album

1st Album『FIELD OF VIEW Ⅰ』● '95/10/10 release

記念すべきFIELD OF VIEWの1st Album。view時代を経て、FIELD OF VIEWに改名。

そして2曲連続の大ヒットで一躍知名度を上げたFIELD OF VIEW。

絶大なるB-ingスタッフの協力によって作り上げられたアルバムとでも言いましょうか。

楽曲自体は浅岡自身の手によるものが多いですが、B-ingの売り方ややり方がやはり上手かったようですね。

ブリティッシュサウンドのフレーバーを一面に押し出し、FIELD OF VIEWとしてのカラーを打ち出した作品でした。

1. セピア

作詞:浅岡雄也 作曲:多々納好夫 編曲:安部潤

もろストレートにB-ingサウンドが伝わってくる曲。爽やかロックな曲でサビがとってもキャッチー。アレンジもきれいな仕上がり。

2. 突然

作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎 編曲:葉山たけし

大ヒットを記録した2nd Single。坂井・織田の黄金コンビによる楽曲はどれも正解。とってもキャッチーでリスナーのつぼを押さえている。

その作品を見事にF.O.V.色に染め、爽やかな夏の曲となりました。CMでの中山エミリが初々しかったなぁ。

こういったウェストコースト風の曲がとっても似合うバンドでした。からっとしたサウンドでやっぱりいいんですねぇ。

3. 恋が愛に変わってゆくまでに

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:安部潤

ミディアムテンポのはねた感じがいいポップなラヴソング。ま、詞的にはありきたりだな、と思う。

後半のアカペラみたいなところはいい。けれど本来のサビのところとかがコーラスに殺されている。もう少しバランスを。

4. きっと離れていても

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:池田大介

バラードです。こちらもありきたりな感じがする。

アレンジで結構曲的にも大きくなっているからちょっとありきたりさを誤魔化しているな。

5. THINK OF MYSELF

作詞:浅岡雄也 作曲:多々納好夫 編曲:安部潤

イントロがマイナーだし、打ち込みを使用しているからちょと期待したんだけれども、歌に入ると裏切られた。 ポップなロックナンバーに変わったよ。サビ直前のエフェクトはいいと思う。このパターンはこのアルバムでは珍しい。

歌詞は前向きなポジティブソング。元気になれるかな。なれるような気がするポップな曲。

6. 迷わないで

作詞:浅岡雄也 作曲:多々納好夫 編曲:池田大介

F.O.V.の前身バンド「view」としての2nd Singleをリメイク。ま、爽やかな曲には変わらないけれど相変わらず詞も曲もF.O.V.です。

オリジナルと聞き比べるとやっぱり浅岡の声が違う。

7. Moon Light

作詞:浅岡雄也 作曲:多々納好夫 編曲:池田大介

このアルバムの中では唯一のマイナーチューン。ミディアムテンポのロックナンバーでBメロからだんだん盛り上がってくる。

ただサビのコーラスが暗く聞こえるのが難点だな、いくらマイナー調の曲といえ。

8. とまどいの季節

作詞:浅岡雄也 作曲:多々納好夫 編曲:池田大介

サウンド的にはいつものF.O.V.らしい爽やかな仕上がり。で、今回の曲は1番、2番だけでサビのリピートなし。

サビの後半部分はなんか懐かしさを感じる。

この曲は友達を思う詞になっていますが、深く読むとぐさっと来るものがありますよ。

9. 明日のために

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:安部潤

バラードナンバー。やっぱりサビでズシッと聞かせてくれますね。そういった壮大感があるとやっぱりバラードとしての味も出てきます。

10. 君がいたから

作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎 編曲:葉山たけし

F.O.V.としての1st Single。なにせ坂井・織田の黄金コンビですから売れないわけがない。

コーラスも宇徳敬子、大黒摩季、坂井泉水、生沢祐一、川島だりあと豪華です。

力入れていますね。で、曲の方は1番をしっとりと、2番からはテンポを若干速めてバンドサウンド本領発揮。

この曲の流れって結構珍しいですね。歌詞の中にドラマの名前が入っているところもおもしろい。

2nd Album『FIELD OF VIEW Ⅱ』● '96/10/2 release

待望の2枚目のオリジナルアルバム。FIELD OF VIEWのカラーでもある、ブリティッシュサウンドを前面に押し出した作品。

アレンジャーに徳永が参加しているので、それっぽいロックになっていますね。

シングル曲も3曲収録されており、ポップでキャッチーなB-ingサウンドをお届け。

積極的に自分たちが楽曲制作に参加していて、意気込みが感じられる作品ですね。

1. Rainy Days

Lyrics:U-Ya Asaoke・Kanako Oda Music:Yoshio Tatano Arrangement:Akihito Tokunaga

いかにもB-ingってな感じのブリティッシュロックナンバー。でもどこかしら懐かしさを感じる曲。

特にサビの部分のキャッチーさといいコーラスといい見事にリスナーの心をひきつけてくれる爽やかな曲に仕上がり。

Rainy Daysといいながら雨上がりのカラッとした雰囲気の曲になっています。

2. Last Good-bye

Lyrics:Izumi Sakao Music:Yoshio Tatano Arrangement:Takeshi Hayama

この曲がまたいいんだよ。出だしのマイナーイントロ、ここでまず魅力的。そしてサビでの爽快さ。

マイナー調の曲なのにここだけ少し感じが違う。サビの最後部分でグッとこさせる。

また一番最後のサビで若干テンポを緩めるなんてことしています。

これがスパイスになっている。坂井&織田というゴールデンコンビはやはり核が違うね。

この曲を最後にkey.の安部潤が抜けました。 後にMisiaの「忘れない日々」で編曲者のクレジットに載っていた時は驚きでしたね。

3. ドキッ

Lyrics:Yuri Yamamoto Music:U-Ya Asaoka Arrangement:Takeshi Hayama

爽やかな夏を演出する5枚目のシングル。とっても爽快、本当に爽やかです。軽いロックナンバーでサビもスカッとしている。

また、そのサビの一部がマイナー調なっているなんて工夫も見られる。「ドキッ」だからねぇ。恋愛のかたちですね、これも。

この曲からB.に新津が加わりましたが時すでに遅し。ここの辺りから力が感じられなくなりました。

ってか、B-ing自体ちょっと傾いてきた?

4. Growin' Love

Lyrics:Kanako Oda Music:Yoshio Tatano Arrangement:Akihito Tokunaga

Aメロ、Bメロとちょっと切ないメロディーになっていますが、サビでドーンとポップさを奏でています。

やっぱスーツ着ているだけあって英国の匂いが漂ってきますね。ラストパートのコーラスもなかなか行けます。

5. DAN DAN 心魅かれてく

Lyrics:Izumi Sakao Music:Tetsuro Oda Arrangement:Takeshi Hayama

3人でリリースされた最初で最後のナンバー。B-ing黄金コンビを迎えての楽曲だけあって超ポップでキャッチーなナンバーに仕上がっています。

サビでの弾けっぷりが物を言わす。詞の方もアニメのタイアップに準ずるところあり。やっぱり売れました。

なんでもイントロのタンバリンは編曲を担当している葉山氏が叩いているらしい。 って聞いただけじゃわかんないよ。

6. Wake up!!

Lyrics:Emi Makiho Music:U-Ya Asaoka Arrangement:Akihito Tokunaga

今までのF.O.V.に見られなかった曲。モータウン風のはじけっぷりサウンドがたまらない!

特にバックのピアノが楽しそうだ。未来に不安を抱いているけれど、前向きに行こう、ポジティブにね。そんな風に歌っています。うん、そう行こう。

7. PROMISE YOU

Lyrics & Music:U-Ya Asaoka Arrangement:Daisuke Ikeda

このバラードがまたイイ曲なんですよ。王道なラブソングなんだけれども、音が結構どしっとしていて強力です。

最後のサビの輪唱がまたいい感じで引き立つ。この部分がなけりゃ結構普通のバラードですね。

8. Believe myself

Lyrics & Music:U-Ya Asaoka Arrangement:Akihito Tokunaga

何気にヘビーなサウンド。A、Bメロとマイナーからサビでメジャーに、そしてポップに。

サビの鐘がポイント。すごく元気になれそうな?ポップソングです。

9. 夢見続けて今も

Lyrics & Music:U-Ya Asaoka Arrangement:Jun Abe

こちらも超ポジティブ思考な1曲。浅岡の詞ってちょっとだけぎこちない。もしくは一直線な部分があるんだけれども。

素直に受け取れない部分がちらほらと。ま、前向きなことはいいことですがね。ミディアムテンポの落ち着いた曲です。

10. The way of my Life

Lyrics & Music:U-Ya Asaoka Arrangement:Akihito Tokunaga

明るいポップソングでとっても垢抜けている。後もう少しで羽目をはずす勢いの曲。

その中にもブリティッシュロックの匂いとB-ingおなじみの爽やかサウンドが広がる。ピアニカも効果大ということで。

11. 君の声が聞きたくて

Lyrics & Music:U-Ya Asaoka Arrangement:Daisuke Ikeda

ラストはバラードナンバー。全体的にピアノをバックにしっとりと浅岡が歌い上げます。

バンドサウンドからちょっと離れて大人の雰囲気を醸し出した作品。締めるところは締めています。

Best Album『SINGLES COLLECTION+4』● '97/10/8 release

初のベストアルバム。まぁ、たった2枚しか出していないのにと思われるが、 この時期のこの勢いでこのタイミングがちょうどよかったみたい。

ま、遅かれ早かれこの時点で出して正解だったんですよ。

それとview時代の楽曲のリメイクがまた良いんじゃないでしょうか。過去をさらけ出しました。

ここでしばらく姿を見せなくなりますが、現れたときにはいつのまにかZAINから日本コロムビア内のBeat reCに。びっくりだ。

1. もう一度

Lyrics:Kanako Oda Music:Yoshio Tatano Arrangement:Masao Akashi

イントロのギターが印象的な新曲その1。ブリティッシュ・ポップ・ロックの王道をいく感じで明るいバンドサウンド。

なんだけれども、やっぱりB-ing色が出る。詞もそんな感じ。ま、アルバムのオープニングを飾るにはいいんじゃないですか?

11. 大空へ

Lyrics & Music:Miho komatsu Arrangement:Hiroshi Terao

作詞・作曲を小松未歩が担当した新曲の1つ。ま、作者の色が思い切り出ていますが。

アコースティック・ポップロックでやっぱりF.O.V.的な物。そこまで着飾らず、シンプルな構成で曲展開。良い曲です。

12. ある晴れた日

Lyrics:Kanako Oda Music:U-Ya Asaoka Arrangement:Akihito Tokunaga

浅岡作曲の新曲。ミディアムテンポのバラードで、アコースティックとロックの中間をいくサウンド。

1番と2番だけというシンプルな作りは良いが、全体を通して、そしてこのアルバムを通して聞くと影の薄い曲。 詞が極端すぎる。Bメロのマイナー部分は買いです。

14. あの頃の僕に

Lyrics & Music:U-Ya Asaoka Arrangement:Daisuke Ikeda

ラストも新曲で。ミディアムバラードナンバーで締めてくれました。なんかアコースティック感が出ている温かいナンバー。

後半はブリティッシュ感が増している。そしてサビでは懐かしさ、みたいな物を感じる。詞に共感しちゃいます。良い感じですね。

3rd Album『FIELD OF VIEW Ⅲ NOWHERE NOWHERE』● '98/9/30 release

レコード会社を移籍しての3枚目オリジナルアルバム。 色的には前作のベストアルバムの延長かな。

ポップとバンドサウンドの融合でとても聞きやすい。

ただ、シングルヒットもまちまちだし、この辺りだとちょっと厳しい位置付けのアルバムとなっていますね。

まぁ、メンバーの楽曲が増えていることから、少し勢力をつけているような気がします。

何はともあれ、バンドとしての心機一転差が見えるアルバムです。

1. 風よ

作詞:浅岡雄也 作曲:小橋琢人 編曲:FIELD OF VIEW & 池田大介

イントロからちょっとブリティッシュロックの匂いがぷんぷんするね。アコギが奏でるもう爽やかすぎるほどのポップなナンバー。

タイトルからして爽やかじゃないですか。オープニングにふさわしい、カラッとした曲。多分、ライブだと最後の部分は大合唱だね。

2. 終わらない恋 ~ひとつになれる~

作詞:浅岡雄也 作曲:新津健二 編曲:FIELD OF VIEW & 池田大介

ミディアムテンポのロッカバラード。マイナーコードをまたっくといっていいほど暗くさせないF.O.V.の力。

ちょっと凄いかも。サビのメロディーが少し不安定に感じる。歌詞も身近なようでちょっと遠いかな。

3. 渇いた叫び

作詞・作曲:小松未歩 編曲:小澤 正澄

いつの間に?レコード会社を移籍したのか、Beat reCレーベル第一弾は小松未歩による詞曲でアレンジが小澤正澄。

でもってコーラスに宇徳敬子と、何だ起死回生を狙ったのか?B-ingでがっちりとバックアップ。でもってサウンドは結局王道のB-ingロックです。

でもこれがまたポップでキャッチーなメロディーで惹かれてしまうんですね。

小松未歩にもセルフカバーしてもらいたいものだね、どう変化するか。

4. 君を照らす太陽に

作詞:浅岡雄也 作曲:小田孝 編曲:FIELD OF VIEW & 池田大介

このアルバムからの先行という形でリリースされたシングル。曲の方はミディアムテンポのバラードナンバー。

サビ直前までは単調な打ち込み。サビからバーンとバンドサウンドで固めて音が濃くなった。このサビの直前ブレイクが曲の味を引き締めている。

でもよく聞くといたって普通のバラードナンバーに聞こえないでもない。もう一息かな。

5. everywhere

作詞:浅岡雄也 作曲:小橋琢人 編曲:FIELD OF VIEW & 池田大介

大地の匂いをかもし出すような壮大なイントロ。まさに“FIELD OF VIEW”だね。この民族的な部分が違った面を見せてくれるのかな?

と思ったら、いつもの彼らになってしまった。がっかり。サビのメロディーもあっちこっち行っていて落ち着かない。

6. 君がいないだけ

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:FIELD OF VIEW

ロッカバラードです。音が全体を包み込む。サビ最後の浅岡のヴォーカル、伸ばす意味あり?

失恋ソングです。自虐的かと思えば今度は正当化したり、この主人公ころころ変わりすぎ。

7. ナチュラル

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:FIELD OF VIEW & 池田大介

アコギが響き渡る爽やかロックナンバー。タイトル通り自然な彼らを感じられるかな。

ちょっとF.O.V.、ここで本気を出してやしないかい?コーラスといいバックトラックといい、圧力というか勢いを感じる。

それほど自信があるのかな?ファンの中でも人気の高い曲みたい。

8. 想い出すよ 君の笑顔を

作詞:小田佳奈子 作曲:新津健二 編曲:FIELD OF VIEW & 池田大介

F.O.V.らしいメロディアスなアコースティック・ロッカバラード。何気にこのメロディーラインにはまりそう。

Aメロの出だしといいサビの出だしといい、ちょっと胸につくようないい感じのメロディーだ。切なくもあるしポップでもある。

決して派手派手ではないけれど、こんな曲もたまにはいいかな。

9. ながれる雲

作詞・作曲:小橋琢人 編曲:FIELD OF VIEW & 池田大介

Drumsの小橋が手がけた曲。意欲的ですねぇ。このアルバムではメンバーそれぞれが積極的に取り組んでいる姿勢が見えます。

ブリティッシュサウンドを漂わせる爽やかロックナンバー。でもって見事にF.O.V.色に染まった。

10. I'm thinking a lot of you

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:FIELD OF VIEW & 池田大介

アコースティックバラード。何気に3拍子だったり。じっくりと聞かせてくれるメロディーです。

11. めぐる季節を越えて

作詞・作曲:浅岡雄也 編曲:FIELD OF VIEW & 池田大介

イントロなしから始まる爽やかブリティッシュロック。とにかくF.O.V.色が濃いほどに出ている。

アレンジから何から彼ら自身が現れている感じがします。シングルのジャケットが紅茶の缶っていうのもおもしろい。

4th Album『LOVELY JUBBLY』● '98/9/30 release

前作より1年ぶりにリリースされるオリジナルアルバム。前作よりもバンドとしての結束を固めたサウンドが満載。 ヴォリューム満載の11曲です。

変にひねくれていないので、ストレートに聞くことができますね。 最後の最後であっと驚くおまけ付き。これがついてのアルバムじゃないかな?

初回限定特殊パッケージ&ポストカード付き、って言っても初回版しか見たことないんですけれど・・・。

1. Still

作詞:浅岡雄也 作曲:FIELD OF VIEW 編曲:徳永 暁人 & FIELD OF VIEW

軽快なイントロ、キーボードの効果がいいですね。今作は勢いのある爽やかなロックナンバー。

サビの締め方がちょっとリタイアみたいに聞こえるんですがね、ズバッと全力疾走といった感じではない。 ま、曲的には王道ですね。

まさか、一色紗英とロンドンに行くとはねぇ。番組といえどもこの組み合わせって・・・。

2. Loversday

作詞:浅岡雄也 作曲:浅岡雄也 編曲:大島康祐 & FIELD OF VIEW

アコースティック感も匂わせる爽やかロック。曲的に朝っぽいですな。

前向きな歌詞なんだけれども、どこにもあるような感じでちょっとつまらない内容。 サウンドに軍配。締め方とかに工夫が見られるね。

3. 夏の片隅で

作詞:小田佳奈子 作曲:新津健二 編曲:池田大介 & FIELD OF VIEW

ちょっとオリエンタル・フレーバーを加えたようなマイナー調のイントロが興味をわかせる。

と思ったら、せっかくのマイナー調のA、Bメロをひっくり返すようなサビのメロディー。しかも不安定でちょっとむずむずする。

その分、バックコーラスが映えてしまっているね、宇徳さん。

4. 青い傘で

作詞:AZUKI七 作曲:大野愛果 編曲:徳永暁人 & FIELD OF VIEW

もう異国なイントロにびっくりです。でも本編入ったら普通なんだよね。 ちょっと残念。

全体的には生音志向でいいとは思いますが、もう少しパンチがほしい。

新進気鋭の作家人を投入しての力作。でもやはり所々に甘さが残る。 でも今となっては2人ともこの曲を踏み台にしたような感じだなぁ。

5. 君。

作詞:浅岡雄也 作曲:小田孝 編曲:池田大介 & FIELD OF VIEW

珍しく3連のバラード。なんか新鮮に聞こえる。サビでは派手になってストリングスまで入ってきました。 豪華ですなぁ。

ただ、サビの最後のメロディー、なぜにそう行くかなぁ?ここのメロディーは下げた方がいいよ。

6. Sunday morning

作詞:浅岡雄也 作曲:小橋琢人 編曲:池田大介 & FIELD OF VIEW

アコースティックが主体のポップなナンバー。 歌詞の内容がすごく青臭い。

もうちょっと音を抜かしてアコースティックな面を前面に押し出した方が曲のイメージにあったと思う。

無駄に間奏とか派手な味付けになっちゃってるし。

7. 12月の魔法

作詞:浅岡雄也 作曲:浅岡雄也 編曲:池田大介 & FIELD OF VIEW

サビ入りのマイナー調ミディアムテンポのナンバー。 歌詞からしてまぁ、クリスマスソングなんだろうけれども。なんだかなぁ。

随分と孤独なクリスマスだ。 コーラスとかが冬の情景を彩っている感じでなかなかです。最後のアコギが物悲しい。

8. Cloudyskay

作詞:浅岡雄也 作曲:小田孝 編曲:徳永 暁人 & FIELD OF VIEW

これもFOVにとっては王道なサウンドを展開している。 ただ、サビで一ひねりを入れたメロディーが面白い。

随分と後ろめたさというか、踏むに踏み切れないような前向き志向ソング。

9. Fly to Xxxx

作詞:浅岡雄也 作曲:小橋琢人 編曲:大島康祐 & FIELD OF VIEW

イントロから“オッ”っと思わせるようなサウンド。ちょっとロックの核を行くようなサウンドですね。 FOVにとってちょっと珍しいです。

でもサビに入ったらやっぱり王道な匂いがする。XXXXはただそれぞれの箇所で変わっているだけだから。

せっかくだからヴォーカルにエフェクトかけてわからないようにしたりするとよかったんじゃないかなぁ。

だって“Love”と“Dream”なんだもん。ばればれ。

10. CRASH

作詞:AZUKI七 作曲:綿貫正顕 編曲:池田大介

この曲がまたかっこいいんです。こちらも前曲に続きロック路線ですね。 FOVならではの親しみやすさを加えた感じの曲に仕上がっています。

LIVEを通して作り上げたというこの曲、 やはり生でぜひ聞きたい1曲ですね。

tohkoや坂本美雨、中谷美紀の歌に似ているんだよね、サビが。

11. Time is gone

作詞:浅岡雄也 作曲:新津健二 編曲:池田大介 & FIELD OF VIEW

最後はバラードで締めですね。しかも随分と複雑なメロディーラインだ。ちょいつらいな。 サビでは結構聞き入ってしまう。

宇徳さんのコーラスがまたハートフルで温かい。全体的にはいい曲でした。

Secret Track. Still (ABBY ROAD Studio Mix)

シークレットトラックといってもパッケージに“収録”って書かれたら意味がないんじゃないでしょうか。 街中の雑踏のエフェクトで始まる。

車が通る音とか激しいね。“Thank you”とか“Bye-bye”とか、ん~感じ出ている。

で、本作ですがさすがThe BeatlesでおなじみのABBY ROADでのミキシングだけあってか、オリジナルテイクよりもクリアな音に仕上がっています。

なおかつ重圧で、こっちの方がかっこいい。

5th Album『CAPSULE MONSTER』● '00/3/29 release

オリジナルアルバムとしては5枚目の作品。

アルバムのオープニングから打ち込みを駆使したデジタルサウンドを投入するとは、FIELD OF VIEW、やるな。

とはいっても、どうやら浅岡の趣味らしい。そんなメンバーのセンスが色々と浮き出ている作品の数々。

シングル2曲を含みながらも、アルバム全体に色々な色を与えて、バラエティ豊かな楽曲で攻勢された。

とにかくこのアルバムでは新しい、従来とは違ったFIELD OF VIEWを味わうことができる。かなりおもしろいかも。

1. SPECIALLY

作詞:浅岡雄也 作曲:多々納好夫 編曲:中川寛之 & FIELD OF VIEW

これはF.O.V.にとって実験的な作品であり問題作でもありますね。

打ち込みを使ってちょっとデジタルロックを彷彿させるサウンドで攻撃的にかましてきた。

どうやら浅岡が以前からこういったサウンドに興味があったらしいけど。 でも新しいサウンドを開拓できたんじゃないでしょうか。

それなりにキャッチーなメロディー放ってるし。 詞のほうが今までに無い爆発感を持っています。

2. 奇跡の花

作詞:浅岡雄也 作曲:浅岡雄也 & 小田孝 編曲:池田大介、中川寛之 & FIELD OF VIEW

前曲から一変してフツーのロックサウンドになってしまった2曲目。 F.O.V.らしい爽やかロックナンバーでメロディーもキャッチー。

だからこれといって特徴がないのです。

3. 愛のカケラ

作詞:浅岡雄也 作曲:小田孝 編曲:中川寛之 & FIELD OF VIEW

再び打ち込み仕様の楽曲へ。ヴォーカルにエフェクトかけたりと試行錯誤しまくりです。 突き抜ける感じがまたいいですねぇ。

しかもラップまで(!)披露しています、浅岡さん。

4. Tomorrow

作詞:浅岡雄也 作曲:小田孝 編曲:泉隆則

前曲から突如エスニック風なサウンドに変わるからびっくりした。 その本領発揮するのがサビです。

だからといってそこまで重圧なサウンドじゃないから浅岡のヴォーカルが前面に押し出されている。 とっても伸びやかで響きまくってます。

5. 冬のバラード

作詞:小田佳奈子 作曲:多々納好夫 編曲:池田大介

多分このアルバムを作るきっかけにもなったんじゃないかと思われるシングルナンバー。

4つ打ちの打ち込みが使用され冬の演出を周りのサウンドが煌びやかに固める。これはアレンジ勝ちだね。 勝ちと言うか派手なんだけれども・・・。

だからサウンドに対してちょっと詞のほうが弱い感じがします。 ちょっとありきたり 冬の寒い日、身も心も寂しいですって、はいそうですか・・・。

6. 僕らはもう一度やり直せるから

作詞:浅岡雄也 作曲:浅岡雄也 編曲:D-STYLE

何か荒野のガンマン系イントロをかますロックナンバー。 それに覆い被さるかのような打ち込みとSE。

ってかやけにドラムの“生”感が伝わってきますね。 何か、タイトル、詞のテーマといいはっきり言ってサウンドに合っていないよ。何か無理あるしね。

練り練って失敗したような感じがします。下手したらすぐ忘れられてしまうかもね。曲と詞があまりあっていない分、つかまれないね。

7. I Want...

作詞:浅岡雄也 作曲:小橋琢人 編曲:徳永暁人 & FIELD OF VIEW

打ち込み、エフェクトがバリバリに出ている曲です。それに順ずるかのように激しいロックサウンドの登場。 もうなんでもアリですね。

その反面、曲の構成が少々つかみにくい。アレンジにほとんど持って行かれたから 中身がよくわからない始末。

徳永、こりゃやりすぎじゃないか?

8. サ・ヨ・ナ・ラ と ア・オ・ゾ・ラ

作詞:浅岡雄也 作曲:浅岡雄也 編曲:池田大介 & FIELD OF VIEW

ゆったり落ち着きのあるアコースティックバラードナンバー。 何か意外とメロディーライン複雑だよね。アレンジ自体はシンプルなのに。

コーラスもたっぷり。 なんかこれがF.O.V.の魅力なんじゃないか?派手派手しいとやっぱり違うよね。

9. 鼓動

作詞:浅岡雄也 作曲:小橋琢人 編曲:池田大介 & FIELD OF VIEW

この絶望的なイントロはいったい何なんだ?ビックリだ。ケーネも登場してちょっとペルー風サウンド。

アコースティクギターの勢い、すごいです。でもこのサビのメロディーラインはマイナー調の王道でしょう。 1音ずつ下げていくといったようにね。

でもこのメロディーがツボを付いて来るんだよ。転調前はもう一歩だね、惜しい。 アウトロもなかなかいいじゃないですか。

いやぁ、久々に名曲の誕生ですね。

10. 夏の雨

作詞:AZUKI七 作曲:小田孝 編曲:FIELD OF VIEW

このアルバムには冬も夏も入っているんですね。この曲はミディアムテンポのロックナンバーで、 アコースティック感も出ています。

相変わらず伸びやかな浅岡のヴォーカルだこと。ちょっと和のテイストも感じられます。

11. Beautiful day

作詞:浅岡雄也 作曲:寺尾広 編曲:池田大介 & FIELD OF VIEW

なんとオーケストラと融合した作品。見事なコラボレーションですね。 初のMAXIでもあります。イントロから弦楽の魅力たっぷりじゃないですか。

ただオーケストラをはずすと普通のロッカバラードなんだろうな。 つまりオーケストラなくしてこの曲の魅力あらず。

しかも作曲が寺尾ですからねぇ。この人は息が長いですね。

Best Album『BEST -fifteen colours-』● '00/10/11 release

F.O.V.にとって2枚目のベストアルバム。ただ、これがまたよくわからないんですよね。

①リリース時期が不明瞭、何でこの時期に・・・。

②選曲が微妙。えっ、あの曲が入っていないのにベストなの?

とまぁ、色々です。一応リマスター済。まぁ、思うにはBeat reC時代の曲をコンパイルしようと思ったんでしょうね。

それだけじゃ売れないと思ってM-1とかM-5とか入れたんでしょうね。 なんか思い切りアーティストの意向に反した作品だと思われる。

はっきりいえば、ベストアルバムとしての価値はあまり高くは無いでしょうね。

Best Album『Memorial BEST ~Gift of Melodies~』● '02/10/9 release

このアルバムの前に出したアルバムがベスト盤だしね。もうさじでも投げされたんでしょうか。 tFOVコンプリート盤。

シングル曲をリリース順にきっちりと収録した2枚組み。これでFOVの歴史も1聴きでわかりますね。

でもせっかくだからview時代の曲も入れたらよかったのにね。

さて収録楽曲のほうは、 初期ではZARDの坂井泉水と織田哲郎という黄金コンビ、中期ではチラッと自分たち、 後期では他人の楽曲を演奏。

いろいろな歴史が詰まっていますね。

このベスト盤のジャケットは彼らが大好きだというビートルズのYellow Submarineをモチーフしたものですね。 彼らもさぞかし喜んでいることでしょう。

このアルバムのために書き下ろされた新曲も収録されています。 これが最後の贈り物となりました、とはいかないんだな。

1-1. gift

作詞:小橋琢人 作曲:小田孝 編曲:新津健二

ピアノのしっとりとしたイントロ。おぉ、感じ出ていますね。 と思って聞いていたらいきなり打ち込みかよ。

エフェクトが入ってきてひっくり返った。 おいおい・・・。

このアルバムのために書き下ろされたバラードナンバー。 派手さは無いけれども、今までのtFOVの魅力を凝縮させたかのような作品。

ヴォーカルもさることながら、 それを彩るコーラスワークがよい感じですね。浅岡以外のメンバーが曲作りに携わっています。

2-11. gift ~my dearest~

ピアノをバックにシンプルな構成で。浅岡のヴォーカルを堪能できる作品。 2番。えっ?何でエフェクトにヴォーカルをかけているの?

響いているけれど、 これは逆効果だよ。最後の最後に・・・。

Best Album『complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio』● '03/8/25 ('12/9/26) release

なんだか追悼イベントみたいな形でリリースされているBeing StudioシリーズにF.O.V.が登場。

F.O.V.を代表する曲がずらっと収録されており、これ1枚あれば十分に彼らの歴史を楽しむことが出来ますね。

view時代の楽曲が収録されているのも美味しい。でも、tF.O.V.時代の曲が無いのは何故?

お決まりのプレミアムトラックは、解散前に制作されていた楽曲などを収録。 これがまた、王道を行く楽曲なんだよね。

まぁ、新曲として楽しむことが出来るから、聞き応えはあります。 ただ、もうちょっと全体的なバランスを考えて欲しいと思うアルバムだよな。

収録順序がなんともいえない。 楽曲制作裏話満載のライナーノーツ付き。

15. 君を見ていた僕と 僕を見ていた君と

words & music by U-YA ASAOKA arrangement:DAISUKE IKEDA & FIELD OF VIEW

未発表曲その1。シングル「Truth of Love」制作時期の作品だそうで。 アンビエントなトラックに載せたバラードナンバーです。

マイナーメロディーが淋しさを演出する。 特に間奏でぐっと来る盛り上がりを聴かせてくれる。

浅岡が詞曲ともに手がけており、結構気持ちがこめられている模様。 なかなかいい曲なのにお蔵入りになるとは。

16. Real prayer

words by U-YA ASAOKA music by TAKUTO KOHASHI arrangement:DAISUKE IKEDA & FIELD OF VIEW

未発表曲その2。解散前に制作されていた曲。なのにお蔵入りになるってどういう扱い?

こちらもマイナーのメロディー調でぐっと来るところがありますね。でも、打ち込みを使うことで曲の持ち味が前面に出ている。

ただ、ちょっと薄っぺらい。「秋風のモノクローム」的なサウンドです。

17. 君がいたから (Acoustic Version)

words by IZUMI SAKAI music by TETSURO ODA arrangement:DAISUKE IKEDA & FIELD OF VIEW

大ヒット曲のアコースティックバージョン。アコギ1本でやってくれればよかったのにな。 バックに打ち込みのリズムサウンドが入っています。

飾りすぎですね。中盤間奏では打ち込みが前面に出てくる始末。 Acousticと銘打たなくてもよかったね。まぁ、ムードはある作品です。

Best Album『BEST OF BEST 1000』● '07/12/12 release

BEINGが設立30周年を記念してリリースした企画アルバムシリーズに、FIELD OF VIEWがラインナップ。 単純明快に10曲を収録し、1000円で届けてくれるもの。安値ながらに、クォリティが高く感じられるのは、やっぱりBEINGならではですね。 今作の収録曲は、F.O.V.としてのデビュー曲「君がいたから」から、Beat-reCへ移籍する直前にリリースされたシングル「この街で君と暮らしたい」までの楽曲を中心に、 収録しています。 本当に、初期F.O.V.の王道を行くナンバーばかりで、耳馴染みがいいな。結果的には、このあたりが彼らの黄金期でもあったということかな。 相変わらずな斉田才の解説がついていますが、どうだろうか。