album2

7th Album『seVen』● ’02/7/31 release

V6、前作「volume 6」から1年ぶりとなる7枚目のアルバムは、タイトルも直球に「seVen」。「V」だけ大文字なところも、6人の力強さが表れているね。 「出せない手紙」「Feel Your Breeze」「One」というシングル3曲を含む作品は、正直、派手さには欠ける。 しかし、それ以上にヴォーカルパフォーマンスがグンとアップしているね。相変わらず個性あふれるカミセンと、実力が光るトニセンが聞かせてくれます。 今回はカミセン、トニセンがそれぞれ1曲ずつ聞かせてくれるし、シャッフルして3人ずつ組んで聴かせてくれたりと、工夫も凝らしています。 アクロバティックなパフォーマンスで魅了してくれたV6の新たな一面をのぞかせるような、歌モノを重視してきた点は、今後のV6の新たなアプローチになったんじゃないかな。 初回限定版は、特殊パッケージ仕様で、7インチサイズのちょいデカジャケット。正直、置き場所には困りますが。 でも、ボーナストラック2曲の収録は、大変貴重です。ただ、CCCDっていうのがなぁ、もったいない。

1. BLOW UP THE DARK

作詞:MIZUE 作曲・編曲:笹本安詞

ラテンギターが入ってくるから、フラメンコ調で来るかと思いきや、サビは普通にポップなダンストラックだね。所々でメロディにスパイスとしてメランコリックに。 手拍子とか入ったら、もっと情熱的になるのにね。なんかもったいないぞ。それ以外、トラック自体は元気いっぱい。V6全員ヴォーカルは熱く響き渡ります。

2. A・SA・YA・KE

作詞:小幡英之 作曲・編曲:近藤昭雄

イントロなしで始まるアコースティックベースの軽やかロックチューン。とにかく爽やかさ全開で、聞き応えがあるもんだ。 トニセンチームの歌のうまさがダイレクトに伝わってきます。そして、バックの演奏も鮮やかだね。歌詞は成長する2人を生き生きと描く。

3. 出せない手紙

作詞:セキヤヒサシ 作曲・編曲:PIPELINE PROJECT

アルバム「volume6」発表後となるシングルナンバーは、直球のバラードチューン。恩田陸の小説を実写化したドラマの主題歌です。 作詞のセキヤヒサシ、実は恩田陸なんです。曲を書いたPIPELINE PROJECTも、TUBEの変名だし、みんな表に出ないでV6を盛り上げます。 しかも、歌詞もメロディもドラマティックに盛り上がるんだ。ヴォーカルも真剣で真っ直ぐに伝わってきます。地味に映るかもしれないけれども、聞き応えのある作品です。

4. HAVE A SUPER GOOD TIME / Coming Century

作詞:浦塚勝人 作曲・編曲:笹本安詞

カミセンナンバー。HIP-HOPなリズムで始まるけれども、中身はいたってフツーのダンスポップチューン。ウキウキワクワクな感じなのは、やっぱりカミセンの若さだよね。 三者三様のヴォーカルが生きます。森田剛のラップが勇ましくてかっこいいな。

5. こんなんどーでしょ!? ~BRAND NEW MY SOUL~ / YOSHIHIKO INOHARA・KEN MIYAKE・JUNICHI OKADA

作詞:西野健次 作曲:飯田建彦 編曲:渡辺兄弟

シャッフルユニット。井ノ原、三宅、岡田のトリオで聴かせるグルーヴチューン。 冒頭の三宅健のフリが、ナンパな感じで面白いね。でも、井ノ原&岡田ヴォーカルが、キリッと渋くカッコよく聴かせます。なんだか不思議なバランス感覚。

6. GOOD ENOUGH

作詞・作曲:オオヤギヒロオ 編曲:家原正樹

イントロからファンキーでグルーヴィーな音を届けてくるミディアムチューン。こういうひねった音も、楽しく和気藹々に歌を聴かせてくれる1曲。 キャッチーなサビの音、ポップさが際立つね。サビはベースの音をもっとうねうねさせれば、グルーヴィーになったんだけれども、惜しいな。

7. one (Japanese version) / V6 feat. Shoo (S.E.S.)

作詞:上田起士 作曲・編曲:鈴木健治

両A面シングル。こちらは韓国の女性グループS.E.S.のShooをフィーチャーしたバラードナンバー。 V6のナンバーに女性の声が入ってくるというのが、新鮮だね。ただ、前作シングルもバラードだったために、そこと比べちゃうんだよな。 2人で一緒に生きていこうという内容を、ドラマティックに聴かせてくれるんだけれども、あともう1つ、何かが欲しいね。

8. B.G.B. (booin' groovin' boogie) / MASAYUKI SAKAMOTO・HIROSHI NAGANO・GO MORITA

作詞:MIZUE 作曲・編曲:宮崎歩

シャッフルユニット。こちらは坂本、長野、森田という組み合わせで、ホーン炸裂のブギウギロックチューン。 まるで舞台を見ているかのような、どんどんとのめり込んでしまうような展開だね。

9. MAGMA

作詞:六ツ見純代 作曲:渡辺和紀 編曲:久米康隆

火山が爆発すつかのような、エッジの効いたダンスロックチューン。メロディパートはラップで攻めてくるV6。とにかく至る所でギターがバリバリ。 まるで火を点けて突っ走るかのように、檄や喝が飛び交うようなナンバーだね。

10. days -tears of the world- / 20th Century

作詞・作曲・編曲:浅田直

前曲の熱を一気に冷ますスローテンポのバラードチューン。力強いヴォーカルに説得力があるね。そのバックで、クールにゆったりと響かせるトラックに大人な感じ。 さすがはトニセン3人が聞かせてくれるナンバーだ。

11. Feel your breeze

作詞:村野直球 作曲:宮崎歩 編曲:鈴木健治

シングル「出せない手紙」に続くシングルを両A面でリリースしたV6。こちらはオープニングから爽やかなヴォーカルで聞かせてくれるポップチューン。 かき鳴るギターが心地よさを生み出す。意外とひねりもなく、シンプルさがあるので、逆にV6らしさが出ているのかな。タイトル通りに、そよ風を感じるような印象です。

12. SHINY DAY

作詞:上田尚志 作曲:chance 編曲:h-wonder

アルバム本編を締めるナンバーは、ゴスペルのようなコーラスで魅了するロッカバラードチューン。 オルガンの音が、らしさを出す。手拍子しながらみんなで歌いたくなるような雰囲気を振りまきますね。

13. one (English version) / V6 feat. Shoo (S.E.S.)

英語詞:Donna Burke

日本語、韓国語に続いて、英語バージョンを発表。2人で1つ、が世界は1つになるような、雰囲気が出てきたね。 トラック自体は変わらないけれども、印象がガラッと変わります。V6の英語の発音は、愛嬌で。

14. Feel your breeze (G・S・N version)

編曲:大久保薫・家原正樹

ドラマ「ごくせん」主題歌バージョン。プログラミングビートを強調させて、ダンサブルに聴かせてくれるトラックだね。 オリジナルはギターがかき鳴る爽やかバージョンだったけれども、こちらは躍動感や元気をくれるようなトラックだね。

8th Album『∞ INFINITY ~LOVE & LIFE~』● ’03/8/6 release

V6のオリジナルアルバムも8枚目。今作は、「8」を横にして「∞」、無限の可能性を引き出した作品となっています。 「メジルシの記憶」「Darling」「COSMIC RESCUE」「強くなれ」とヒットシングル4作を含むほか、タイアップ曲満載の充実した作品。 正直、前作は実力を感じながらも、地味目だったので、今作はエンターテイナー性もより明確に出ているね。もちろん、ヴォーカルもじっくりと聴かせてくれる。 4つ打ちダンスチューンやバリバリロック、ラテンチューンにじっくりバラードなど、多彩なサウンドを取り入れて、楽しく歌って聴かせてくれるメンバー。 今回も、シャッフルして3人ずつの歌を披露しています。トニセンはもとより、カミセンの面々も、よりヴォーカルに磨きがかかっているし、ポップさ爆発で楽しさ満載だね。 初回限定で、ボーナストラックを1曲収録。こちらは、タイトルさながらファンキーディスコチューンで、楽しく聞かせてくれます。ただし、CCCD仕様というのが、本当に残念だな。

1. Introduction ∞ INFINITY

作曲・編曲:鈴木雅也

アルバムのオープニングを飾るインストナンバー。壮大かつドラマティックに、音が忍び寄る1曲。 さぁ、アルバムが開かれる。無限の可能性を秘めたV6を聞かせてくれるぞ。

2. COSMIC RESCUE

作詞:篠崎隆一 作曲:関淳二郎 編曲:h-wonder

ヒットナンバー「Darling」に続くシングルは、両A面扱い。こちらは、爽快感たっぷりの4つ打ちハウスダンストラック。 なるほど、h-wonderが軽やかで心地の良いトラックを作ったね。ポップでキャッチーなメロディは、まるで宇宙遊泳をしているかのようなナンバーだ。 三宅健や森田剛のソロパートもポイントとなる1曲。

3. Darling

作詞:MIZUE 作曲:TSUKASA 編曲:本間昭光

「メジルシの記憶」に続くシングルナンバーは、V6らしい元気の良いポップチューン。 サビから始まり、キャッチーに攻めてくる。「In Just Night」を「いいんじゃない」、「What 感 eye」を「わかんない」、など、歌詞で遊びまくっています。 歌っていて、とっても楽しそうだ。シングルとしての力をかなり持っていて、なかなかfitするね。本間昭光のアレンジも、ゴージャスかつポップに効いています。

4. 特別な夜は平凡な夜の次に来る

作詞:久保田洋司 作曲:森元康介 編曲:h-wonder

サビからスタート。もう、ここからV6の世界へ引き込まれます。 シンプルなんだけれども、ドラマティックに演出。h-wonderのアレンジが、いい塩梅。秋口にぴったりなラブソング。甘いですね。ポップに華やいでいます。

5. Gravity Graffiti

作詞:上田起士 作曲:森元康介 編曲:白井良明

疾走ロックチューン。ギターがエッジを効かせて、飛ばしまくる。歌詞はごくごくありきたりな感じがするけれども、サビのメロディが結構ポイントになるし、引き込まれるね。 そして、このロックなアレンジがやっぱり効果的なんだよね。ライブで盛り上がりそうな1曲だ。

6. キミヘノコトバ

作詞:マツモトリエ 作曲:山口寛雄 編曲:h-wonder

ポップに富んだV6。h-wonderのアレンジが弾けまくりの4つ打ちダンスチューンで、キャッチーに攻めてくる。ちょいと前のavexらしいサウンドだよね。 Aメロパート前の部分もきちんと歌になって聞かせてくれます。爽やかに決めてくる。

7. 強くなれ

作詞・作曲:girls talk (mavie・mayu) 編曲:久米康隆

こちらは、バリバリロックなアプローチのサウンドが、イントロから示す1曲。でも、中身はラップで始まるナンバーで、勇ましさを感じる。 「強くなれ」と奮い立たせるナンバーなんだけれども、すごく強さが曲から溢れ出ているね。ただ、両A面扱いにしては、パンチが弱いのは否めないかな。

8. I'm yours

作詞:夏野芹子 作曲:笹本安詞 編曲:安部潤

甘い感じの3拍子のバラードチューン。安部潤がアレンジを手がけています。また、笹本安詞がベースで腕を光らせています。 V6のユニゾンヴォーカルが映えるサビが、どっと押し寄せて包み込んでくる。ちょっと大人っぽさを感じるナンバーだね。

9. ラヴ・シエスタ

作詞:六ツ見純代 作曲:浅田直 編曲:鈴木雅也

タイトルさながら、ラテンモード全開のアグレッシヴなダンスチューン。ギターや手拍子が情熱的だ。 こういう曲は、やっぱり坂本昌行がミュージカルやステージで培った力を思い切り発揮できるんだろうな。ただ、「闘牛士」というワードが安直すぎて、捻りが欲しいところ。

10. やっぱ、シンプル。

作詞:mavie 作曲:TSUKASA 編曲:石塚知生

タイトル通りにシンプルなミディアムチューン。V6のヴォーカルも優しさに溢れている。丁寧な音作りは、生音ならではの味わいが出ている。 ユニゾンヴォーカルもシンプルかつゴージャスに。メロウな雰囲気が出ているのもポイント。

11. 君に会えない日も / HIROSHI NAGANO, YOSHIHIKO INOHARA, JUNICHI OKADA

作詞:MIZUE 作曲:森広隆 編曲:鈴木健治

シャッフルグループで聴かせるナンバー。こちらは長野、井ノ原、岡田の3人で聴かせるバラードチューン。 作曲を担当したのが森広隆というところにも注目。彼のファンキーソウルな面をぐっとバラードへシフトチェンジ。3人のハーモニーとユニゾンヴォーカルで、味わいが広がってゆきます。

12. UNLIMITED / MASAYUKI SAKAMOTO, GO MORITA, KEN MIYAKE

作詞:Satomi 作曲・編曲:土肥真生

こちらは坂本、森田、三宅の3人で聴かせるポップチューン。 バチコンベースのリズムに乗せて、軽やかに進行。メロディパートに剛健コンビのヴォーカルが生きてくるくらいに、弾んでいるね。

13. メジルシの記憶

作詞:S.O.S.、小林夏海 作曲・編曲:山口寛雄

アルバム「seVen」に続くシングルナンバーは、ど直球のバラードチューン。ん~、なんだか「出せない手紙」と同じような路線を行くようで、正直、物足りなさはあるんだよな。 でも、V6の歌のうまさは伝わってきます。作詞でSkoop On Somebodyを起用しているところにも注目。 味わい深さで訴えかけてくるような曲だけれども、V6全般でいうと地味目な曲だよね。

14. Hard Luck Hero

作詞:SABU 作曲:宮崎歩 編曲:宮崎歩

本編ラストを飾るハードなロックチューン。ファンクな要素もあって、いつも以上にクールに映えるV6の面々。 言葉数が多くて、どんどんと押し寄せてくる。渋さの光るサウンドに、ゴリゴリと攻めてきては、ヴォーカルも力強さや荒々しさがあって、かっこいいんだな。

15. ドギ☆マギWonderland

作詞:MIZUE 作曲:谷本新 編曲:岩田雅之

初回限定ボーナストラック。イントロからブラスが吹き荒れては、ファンキーグルーヴィーに展開するポップチューン。 冒頭でいきなり「宇宙のファンタジー」なんて歌詞が登場する。Earth, Wind & Fireのオマージュのような、 ディスコフレーバーを携えて、V6がクールに聴かせてくれる。神保彰がドラムを叩いていますよ。サビはもうちょっと弾んでもいいんじゃないかな。

9th Album『musicmind』● ’05/11/1 release

祝10周年を迎えたV6が、デビュー日にリリースする9枚目のオリジナルアルバム。前作「∞ INFINITY ~LOVE & LIFE~」から約2年ぶりとなるアルバムは、 祝の勢いです。シングル「ありがとうのうた」「サンダーバード -your voice-」「UTAO-UTAO」の3曲を筆頭に、カミセン、トニセンそれぞれの曲、 2人1組で歌う3曲など、ヴァラエティ豊かなラインナップ。岡田准一のソロナンバーも収録されていて、実に聞き応えのある作品となっています。 また、レゲトンだったりスカだったり、サウンドにも色々と工夫があって、さらに音に対しての柔軟な姿勢をのぞかせる作品でもあります。さすがは「musicmind」と名を冠すだけあります。 ただ、V6の6人としての新曲が3曲しかないのが、ちょっと残念かも。今回のアルバムは、なんと3形態でのリリースということで、エイベックス的?ジャニーズ的?商法で、ファンを惑わせます。 初回盤Aは、CD+DVDの2枚組仕様で、CDにはボーナストラックを1曲、DVDにはアルバムの制作ドキュメンタリーを収録しています。 初回盤Bは、限定グッズとしてトートバックを付属、またCDには初回盤Aと違ったボーナストラックを1曲収録。 通常盤は、なんと初回盤A、Bとは違ったボーナストラックを2曲収録と、それぞれ魅力あるラインナップです。

DVD

1.

musicmindスペシャルDVD

1. JAM JAM NIGHT

作詞:motsu 作曲・編曲:HIKARI

アルバムのオープニングは、HIKARIらしい鋭く尖ったデジロックな音をソリッドに展開。 そして、作詞はmotsuが担当し、ヤヴァイ歌詞をぶつけてくる。どっしりと構えて、ちょっとオラオラな感じもするけれども、いい感じにかっこよさを放出してきます。

2. サンダーバード -your voice-

作詞:motsu 作曲:RAM RIDER 編曲:RAM RIDER CREW、鈴木雅也

正直、V6とサンダーバーって、結びつかないんだよな。ということで、映画主題歌をシングルとしてリリース。 作詞をmotsu、作曲をRAM RIDERという布陣で聴かせてくれます。いい感じにavexな打ち込み音なんだけれども、なんかグツグツと煮込んでいるような音使いが、あまり好みではないんだな。 もっとスパッと爽やかに、それこそサンダーバードのような突き抜けた感じが欲しかったな。サビ前のメロディはなかなかRAM RIDER的メロディラインで好きなんだよな。

3. 恋と弾丸 / MASAYUKI SAKAMOTO & KEN MIYAKE

作詞:松井五郎 作曲:BULGE 編曲:中村康就

ムードたっぷりの歌謡ダンス。三宅&坂本コンビでお送りするキャッチーチューンは、ジャジーなテイストもある妖しさたっぷりのトラック。 松井五郎が「イっちゃって」という歌詞を書くと、とてもエロディックなんだけれども、2人で歌うと爽やかさを出してくる。

4. ありがとうのうた

作詞:A.S.Z. project 作曲:日比野元気 編曲:K-Muto

フォーキーなテイストを漂わせるV6のシングルナンバー。 素直にシンプルに、君への感謝を綴ったナンバーは、全員にソロパートがあって、それぞれの思いがダイレクトに伝わってきます。 グルーヴィーな打ち込みトラックからは、曲本来の味わい深さの出たメロディが引き立って届きます。 しみじみと染み渡るナンバーで、V6の曲の中でもなかなか渋さを光らせますね。うん、いい曲だ。

5. ずっと僕らは / GO MORITA & JUNICHI OKADA

作詞・作曲:飯岡隆志 編曲:久米康隆

森田&岡田コンビで聴かせるミディアムナンバー。アコースティックテイストでゆったりと、2人の大人な面を引き出してきたシンプルバラード。 メロディパートはゆったりとしていて、サビでがっつりどっしりサウンドで変身。ギャップを楽しむ1曲かな。

6. BLAZING AGE / 20th Century

作詞:古屋真 作曲:Gary Newby 編曲:ats-

トニセンナンバーは、なんとヘビィでハードなロックチューン。 バリバリとギターが走っています。歌い方も、いつも以上に濃く、荒く。キリッとした面を見せる1曲だね。サビで走り抜けて行った。

7. Rudery big up / Coming Century

作詞:KOMU 作曲:横野康平 編曲:西川玲生

カミセンナンバーは、まさかのレゲトンチューン。妖しさたっぷりのドップリビートに乗せて、ヴォーカルがこだまする。 クールでセクシーで、落ち着いた雰囲気が静かなる熱を放ってくる。

8. それぞれの空

作詞:田形美喜子 作曲・編曲:HIKARI

シンプルなメロディとメッセージが気持ちの良いミディアムナンバー。 HIKARIのがっつりアレンジも、サビでは爽快感を伴って、心地よさを出す。大空に向かって歌ような、おおらかな1曲。10周年をむかえたV6らしいテイストを感じさせます。

9. 夕焼けドロップ / HIROSHI NAGANO & YOSHIHIKO INOHARA

作詞:小幡英之 作曲:森元康介 編曲:小幡英之、チダタカシ

長野&井ノ原コンビでお送りするナンバー。タイトルとは裏腹に、まさかのスカチューン。 これはびっくりだなぁ。歌詞の方もお気楽テイスト。いい大人がセカックだから羽目外しちゃいました、的なノリで、なかなかいいんじゃないでSKA?

10. UTAO-UTAO

作詞:御徒町凧 作曲:HIKARI 編曲:シライシ紗トリ

V6、27枚目のシングルナンバーは、ドラマの主題歌。作詞は森山直太朗とのコンビでお馴染み、御徒町凧が担当。作曲はHIKARIが手がけています。 さらにアレンジはシライシ紗トリという、珍しいトライアングル。タイトル通りに、みんなで一緒に歌いたくなるようなノリが出ていますね。 サウンドはがっつりデジロックな味わいで、10周年を迎える彼らが再び一致団結して強固な絆を感じさせる1曲に仕上がっています。

11. ユメニアイニ / JUNICHI OKADA

作詞:SABU 作曲:HIKARI 編曲:知野芳彦

岡田准一がソロで聴かせるナンバーは、アコースティックテイストを醸し、優しく響き渡るトラック。 アレンジもネオアコポッップな路線を行く爽やかさたっぷりの曲。そして、思う存分に岡田ヴォーカルを味わうことができるナンバー。シンプルさも出ています。

12. Wonder World

作詞・作曲:BULGE 編曲:久米康隆

アルバムのラストを締めるナンバーは、改めて6人の絆を感じさせる温かいトラック。打ち込みビートとアコースティックギターの音使いに親しみがある1曲だね。 シンプルなメッセージ、そしてこれからも続くという意気込みを感じさせます。合間合間に入ってくるメンバーのわちゃわちゃした声が楽しそうだ。

13. UTAO-UTAO “musicmind ver.”

作詞:御徒町凧 作曲:HIKARI 編曲:中村康就

HIP-HOP的グルーヴで聴かせてくれる新バージョン。意外とあっさりとした感じ。ゴリゴリしたオリジナルに比べると、随分とスッキリした感じのアレンジです。

13. ありがとうのうた “musicmind ver.”

作詞:A.S.Z. project 作曲:日比野元気 編曲:十川知司

曲本来の持ち味を引き立たせるアコースティックテイストのアレンジ。 よりシンプルさが際立ってきたかな。サビでコーラスを重ねなくてもよかったような。V6のメンバーだけの声だけで味つけてよかったんじゃないかな。

13. ユメニアイニ “V6 ver.”

作詞:SABU 作曲・編曲:HIKARI

岡田ソロナンバーを、V6メンバー全員で歌います。6人それぞれ個性あるヴォーカルが、温かくて、愛に溢れています。 アレンジもHIKARIらしい鋭さのあるデジロックがかっこいいんだ。

14. サンダーバード -your voice- “musicmind ver.”

作詞:motsu 作曲:RAM RIDER 編曲:小幡英之、チダタカシ

これまた、すごい音の変わりようだね。ファンクロックよろしく、 ギターが味を占める軽やかアレンジ。ブラスも加わって、とっても楽しいね。オリジナルよりもこっちのアレンジの方が好きだな。

Secret Track. Orange “musicmind ver.”

シークレットトラックとして、最新シングルを別バージョンで収録。 4つ打ちビートをメインにして、よりダンサブルに。ヴォーカルにエフェクトをかけたAメロパートが、ちょっとモヤモヤしているんだけれども、曲の雰囲気は出ているね。

[DISC 2:DVD]

こちらへ→☆☆☆

Best Album『Very best II』● '01/1/1 release

祝10周年を迎え、ますます勢いに乗るV6のベストアルバム第2弾が登場。今作はとにかく豪華に、3タイプで用意。 これがまた、賛否両論の複数商法です。3タイプとも共通しているDISC-1は、前作ベスト盤のリリース以降に発表したシングルを、発売順に収録。 「CHANGE THE WORLD」から「グッデイ!!」まで、元気いっぱいなナンバーや、大人っぽいバラードなど、様々な要素を盛り込んで、アイドルらしさを出してきました。 その中でも、やっぱりバラード曲「出せない手紙」「メジルシの記憶」は、V6のイメージを一気に大人っぽく仕上げるナンバーだと感じるね。そして、DISC-2は、タイプごとに収録曲が異なっています。 ただ、1~8曲目までは全て共通ということで、この仕様はちょっと賛否が出るよね。9曲目以降については、初回盤Aは、トニカミそれぞれの曲と「グッデイ!!」の別バージョンを収録。 初回盤Bは、メンバーミックス曲と「CHANGE THE WORLD」の別バージョンを収録。 永続盤は、V6のナンバーと、新曲2曲を追加。 全体で見ると、永続版が一番お買い得のように見えますが、ファンとしては3種全てを揃えたいところでしょう。

2-1ー10. ちぎれた翼 / 20th Century

作詞:MIZUE、作曲:中野雄太、編曲:鈴木雅也

どっしりとしたサウンドに乗せて聴かせてくれるミディアムロックチューン。 どこかしら頽廃的なサウンドと歌詞が、これまでのトニセンのイメージを変えてくる。とてつもない力を発しては、クールかつ硬質なイメージをぶつけてきます。

2-1ー14. 恋のシグナル / Coming Century

作詞・作曲:松任谷由実 編曲:古池孝浩

なんと松任谷由実がカミセンに楽曲を提供。若さを感じさせる歌詞が、不思議とピッタリ。作者の影があまり見えないのが、さらに不思議。 これ、アレンジも松任谷正隆が担当していたら、どうなっていたかな。ちょっと聞きたくなる。カミセン3人は、リラックスした雰囲気で歌っている感じだね。

2-1-15. グッデイ!! “Very best II version”

作詞・作曲:コモリタミノル 編曲:genepool

最新ナンバーの新バージョンは、弾けっぷりそのままに。 グルーヴィーなテイストを加えて、かなり楽しさを出してきた。コモリタミノルのアレンジより、ひねりを加えてきた感じだね。

2-2-15. CHANGE THE WORLD “Very best II version”

作詞:松本理恵 作曲:渡辺未来 編曲:中村康就

今回のベストアルバムの中で、一番古いシングルナンバーを新たなバージョンで収録。 冒頭でヴォーカルをいじくっていたから、クラブ系で行くかと思いきや、力強いエナジー溢れるデジロックチューンで聴かせてくれます。 爽やかさと力強さがミックスされたけれども、凝り過ぎてしまった感じもするな。

2-3-14. Train

作詞・作曲・編曲:HIKARI

ベスト盤用の新曲は、ウキウキな気分をそのままに出したポップな4つ打ちチューン。 HIKARIにしては、エッジを抑えて爽やかな打ち込みを前面に出してきたね。歌詞はもう、そのまま前向きな気分を出して、一歩踏み出して進んでゆきます。

2-3-15. タイムカプセル

作詞・作曲:森元康介 編曲:小幡英之、チダタカシ

ほんわかしたイントロで、温かさを出す。Aメロパートでマイナー調の要素を加えたことに驚いたけれども、 意外とさらりとした肌触りの1曲だね。でも、歌詞の中身は、別れた相手のことを思う内容です。ちょっと切ないんだな、これが。

10th Album『Voyager』● ’07/9/7 release

V6、ベストアルバムを挟んで、オリジナルアルバムとしては記念すべき10枚目の作品をリリース。今回のテーマは、ずばり「旅」。 シングル「HONEY BEAT」「僕と僕らのあした」「ジャスミン」「Rainbow」のシングル4曲に加えて、タイトルナンバー、トニセン・カミセンそれぞれの曲、ポップチューンやファンキーナンバー、そしてじっくりバラードなど、さらに勢いと魅力を増して先へと進むV6が詰まった作品です。 今回もミュージシャンの参加や提供があり、moveのmotsu、bonobosの蔡忠浩、そしてthe pillowsの山中さわおなど、かなり通なメンツがV6を盛り上げます。 今回も3種を用意。初回盤AはDVD付き2枚組仕様。タイトル曲のPV並びにドキュメントを収録。 初回盤Bは、ソロナンバーを収録したCD付き2枚組仕様。CharaやGANGA ZUMBAのプロデュース曲などがあって、こちらも興味深いね。 通常盤は、ヒットシングル「グッデイ!!」の歌い分けを変えたバージョンを収録です。

1. Voyager ~ボイジャー~

作詞・作曲・編曲:HIKARI コーラスアレンジ:鈴木弘明

アルバムのタイトルチューン。HIKARIが手掛けたトラックは、まさしく旅立ちを予感させる爽快感の出たナンバー。 さらにメンバーのコーラスワークも手伝って、なかなかいいスタートを切ったね。とにかく爽快。Cメロパートの三宅健がいい味を出すんだ。V6が次のステージへ今旅立つ。

2. Live Show

作詞:日比野裕史、Leonn 作曲:日比野裕史 編曲:中村“Nam-Nam”康就 コーラスアレンジ:鈴木弘明

ファンキーポップな1曲。サビから始まっては、いきなりキャッチーに引き込んできます。まさしくショー的なテイストでパーティーパーティー。 大きく盛り上げてきます。楽しくノリを出して、メンバーが歌っています。バックのギターの味付けもなかなか乙です。

3. ユメノサキ / 20th Century

作詞:KOMU 作曲:浅利進吾 編曲:REO コーラスアレンジ:鈴木弘明

トニセンナンバー。4つ打ちビートをグルーヴィーに響かせては、ドラマを生み出すトラック。 どこかしら1990年代なテイストも感じさせます。小さな頃の夢は覚えている。その先へ進もうよ、という前向きソングで背中を押してくれます。メロディラインもいいね。

4. ジャスミン

作詞・作曲:近藤薫 編曲:小幡英之 コーラスアレンジ:鈴木弘明

ピアノが彩るオープニングと、どっしりバンドサウンドで聞かせてくれるナンバー。 これぞJ-POPな雰囲気を漂わせるV6のシングルナンバーです。メロディラインは優しく、それでいてメッセージは力強く。極上キャッチーとまではいかないけれども、長く愛されそうな曲だね。 サビの最後のマイナーパートがポイントになります。

5. ROCK THE HOUSE / Coming Century

作詞・作曲・編曲:MOTSU

なるほど、moveのmotsuが手掛けたトラックをカミセンが聞かせてくれます。ビート重視で、どこかしら1990年代のテイスト。 懐かしくもかっこよく聞かせてくれます。

6. HONEY BEAT

作詞・作曲:近藤薫 編曲:鈴木雅也 コーラスアレンジ:鈴木弘明

V6からの応援歌。バリバリギターがほとばしり、キャッチーなサビから始まるアップチューン。 喜怒哀楽の「喜」がテーマになっていて、楽しさいっぱい、喜びに溢れています。間奏ではギターもギュインギュイン響いていますよ。 応援団のような振り付けもポイントが高く、リリース時よりも、しばらくしてから人気が出た感じですね。

7. I give smile to you

作詞:KOMU 作曲・編曲:HIKARI コーラスアレンジ:鈴木弘明

いきなりアカペラコーラスを聞かせてくれるとは。V6もなかなかやりますね。そして、どっぷりビートを基調にしたバラードが展開。 メロディパートはマイナー調で、キリッとさせてくれるけれども、サビパートになると、希望を感じさせてくれるメロディを披露。歌詞もなんだかんだ前向きですね。

8. BRAND NEW DAY, BRAND NEW LIFE

作詞・作曲:蔡忠浩 編曲:林“Massy”昌史 コーラスアレンジ:鈴木弘明

アコースティックなテイスト。そして、グルーヴィーなビートを組み合わせたミディアムチューン。ファルセットが生きるメロディがいい感じなサビもハッピーだね。 bonobosの蔡忠浩が手掛けたトラックというところにも注目の作品です。

9. Rainbow

作詞:小川マキ 作曲:大隈知宇 編曲:久米康隆

ポップに4つ打ちビートを放つアップチューン。瑞々しいほどのダンストラックに乗せて、前向きな歌詞を届けてくれるV6の面々です。 とっても爽快なナンバーに仕上がりましたね。このメロディだったら、別のアレンジもうまくハマりそうだな。

10. 僕と僕らのあした

作詞・作曲:竹中絵里 編曲:小幡英之

両A面のシングルナンバー。こちらはシンガーソングライターの竹中絵里が手がけた味のあるバラードナンバー。 森田、三宅とソロでつなぐメロディパートがなんだか感動を生み出すんだな。それに比べると、サビオはちょっと感動の押し付け感があるかな。喜怒哀楽の「哀」がテーマになっています。

11. シュガー・ナイトメア

作詞・作曲:山中さわお 編曲:山中さわお & the pillows

ギターが冒頭からいい感じに響いていますね。なんと、the pillowsの山中さわおが手掛けた楽曲ということで、V6が面白いコラボを果たしています。 でもって、思い切りthe pillowsだ。アレンジも手掛けているからか、ゴリゴリロックな音と、V6の元気いっぱいなヴォーカルが広がる1曲。楽しさが伝わってきますね。

12. ハジマリ

作詞・作曲:大隈知宇 編曲:小幡英之

アルバムのラストを飾るバラードナンバーは、その名も「ハジマリ」。しっとりピアノとストリングス的な音で感動を呼び起こすような展開です。 これから新しい人生を迎える人への応援歌。意外と、ギターがギュインギュインと鳴り響く間奏にはびっくりだな。

13. グッデイ!! (歌いわけ変えましたVersion)

作詞・作曲・編曲:コモリタミノル

ヒットシングルを歌い分けを変えて収録したボーナストラック。これがまた、印象が随分と変わってきたね。 聴き慣れているシングルバージョンと、声の順番が違うだけで新鮮な雰囲気が伝わってきます。トラックは同じなの不思議だね。

Secret Track. おっイェイ!

随分とリラックスした雰囲気。ノリ一発で録音したようなトラック。素も垣間見せていて、楽しいね。 アコースティックギターと手拍子のみをバックに、和気藹々。V6らしさが出ています。

1. I・N・O=NOT KID / YOSHIHIKO INOHARA

作詞・作曲:井ノ原快彦 編曲:久米康隆

井ノ原のソロナンバーは、なんと本人が作詞・作曲を手掛けた意欲作。アレンジを加えて、J-ROCKな印象を出してきた。 子供から大人へと変わる過程を、井ノ原目線で描く1曲。瑞々しさとともに。

2. 夕暮れオレンジ / KEN MIYAKE

作詞:・作曲:Taro Sunaga (sleepydog) 編曲:小幡英之

三宅健のソロナンバーはロッカバラード。意外と甘い歌声とマッチするようなサウンドで、全く遜色もなくてかっこいい仕上がりだね。 sleepydogの駿河太郎が楽曲提供。って、まさかの笑福亭鶴瓶の息子だったりね。これがまた驚きだ。

3. Time's on my side / MASAYUKI SAKAMOTO

作詞:MIYAKO 作曲:すみだしんや 編曲:水島康貴

坂本昌行ソロは、R&Bを彷彿とさせる打ち込みトラックのバラードチューン。キラキラアレンジも手伝って、ドラマティックに。 何はともあれ、歌のうまさがダイレクトに伝わってくるナンバーだね。そして、大人だよな。

4. My life / HIROSHI NAGANO

作詞:Shihomi 作曲:日比野裕史 編曲:久米康隆

長野博ソロナンバーは、デジロックチューン。クールなんだけれども、エッジが効いていて音が迸る。このバランスがたまらないね。 ヴォーカルもスマートに聞かせてくれます。

5. candy / GO MORITA

作詞・作曲:Chara 編曲:Chara & 蔦谷好位置 プロデュース:Chara

これがまた、面白いコラボだぞ。森田剛のソロナンバーは、なんとCharaのプロデュース。 もう彼女の影がはっきりとわかるアレンジ。こちらは蔦谷好位置も手掛けています。あのアンニュイでソフトで、独特な柔らかさを、森田剛のまろやかなヴォーカルとうまく融合します。

6. NO“FIN” / JUNICHI OKADA

作詞・作曲:宮沢和史 編曲・プロデュース:GANGA ZUMBA

岡田准一のソロナンバーは、こちらも面白いコラボを果たしています。宮沢和史作詞・作曲で、彼の率いるGANGA ZUMBAのプロデュース。 優しいメロディ、力強いサウンドに甘いヴォーカルが乗って届けられます。丁寧な作りで、じっくりと聞くことのできる1曲だね。

[DISC 2:DVD]

こちらへ→☆☆☆

11th Album『READY?』● ’10/3/31 release

V6待望の11枚目のアルバム。前作「Voyager」以降のシングルナンバー「way of life」「蝶」「LIGHT IN YOUR HEART」「スピリット」「GUILTY」、さらには「Swing」を収録し、 なんだか半分ベスト盤みたいなような盛り沢山な内容です。準備はOK?多彩なナンバー、そして多彩なミュージシャンが参加しては、V6を盛り上げてきます。 新曲もバラードあり、ダンスポップあり、R&Bチューンあり、色々と楽しませてくれますよ。 でもって、ヴォーカルパフォーマンスがよりグレードアップしている感じがするね。これがV6の魅力度をさらに押し上げてきました。 今回も豪華に3種類を用意。A盤はDVD付きの2枚組仕様。収録シングルおよび、先行ナンバー「星が降る夜」のPVやメイキングなどを見せてくれると同時に、 なんと副音声でメンバーの声も聞くことができる?B盤は前作同様に、メンバーソロ曲+トニカミ1曲ずつ収録。 森山直太郎+御徒町凧が井ノ原と、Microが三宅健と、Shigeoがカミセンと組んだりと、なかなか面白いコラボレーションもあって楽しめます。 通常盤は戊0ナストラックを1曲収録。この曲がまたかっこいいので、こちらも聞き逃せないんですね。

1. Portraits ~prologue~

Lyrics:Shin Furuya Music:HIKARI Arrangement:Tomo Sato

アルバムのオープニングを飾るナンバー。ストリングスをバックに、歌い上げるV6の面々。フルバージョンは後半でお目見えということで、 ここではアルバムへの導入の役割を果たしています。

2. GUILTY

Lyrics:KAORU Rap Lyric & Music:Kohei by SIMONSAYZ Arrangement, All Instruments & Programming:Jun Suyama

瑞々しいSEとグルーヴィーなトラックが混じり合うV6のシングルナンバー。いい感じに4つ打ちビートがサビに入ってきては、キャッチーさを出してくる。 さらにラップも挿入しては、この熱がヒリヒリさせてくれるんだ。歌詞も「有罪」なラブソング。ただ、この曲、NE-YO「Closer」に似ているなんて声もちらほら。

3. スピリット

Lyrics & Music:Akio Shimizu Arrangement:Masaya Suzuki Strings Arrangement:Tomo Sato

華やかポップ。爽やかで楽しさあふれた1曲。いい感じにロックしているし、いい感じに手拍子をも加えて、いい感じにストリングスも広がる。 正直、メロディパートがあまりキャッチーさを持たないけれども、サビでは一気に引き込んでくる力があるね。直球な感じのV6ナンバーだな。

4. 星が降る夜でも

Lyrics & Music, Arrangement:Shige Yamamoto Chorus Arrangement:Yasutaka Kume

しっとりしたバラード。まろやかなメンバーのヴォーカルが広がります。アコースティックギターの温かいサウンドが包み込む。 2番からはプログラミングビートを加えて、よりまったりとした雰囲気が出てきたね。優しく寄り添っている雰囲気で、星降る夜にぴったり。

5. Swing!

Lyrics & Music:Koji Ide Arrangement & Sound Produce:Taku Yoshioka

スィング感たっぷりのHIPでPOPなトラック。久しぶりにOh Yeah!なノリで楽しさいっぱいに聞かせてくれます。 なるほど、井出功二なわけですよ。ドゥビドゥビビーバップな感じで、縦ノリよろしく。V6のメンバーもなんだかとっても楽しそうに歌っているね。

6.

Lyrics:Tomoya Kinoshita Music:Yusuke Kato Arrangement:Yusuke Kato, Jun Suyama Chorus Arrangement:Hiroaki Suzuki

「way of life」に続くシングルナンバー。ラテンなテイストで、情熱的に聞かせると同時に、打ち込みビートで躍動感をたっぷりと届けてくれる。 大人の妖しさや色気をうまく醸し出しているね。メランコリックで激しさと切なさがうまく融合しています。そして、Cメロでのフラメンコ的手拍子もポイントになるね。

7. will

Lyrics:KOMU Music & Track Produce:Quadraohonic

リズミカルな軽やかビートをバックに、スムースに歌い上げるアップチューン。余裕な感じも伝わってくるな。 クールなテイストで、アダルトなV6の面を覗かせる前向きソングです。

8. Air

Lyrics:H.U.B Music & Track Produce:Daisuke“D.I”Imai

今井大介が手掛けたトラックですよ。もう、ストレートにR&Bなテイストでクールに展開。 軽やかなビートと、ピコピコなSEを加えて煌めく1曲。空気のようになくてはならない君の存在を歌うラブソングです。

9. RADIO MAGIC

Lyrics:Yuki Shirai Music & Arrangement:Cube Juice

イントロからポップに弾むビートに引き込まれます。4つ打ちビートを見事に武器にするクラブチューン。 ラジオから流れる音楽をテーマに、ドライブミュージックな感じで、展開する1曲。音楽も恋愛の武器になると歌うナンバーですよ。

10. way of life

Lyrics:Shihomi Music:Hiroo Yamaguchi Arrangement, All Instruments & Programming:h-wonder Chorus Arrangement:Hiroaki Suzuki

アルバム「Voyager」の旅にたどり着いたV6のシングルナンバー。ストレートなバラードは久しぶりだね。 イントロからドラマティックなサウンドを聞かせては、じっくりとした音を届けてくれる。ヴォーカルスタイルも落ち着いていて、大人なV6のパフォーマンスを堪能できます。 正直、メロディは全くキャッチーじゃないし、暗さがあるんだけれども、渋さを前面に出してきたのかな。アウトロの余韻が半端ないね。

11. LIGHT IN YOUR HEART

Lyrics:KOMU Music:Yusuke Kato Arrangement, All Instruments & Programming:Yoshimasa Kawabata Chorus Arrangement:Hiroaki Suzuki

V6のシングルナンバーが両A面でリリース。こちらは、ガッツリガツガツデジタルサウンドが印象的なナンバーです。 長野博主演のウルトラマン映画の主題歌ということで、元気と勇気が湧いてくる。アップテンポのビートが躍動感を生み出しては、鼓舞させる。 メロディパートは強弱が付き、サビでは爽やかさと力強さをミックスさせて伝えてきます。

12. Bouquet

Lyrics:KOMU Music:COZZi Arrangement:ats-

J-POPど真ん中のような爽やかポップチューン。かき鳴るギターと打ち込みを合わせて、爽快感もたっぷりに。 サビでは4つ打ちに変わり、キャッチーさを放つ。もう、言うことなしな1曲ですね。

13. Portraits

Lyrics:Shin Furuya Music & Arrangement:HIKARI Strings Arrangement:Tomo Sato

アルバムを締めるバラードナンバー。美しさとともに、ストリングスがゴージャスに飾ってきます。 おっ、ピアノは安倍潤が弾いているんだね。染み渡ってくるメロディ。とっても温かさの出た1曲。さぁ、旅に出ようか。

14. SILENT GALAXY

Lyrics:KOMU Music & Arrangement:HIKARI Strings Arrangement:Tomo Sato

マーチングなオープニングが仰々しさを出しては、得体の知れないものを開けてしまったかのような感覚。 宇宙の壮大さとともに恐怖を詰め込んだナンバー。サビのゴシック要素たっぷりなメロディとアレンジに拍手だね。 この曲が通常盤のボーナストラックというのがもったいないくらいに、とてつもなくかっこいい仕上がりです。

1. DANCING MACHINE [Song by Naohisa Taniguchi & Gota Nishidera from NONA REEVES] / 20th Century

Lyrics & Music, Arrangement:Naohisa Taniguchi & Gota Nishidera

トニセンナンバーは、なんとNONA REEVESの西寺郷太が参加した、ファンクでヒップでポップなグルーヴチューン。 この派手な音使いは、さすがですね。ブラスが吹き荒れる中で、自由気ままに楽しく歌うトニセンです。

2. Happy Happy Birthday! / Masayuki Sakamoto

Lyrics & Music:Kazuto Narumi Arrangement, All Instruments & Programming:Shun Ito

A.O.R.よろしく、大人テイストで聞かせてくれる坂本ソロナンバー。これがまた、随分とストレートなナンバーをぶつけてきたね。 バースデーソングですよ。サビではより一層、ウキウキワクワクなテイストも出てきたグルーヴチューンです。

3. 桜色桜風 / Hiroshi Nagano

Lyrics:IOCHI Music:HIKARI Arrangement, All Instruments & Programming:Yasutaka Kume

長野ソロナンバー。まさかのフォークソングできたもんだ。タイトルのように、ゆらりと心を動かすような優しいメロディにうっとりさせられます。 そして、長野の甘いヴォーカルにどんどんと引き込まれてゆくんだな。

4. 遠いところまで [Song by 御徒町凧、森山直太郎] / Yoshihiko Inohara

Lyrics:Kite Okachimachi Music:Naotaro Moriyama Arrangement, Guitars:Takashi Nishimi

こちら井ノ原のソロナンバーも、フォーキーな1曲。ゆったりまったり、心地よい流れを行きます。 なんと言っても、森山直太郎&御徒町凧のコンビが手掛けていて、これまた渋さが出るんだな。

5. Magical Mystery Song [Song by Shigeo from SBK / The SAMOS] / Coming Century

Produced by Shigeo Lyrics & Music, Arrangement by Shigeo

カミセンナンバーは、再びSBK / The SAMOSのShigeoが手掛けたデジタルチューン。 さすがShigeoな4つ打ちエレクトロチューン。どこかへ連れて行かれてしまうようなナンバー。マイナー調のメロディの妖しさも手伝って、セクシーでクールだよね。この濃さにハマります。

6. 官尾 / Go Morita

Lyrics:KOMU, Shingo Asari Music:Shingo Asari Arrangement, All Instruments & Programming:Jun Suyama

ジャジーな1曲。森田のソロナンバーで、まさかこういうサウンドを持ってくるとは驚きだ。 妖しくエロティシズムに溢れた歌詞もポイントが高いです。「官能」「甘美」がテーマで、しかも獣らしさを出してきた。ちなみに、タイトルの読みは「かんび」だそうで。

7. “悲しいほどにア・イ・ド・ル” ~ガラスの靴~ [Song by Micro] / Ken Miyake

Produced by Micro Lyrics:Micro, Tarantula Music & Arrangement:Micro

これぞ三宅健なナンバーだよね。でもって、手掛けたのはMicro。なかなかこういうトラックを持ってくるとは面白い。 エレクトロでヴォーカルにエフェクトをかけてきたと思ったら、HIP-HOPなテイストも。さらにはサビではフォーキーだったり、なかなか巧みな1曲。アイドルの性を歌っていますよ。

8. ヨロコビノウタ / Junichi Okada

Lyrics:KOMU Music:KOMU & YU Arrangement, All Instruments & Programming:YU

岡田准一ソロナンバー。どっぷりビートをバックに、力強く言葉を伝えてくる1曲。言葉はシンプルなんだけれども、 サウンドがより瑞々しく、力強くなって届くんだな。あぁ、とっても爽やかだ。

[DISC 2:DVD]

こちらへ→☆☆☆

12th Album『Oh! My! Goodness!』● ’13/2/20 release

V6、実に3年ぶりとなるアルバムは、問題作のシングルに続いて、最高の問題作なアルバムとなりました。制作にはメンバーと作家が話し合った上で作り込んできたというもの。 とにかく様々なタイプの曲ができました。ダンスやEDM、バラードやグルーヴィーでファンクでポップなど、本当にいろいろと取り扱っていますよ。 歌詞やサウンドにメンバーの意見を取り入れては、V6の新たな扉を開く。やるなぁ、本当に。こういうことをやってしまうのか、という驚きが強い。 今作は、初回盤を2タイプ用意。A盤はPV2曲とそのメイキングを収録。さらにイベントの様子も。 B盤は、アルバムを深く掘り下げる裏話有りの打ち上げを収録。これがまた、面白いんだ。メンバーのわちゃわちゃ感がいいね。これぞV6だね。

1. omg! ~ojouchan maji goisu-!~

作曲:corin. 編曲:corin.

アルバムのオープニングを飾るインストナンバー。アルバムのタイトルを、女性たちがシャウト。そして、次の曲へとつなぎます。

2. Supernova

作詞:Staxx T 作曲:Andreas Johansson 編曲:Andreas Johansson & 鈴木雅也

前曲から見事な流れで入ってくるデジタルビートな1曲。そこに少々なラテンテイストもくわてて、かっこよく燃え上がるトラックです。 洋物テイストが出たEDMラインで、コーラスはV6自身が手掛けた自信作です。とにかく勢いがハンパないんだ。

3. BING♂

作詞:corin. 作曲:corin. 編曲:corin.

作詞・作曲、さらにアレンジまでcorin.が手掛けたBingo!な1曲。グルーヴィーなビートとともに、ビンゴにかける想いを詰め込んだおふざけナンバー。 歌い方も、かなり工夫しているね。でもって、かなり振り切れています。

4. Sexy.Honey.Bunny!

作詞:西寺郷太 作曲:corin. 編曲:corin.

前作「only dreaming/Catch」から実に1年ぶりとなるV6のシングルナンバー。この曲がまた、V6にとって転機になった感じだね。 1980年代、Dead or Alive的な音使いで腰を打ってくる。何を隠そう、西寺郷太の参加ということで、かなりツボをついてきました。 狙ってきたな、確信犯だな。冒頭、坂本の「Sexy!」からノックアウトです。一気に呑み込んでは、サビでキャッチーに。みんな盛り上がれる1曲となりました。

5. Maybe

作詞:UNIST 作曲:UNIST 編曲:GAKU

アコースティックギターの音を程よく挿入しては、ビートと組み合わせて独特のエレクトロな世界を伝えてくるミディアムチューン。 ヴォーカルにエフェクトをかけては、サイバーな雰囲気も出すサビ。それでいて、爽やかさが際立つね。シンプルながらに、じっくりと味わえます。

6. only dreaming

作詞:作田雅弥 作曲:作田雅弥 編曲:陶山隼

久しぶりのシングルナンバーは、タイトル通りにドリーミングな雰囲気を放つ1曲。サビから始まっては、一気に曲の世界へと引き込んできます。 ゆったりグルーヴなトラックをバックに、V6の面々が切なく歌を聞かせてくれるんです。 キャッチーで元気いっぱいのV6もいいけれども、大人っぽく落ち着いてじっくりと聞かせてくれるV6もいいよね。

7. D.I.S.

作詞:西寺郷太 作曲:Mans Ek, Erik Lidbom & Micke Sosinski 編曲:Erik Lidbom

西寺郷太が歌詞を手掛けた1曲は、もう彼の歌詞のセンスが光るディスコティークな1曲。 最初はダンスビートが効いて、サビでは一気にファンキーポップでキャッチーさを爆発させてきました。ミラーボールの下で、とにかく一緒に腰を振りたくなるようなトラックに拍手。

8. エキゾチック・トリップ

作詞:キノシタトモヤ 作曲:小林正俊 編曲:久米康嵩

半分真面目、半分ノリで聞かせてくれるようなアップチューン。タイトル通り、エキゾチックなテイストを加えてスパイスにするダンストラックで楽しませてくれます。 サビも随分とひねりを加えてきましたね。世界を一周しているかのようだ。

9. バリバリBUDDY!

作詞:キノシタトモヤ 作曲:キノシタトモヤ 編曲:鈴木雅也

前作「Sexy.Honey.Bunny!」に続いて、またしても問題作。V6がエクササイズなナンバーをドロップ。随分と歌詞がコミカルなんだよね。 合いの手みたいに入っては、盛り上がります。アッパーなビートに乗せて、一緒に体を動かして汗をかきましょう。 この曲について、自分の友人が「岡田くんに変な歌を歌わせないで~」って嘆いていたっけ。

10. 大人Guyz

作詞:大河内航太 作曲:大河内航太 & 木村篤志 編曲:木村篤志

ピコピコな要素とファンクなノリを出すポップなチューン。ラップで始まっては、大人買いする人たち=大人Guyzを歌います。 とにかく溢れる成金感。これくらい派手になると、逆に気持ちが良いね。V6の面々も、とにかく楽しく歌っている様子が伝わってきます。

11. ROCK YOUR SOUL

作詞:清水昭男 作曲:清水昭男 編曲:鈴木雅也

かなり問題作シングルを続けてリリースしてきたV6が、久しぶりにストレートなダンスチューンをドロップ。 ただ、この曲もギターがガツガツ入ってきては、かなりアッパーに攻めてくる。雄なV6を聞かせてくれて、かっこいいんだな。 4つ打ちビートにバリバリギター。とにかくハイエナジーで高カロリーなトラックで、駆け抜けていきます。なるほど、タイアップのような戦闘モードのV6ですね。

12. 線香花火

作詞:櫻井大介 作曲:櫻井大介 編曲:陶山隼

しっとりバラードナンバー。透き通るようなヴォーカル、ファルセット、そしてアコースティックギターの優しいサウンドで、まずは彩りを加える。 一転して、サビではゴージャスな雰囲気を出してくる。ストリングスも美しいね。線香花火の変化する様子を曲に盛り込んできたとのこと。

13. 親愛なる君へ

作詞:HIKARI 作曲:HIKARI 編曲:HIKARI

タイトルとは裏腹に、まさかの4つ打ちビートが展開するメランコリックなダンスチューン。HIKARIがV6をいい具合に料理し尽くしています。 「手紙」をテーマに、あなたに届ける文書のように歌詞が広がる。激しいトラックながらに、聞き応えがありますね。

14. kEEP oN.

作詞:西寺郷太 & corin. 作曲:西寺郷太 & corin. 編曲:corin.

V6史上、一番の問題作となったナンバー。しかも、これをシングルにしてリリースしてしまうという心意気に拍手ですね。 これまた、ニシコリコンビ(西寺郷太&corin.)によるもので、随分と遊びまくっています。バラードで始まり、エレクトロモードに突入。 さらにラップ、ジャズ、ファンク、はたまたミュージカル調のパートになっては、坂本昌行のヴォーカル力が思う存分に発揮されている。 なんでも、Queen「ボヘミアン・ラプソディ」的な1曲に仕上げたとのことで、すごいよ。さらに、6分6秒という尺も上手く狙ってきましたね。いやもう、素晴らしい。

15. orz... ~ore ra zannen...~

作曲:corin. 編曲:corin.

シークレットトラック的な位置づけにあるナンバー。メンバーのヴォイスサンプリングで楽しませてくれます。 レコーディングの様子を切り抜いてきたのかな、楽しいじゃないですか。

その1 前へ戻る