graham

こちらもトランスというよりかはクラブミックス風の方向だ。

せっかくのヴォーカル部分も生かしきれていないような気もするようなリミックスと感じたね。トランスっちゃぁトランスなんだね。

6. overdose (DJ Serge, DJ Dado & Dan2 remix)

Remix & Additional production:Frederic Holyszewski a.k.a. "Synthetic Dado", Serge Souque a.k.a. "The Antidote", Daniel Toby a.k.a. "Typhoon" courtesy of solstice Music Records Remix Produced by Dan2

ちょっとアングラ的なアンビエントテクノ要素を持ったりミックス。

後半に行くにつれて次第に盛り上がっていくんだけれども、そこまで行くのがちょいと長いかな。しかも煮えきれないで終わっちゃった。

7. outernet (DJ Serge, DJ Dado & Dan2 remix)

Remix & Additional production:Frederic Holyszewski a.k.a. "Synthetic Dado", Serge Souque a.k.a. "The Antidote", Daniel Toby a.k.a. "Typhoon" courtesy of solstice Music Records Remix Produced by Dan2

こちらはヴォーカルをサンプリングアレンジしているトランスナンバー。

そのアレンジが見事に引き立っていて、いい具合いにメリハリがついている。完全にフロア対応です。

8. DEPERTURES (Dub's Arrival remix)

Remix & Additional production:Izumi "D・M・X" Miyazaki

おなじみDub Master Xの手によるリミックス。ってか頭から聞いても D・M・X仕様だとわかってしまう。やっぱり色があるよね。

あの大ヒット曲が見事にトランスに生まれ変わった。職人技。お見事。

9. genesis of next (ver.0.8)

Composed & Arranged by tatsumaki

この時点では一応新曲という扱いですね。後のシングルナンバーとしてカットされるわけですが。

ヴォーカルがないバージョン、これぞglobe流トランス。でもやっぱり詞とヴォーカルがはいるともっと盛り上がるんだよなぁ。

6th Album『Lights』● '02/2/6 release

globe初のコンセプトアルバム?9・11事件をきっかけにTKの心に何かが生まれたようです。

song+nationを挟んで、globe、約1年ぶりのオリジナルアルバムが登場。シングルナンバーは主にトランステイストの勢いのあるもの。

その他の曲たちはトランク要素とはちょっとはなれたオリジナリティを放つものばかりです。

いい意味でこのアルバムの中で温度差が生じていますね。特にラストのバラードナンバーがこれまた泣けるんだ。

続編もいい意味でつながっているので、2枚で1つをきちんと味わったほうがいいかもしれませんね。

1. Many Classic Moments

Words & Music:Tetsuya Komuro Rap Words:MARC

アルバムのオープニングチューンはパイロット・シングルナンバーです。このアルバムをある意味象徴するかのような作品。

曲の方はポップな要素にglobe特有のトランスを加えてとても聞きやすい構成となっている。後半に行くにつれて盛り上がってゆく。

畳み掛けるようにトランスに乗せて攻撃を仕掛けてくる確信犯だね、こりゃ。

ぶっちゃけ最後はすんなり終わったほうがよかったと思うよ。無理やり続けなくても。

2. Merry Go Round

Words & Music:Tetsuya Komuro

ギターのアルペジオのイントロが印象的です。そのまま1番はギター1本バックにKEIKOが歌い上げています。

これまたドラマチックな展開を見せてくれるミディアムテンポのバラードナンバー。2番からは音も増し、コーラスがいい感じに響いています。

3. What's the justice?

Words:KEIKO & MARC Music:Tetsuya Komuro

響くヴォーカル。フランス語のカウント。盛り上がりを見せるキック。そしてサビ突入でトランス全開。こりゃすごいぞ。

ヴォーカルよりもトランスサウンドがメインになっていて、インスト状態に。シングルテイクとは若干アレンジが違います。カウントも英語だったりね。

4. genesis of next

Words:Tetsuya Komuro & MARC Music:Tetsuya Komuro

こちらは前曲と1対になっていると言ってもいいシングルナンバー。ま、「007」ということでね。

もともと「global trance」に新曲として入っていたものに詞をつけて日の目を見た感じです。こちらは英語でカウント。そこから始まるトランスワールド。

流れるままに畳み掛けてくるトランスのオンパレード。しかも構成がきちんとしていて盛り上がりも勢いづく。まったく長さを感じさせず引き込まれる。

やはりサビの部分にはお手上げ。これは絶対ライブで盛り上がるだろうね。煽られたら盛り上がるよ。トランスとの相性が一番だと思う。

シングルテイクとは若干アレンジ面やエフェクトなんかが違っているので比べてみてはいかが?

5. Come Into Existence

Words:MARC Music:Tetsuya Komuro Arrangement:MARC

マークがメインの曲でもあり、アレンジでも自身が手がけている意欲作。軽いトランスをバックにマークのラップが炸裂?

相変わらず何を伝えたいのかがわからない内容の詞です。後半は歌なしでトランスをどうぞ召し上がれといった感じです。

6. 女神

Words & Music:Tetsuya Komuro

バラードナンバー。TKの奏でるピアノをバックにKEIKOが心から歌い上げます。

ここにきてあえてシンプルなアレンジだから曲全体が前面に押し出されて引き立っています。だから聞きやすい。

曲はいいんだけれどもね。詞の方がいまいちというかなんというか。

7. try this shoot

Words:KEIKO Rap Words:MARC Music:Tetsuya Komuro

globeのトランスワールドの入り口ともなったシングルナンバー。曲自体もメロディーとさびの2部構成だからわかりやすい。

メロディー部は詞が短い分、KEIKOのヴォーカルが引き立つ。

そこからサビへ突入すると、まるで挑発してくるかのような言葉数と攻め立てるサウンド。後半部のフェイクが合わさった部分なんかモロだよ。

もちろんシングルテイクとは若干違ったアレンジです。曲の展開がアルバムテイクのほうがヴァラエティに富んでる。

おまけにCMバージョンはまったく異なっている。料理し放題ですな。

8. Stop! In the Name of Love

E.Holland/L. Dozier/B. Holland Rap Words:MARC Arrangement by Tetsuya Komuro

まさかだよね。globeがシュプリームス?しかもトランスで?この意外と思わせる組み合わせが案外マッチしたglobe初のカバー曲。

原曲のモータウンがトランスに、時代は変わったねぇ。いい意味でのスリリングさがあってなかなかの作品だと思います。

ただ、マークのラップがところせまし。もちろんアルバムとシングルでは違いますよ。

9. Lights brought the future

Words & Music:Tetsuya Komuro Rap Words:MARC

チャリティーアルバム「song+nation」にも収録されているバラードナンバー。やってくれますね、小室哲哉。

ピアノオンリーでしっとりと響かせるナンバーに。この曲がこのアルバムの原点であるらしいです。

10. fade in 2

Music:Tetsuya Komuro

2つで1つを成す「Lights」、その続編「Lights 2」へのつなぎの曲ということで。なんかUnderworldチックなアンビエントさを持っています。

7th Album『Lights 2』● '02/4/17 release

globeのコンセプトアルバムとでも言いましょうか、第2弾。前作の続きということもあってか、トラックナンバーは続いています。

前作がトランス色が強かったのに対して、こちらはちょっと抑え目でglobeのコアな部分が出まくっています。

タイアップ曲も多数ながら、シングルナンバーが2曲なので、ちょいと目立たない存在となっていましたね。

だったら2枚組みにでもしちゃえばよかったのにね。とにかくglobeとしての役割、TK、KEIKO、MARCのシゴトがきちんと分立しているアルバムです。

クオリティ的にはglobeのアルバムの中では高いですよね。

11. fade in2 (part2)

Music:Tetsuya Komuro

幻想的なサウンドとデジタルサウンドが次第に入り込んでくるオープニングチューン。前作アルバムからの流れです。

12. TRANSCONTINENTAL WAY

Music:Tetsuya Komuro

そのM-1から続けて流れるインストナンバー。左右のステレオを見事に使っていますね。消えたと思ったらまた表われて。

曲はというとタイトル通りのトランスナンバーなんですが、globeらしいポップなセンスもあり、聴きやすくなっております。

いかにも的なキーボードとかね。KEIKOのヴォーカルが伸びやかです。もちろんフェイクで。約9分の大作は後半が濃いです。

13. OVER THE RAINBOW

Words & Music:Tetsuya Komuro Rap Words:MARC

globe流トランスポップの醍醐味がよく表われているアルバムからの先行シングルナンバー。

イントロ無しで入るKEIKOの歌の明るさとマークのラップメロディーの暗さがものすごいギャップを生じさせる。

が、逆にメリハリがついていていいんじゃないでしょうか。

それに比べるとせっかく盛りあがったのにサビの力が弱いよね。サウンドが少なくてスカスカに聞こえる。もう少し力があってもよかったな。

だから後半にもごと持っていかれた感じ。

14. Knockin' on the door of my heart

Words & Music:Tetsuya Komuro Rap Words:MARC

ちょっと暗めのメロディーにギターのアルペジオが響き渡ります。前半は静かながらも盛り上がりを後半で見せてくる。

トランスのような打ち込みサウンドに行くと思いきや、そこまでは行かずに途中で終わったり、また出てきたりと浮き沈みが激しい曲です。

が、メロディーは結構いいですね。コーラスもなかなかで今までのglobeにはなかったかのような構成です。

15. STARTING FROM HERE

Words:KEIKO Rap Words:MARC Music:Tetsuya Komuro

イントロのビートがまた機械的だなぁ。しかしKEIKOの歌が入るとちょっとメロディアスになったりね。

ポップなダンスビートにKEIKO自らの詞を歌い上げます。サビの鐘の音はWeding Bellを表しているんでしょうか?オルガンとコーラスも見事に。

最後のマークのラップは何なんだかねぇ。

16. ひとりごと

Words & Music:Tetsuya Komuro Rap Words:MARC

いきなりKEIKOのおたけびから始まったのでびっくり。でもバラードナンバーなんです。

シンプルでメロディアスなんだけれども、ちょっととっつきにくい。だって言葉の量が多いんだ。独り言なのに喋りすぎ?

17. edge of darkness

Words:MARC Music:MARC & Tetsuya Komuro

来ました、マークの曲です。シリアスを演出しているそのサウンドはちょっとどろどろと恐ろしいようなイメージです。

マークのどすの効いたラップもとより、 KEIKOのヴォーカルの方が冴えまくっていますね。結論行っちゃうとよくわからない曲と言うことで。

18. INSPIRED FROM R&B

Words & Music:Tetsuya Komuro Rap Words:MARC

イントロがちょっと暖かくていいじゃないですか。本編は生音と打ち込みの見事な組み合わせですね。

テーマがテーマだけにちょっとフランスっぽく仕上げているみたいですね。

ただ、音が込み入っているような気がします。ドラマティックな仕上がりで最後は起死回生かな?

19. US

Words & Music:Tetsuya Komuro Rap Words:MARC

イントロ無しのバラードナンバー。小室氏のピアノがしっとりと曲を展開していてとってもキレイなメロディーです。まさにシンプルisベストですね。

なんか「I'm still alone」に次ぐピアノ名バラードですね。KEIKOのヴォーカルも伸びやかだし、マークのラップも曲にしっかりと浸透しています。

20. liquid panorama

Words & Music:MARC

再びマークの曲です。随分とダークでアングラ的なサウンドからビートを効かせてテンポアップ。したかと思えばゆったりになったり。

そしたらまた再びテンポアップしたりと。まさに液体のごとく。

21. Many Classic Moments (epilogue)

Words & Music:Tetsuya Komuro Rap Words:MARC

ヒットシングルのピアノバージョンといったところで。歌詞も「ひとり」だった部分が「二人」になったりと変わっています。

しっとりとしながらヴォーカルを聴かせてくれる曲であります。

Remix Album『global trance 2』● '02/9/26 release

globe、trance remix album第2弾。やっぱり注目すべきは最後の曲だよね。globe、初の邦楽カバーはX JAPANの名バラードをトランス仕立てで。

この後にYOSHIKIがglobeとして正式に加入したわけであって、その布石でもあったわけですね。まぁ、察して話題にならなかったけれどね。

それはともかく、その他の楽曲がやっぱり見事なんだよね。

ちょっと崩しすぎという点もあるけれども、トランスというカテゴリをうまく利用し、globeの枠を大幅に広げていることは確かですね。

また、新曲という形でM-7が収録されていますね。

1. wanna Be A Dreammaker (Vapor Mix)

Remix & Additional production:TAN DK

こう次第に盛り上がってくる感じが何かたまらない。4つ打ちキックでさらに力強い展開に。4分でようやくヴォーカルが出てきた。

でも抑え目でやっぱり音重視だね。後半も行くにつれてだんだんとトランスの要素が強まってゆく。

サビ直前のあのシャウトも多用しており、オリジナル感が少々薄いけれどもいい感じには仕上がっております。

2. Many Classic Moments (Vincent de Moor's Budou Vox Mix)

Remix & Additional production:Vincent de Moor

続いてもトランス要素満載。キック炸裂のリミックスナンバー。とにかく音が激しい。シンセが飛び交う。

リミキサーらしさが出ているんではないでしょうかね。ヴォーカルも捨てずに生かしています。だから聞きやすいんだ、他のものに比べて。

自己満足で終わってなく、聞き手側にも配慮されたりミックスだね。

3. SWEET PAIN (push Remix)

Remix & Additional production:push

最初はバックがキック主流でサビのヴォーカルが流されているんだよね。なんか合っているというか、サビが明るすぎ?

それが終わるとトランスモードに突入です。でもやっぱりサビパートがトランス要素にうまく溶け込んでないね。最後はトランスで流しきっています。

マークのラップのほうがうまく溶け込んでいる。

4. genesis of next (Typhoon Mix)

Remix & Additional production:Frederic Holyszewski a.k.a. "Synthetic Dado", Serge Souque a.k.a. "The Antidote", Daniel Toby a.k.a. "Typhoon" courtesy of solstice Music Records Remix Produced by Dan2

トランスモードはマークのラップをフューチャーして進む。まぁ、フューチャーといってもサンプリング程度なんだけれどもね。

オリジナルが既にトランスだからどう料理してもトランス要素は崩れないという利点。後は元の素材をどう生かすかがリミキサーの腕の見せ所。

マークのカウントダウンで一気に盛り上げモードに。

5. Feel Like dance (Club LUCIDA Mix)

Remix & Additional production:TAN DK

デビュー曲がトランスになった。イントロは様子見でブレイクをはさんで4つ打ちキック。オリジナルをまったく無視した新しい展開を見せるRemix。

中盤では「GIVE YOU」を加えていて、また面白い展開を見せてくれる。クロスフェイドして次第にトランスモードへ再び進む。

歌モノというよりかはダブだね。ラストでどこかへワープ。

6. FACES PLACES(Typhoon Mix)

Remix & Additional production:Frederic Holyszewski a.k.a. "Synthetic Dado", Serge Souque a.k.a. "The Antidote", Daniel Toby a.k.a. "Typhoon" courtesy of solstice Music Records Remix Produced by Dan2

オリジナルのイントロをベースになんかこんもりしたデジタルビートを展開する。

所々にオリジナルの要素があるんだけれども、やっぱりそこはリミックス、新しさが聞こえる。

トランス要素もそこまでは濃くなく、あっさりしているかな。でも何かが物足りない。

7. futuristic

Remix & Additional production:tatsumaki

新曲ですかね。作曲がtatsumaki名義ですし、globeの今までの楽曲にはなかったようなので。

バスドラパートがにぎやかで、それを盛り上げるかのようなキーボードの演奏。そしてビートの嵐がやってくる。

とにかく走って走って突き抜けてゆく感じ。曲そのものはドラマチックな展開を聞かせてくれる。

8. dreams from above (TK Mix)

Remix & Additional production:TAN DK

最新曲のRemixを収録。イントロが引っ張る感じで次第にサウンドが膨らんで行く。 KEIKOのヴォーカルが加わり、さらに力強いサウンドに変化。

ヴォーカルが前面に出ていて、サウンドはバックでしっかりと支えているようなので聞きやすいです。

曲の持ち味をこういった形で聞かせてくれるのもまたいいね。疾走感あってかっこいいです。オリジナルがヒットしなくて残念ですがね。

9. Say Anything (Kanpai Mix 926)

Remix & Additional production:TAN DK

X JAPANの曲をトランスカバー。YOSHIKIが加入ということもあってここぞとばかりにアプローチかけています。

イントロからゆったりモードでキーボードが煌びやかに演出する。1番が終わるとテンポがアップし、トランスならではの盛り上がりを見せる。

が、2番サビが煮えきっていないんだよなぁ。中途半端なサウンドでKEIKOのヴォーカルが前面に出てしまった。

最後はクラブリミックスみたいな終わり方しています。

Best Album『8YEARS ~Many Classic Moments~』● '02/11/27 release

globe通算2枚目のベストアルバム。ってか8年てまた微妙というか中途半端だなぁ。キリのよい10周年記念とかだったらまだわかるのに。

まぁ、お手ごろな価格だけど収録曲数が少々少なく感じるよね。せめて後もう2曲くらい入れられたでしょう。

選曲基準が曖昧だけれども、8年間の活動の美味しいとこ取りの曲ばかりが集まっています。

また4連続シングルリリースのおまけCDが特別に収録されています。

が、こういう風に入れられてしまうとオリジナルのCDのプレミアがなくなってしまうんじゃないの?

ま、Mixが違うから聞き比べができるという利点があるかもね。M-13はTVサイズで短すぎで物足りない。

まぁ、シングルが同時発売なんで考慮したんでしょうね。曲のほうはモロにYOSHIKI節が出ています。

個人的には「SWEET PAIN」とか「MISS YOUR BODY」とか「genesis of next」とか入れて欲しかったな。

ちなみにあまりに唐突だったからか?このアルバムのセールスはあまりよろしくなかったみたいですね。

Best Album『Ballads & Memories』● '02/12/26 release

「8YEARS」と対を成すようなバラードベストアルバム。収録曲はインターネットなどでのリクエスト方式を取ったみたいです。

でも随分とglobeのバラードスタイルはさまざまですね。M-5とかも収録されているくらいだからね。

globeってシングルでバラードって言うバラードをあまりリリースしていないね。

「Is this love」はこっちに入れたほうがさまになると思うけれど。結局はアルバムの中でもきりりと引き締めてくれるようなバラードを多数収録。

M-3とか良いよね。

おまけとして?「DEPARTURES」のNew Versionを収録。

13. DEPARTURES (ARRIVAL version)

Composed & Arranged by Tetsuya Komuro Written by Tetsuya Komuro RAP Words:MARC

チャペルの鐘が鳴り響くいやらしい演出。なんだ、大してアレンジ変わらないじゃん。 Aメロ、Bメロとバスドラパートがなくなっただけかな。

と思いきや、サビ部では大きく変わったね。アコースティック感を出し、ギターサウンドがちょいと前に出た。

だから全体的にドラマティックな仕上がりなんですね。バスドラパートがなくて正解ですね。キーボードが曲の雰囲気を盛り上げています。

8th Album『LEVEL 4』● '03/3/26 release

新生globe、初のオリジナルアルバム。だからといってYOSHIKIの出る幕はなさそうですね。たった1曲のみだし。

それはともかく、オリジナルはどこかしら原点回帰のような作品となっておりますね。テクノやトランスといった踊れるglobeを再現しています。

それは再現にしか過ぎず、やはり進化を遂げているといえるでしょう。

の影響なのか、たったの9曲というはかなさ、このわだかまりは一体なんなんだ。ただ、聞いてトランス中毒になることは間違いないね!

1. out of control

Composed & Arranged by TETSUYA KOMURO Words:TETSUYA KOMURO MARC'S PART Words:MARC

ピコピコ電子音と小刻みのビートが心地よいオープニングナンバー。冒頭はラップからスタート。KEIKOのラップは久々ですね。

一瞬キーがあがるこのアレンジは電気グルーヴの「ポケット・カウボーイ」のようだ。ただ、その部分の歌詞がよくわからない。

耳で聞くよりも目でみる詞だな。サウンド的にはこの時期のTKの趣向がよく表れている。 globe流トランス。コアに入りすぎず、一般的にも聞きやすくなっております。

最後のマークのラップがまるで納豆のよう。いつまでも曲を粘っこくしすぎ。

2. get it on now feat. KEIKO

Composed & Arranged by TETSUYA KOMURO Words:TETSUYA KOMURO Rap Words:MARC

このアルバムからの先行ナンバー。まぁ、アルバムをこの曲で凝縮したようなわけですよ。ダンスポップにちょっとトランステイストをプラス。

スリリングなアレンジで曲の世界にリスナーを引き込む。サビではコーラスのシャウトがちょっとうるさいかもなぁ。

サビの展開は結構いいと思うんだけれども、そこのアレンジがちょっと弱いね。打ち込み音が弱い。もうちょっとガツンとビートを聞かせて欲しかった。

終わり方もちょっと読めるんだよな。そこが残念。

3. weather report

Composed & Arranged by TETSUYA KOMURO Words:TETSUYA KOMURO Rap Words:MARC

ウェザー・リポートって・・・。今までのglobeからはちょっと想像しがたいタイトルだよなぁ。どうしたんだ小室哲哉?

タイトル通りカラッと晴れたようなメロディですね。曲のほうもポップポップ。トランステイストもいい味付けで、うまい具合に曲を盛り上げています。

この曲もそうだけれど、最後のラップとかいらないんじゃないの?無駄に長くてしょうがないでしょ。本編との差がありありだし、何か別物と化している。

4. THE BOX

Composed & Arranged by TETSUYA KOMURO Words:KEIKO & TK

ここでちょいとトランスサウンドからはなれてミディアムテンポのグルーヴィーなナンバーが登場。冒頭のラップ部分は耳を塞いでもいいとは思う。

中盤メロディからちょっと聞かせてくれる歌モノと化しています。この部分はなかなかですね。KEIKOのコーラスはちょっと邪魔くさいかなぁ。

サビはまぁタイトルのように箱をひっくり返したかのようなポップさはあるけれど、後もう一息。

5. this is the last night

Composed & Arranged by MARC Words:MARC

アコースティックギターの音色が印象的なナンバー。何がすごいって、詞も曲もアレンジもMARCが手がけちゃっていること。

今までマークのラップ不要論があるほどの存在だったマークが(言い過ぎか?)結構いい仕事をしているじゃないですか。感動直前の泣けるバラードナンバー。

こういうテイストの曲って今までのglobeには無かったよね。まぁ、ほぼTKの支配下でしたからね。じっくり聞ける曲となっています。

6. INSIDE feat. MARC

Composed & Arranged by TETSUYA KOMURO

イントロからして何かに蝕まれているような曲だなぁ。デジタルサウンド全開でこれまた読める展開だね。

をフューチャーしているが、詞のクレジットは無し。ということはこの曲はインスト扱いってことか?

ビート刻まれ、その後はテクノ要素満載。MARCのラップは英詞だから何を歌っているのかはよくわからないけれど、曲にはうまく乗っています。

聞き物ですかね。しかも、ラストのKEIKOのコーラスが入ってからがこれまたかっこいいんだ。

これだったら、前の部分をもう少し削ってくれてもよかったんじゃないか?

7. seize the light

Composed & Arranged by YOSHIKI Additional Arrangement:TETSUYA KOMURO Lyrics:YOSHIKI / TETSUYA KOMURO Rap Words:MARC

新生globe第一弾シングル。あのYOSHIKIが加わったからね。しかも冒頭の歌詞でこけました。こっ、これはモロにYOSHIKIじゃないですか。

アレンジもなんか無理矢理トランスに持っていった感じがしてちょっと辛いなぁ。メロディもいかにもYOSHIKI。

]いかにもピアノから作り上げた曲で、ピアノも出てきている。この曲はきっとピアノバージョンとかバラードがお似合いなんじゃないでしょうか。

結論から言ってアレンジがいまいち。ちなみにシングルテイクとアルバムテイクでは若干アレンジが違います。

8. blow

Composed & Arranged by TETSUYA KOMURO

KEIKOのヴォイスサンプリングでなにやら神秘的なメロディーを奏でる本作。ちょっと癒し系が入っていますね。

コーラス一本で曲が展開する仕上がりがなかなかです。下手にヴォーカルをいじくらなかった方が良かったかも。

まぁ、インタルード的な位置付けですよね。

9. compass

Composed & Arranged by TETSUYA KOMURO Lyrics:KEIKO Rap Words:MARC

アルバムの締めのナンバーはもうポップポップ。今までのglobeに一番近い曲とでもいいましょうか。

トランステイストとダンスポップの融合系でTKの趣味がでまくっています。

メロディーもいたってフツーのポップソングだし、ただ、アルバム全体を通して聞くと妙にこの曲だけ浮いているように聞こえる。

イントロやアレンジなどでアルバムとシングルには若干の違いがあります。

Remix Album『global trance best』● '03/9/3 release

globeのトランスリミックスのベストアルバムが登場。しかも、CDとDVDの豪華な2枚組み仕様だ。 CDの方には、既発表曲だけでなく、新たにリミックスされたトラックも収録されており、かなり聞き応えがありますね。 リミキサーも随分と豪華だ。Vincent de MoorやPushといった海外勢や、大御所D・M・X、もちろんTK自身もリミックスを手がけております。 さらには、勢いを止めることのないノンストップでの収録。これまた熱い展開だね 。懐かしの名曲から最新曲まで、見事にトランスでリミックスされ、globeの新たな一面も覗くことができたアルバムとなりました。 更なる進化を遂げていますね。残念なのは、CCCD仕様だということ。 まぁ、このときのご時世がそういう流れだったので、仕方がなかったのでしょう。 一方、DVDには「globe vs push」でリリースされた「dreams fro above」のPVや「global trance」のCM-SPOTなどを収録。 そして、目玉ともいえるのがTKへのインタビューでしょう。必聴です。 global trancの集大成的な作品ということもあり、きれいにまとまりましたね。

1. seize the light Vincent de Moor seizel mix

Remix & Additional production:Vincent de Moor

YOSHIKIが作曲したナンバーをVincet de Moorがトランスリミックスしたナンバーからスタート。疾走感と低音ビートをうまく使い、トランスとしての魅力をさらに広げている。後半では、シンセをうまく使ってアンビエントな要素も醸し出している。

4. illusion TK remix

Remix & Additional production:TETSUYA KOMURO

4th Albumからのナンバーを、TK自身がリミックス。ピコピコSEを放ちながら進行するトランスでございます。正直、原曲がどんなんんだったか覚えていなくても、新しい曲として楽しむことができますね。 後半ではKEIKOのエフェクトヴォーカルが入ってくる。コーラスとトランスのからみもGoodだね。

8. compass Warrior vocal club mix

Remix & Additional production:Warrior a.k.a. Michael Woods

これぞトランスというようなストレートの激しさを表現するトラック。 KEIKOのヴォーカルも見事トランスにマッチしていて、面白い作品となっております。

9. TRANCEFORMATION / push vs globe push transcendental vocal mix

Remix & Additional production:push

pushとglobeによるコラボレーション。トランスやハードハウスの要素を加えた激しいナンバーとなっております。低音ビートでたたみかけ、かなりのアゲアゲチューン。これで盛り上がること間違い無しのトラックとなっております。

17. get it on now feat. KEIKO TK remix

Remix & Additional production:TETSUYA KOMURO

KEIKOをフィーチャーしたシングルナンバーをTK自身がリミックス。かなりキーボードの音が斬新ですな。インパクト大で攻めてきます。でも、KEIKOのヴォーカルをここでもフィーチャーして、聞きやすい仕上がりのトランスリミックスとなっております。

[DISC 2:DVD]

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Best Album『8YEARS ~Many Classic Moments~ + DVD』● '04/3/31 release

既に発売されているベストアルバム「8YEARS ~Many Classic Moments~」に、ビデオクリップを収録したDVDをつけた2枚組み作品。 ベストアルバムには収録曲等に変化はなし。つまらない、というかリパッケージだからしょうがないかな。 一方、付属のDVDがこれまた中途半端なんだ。なんでまた、7曲だけしか収録されていないのか。ただ単に、ベストアルバムに収録されている作品のうち、7曲分しか存在しなかったのかな。 なんかもったいない。これならば、既に発売されているDVD「8 YEARS Clips Collection」を買った方がお得のような気がする。 うーん、時期が時期だけに、avexの決算合わせかな。

[DISC 2:DVD]

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Best Album『globe decade -single history 1995-2004-』● '05/2/16 release

globeの10周年を記念し、今までの活動を網羅したシングルコレクションをリリース。

1st「Feel Like dance」からこの時点での最新曲「get it on now feat. KEIKO」まで完全収録。しかも両A面まで。

3枚組みというヴォリュームたっぷりにもかかわらず、お求め安い価格で発売。

ただ、pushとのコラボでもあった「dreams from above」が収録されていないのが残念だね。

やっぱりあれはあくまでコラボであって、globe単体としては扱われなかったんだろうね。

このアルバムの中で、一部議論にもなったのが「FACE」。実はシングルとは別テイクが収録されています。

この曲だけイレギュラーだね。3枚それぞれに色があって面白いです。小室哲哉の音楽的アプローチの変遷でもありますね。

ダンスポップからデジロック、さらにはトランスまで、色々な音を吸収して放つのがこのglobeだったんでしょう。