album

2nd Album『Komia on aina komia』● '03 release

2003年にリリースされた2枚目のアルバム。 バンドとしての一体感を感じさせるとともに、力強さやしなやかさ、フォーキーなテイストや軽やかさなどで、多様な角度から音を楽しむ姿勢を伝える1枚に仕上がっている。 フィンランドという国が生み出す力、北欧テイストだけでなく、ヨーロッパ各地の音も組み込んで、 バンドの特性を生かしたトラックを提供してくれます。ヴァイオリンの音もポイントになるんだよね。 温故知新な音と言葉で、新たなフォークロックの世界を堪能させてくれます。力強いヴォーカル、時に男女デュエットで聴かせてくれたりと、 楽しさも溢れた1枚。2枚目でこの濃厚さですよ。すごいね。

1. Helapaa

Sav:Simo Ralli San:Trad. / Simo Ralli

軽やかなドラムの音に合わせて、エッジの効いたドラムとヴァイオリンが優雅に響くナンバー。 巻き舌も効果大だね。サビではみんなで熱唱するスタイルで、キャッチーなラインを聴かせてくれる。全体的にヴォーカルが荒々しく、力強さでアピールしてきます。

2. Mennaan Pojat

Sav:Simo Ralli San:Trad.

イントロから随分とダークな雰囲気を出してきたね。 妖しさたっぷりのロックチューンで、ガッツリと聴かせてくれます。そこに入ってくるしなやかなヴァイオリンの音がポイントとなる。 サビはキャッチーさよりも、勢い出してきたね。バンドとしての一体感をダイレクトに感じる曲。

3. Katajapuu

Sav:Simo Ralli San:Trad. / Simo Ralli

イントロ無しで始まる軽快なナンバー。 アコースティックテイストを前面に出して、じっくりと聴かせるファンキーチューン。 サビのキャッチーさがインパクトを出す。

4. Juomaripoika

Sav:Lauri Tahka San:Trad.

イントロが愉快に響き渡り、お祭りモードな感じが楽しさを伝える。 特にヴァイオリンの音が哀愁を漂わせては、その空気を作る。 懐かしいフォークソングテイストを出しては、ガツンとした音とともに、みんなで楽しく盛り上がるような曲だね。 ギターの音も軽やかに。

5. Neula

Sav:Lauri Tahka San:Trad. / Lauri Tahka

「針」というタイトル。ガッツリドラムの音と、エッジの効いたギターで始まるロックチューン。 本編のメロディパートはフォークソングのような、哀愁を感じる流れで展開する。 サビは音とヴォーカルが押し寄せてくる。かなり力業で持っているような気もするけれど、乾燥のヴァイオリンがいい味を出す。

6. Sita Tyttoa

Sav:Lauri Tahka San:Trad. / Lauri Tahka

「この少女」というナンバーは、エッジの効いたロックサウンドの間を、 器用に入ってくるヴァイオリンに音色が新鮮なミディアムロックチューン。 時にピチカート奏法で奏でたりと、かなりポイントの高い演奏で聴かせてきます。全体的に音はヘビィで、どっしり押し寄せてくる。

7. Hurpales

Sav:Lauri Tahka San:Trad. / Lauri Tahka

ヴァイオリンの音が鋭く、躍るロックチューン。 高らかにヴォーカルも響き渡る。サビの勢いもいい味を出しているね。 Cメロパートの早口もインパクトがあるかな。すぐ後のヴァイオリンの音が、とっても優雅なんだな。

8. Komia On Aina Komia

Sav:Simo Ralli San:Trad. / Simo Ralli

イントロ無しで始まるロックチューンは、アルバムのタイトルチューン。 メッセージを伝えるかのように、ヴォーカルの力が強く感じるね。ヘビィな音の中に見え隠れする、フォーキーな音がポイント。

9. Metsa

Sav:Simo Ralli San:Trad.

「森」というシンプルなタイトルの曲。 ヴァイオリンとロックサウンドで巻く開けるイントロがいい感じに響き渡ります。 力強さと優雅な雰囲気が、いい感じに絡み合って聴かせてくれます。懐かしさも出すサビの力が大きくて、 染み込んでくるようだ。

10. Harvoin Kun Tuun

Sav:Lauri Tahka San:Trad.

イントロからウキウキワクワク。軽やかに展開するナンバーは、 意外とディープな面を見せてくれたりして、面白さを出してくる。 ギターの軽快な音とヴァイオリンの後押しがポイントとなる。 サビでの一体感がいい味を出すね。

11. Nirkun Narkun

Sav:Simo Ralli San:Trad.

なんとこの曲はデュエットで聴かせてくれます。 晴れ晴れした陽気なロックチューンだね。サビのキャッチーさといい、合唱スタイルといい、盛り上がりに拍車がかかってきます。

12. Akat Eika Huonot Miehet

Sav:Lauri Tahka San:Lauri Tahka

イントロが欧州の神秘性を出してくるバラードチューン。 その音が宗教らしい雰囲気も出してくるんだけれども、打ち砕くかのようなヴォーカルが雄さ全開でノックアウトしてくる。

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