album

1st Album『ザ・コブラツイスターズ』● '00/2/23 release

和風メロディとロックサウンドをミックスし、がむしゃらに音楽を届けるザ・コブラツイスターズ。 草の根根性を見せる彼らの初アルバムがついに登場。 デビューシングルの「運命船サラバ号出発」や、両A面シングルでリリースされた「路地裏の宇宙少年」は、 ミックスも施されてアルバム用に変更。さらには、同発シングル「サクラサク」も収録と、 大盤振る舞いだ。 どこかしら、懐かしさを与えるメロディラインに心を奪われます。 三線も入って、沖縄・奄美テイストの曲もあれば、なんと、ねぶたの楽器も登場して、跳ねる跳ねる。 その中でも異彩を放つのが、「去りゆく君へ」ですね。 これが、本当に名バラード。失われし君へのストレートな思いを、ヴォーカルの川畑アキラが切々と歌い上げます。 涙です。 この1枚で、とにかくコブツイを味わいつくせるね。でも、勢いはまだまだ止まらない。

1. 東西南北 日本の空

作詞・作曲:川畑アキラ

ヘビィなロックサウンドと、かき鳴る三線の音に不思議な空気を漂わせるロックチューン。 東へ西へ、北へ南へ、日本の隅から隅までを、このコブツイワールドに包み込んでやるわ。 そんな勢いを感じさせるアルバムのオープニングチューン。 目覚めよ日本な、沸き立つ力が込められているね。

2. サクラサク

作詞:川畑アキラ 作曲:加藤一郎

叙情深いメロディで、日本の春を表現するザ・コブラツイスターズのシングルナンバーは、 優しさと郷愁が絡み合う。 体にスーッと染み込むような感じで、力強い和ロックサウンドの中にも、 伝える思いが音に出ている。そして、川畑アキラのヴォーカルも、 男臭くてかっこよくて。ラストのがむしゃらに伝えるその姿勢がかっこいいね。力強い春です。

3. 運命船サラバ号出発 ~アルバムミックス~

作詞・作曲:川畑アキラ

♪ハッハッハッ、と合いの手を入れては、 大盛り上がりなザ・コブラツイスターズのデビュー曲。ド頭から川畑アキラのしゃがれヴォーカルでインパクトを与えてきますね。 さらには、和風テイスト、沖縄・奄美の島メロディもミックス。 ちゃんぷるーな感じがグッドです。キャッチーなメロディで、大盛り上がりだ。 勢いもあって、好発進じゃないかな。後にコブクロもカバーするというほどに、名曲。

アルバムでは、ミックスが施されて、音のバランスが良くなった。

4. 君の目に

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二

三線の音に、どこか安心感を覚えるミディアムロックチューン。 ちょっと不器用な主人公が、君のためを思って歌うラブソング。 こういう切なくも、一生懸命な雰囲気がまたいいね。 さらに盛り上げる金原千恵子ストリングスが涙を誘う。

5. 夢の旅人

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二

いきなりドカンとサビをぶつけてきては、 背中を押してくれるようなメッセージを添えて聞かせてくれるロックナンバー。 コブツイ、3枚目となるシングルナンバーは、夢を追いかける旅人への応援歌。 夢に向かって走る人へ感化されるような気分になるね。とにかく真っ直ぐに 伝えようとする川畑アキラのヴォーカルがまた、かっこいいね。

6. 光と瞬間のブルース

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二

じっくりと聞かせてくれるロッカバラード。 まぁ、タイトル通り、ブルース調で渋く展開。川畑アキラのウタウタイの思いが 詰まったような歌詞に、光が差すようだ。

7. ギラギラ太陽たち

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二

タイトル通りにギラギラしたサウンドを放つロックチューン。 いかにもコブツイなナンバーなんだけれども、 どこかしら突き抜け切っていない部分があるような。 サビは、安定感がある。川端アキラがちょっと丁寧な歌っているからかな。

8. 月を追い駆ける夜

作詞:川畑アキラ 作曲:加藤一郎

ハーモニカの音がまた、懐かしさというか、 田舎らしさというか。ほんわかムードを醸し出すまったりナンバー。 アコースティックサウンドが温かさを生む。 川畑アキラの三線の音も、いい味を出していますね。

9. 路地裏の宇宙少年 ~アルバムミックス~

作詞・作曲:川畑アキラ

♪パーパパパー、とちょっと愉快な雰囲気で始まるポップなロックチューン。 全体からキャッチーな要素が出まくりだし、ノリもいいし、 とてもキャッチーに決めてきます。 こちらの曲も夢を目指して、がむしゃらに頑張る人へ向けられた応援歌だね。

アルバムでは、ミックスが施されて、音のバランスが整えられた。 若干ヘビィになり、力強さもアップ。

10. 去りゆく君へ

作詞:川畑アキラ 作曲:棗田泰之

感涙のバラードナンバー。失った君へ向けられた歌。 メロディも涙を誘うラインだし、そのメロディに乗る川畑アキラの言葉。 そして、川畑アキラのヴォーカルにも涙です。金原千恵子ストリングスの 力も加わって、名曲が輝きます。

11. 嵐に住む人

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二

コブツイ×ねぶた。まさかの、ラッセーラ。 斬新だけれども、渋いヴォーカルに笛や太鼓の音も入ってきては、 お祭りロックをどっぷりと聞かせてくれます。これぞコブツイなんだね。 嵐という今を生きる人々への応援歌だ。

12. おひるね

作詞:川畑アキラ 作曲:棗田泰之

えっ、ボサノヴァ? 随分とリラックスムード漂うナンバーは、 まさしくお昼寝にぴったり。優しいサウンドで、ゆったり。 アコースティックの柔らかさが包み込んでくれる1曲。 コブツイの意外性を楽しめるナンバーだね。

2nd Album『ザ・コブラツイスターズII』● '01/3/23 release

どこまでも真っ直ぐに、がむしゃらに走り続けるザ・コブラツイスターズの待望のセカンドアルバム。 タイトルもひねるを加えず、真っ直ぐ突き進む感じがあっていいね。 今作も、実にヴァラエティ豊かなサウンドを武器に、ガッツリと聞かせる。熱いぞ。 そして、男・川畑アキラの詞の世界も、より幅を持たせたね。 シングル「甦る人々」の温かさ、「魂交差点」の力強さ、 「美しい世界」の実直さはじめ、フォーキーだったり、さすらいだったり、 はたまたヘビメタだったり。どんだけ技を持っているんだ、コブツイよ。 とにかく楽しませてくれると同時に、彼らの成長をうかがい知ることができます。 注目すべきは、ラストに収録されている「マーブイユシ ~魂寄せ~」。川畑アキラが、出身でもある与論の言葉を使って歌を届けてくれます。 後にシングルカットされるということで、自信に満ち溢れた1曲ですね。 とにかくコブツイ、ひた走り続けます。

1. 地上に堕ちた星達

作詞・作曲:川畑アキラ

のしのしと重たい音を放つイントロに、何か大きなものを感じさせる ザ・コブラツイスターズ。2枚目となるオリジナルアルバムのオープニングナンバーは、 そのどっしりとしたサウンドにびっくり。 力強い歌詞がやっぱりコブツイなんだよね。川畑アキラが大きな声で歌を届けます。 命ある限り前へ進めと。

2. 魂交差点

作詞・作曲:川畑アキラ

ガツンと音をぶつけてくるロックナンバー。 ザ・コブラツイスターズが、全身全霊で魂を込めて聞かせてくれます。 都会の閉塞感を打ち破るかのような、とにかく勢いに溢れた曲。 行きかう人々の中心にいるのは、やっぱり自分なんだ。 川畑アキラが作詞・作曲を務めた、魂の1曲。男気を感じます。

3. 命が生まれた日

作詞:川畑アキラ・相馬圭二 作曲:相馬圭二

三線の音が、心を和ませるミディアムロックチューン。 これまた独特なメロディラインを聞かせてくれる、コブツイのお得意ナンバーだね。 味のある歌詞がまた、曲の支えになるね。ちょっととらえどころがなく、 4拍子の後ろ2拍子から入ってくると、不思議な雰囲気を放っているね。

4. 風が吹いたら

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二

いいねぇ、タイトル通りに、さすらいを感じさせる軽やかナンバー。 旅する男のごとく、一匹狼のごとく。 なんか、味があるんだよね。懐かしのフォークロックな感じで。

5. 美しき世界

作詞・作曲:川畑アキラ

2作目のオリジナルアルバムに先駆けてリリース。 シングルナンバーは、これまた前作シングル同様に、コブツイの勢いを熱くぶつけてくるナンバーだ。 アッパーなロックチューンで、川畑アキラ節満載だね。 これまた、がむしゃらにこの世界を生き抜いてゆくための応援歌。とっても熱いナンバーです。 これぞコブツイの心意気。

シングルバージョンでは、ラストがF.O.。アルバムでは、しっかりと締めてきました。

6. 甦る人々

作詞・作曲:川畑アキラ

ザ・コブラツイスターズが1st Album発表後となるシングルナンバーは、 これまた三線の音色が沖縄・奄美テイストを醸し出すバラードナンバー。 「会いたい時にあなたはいない」という歌詞に、ちょっと心を打たれる。 川畑アキラのヴォーカルも、語りかけるように。語り継ぐように、切々と歌い上げる。 底辺からの脱却のように、そういう意味での甦るという意味合いもあるね。

7. かえりみち

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二

イントロなしのサビ入りで、パンチを効かせたね。 とってもリズミカルなミディアムロック。 味のある世界を出す。川畑アキラの世界。温かみが溢れる帰り道。 最後のみんなのコーラスが盛り上がるね。ほら、みんなが待っているよ。

8. 鋼鉄一代男

作詞:川畑アキラ 作曲:加藤一郎

ギターがうねりまくり。コブツイ流ヘビメタでノックアウト。 とにかく勢いを出しては、攻める攻める。 そして、川畑アキラのしゃがれたヴォーカルがまた、見事にマッチしているね。 叫びといわんばかりにヴォーカルをぶつける。 相馬による間奏のギタープレイもなかなかですよ。

9. 落陽

作詞・作曲:川畑アキラ

ダイナミックなドラムのリズムとかき鳴るギターが 壮大な世界を作り上げるミディアムロックチューン。 歌詞の世界も随分と大きく、川畑アキラの心も広く。陽は昇り、陽は沈む。 繰り返させる毎日から切り開いてゆこうという意気込みだね。

10. からまる糸

作詞:川畑アキラ 作曲:加藤一郎

みんなで歌えるようなキャッチーなサビと、 爽やかなロックサウンドで魅了してくるコブツイ。 しがらみからの脱却を、川畑アキラが声を大にして歌う。間奏の ガムランな感じが、異国へと誘ってくれる。後半は、とにかくダイナミックに。

11. 横たわる川

作詞:川畑アキラ 作曲:棗田泰之

キーボードがここまで大胆に前に出てくるのも 珍しいコブツイです。掛け合いのBメロパートも、ヴォーカルにエフェクトをかけては不思議な感じに。 2人の間の川は、時に水量や向きを変えて流れる。なんか、コブツイにしては異色感が出ています。

12. マーブイユシ ~魂寄せ~

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二

コブツイもとより、川畑アキラ渾身の一作じゃないでしょうか。 生まれの地でもある与論の言葉を用いて歌われたミディアムナンバー。 リズムも、島が1つになるかのごとく、ノリもあっていいね。 じっくりと聞かせてくれる力もあって、郷土愛を見せる。 ラストはみんなで踊り明かすんだね。後にアルバムからカットされたシングルナンバー。

3rd Album『ザ・コブラツイスターズIII』● '02/8/21 release

ザ・コブラツイスターズのオリジナルアルバムも3作目。 前作から約1年半ぶりとなる今作も、いつもの勢いをギュッと詰め込んでは聞かせてくれます。 今作は、よりメンバー各々が楽曲制作に力を入れていたりと、よりいっそうバンドとしての見せ場を作っているね。 そこに川畑アキラの男臭く正直で真っ直ぐなヴォーカルがぶつかってくる。背中を押してくれたり、前向きな気分にさせてくれたりと、 元気をくれるんだ。コブツイおなじみの和の要素も所々で登場しては、バンドとしての味を出す。 シングル「ガムシャラ人生」「いつかの少年」を含む全11曲。真っ直ぐぶつかってきます。かっこいいなぁ。 そして、ジャケットの絵も迫力たっぷりだね。しかも、メンバーの相馬が描いているということにもびっくりだよね。 この力はハンパない。

1. 七転八倒

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二・加藤一郎 編曲:ザ・コブラツイスターズ

エッジの効いたギターと三線の音に熱を感じるロックチューン。 のっけから「七転八倒!」と掛け声が入ってきて、さらに熱くなるね。味のある川畑のヴォーカルとともに、 掛け声の数が段々と増えていく面白さ。そして、前向きな歌詞がさらに熱いんだよね。

2. ガムシャラ人生

作詞:川畑アキラ 作曲:加藤一郎 編曲:ザ・コブラツイスターズ

さらに勢いに乗るザ・コブラツイスターズ。 冒頭から「ガムシャラ!」と掛け声が飛んでは、男臭いロックが展開。熱き血潮がほとばしるロックナンバーだ。 とにかくひねりは一切なし。ドストレートに男気をぶつけてきます。 これぞコブツイ魂。

3. いつかの少年

作詞:川畑アキラ 作曲:ザ・コブラツイスターズ、北林裕章 編曲:ザ・コブラツイスターズ

シブいロッカバラードを聞かせてくれるザ・コブラツイスターズ。 川畑アキラの描く詞がまた、心を打ちますね。川畑のヴォーカルも然り、しゃがれているからこそ、ガムシャラな人生を描く歌詞にぴったりと合っていて、 少年の成長する姿が渋く聞こえるんだよね。しみじみ染み渡ってくる1曲です。

4. 骨になるまで

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ

川畑アキラが作詞・作曲を手がけた痛快ロックナンバー。 生活感溢れる歌詞が心を掴めば、キャッチーなメロディも耳に馴染みやすく、広がってゆく。 でも、ストレートに2人が骨になるまで愛し合おうという、ラブソングなんだよね。 こういう歌も歌っちゃうわけです。

5. 波の子守唄

作詞・作曲:相馬圭二 編曲:ザ・コブラツイスターズ

作詞・作曲は相馬が担当。 三線の音をフィーチャーし、どっしりと聞かせるアコースティックロックチューン。 アコースティックギターのザックリとした音が波のように押し寄せてくる。 味わい深いメロディと共に、包み込む1曲。

6. ゼロからの始まり

作詞:川畑アキラ 作曲:加藤一郎 編曲:ザ・コブラツイスターズ

エッジの効いたギターを頭からぶつけてきたと思ったら、 サビが始まり、川畑アキラが前向きの歌詞をダイナミックに歌い上げる。 勢い溢れるロックチューン。自分を変えるために、またゼロからのスタート。 でも、恥ずかしいことじゃないんだ。やってみるだけやってみようと背中を押してくれます。

7. 日々を抱きしめたい

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ

これまた川畑アキラが作詞・作曲を手がけたミディアムロックチューン。 メッセージ性がある歌詞がズブッと胸を刺してくるようだね。 何も無かった夜。何も無かった気分が自身を攻める。わかるなぁ、この気持ち。 その流れで行くと、ちょっと後半のサビの言葉が弱いかな。

8. 心の友達

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二 編曲:ザ・コブラツイスターズ

和のメロディを前面に出したロックチューン。 シブいです。これぞコブツイなオーラの出たナンバーだね。 シンプルながらに深い味の出たナンバー。男臭いというか、濃いよね。 それこそが、このバンドの魅力なんだけれどね。

9. 魂の雄叫び

作詞・作曲:相馬圭二 編曲:ザ・コブラツイスターズ

こちらも相馬が作詞・作曲を担当したナンバー。 なんか、ドスの効いたサウンドというか、演歌のような情念が全体からでまくっているかのようなインパクトがありますね。 しかし、言葉1つ1つが前向きで真っ直ぐで、男臭くてかっこいい。 間奏では、バンドの魅力たっぷりに、それぞれの音色をアピールだ。

10. 雪降る夜に

作詞:川畑アキラ 作曲:加藤一郎 編曲:ザ・コブラツイスターズ

サラッとしたサウンドとドrまあティックなメロディが織り成すミディアムチューン。 キーボードの音がムードを出す。雪とか寒さの雰囲気があまり伝わってこないのは、 やっぱり与論島出身の川畑アキラのヴォーカルだからか。ちょっとコブツイらしからぬ曲に感じた。

11. 歩き続ける人たちへ

作詞・作曲:相馬圭二 編曲:ザ・コブラツイスターズ

アルバムのラストを飾るナンバーも、相馬による作詞・作曲の曲。 随分と弾けていて、カントリーロックと言わんばかりに音が弾んでいます。 この曲もストレートに、前を見て歩き続けようという、コブツイ応援歌。 やっぱり川畑アキラのヴォーカルはこういうテーマの曲によく合うね。

Best Album『蛇の道 ~ザ・コブラツイスターズ特撰集~』● '03/1/8 ('04/9/22) release

どこまでも正直で真っ直ぐな歌詞とヴォーカルを聞かせてくれるザ・コブラツイスターズ。 このバンドにとって初のベストアルバムがついに登場。 「特撰集」ということもあり、ただ単なるシングルコレクションに終わらなかったところに拍手。 「東西南北 日本の空」や「からまる糸」、そして名曲「去りゆく君へ」など、シングル曲では見ることのできない面もここでは覗くことができます。 もちろん、全シングル曲からも、ザ・コブラツイスターズの魅力は伝わってきますよ。 何はともあれ、デビュー曲「運命船サラバ号出発」の勢いがあったからこそ、ここまで熱く真っ直ぐで正直に歌を聞かせてくれるんだろうな。 「サクラサク」などの和の要素もバンドの魅力を後押ししてくれました。 そして、「七つの海を渡れ ~どんぶらこ~」のスタジオバージョンがここに来て収録されるという、うれしいサービスも。 まさしくベストにふさわしい作品となりましたね。今作をもって、レコード会社を移籍のコブツイです。

16. 七つの海を渡れ ~どんぶらこ~

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲・プロデュース:ザ・コブラツイスターズ

ライブトラックとしてはすでにお目見えしていたけれども、 スタジオバージョンは初収録。コブツイの勢いを祖ノッ間に詰め込んで、爆発しまくりだ。 「どんぶらこ!」の掛け声も飛ぶぞ。濃いぞ。あらぶる演奏がかっこいいぞ。

4th Album『藪蛇』● '04/7/14 release

ザ・コブラツイスターズが、ベストアルバム以来となる作品を、なんとインディーズからリリース。そのなも「藪蛇」と来たもんだ。 メンバーが1人脱退し、3人になってしまったけれども、コブツイの持ついい意味での暑苦しさ、ガムシャラ感は、相変わらずストレートに伝わってきますね。 さすが川畑アキラ。そして、いつにも増して、言葉に重みがあって、少々神妙な雰囲気を出してきたコブツイ。 心境の変化か?クサさを通り越して、クソ真面目な雰囲気があるけれども、コブツイ節により磨きがかかった感じもしますね。 おなじみ、和のテイストを出した骨太ロックをガツンと聴かせる姿勢は健在で、Goodです。 つつかれ、つつかれ、飛び出す勢いだ。

1. カモメと水平線

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ

オープニグから与論テイストを出してスタート。 そこから疾走感を加えて、アップテンポロックに変身。歌詞のストーリーもなんかコブツイらしさというか、 川畑らしさを出してきたね。突き刺してくるものがあります。

2. ゆらりゆられて

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二 編曲:ザ・コブラツイスターズ

イントロから三線の音で特徴を出してきてきましたね。 ゆったりと展開するミディアムロックチューン。 人生渡り鳥。説教くさいような印象もあるけれども、背中を押してくれる川畑アキラの言葉を、魂に乗せて届けてくれます。

3. どぶの中でも光は当たる

作詞:相馬圭二 作曲:加藤一郎 編曲:ザ・コブラツイスターズ

勢いあふれるロックチューンで、ガッツリと攻めてきます。 相馬&加藤コンビでお送りするナンバー。 泥臭さが出まくって、ガムシャラ感がかっこいい、コブツイならではのナンバーだね。 ストレートで聴かせるところが暑苦しくもかっこいい。一生懸命、生きて行こうという気持ちが表れています。

4. 北にて

作詞・作曲:相馬圭二 編曲:ザ・コブラツイスターズ

作詞・作曲を相馬が担当。どっしりと、じっくりと聴かせてくれるところは、 なんだか演歌な雰囲気もありますね。歌詞にしろ、メロディにしろ、それがまた川畑ヴォーカルと合うんだよね。 北も南も東も西も、見事に色を染めるコブツイです。

5. 土の子

作詞:川畑アキラ 作曲:加藤一郎 編曲:ザ・コブラツイスターズ

まさかのディスコビートで聴かせてくれるアップテンポナンバー。 リズミカルなビートと、かき鳴るギターが色鮮やかに響き渡る。 さらにはブラスの音が華やかに放たれる。近所の人付き合いや、人間関係が薄くなっている現代社会に一石を投じる。

6. 黒潮の道

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ

川畑アキラが作詞・作曲を手掛けたバラードチューン。 時折聞こえる本人自ら奏でる三線の音が、渋さを出します。 さらに与論テイストも加えて、陽気な部分とメッセージ性のある歌詞&メロディが織りなすナンバーです。

5th Album『ウヅキ』● '05/4/21 release

ザ・コブラツイスターズが再びメジャーフィールドへ戻り、アルバムを発表。 これまた、タイトル通りにうずうず、疼かせる。オープニングはメジャーカムバックの「サクラサク平成十七年」。 この曲でスタートしては、コブツイ魂をこれでもかというくらいに放出。疾走感たっぷりのロックやどんどこリズムを刻むナンバー、 三拍子のナンバーがあったりと、いろいろとサウンドをぶつけてきます。そこに川畑アキラのクサい歌詞としゃがれた味のあるヴォーカルが加わってくるんだ。 これぞコブツイだね。 タイトルやメロディをひねったり、いろいろ音を加えたりと、いつも以上に工夫を凝らしていて、面白い作品です。 相馬&加藤も積極的に制作に加わっては、どっしり音を聞かせてくれたり。 コブツイが三位一体でぶつかってきます。熱くて、ガムシャラ気分がストレートにぶつかってくるね。

1. サクラサク平成十七年

作詞:川畑アキラ 作・編曲:加藤一郎

ザ・コブラツイスターズがレコード会社を移籍。 その新たなスタートを飾るシングルナンバーは、なんと彼らを代表するナンバー「サクラサク」の新しいバージョン。 平成十七年としての最新バージョンは、以前の元気を前面に押し出していた時とは違い、 丁寧な演奏とヴォーカルで、じっくりと聴かせてくれます。情緒豊かな春を切り取るミディアムナンバーは、 じっくりと耳に届きます。

2. どんがらがっしゃん

作詞:川畑アキラ 作曲・編曲:ザ・コブラツイスターズ&浜崎賢太

イントロからベースがどっしり響き渡るミディアムチューン。 川畑アキラのヴォーカルも、なんだか忍び寄るような歌い方がクセになる。 Bメロからは熱を帯びたヴォーカルを放ち、サビではドスを効かせての熱唱だ。 全体的に暑苦しいぞ。タイトルは弾けまくっているけれども、曲の方はヘビィに。

3. チャンス到来

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ&浜崎賢太

疾走感たっぷりのイントロから、突き抜けてゆくコブツイロック。 エッジの効いたギターの音が、火に油を注ぐように、曲を盛り上げてくる。川畑アキラのヴォーカルのガムシャラ感が、またいいね。 それでいて、キャッチーに引き込む力もあって、なかなかGoodです。

4. UFOガールと地底ボーイ

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ&浜崎賢太

タイトルが面白いね。どんどこヘビィな音で始まったけれども、 Bメロで軽くなりました。テーマや題材は良かったんだけれども、ちょっと狙いすぎのような気もするな。

5. 今宵は無礼講

作詞:相馬圭二 作曲:加藤一郎 編曲:ザ・コブラツイスターズ&浜崎賢太

「しの笛」がイントロから舞っては、お祭り気分で和テイストのスカロック。 楽しさが出まくっていますね。これでこそコブツイ。宴会のノリも付け足して、楽しそうです。 後半は転調しまくりで、さらに盛り上がりに拍車がかかってきます。

6. 白い砂

作詞:相馬圭二 作曲:加藤一郎 編曲:ザ・コブラツイスターズ&浜崎賢太

イントロを経てどっしりと、キリッとサビから始まるロックチューン。 少々シリアスなテイストを出して、かっこよさを出すコブツイです。 前曲と同じコンビで作ったとは思えないな。久しぶりにストレートにロックを感じる1曲。

7. 三日月夜

作詞:川畑アキラ 作曲:加藤一郎 編曲:ザ・コブラツイスターズ&浜崎賢太 ストリングスアレンジ:佐孝康夫&加藤一郎

なんと三拍子。ゆったりバラードナンバーです。 まったりテイストの中で、ストリングスも美しく飾ってきます。都会に来て見上げた夜空に三日月。川畑アキラの歌詞にしんみり。

8. 最後の約束

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ&浜崎賢太

イントロから三線が響き渡り、これぞコブツイなミディアムテンポのバラードナンバー。 川畑が作詞・作曲を務めているだけあって、ヴォーカルにも思いが詰まっているようだね。 そこに間奏で入ってくる語りが、よりいっそう曲を引き立たせる。

9. マグマロック

作詞・作曲:ザ・コブラツイスターズ 編曲:ザ・コブラツイスターズ&浜崎賢太

イントロからドスの効いたヴォーカル。さらにドカーンと噴火するようなヘビィな音に、 ロックバンドとしての全ての力を注ぎ込む。ヘビィメタルを彷彿とさせる音を放っては、もう誰も近づけないような世界を披露。 熱いぞ。なるほど、コブツイ名義で作詞・作曲。バンドの力を凝縮しているね。

10. 無限∞

作詞:川畑アキラ 作曲:ザ・コブラツイスターズ 編曲:ザ・コブラツイスターズ&浜崎賢太

アルバムのラストを飾るミディアムロックチューン。 川畑アキラの歌詞と、まっすぐのヴォーカルが光る一品。 意外とロマンティックな面を覗かせるね。そして爽やか。なんだか青春を感じさせるなぁ。トキメキロックですね。

6th Album『日本見聞ロック』● ’06/7/26 release

見聞録ならぬ見聞ロック。マルコ・ポーロに対して、日本全国津々浦々をロックに仕立て上げる。ザ・コブラツイスターズ、渾身のアルバムが完成。 シングル「激流」「東京ひより」「自分に勝とう」を収録した全10曲。これでもかというくらいに、熱い思いが歌詞から、 川畑アキラのヴォーカルから伝わってくる。コブツイ節満載のロックナンバーが詰まっているわけですよ。 キャッチーさやお祭り要素を出した「ラッセラロック」、二胡を取り入れて三線とともに奏でるオリエンタルチューン「抜け殻」など、 趣向を凝らした作品で、日本を表現。がむしゃらに音楽を伝えてくるコブツイが、全力投入で聴かせてくれます。

1. 東京ひより

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ

ザ・コブラツイスターズ、アルバム「日本見聞ロック」を発売前に、両A面のシングルをリリース。 こちらは、和のテイストをふんだんに盛り込んだ、これぞコブツイなロックチューン。 花のお江戸な雰囲気を出すAメロパートが味を出す。その後はポップなロックで、熱く攻めてきます。 サビが随分と能天気な感じもするんだけれども、盛り上がること間違い無いね。勢いが出まくっています。

2. ラッセロック

作詞:川畑アキラ 作曲:相馬圭二 編曲:ザ・コブラツイスターズ

ドカンドカンと始まるロックチューン。ねぶたテイストを盛り込んだお祭りロック。 本編は、意外やストレートにロックをガツンと。時折、バックで「らっせら」の掛け声が繰り広げられます。 かっこいいぞ。間奏後のCメロが熱いですね。青森出身、相馬ならではのメロディラインを聴かせてくれました。

3. どっこいどっこい

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ

三線がイントロから舞っては、お祭りロックなメロディを聴かせる。 川畑が随分と攻めてきてたね。ノリと勢いが出た音とともに、どっこい、意外と心理をついてくる歌詞が刺してきます。 間奏のチョッパーベースがいいじゃないですか。

4. 激流

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ

サポートベーシストだった浜崎賢太を正式メンバーに加えたザ・コブラツイスターズのシングルナンバー。 ミディアムテンポの哀愁漂うロックチューンは、アコギの音がフォークソングを思わせるような渋さを出す。 変化の激しい社会や人生に向けられた歌は、タイトルほど激しさは出てい無いけれども、 言葉と音は骨太です。

5. 島風

作詞:浜崎賢太、川畑アキラ 作曲:浜崎賢太 編曲:ザ・コブラツイスターズ

これぞコブツイな三線の音色をじっくりと響かせるナンバー。 川畑アキラがメインで作ったのかなと思ったら、浜崎健太がメインで作詞・作曲をしているじゃないですか。 全体としては、ゆったりと聴かせてくれるロッカバラード。風を感じるような、爽やかソング。 伸びやかな川畑アキラのヴォーカルが、優しく包み込んでくれるようだ。

6. 感謝 感激 日本晴れ ~優しき女神たち~

作詞:川畑アキラ 作曲:加藤一郎 編曲:ザ・コブラツイスターズ

鮮やかなギターが舞うイントロが圧巻なロックチューン。 ただ、メロディが掴みにくいんだよな。イントロは音を外しているかのようにも聞こえて、なんだか残念。 正直、メロディと言葉がミスマッチのような気がするな。今ひとつの曲。

7. 鬼いかし

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ

どっしりヘビィな音が攻めてくるロックチューン。 なるほど、鬼が攻めてくる感じだね。川畑アキラのヴォーカルも、随分と荒々しくて、ドスが効いています。 現代社会にやってきた鬼も悲喜こもごも。

8. 冬の川

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ

どっしりイントロから強さを出してくるロッカバラード。 シンプルながらに、コブツイの魅力を詰め込んだ1曲。どこかしらフォーキーな感じもするけれども、 歌詞は、君のことが好きなんだと、遠回しの表現で聴かせてくれるナンバーです。

9. 抜け殻

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ

イントロから三線と二胡がオリエンタルな雰囲気を出して、コブツイの新しい世界を聴かせてくれるようなミディアムロックチューン。 歌詞の登場人物が、青春真っ只中だね。高校球児とか。 脱皮して、また新たな人生が始まるということだね。

10. 自分に勝とう

作詞・作曲:川畑アキラ 編曲:ザ・コブラツイスターズ

こちらは自分自身に喝を入れるミディアムロックの応援歌。 川畑アキラの歌詞が、クサくて暑苦しく聞こえるけれども、 これがコブツイなんだよね。説教くさいけれども、ここまで叱ってくれる人もなかなかいない現代だしね。 歌詞に比べると、音に物足りなさを感じます。

Best Album『ザ・コブラツイスターズ ゴールデンベスト』● '09/9/16 release

ザ・コブラツイスターズのベストアルバム第2弾。悲しいことに、解散が決まったこのタイミングでのリリースは、本当に残念。 今作は、ラストシングルとなった「天まで届け」から遡る形で、これまでリリースしたシングルを収録。 ただし、「東京ひより/自分に勝とう」.「激流」は見送られました。以前リリースされたベストアルバム「蛇の道」の収録ナンバーの順番を、 ひっくり返したような曲順になっていて、本当にベスト盤なのかどうかについては、少々疑問が残るかな。 けれども、ザ・コブラツイスターズの歴史を遡るには適したアルバムかもね。 本当、この作品で最後と思うと残念で仕方がない。