album
●1st Album『ВСИЧКО ДАВАМ ЗА ТЕБЕ』● '11 release
ブルガリア出身のシンガー、DILLANのデビューアルバム。 東欧ブルガリアの土壌を生かし、オリエンタルなトラックをベースにしたエスニックでエキゾチックなメロディラインと、 現代風打ち込みダンスポップの融合系を音に表した1作です。 ダンディでセクシーなDILLANのヴォーカルもブルガリアという国を広げてきます。 ベースとなるメロディラインも、民族的だったりその地方の伝統メロディをポップに仕上げているような感じで、なかなかクセになるんだよね。 そして、キャッチーに引き込んでくるところも特徴的。 甘いマスクも武器になるDILLAN。 ブルガリアのポップミュージックを、見事世界に使えることができるか。 日本じゃ文字も言葉も、異国過ぎてわからないな。
1. Замълчи
музика и аранжимент: Оцко, текст: Диян Георгиев
エスニックなコーラスが入って、どっぷりビートを打ち込んでくるミディアムポップチューン。 まるでDEEP FORESTのようなトラックをバックに、軽やかに歌い上げるDILLANです。 ララライライとコーラスも軽やかに舞う。アルバムのオープニングナンバーから、 伸びやかな歌声を聴かせてくれました。
2. Познай
музика: Мартин Димитров, текст: Тина Денчева, аранжимент: Теодор Ташев
スクラッチも冒頭から登場の、ポップなダンスチューン。 マイナー調のメロディが、東欧のイメージを伝える。 クールでセクシーなDILLANのヴォーカルも、踊るように軽やかに聴かせてくれます。
3. Наркотик
музика: Димитър Колев, текст: Тина Денчева; аранжимент: Наско Петров
これまたフォルクローレな雰囲気のオリエンタルなナンバー。 ミディアムテンポのグルーヴィーなトラックに合わせて、 DILLANがじっくりヴォーカルを披露。躍動感たっぷりで、体を動かしたくなります。
4. Ела
музика и аранжимент: Димитър Колев, текст: Дали Иванова
じっくりと聴かせるミディアムバラードチューン。 エスニックな要素をベースに、メランコリックな雰囲気で気持ちのこもったDILLANのヴォーカルが印象的だね。 時よりセクシーに、時より力強く。民族的な楽器も大活躍です。
5. Всичко давам за тебе
музика: Христодулос Сиганос, текст: Росен Димитров, аранжимент: Наско Петров
アルバムのタイトルチューン。 イントロでサックスが大活躍だ。その後は躍動感たっぷりのビートをバックに、 DILLANが麗しの喉を披露。なかなかの世界に入っていますね。
6. Не си обичана
музика: Фивос, текст: Диян Георгиев, аранжимент: Даниел Ганев
イントロからグルーヴィーな味付けで聴かせてくれるミディアムチューン。 どっぷりビートと力強いDILLANのヴォーカルが、絡み合うナンバーは、意外と引き込む力があるね。 どこかしら説得力があるように思えるヴォーカルが好印象。
7. Любов на заем/font>
музика: Фивос, текст: Герго Милов, аранжимент: Йовко Петров
イントロからギターがざっくりと入ってきては、どっしりビートと組み合わさってグルーヴィーに。 力強いトラックとエスニックなDILLANのヴォーカルがムードを作る。間奏のヴァイオリンがかっこいいぞ。
8. Голямото сърце
музика: Вангелис Тундас, текст: Дони Василева, аранжимент: Йовко Петров
笛のような民族楽器と軽やかなパーカッションの音が壮大な大地を駆け抜けるような勇ましさを伝えるナンバー。 躍動感と民族的雰囲気がダイナミックに絡み合います。
9. Пробвай върху мен
музика и аранжимент: Велислав Драганински, текст: Росен Димитров
フォルクローレのような勇ましさや切なさの加わったミディアムナンバー。 DILLANのヴォーカルも程よく伸びて、ビブラートもいい感じに広がります。 この躍動感に呑み込まれそうだ。
10. На смени (дует със Славена)
музика: Янис Фустерис, текст: Росен Димитров, аранжимент: Иван Иванов
4つ打ちビートのポップなエスニックチューン。 デュエットナンバーで、息のあったヴォーカルを聴かせてくれます。 妖しく彩る2人のヴォーカルが、鮮やかに進行。いい感じだね。
11. Не си обичана (Remix)
ремикс: Мартин Димитров
よりオリエンタルなテイストを加えたリミックスチューン。 それゆえ、妖しさも付け加えられた感じだな。エスニックな雰囲気が際立って、力強くも軽やかに舞う。
12. Всичко давам за тебе (Инструментал)
インストです。トラックだけでも、十分にポップな感じがダイレクトに伝わってくる。