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Album『WHAT'S ENTERTAINMENT / GUTCH YUZO & GUTCH'S』● '01/11/21 release

ついに、ついに待望のCDがリリースされました。NHK教育テレビの子供番組「ハッチポッチステーション」。 特に、グッチ裕三が名だたるアーティストに扮して童謡を歌うという斬新な姿が、子どものみならず大人にも受けて人気を博しました。 その番組CDがいよいよリリース。全20曲、たっぷり詰め込んでいます。 オープニングテーマ曲はじめ、VILLAGE PEOPLE「YMCA」、BEE GEES「STAYIN’ ALIVE」、KISS「DETROIT ROCK CITY」などの楽曲と童謡を組み合わせた、マッシュアップな替え歌。 さらに、ストレートなカバー曲やオリジナルソングなど、ヴァラエティ豊かに収録されています。 何はともあれ、やっぱりグッチ裕三の歌のうまさや、元ネタ洋楽のセンスが光り、子供だけでは本当にもったいないね。 親子で楽しめるナンバーがたくさん詰まっています。 ただ、替え歌の収録数が5曲だけというのが物足りないな。まだまだ、たくさん聴きたくなるほどの力があります。

1. ハッチポッチファミリー

作詞:グッチ裕三 作曲:人良のび太 編曲:グッチーズ

番組のテーマソング。 愉快痛快な弾む楽しさで、聞かせてくれます。 グッチ裕三だけでなく、出演しているジャーニーやダイヤさんもコーラスとして参加。 ウキウキワクワク、誰もが楽しめる親しみやすいテーマソングだね。

2. 大きな栗の木の下で ~YMCA

大きな栗の木の下で 作者不詳

YMCA 作詞・作曲:J. MORALI, H. BELOLO, V. MILLIS

編曲:グッチーズ

VILLAGE PEOPLEの大ヒットナンバーと、童謡「大きな栗の木の下で」を大胆にマッシュアップ。 まぁ、オリジナルのは日本でも秀樹のイメージが強いけれども、 楽しい歌のストーリーが展開。ちなみに「大きの栗の木の下で」のメロディラインが使われるのは1番だけです。 アレンジも4つ打ちビートでポップに決めてくれました。

3. クラリネットを壊しちゃった ~ステインアライブ

クラリネットを壊しちゃった 日本語詞:全音楽譜出版社

STAYIN’ ALIVE 作詞・作曲:Barry Gibb, Robin Gibb, Maurice Gibb

編曲:グッチーズ

BEE GEESの大ヒットナンバーが、パッキャマラドな「クラリネットを壊しちゃった」と合体。 グッチ裕三も本家のごとく、高音ヴォーカルで魅了します。 ディスコビートをファンキーなギター&コーラスで楽しませる。 サビの歌詞も、元曲に合わせて、うまく面白さを出してきましたね。

4. 雨に唄えば

作詞:Arther Freed 作曲:Nacio Herb Brown 編曲:グッチーズ

映画でおなじみ、「雨に唄えば」をカバー。 替え歌ではなく、ストレートに聞かせてくれます。ヴォーカリストとして、グッチ裕三の歌声をじっくりと堪能。 やっぱり歌が上手いですね。英語の発音も滑らかに。ドゥーワップ風コーラスもポイントが高いです。

5. パパはえらい

作詞:グッチ裕三 作曲:人良のび太 編曲:グッチーズ

オリジナルソング。パパの気持ちを歌ったポップチューン。 グッチ裕三の高音ヴォーカルも登場する、シティポップ風ミディアムナンバー。 サビのメロディが意外に滑らかで綺麗だね。

6. ビバ・ラーメン

作詞:グッチ裕三 作曲:エレキ賢明 編曲:グッチーズ

こちらもオリジナルソング。 ラーメンの歌です。サーフミュージックのようなコーラスで味付け。 グッチ裕三も、歌い方がかなりインパクトを与える。野太いヴォーカルもポイントだね。 さらに語りも入っては、ラーメン愛を聞かせてくれます。

7. サッちゃん

作詞:阪田寛夫 作曲:大中恩 編曲:グッチーズ

おなじみ「サッちゃん」が、なぜかロックなアレンジに変身。エッジがとことん効いていますね。 しかも、ラップまで披露のグッチ裕三。サッちゃんの持つ陰の雰囲気は、微塵も感じさせない。 軽くお名前ラップになっていますね。

8. 虫の声 ~愛して愛して愛しちゃったのよ

虫の声 作者不詳

愛して愛して愛しちゃったのよ 作詞・作曲:浜口庫之助

編曲:グッチーズ

ムード歌謡meets童謡。マヒナスターズの代表ナンバーと、童謡「虫の声」という組み合わせで楽しませてくれます。 グッチ裕三のヴォーカルも、随分とクセを出して、なんか麗しの歌声だね。 笑い方は怪しく。誘い笑いで攻めてきます。

9. シェリト・リンド

作詞・作曲:メキシコ民謡 編曲:グッチーズ

ゴージャスなオープニングの後は、オペラのごとく聞かせてくれるメキシコ民謡ナンバー。 Pavarotiiのような、カンターレのように、伸びやかな歌声が舞います。 メキシコ民謡なのに、ワインやソーセージを想像してしまうのはなぜだろうか。

10. にこにこ ハキハキ こんにちは

作詞:グッチ裕三 作曲:人良のび太 編曲:グッチーズ

ピアノの弾む音をバックに、ジャーニー、ダイヤさん、エチケットじいさんの3人で聞かせてくれる「NHKソング」。 小曲ながら、作り込まれている1曲だね。子供向けなんだけれども、NHKの親しみやすさをアピールです。

11. I GET AROUND

作詞・作曲:WILSON BRIAN DOUGLAS 編曲:グッチーズ

THE BEACH BOYSノカバーヲ、アカペラベースで聞かせてくれるナンバー。 グッチ裕三のヴォーカルも高らかに。染み渡りますね。 コーラスもポイントが高い。途中でギターが少々入ってきますが、なかなか良アレンジのカバーです。

12. トンネル天国

作詞:橋本淳 作曲:鈴木邦彦 編曲:グッチーズ

ザ・ダイナマイツのカバー。って、わからない人が多いと思うけれども、 逆にその選曲が斬新だ。オリジナルのGSサウンドを再現して、ポップに聞かせてくれます。 鉄道駅が舞台の番組にはぴったりだね。

13. アイアイ ~アイ ショット ザ シェリフ

アイアイ 作詞:相田宏美 作曲:宇野誠一郎

アイ ショット ザ シェリフ 作詞・作曲:BOB MARLEY

編曲:グッチーズ

BOB MARLEYのナンバーと、「アイアイ」が融合したナンバー。 斬新です。でも、蓋を開けてみると、レゲエバージョンの「アイアイ」と思っていいのかも。 随分とコンパクトです。

14. ホップ ステップ ジャンプ

作詞:グッチ裕三 作曲:人良のび太 編曲:グッチーズ

オリジナルソング。伸び伸び歌うグッチ裕三が気持ちよさそうだ。 バックの音も壮大で、ダイナミックで、どこまでも広がってゆくような、雄大な景色が浮かびます。 歌詞も前向きな気持ちが表れているね。

15. 見上げてごらん夜の星を

作詞:永六輔 作曲:いずみたく 編曲:グッチーズ

おなじみの曲を、グッチ裕三が味わい深さを出してカバー。 もう、歌手モード全開で、じっくりと聞き入ってしまいます。本当に歌が上手いんだな。

16. 涙くんさよなら

作詞・作曲:浜口庫之助 編曲:グッチーズ

こちらもしっとりとした雰囲気を出しながら、じっくりと聴かせてくれます。 イントロ、そしてアウトロのメロディが今までにない感じで、どこかしら切なさもあって、そこにインパクトがあるかな。 やっぱりこの曲は元気をくれる曲ですよ。

17. おなかのへるうた ~デトロイトロックシティー

おなかのへるうた 作詞:阪田寛夫 作曲:大中恩

デトロイトロックシティー 作詞・作曲:Paul Stanley, Bob Ezrin

編曲:グッチーズ

KISSが童謡を歌ったら、こういうふうなんだろうか。 とっても面白いハードメタル童謡。食べたら腹がデトロイト。言葉のセンスも光る一品。 これは実に美味しいカバーに仕上がっています。

18. アササッサ

作詞:グッチ裕三 作曲:人良のび太 編曲:グッチーズ

オリジナルソング。朝の気持ちの良い雰囲気を、曲にして聞かせてくれます。 グッチ裕三のヴォーカルも、伸び伸びと気持ちがいいね。 ファルセットが心地よさを生み出しています。

19. 少年時代

作詞・作曲:井上陽水 編曲:グッチーズ

井上陽水のカバー。 アコースティックなアレンジとコーラスが、うっとりとした気分にさせてくれる。 優しい仕上がりだね。涙がポロリ。切なく歌いあげました。

20. STAND BY ME

作詞・作曲:Ben E. King, Jerry Leiber, Mike Stoller 編曲:グッチーズ

これまた名曲カバー。 グッチ裕三の持ち味を生かしたカバーで、じっくりと聴かせてくれます。 歌い慣れているようにも思えるけれど、やっぱりグッチ裕三は歌が上手いなぁ。 ただ、短いバージョンなので、もっと聴きたくなってしまいます。

Album『Best of Edogawa Sullivan Show / GUTCH YUZO & GUTCH'S』● '02/2/14 release

NHK教育の人気子供番組「ハッチポッチステーション」の第2弾CDが登場。 今作も、実にヴァラエティ豊かな全20曲を詰め込んでいます。オープニングテーマもフルサイズで収録。新たな発見がありますね。 おなじみの替え歌、今回もEARTH WIND & FIRE「FANTASY」、Elton John「Crocodile Rick」、QUEEN「BOHEMIAN RHAPSODY」などなどを扱っては、 面白く童謡とミックスさせています。 そのほか、ストレートなカバーも、歌の上手いグッチ裕三が、じっくりと聴かせてくれるんです。伸び伸び歌っていますね。 特に、BEE GEES「愛はきらめきの中に」。なんて、うっとり感動させてくれます。そのほか、オリジナルソングも数曲あり、とっても聞き応えのある作品ですね。 しかし、まだまだあるだろう、替え歌が。出し惜しみなく、どんどんと聴かせて欲しいですね。

1. ハッチポッチファミリー <フルサイズ>

作詞:グッチ裕三 作曲:人良のび太 編曲:グッチーズ

おなじみのテーマソングを、なんとフルサイズで収録。 へぇ、実はこんな歌詞だったとはね。1人1人登場人物にスポットを当てて、愉快に聞かせてくれます。 描写が面白いね。途中でファンキーな間奏に変身したりと、びっくり。

2. 母さんのうた ~宇宙のファンタジー

母さんのうた 作詞・作曲:窪田聡

FANTASY (宇宙のファンタジー) 作詞・作曲:Maurice White, Verdine White & Eddie Del Barrio

編曲:グッチーズ

イントロからゴージャス。そりゃそうだ、EARTH WIND & FIREの大ヒットナンバー「FANTASY」が、「母さんのうた」とミックス。 本家のごとく、高音ヴォーカルで魅了してくるグッチ裕三です。 サビメロディで、母さんの指先を詳しく聞かせてくれます。ソウルな母さんですね。

3. ロック・アラウンド・ザ・クロック

作詞・作曲:DE KNIGHT JIMMY, FREEDMAN MAX C 編曲:グッチーズ

Bill hairy & His Cometsのカバーチューン。 こういうものをすんなりカバーできる技量はさすが、グッチ裕三です。 ウキウキワクワクな雰囲気で、ロックロックしていますね。

4. ダンス天国

作詞・作曲:KENNER CHRIS 編曲:グッチーズ

Wilson Pickettのカバー。 というよりも、「ナーナナナナーナナナナー」でおなじみのダンスチューン。 やっぱり陽気な雰囲気がストレートに伝わってくるね。さすがはグッチ裕三。 間に様々なダンスミュージックも挿入して、楽しさを伝えます。

5. ラ・バンバ

LA BAMBA メキシコ民謡 訳詞:杉山王郎 編曲:グッチーズ

ダンスが続きます。メキシコ民謡の陽気なダンスナンバー。 ゴーゴーダンスを踊りたくなるような、楽しさいっぱい。 そこに、ハッチポッチステーションらしいユニークなやりとりも挿入。大人も子供も楽しめます。

6. おおブレネリ ~クロコダイルロック

おおブレネリ スイス民謡 日本語詞:松田稔

CROCODILE ROCK 作詞・作曲:Elton John, Bernie Taupin

編曲:グッチーズ

Elton Johnのヒットナンバーが、陽気な「おおブレネリ」と合体。 弾むピアノと楽しさいっぱいアレンジで、お祭り状態ですね。 まったくスイス感はないけれどもね。最後のオチはGood。

7. SURFER GIRL

作詞・作曲:Brian Wilson 編曲:グッチーズ

The Beach Boysのナンバーをカバー。 しかも、ほぼアカペラ&コーラスで、うっとりヴォーカルを聴かせてくれます。 おふざけ無しだと、やっぱりうっとりさせてくれる世界を作るグッチ裕三とグッチーズです。

8. かたつむり ~恋の終列車

LAST TRAIN TO CLAEKSVILLE 作詞・作曲:TOMMY BOYCE, BOBBY HART

編曲:グッチーズ

童謡とThe Monkeysの大ヒットナンバーをポップにミックス。 童謡、そしてThe Monkeysの楽しさが伝わってきますね。 サビもキャッチーに仕上がって、面白い替え歌になっています。

9. 白いサンゴ礁

作詞:阿久悠 作曲:村井邦彦 編曲:グッチーズ

ズーニーヴのカバー。 GSサウンドをポップにアレンジして、コーラスも華やぐおしゃれなナンバーに。選曲もさることながら、グッチ裕三の伸びやかなヴォーカル健在で、 伸び伸び聞かせてくれます。

10. オーケイ

作詞・作曲:HOWARD BLAIKLEY, ALANT BLAIKLEY, CHARLES K HOWARD 日本語詞:星加ルミ子 編曲:グッチーズ

Dave Dee, Dozy, Reek, Mick & Tichこと、デイヴディーグループのカバー。 まぁ、日本ではザ・カーナビーツがカバーしているけれども、グッチ裕三がそのカバーを披露です。 GSの雰囲気を残しつつ、ポップなアレンジで親しみやすさを届けてくれる仕上がりです。

11. 水泳スイスイ

作詞:グッチ裕三 作曲:人良のび太 編曲:グッチーズ

オリジナルソング。湘南あたりを思わせるコーラスで始まり。 しかし、本編はとってもポップな打ち込みのダンスチューンだね。 グッチ裕三が楽しく水泳を教えてくれます。

12. おはなしゆびさん ~デトロイトロックシティー

おはなしゆびさん 作詞:香山美子 作曲:湯山昭

DETROIT ROCK CITY 作詞・作曲:PAUL STANLEY, BOB EZRIN

編曲:グッチーズ

再び登場のKISS meets 童謡ナンバー。 まったくトラックは同じなのに、ここまで変身できるとはね。「指!」とコーラスが登場するけれども、 なんともシュール。「指から血がデトロイト」もナイスな歌詞だよね。「あなたが噛んだ小指が痛い」って、「小指の思い出」を出してくるところが、 グッチ裕三らしさがあって面白い。

13. 一週間 ~スモーク・オン・ザ・ウォーター

一週間 ロシア民謡 作詞:楽団カチューシャ

SMOKE ON THE WALTER 作詞・作曲:Ritchie Blackmore, Ian Gillan, Roger Glover, Jon Lord, Ian Paice

編曲:グッチーズ

Deep Purpleと童謡を組み合わせると、ヘビィなのに親しみが出てくるね。 ロシア民謡でおなじみ「一週間」も、ロックなアレンジでかっこよく。 最後の「一週間に十日来い」も、よく出してきたな。

14. アルプス一万尺 ~ハイウェイ・スター

アルプス一万尺 アメリカ民謡

HIGHWAY STAR 作詞・作曲:Ritchie Blackmore, Ian Gillan, Roger Glover, Jon Lord, Ian Paice

編曲:グッチーズ

続けてもDeep Purple。 高速アッパーロックチューンで「アルプス一万尺」を聞かせてくれます。とにかくで出して勢いに呑み込まれたね。 爆笑です。そして、間奏ではギタープレイも堪能できるという、なかなか力のあるトラックだ。

15. 夕暮れママ

作詞:グッチ裕三 作曲:人良のび太 編曲:グッチーズ

オリジナルソング。煌びやかなバラードナンバーです。 グッチ裕三がじっくりと歌を聞かせてくれます。 A.O.R.テイストの大人の味わい深さもあるアレンジで、じっくりと聴かせてくれます。 サビのメロディも訴えかけてくるようだね。

16. 悲しき片想い

作詞・作曲:John Schroeder, Michael Hawker 日本語詞:漣健児 編曲:グッチーズ

Helen Shapiroのナンバーのカバー。日本では弘田三枝子でおなじみ。 まったりテイストのサウンドとコーラスで飾り、グッチ裕三の伸びやかなヴォーカルが響き渡る。 相変わらず、歌のうまさが光る一品ですね。

17. あのこはたあれ ~ラブミートゥナイト

あのこはたあれ 作詞:細川雄太郎 作曲:海沼実

Love Me Tonight 作詞・作曲:Mario Panzeri

編曲:グッチーズ

Tom Johnesのナンバーをかぶせて聞かせる。 随分と妖艶な雰囲気ですね。情熱もあって、かなり燃えています。 歌の出だしで歌い方が急に演歌チックになるところがポイントだし。 ラストでヴォーカルを響かせまくるグッチ裕三がすごいね。

18. スターダスト

作詞・作曲:Mitchell Parish, Hoagy Carmichael 編曲:グッチーズ

Hoagy Carmichael and Friendsのカバー。 グッチ裕三の洋楽カバー、本領発揮で聞かせてくれます。 さらには麗しのコーラスも従えて。もはや子供番組の域を超えたね。

19. 愛はきらめきの中に

作詞・作曲:Barry Gibb, Robin Gibb, Maurice Gibb 編曲:グッチーズ

BEE GEESの感動バラードを、グッチ裕三&グッチーズがじっくりと聴かせてくれます。 ヴォーカル&コーラスはさすが。グッチ裕三もファルセットヴォーカルを生かしての熱唱。 とっても麗しく、まさしく煌めきの中へと連れて行ってくれるようだ。 うっとりさせてくれますね。

20. 犬のおまわりさん ~ボヘミアン・ラプソディー

犬のおまわりさん 作詞:佐藤義美 作曲:大中恩

BOHEMIAN RHAPSODY 作詞・作曲:FREDERICK MARCURY

編曲:グッチーズ

QUEENの大作を引用しての、大定番の童謡を聞かせてくれます。 始まりはQUEENなんだけれども、途中のパートはなんだか壮大な「犬のおまわりさん」ですね。 ラストのロックパートまで聞き逃せない展開です。かなりの大作。

Album『The BEST / GUTCH YUZO & GUTCH'S』● '02/11/13 release

NHK教育の人気番組「ハッチポッチステーション」のCD第3弾。 今作も内容盛りだくさんで、なんと25曲も収録。いつも以上にヴォリュームアップでお届け。 今作もおなじみの替え歌が登場。THE BLUES BROTHERS×.金太郎、BAY CITY ROLLERS×ふしぎなポケット、Tina Turner×どんぐりころころ、 などなど、とっても楽しく、それでいてオリジナルのアーティストの切り口も出していて、楽しませてくれます。 さらに、ストレートのカバーやオリジナルソングも、実に聞き応えのあるナンバーで、グッチ裕三の歌のうまさを思う存分に味わうことができます。 さらに、今回はクリスマスソングのカバーも収録。ちょっと短いのが残念だけれども、楽しさがいっぱい詰まっていますね。 今回のオープニングテーマは、英語バージョンで収録。世界に向けて発信されるハッチポッチステーションです。 ハッチポッチファミリーもヴォーカルを聴かせてくれたりと、いつも以上にベストな作品となっています。 しかし、まだまだ替え歌があるだろうに。出し惜しみしないで、全てを聴かせて欲しいけれども、権利関係をクリアするのは難しそうだなぁ、なんて思ったりも。

1. ハッチポッチファミリー <英語バージョン>

作詞:グッチ裕三 英訳:クリスティ 作曲:人良のび太 編曲:グッチーズ

今回は、なんと英語バージョンで聞かせてくれます。 さすがはNHK、世界も視野に入れています。そして、グッチ裕三も滑らかな英語を聞かせてくれますね。 かっこいい。ただ、エチケットじいさんのパートがカットされていたのは残念だ。

2. 金太郎 ~ソウルマン

金太郎 作詞:石原和三郎 作曲:田村虎蔵

ソウルマン 作詞・作曲:ISAAC HAYES, DAVID PORTER

編曲:グッチーズ

THE BLUES BROTHERS「SOUL MAN」の金太郎だ。ソウルフルなノリで、かっこいいんだ。 低音ヴォーカルが効果的だな。ただ、歌詞の内容の面白さはもう1つかな。

3. お猿のかごや ~愛して愛して愛しちゃったのよ

お猿のかごや 作詞:山上武夫 作曲:海沼実

愛して愛して愛しちゃったのよ 作詞・作曲:浜口庫之助

編曲:グッチーズ

マヒナスターズ風「おさるのかごや」が、これまたクセになる面白さです。 あの独特の歌い回しと、歌謡曲テイストを盛り込んで、ねっとり聞かせてくれます。 グッチ裕三とダイヤさんのデュエットというのもなかなかいい感じに仕上がっていますね。

4. ビキニスタイルのお嬢さん

作詞・作曲:Lee Pockriss, Paul Vance 訳詞:漣健児 編曲:グッチーズ

Brian Hylandのカバーチューン。ウキウキワクワクな楽しい雰囲気を振りまいて、楽しく聞かせてくれます。 昔の曲も難なく投入し、グッチ裕三の選曲センスを出しているね。

5. Dream

作詞・作曲:JOHNNY H. MERCER 編曲:グッチーズ

Johnny Mercerのナンバーは、日本ではFrank Sinatraで有名なのかな。 コーラスワークでうっとりと聞かせてくれるナンバー。ハーモニーがとっても麗しい1曲で、夢見心地にさせてくれます。

6. ぞうさん

作詞:まどみちお 作曲:團伊玖磨 編曲:グッチーズ

随分とゴージャスなイントロ。まるでオペラのごとく。そして、まるでPavarottiのように歌うグッチ裕三です。 勢いよく鳴き真似も披露して、インパクト大ですね。とってもダイナミックな1曲で、大きさを上手く表している。

7. 年下の男の子

作詞:千葉和也 作曲:穂口雄右 編曲:グッチーズ

とってもポップなアレンジでカバー。メインヴォーカルはダイヤさん。コーラスにはジャーニーとエチケットじいさんも参加。 ハッチポッチファミリーらしく、楽しいカバーに仕上がりました。

8. ふしぎなポケット ~サタデイナイト

ふしぎなポケット 作詞・作曲:まどみちお

サタデイナイト 作詞・作曲:BILL MARTIN, PHILIP COULTER

編曲:グッチーズ

BAY CITY ROLLERSのポップなナンバーを下地にして、楽しい替え歌を聞かせてくれます。 例のフレーズも、ビスケットになっているし、「サタデイナイト」も「嘘でない」「正気の沙汰でない」なんて変えて歌っています。 これもグッチ裕三のセンスですね。オリジナルのポップな感じも出ていて、楽しい曲です。

9. ブルーシャトー <替え歌バージョン>

作詞:橋本淳 作曲:井上忠夫 編曲:グッチーズ

おなじみの替え歌ナンバーをカバー。ブルーコメッツ風の歌い方で、粘り気があって、いかにもな味付け。 面白さわ伝わってくる。

10. オリビアを聴きながら

作詞:尾崎亜美 作曲:尾崎亜美 編曲:グッチーズ

杏里のヒット曲を真面目にカバー。ピアノをバックに、ドラマティックに聞かせてくれます。 少々ジャジーなアレンジで、大人テイストを盛り込んできましたね。 グッチ裕三も、これでもかと伸び伸びに歌を聞かせてくれます。

11. どんぐりころころ ~プラウドメアリー

どんぐりころころ 作詞:青木存義 作曲:梁田貞

プラウドメアリー 作詞・作曲:JOHN C. FOGERTY

編曲:グッチーズ

Tina Turnerでおなじみのナンバーを、カバー。まずは語りで始まり、どんぐりストーリーを聞かせてくれます。 そして、アップテンポに変身しては、勢いよく展開。とにかく熱いね。「どんぐり」の連発に呑み込まれます。

12. 君のそば・スタンバイユー

作詞:グッチ裕三 作曲:エレキ賢明 編曲:グッチーズ

オリジナルソング。そばとソバをかけて聞かせるナンバー。 でも、きちんと作り込まれていて、とっても楽しく聞かせてくれます。 ソバの醍醐味を教えてくれます。

13. ダディーズホーム

作詞・作曲:William Miller, James Sheppard 編曲:グッチーズ

Shep and the Limelitesのカバーチューン。これまたじっくりと、ヴォーカル&コーラスで聴かせてくれます。 魅惑溢れるひと時。さすがはグッチ裕三な1曲です。

14. MARAGUENA

メキシコ民謡 編曲:グッチーズ

メキシコ民謡を聞かせてくれるんです。何ゆえ、この曲をカバーしたのかは不思議なんだけれども、 様になってしまうからすごいよね。巻き舌も披露して、インパクト大です。

15. My Boy

作詞:グッチ裕三 作曲:人良のび太 編曲:グッチーズ

オリジナルソング。パパの歌、ママの歌と続いて、息子の歌をじっくりと聞かせてくれます。 視点はパパからの目線。ゆったりサウンドとハーモニーをバックに、グッチ裕三が伸びやかなヴォーカルを聞かせてくれます。 フィンガースナップにファルセットなど、ところどころポイントがあります。

16. 恋のフーガ

作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち 編曲:グッチーズ

ザ・ピーナッツのカバーナンバーを、ハッチポッチファミリーでカバー。 メインヴォーカルはダイヤさん。コーラスを担当するのはジャーニーとエチケットじいさん。ポップなアレンジで、親しみやすさが伝わってきますね。 楽しさもあります。

17. WHAT’D I SAY

作詞・作曲:Ray Charles 編曲:グッチーズ

Ray Charlesのナンバーをカバー。グッチ裕三がノリノリで聞かせてくれます。 コール&レスポンスも熱いね。とにかくグッチ裕三の一人舞台がかっこいい。

18. アイアイ

作詞:相田宏美 作曲:宇野誠一郎 編曲:グッチーズ

ノリノリアップテンポでカバーする童謡です。Elvis Presleyのナンバーをベースに、ロックンロールなアレンジで、突き抜けていきます。 かなり熱いんだ。

19. ALL I HAVE TO DO IS DREAM

作詞・作曲:BOUDLEAUX BRYANT 編曲:グッチーズ

Everly Brothersのカバーチューン。ハーモニーでうっとり聞かせてくれるカバーです。 見事なまでのヴォーカルは、さすがグッチ裕三な声ですね。ゆったり気分で夢見心地な曲の仕上がりだ。

20. HARBOR LIGHTS

作詞・作曲:BOZ SCAGGS 編曲:グッチーズ

Boz Scaggsのカバー。こちらもゆったりサウンドに乗せて、ヴォーカル&コーラスがじっくりと聞かせてくれます。 大人の雰囲気たっぷりに。聞き応えのあるナンバーに仕上がりました。

21. カレンダーガール

作詞・作曲:HOWARD GREENFIELD, NEIL SEDAKA 日本語詞:星加ルミ子 編曲:グッチーズ

Neil Sedakaのカバー。坂本九もカバーしたナンバーを、グッチ裕三が伸び伸びと聞かせてくれます。 コーラスも従えて、ポップに聞かせてくれました。

22. 手をたたきましょう ~旅立てジャック

手をたたきましょう 訳詞:小林純一

旅立てジャック 作詞・作曲:PERCY MAYFIELD

編曲:グッチーズ

Ray Charlesのナンバーで、手を叩くカバー。 イントロ並びにオープニングの渋いメロディ進行がかっこいいね。 後半の合わせ技は、無理やりだけれども、なかなか聞かせてくれる。

23. ウィンターワンダーランド

作詞・作曲:DICK SMITH, FELIX BERNARD 訳詞:漣健児 編曲:グッチーズ

冬の定番ナンバーを、ハッチポッチファミリーがカバー。 みんな楽しくノリノリに歌っていますね。 ただ、たった1分だけというのがもったいない。

24. クリスマスイブ~恋人がサンタクロース~ホワイトクリスマス

作詞・作曲:山下達郎~松任谷由実~IRVING BERLINMEL 編曲:グッチーズ

クリスマスナンバーをメドレーで。まずはジャーニーが山達を。 そして、ダイヤさんがユーミンを。さらにエチケットじいさんがIrvin Barnerのナンバーを。さらにグッチ裕三へバトンタッチしては、ノリノリな雰囲気で聞かせてくれました。 後半から聞き応えが出てきたね。

25. ザ・クリスマスソング

作詞・作曲:MEL TORME, ROBERT WELLS 編曲:グッチーズ

Nat King Coleでもおなじみのクリスマスソングを、グッチ裕三がじっくりと聞かせてくれます。 落ち着いたジャジーなアレンジで、曲の世界も深く味わいが出ていますね。かっこいい仕上がりで、クリスマスを飾ってくれます。

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